JP4365173B2 - 包装構造体 - Google Patents

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Description

この発明は、紙製の包装用箱、なかでも、液体、液状物等を包装する逆止注出ノズル付きの軟質包装袋を収納して、それに定型性を付与するとともに、逆止注出ノズルからの、被包装物の複数回にわたる注出作業を容易にし、併せて、注出を終えた後の、逆止注出ノズルの箱体内への収容を簡易かつ確実にした包装用箱を用いた包装構造体に関するものである。
充填包装した液状被包装物を複数回にわたって注出するに用いられる箱状容器としては、牛乳パック、果汁パック等の各種の紙カートンが広く一般に使用されている。
紙カートンは、たとえば100〜3000 ml程度の体積の被包装物のための包装用容器として用いて、ガラス瓶、プラスチックボトル、缶等に比して取り扱いが容易である他、店頭陳列等に当って、円形の外輪郭形状を有する各種のボトル、缶等よりも床面積効率が高いという利点がある(特許文献1)。
実開平6−81927号公報
しかるに、この種の紙カートンは、それ自身が樹脂材料の融着接合によって組立てられるものであり、また、その内側に被包装物を直接的に充填包装するものであり、さらには、十分な耐濡れ性を付与する必要があることから、少なくとも内外の両面にポリエチレンその他の樹脂材料を積層しており、これがため、紙カートンのリサイクルに当っては、その樹脂材料を取り除くことが不可避となり、この一方で、紙カートンそれ自体の製造に当っては、バージンパルブ100%の使用が必須となって、古紙を利用することができないという問題があった。
しかも、頂部が屋根型をなす紙カートンの開封に当っては、その屋根型頂部の、樹脂材料の融着接合部分を手指によって引き剥すことが必要になるとう煩わしさがあることに加え、適正に開封できないことがしばしば生じ、さらには、一旦開封した開口の十分な閉止が不可能であるという問題があった。
これに対し、頂部が平坦なブリックタイプの紙カートンは、側壁上へ折り曲げた融着端部分を鋏をもって切断するという開封時の煩わしさは依然としてあるものの、その切断によって所期した通りの開封が確実に行われ。また、頂部の融着接合部を側壁上へ折り曲げることで、開封した開口を十分に閉止することが可能になる。
しかしながら、このブリックタイプの紙カートンでは、その形態上、多くは、被包装物の充填高さと、開口高さが相当近くなるため、とくに初回の注出に当っては、被包装物が意図しない方向に流下するおそれが高いという問題があった。
この発明は、従来の紙カートンが抱えるこのような問題点を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、とくには、包装構造体を、充填包装機能を発揮する軟質の包装袋と、それに定型性等を付与する包装用箱とに機能分離させることにより、箱体に対する樹脂材料のラミネートを不要にするとともに、古紙の使用を可能とし、さらには、、箱体の開封の煩わしさを取り除いてなお、所期した通りの、簡易にして確実な開封を可能にするとともに、開封した開口の十分な閉止をもまた確実なものとし、加えて、被包装物の流出方向の特定を容易にした包装用箱を用いた包装構造体を提供するにある。
この発明に係る構造体に利用する包装用箱は、紙製の箱体の一の側壁の上部に、その側壁の角度を支点として、水平面内で揺動変位して、その側壁の上部に設けた開口内へ、好ましくは丁度嵌まり込む扉部材を設けるとともに、側壁に、扉部材の外表面に掛合する突部を設けたものである。
ここで、突部の、扉部材に対する形成位置は、扉部材の、上下方向、水平方クもしくは斜め方向に延びる直線状延在部分と対応する位置とすることができる他、扉部材の、輪郭形状が出角もしくは入角となる隅部と対応する位置とすることもでき、とくに後者によれば、十分小さな一の突部をもって、扉部材の不足の開放を効果的に阻止することができる。
また、好ましくは、扉部材に、側壁の内表面に掛合して扉部材の余剰の開放を拘束するストッパを設けてなる。なお、このストッパは、連結部材を介して扉部材の上端に連結させることが、包装用箱の材料取りの点および、その箱の組み立て工数の点で有利である。
そしてこの場合は、連結部材を、扉部材の揺動支点の周りにほぼ扇状に、たとえば90°の角度範囲にわたって形成されて、上記側壁と、それに連続する天蓋もしくは頂部折返し片との境界部に摺接する開閉ガイドとすることが、扉部材の、円滑にして確実な開閉作動を担保する上で好ましい。
また好ましくは、箱体の少なくとも下半部で、各側壁に、水平方向に延びる複数本の凹条を所定の間隔をおいて設ける。これによれば、箱体の変形強度を高めることができ、被包装物を充填包装した軟質包装袋を箱体内に収納した場合の、箱体の膨出変形を、薄い紙材料の使用下で有利に阻止して定型性をより有効に高めることができる。
ところで、箱体を耐水紙製としたときは、たとえば結露その他による多少の水濡れに対しては箱体への樹脂材料のラミネートなしに定型性をより十分に確保することができる。
この発明に係る包装構造体は、上述したいずれかの包装用箱を用いたものであり、先端を封止した平坦な逆止注出ノズルを、軟質の包装袋本体の上端部分に、それの側方への突出姿勢で融着させてなる包装袋を包装用箱内へ収納し、その逆止注出ノズルを、扉部材の内面側に取り付けるとともに、その逆止注出ノズルの一部を、扉部材の揺動支点に対応させて位置させたものである。
かかる包装構造体がそれ本来の機能を発揮するのは、包装袋内に、たとえば液状の被包装物を充填包装してなる場合であり、この場合には、包装袋が箱体の底部にずり下がる防ぐべく、包装袋の上部を、それの複数個所で箱体の上部、頂部等に固定もしくは固着させることが好ましい。
またここでは、逆止注出ノズルを、少なくともその先端部分が扉部材の内表面から離隔した姿勢で扉部材に取り付けることが好ましく、これによれば、逆止注出ノズルに先端開口を設けて、そこから液状の被包装物を注出するに当って、扉部材の内表面がその被包装物に濡れるのを防止することができ、また、箱体の起立操作に基くその注出の停止に当って、扉部材に付着した被包装物が、箱体の内部へ流下するのを防ぐことができる。
ところで、逆止注出ノズルは、扉部材の内面側に、直接的にまたは、スペーサを介在させて局部的に固定もしくは固着することで扉部材に取り付けることができる他、扉部材の内面側に保持することでそこに取り付けることもでき、逆止注出ノズルのこの保持は、扉部材と一体的に形成されて、逆止注出ノズルを拘束する折返し片の折返し固定もしくは固着をもって行うことができる。
なお、この折返し片は扉部材に一体形成し得ることはもちろんであるが、その折返し片を、逆止注出ノズルの先端部分を扉部材の内表面から離隔させる、その扉部材と一体のまたは別体になるスペーサ部材に設けることもできる。
この発明において、包装袋を収納するために用いる包装用箱では、紙製の箱体の一の側壁の上部で、扉部材を揺動変位させることで、それを、側壁上部の開口から離隔する開放位置と、その側壁開口に、好ましくは丁度嵌まり込む閉止位置との間で開閉変位させることができ、扉部材の閉止位置にては、それの、箱体の内側方向の押込みに基く、その扉部材および、側壁側の掛合突部の少なくとも一方の弾性変形によって掛合突部を扉部材の外表面に掛合させることにより、扉部材をその閉止位置に確実に拘束することができる。
この一方で、扉部材の開放は、側壁の、掛合突部の近傍部分を手指によって押込み変形させて、その突部および扉部材の少なくとも一方の弾性変形をもって、突部の、扉部材の内側への入り込みをもたらし、次いで、その扉部材を、それに指を掛けて開放することにより行うことができる。
かくしてここでは、扉部材の開放、ひいては、箱体の開封を道具の使用なしに、常に所期した通りに簡易に行うことができるとともに、扉部材閉止に伴う開口の閉止を確実に行うことができる。
しかも、この包装用箱は、被包装物を充填包装した軟質の包装袋に定型性を付与するとともに、それの傾動注出操作をアシストするべく機能するものであって、被包装物の、そこへの直接的な充填包装を行わないことから、好ましくは箱体それ自体を耐水紙製とするだけで、樹脂材料のラミネート層を設けることが不要であり、また、箱体に古紙を利用することもできる。
また、この包装用箱では、包装袋の逆止注出ノズルを扉部材の内面側に取り付けすることから、そのノズルに設けた開口からの被包装物の流出方向を常に容易に特定することができ、被包装物を所期した通りの位置へ確実に流下させることができる。
そしてこのことは、扉部材に、それの開放限界位置を特定するストッパを設けて、被穂包装物の注出時の、その扉部材の開放位置を開放限界位置に特定した場合により効果的である。
ここで、箱体の少なくとも下半部に、水平方向に延びる複数本の凹条を設けた場合には、箱体を構成する紙の厚みを薄くしてなお、被包装物を充填包装して包装用箱内へ収納される包装袋に対する変形強度を高めて、すぐれた定型性をもたらすことができる。これによれば、たとえば1000 mlの被包装物に対して270〜350(g/m2)の紙を使用して十分な定型性を発揮させることができる。
この発明に係る包装構造体では、扉部材の内面側に取り付けた逆止注出ノズルの先端部分を、その扉部材の開放下で、たとえば手指による引裂きによって切除して、その注出ノズルに開口を形成することにより、包装袋に充填包装した被包装物を、包装用箱の傾動操作に基いて、上記開口を経て適宜に注出および停止することができる。
ここにおいて、包装袋を、包装用箱とともに、ノズルの開口が下向に向く姿勢となるように傾動させた場合には、軟質の積層フィルムからなる注出ノズルは、被包装物の水頭圧の作用下で表裏側に離隔して先端開口を開放し、被包装物の、所要に応じた注出を許容する。
なお、被包装物をこのようにして注出するときは、軟質な包装袋本体は、被包装物の注出に伴って、外気の吸い込みなしに、注出体積に対応する量だけ収縮ないしは潰れ変形することになる。
この一方で、所要量の被包装物を注出した後は、包装袋を包装用箱とともに、元の起立姿勢に復帰させて注出を停止し、この注出の停止と同時に、注出ノズルの表裏のフィルムの、幅方向、いいかえれば、上下方向の全体にわたる相互の密着をもたらして包装袋内への外気の進入を確実に阻止する。
従って、この注出ノズルを具える包装袋では、袋内被包装物は、被包装物の注出前はもちろん、注出中および注出後においても外気との接触から十分に保護されることになり、袋内被包装物の酸化、汚損等が有効に阻止されることになる。
ところで、注出ノズルの表裏のフィルムの、ここにおけるこのような密着は、包装袋の起立復帰によって、注出ノズルが水頭圧の作用から解放されて製造時の元形状に復帰することに加え、注出ノズル内の被包装物が包装袋本体内へ戻流するに際して表裏のフィルムが減圧雰囲気に晒されて相互に負圧吸着されること等によって自動的に行われることになり、このような密着は、包装袋からの被包装物の注出に伴って、収縮ないしは潰れ変形された包装袋本体が、それに固有の弾性復元力に基いて、その内部を減圧傾向とすることによってアシストされることになる。
かくしてここでは、注出ノズルに対する特別の操作等なしに、包装袋の起立復帰と併せて、それの先端開口を自動的に密着封止させることができ、注出ノズルにすぐれた逆止機能を発揮させることができる。
このようにして被包装物の所要の注出を行った後は、包装用箱の扉部材をそれが側壁開口に嵌まり込む閉止位置にもたらして、扉部材の外表面への側壁突部の掛合をもたらして、扉部材を閉止姿勢に保持する。
扉部材のこのような閉止姿勢の下では、一部が扉部材の揺動支点に対応して位置する逆止注出ノズルは、たとえばほぼ直角に折り曲げられることになって、その注出ノズルの表裏のフィルムの相互の密着を一層確実にするので、扉部材の閉止状態にあっては、外気等の包装袋内への進入はより十分に阻止されることになり、また、包装用箱を誤って倒伏させることがあっても被包装物の不測の洩出を有効に阻止することができる。
これに対し、被包装物の再度の注出は、包装用箱の扉部材を、それと掛合突部との掛合を解除して開放するとともに、包装袋を、包装用箱とともに上述したようにして傾動させることにより行うことができ、その停止もまた上述したところと同様にして行うことができる。そしてこの場合もまた、注出ノズルは、自動的な密着封止に基いて、外気の進入に対してすぐれた逆止機能を発揮する。
なお逆止注出ノズルの、扉部材の内面側への取り付けは、局部的な固定もしくは固着をもって行うことで、被包装物の注出に伴う、ノズルの表裏のフィルムの十分な離隔変位を円滑に行わせることができる。いいかえれば、注出ノズルの、いずれかの一方のフィルムを、その全幅にわたって機械的に固定または、接着剤等によって固着した場合には、注出ノズルの表裏のフィルムの、十分大きな離隔変形を担保し得なくなる。
そしてこのことは、たとえば扉部材と一体的に形成した折返し片の折り返し固定もしくは固着をもって注出ノズルを保持する場合にもまた同様であり、折返し片によって注出ノズルを強く挟み込んだときは、被包装物の注出に当っての、ノズルの表裏のフィルムを十分に離隔させることができなくなる。
ここで、注出ノズルを折返し片等をもって保持する場合には、とくには、扉部材の閉止作動に伴う、逆止注出ノズルの、前述したような折曲げ変形を、その折返し片によってより確実に行い得る利点がある。
以下にこの発明の実施の形態を図面に示すところに基いて説明する。
図1はこの発明において、包装袋を収納するために用いられる包装用箱の実施形態を示す展開図であり、図2はそれの組立て状態を示す斜視図である。
全体として四角柱状に組立てられるこの包装用箱は、四面の側壁1と、それぞれの底壁構成部材2と、一の側壁1から、図1に示すところでは上方突出させて設けた天蓋3と、同図では二面の側壁1から上方へ突出させて形成したそれぞれの頂部折返し片4とを具えるものであり、図1中の仮想線は、包装用箱内へ収納される軟質の包装袋5を、被包装物を充填しない姿勢で示す。
ここでは紙製、好ましくは耐水紙製のこの包装用箱6では、図2に示すように、一の側壁1の上部に、その側壁1の角部を支点として水平面内で揺動変位して、その側壁1の上部に設けた開口7内へ、好ましくは丁度嵌まり込む扉部材8を設けるとともに、開口7を形成したその側壁(以下、「開口側壁」という)1に、扉部材8の外表面、図では扉部材8の、出角となる隅部8aの外表面に掛合する一の突部9を設ける。
なお、このような突部9は、扉部材8の、出角もしくは入角となる隅部に対応させて設けることが、それの突出量を小さくする上で有利であるが、扉部材8の直線状の延在部分に対応させて設けることも可能である。
またここでは、扉部材8に、開口側壁1の内表面に掛合して扉部材8の余剰の開放を拘束するストッパ10を、好ましくは、それを、扉部材8の上端に連結する連結部材11を介して設ける。図3はこれらを、扉部材8の閉止姿勢で示す、部分破断拡大斜視図であり、この閉止姿勢では、連結部材11は水平面内に位置する一方、ストッパ10は、開口側壁1に隣接する側壁1の内面に当接してそれに沿った垂直状態にあって、先端側が基端側に比して扉部材8から遠去かる延在形態にある。
この一方で、ストッパ10は、扉部材8が所定の角度、たとえば90°開放した状態で、図4に天蓋3および頂部折返し片4を破断除去した平面図で示すように、開口側壁1の内表面に掛合して扉部材8のそれ以上の開放を拘束するべく機能する。
ところで、連結部材11を、図示のようなほぼ扇部材とし、その周縁を、開口側壁1と、それに連続する天蓋3との境界部に摺接する開閉ガイドとしても機能させる場合には、扉部材8の、円滑にして確実な開閉作動を十分に担保することができる。
このように構成してなる包装用箱6の、扉部材8の開閉操作は、はじめに、開口側壁1の、掛合突部9の近傍部分を押圧変形させて、その突部9および、扉部材8の出角隅部8aの少なくとも一方の弾性変形下で、掛合突部9を扉部材8の内側に入り込ませ、次いで、扉部材8を支点の周りに揺動させて、図4に示すように、ストッパ10が開口側壁1の内表面に当する開放限界位置まで変位させることにより行うことができる。
そして一旦開口した扉部材8の閉止は、その扉部材8を、連結部材11の案内下で側壁開口7の方向へ押圧変位させて、ストッパ10を、それに付けた曲がりぐせによって、図4に示すような垂直面内で延在姿勢とするとともに、扉部材8を掛合突部9の内側まで押込むことによって行うことができ、これによれば、扉部材8は、突部9の掛合下で、閉止姿勢に確実に保持されることになる。
かかる包装用箱6にあって、使用紙材料の厚みを薄くしてなお、その箱内に収納する、被包装物を充填包装した軟質の包装袋の潰れ変形に十分に対抗してすぐれた定型性を発揮させるためには、箱体の少なくとも下半部で、各側壁1に、図2に示すように水平方向に延びる複数本の凹条12を設けることが好ましい。
以上のような包装用箱6は、主には、軟質の包装袋に定型性を付与するべく機能させることで、箱体に対する樹脂材料のラミネートが不要になるので、その包装用箱6のリサイクルを容易にすることができ、また、包装用箱それ自体への古紙の使用が可能となるので、省資源に有利に貢献するとともに、コストの低減を図ることができる。
しかも、扉部材8の掛合突部9に対する掛脱をもたらすことで、扉部材8の確実なる閉止および、それの、簡易にして所期した通りの、開封をも含む開放を実現することができる。
図5は、この発明に係る包装構造体において、被包装物の充填包装に寄与し、包装用箱内へ収納して使用に供される軟質の包装袋を、被包装物の充填前の状態で示す平面図である。
図中21は逆止注出ノズルを示し、この注出ノズル21は、軟質の包装袋本体22のたとえば側部の融着部で、それの内表面のシーラント層に、最外層のシーラント層によって基端部を融着接合される。
ここで、注出ノズル21は、熱可塑性のベースフィルム層、たとえば、5〜20μmの厚みの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート層と、そのベースフィルム層の両面に積層したそれぞれのシーラント層、たとえば、5〜80μmの厚みの無延伸ポリエチレン層とからなる、好ましくは20〜100μmの厚みの、表裏のそれぞれの側に配設される積層フィルム、すなわち、輪郭形状がともに同一の表裏二枚の積層フィルムまたは、中央部で表裏に折返してなる一枚の積層フィルムを、内面側シーラント層の相互の対向姿勢で、基端辺を除く各辺部分で、好ましくはヒートシールによって、図に斜線を施して示すように相互に融着させてなる。
なお図中23は、逆止注出ノズル21の引裂き予定位置で、ノズルの幅方向に対抗する融着部の一方に形成した、引裂き開始疵に替わるV字状折曲部を示し、このV字状折曲部23は、注出ノズル21の、先端融着部24を含むノズル先端の引裂き除去を容易にならしめるべく機能する。ここで、このV字状折曲部23は、図の下側の融着部に形成することもできる。
ノズルの幅方向に対抗して位置して、注出ノズル21の基端辺まで延びる、図では上下二本の融着部25、26のそれぞれは、V字状折曲部23の形成位置より基端部側で、そのV字状折曲部23から、傾向的にともに下向きに傾けて延在させることが好ましく、また、それらの融着部25、26の間隔は、基端部からV字状折曲部23の形成位置までの間で、そのV字状折曲部23に向けて、これも傾向的に次第に減少させることが好ましい。
なおこのような注出ノズル21において、それの開封個所となるV字状折曲部23は、図5に示す平面図で、ノズルレベルが最も高くなる位置より幾分先端側に偏って、流路が幾分下向きに傾いた部分に位置させることが好ましく、これによれば、ノズル21を開封して被包装物を注出した後、包装袋を起立姿勢に復帰させてその注出を停止する際に、とくには、ノズル21の下側融着部の傾斜融着部分の作用の下で液切れ性を向上させて、ノズル21の下側面に沿う被包装物のしたたりを有利に防止することができる。
以上のように構成してなる逆止注出ノズルは、軟質の包装袋本体への被包装物の充填包装と同時にまたは、図5に示すように、被包装物の充填包装に先だって、たとえば、その包装袋本体22側部の、シーラント層相互の融着部で、包装袋本体22の内表面に、ノズル21の基端部外表面のシーラント層を、好ましくはヒートシールによって融着接合させることで包装袋の一部とされ、包装袋本体22の、図では上端部分から側方へ突出する。ここで、包装袋本体それ自身および、包装袋本体22と注出ノズル21との融着部は図に斜線を施して示す。
なお、ノズル21の基端部外表面の、包装袋本体22へのこのような融着接合に当っての、ノズル内表面のシーラント層の相互融着を防止するためには、ノズル21の内外表面のそれぞれのシーラント層の融点を相違させること等が有効である。
ここで、軟質の包装袋本体22の内表面を形成するシーラント層は、ノズル外表面のシーラント層と同種の樹脂材料で構成することが、融着強度を高める上で好まい。また、包装袋本体のベースフィルム層は、ノズル1のそれと同種のもので構成することができる他、所要の物性を有する各種の材料から選択することができる。
なお、ベースフィルム層のみにては包装袋に所要の物性を確保できない場合には、シーラント層とベースフィルム層との間に中間層を介装することも可能である。
このような包装袋5は、そこへ液状被包装物を、好ましくは抜気下で充填包装することにより、図6に例示するような膨満形態をとることになるも、軟質の包装袋それ自体は、通常は自立性も定型性も有しないので、被包装物の搬送、保管、陳列、使用等に当っては、それを、先に述べた包装用箱6内へ、たとえば、複数個所での固定もしくは固着下で収納して、包装袋に自立性および定型性を付与する。
この一方で、充填包装した被包装物の所要量の注出に当っては、包装袋それ自体については、逆止注出ノズル21の、図に示すところでは上側の融着部25のV字状折曲部23から、ノズル1の先端部分を、たとえば手指によって引裂き除去して包装袋5を開封し、次いで、その包装袋5を、それを収納保持する箱体とともに傾動させる。
なおここで、被包装物を充填包装したこのような包装袋5の、箱6の内面側への取り付けは、たとえば、包装袋本体22の上端部のヒートシール部を、箱6のそれぞれの側壁1(図1に示すところでは二側壁)に、貫通ピン、ステープラ等による固定、接着もしくは粘着による固着等によって拘束して、その包装袋5のずり落ちを防止し、また、逆止注出ノズル21を、扉部材8の内面側に、直接的または間接的に、たとえば局部的に固定もしくは固着して、その注出ノズル21の、扉部材8と一体的な開閉変位を可能とし、そして、その注出ノズル21の一部を、図1に示すように、扉部材8の揺動支点に対応させて位置させることにより行うことができる。
ところで、逆止注出ノズル21のこのような取り付けは、たとえば、図7に、開放姿勢の扉部材を斜め下方から見て示すように、扉部材8の内面側に、注出ノズル21の先端部分を、扉部材8の内表面から離隔させるスペーサ13を、接着等させて設け、そしてこのスペーサ13に、ノズル21の一方の面を局部底に固定もしくは固着させることによって行うことができる他、そのスペーサ13に、図に示すような折返し14を設け、その折返し片14を、図8に示すように注出ノズル21を緩く挟んで折返し、そして、折返し片14の折返し端を扉部材8の内面に接着、粘着等させて、逆止注出ノズル21を保持することによっても行うことができる。
図9は、このように機能するスペーサおよび折返し片を、扉部材に一体形成した場合を示す要部展開図であり、図示のスペーサ13は、扉部材8の、図の右側に位置する二個所の折曲げ部とともに山折りして、そのスペーサ13の図の右端部を、扉部材8の内面に接着等させることで、所期した機能を発揮することができ、折返し片14は、図の下方側への折返しによって逆止注出ノズル21を保持し、そして、その折返し遊端部分をスペーサ13に接着等させることで所期した機能を発揮することができる。
以上のようにして構成される包装構造体から、包装袋内の被包装物を注出するに当っては、はじめに、包装用箱6の扉部材8を、前述したようにその限界位置まで開放して、包装袋5の逆止注出ノズル21を、図8に示すような開放姿勢とし、そこで、その注出ノズル21の先端部分を、それの、V字状折曲部23から手指による引裂きによって切除して、ノズル21に先端開口を形成する。
包装袋5をこのうようにして開封した後は、たとえば包装用箱6の持ち上げ状態で、それを図10に示すように傾動させて、袋内被包装物を注出させる。ところで、この場合の被包装物の注出は、扉部材8によるノズル位置の特定下で、しかも、箱6の側壁1から突出する注出ノズル21の目視下で行うことができ、また、包装袋内の被包装物レベルは通常、扉部材8より大分下方に位置することにあるので、その被包装物を、所期した通りの位置へ常に確実に流下させることができる。
なお被包装物のこのような注出に当っては、扉部材8に取り付けされて開口側壁1から突出する注出ノズル21の先端開口が、袋内被包装物の水頭圧によって、表裏側に十分に開放されることになるので、所要に応じた注出が十分円滑に行われることになり、このような注出による流量の確保は、袋内被包装物の減少に応じて箱6の傾動角度を大きくすることにより行われる。
ここで、軟質の包装袋5は、被包装物のこのような注出に当っては、注出量体積に応じた収縮変形ないしは潰れ変形を行うので、その注出に伴う、包装袋内への外気の進入は十分に防止されることになり、袋内被包装物は外気に対して有効に保護されることになる。
この一方で、所要量の被包装物を注出した後は、箱6を図に仮想線で示す起立姿勢に復帰させてその注出を停止し、これに伴って、ノズル21の先端開口の自動的な密着閉止をもたらす。
ここで、注出ノズル21のこの密着閉止は、先にも述べたように、注出ノズル21が水頭圧から解放されて、表裏の積層フィルムが、注出ノズル21の製造時の元形状に復帰すること、注出ノズル内の被包装物が包装袋本体22内へ流下するに際して表裏のフィルムが減圧雰囲気におかれること等により、軟質なそれらがノズル幅の全体にわたって相互に負圧吸着されること等によって行われることになる。そしてこのような密着閉止は、潰れ変形等された包装袋本体22が、固有の弾性復元力に基いて包装袋内を減圧傾向とすることに基いてより確実に維持されることになる。
従ってここでは、注出の停止と同時にノズル21の密着閉止および、その密着閉止の、その後の継続維持に基き、注出の停止時から、袋内被包装物を外気から継続的に保護することもできる。
また、逆止注出ノズル21からの被包装物のかかる注出は、図7、8等に示すところでは、スペーサ13の作用によって、扉部材8の内表面から離隔させて位置決めされる注出ノズル21の先端開口を経て行われるので、注出被包装物が扉部材8に付着等することがなく、従って、付着した被包装物が、箱6の起立復帰に伴って、箱6の底部へ伝い落ちることもない。
以上のようにして所要の注出を終えた後は、扉部材8を、前述したように、それの外表面に掛合突起9が掛合する、図2に示すような閉止姿勢とすることで、扉部材8の、完全にして確実な閉止が行われることになり、併せて、逆止注出ノズル21が、扉部材8の揺動支点と対応する位置で、被包装物の注出位置から、たとえば、ほぼ90°折曲げられることになる。
ここで逆止注出ノズル21のこの折曲げは、注出ノズル21の表裏のフィルムのより一層の密着をもたらすので、扉部材8の閉止後は、包装袋内への外気等の進入がより確実に阻止させることになり、また、包装用箱6の不測の倒伏等に対しても、被包装物の洩出をより十分に防止することができる。
そしてさらに、注出ノズル21のこのような折曲げ変形は、扉部材8と一体的に揺動変位する、図7〜9に示すような折返し片14をもって注出ノズル21を保持する場合に、より確実に、しかも常に適正に行われることになる。
包装用箱の実施形態を示す展開図である。 包装用箱の組立て状態を示す斜視図である。 扉部材の閉止下での、ストッパおよび連結部材の収納態様を示す部分破断拡大図である。 ストッパの機能状態を示す、部分破断平面図である。 包装袋を示す平面図である。 包装袋内への被包装物の充填包装状態を示す斜視図である。 スペーサ等を斜め下方から見て示す拡大斜視図である。 折返し片による注出ノズルの保持状態を示す図7と同様の図である。 ストッパの他の形成例を示す要部展開図である。 被包装物の注出例を示す側面図である。
符号の説明
1 側壁
2 底壁構成部材
3 天蓋
4 頂部折返し片
5 包装袋
6 包装用箱
7 開口
8 扉部材
8a 出角隅部
9 突部
10 ストッパ
11 連結部材
12 凹条
13 スペーサ
14 折り返し片
21 逆止注出ノズル
22 包装袋本体
23 V字状折曲部
24 先端融着部
25、26 融着部

Claims (4)

  1. 紙製の箱体の一の側壁の上部に、その側壁の角部を支点として、水平面内で揺動変位して、その側壁の上部に設けた開口内へ嵌まり込む扉部材を設けるとともに、側壁に、扉部材の外表面に掛合する突部を設けてなる包装用箱を用いた包装構造体であって、
    先端を封止した平坦な逆止注出ノズルを、軟質の包装袋本体の上端部分に、それの側方への突出姿勢で融着させてなる包装袋を、上記包装用箱内へ収納し、その逆止注出ノズルを、上記扉部材の内面側に取り付けるとともに、その逆止注出ノズルの一部を、扉部材の揺動支点に対応させて位置させてなる包装構造体。
  2. 包装袋内に液体、液状物である被包装物を充填包装してなる請求項に記載の包装構造体。
  3. 逆止注出ノズルを、少なくともその先端部分が扉部材の内表面から離隔した姿勢で扉部材に取付けてなる請求項もしくはに記載の包装構造体。
  4. 逆止注出ノズルを扉部材の内面側に局部的に固定もしくは固着してなる請求項のいずれかに記載の包装構造体。
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