JP4358981B2 - 空調用凝縮器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばカーエアコンやルームエアコン等の空調システムに使用される凝縮器、特にマルチフロータイプの空調用凝縮器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、空調システムでは、冷媒が圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を順次経て圧縮機に戻る蒸気圧縮式の冷凍サイクルが採用されている。図6は、この冷凍サイクルにおける冷媒の状態を示すモリエル線図であり、縦軸に圧力、横軸にエンタルピーをとっている。しかして、冷媒は、同図中の液相線よりも左側の領域で液相状態、液相線と気相線との間の領域では気液混相状態、気相線よりも右側の領域で気相状態となる。
【0003】
この冷凍サイクルが稼働する際、同図の太線で示すように、圧縮機にて圧縮される冷媒はA点からB点へ移行して高温高圧のガス冷媒となり、続いて凝縮器にて空気との熱交換によって冷却されてB点からC点へ移行して液冷媒となり、この液冷媒が膨張弁を介した減圧膨張によってC点からD点へ移行して低温低圧の霧化状態となり、次いで蒸発器において空気との熱交換によって蒸発・気化し、D点からA点へ移行してガス冷媒となる。
【0004】
ところで、このような空調システムに使用される凝縮器においては、熱交換効率を高める上で高い伝熱性と低い回路抵抗が要求されると共に、地球環境保全の面から冷媒使用量の削減が求められており、また特にカーエアコン用では設置スペースの制約からもコンパクト化が重要課題となっている。しかして、伝熱性を向上させるには、冷媒回路内の伝熱特性が重要な要素となるため、冷媒を流通させる熱交換管路として内表面積の大きいものを使用することが望ましい。
【0005】
近来、カーエアコン用の凝縮器としては、多数の偏平管を円筒形ヘッダーで集合した所謂マルチフロータイプのものが汎用されている。このマルチフロータイプの凝縮器は、例えば図8で示すように、間隔を置いて互いに平行に配置する一対のヘッダー(21)(22)間に、両端を両ヘッダー(21)(22)に連通接続して多数本の偏平管(23)…が平行状に配置されると共に、各隣接する偏平管(23)(23)間にフィン(24)が配置されてコア部(20)を構成し、前記ヘッダー(21)(22)の内部に設けられた仕切り板(25)によって多数本の偏平管(23)…が複数のパス(P1)〜(P3)に区分けされ、ヘッダー(21)に設けた冷媒導入口(26)より流入する冷媒が各パス(P1)(P2)(P3)を順に通過して冷媒導出口(27)に至るようになっている。なお、(28)はコア部(20)の上下に配置したサイドプレートである。
【0006】
このようなマルチフロータイプの凝縮器では、冷媒を並列した複数本の偏平管(23)…に分流させて冷媒の流通抵抗を小さくでき、個々の偏平管(23)の通路断面積を小さくして伝熱面積密度(単位体積当たりの表面積)を大きくとることが可能になるから、カーエアコン用凝縮器としての小型化及び軽量化に対応できると共に、内容積を小さくして冷媒使用量を削減することも可能となる利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年のマルチフロータイプの凝縮器においては、偏平管(23)として通路断面積を小さくする上で管全体の厚みが薄いものを使用するのに伴い、空気側とのバランスからフィン(24)の高さも低くすることから、偏平管(23)とフィン(24)の積層段数が増加すると共に、偏平管(23)一本当たりの通路断面積の減少に対応してヘッダー(21)(22)の仕切り数、つまり冷媒流路のパス数を少なくし、1パス当たりの偏平管(23)の本数を多くする傾向にある。その結果、冷媒回路を構成するためのヘッダーでの冷媒流路の多分岐による圧力損失が問題になっている。
【0008】
これを既述同様のモリエル線図によって説明すれば、図6、7で示すように、圧縮機にて圧縮される冷媒はA点からB点へ移行して高温高圧のガス冷媒となり、続いて凝縮器にて空気との熱交換によって冷却されて凝縮するが、凝縮器の冷媒導入口ではB1点の状態になるのに対し、該導入口より遠い位置ではヘッダー内の圧力損失によって圧力が低下しB2点の状態となり、当該凝縮器の冷媒回路を流れる過程で圧力を低下しつつC2点へ移行して液冷媒となる。このとき、冷媒導入口に近い偏平管を通る冷媒はB1点から二点鎖線S2を通ってC2点へ移動するが、該導入口から遠い偏平管を通る冷媒はB2点から一点鎖線S1を通ってC2点へ移動するから、前者の偏平管ではB1とC2の差圧、後者の偏平管ではB2とC2の差圧となり、偏平管相互で差圧の違いが発生し、各偏平管内の冷媒流量に差ができる。
【0009】
従って、冷媒導入口から遠くて入口側と出口側との差圧が小さい偏平管内では、冷媒流量が少ないために急速に液化し、これが滞留して伝熱を阻害することになる。すなわち、1パス当たりの偏平管の本数が多くなるほど、当該パスにおける冷媒流入側から遠い偏平管内での液冷媒の滞留を生じ易くなり、これによって熱交換効率が低下することから、必要な交換熱量を確保する上で凝縮圧力の上昇を招き、それだけ圧縮機の負荷が大きくなり、当該圧縮機の大型化及び高性能化が求められると共に、冷媒使用量の増加を余儀なくされ、空調システムのコンパクト化及び軽量化が困難になる。
【0010】
この発明は、上述の事情に鑑みて、マルチフロータイプの空調用凝縮器として、1パス当たりの熱交換管路の本数が多くなっても、偏平管相互での入口側と出口側の差圧の違いが少なく、各偏平管内の冷媒流量が均等化し、もって冷媒流入側から遠い偏平管内での液冷媒の滞留が抑制されて高い熱交換効率を確保でき、冷媒使用量を少なくして、空調システムのコンパクト化及び軽量化を容易にするものを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第一の発明に係る空調用凝縮器は、間隔を置いて互いに平行に配置する一対のヘッダー間に、両端を両ヘッダーに連通接続する多数本の熱交換管が配置されると共に、各隣接する熱交換管間にフィンが配置されてコア部を構成し、前記ヘッダーの内部に設けられた仕切りによって前記多数本の熱交換管群が複数のパスに区分けされ、一方のヘッダーに設けた冷媒導入口より流入する冷媒が各パスを順に通過して両ヘッダーのいずれかに設けた冷媒導出口に至る冷媒経路を備えた空調用凝縮器であって、
前記冷媒導入口を有する第一パスにおける出口側ヘッダー内に、該冷媒導入口への対向部と第二パスへの移行部との間に位置して、流通抵抗を付与する抵抗付与手段が設けられてなることを特徴としている。
【0012】
この凝縮器においては、第一パスの出口側ヘッダー内に配置した抵抗付与手段が減圧機構として作用するから、該抵抗付与手段の上流側の圧力は下流側の圧力より僅かに高い程度となり、各熱交換管路の入口側と出口側との差圧が冷媒導入口に近い部分と遠い部分とで均衡する。従って、第一パス全体として入口側ヘッダーから各熱交換管路へ均等に冷媒が配分されることになり、該導入口から遠い熱交換管路における液冷媒の滞留が防止され、この滞留による熱交換効率の低下を回避でき、もって凝縮器全体として高い熱交換効率を確保できる。
【0013】
第二の発明は、上記第一の発明の空調用凝縮器において、抵抗付与手段を、少なくとも1つの冷媒流通孔を有するオリフィスプレートをもって構成することを特徴とする。これにより上記抵抗付与手段を簡易に設置可能なものとすることができ、凝縮器の組立製造上有利である。
【0014】
第三の発明は、上記第二の発明において、オリフィスプレートを、開口面積が1π〜9π・mm2 (πは円周率)の冷媒流通孔を有する平板からなる構成としている。この場合、特に自動車用空調装置に用いられるような前面面積の凝縮器において、オリフィスプレートの流通抵抗が好適範囲になるため、前記の冷媒導入口に近い部分と遠い部分での差圧の均衡化が適正になされ、該導入口から遠い熱交換管路における液冷媒の滞留がより確実に防止される。
【0015】
第四の発明は、上記第二又は第三の発明の空調用凝縮器において、冷媒経路が2パス又は3パスである構成としている。この場合、凝縮器のパス数が少ないため、前記オリフィスプレートによる差圧の均等化効果がより顕著に発揮される。
【0016】
第五の発明は、上記第一〜第四のいずれか発明の空調用凝縮器において、第一パスにおける出口側ヘッダー内に、複数個のオリフィスが配置してなる構成としている。この場合、第一パスの熱交換管路の数が多くなっても、複数のオリフィスによる多段の絞り作用により、第一パス全体として冷媒導入口に近い部分と遠い部分での差圧を均衡して、冷媒分配を均等化することができる。
【0017】
第六の発明は、上記第一〜第五のいずれか発明の空調用凝縮器において、冷媒経路が2パスであり、第二パスが凝縮冷媒を過冷却させるサブクール部を構成すると共に、第一パスから第二パスへの移行部にレシーバータンクが介在してなるものとしている。この発明では、凝縮部が1パスでサブクール部を一体化した凝縮器において、凝縮部全体の熱交換管路の入口側と出口側との差圧を均等化でき、出口側の熱交換管路における液冷媒の滞留を抑制できると共に、凝縮部からサブクール部への移行部に介在するレシーバータンクでの気液分離により、サブクール部へ液冷媒のみを導入して、サブクール部での過冷却作用を充分に発揮させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る空調用凝縮器の実施例について、図面を参照して具体的に説明する。図1(A)は第一実施例の凝縮器の正面図、図1(B)は同凝縮器の冷媒回路図、図2は図1(A)のII─II線の断面矢視図、図3は同凝縮器の要部の分解斜視図、図4は第二実施例の凝縮器の冷媒回路図、図5は第三実施例の凝縮器の冷媒回路図である。なお、第一〜第三実施例の凝縮器は、いずれもマルチフロータイプであって、各構成部材にアルミニウム又はその合金製のものを用いている。
【0019】
図1及び図2に示すように、第一実施例の凝縮器は、間隔を置いて互いに平行に配置する一対のヘッダー(1)(2)間に、熱交換管路として両端を両ヘッダー(1)(2)に連通接続する多数本の偏平管(3)…が配置されると共に、各隣接する偏平管(3)(3)間にコルゲートフィン(4)が配置されてコア部(10)を構成しており、左側ヘッダー(1)の上部には冷媒導入口(5)、同下部には冷媒導出口(6)がそれぞれ設けられている。
【0020】
そして、左側ヘッダー(1)の中間下寄りの位置に設けた仕切り板(7)により、多数本の偏平管(3)…が上部側つまり冷媒導入口(5)側の第一パス(P1)と下部側つまり冷媒導出口(6)側の第二パス(P2)とに区分けされている。一方、第一パス(P1)の出口側である右側ヘッダー(2)の内部には、左側ヘッダー(1)における冷媒導入口(5)への対向部(2a)と、第一パス(P1)から第二パス(P2)への移行部(2b)との間に位置して、抵抗付与手段としてのオリフィスプレート(8)が配置されている。図1における(9)はコア部(10)の上下に配置したサイドプレートである。
【0021】
オリフィスプレート(8)は、図2及び図3に示すように、円形の冷媒流通孔(81)を有するリング状の平板(80)からなり、この平板(80)の略半周が右側ヘッダー(2)の外径に等しい外径の径大部(8a)をなすと共に、残りの略半周が該ヘッダー(2)の内径に等しい外径の径小部(8b)をなし、該ヘッダー(2)に設けた周方向半周にわたるスリット孔(11)に径小部(8b)側から挿嵌してロウ付け固着されている。また、仕切り板(7)は、オリフィス(8)と同様の外形を有する孔無しの平板からなり、左側ヘッダー(1)に設けた同様のスリット孔に挿嵌してロウ付け固着されている。
【0022】
両ヘッダー(1)(2)は、アルミニウム又はその合金からなる芯材の両面にロウ材層を設けたブレージングシートを、その両側縁部が突き合うように円筒状に成形したものであり、予め該ブレージングシートを打ち抜き加工することにより、図3に示すように、周方向に沿うスリット状の接続用孔(12)…が一定間隔置きに形成され、各接続用孔(12)に偏平管(3)の端部を挿嵌してロウ付け固着するようになされている。
【0023】
なお、凝縮器の組立製作においては、各構成部材を製品形態に仮組みし、この仮組み状態で炉中ロウ付けを行うことにより、各接合部を一括して固着一体化すればよい。しかして、この炉中ロウ付けを行う上で、コルゲートフィン(4)として前記同様に芯材の両面にロウ材層を設けたブレージングシート製のものを使用するが、オリフィスプレート(8)と仕切り板(7)についてもブレージングシート製のものを用いることが望ましい。
【0024】
上記構成の凝縮器にあっては、圧縮機より吐出される高温高圧のガス冷媒が冷媒導入口(5)より左側ヘッダー(1)内に流入し、第一パス(P1)の偏平管(3)群に分流して右側ヘッダー(2)内で合流し、次いで第二パス(P2)の偏平管(3)群に分流して右側ヘッダー(1)内の下部で合流するが、この過程でコア部(10)の偏平管(3)…の間つまりコルゲートフィン(4)の配置部を通過する空気と熱交換することにより、冷却されて凝縮し、液冷媒として冷媒導出口(6)より流出する。しかして、第一パス(P1)においては、その出口側ヘッダー(2)内に配置したオリフィスプレート(8)が減圧機構として作用するから、該オリフィス(8)の上流側の圧力は下流側の圧力より高くなり、各偏平管(3)の入口側と出口側との差圧が第一パス(P1)全体として均等化される。
【0025】
これを、図7のモリエル線図によって説明すれば、凝縮器に流入する冷媒は、第一パス(P1)において、左側ヘッダー(1)内の冷媒導入口(5)に近い位置ではB1点の状態、該導入口(5)より遠い位置では該ヘッダー(1)内の圧力損失でB2点の状態となり、偏平管(3)内で圧力を下げつつ、B2点からは一点鎖線S1を通ってC2点へ移行するが、右側ヘッダー(2)内ではオリフィス(8)の流通抵抗によって当該オリフィス(8)の上流側の圧力が上昇するため、B1点からは破線S3を通ってC1点へ移行することになる。従って、冷媒導入口(5)に近い側の偏平管(3)…における入口側と出口側との差圧はB1とC1との関係となり、該導入口(5)から遠い偏平管(3)…におけるB2とC2との差圧に近くなる。
【0026】
この結果、冷媒導入口(5)に近い位置にある偏平管(3)の出入口間の差圧と遠い位置にある偏平管(3)の同差圧とが均衡し、第一パス(P1)全体として入口側ヘッダー(1)から各偏平管(3)へ均等に冷媒が配分され、該導入口(5)から遠い偏平管(3)における液冷媒の滞留が防止され、この滞留による熱交換効率の低下を回避でき、もって凝縮器全体として高い熱交換効率を確保できる。従って、このような凝縮器の構成を採用することにより、空調システムの冷媒使用量を少なくして、システム全体をコンパクト化及び軽量化することが容易になる。
【0027】
第二実施例の凝縮器は、図4に示すように、前記第一実施例と同様に左側ヘッダー(1)に設けた仕切り板(7)によって多数本の偏平管(3)…が上部側の第一パス(P1)と下部側の第二パス(P2)とに区分けされているが、右側ヘッダー(2)の内部には、冷媒導入口(5)への対向部(2a)と第二パス(P2)への移行部(2b)との間に位置して、2個のオリフィスプレート(8A)(8B)が間隔を置いて配置されている。なお、他の各部構成は前記第一実施例と同様である。
【0028】
この第二実施例の凝縮器では、第一パス(P1)において、出口側である右側ヘッダー(2)内で2個のオリフィスプレート(8A)(8B)による流通抵抗によって2段階に差圧を生じ、入口側である左側ヘッダー(1)内の圧力損失に対応して、オリフィスプレート(8A)の上流側の圧力が最も高く、オリフィスプレート(8B)の下流側の圧力が最も低くなるから、冷媒導入口(5)に対して近い位置、中間位置、遠い位置の各偏平管(3)における出入口間の差圧が均衡し、第一パス(P1)全体として入口側ヘッダー(1)から各偏平管(3)へより均等に冷媒が配分される。従って、第一パス(P1)における偏平管(3)の数が多い場合でも、該導入口(5)から遠い偏平管(3)における液冷媒の滞留が防止され、凝縮器全体として高い熱交換効率を確保できる。
【0029】
なお、第二実施例では第一パス(P1)の出口側である右側ヘッダー(2)内に2個のオリフィスプレート(8A)(8B)を配置しているが、第一パス(P1)の偏平管(3)の本数によっては3個以上のオリフィスプレート(8)を配置してもよい。このように複数のオリフィスプレート(8)を配置する場合は、各オリフィスプレート(8)の設置位置による冷媒流量の違いに対応して、冷媒流通孔(81)の開口面積が異なるものを用いることにより、第一パス(P1)全体として冷媒分配をより均等化させることができる。
【0030】
また、前記第一及び第二実施例ではコア部(10)を第一パス(P1)と第二パス(P2)の2パスとしているが、この発明は3パス以上のマルチフロータイプの凝縮器にも同様に適用可能である。そして、第二パス(P2)以降の各パスについても、熱交換管路の数が多い場合にはその出口側ヘッダー内にオリフィスプレート(8)を配置して管路間の差圧均衡を図るようにしても差し支えない。ただし、オリフィスプレート(8)による前記の作用効果は、パス数の少ないもの、特に2パス又は3パスの凝縮器や、熱交換管として特に内部圧力損失の大きいもの、たとえば流路の相当径(流体直径)が約0.8mm以下の小さいもの、あるいは管内の長さ方向に連続する流路仕切壁に開口部を有して隣接する流路間で冷媒が往き来するようになされたもの等を用いた凝縮器において、より顕著に発揮される。
【0031】
第三実施例の凝縮器は、図5に示すように、前記第一及び第二実施例と同様にコア部(10)が2パスであるが、所謂サブクールシステムコンデンサとして、第一パス(P1)が凝縮部をなすと共に、第二パス(P2)が凝縮した液冷媒を過冷却するサブクール部をなし、右側ヘッダー(2)の近傍にレシーバータンク(13)が付設された構成となっている。
【0032】
すなわち、左側ヘッダー(1)には上部に冷媒導入口(5)、同下部に冷媒導出口(6)がそれぞれ付設されているが、左右の両ヘッダー(1)(2)内は下部寄りで同高さの位置に配置した仕切り板(7)によって上下に区割されており、右側ヘッダー(2)の仕切り板(7)の上側近傍からレシーバータンク(13)内に連通する上部管路(14)と、該レシーバータンク(13)の下部から右側ヘッダー(2)の仕切り板(7)の下方空間に連通する下部管路(15)とを備えている。つまり、レシーバータンク(13)は第一パス(P1)から第二パス(P2)への移行部(2b)に介在している。そして、右側ヘッダー(2)の区割された上部側空間内のやや下部寄りの位置に、オリフィスプレート(8)が配置されている。
【0033】
この第三実施例の凝縮器では、冷媒導入口(5)より左側ヘッダー(1)内に流入した冷媒は、第一パス(P1)の偏平管(3)群に分流し、外部の空気との熱交換によって凝縮しつつ右側ヘッダー(2)内で合流し、次いで上部管路(14)よりレシーバータンク(13)内に流入して気液分離され、その液冷媒が下部管路(15)を通って第二パス(P2)の偏平管(3)群に分流し、外部の空気との熱交換によって過冷却された上で、右側ヘッダー(1)内の下部で合流して冷媒導出口(6)より流出する。しかして、第一パス(P1)においては、その出口側ヘッダー(2)内に配置したオリフィスプレート(8)による既述同様の作用により、各偏平管(3)の入口側と出口側との差圧が第一パス(P1)全体として均等化されるから、出口側の偏平管(3)における液冷媒の滞留が抑制され、高い熱交換効率が得られる。
【0034】
なお、図2及び図3に示すオリフィスプレート(8)は冷媒流通孔(81)を円形に形成したものを示したが、該冷媒流通孔(81)は楕円形や多角形等の様々な形状に設定できる。しかして、この発明で用いるオリフィスプレート(8)としては、自動車の空調システムに用いるような凝縮器の場合、冷媒流通孔(81)の開口面積を1π〜9π・mm2 (πは円周率)の範囲に設定するのが好適である。すなわち、この開口面積が小さ過ぎては、当該オリフィスプレート(8)の上流側の偏平管(3)…における冷媒流量が過少となり、却って熱交換効率が低下する。また逆に開口面積が大き過ぎては、オリフィスプレート(8)による減圧作用が不足し、冷媒導入口(5)から離れた位置にある偏平管(3)内での液冷媒の滞留を防止できなくなる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、マルチフロータイプの空調用凝縮器として、冷媒導入口を有する第一パスにおける出口側ヘッダー内に流通抵抗を付与する抵抗付与手段が設けられていることから、1パス当たりの熱交換管路の本数が多くなっても、偏平管相互での入口側と出口側の差圧の違いが少なく、各偏平管内の冷媒流量が均等化し、もって冷媒流入側から遠い偏平管内での液冷媒の滞留が抑制されて高い熱交換効率を確保でき、冷媒使用量を少なくして、空調システムのコンパクト化及び軽量化を容易にするものが提供される。
【0036】
請求項2の発明によれば、上記抵抗付与手段としてオリフィスプレートを用いることにより、当該抵抗付与手段の簡易な設置が可能となり、凝縮器の組立製作上有利である。
【0037】
請求項3の発明によれば、上記の凝縮器において、オリフィスプレートの冷媒流通孔の開口面積が適正範囲に設定されていることから、前記の冷媒導入口に近い部分と遠い部分での差圧の均衡化が適正になされ、該導入口から遠い熱交換管路における液冷媒の滞留がより確実に防止される。
【0038】
請求項4の発明によれば、上記の凝縮器において、冷媒経路が2パス又は3パスであることから、前記オリフィスプレートによる差圧の均等化効果がより顕著に発揮される。
【0039】
請求項5の発明によれば、上記の凝縮器において、第一パスにおける出口側ヘッダー内に複数個のオリフィスプレートが配置されていることから、第一パスの熱交換管路の数が多くなっても、複数のオリフィスプレートによる多段の絞り作用により、第一パス全体として冷媒導入口に近い部分と遠い部分での差圧が均衡し、冷媒分配を均等化することができる。
【0040】
請求項6の発明によれば、凝縮部が1パスでサブクール部を一体化した上記の凝縮器において、凝縮部全体の熱交換管路の入口側と出口側との差圧を均等化でき、出口側の熱交換管路における液冷媒の滞留を抑制され、高い熱交換効率が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第一実施例に係る空調用凝縮器を示し、(A)図は凝縮器全体の正面図、(B)図は同凝縮器の冷媒管路図である。
【図2】 図1(A)のII─II線の断面矢視図である。
【図3】 同凝縮器の要部の分解斜視図である。
【図4】 第二実施例に係る空調用凝縮器の冷媒回路図である。
【図5】 第二実施例に係る空調用凝縮器の冷媒回路図である。
【図6】 一般的な冷凍サイクルにおけるモリエル線図である。
【図7】 この発明の凝縮器ならびに従来構成のを用いた冷凍サイクルにおけるモリエル線図である。
【図8】 従来の空調用凝縮器の構成例を示す正面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・右側ヘッダー
2・・・・・・左側ヘッダー
3・・・・・・偏平管(熱交換管)
4・・・・・・コルゲートフィン
5・・・・・・冷媒導入口
6・・・・・・冷媒導出口
7・・・・・・仕切り板
8・・・・・・オリフィス
80・・・・・平板
81・・・・・冷媒流通孔
10・・・・・コア部
P1・・・・・第一パス
P2・・・・・第二パス
Claims (5)
- 上下方向に延び、かつ間隔を置いて互いに平行に配置する左右一対のヘッダー間に、両端を両ヘッダーに連通接続する多数本の熱交換管が配置されると共に、各隣接する熱交換管間にフィンが配置されてコア部を構成し、前記ヘッダーの内部に設けられた仕切りによって前記多数本の熱交換管群が複数のパスに区分けされ、一方のヘッダーに設けた冷媒導入口より流入する冷媒が各パスを順に通過して両ヘッダーのいずれかに設けた冷媒導出口に至る冷媒経路を備えた空調用凝縮器であって、
前記冷媒導入口を有する第一パスにおける出口側ヘッダー内に、該冷媒導入口への対向部と第二パスへの移行部との間に位置して、流通抵抗を付与する抵抗付与手段が設けられ、
抵抗付与手段は、少なくとも1つの冷媒流通孔を備えたオリフィスプレートからなり、
前記第二パスへの移行部は、前記出口側ヘッダー内における第一パスの最下部に設けられ、
熱交換管は、流路の相当径が、0.8mm以下であることを特徴とする空調用凝縮器。 - オリフィスプレートは、開口面積が1π〜9π・mm2 (πは円周率)の冷媒流通孔を有する平板からなる請求項1に記載の空調用凝縮器。
- 冷媒経路が2パス又は3パスである請求項1または2に記載の空調用凝縮器。
- 第一パスにおける出口側ヘッダー内に、複数個のオリフィスプレートが配置されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の空調用凝縮器。
- 熱交換管は、管内の長さ方向に連続する流路仕切壁に開口部を有して隣接する流路間で冷媒が往き来するようになされたものである請求項1〜4のいずれかに記載の空調用凝縮器。
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