JP4358379B2 - Endoscope - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は先端部に照明光学系と観察光学系とを設け、内部を水密構造にした内視鏡に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、医療用分野及び工業用分野において、細長の挿入部の先端に照明光学系と観察光学系とを設けることにより、体腔内或いはプラント内部を診断或いは検査することができる内視鏡が用いられるようになった。
【０００３】
特に医療用分野においては、内視鏡検査を行った場合には洗浄と共に、確実に消毒、或いは滅菌する必要がある。このため、エチレンオキサイドガス或いは薬液浸漬などによる消毒ができる構造にした従来の内視鏡として例えば特公平４−６７４４５号公報がある。
【０００４】
特公平４−６７４４５号公報では内視鏡本体の内部の圧力が外部圧力より高い時には開き、内部と外部とを連通する自動開閉弁（逆止弁）と、開放操作により開いて内部と外部とを連通させると共に、自動的に閉じて気密状態にする半開閉弁とを備えた内圧調整装置を開示している。
【０００５】
また、特開平８−８６９６６号公報はエチレンオキサイドガス或いはオートクレーブで滅菌を行う内圧調整装置を開示している。
また、最近は、環境問題の点から有毒なエチレンオキサイドガスを使用しないで、高温、高圧の水蒸気中で滅菌処理を行うオートクレーブ滅菌も採用される状況にある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
特公平４−６７４４５号、特開平８−８６９６６号公報のように逆止弁が外部に露出した構成であるため、内視鏡を、消毒液に浸漬した時や汚物等が付着した時に逆止弁が固着しまい易く、逆止弁本来の機能がしなくなる可能性が高い欠点がある。
【０００７】
（目的）
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、消毒液等への浸漬などにより、逆止弁が故障する恐れが無く、またオートクレーブ滅菌処理に対処できる内視鏡を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
水密に構成された内視鏡本体と、
上記内視鏡本体の隔壁部に設けられた連通孔と、
上記連通孔に配置され、外部操作によって上記連通孔を開閉する第１の弁体と、
上記連通孔に上記第１の弁体より内側に配置され、内視鏡本体の内圧が外圧より高い場合にその圧力差により作動して開状態となり、上記連通孔を介して内視鏡本体内を外部に開放する逆止弁機能を有する第２の弁体と、
上記第１の弁体は、上記連通孔と外部とを遮断する閉位置と、該閉位置から移動されて上記第２の弁体における逆止弁としての作動を許容する第１の開位置と、該第１の開位置よりさらに移動されて上記第２の弁体を強制的に開状態とする第２の開位置とに移動可能にする弁開閉機構を設けたことにより、消毒液等への浸漬時には閉状態に設定できる第１の弁体の内側に逆止弁機能を持つ第２の弁体を配置しているので、第２の弁体が外部に露出しないので消毒液等への浸漬時で第２の弁体が逆止弁として機能しなくなることを有効に防止できると共に、第１の開位置に設定することによりオートクレーブ滅菌における陰圧工程でも逆止弁機能により（例えば湾曲部の外皮チューブが膨らんで破損するようなことを防止したり、その後の高温高圧の蒸気中に晒された場合における蒸気が内視鏡内部に侵入するのを防止するような）対処ができるようにしている。
【０００９】
また、上記第１の弁体に設けられた押圧部と、上記第２の弁体に設けられ、第１の弁体が第２の開位置に移動する際に上記押圧部に押圧され、該第２の弁体を強制的に開状態にする被押圧部とを有するようにすることにより、簡単な操作でオートクレーブ滅菌後に必要とされる強制的な開状態に設定できるようにしている。
【００１０】
また、上記第１の弁体は、上記第２の弁体が挿入される環状部材と、該環状部材と結合する本体部とからなり、上記押圧部は環状部材の端部に配置されており、上記被押圧部は上記環状部材に挿入された第２の弁体の端部に配置されているようにすることにより、簡単な構成かつ簡単な操作でオートクレーブ滅菌後に必要とされる強制的な開状態に設定できるようにしている。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
（第１の実施の形態）
図１ないし図５は本発明の第１の実施の形態に係り、図１は第１の実施の形態の内視鏡の全体を示し、図２はコネクタ本体に設けた通気口金の構成を開放キャップを取り付けた状態で示し、図３は開放キャップを示し、図４は開放キャップを取り付けた状態から回動して開閉弁体を開状態に設定した状態での通気口金の状態を示し、図５はさらに開放キャップを回動して開閉弁体と共に逆止弁体も開状態に設定した状態での通気口金を示す。
【００１２】
図１に示す本発明の第１の実施の形態の内視鏡１は体腔内等に挿入される細長の挿入部２と、この挿入部２の後端に設けられ、術者が把持して操作を行う操作部３と、この操作部３の側部から延出されたライトガイドコード４と、操作部３の後端に設けられた接眼部５とからなり、ライトガイドコード４の端部にはコネクタ６が取り付けられている。
上記コネクタ６のコネクタ本体７には図２及び図３等に示す開放キャップ８が着脱可能な通気口金９が設けられている。
【００１３】
図１に示すように挿入部２は硬質の先端部１１と、この先端部１１の後端に設けられた湾曲自在の湾曲部１２と、この湾曲部１２の後端から操作部３の前端まで延出された可撓性を有する可撓部１３とからなり、操作部３に設けた湾曲ノブ１４を回動する操作を行うことにより、湾曲部１２を所望とする方向に湾曲できるようにしている。
【００１４】
また、操作部３の前端付近には処置具挿入口１５が設けてあり、この処置具挿入口１５から処置具を挿入することにより、その内部の図示しないチャンネルを介して処理具の先端を先端部１１から突出させて生検或いは治療の処置等を行うことができるようにしている。
【００１５】
また、挿入部２内には照明光を伝送する図示しないライトガイドが挿通され、このライトガイドの先端は先端部１１の照明窓に気密及び水密を保つように気密及び水密的に固定され、このライトガイドの後端はコネクタ６に口金を介して気密及び水密的に固定され、この口金部分は突出しており、図示しない光源装置に接続することにより、照明光が供給される。
【００１６】
先端部１１には照明窓に隣接して観察窓が設けられ、図示しない対物レンズが気密及び水密的に固着されており、その結像位置には像伝送手段となる図示しないイメージガイドの先端面が固着されている。このイメージガイドの後端は接眼部５付近に固定され、接眼部５の開口に気密及び水密的に固着された図示しない接眼レンズを介して伝送されて光学像を拡大観察することができるようにしている。
【００１７】
先端部１１の後端に設けた湾曲部１２はゴムチューブ等の柔らかい外皮チューブで気密的に覆われ、この外皮チューブの先端は先端部１１に接着剤等で気密及び水密的に固着され、その後端も可撓部１３の前端付近の図示しない口金に接着剤等で気密及び水密的に固着されている。
【００１８】
また、可撓部１３も可撓性の外装チューブで覆われており、その前端及び後端も気密及び水密的に固着されている。その他、操作部３、接眼部５、ライトガイドコード４も外装部材で気密及び水密的に覆われている。
また、挿入口１５に連通するチャンネルはチャンネルチューブで形成され、このチャンネルチューブの各端部も気密及び水密的に固着されている。
【００１９】
つまり、この内視鏡１は挿入部２、操作部３、ユニバーサルコード４、接眼部５及びコネクタ６は内視鏡本体を構成する外装部材で気密及び水密的に連結され、外装部材の各内部は互いに連通している。例えば、湾曲部１２の外皮チューブの内側の空間はコネクタ本体７の内部空間３０と連通している。
【００２０】
本実施の形態ではコネクタ６に、図２等を参照して説明するように内視鏡内部の空間３０と外部とを隔てる（仕切る）隔壁部分に連通孔を設け、この連通孔には外部操作で内視鏡内外を閉状態から開状態にする開閉弁としての機能を持つ第１の弁体と、その第１の弁体の内側に内視鏡内部から外部に非可逆的に通気する逆止弁の機能を持つ第２の弁体とを設けた通気口金９を設けている。
【００２１】
図２に示すようなこの通気口金９は内視鏡内外を連通する、つまりコネクタ本体７の隔壁を貫通する連通管３１を有し、この連通管３１はその基端のねじ部がコネクタ本体７の隔壁に貫通するねじ孔に螺合してして固着されている。なお、この螺合部分は図示しないシール部材により気密及び水密を保持する構造にしている。
【００２２】
この連通管３１における内部の孔は途中で拡径にされたテーパ面を有する逆止弁室３２が形成され、逆止弁シール部材３３をその下端付近の外周に設けた（逆止弁としての機能を有する）逆止弁体３４が収納されている。
【００２３】
この逆止弁室３２の上端側の内径はさらに途中でテーパ面を形成して拡径にされ、開閉弁体３５がその凹部内に逆止弁体３４の上端側を収納するようにして上下方向に移動自在に配置され、この開閉弁体３５の横方向に設けたネジ穴に取り付けたカム受けピン３６はこの開閉弁体３５の外周側の連通管３１に設けたカム溝３７に係入して開閉弁体３５の上下方向への位置決めをしている。
【００２４】
なお、開閉弁体３５の外周面には縦方向の切り欠き溝３５ａが設けてあり、この開閉弁体３５が上方側に移動した場合（図４或いは図５）には、この切り欠き溝３５ａを経て気体が通過し易くする通路を形成している。
【００２５】
この開閉弁体３５は下端面に開口する凹部が形成された本体部における該凹部の内周面のネジ穴に環状の押圧部材３８を螺着により結合し、この押圧部材３８の中空孔に逆止弁体３４の途中から細径にされた細径部が貫通するように挿通されている。
【００２６】
この押圧部材３８の下端側の外周面には段差部が設けてあり、その下方側に位置する逆止弁体３４の外周面に設けた段差部との間にコイルバネ３９が配置され、このコイルバネ３９の弾性力により逆止弁体３４の基端側を下方に押しつけるように付勢し、この付勢により逆止弁シール部材３３を逆止弁室３２のテーパ面に圧接して気密を保持するようにしている。
【００２７】
また、開閉弁体３５の下端に隣接する位置の押圧部材３８の外周面にはシール部材４１が配置され、図２に示すようにこのシール部材４１がテーパ面にも当接する状態では気密状態を保持する。
【００２８】
また、連通管３１の外周面の上端部分は半径方向外側に突出するフランジ部が設けられ、このフランジ部にその上端が位置規制され、その下端がカバー管４２の凹部に収納するようにして連通管３１の外周面の回りで回動（回転）自在となる回転体４３が配置されている。
なお、カバー管４２はネジ４４で連通管３１に固着されている。
【００２９】
この回転体４３にはその上端側から下端側に適度の深さの長穴（溝）４５が設けてあり、この長穴４５内には上記カム溝３７を貫通したカム受けピン３６の頭部側が係入されている。
【００３０】
従って、この回転体４３を回動（回転）することにより、長穴４５内に係入されたカム受けピン３６も回動し、この回動により、開閉弁体３５及び押圧部材３８は上下方向に移動する。
この回転体４３の下端付近の内周面には周溝が設けられ、Ｏリング４６が連通管３１に当接するように配置され、このＯリング４６による摩擦力で連通管３１に対し、回転体４３が空回りしないようにしている。
【００３１】
なお、押圧部材３８の中空孔を通し、この押圧部材３８の上端面から所定距離となる逆止弁体３４の上端付近には横方向に突出し、押圧部材３８で押圧されることにより上方に押圧移動する（被押圧部となる）突片３４ａが設けてある。
【００３２】
そして、この押圧部材３８が所定距離以上に上方向に移動すると、押圧部材３４により突片３４ａを押圧して、逆止弁体３４も上方に移動し、この逆止弁体３４の上方側への移動により逆止弁シール部材３３による気密保持状態を強制的に解除する開状態にする（例えば図５の状態）。つまり、この状態では内視鏡内部と外部とは強制的に連通する開状態となる。
また、カバー管４２の外周面における所定の位置には横方向にネジ孔が設けてあり、外側に突出するピン４７が螺着されている。
【００３３】
一方、この通気口金９に取り付けられる開放キャップ８は図２或いは図３に示すように上端が閉塞されたキャップ本体５１で形成され、このキャップ本体５１はその下端の口元部が開口し、かつこの口元部に一端が開口し、通気口金９のピン４７が係入されるガイド溝５２が設けてある。
【００３４】
このガイド溝５２は下端から上方に向かう直線ガイド部５２ａと、この直線ガイド部５２ａの上端（最深部）から右横方向に形成された回転ガイド部５２ｂと、この回転ガイド部５２ｂの最深部の突き当て部５２ｃから少し下側に形成された後、再び右横方向に形成された回転ガイド部５２ｄとを有し、この回転ガイド部５２ｄの最深部で突き当て部５２ｅが形成される。
【００３５】
また、図２に示すようにキャップ本体５１には、ネジ孔が設けてあり、このネジ孔にはキャップ本体５１の内周面よりその内側に突出する係合用ピン５３が螺着されており、この係合用ピン５３は回転体４３の外周面に設けた係合用切り欠き部４８に係入され、開放キャップ８を回転した場合に回転体４３を連動して回転させるようにしている。
なお、この係合用切り欠き部４８の上側に隣接する部分の連通管３１のフランジ部も切り欠かれて、係合用ピン５３を係合用切り欠き部４８に係入できるようにしている。
【００３６】
そして、開放キャップ８のガイド溝５２の直線ガイド部５２ａの最深部までピン４７を係入した状態は、図２の状態となる。
【００３７】
この状態（あるいは開放キャップ８を外した状態）では、開閉弁体３５は気密を保持した閉状態である。そして、オートクレーブ滅菌を行うような場合には、この状態から開放キャップ８を回転させてピン４７を回転ガイド部５２ｂに沿って移動させると、開放キャップ８に設けた係合用ピン５３により回転体４３が回転し、この回転体４３の回転と共に、回転体４３のカム溝３７にカイドされてカム受けピン３６は上方に移動し、このカム受けピン３６と共に開閉弁体３５及びこの開閉弁体３５に螺着された押圧部材３８も上方に移動する。
そして、ピン４７が回転ガイド部５２ｂの最深部の突き当て部５２ｃに当たる位置の状態では、開放キャップ８と通気口金９の状態は図４に示すようになり、開閉弁体３５を開放する開状態になる。
【００３８】
この状態では、押圧部材３８の外周面に配置した（開閉弁体３５の）シール部材４１は押圧部材３８の上方側への移動により、テーパ面と圧接するシール状態（気密保持状態）から開放されて、開閉弁体３５は気体を通過する開状態となる。
【００３９】
そして、その内側に配置した逆止弁体３４は内視鏡１の内部とその外部とを逆止弁の機能で気密する状態となる。つまり、開閉弁体３５を閉位置から開位置にし、逆止弁体３４を逆止弁としての作動を許容する第１の開位置に設定する。
【００４０】
従って、オートクレーブ滅菌する工程で、オートクレーブ滅菌装置の空気が排気されて陰圧にされて、例えば内視鏡側の空間３０の圧力が外部より高くなると、図４の矢印で示すように圧力差で外部に流出させることできるようにしている。内視鏡側の空間３０の圧力が外部より低い状態では気密に保持する逆止弁として機能する。
【００４１】
また、オートクレーブ滅菌の終了後等において、さらに開放キャップ８を回動する操作を行い、ピン４７が回転ガイド部５２ｃの最深部の突き当て部５２ｅに当たる位置の状態では、開放キャップ８と通気口金９の状態は図５に示すようになり、開閉弁体３５と逆止弁体３４とを開状態にする。
【００４２】
この状態では、図４に示す場合よりも開閉弁体３５及び押圧部材３８は上方側に移動し、この移動により、押圧部材３８の上端面で逆止弁体３４の上端側に設けた突片３４ａを押圧して逆止弁体３４も上方側に移動する。この移動により、逆止弁シール部材３３は逆止弁室３２のテーパ面に圧接する状態から開放されて図５に示すように（例えばオートクレーブ滅菌処理が終了して外部の圧力が高くなると）外部から空気を内視鏡内に流入させることができるようにしている。つまり、開閉弁体３５は上記第１の開位置より、さらに上方に移動され、その移動の際に逆止弁体３４も上方に移動させて両弁体が強制的に開状態となる第２の開位置に設定できるようにしている。
【００４３】
このように本実施の形態では、開放キャップ８を介しての外部操作により、開閉弁体３５を押圧部材３８と共に上方に移動させることにより、開閉弁体３５を閉状態から開状態に設定し、かつ逆止弁体３４を逆止弁として機能させる第１の開位置と、開閉弁体３５及び逆止弁体３４とを上方に移動して強制的に開状態にする第２の開位置とに移動設定する弁体開閉機構あるいは逆止弁体３４を機能させる状態から開放する逆止弁体開放手段を形成している。
【００４４】
次に本実施の形態の作用をオートクレーブ滅菌等する場合で説明する。
内視鏡１を内視鏡検査に使用する場合には、開放キャップ８を取り付けない状態で行う。この状態では開閉弁体３５は閉状態であり、その内側に汚れたもの入り込むことを防止できる。また、内視鏡検査後に、消毒液（薬液）に浸漬して消毒等を行う場合にも、開閉弁体３５は閉状態である。このため、消毒液などが内視鏡内部に流入することを防止できる。
【００４５】
従って、この状態では、逆止弁体３４は閉状態の開閉弁体３５の内側に設けてあるので、逆止弁体３４が外部に露出している場合に起こり得る消毒液などで逆止弁体３４が侵されて故障することや、汚物の固着により逆止弁の機能が働かなくなるような恐れを解消できる。
【００４６】
また、内視鏡検査後にオートクレーブ滅菌する場合には、開放キャップ８を図２の状態にしてから回動して開閉弁体３５を開状態で逆止弁体３４を逆止弁として機能させる状態、つまり図４に示す状態にして、内視鏡１をオートクレーブ装置に投入し滅菌する。
【００４７】
上述のように開放キャップ８を取り付けた図４に示す状態では、開閉弁体３５は開状態となり、内視鏡内外は逆止弁体３４の機能により調整される。
内視鏡１をオートクレーブ装置に投入すると、オートクレーブ装置内ではまず装置内の空気が排出されて真空状態に近い環境となる。
【００４８】
このとき、内視鏡内部の気体は逆止弁体３４を通り内視鏡１外部に排出されるため、内視鏡内圧と外圧がほぼ等しくなり、内視鏡１の外装部材を構成する柔軟な部分、例えば湾曲部１２の外皮チューブを破損することを防止できる。
また、排気後での高温高圧の蒸気滅菌時には、外圧の方が内圧より高くなるため逆止弁の機能により、水蒸気が内視鏡１内に侵入することを防止できる。
【００４９】
オートクレーブ滅菌終了後、さらに開放キャップ８を回動し、突き当て部５２ｅにピン４７が当たる位置、つまり図５に示す状態に設定すると、開閉弁体３５と共に逆止弁体３４も強制的に開状態となる。
【００５０】
従って、内視鏡内外の圧力が等しくなる。そして開放キャップ８が通気口金９から取り外されればそれと同時に、開閉弁体３５が閉じるので、内視鏡１は再び水密状態になる。
【００５１】
また、開放キャップ８の代わりに図示しない漏水テスタを取り付けた時も同様に開閉弁体３５と逆止弁体３４とが共に、開放された状態となり、内視鏡内部に高圧気体を送り込むことが可能となるため、内視鏡１を液体に浸漬して気泡の発生の有無により漏水の有無を確認できる。
【００５２】
本実施の形態は以下の効果を有する。
本実施の形態の構成によると、オートクレーブ滅菌時に湾曲部１２の外皮チューブ等の外皮を破損しないようにできると共に、内視鏡内部に水蒸気が入ってこないようにできるので内視鏡１の耐性確保が容易である。
【００５３】
さらに、開閉弁体３５内側に逆止弁体３４が設けてあり、つまり通常は閉状態の開閉弁体３５の内側で、逆止弁体３４が最外装に露出していないため薬液浸漬などの際にも、故障しにくい。また、万一、逆止弁体３４が故障した際でも、その外側の開閉弁体３４は洗浄時及び薬液浸漬時などは閉じているため、内視鏡内部に液体が流入してくることがない。
【００５４】
また、オートクレーブ終了後、開放キャップ８を回動する簡単な操作で内視鏡内外が連通する状態に設定でき、内視鏡内圧が陰圧の状態で長時間放置されることがない。
【００５５】
また、開放キャップ８を回動する簡単な操作を行うのみでオートクレーブ滅菌工程処理に対して、必要とされる弁開閉状態に設定でき、操作性が良いあるいは使い勝手が良い内視鏡を実現できる。
さらに漏水チェック用の口金をこの通気口金９が兼ねるため、コンパクトな構造となる。
【００５６】
（第２の実施の形態）
次に図６を参照して本発明の第２の実施の形態を説明する。なお、第１の実施の形態と同じ機能を有する部分には、各々第１の実施の形態と同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【００５７】
第１の実施の形態では逆止弁体開放手段は外部操作で押圧部材３８を第１の開位置よりさらに上方に移動させることにより、逆止弁体３４の上端付近に設けた被押圧部としての突片３４ａを上方に押圧移動させてこの逆止弁体３４を強制的に開状態に設定する構造にしていたが、本実施の形態では、逆止弁体開放手段として連通管３１と逆止弁体３４の間に設けられた第２のコイルバネ６０を用いて形成している。
【００５８】
ピン４７が（図３に示す）突き当て部５２ｃの位置（第１の実施の形態における図４の状態に相当する）にあり、開閉弁体３５が開放された第１の開位置の状態では第１のコイルバネ３９が逆止弁体３４を閉鎖しようとする力の方が、第２のコイルバネ６０が逆止弁体３４を開放しようとする力より大きく、その状態では逆止弁体３４連通管３１の基端側に押圧されており、逆止弁シール部材３３により逆止弁体３４は気体を内部から外部へは通過させるが、外部から内部へは侵入させない状態になっている。
【００５９】
この状態では第１の実施の形態における開閉弁体が開状態で、逆止弁体３４の逆止弁の機能が働く状態となるようにしている。
【００６０】
また、図３においてピン４７が突き当て部５２ｅの位置にあり、開閉弁弁体３５がさらに上方に移動すると、第１のコイルバネ３９による逆止弁体３４を閉鎖方向に押圧する力が弱まり、第２のコイルバネ６０により逆止弁体３４が持ち上げられ、逆止弁シール部材３３によるシールが解除され、内視鏡内外が強制的に通気する第２の開位置に設定されるようにしている。
【００６１】
この状態では第１の実施の形態における開閉弁体３５及び逆止弁体３４共に開状態となる場合と同様である。
その他は第１の実施の形態と同様である。
【００６２】
本実施の形態の作用は第１の実施の形態と、逆止弁体３４を強制的に開状態に設定する機構が異なるのみで、その作用は同様である。
【００６３】
例えば、内視鏡検査後にオートクレーブ滅菌する場合には、開放キャップ８を取付け、図６に示す状態から回動してピン４７が（図３に示す）突き当て部５２ｃに当たる位置に設定することにより、第１の開位置に設定でき、逆止弁体３４の逆止弁の機能が働く状態となり、陰圧工程の際に湾曲部１２の外皮チューブが破損するような事態を回避できる。
【００６４】
また、オートクレーブ滅菌終了後には、開放キャップ８をさらに回動して、ピン４７が突き当て部５２ｅに当たる位置に設定することにより、逆止弁体３４も上方に持ち上げるように移動して、開閉弁体３５と逆止弁体３４とは強制的に通気する第２の開位置に設定され、オートクレーブ滅菌後に内視鏡１の内外を等しい圧力に設定する。
本実施の形態の効果も第１の実施の形態と同様である。
【００６５】
（第３の実施の形態）
次に図７及び図８を参照して本発明の第３の実施の形態を説明する。なお、第１の実施の形態と同じ機能を有する部分には、各々第１の実施の形態と同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
ここでは、付勢手段として回転体４３と連通管３１の間に設けられたゼンマイ６１を用いている。
【００６６】
図７のＡ−Ａ断面図を図８に示す。ゼンマイ６１は回転体４３に設けられた第１の凹部６２および連通管３１に設けられた第２の凹部６３と係合し、回転体４３に対し常に開閉弁体３４を閉鎖させる方向に力を付勢している。
【００６７】
次に本実施の形態の作用を説明する。
第１の実施の形態の作用に加えて、オートクレーブ投入前に誤って開放キャップ８をピン４７が突き当たり部５２ｅに来る位置、すなわち内視鏡内外を強制的に連通する位置にまで回転させてしまったとしても、手を離すとゼンマイ６１の弾性力によりピン４７が突き当て部５２ｃに当たる位置まで戻るように回転し、内視鏡は逆止弁が機能している状態に設定できる。
その他は、第１の実施の形態の場合と同様の作用である。
【００６８】
従って、本実施の形態は第１の実施例の効果に加えて、内視鏡内外が連通した状態に誤操作されてオートクレーブ滅菌にかけられても、逆止弁が機能する状態の位置まで自動的に復帰し、内視鏡内外を連通状態に設定した場合における内視鏡内部に蒸気が侵入して内視鏡を破損させるようなことを解消できる。
【００６９】
なお、本実施の形態は第１の実施の形態に限定されるものでなく、第１の実施の形態と逆止弁開放手段の構造が異なる第２の実施の形態にも適用できる。
なお、上述した各実施の形態等を部分的等で組み合わせた実施の形態等も本発明に属する。
【００７０】
［付記］
１．水密に構成された内視鏡本体と、
上記内視鏡本体の隔壁部に設けられた連通孔と、
上記連通孔に配置され、外部操作によって上記連通孔を開閉する第１の弁体と、
上記連通孔に上記第１の弁体より内側に配置され、内視鏡本体の内圧が外圧より高い場合にその圧力差により作動して開状態となり、上記連通孔を介して内視鏡本体内を外部に開放する逆止弁機能を有する第２の弁体と、
上記第１の弁体は、上記連通孔と外部とを遮断する閉位置と、該閉位置から移動されて上記第２の弁体における逆止弁としての作動を許容する第１の開位置と、該第１の開位置よりさらに移動されて上記第２の弁体を強制的に開状態とする第２の開位置とに移動可能にする弁開閉機構を設けたことを特徴とする内視鏡。
２．上記第１の弁体に設けられた押圧部と、上記第２の弁体に設けられ、第１の弁体が第２の開位置に移動する際に上記押圧部に押圧され、該第２の弁体を強制的に開状態にする被押圧部とを有することを特徴とする付記１に記載の内視鏡。
３．上記第１の弁体は、上記第２の弁体が挿入される環状部材と、該環状部材と結合する本体部とからなり、上記押圧部は環状部材の端部に配置されており、上記被押圧部は上記環状部材に挿入された第２の弁体の端部に配置されていることを特徴とする付記２に記載の内視鏡。
【００７１】
４．前記第１の弁体の移動に伴って、前記前記第１及び第２の弁体を強制的に開状態にする逆止弁体開放手段を形成したことを特徴とする付記１に記載の内視鏡。
５．前記逆止弁体開放手段は、第１の弁体と第２の弁体の間に配置されていて、第２の弁体を閉鎖方向に押圧する第１の弾性部材と、内視鏡本体と第２の弁体の間に配置されていて、第２の弁体を開放方向に押圧する第２の弾性部材からなることを特徴とする付記４記載の内視鏡装置。
（付記１〜５の目的）消毒液への浸漬などにより逆止弁が故障する恐れが無く、また内視鏡内外を連通することのできる内視鏡を提供する。
【００７２】
６．水密に構成された内視鏡本体と、前記内視鏡隔壁部に設けられた連通孔と、内視鏡内圧が外圧より高いときにはその圧力差により、弁体が前記連通孔を内視鏡外部方向に移動して通気する逆止弁と、上記逆止弁を外部操作により開放し通気させる逆止弁開放手段を備えた内視鏡において、
上記外部操作を行なう力に対し、逆方向の力を付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする内視鏡。
７．前記外部操作は逆止弁が設けられた口金の回転部材を回転により、前記付勢手段は回転部材を前記外部操作と逆方向に回転させる力を付勢するゼンマイと、前記ゼンマイと係合する回転部材に設けられた第１の係止部と、前記ゼンマイと係合する内視鏡本体側に設けられた第２の係止部からなることを特徴とする付記６記載の内視鏡。
（付記６，７の目的）内視鏡内外が連通状態のままオートクレーブ滅菌にかけられることのない内視鏡を提供する。
【００７３】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、水密に構成された内視鏡本体と、
上記内視鏡本体の隔壁部に設けられた連通孔と、
上記連通孔に配置され、外部操作によって上記連通孔を開閉する第１の弁体と、
上記連通孔に上記第１の弁体より内側に配置され、内視鏡本体の内圧が外圧より高い場合にその圧力差により作動して開状態となり、上記連通孔を介して内視鏡本体内を外部に開放する逆止弁機能を有する第２の弁体と、
上記第１の弁体は、上記連通孔と外部とを遮断する閉位置と、該閉位置から移動されて上記第２の弁体における逆止弁としての作動を許容する第１の開位置と、該第１の開位置よりさらに移動されて上記第２の弁体を強制的に開状態とする第２の開位置とに移動可能にする弁開閉機構を形成しているので、消毒液等への浸漬時には閉状態に設定できる第１の弁体の内側に逆止弁機能を持つ第２の弁体が配置され、第２の弁体が外部に露出しないので消毒液等への浸漬時で第２の弁体が逆止弁として機能しなくなることを有効に防止できると共に、第１の開位置に設定することによりオートクレーブ滅菌における陰圧工程でも逆止弁機能により対処ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態の内視鏡の全体図。
【図２】開放キャップで覆われた状態の通気口金の構成を示す断面図。
【図３】開放キャップの構成を示す正面図。
【図４】開放キャップを取り付けた状態から回動して開閉弁体を開放状態に設定した状態での通気口金の状態を示す断面図。
【図５】さらに開放キャップを回動して開放弁体と共に逆止弁体も開放状態に設定した状態での通気口金を示す。
【図６】本発明の第２の実施の形態における開放キャップで覆われた状態の通気口金の構成を示す断面図。
【図７】本発明の第３の実施の形態における開放キャップで覆われた状態の通気口金の構成を示す断面図。
【図８】図７のＡ−Ａ断面図。
【符号の説明】
１…内視鏡
２…挿入部
３…操作部
４…ライトガイドコード
５…接眼部
６…コネクタ
７…コネクタ本体
８…開放キャップ
９…通気口金
１１…先端部
１２…湾曲部
２５…外皮チューブ
３０…空間
３１…連通管
３２…逆止弁室
３３…逆止弁シール部材
３４…逆止弁体
３４ａ…突片
３５…開閉弁体
３５ａ…切り欠き溝
３６…カム受けピン
３７…カム溝
３８…押圧部材
３９…コイルバネ
４１…シール部材
４２…カバー管
４３…回転体
４４…ネジ
４５…長穴
４６…Ｏリング
４７…ピン
４８…係合用切り欠き部
５１…キャップ本体
５２…ガイド溝
５３…係合用ピン
代理人 弁理士 伊藤 進[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an endoscope in which an illumination optical system and an observation optical system are provided at a distal end portion, and the inside has a watertight structure.
[0002]
[Prior art]
In recent years, endoscopes capable of diagnosing or examining the inside of a body cavity or the inside of a plant by providing an illumination optical system and an observation optical system at the distal end of an elongated insertion portion are used in the medical field and the industrial field. It became so.
[0003]
Particularly in the medical field, when an endoscopic examination is performed, it is necessary to surely disinfect or sterilize it together with cleaning. For this reason, there is, for example, Japanese Patent Publication No. 4-67445 as a conventional endoscope having a structure that can be disinfected by ethylene oxide gas or chemical solution immersion.
[0004]
In Japanese Examined Patent Publication No. 4-67445, an automatic open / close valve (check valve) that opens when the pressure inside the endoscope body is higher than the external pressure and communicates with the outside, and opens and closes between the inside and outside And a semi-open / close valve that automatically closes and automatically closes the valve is disclosed.
[0005]
Japanese Patent Laid-Open No. 8-86966 discloses an internal pressure adjusting device that performs sterilization with ethylene oxide gas or autoclave.
Recently, autoclave sterilization in which sterilization is performed in high-temperature, high-pressure steam without using toxic ethylene oxide gas due to environmental problems has been adopted.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Since the check valve is exposed to the outside as disclosed in Japanese Patent Publication No. 4-67445 and Japanese Patent Laid-Open No. 8-86966, the check is not performed when the endoscope is immersed in a disinfectant or when dirt or the like adheres to it. There is a drawback that the valve is likely to stick, and the check valve is unlikely to function.
[0007]
(the purpose)
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide an endoscope that can deal with autoclave sterilization without causing the check valve to malfunction due to immersion in a disinfecting solution or the like. And
[0008]
[Means for Solving the Problems]
An endoscope body constructed in a watertight manner,
A communication hole provided in the partition wall of the endoscope body,
A first valve body that is disposed in the communication hole and opens and closes the communication hole by an external operation;
When the internal pressure of the endoscope main body is higher than the external pressure, it is opened in an open state by the pressure difference when the internal pressure of the endoscope main body is higher than the external pressure, and is opened inside the endoscope main body via the communication hole. A second valve body having a check valve function for opening the valve to the outside;
The first valve body has a closed position that shuts off the communication hole and the outside, and a first open position that is moved from the closed position and allows the second valve body to operate as a check valve. By providing a valve opening / closing mechanism that is further moved from the first open position to allow the second valve body to move to a second open position that forcibly opens the second valve body, Since the second valve body having a check valve function is arranged inside the first valve body that can be set to the closed state when the liquid is immersed, the second valve body is not exposed to the outside. It is possible to effectively prevent the second valve element from functioning as a check valve when immersed, and by setting the first open position, the negative valve process in autoclave sterilization can also be performed by a check valve function (for example, a curved portion). Prevents the outer tube from bulging and damaging or the subsequent high temperature So that it is like) addressed prevented from entering the inside the endoscope vapor when exposed to vapor of pressure.
[0009]
Further, the pressing portion provided in the first valve body and the second valve body are pressed by the pressing portion when the first valve body moves to the second open position, By having a pressed portion that forcibly opens the second valve body, it is possible to set the forced open state required after autoclave sterilization by a simple operation.
[0010]
The first valve body includes an annular member into which the second valve body is inserted and a main body portion coupled to the annular member, and the pressing portion is disposed at an end of the annular member. The forced portion is disposed at the end of the second valve element inserted into the annular member, so that the forced force required after autoclave sterilization with a simple configuration and simple operation is required. It can be set to the open state.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(First embodiment)
1 to 5 relate to the first embodiment of the present invention, FIG. 1 shows the whole endoscope of the first embodiment, and FIG. 2 shows the configuration of the vent base provided in the connector main body. 3 shows an open cap, FIG. 4 shows the state of the vent cap in a state where the open / close valve body is set in the open state by rotating from the state in which the open cap is attached. Reference numeral 5 denotes a vent hole base in a state where the opening cap is further rotated and the check valve body is set to the open state together with the opening / closing valve body.
[0012]
An endoscope 1 according to the first embodiment of the present invention shown in FIG. 1 is provided at an elongated insertion portion 2 to be inserted into a body cavity or the like, and a rear end of the insertion portion 2, and is grasped by an operator. An operation unit 3 that performs an operation, a light guide cord 4 that extends from a side of the operation unit 3, and an eyepiece unit 5 that is provided at the rear end of the operation unit 3. A connector 6 is attached to the part.
The connector main body 7 of the connector 6 is provided with a vent hole 9 to which an open cap 8 shown in FIGS.
[0013]
As shown in FIG. 1, the insertion portion 2 includes a hard distal end portion 11, a bendable bending portion 12 provided at the rear end of the distal end portion 11, and the rear end of the bending portion 12 to the front end of the operation portion 3. The flexible portion 13 is made of an extended flexible portion, and the bending portion 12 can be bent in a desired direction by rotating the bending knob 14 provided in the operation portion 3. Yes.
[0014]
In addition, a treatment instrument insertion port 15 is provided near the front end of the operation unit 3. By inserting the treatment instrument from the treatment instrument insertion port 15, the distal end of the treatment instrument is inserted through a channel (not shown) inside the treatment instrument. It protrudes from the part 11 so that a biopsy or treatment can be performed.
[0015]
Further, a light guide (not shown) that transmits illumination light is inserted into the insertion portion 2, and the tip of the light guide is airtightly and watertightly fixed to the illumination window of the distal end portion 11 so as to keep airtightness and watertightness. The rear end of the light guide is fixed to the connector 6 in an airtight and watertight manner via a base, and the base part protrudes, and illumination light is supplied by connecting to a light source device (not shown).
[0016]
The distal end portion 11 is provided with an observation window adjacent to the illumination window, and an objective lens (not shown) is fixed in an airtight and watertight manner, and the distal end surface of an image guide (not shown) serving as an image transmission means at the imaging position. Is fixed. The rear end of the image guide is fixed in the vicinity of the eyepiece 5 and is transmitted through an eyepiece (not shown) fixed in an airtight and watertight manner to the opening of the eyepiece 5 so that the optical image can be enlarged and observed. I am doing so.
[0017]
The curved portion 12 provided at the rear end of the distal end portion 11 is airtightly covered with a soft outer tube such as a rubber tube, and the distal end of the outer tube is fixed to the distal end portion 11 with an adhesive or the like in an airtight and watertight manner. The end is also airtightly and watertightly fixed to the base (not shown) near the front end of the flexible portion 13 with an adhesive or the like.
[0018]
Further, the flexible portion 13 is also covered with a flexible exterior tube, and the front end and the rear end thereof are fixed in an airtight and watertight manner. In addition, the operation unit 3, the eyepiece unit 5, and the light guide cord 4 are also airtight and watertightly covered with an exterior member.
The channel communicating with the insertion port 15 is formed by a channel tube, and each end of the channel tube is fixed in an airtight and watertight manner.
[0019]
That is, in the endoscope 1, the insertion portion 2, the operation portion 3, the universal cord 4, the eyepiece portion 5, and the connector 6 are connected in an airtight and watertight manner with an exterior member constituting the endoscope body. The inside communicates with each other. For example, the space inside the outer tube of the bending portion 12 communicates with the internal space 30 of the connector body 7.
[0020]
In the present embodiment, the connector 6 is provided with a communication hole in a partition wall that separates (partitions) the space 30 inside the endoscope from the outside as described with reference to FIG. The first valve body having a function as an on-off valve that changes the inside and outside of the endoscope from the closed state to the open state, and the reverse of irreversibly ventilating the inside of the first valve body from the inside of the endoscope to the outside A vent base 9 provided with a second valve body having a stop valve function is provided.
[0021]
The vent 9 as shown in FIG. 2 has a communication pipe 31 that communicates between the inside and outside of the endoscope, that is, penetrates the partition wall of the connector main body 7, and this communication pipe 31 has a threaded portion at the base end thereof. It is fixed by screwing into a screw hole penetrating the partition wall. In addition, this screwing part is made into the structure which hold | maintains airtightness and watertightness by the sealing member which is not shown in figure.
[0022]
A check valve chamber 32 having a tapered surface whose diameter is enlarged in the middle is formed in the inner hole of the communication pipe 31, and a check valve seal member 33 is provided on the outer periphery in the vicinity of the lower end (as a check valve). A check valve body 34 having a function is accommodated.
[0023]
The inner diameter of the upper end side of the check valve chamber 32 is further increased by forming a tapered surface in the middle, and the opening / closing valve body 35 is vertically moved so that the upper end side of the check valve body 34 is accommodated in the recess. The cam receiving pin 36 which is disposed so as to be movable in the direction and is attached to the screw hole provided in the lateral direction of the on-off valve body 35 is engaged with the cam groove 37 provided on the communication pipe 31 on the outer peripheral side of the on-off valve body 35 Thus, the opening / closing valve body 35 is positioned in the vertical direction.
[0024]
In addition, a vertical cutout groove 35a is provided on the outer peripheral surface of the on-off valve body 35. When the on-off valve body 35 moves upward (FIG. 4 or FIG. 5), the cutout groove 35a is provided. The passage which makes gas pass easily through is formed.
[0025]
The on-off valve body 35 is formed by connecting an annular pressing member 38 to a screw hole on the inner peripheral surface of the concave portion of the main body portion having a concave portion opened at the lower end surface by screwing, and reversing the hollow hole of the pressing member 38. The small diameter part made thin from the middle of the stop valve body 34 is penetrated so that it may penetrate.
[0026]
A step portion is provided on the outer peripheral surface on the lower end side of the pressing member 38, and a coil spring 39 is disposed between the step portion provided on the outer peripheral surface of the check valve body 34 positioned below the press member 38, and this coil spring. The check valve body 34 is urged to be pressed downward by the elastic force 39, and the check valve seal member 33 is pressed against the taper surface of the check valve chamber 32 by this urging to maintain airtightness. Like to do.
[0027]
In addition, a seal member 41 is disposed on the outer peripheral surface of the pressing member 38 at a position adjacent to the lower end of the on-off valve body 35. When the seal member 41 is also in contact with the tapered surface as shown in FIG. Hold.
[0028]
The upper end portion of the outer peripheral surface of the communication pipe 31 is provided with a flange portion projecting radially outward. The upper end of the flange portion is regulated in position, and the lower end is accommodated in the recess of the cover tube 42 so as to communicate. A rotating body 43 that is rotatable (rotated) around the outer peripheral surface of the tube 31 is disposed.
The cover tube 42 is fixed to the communication tube 31 with screws 44.
[0029]
The rotating body 43 is provided with a long hole (groove) 45 having an appropriate depth from the upper end side to the lower end side thereof, and the head of the cam receiving pin 36 penetrating the cam groove 37 in the long hole 45. The side is in attendance.
[0030]
Therefore, by rotating (rotating) the rotating body 43, the cam receiving pin 36 engaged in the elongated hole 45 is also rotated. By this rotation, the opening / closing valve body 35 and the pressing member 38 are moved in the vertical direction. Move to.
A circumferential groove is provided on the inner peripheral surface near the lower end of the rotating body 43, and an O-ring 46 is disposed so as to contact the communication pipe 31. 43 is prevented from spinning idle.
[0031]
It passes through the hollow hole of the pressing member 38, protrudes in the lateral direction near the upper end of the check valve body 34, which is a predetermined distance from the upper end surface of the pressing member 38, and is pressed upward by being pressed by the pressing member 38. A protruding piece 34a that moves (becomes a pressed part) is provided.
[0032]
When the pressing member 38 is moved upward by a predetermined distance or more, the protruding member 34a is pressed by the pressing member 34, and the check valve body 34 is also moved upward, to the upper side of the check valve body 34. Is moved to an open state in which the airtight holding state by the check valve seal member 33 is forcibly released (for example, the state of FIG. 5). In other words, in this state, the endoscope inside and outside are forcibly communicated with each other.
Further, a screw hole is provided in a lateral direction at a predetermined position on the outer peripheral surface of the cover tube 42, and a pin 47 protruding outward is screwed.
[0033]
On the other hand, the open cap 8 attached to the vent base 9 is formed of a cap body 51 whose upper end is closed as shown in FIG. 2 or FIG. 3, and this cap body 51 has an opening at its lower end, and One end of the mouth portion is open, and a guide groove 52 into which the pin 47 of the vent base 9 is engaged is provided.
[0034]
The guide groove 52 includes a linear guide portion 52a that extends upward from the lower end, a rotation guide portion 52b that is formed in a right lateral direction from the upper end (deepest portion) of the linear guide portion 52a, and a deepest portion of the rotation guide portion 52b. The rotation guide portion 52d is formed slightly below the abutting portion 52c and then formed in the right lateral direction again. The abutting portion 52e is formed at the deepest portion of the rotation guide portion 52d.
[0035]
Further, as shown in FIG. 2, the cap body 51 is provided with a screw hole, and an engagement pin 53 protruding inward from the inner peripheral surface of the cap body 51 is screwed into the screw hole. The engaging pin 53 is engaged with an engaging notch 48 provided on the outer peripheral surface of the rotating body 43 so that when the opening cap 8 is rotated, the rotating body 43 is rotated together.
The flange portion of the communication pipe 31 adjacent to the upper side of the engagement notch 48 is also notched so that the engagement pin 53 can be engaged with the engagement notch 48.
[0036]
The state where the pin 47 is engaged to the deepest portion of the straight guide portion 52a of the guide groove 52 of the release cap 8 is the state shown in FIG.
[0037]
In this state (or the state where the open cap 8 is removed), the on-off valve body 35 is in a closed state in which airtightness is maintained. When autoclave sterilization is performed, when the release cap 8 is rotated from this state and the pin 47 is moved along the rotation guide portion 52b, the rotating body 43 is provided by the engagement pin 53 provided on the release cap 8. As the rotating body 43 rotates, it is guided by the cam groove 37 of the rotating body 43 and the cam receiving pin 36 moves upward. Together with the cam receiving pin 36, the opening / closing valve body 35 and the opening / closing valve body 35 The screwed pressing member 38 also moves upward.
When the pin 47 is in a position where it hits the deepest abutting portion 52c of the rotation guide portion 52b, the state of the release cap 8 and the vent opening 9 is as shown in FIG. 4, and the open / close valve body 35 is opened. become.
[0038]
In this state, the seal member 41 (of the on-off valve body 35) disposed on the outer peripheral surface of the pressing member 38 is released from the sealed state (airtight holding state) in pressure contact with the tapered surface by the upward movement of the pressing member 38. Thus, the on-off valve body 35 is in an open state through which gas passes.
[0039]
And the check valve body 34 arrange | positioned inside will be in the state which seals the inside of the endoscope 1 and the exterior with the function of a check valve. That is, the on-off valve body 35 is set to the open position from the closed position, and the check valve body 34 is set to the first open position that allows operation as a check valve.
[0040]
Therefore, in the autoclave sterilization process, when the air of the autoclave sterilizer is exhausted to a negative pressure, and the pressure in the space 30 on the endoscope side becomes higher than the outside, for example, as shown by the arrows in FIG. It is possible to let it flow outside. When the pressure in the endoscope-side space 30 is lower than the outside, it functions as a check valve that keeps it airtight.
[0041]
Further, after the autoclave sterilization is finished, the opening cap 8 is further rotated, and when the pin 47 is in a position where it comes into contact with the deepest abutting portion 52e of the rotation guide portion 52c, the opening cap 8 and the vent 9 This state is as shown in FIG. 5, and the on-off valve body 35 and the check valve body 34 are opened.
[0042]
In this state, the on-off valve body 35 and the pressing member 38 move upward as compared with the case shown in FIG. The check valve body 34 also moves upward by pressing 34a. As a result of this movement, the check valve seal member 33 is released from a state where it is pressed against the tapered surface of the check valve chamber 32, and as shown in FIG. The air can be allowed to flow into the endoscope. That is, the on-off valve body 35 is moved further upward than the first open position, and the check valve body 34 is also moved upward during the movement, so that both valve bodies are forcibly opened. It can be set to the open position.
[0043]
As described above, in the present embodiment, the on-off valve body 35 is moved from the closed state to the open state by moving the on-off valve body 35 together with the pressing member 38 by an external operation through the opening cap 8. And a first open position in which the check valve body 34 functions as a check valve, and a second open position in which the on-off valve body 35 and the check valve body 34 are moved upward to forcibly open. The valve body opening / closing mechanism or the check valve body opening means for releasing the check valve body 34 from the state of functioning is formed.
[0044]
Next, the operation of the present embodiment will be described in the case of autoclave sterilization.
When the endoscope 1 is used for endoscopy, it is performed without attaching the release cap 8. In this state, the on-off valve body 35 is in a closed state, and it is possible to prevent dirt from entering inside. In addition, the open / close valve body 35 is also in a closed state when sterilization or the like is performed by immersing in a disinfecting solution (chemical solution) after endoscopy. For this reason, disinfectant etc. can be prevented from flowing into the endoscope.
[0045]
Accordingly, in this state, since the check valve body 34 is provided inside the closed on-off valve body 35, the check valve body may be used with a disinfectant solution that may occur when the check valve body 34 is exposed to the outside. The fear that the body 34 is eroded and breaks down or the function of the check valve does not work due to the adhering of dirt can be eliminated.
[0046]
In the case of autoclave sterilization after endoscopy, the opening cap 8 is turned to the state shown in FIG. 2 and rotated so that the on-off valve body 35 is opened and the check valve body 34 functions as a check valve. That is, in the state shown in FIG. 4, the endoscope 1 is put into an autoclave and sterilized.
[0047]
In the state shown in FIG. 4 with the open cap 8 attached as described above, the open / close valve body 35 is in the open state, and the inside and outside of the endoscope are adjusted by the function of the check valve body 34.
When the endoscope 1 is put into the autoclave device, the air in the device is first discharged in the autoclave device, and the environment becomes close to a vacuum state.
[0048]
At this time, since the gas inside the endoscope passes through the check valve body 34 and is discharged to the outside of the endoscope 1, the endoscope internal pressure and the external pressure become substantially equal, and the flexible member constituting the exterior member of the endoscope 1 is formed. It is possible to prevent breakage of such a portion, for example, the outer tube of the bending portion 12.
Further, at the time of high-temperature high-pressure steam sterilization after exhaust, the external pressure becomes higher than the internal pressure, so that the function of the check valve can prevent water vapor from entering the endoscope 1.
[0049]
After the autoclave sterilization is completed, the release cap 8 is further rotated to set the position where the pin 47 hits the abutting portion 52e, that is, the state shown in FIG. It becomes a state.
[0050]
Therefore, the pressure inside and outside the endoscope becomes equal. When the opening cap 8 is removed from the vent hole 9, the opening / closing valve body 35 is closed at the same time, so that the endoscope 1 becomes watertight again.
[0051]
Similarly, when a water leak tester (not shown) is attached instead of the open cap 8, both the open / close valve body 35 and the check valve body 34 are opened, and high pressure gas can be sent into the endoscope. Therefore, it is possible to check the presence or absence of water leakage by immersing the endoscope 1 in a liquid and determining whether or not bubbles are generated.
[0052]
The present embodiment has the following effects.
According to the configuration of the present embodiment, it is possible to prevent damage to the outer skin such as the outer skin tube of the curved portion 12 during autoclave sterilization and to prevent water vapor from entering the endoscope, thereby ensuring the resistance of the endoscope 1. Is easy.
[0053]
Further, a check valve body 34 is provided inside the on-off valve body 35. That is, since the check valve body 34 is not exposed to the outermost exterior inside the normally open on-off valve body 35, a chemical solution immersion etc. It is hard to break down. Even if the check valve element 34 breaks down, the outside on-off valve element 34 is closed during cleaning, chemical immersion, etc., so that liquid may flow into the endoscope. Absent.
[0054]
Further, after the autoclave is completed, the endoscope can be set to communicate with each other by a simple operation of rotating the opening cap 8, and the endoscope is not left for a long time with the internal pressure of the endoscope being negative.
[0055]
In addition, it is possible to set the required valve opening / closing state for the autoclave sterilization process simply by performing a simple operation of rotating the opening cap 8, thereby realizing an endoscope with good operability or ease of use.
Further, since the vent 9 serves as a base for checking water leakage, the structure is compact.
[0056]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. Note that portions having the same functions as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals as those of the first embodiment, and detailed description thereof is omitted.
[0057]
In the first embodiment, the check valve body opening means moves the pressing member 38 further upward than the first open position by an external operation, thereby providing a pressed portion provided near the upper end of the check valve body 34. However, in the present embodiment, the check valve body 34 is reversely connected to the communication pipe 31 as a check valve body opening means. The second coil spring 60 provided between the stop valves 34 is used.
[0058]
In the first open position where the pin 47 is at the position of the abutting portion 52c (shown in FIG. 3) (corresponding to the state of FIG. 4 in the first embodiment) and the on-off valve body 35 is opened. The force with which the first coil spring 39 attempts to close the check valve body 34 is greater than the force with which the second coil spring 60 attempts to open the check valve body 34. In this state, the check valve body 34 is communicated. The tube 31 is pressed to the proximal end side, and the check valve body 34 allows the gas to pass from the inside to the outside by the check valve seal member 33, but does not enter the inside from the outside.
[0059]
In this state, the on-off valve body in the first embodiment is in an open state, and the check valve function of the check valve body 34 is in a working state.
[0060]
In addition, when the pin 47 is at the position of the abutting portion 52e in FIG. 3 and the on-off valve body 35 moves further upward, the force of pressing the check valve body 34 by the first coil spring 39 in the closing direction is weakened. The check valve body 34 is lifted by the second coil spring 60, the seal by the check valve seal member 33 is released, and the second open position where the inside and outside of the endoscope are forcibly ventilated is set. .
[0061]
This state is the same as the case where both the on-off valve body 35 and the check valve body 34 are opened in the first embodiment.
Others are the same as in the first embodiment.
[0062]
The operation of the present embodiment is the same as that of the first embodiment except for the mechanism for forcibly setting the check valve body 34 to the open state.
[0063]
For example, in the case of autoclave sterilization after endoscopic examination, the release cap 8 is attached and rotated from the state shown in FIG. The first open position can be set, the check valve function of the check valve body 34 is activated, and a situation where the outer tube of the bending portion 12 is broken during the negative pressure process can be avoided.
[0064]
Further, after the autoclave sterilization is finished, the release cap 8 is further rotated and set to a position where the pin 47 contacts the abutting portion 52e, so that the check valve body 34 is also moved upward to move the open / close valve. The body 35 and the check valve body 34 are set at the second open position where the air is forcibly ventilated, and the inside and outside of the endoscope 1 are set to the same pressure after the autoclave sterilization.
The effect of this embodiment is the same as that of the first embodiment.
[0065]
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Note that portions having the same functions as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals as those of the first embodiment, and detailed description thereof is omitted.
Here, a spring 61 provided between the rotating body 43 and the communication pipe 31 is used as the urging means.
[0066]
FIG. 8 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. The mainspring 61 engages with the first concave portion 62 provided in the rotating body 43 and the second concave portion 63 provided in the communication pipe 31, and applies a force in a direction to always close the opening / closing valve body 34 with respect to the rotating body 43. Energized.
[0067]
Next, the operation of this embodiment will be described.
In addition to the action of the first embodiment, before opening the autoclave, the open cap 8 is accidentally rotated to the position where the pin 47 comes to the butting portion 52e, that is, the position where the inside and outside of the endoscope are forcibly communicated. Even if the hand is released, the pin 47 is rotated by the elastic force of the spring 61 so as to return to a position where it comes into contact with the abutting portion 52c, and the endoscope can be set in a state where the check valve functions.
The other operations are the same as those in the first embodiment.
[0068]
Therefore, in addition to the effects of the first embodiment, the present embodiment automatically automatically reaches the position where the check valve functions even if the endoscope is misoperated to be in a state of communication and subjected to autoclave sterilization. It is possible to eliminate the situation where the vapor enters the endoscope and damages the endoscope when the endoscope is restored and the inside and outside of the endoscope are set in a communication state.
[0069]
The present embodiment is not limited to the first embodiment, and can also be applied to a second embodiment in which the structure of the check valve opening means is different from that of the first embodiment.
Note that embodiments and the like obtained by partially combining the above-described embodiments and the like also belong to the present invention.
[0070]
[Appendix]
1. An endoscope body constructed in a watertight manner,
A communication hole provided in the partition wall of the endoscope body,
A first valve body that is disposed in the communication hole and opens and closes the communication hole by an external operation;
When the internal pressure of the endoscope main body is higher than the external pressure, it is opened in an open state by the pressure difference when the internal pressure of the endoscope main body is higher than the external pressure, and is opened inside the endoscope main body via the communication hole. A second valve body having a check valve function for opening the valve to the outside;
The first valve body has a closed position that shuts off the communication hole and the outside, and a first open position that is moved from the closed position and allows the second valve body to operate as a check valve. An internal opening comprising a valve opening / closing mechanism that is further moved from the first open position and is movable to a second open position that forcibly opens the second valve body. mirror.
2. A pressing portion provided on the first valve body and a second valve body provided on the second valve body and pressed by the pressing portion when the first valve body moves to the second open position, the second The endoscope according to appendix 1, further comprising: a pressed portion that forcibly opens the valve body.
3. The first valve body includes an annular member into which the second valve body is inserted, and a main body portion coupled to the annular member, and the pressing portion is disposed at an end of the annular member, The endoscope according to appendix 2, wherein the pressed portion is disposed at an end portion of the second valve element inserted into the annular member.
[0071]
4). The check valve body opening means for forcibly opening the first and second valve bodies with the movement of the first valve body is formed. Endoscope.
5. The check valve body opening means is disposed between the first valve body and the second valve body, and includes a first elastic member that presses the second valve body in the closing direction, and an endoscope body. The endoscope apparatus according to appendix 4, wherein the endoscope apparatus includes a second elastic member that is disposed between the first valve body and the second valve body and presses the second valve body in an opening direction.
(Purpose of Supplementary Notes 1 to 5) Provided is an endoscope in which a check valve is not likely to break down due to immersion in a disinfecting solution and the inside and outside of the endoscope can be communicated.
[0072]
6). An endoscope main body configured to be watertight, a communication hole provided in the endoscope partition wall, and a valve element that connects the communication hole to the outside of the endoscope due to a pressure difference when the internal pressure of the endoscope is higher than the external pressure. In an endoscope provided with a check valve that moves in the direction and vents, and a check valve opening means that opens and vents the check valve by external operation,
An endoscope characterized in that an urging means for urging a force in the opposite direction to the force for performing the external operation is provided.
7). The external operation is performed by rotating a rotating member of a base provided with a check valve, and the urging means engages a spring that urges a force that rotates the rotating member in a direction opposite to the external operation. The endoscope according to appendix 6, wherein the endoscope includes a first locking portion provided on the rotating member and a second locking portion provided on the endoscope main body side that engages with the mainspring.
(Object of Additional Notes 6 and 7) Provided is an endoscope which is not subjected to autoclave sterilization while the inside and outside of the endoscope are in communication.
[0073]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, an endoscope main body configured to be watertight,
A communication hole provided in the partition wall of the endoscope body,
A first valve body that is disposed in the communication hole and opens and closes the communication hole by an external operation;
When the internal pressure of the endoscope main body is higher than the external pressure, it is opened in an open state by the pressure difference when the internal pressure of the endoscope main body is higher than the external pressure, and is opened inside the endoscope main body via the communication hole. A second valve body having a check valve function for opening the valve to the outside;
The first valve body has a closed position that shuts off the communication hole and the outside, and a first open position that is moved from the closed position and allows the second valve body to operate as a check valve. Since a valve opening / closing mechanism is formed that is further moved from the first open position and is movable to the second open position for forcibly opening the second valve body, the disinfectant solution, etc. The second valve body having a check valve function is arranged inside the first valve body that can be set to the closed state when immersed in the water, and the second valve body is not exposed to the outside. Thus, it is possible to effectively prevent the second valve body from functioning as a check valve, and by setting the first open position, it is possible to cope with the negative pressure process in autoclave sterilization by the check valve function.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view of an endoscope according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a configuration of a vent base in a state covered with an open cap.
FIG. 3 is a front view showing a configuration of an opening cap.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state of a vent base in a state where the opening / closing valve body is set in an open state by rotating from a state in which an open cap is attached.
FIG. 5 shows the vent cap in a state where the opening cap is further rotated and the check valve body is set to the open state together with the open valve body.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a configuration of a vent base in a state covered with an open cap according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a configuration of a vent base in a state covered with an open cap according to a third embodiment of the present invention.
8 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
[Explanation of symbols]
1 ... Endoscope
2 ... Insertion section
3. Operation unit
4. Light guide code
5 ... Eyepiece
6 ... Connector
7 ... Connector body
8 ... Opening cap
9 ... Vent base
11 ... tip
12 ... Curved part
25 ... outer tube
30 ... space
31 ... Communication pipe
32. Check valve chamber
33. Check valve seal member
34. Check valve body
34a ... Projection
35 ... Opening and closing valve body
35a ... Notch groove
36 ... Cam receiving pin
37 ... Cam groove
38 ... Pressing member
39 ... Coil spring
41 ... Sealing member
42 ... Cover tube
43 ... Rotating body
44 ... Screw
45 ... Long hole
46 ... O-ring
47 ... pin
48 ... Notch for engagement
51 ... Cap body
52 ... Guide groove
53 ... Pin for engagement
Attorney Susumu Ito

Claims (3)

水密に構成された内視鏡本体と、
上記内視鏡本体の隔壁部に設けられた連通孔と、
上記連通孔に配置され、外部操作によって上記連通孔を開閉する第１の弁体と、
上記連通孔に上記第１の弁体より内側に配置され、内視鏡本体の内圧が外圧より高い場合にその圧力差により作動して開状態となり、上記連通孔を介して内視鏡本体内を外部に開放する逆止弁機能を有する第２の弁体と、
上記第１の弁体は、上記連通孔と外部とを遮断する閉位置と、該閉位置から移動されて上記第２の弁体における逆止弁としての作動を許容する第１の開位置と、該第１の開位置よりさらに移動されて上記第２の弁体を強制的に開状態とする第２の開位置とに移動可能にする弁開閉機構を設けたことを特徴とする内視鏡。An endoscope body constructed in a watertight manner,
A communication hole provided in the partition wall of the endoscope body,
A first valve body that is disposed in the communication hole and opens and closes the communication hole by an external operation;
When the internal pressure of the endoscope main body is higher than the external pressure, it is opened in an open state by the pressure difference when the internal pressure of the endoscope main body is higher than the external pressure, and is opened inside the endoscope main body via the communication hole. A second valve body having a check valve function for opening the valve to the outside;
The first valve body has a closed position that shuts off the communication hole and the outside, and a first open position that is moved from the closed position and allows the second valve body to operate as a check valve. An internal opening comprising a valve opening / closing mechanism that is further moved from the first open position and is movable to a second open position that forcibly opens the second valve body. mirror. 上記第１の弁体に設けられた押圧部と、上記第２の弁体に設けられ、第１の弁体が第２の開位置に移動する際に上記押圧部に押圧され、該第２の弁体を強制的に開状態にする被押圧部とを有することを特徴とする請求項１に記載の内視鏡。A pressing portion provided on the first valve body and a second valve body provided on the second valve body and pressed by the pressing portion when the first valve body moves to the second open position, the second The endoscope according to claim 1, further comprising: a pressed portion that forcibly opens the valve body of the valve. 上記第１の弁体は、上記第２の弁体が挿入される環状部材と、該環状部材と結合する本体部とからなり、上記押圧部は環状部材の端部に配置されており、上記被押圧部は上記環状部材に挿入された第２の弁体の端部に配置されていることを特徴とする請求項２に記載の内視鏡。The first valve body includes an annular member into which the second valve body is inserted, and a main body portion coupled to the annular member, and the pressing portion is disposed at an end of the annular member, The endoscope according to claim 2, wherein the pressed portion is disposed at an end portion of the second valve body inserted into the annular member.

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