JP4357874B2 - Ubiquitous streaming apparatus and ubiquitous streaming control method - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを経由して提供されるストリーミング・コンテンツの再生におけるその停止や再開の技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
現在、インターネット上で提供されているストリーミング・コンテンツは、パーソナルコンピュータや携帯型情報端末等の端末機器（以下、「端末」と称する）で動作可能なプレイヤー・ソフトでユーザーにより視聴することができる。そして、ユーザーは、これらの端末で、ストリーミング・コンテンツの中断や再開を行うことが可能であるが、この中断や再開は当該プレイヤー・ソフトのプロセス上でのみ可能となっている。プログラムの中断・再開を行う技術は、例えば、特許文献１に記載されている。この技術では、以前実行していた計算機とは異なるアーキテクチャーのＯＳが稼働システムでの処理の再開を可能にしており、異なるＯＳ上で共通の仮想計算機を実行することにより、従来と同等の方法（ＰＣでいうところのサスペンド、ハイバネーションとレジューム）で実現している。
【０００３】
すなわち、再生を複数の端末にまたがって行おうとした場合や、同一の端末であってもプレイヤー・ソフトを再起動し、又は別のプレイヤー・ソフトを使用した場合には、視聴を中断したストリーミング・コンテンツの中断した位置、すなわち、コンテンツの視聴の開始からの視聴時間や、ストリーミングの位置（ダウンロードしたデータ量）に係る情報（以下、本明細書では「中断情報」と称する）が失われてしまうので、他の端末によるストリーミング・コンテンツの中断時点（開始からの経過時間でも良いし、全体のデータ量のダウンロード済みデータ量等のデータでも良い）からの再開による再生や、同一端末においては、プレイヤー・ソフトを再起動し、又は別のプレイヤー・ソフトを使用した場合におけるストリーミング・コンテンツの中断時点からの再開による再生はできない。
【０００４】
また、プレイヤー・ソフトによる中断や再開を行う場合にも、ユーザーによって、ストリーミング・コンテンツの中断に対して、直接操作をしなければならない。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００１−５６７９号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ストリーミング・コンテンツを、いかなる場合であっても、すなわち、複数の端末を介したり、異なるプレイヤー・ソフトでストリーミング・コンテンツを再開したりしようとした場合であっても、中断したストリーミング・コンテンツを一貫して視聴することを可能にする技術を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の一局面では、あるストリーミング・コンテンツに対するプレイヤー・ソフトによる中断情報を、共通の中継サーバー上に退避しておき、別の端末や、別のプレイヤー・ソフト（同一のプレイヤー・ソフトでも良い）のプロセスで視聴を開始する際に、退避しておいた中断情報を復元することによって、中断した時点からの視聴を可能としている。
【０００８】
本発明は、ストリーミングコンテンツの再生要求を任意の再生開始時点からの再生要求を含めて受け付け、認証手続きを経て要求元の認証端末に前記要求に従うストリーミングコンテンツを送出するサーバと、前記サーバとの認証手続きを伴う通信により前記サーバに対して再生対象となるストリーミングコンテンツを要求する端末との間に中継装置として介在し、前記サーバと前記サーバが認証した認証端末との間の通信による前記要求を含む制御流の情報を中継するユビキタス・ストリーミング装置であって、前記制御流の情報をもとに、前記認証端末によるストリーミングコンテンツの再生が中断したことを検出し、当該中断したストリーミングコンテンツの再生開始点を復元可能な中断情報を生成し前記認証端末に対応付けて記録する中断制御手段と、前記制御流の情報をもとに、前記認証端末から前記サーバに対して前記ストリーミングコンテンツの再生要求が送出されたことを検知し、当該検知にもとづき前記中断情報から前記ストリーミングコンテンツの再生開始時点を復元し、当該復元した再生開始時点を示す情報を前記再生要求に対する応答情報として前記要求元の前記認証端末に送出する再開制御手段とを具備したことを特徴とする。
【０００９】
また、本発明は、ストリーミングコンテンツの再生要求を任意の再生開始時点からの再生要求を含めて受け付け、認証手続きを経て要求元の認証端末に前記要求に従うストリーミングコンテンツを送出するサーバと、前記サーバとの認証手続きを伴う通信により前記サーバに対して再生対象となるストリーミングコンテンツを要求する端末との間に介在し、前記サーバと前記サーバが認証した認証端末との間の通信による前記要求を含む制御流の情報を中継する中継装置のユビキタス・ストリーミング制御方法であって、前記制御流の情報をもとに、前記認証端末によるストリーミングコンテンツの再生が中断したことを検出し、当該中断したストリーミングコンテンツの再生開始点を復元可能な中断情報を生成し前記認証端末に対応付けて記録する中断制御手段と、前記制御流の情報をもとに、前記認証端末から前記サーバに対して前記ストリーミングコンテンツの再生要求が送出されたことを検知し、当該検知にもとづき前記中断情報から前記ストリーミングコンテンツの再生開始時点を復元し、当該復元した再生開始時点を示す情報を前記再生要求に対する応答情報として前記要求元の前記認証端末に送出する再開制御手段とを具備し、前記中断制御手段は、前記制御流の情報から中断要求を受け付けるステップと、中断要求元の端末に対して認証手続きを行うステップと、認証手続きを経た認証端末との制御流の情報に従い前記中断情報を生成するステップとを具備し、前記再開制御手段は、前記制御流の情報からストリーミングコンテンツの再生要求を受け付けるステップと、再生要求元の端末に対して認証手続きを行うステップと、認証手続きを経た認証端末に対して中断情報が存在するか否かを判定するステップと、中断情報が存在するとき、当該中断情報から中断時点を認識し、当該中断時点を再生開始時点として復元するステップと、復元した再生開始時点の情報を前記認証端末に送付するステップとを具備することを特徴とする。
【００１０】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明に係る技術が適用されるネットワークの概略構成を模式的に示す図である。
このネットワークは、ストリーミング・コンテンツを含む様々なコンテンツ（以下、「コンテンツ」と称する）を提供するメディア・サーバーＭ（以下、「サーバー」と称する）と、コンテンツの再生を行うプレイヤー・ソフトＰ（以下、単に、「プレイヤー」とも称する）を備えた端末Ｔとを備え、サーバーＭと端末Ｔとの間に、本発明の一実施形態に係るユビキタス・ストリーミング装置Ｓ（以下、「ストリーミング装置」と称する）を設置している。なお、以下の説明においては、便宜上、プレイヤーＰは、端末Ｔ（或いは、端末Ｔを操作するユーザー）を意味する場合もある。
また、図１において、サーバーＭとプレイヤーＰとの間で送受信するコンテンツとして、制御流とデータ流との２つの流れが記載されているが、図１に示すように、一般に、コンテンツは、コンテンツ・データ自身であるデータ流と、コンテンツの選択・再生・停止などに関わる制御流とで構成されている。
【００１１】
図２は、本発明の一実施形態に係るストリーミング装置Ｓの概略構成を示す図である。図２において、各部の基本的な機能は以下の通りである。
【００１２】
中断検出部１１は、コンテンツの再生の中断を検出すると、コンテンツの再生の中断に係る中断情報を生成する。中断制御部１２は、中断検出部１１で生成された中断情報を記録部１４に退避させて保持させる。再開制御部１３は、記録部１４に保持された中断情報を復元する。
【００１３】
制御要求入力部２１は、制御流に関して、プレイヤーＰからのリクエストを受信する。制御要求出力部２２は、制御流に関して、プレイヤーＰからのリクエストをサーバーＭに送信する。制御応答入力部２３は、制御流に関して、サーバーＭからのレスポンスを受信する。制御応答出力部２４は、制御流に関して、サーバーＭからのレスポンスをプレイヤーＰに送信する。
【００１４】
データ要求入力部３１は、データ流に関して、プレイヤーＰからのリクエストを受信する。データ要求出力部３２は、データ流に関して、プレイヤーＰからのリクエストをサーバーＭに送信する。データ応答入力部３３は、データ流に関して、サーバーＭからのレスポンスを受信する。データ応答出力部３４は、データ流に関して、サーバーＭからのレスポンスをプレイヤーＰに送信する。
【００１５】
端末接続管理部４０は、ユーザーまたは端末とコンテンツの識別を実行する機能を備えている。
【００１６】
図３及び図４を参照して、上記のように構成された本発明の一実施形態に係るストリーミング装置Ｓの基本的な動作の流れを説明する。図３は、中断時における、本発明の一実施形態に係るストリーミング装置Ｓの基本的な動作の流れを示す図である。また、図４は、再開時における、本発明の一実施形態に係るストリーミング装置Ｓの基本的な動作の流れを示す図である。
【００１７】
図３において、処理を開始すると、プレイヤーＰ（又は端末Ｔ）からの中断要求を入力する（ステップＡ１）。次に、プレイヤーＰの中断要求に対して、そのプレイヤーＰの認証を行う（ステップＡ２）。そして、認証が終了すると、プレイヤーＰからの要求や応答を解釈して、中断時点を中断情報として検出する（ステップＡ３）。そして、中断情報の退避・保持を行い（ステップＡ４）、処理を終了する。
【００１８】
次に、中断したコンテンツの再開を行う場合には、図４において、処理を開始すると、プレイヤーＰ（又は端末Ｔ）からのコンテンツの再生要求を入力する（ステップＢ１）。次に、プレイヤーＰの再生要求に対して、そのプレイヤーＰの認証を行う（ステップＢ２）。そして、認証が終了すると、プレイヤーＰからの要求や応答を解釈して、中断に係る中断情報を検出する（ステップＢ３）。そして、中断情報があるかどうかを判定し（ステップＢ４）、中断情報がある場合には、コンテンツの再生中に中断されたものと判断し、中断情報から中断時点を抽出して、当該中断時点に係る情報をプレイヤーＰからの要求に対する応答として復元する（ステップＢ５）。そして、復元された中断時点に係る情報をプレイヤーＰに送出して（ステップＢ６）、処理を終了する。これにより、プレイヤーＰは、中断時点に係る情報に基づいて、中断時点からコンテンツの再開を行う。これにより、中断時点からの視聴を再開することができる。一方、ステップＢ４において中断情報がないものと判断した場合には、当該コンテンツは中断されたものではないものとして、中断時点をコンテンツの開始時点として（ステップＢ６）、処理を終了する。これにより、中断情報がない場合には、コンテンツの再生を最初から開始することになる。
【００１９】
上記のような動作により、複数の端末にまたがった場合や、異なるプレイヤーでコンテンツの再生を再開しようとした場合であっても、シームレスな環境で中断したコンテンツの視聴を再開することができる。
【００２０】
ここで、中断情報の記録や再開に当たって、どのような情報に基づいて中断情報を生成して記録するかによって、具体的な処理方法が異なる。具体的には、処理方法に応じて、図３に示す構成における、中断検出部１１、中断制御部１２、再開制御部１３及び端末接続管理部４０に対する制御方式が異なってくる。
【００２１】
中断検出部１１、中断制御部１２、再開制御部１３、端末接続管理部４０に対する制御方式については、例えば、図５に示すような方式を適宜選択して、シームレスなコンテンツの視聴を可能とすることが好ましい。
図５に示すように、制御方式には、詳細は後述するように、大きく分けて、プレイヤー制御方式と、ストリーム制御方式との２つの制御方式がある。プレイヤー制御方式は、コンテンツの選択・再生・停止などに関わる制御流に着目し、この制御流に基づいて制御することによって、シームレスな環境を実現するための方式である。ストリーム制御方式は、コンテンツ・データそのものであるデータ流に基づいて制御することによって、シームレスな環境を実現するための方式である。以下、各制御方式について簡単に説明し、その後、各制御方式を採用した場合の具体例を説明する。
【００２２】
１． プレイヤー制御方式
プレイヤー制御方式は、上記のように、制御流に基づいて制御することによって、シームレスな環境を実現するための方式であるが、例えば、本発明の一実施形態に係るストリーミング装置Ｓがプロキシーやポータル・サーバーといった形態を採ることによって、この制御流に容易に介入することが可能となる。なお、プレイヤー制御方式には、例えば、それぞれメタファイル、ＨＴＭＬ（Hyper Text Markup Language）、又はスクリプトを使用するメタファイル方式、ＨＴＭＬ方式、又はスクリプト方式があり、以下、これらの方式について、順に説明する。
【００２３】
（１） メタファイル方式
ａ． 中断情報の検出、生成（中断検出部１１）
ストリーミング・システムのいくつかに対して、メタファイルを使用することができる。このメタファイルは、本来、コンテンツに関する様々な情報（名称、位置、著作権情報など）をサーバーＭとプレイヤーＰとの間で交換するためのものであって、サーバーＭからプレイヤーＰに対して情報を伝達するものである。
このため、プレイヤーＰで再生されたコンテンツの情報（例えば再生の開始からの再生時間）をサーバーＭに伝達することはできない。従って、中断情報を生成するのに当たって、メタファイルを参照した時刻情報を以ってコンテンツ再生の開始を検出したものとする（制御流の開始を検出する開始検出手段に対応）。なお、制御流の開始を検出する開始検出手段としては、メタファイルを送出したことにより開始を検出したり、プレイヤーＰ（クライアント）からの開始リクエストを受けたことにより開始を検出したり、データ流の送出開始を検出することにより制御流の開始を検出することも可能である。また、別の情報への参照した時刻情報を以ってコンテンツ再生の停止とみなすものとすることから、この当該情報に係るメタファイルの参照に伴う時刻情報を中断情報とする（制御流の停止を検出する停止検出手段に対応）。なお、制御流の停止を検出する停止検出手段としては、次のストリーミング・コンテンツの送出開始を検出することにより停止を検出したり、ストリーミング以外のコンテンツ送出を検出することにより停止を検出したり、再生停止リクエストを受けることにより停止を検出することも可能である。
【００２４】
ｂ． 中断情報の退避、保持（中断制御部１２）
上記のように、メタファイル中の情報はサーバーＭからストリーミング装置Sを経由したプレイヤーＰにしか伝達されない。よって、メタファイルへの参照をサーバーＭで観測することによって中断情報を退避・保持する。
【００２５】
ｃ． 中断情報に基づいた再生状態の復元（再開制御部１３）
メタファイル中にコンテンツの再生開始時刻を指定することができる。従って、次回のメタファイル参照時に、直前に観測されたコンテンツ再生の停止時刻をメタファイル中に格納する。
メタファイルを受信したプレイヤーＰはメタファイル中に指定された再生開始時刻からコンテンツの再生を開始する。
【００２６】
ｄ． ユーザー、端末、コンテンツの識別（端末接続管理部４０）
一般にメタファイルの伝送はＨＴＴＰで行われるので、ＨＴＴＰアクセスを適切に認証することによってユーザーと端末を識別することができる。
また、メタファイルとコンテンツは１対１であるため、このメタファイルへの参照が行われた際のＨＴＴＰ位置情報（ＵＲＬ）を以ってコンテンツの識別を行う。
【００２７】
（２） ＨＴＭＬ方式
ａ． 中断情報の検出、生成（中断検出部１１）
ストリーミング・システムのいくつかに対して、ＨＴＭＬを使用することができる。ＨＴＭＬは、本来、コンテンツに関する様々な情報（名称、著作権情報、内容など）をユーザーに提示するとともに、コンテンツを直接指示するものであって、サーバーＭからプレイヤーＰに対して情報を伝達するものである。このため、プレイヤーＰで再生されたコンテンツの情報（例えば再生の開始からの再生時間）をサーバーＭに伝達することはできない。なお、ＨＴＭＬを伝送するＨＴＴＰではこの向きの情報伝達も可能である。
そこで、ＨＴＭＬで指示されたコンテンツの再生を意味する位置情報への参照を以ってコンテンツ再生の開始を検出する（制御流の開始を検出する開始検出手段に対応）。また、コンテンツの停止を意味する位置情報への参照を以ってコンテンツ再生の停止とみなす（制御流の停止を検出する停止検出手段に対応）。このＨＴＭＬで指示されたコンテンツの再生及び停止を意味する位置への参照時刻を中断情報とする。
【００２８】
ｂ． 中断情報の退避、保持（中断制御部１２）
上記のように、ＨＴＭＬ中の情報はサーバーＭからプレイヤーＰにしか伝達されない。よって、メタファイル方式と同様に、ＨＴＭＬで指示された特別の意味を有する位置へのアクセスをストリーミング装置Ｓで観測することによって中断情報を間接的に退避・保持する。
【００２９】
ｃ． 中断情報の復元（再開制御部１３）
ＨＴＭＬ中にコンテンツの再生開始時刻を指定することができるので、次回の特別の意味を有する位置への参照時に、直前に観測されたコンテンツ再生の停止（中断）時刻をＨＴＭＬに格納する。
ＨＴＭＬには再生開始時刻が埋め込まれたコンテンツの位置が指示されているので、プレイヤーＰは当該箇所からのコンテンツの再生を開始できる。
【００３０】
ｄ． ユーザー、端末、コンテンツの識別（端末接続管理部４０）
一般にＨＴＭＬの伝送はＨＴＴＰで行われるので、ＨＴＴＰアクセスを適切に認証することによってユーザーと端末を識別することができる。
また、ＨＴＭＬではコンテンツの位置をＵＲＬで指示しているので、この位置情報を以ってコンテンツの識別とすることができる。
【００３１】
（３） スクリプト方式
ストリーミング・システムのいくつかは、client-side scriptingの機能を持つものがある（以下、単に「スクリプト」と記載）。このスクリプトは、本来、コンテンツに関する様々な情報（名称、著作権情報、内容など）をユーザーに効果的に提示するためのものであって、クライアントで処理されるプログラムである。
なお、スクリプトとは処理形態が異なるが、プレイヤーＰ上で解釈・実行されるもの、例えばネイティブ・コードで記述されたオブジェクトや（ＣＰＵで解釈され、実行される）、プレイヤー・アプリケーションに対する拡張または専用のプレイヤーＰなどがこのスクリプトのように機能させることは可能である。従って、本明細においては、これらを区別せず、スクリプトとして扱うものとする。
【００３２】
ａ． 中断情報の検出、生成（中断検出部１１）
スクリプトは主にＨＴＭＬ中に格納され、サーバーＭからプレイヤーＰに対して情報を伝達するものである。そして、プレイヤーＰにスクリプト（端末側で動作するプログラムに対応）が到達すると、そこでスクリプトは逐次解釈・実行される。ここで、サーバMからプレイヤーPへ送られるＨＴＭＬを中継する際にストリーミング装置SがＨＴＭＬへスクリプトを付加することにより、その解釈・実行の際に、プレイヤーＰが、自発的に様々な情報を収集して、収集した情報（端末側で動作するプログラムにより取得された再生位置に関する情報）をストリーミング装置Sに送信することが可能となる。
このため、スクリプトでコンテンツ再生の中断時刻などのある種の中断情報を検出して、それをストリーミング装置に伝達することが可能である。取得できる情報（端末側で動作するプログラムにより取得された再生位置に関する情報に対応）は時刻だけではなく、動画像の場合はフレームやフィールドといったコンテンツ特有の情報であってもよい。
なお、この時にスクリプトが収集する中断時刻などを中断情報とする。
【００３３】
ｂ． 中断情報の退避、保持（中断制御部１２）
上記のように、スクリプトによって収集された情報はスクリプトの働きによってプレイヤーＰからストリーミング装置Sに伝達することが可能である。よってスクリプトによって伝送された中断情報を退避・保持する。
この中断情報の退避・保持は、一般にはスクリプトがイベント・ドリブン方式で実行されるため、これに整合した形で行うことになる。つまり、コンテンツ再生開始ボタンまたは停止ボタンの押下時やページの遷移といったユーザーの視聴行動に従って、これらの行動に伴う情報を適切に収集して、ストリーミング装置Sに送信して、ストリーミング装置Sで退避・保持する。
【００３４】
ｃ． 中断情報の復元（再開制御部１３）
スクリプトによる実行によって再生開始時刻を指定したり、時刻情報に準ずる中断情報を元に以降の再生を開始させたりすることが可能である。よって、ストリーミング装置SはサーバーMから送られるＨＴＭＬを中継する際にこれらの中断情報を埋め込んでおくことができる。
スクリプトを埋め込まれたＨＴＭＬを受信したプレイヤーＰは、スクリプトを実行することによってスクリプト自身によってストリーミング装置Sから指定された中断情報を元に再生を開始する。
【００３５】
ｄ． ユーザー、端末、コンテンツの識別（端末接続管理部４０）
一般にスクリプトはＨＴＭＬに格納され、ＨＴＴＰにて伝送されるので、ＨＴＴＰアクセスを適切に認証することによってユーザーと端末を識別することができる。もちろん、スクリプトを適当に制御することによって、スクリプトによって認証処理を実施することも可能である。
また、スクリプトを使用する場合もＨＴＭＬによる制御と同様にコンテンツの位置をＵＲＬで支持しているので、この位置情報を以ってコンテンツの識別とすることができる。
【００３６】
２． ストリーム制御
ストリーム制御方式は、前述したように、コンテンツのデータ流に着目することによって実現する方式である。この方式では、いわゆるエッジ・サーバーと呼ばれる形態を採ることによって、このデータ流に対して容易に介入することが可能となる。なお、このエッジ・サーバーとは、ストリーミング又は大容量コンテンツ配信システムにおいて、ＩＰＳ等の中央サーバーとユーザー端末との中間又はユーザー端末側に近接して設置される装置であり、中央のコンテンツ配信サーバーのデータを分散配置し、コンテンツ・アクセスの利便性を向上させるものである。
ストリーミング・システムは、データ流であるコンテンツ・データ自身をプレイヤーＰの再生タイミングに同期させてサーバーＭから逐次送信するものである。ストリーミング・システムのいくつかに対して、エッジ・サーバーを設置することができる。このエッジ・サーバーは、本来、システムの主に性能要件（通信の局所性、負荷分散、信頼性）を達成するためのものである。
すなわち、エッジ・サーバーは、本来、有効帯域を効果的に利用したり、完全にデータをダウンロードさせることによる再生開始までの遅延時間の超大を抑えたり、ユーザーによるコンテンツ・データのファイルとしての２次利用を防ぐためのものである。
【００３７】
ａ． 中断情報の検出、生成（中断検出部１１）
エッジ・サーバーはサーバーＭからプレイヤーＰに対してコンテンツそのものであるデータ流を分配する際にデータ流そのものに関与することができる。また、上記のようにデータ流はプレイヤーＰの再生タイミングに同期されている。 このため、エッジ・サーバーでデータ流を観測することにより、その中断直前までに伝送されていたデータ部分を以って中断情報とすることができる。
【００３８】
ｂ． 中断情報の退避、保持（中断制御部１２）
上記のように、エッジ・サーバーでは直接中断情報を取得することができる。よって、エッジ・サーバーでは中断情報を適当に退避・保持することができる。
【００３９】
ｃ． 中断情報の復元（再開制御部１３）
エッジ・サーバーはサーバーＭからプレイヤーＰに配送されるデータ流の全てを直接観測できるため、次回の再生が開始された時点で、ストリーミング装置ＳがプレイヤーＰとサーバーＭの通信に介入して、直前に観測されたコンテンツ再生の中断情報を元に以降の再生を開始させることが可能である。
【００４０】
ｄ． ユーザー、端末、コンテンツの識別（端末接続管理部４０）
一般にデータ流の確立に先だってＨＴＴＰなどによるコンテンツの選択プロセスが実施されるので、このＨＴＴＰアクセスを適切に認証することによってユーザーと端末を識別することができる。この場合はコンテンツの識別もＨＴＴＰに準じ、ＵＲＬで識別される。上記以外に、データ流自身で認証機構を働かせることもできる。適切に認証されたユーザーまたは端末だけが後続のコンテンツを受信することが可能になる。この場合はコンテンツの識別はデータ流の確立時に指示されるので（例えばＵＲＬなどによって）、この識別情報を以ってコンテンツを識別する。
【００４１】
上記のように、本発明の一実施形態によれば、これらの情報の組み合わせごとに前掲の中断情報を管理することによって、ユーザーが端末を移動したさいにも当該コンテンツに対する正しい中断情報を復元して視聴を続けることを可能とする。なお、上記の各方式は、独立で中断や再開の制御に適用しても良いし、適宜組み合わせて、適用しても良い。例えば、メタファイル方式とＨＴＭＬ方式、更にスクリプト方式を組み合わせたもの等であって、例えば、検出方式にメタファイル方式、退避方式にスクリプト方式を採用するなど、その組み合わせは自由である。また、制御流の開始を検出する開始検出手段と制御流の停止を検出する停止検出手段とを適宜組み合わせることも可能である。例えば、メタファイル方式で開始検出し、ＨＴＭＬ方式で停止検出を行うことにより中断情報を検出することも可能である。
【００４２】
上記のような制御を行うことによって、コンテンツの視聴に関し、時間軸に対する自由度を持つユビキタス環境（すなわち、ある端末で視聴していたコンテンツを中断した場合に、他のどのような端末からも中断した時点から当該コンテンツを視聴できる環境）を実現できる。以下、各制御方式を用いた場合の具体例を示す。なお、以下の各具体例についても、適宜組み合わせて適用することは可能であるが、説明の便宜上、各方式を独立に適用した場合の例を示す。
【００４３】
（第１の具体例）
図６から図９を参照して、プレイヤー制御のメタファイル方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明する。図６から図９は、中断検出部１１、中断制御部１２、再開制御部１３、端末接続管理部４０の全てにプレイヤー制御のメタファイル方式を使用した場合の例を示す図である。
【００４４】
ユーザーがプレイヤーＰにより、ストリーミング装置Ｓを経由してサーバーＭにアクセスする。なお、プレイヤーＰとサーバーＭとのデータのやり取りは全てストリーミング装置Ｓを経由して行われる。具体的には、次の通りである。
まず、プレイヤーＰからの要求１のうち、制御流に関する要求は、ストリーミング装置Ｓの制御要求入力部２１で受け入れられ、ストリーミング装置Ｓの内部処理を経た後、制御要求出力部２２からサーバーＭに向けて送出される。このプレイヤーＰからの要求１は、例えば、要求のヘッダーとして、
GET http://tora.com/toratora/toratoratora.html
:
が記載されており、要求の本体は、所定の形式で送信される。そして、サーバーＭからの制御流に関する応答２は、ストリーミング装置Ｓの制御応答入力部２３で受け入れられ、ストリーミング装置Ｓの内部処理を経た後、制御応答出力部２４からプレイヤーＰに向けて送出される。
【００４５】
この時、プレイヤーＰ（上記のように、端末Ｔやユーザーを含む。以下、同様であるので、プレイヤーＰとのみ称する）はストリーミング装置Ｓによって認証されるが、この認証は、端末接続管理部４０によってＨＴＴＰ Ｂａｓｉｃ認証手順やＳＳＬクライアント証明書を利用する認証方法や、ＨＴＭＬ Ｆｏｒｍベースなどといった一般的な認証方法にて実施される。なお、これ以降の全てのやりとりは、ここで認証されたユーザー（Ｙ）によるものであることが識別される。
【００４６】
プレイヤーＰからの要求１のうち、データ流に関する要求は、ストリーミング装置Ｓのデータ要求入力部３１で受け入れられ、ストリーミング装置Ｓの内部処理を経た後に、データ要求出力部３２からサーバーＭに向けて送出される。サーバーＭからの応答３のうちデータ流に関する応答はストリーミング装置Ｓのデータ応答入力部３３で受け入れられ、ストリーミング装置Ｓの内部処理を経た後に、データ応答出力部３４部からプレイヤーＰに向けて送出される。この応答において、送信時型指定は、制御流がＨＴＴＰで転送する場合は例えば以下のようなＨＴＴＰメッセージ中のContent-Type属性値として示され、例えば、応答のヘッダーに、
:
Content-Type:text/html
:
として記載され、応答の本体が、
<html>
:
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wvx”>寅さん</a>
:
として、記載されることによって、サーバーＭが、応答３として、プレイヤーＰに対してコンテンツのリストを送信する。この場合、ストリーミング装置Ｓはコンテンツのリストに何ら介入せず、応答４として、リストをそのままプレイヤーＰへ中継する。そして、プレイヤーＰはコンテンツのリストを解釈し、ユーザーに提示する。
【００４７】
ユーザーが、図７に示すように、コンテンツ「寅さん」を選択したとすると、プレイヤーＰは、例えば、
GET http://tora.com/toratora/toratoratora.wvx
をストリーミング装置Ｓを経由して、ＨＴＭＬで記述された位置情報であるＵＲＬ（http://tora.com/toratora/toratoratora.wvx）にアクセスする。そこて、プレイヤーＰによる要求（６、７）はストリーミング装置Ｓを経由し、位置情報の指す当該サーバーＭに到着する。
【００４８】
サーバーＭは、プレイヤーＰに対してコンテンツに関するメタファイル（８、１２）を送信する。これは例えば以下のようなメタファイル形式で記述されており、メタファイルであるという型指定の元で送信される。
<asx>
:
<ref href=”mms://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”/>
:
ＨＴＴＰ伝送時の型指定は、例えば、
:
Content-Type:video/x-ms-wvx
:
となる。また、コンテンツ・データ１３は、サーバーＭから、プレイヤーＰに送信されるが、データそのものは、ストリーミング装置Ｓを介しても介さなくても構わない。
【００４９】
ここで、ストリーミング装置Ｓの中断検出部１１は、図示しないサーバーＭからの応答データの型指定からメタファイルであることを識別して、プレイヤーＰがコンテンツ自身とほぼ等価と言える当該メタファイルのＵＲＬのコンテンツの再生を開始したことを検出する。これにより、中断検出部１１はメタファイルのＵＲＬと検出時刻Ｔを中断制御部１２に通知する。中断制御部１２は中断検出部１１の検出したＵＲＬと、検出時刻Ｔと、端末接続管理部４０が事前に検出したユーザー情報Ｙの組み合わせ｛Ｙ、ＵＲＬ、Ｔ｝（記録の順序は問わない）を中断情報として記録部１４に蓄える。この一連の処理の後に、サーバーＭによるメタファイルはプレイヤーＰに中継される。
【００５０】
プレイヤーＰはメタファイルを解釈し、例えば以下のような実際のコンテンツのＵＲＬ１３にアクセスする。
mms://tora.com/toratora/toratoratora.wmv
このように、メタファイルによる制御の場合、プレイヤーＰによる実際のコンテンツへのアクセスとそれに伴うデータ流にはストリーミング装置Ｓは一切介入しない。
【００５１】
次に、ストリーミング装置Ｓによる中断の検出は次のように行われる。例えば、ユーザーがコンテンツの視聴中に別の操作、図８に示すような、他のＵＲＬである「寅に」の選択を行い、該コンテンツの視聴が中断されると、当該ＵＲＬ（図８の例では、httpt:://tora.com/toratora/toratoratora.wvx）へのアクセス情報がストリーミング装置Ｓを経由してサーバーＭに送信される。この要求はストリーミング装置Ｓの中断検出部１１で何らかのアクセスの発生として検出される。
【００５２】
中断制御部１２は、中断検出部１１からアクセスの通知をその検出時刻Ｕと共に受けると、当該ユーザーＹが最近視聴中であったコンテンツのエントリー｛Ｙ、ＵＲＬ、Ｔ｝に関して、視聴が中断したと判断し、｛Ｙ、ＵＲＬ、Ｔ、Ｕ｝を記録部１４に蓄える。
その後、ユーザーが、コンテンツをコンテンツ・リストから選択したり、新たなＨＴＭＬを要求したりすると、上記の処理が実施される。
【００５３】
中断されたコンテンツを再生する場合には、まず、ストリーミング装置Ｓの中断検出部１１は、プレイヤーＰの要求１７に係る応答データの型指定からメタファイルであることを識別する。そこで、プレイヤーＰがコンテンツのメタファイルのＵＲＬの再生を開始したことを検出すると、中断検出部１１はメタファイルのＵＲＬと検出時刻Ｖを中断制御部１２に通知する。
【００５４】
中断制御部１２は、上記のように、中断検出部１１の検出したＵＲＬ及び検出時刻と端末接続管理部４０が事前に検出したユーザー情報Ｙの組み合わせ｛Ｙ、ＵＲＬ、Ｖ｝を中断情報として記録部１４に記憶しようとするが、既に｛Ｙ、ＵＲＬ、Ｔ、Ｕ｝が登録済みであるため、ユーザーＹが当該ＵＲＬに係るコンテンツの再生を再開したと判断する。
【００５５】
中断制御部１２は以前の登録エントリーである｛Ｙ、ＵＲＬ、Ｔ、Ｕ｝から以前の再生がＵ−Ｔ＝Ｗ時間で中断したことを認識し、再開制御部１３に再開処理を促すと共に記録部１４に｛Ｙ、ＵＲＬ、Ｖ｝を格納する。
【００５６】
再開制御部１３はサーバーＭからのメタファイルを例えば以下のように改変し、プレイヤーＰへ送信する。
<starttime value=”10”/>
プレイヤーＰはメタファイルを解釈し、実際のコンテンツのＵＲＬにアクセスするが、メタファイルには開始時刻“１０”の指定が為されているため、プレイヤーＰは時刻“１０”（例えば、１０分目）からの視聴の再開の要求２３をサーバーＭに送信する。
【００５７】
このような手順により、ユーザーが再開時点を明示的に指定することなくコンテンツの中断及び中断時点からの再開が可能となる。
【００５８】
（第２の具体例）
図１０から図１５を参照して、プレイヤー制御のＨＴＭＬ方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明する。図１０から図１４は、中断検出部１１、中断制御部１２、再開制御部１３、端末接続管理部４０の全てにプレイヤー制御のＨＴＭＬ方式を使用した場合の例を示す図である。
【００５９】
図１０において、第１の具体例と同様に、ユーザーがプレイヤーＰを使用してストリーミング装置Ｓを経由してサーバーＭにアクセスする。この時、ユーザーまたはプレイヤーＰはストリーミング装置Ｓによって認証されるが、この認証についても第１の具体例と同様である。
【００６０】
サーバーＭはプレイヤーＰにコンテンツのリストを返信する。これは例えば以下のようなＨＴＭＬで記述されている。
<html>
:
<object classid=”clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name=”src” value=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
</object>
:
また、このデータの送信に当たって、ＨＴＭＬであるという送信データ型指定が為されているが、ＨＴＴＰによって転送が行われる場合は例えば以下のようなものになる。
:
Content-Type:text/html
:
ストリーミング装置Ｓの中断検出部１１は型指定によってコンテンツのリストを解釈する動作を開始する。この解釈の結果、このＨＴＭＬがclassid=”clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”という属性を持つコンテンツを含んでいると認識する。なお、コンテンツ自体が、http://tora.com/toratora/toratoratora.wmvというＵＲＬで支持されるということも検出される。
【００６１】
中断検出部１１はコンテンツの位置情報であるＵＲＬを中断制御部１２に通知する。中断制御部１２は、ユーザー情報とＵＲＬに基づいて、当該ユーザーのこのＵＲＬに関する再生状況を記録部１４から抽出する。ここで、初めて当該ＵＲＬにアクセスする場合には、再生状況は見つからないので、当該ＵＲＬに関する中断情報としてコンテンツの最初からの再生経過時間として０を再開制御部１３に通知する。
【００６２】
再開制御部１３は中断制御部１２から通知されたＵＲＬに関して、そのコンテンツ・リストに制御情報を加える。この制御情報は、例えば以下のようなHTMLで記述されるが、使用する通信プロトコルで許される制御方式であればどのようなものでも構わない。
【００６３】
例えば、以下のようにＵＲＬに対する制御を行うため、元のＵＲＬに対して‘？’記号に続けてパラメーターを付与すようにしても良い。
:
<html>
<object classid=”clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name=”src”value=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
</object>
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?start”>再開</a>
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?pause”>中断</a>
:
上記のように、再開制御部１３で変更されたコンテンツ・リストはプレイヤーＰに送信される。なお、複数のコンテンツが含まれている場合には、それらの複数のコンテンツは全て上記のように処理される。そして、ストリーミング装置Ｓで処理されたコンテンツは、プレイヤーＰに送信されて、プレイヤーＰは、当該コンテンツを解釈して、ユーザーに提示する。
【００６４】
次に、図１１に示すように、ユーザーが、第１の具体例で例に挙げたコンテンツ”寅さん”を希望したとすると、ユーザーはコンテンツの視聴に際して、提示された”再開”のリンクを辿ることになる。このユーザーからの要求１０はプレイヤーＰによってストリーミング装置Ｓに送信される。
【００６５】
ストリーミング装置Ｓの中断検出部１１はこの特別なパラメーターを含む要求を検出する。更に、中断検出部１１は、この要求に関するＵＲＬと要求の検出時刻Ｔと、要求の種類（この場合”ｓｔａｒｔ”）を中断制御部１２に通知する。中断制御部１２は、要求の種類が”ｓｔａｒｔ”であることを認識し、中断検出部１１の検出したＵＲＬと検出時刻と端末接続管理部４０が事前に検出しているユーザー情報Ｙとの組み合わせ｛Ｙ、ＵＲＬ、Ｔ｝を中断情報として記録部１４に記録する。
【００６６】
この一連の処理の後に、ユーザーはコンテンツの視聴を開始する。なお、ＨＴＭＬ方式による制御の場合には、ストリーミング装置ＳはプレイヤーＰによる実際のコンテンツへのアクセスとそれに伴うデータ流には一切介入しない。
【００６７】
ユーザーがコンテンツの視聴を中断すると、先に提示されたコンテンツ・リストの”中断”のリンクを辿ることになるが、このユーザーからの要求１５は、図１２に示すように、プレイヤーＰによってストリーミング装置Ｓに送信される。
【００６８】
中断検出部１１は、プレイヤーＰから送信された特別なパラメーターを含む要求を検出して、当該要求に関するＵＲＬと要求の検出時刻Ｕと、要求の種類（この場合”ｐａｕｓｅ”）を中断制御部１２に通知する。
【００６９】
中断制御部１２は要求の種類が”ｐａｕｓｅ”であることを認識し、中断検出部１１からのＵＲＬと端末接続管理部４０が事前に検出しているユーザー情報Ｙとの組み合わせから、記録部１４に格納されたエントリーを抽出する。中断制御部１２は、記録部１４に登録されたエントリーである｛Ｙ、ＵＲＬ、Ｔ｝に関して、今回の要求を反映させて、｛Ｙ、ＵＲＬ、Ｔ、Ｕ｝を代わりに記録部１４に格納する。
【００７０】
その後、ユーザーがコンテンツの視聴を行うと、図１０から図１２に示す処理が実施される。
【００７１】
中断されたコンテンツを再生する場合には、まず、中断制御部１２は、当該ユーザーのこのＵＲＬに関する視聴状況を記録部１４から抽出すると、前回の中断情報｛Ｙ、ＵＲＬ、Ｔ、Ｕ｝が抽出される。
【００７２】
中断制御部１２はＵ−Ｔ＝Ｗ時間で再生が中断したことを認識し、再開制御部１３に再開処理を促す。再開制御部１３はサーバーＭからのコンテンツ・リストを例えば以下のように改変し、プレイヤーＰへ送信する。
<html>
:
<object classid=”clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name=”src” value=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
<param name=”CurrentPosition”value=”10”>
</object>
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?start”>再開</a>
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?pause”>中断</a>
:
上記のように、前回の視聴時間である“１０”（例えば、分）が指定されている。そこで、プレイヤーＰはコンテンツ・リストを解釈し、ユーザーに提示する。従って、ユーザーが、コンテンツ「寅さん」の視聴を選択した場合には、図１４に示すように、当該コンテンツ２４において、そこに指定された、最初から１０分目からの視聴が再開される。
【００７３】
（第３の具体例）
図１５から図１９を参照して、プレイヤー制御のスクリプト方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明する。図１５から図１９は、中断検出部１１、中断制御部１２、再開制御部１３、端末接続管理部４０の全てにプレイヤー制御のスクリプト方式を使用した場合の例を示す図である。
【００７４】
図１５において、第１の具体例と同様に、ユーザーがプレイヤーＰを使用してストリーミング装置Ｓを経由してサーバーＭにアクセスする。この時、ユーザーまたはプレイヤーＰはストリーミング装置Ｓによって認証されるが、この認証についても第１の具体例と同様である。
【００７５】
サーバーＭは、プレイヤーＰにコンテンツのリストを送信するが、このリストは、例えば、第２の具体例と同様のものであって、例えば、
:
<html>
<object classid=”clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name=”src” value=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
</object>
:
また、データ型についても第２の具体例と同様であって、例えば、
:
Content-Type:text/html
:
で示される。
【００７６】
ストリーミング装置Ｓの中断検出部１１は、第２の具体例と同様に、型指定によってコンテンツのリストを解釈する動作を開始し、コンテンツの位置情報を中断制御部１２に通知する。
【００７７】
中断制御部１２は、第２の具体例と同様に、当該ユーザーのこのＵＲＬに関する再生状況を記録部１４から抽出する。中断制御部１２は、これに加えて、例えば以下のような小さなスクリプトを生成し、再開制御部１３に通知する。
document.location = “http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?now =” + CurrentPosition
このスクリプトは当該ＵＲＬのコンテンツに関し、現在の再生箇所をパラメーターとして送信するものである。
【００７８】
再開制御部１３は中断制御部１２から通知されたＵＲＬに関して、コンテンツ・リストに制御情報を加える。これは例えば以下のようなＨＴＭＬで記述される。
<html>
<object classid=”clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name=”src”value=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
</object>
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?pause”onClick=”document.location = ‘http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?now=’ + CurrentPosition’”>中断</a>
:
再開制御部１３で変更されたコンテンツ・リストは、第２の具体例と同様に、プレイヤーＰに送信される。そして、プレイヤーＰはコンテンツ・リストを解釈し、第２の具体例と同様に、ユーザーに提示する。
【００７９】
ユーザーが、コンテンツ「寅さん」の視聴を希望したものとする。ユーザーはコンテンツの視聴に際して提示されたプレイヤーＰを自由に操作し、コンテンツを試聴することになる。この間、プレイヤーＰとサーバーＭ間ではデータ流が交換されるが、図１６に示すように、ストリーミング装置Ｓはこれに関与することはない。
【００８０】
図１７に示すように、ユーザーがコンテンツの視聴を中断すると、先に提示されたコンテンツ・リストの「中断」のリンクを辿ることになる。このユーザーからの要求によって埋め込まれたスクリプトが起動される。スクリプトはプレイヤーＰが現在再生中の箇所（Ｔ）を検出し、ストリーミング装置Ｓへ送信する。これは例えばプレイヤーＰによる以下のような特別のＵＲＬへのアクセスとなる。
http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?now=10
ストリーミング装置Ｓの中断検出部１１はこのパラメーターが含まれた特別のＵＲＬへのアクセスを検出する。中断検出部１１はこの要求されたＵＲＬを解釈して、ユーザーが当該コンテンツを時点“１０”まで再生したと認識し、当該ＵＲＬと再生時点“１０”を中断制御部１２に通知する。
【００８１】
中断制御部１２は中断検出部１１からの情報と端末接続管理部４０からのユーザー情報Ｙの組み合わせ｛Ｙ、ＵＲＬ、０、Ｔ｝を中断情報として記録部１４に格納する。その後、ユーザーコンテンツの視聴を行うと、上記の処理が実施される。
【００８２】
中断制御部１２は当該ユーザーのこのＵＲＬに関する再正状況を記録部１４から抽出すると、前回の中断情報｛Ｙ、ＵＲＬ、０、Ｔ｝が抽出される。
【００８３】
図１８に示すように、中断制御部１２はＴ−０＝Ｗ時間で中断したことを認識し、再開制御部１３に再開処理を促す。さらに、中断制御部１２は例えば以下のような小さなスクリプトを生成し、再開制御部１３に通知する。
document.location=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?now=”+CurrentPosition
再開制御部１３はサーバーＭからのコンテンツ・リストを例えば以下のように改変し、Ｐへ送信する。
:
<html>
<object classid=”clsid:CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name=”src” value=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
<param name=”CurrentPosition”value=”W”>
</object>
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?pause”onClick=”document.location=’http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?now=’+CurrentPosition’”>中断</a>
:
上記のように、前回の視聴時間である“１０”（例えば、分）及びスクリプトが指定されている。
【００８４】
プレイヤーＰはコンテンツ・リストを解釈し、ユーザーに提示する。従って、ユーザーが「寅さん」の視聴を選択した場合には、図１９に示すように、そこに指定された１０分目からの視聴が再開される。
【００８５】
（第４の具体例）
図２０から図２２を参照して、ストリーム制御のエッジ・サーバー方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明する。図２０から図２２は、中断検出部１１、中断制御部１２、再開制御部１３、端末接続管理部４０の全てにストリーム制御のエッジ・サーバー方式を使用した場合の例を示す図である。
【００８６】
図２０に示すように、ユーザーがプレイヤーＰを使用してストリーミング装置Ｓを経由してサーバーＭにアクセスする。この要求１は、例えば、
:
PLAY/toratora/toratoratora.wmv
:
であって、データ流に対するものである。
【００８７】
この時、ユーザーはまたはプレイヤーＰはストリーミング装置Ｓによって認証される。これはストリーミング・プロトコルによる認証が行われる。ストリーミング・プロトコルによる認証は、例えばＲＴＳＰであればＨＴＴＰに準拠した手順（つまりＢａｓｉｃ認証など）が利用できるし、ＭＭＳであればＭＭＳ自体は認証機能を持たないため、ＷｉｎｄｏｗｓTM Ｍｅｄｉａシステムでは別プロトコルを併用し、ＨＴＴＰ ＢａｓｉｃやＮＴＬＭなどによって認証を達成する。
【００８８】
ストリーミング装置Ｓの中断検出部１１はプレイヤーＰの要求を解釈し、これが例えば「寅さん」と呼ばれるコンテンツの再生であることを認識する。中断検出部１１はコンテンツの位置情報を中断制御部１２に通知する。
【００８９】
中断制御部１２は当該ユーザーのこのＵＲＬに関する再生状況を記録部１４から抽出する。ここで、初めて当該ＵＲＬにアクセスする場合には、再生状況は見つからないので、このＵＲＬに関する中断情報としてコンテンツを構成する最小単位である送信レコード自体または送信レコードの位置情報（タイム・ラインまたはシーケンス／フィールド／フレーム／シーン番号等）として０を再開制御部１３に通知する。
【００９０】
再開制御部１３は中断制御部１２から通知されたＵＲＬのコンテンツに関して、同時に通知されている位置情報からの再生要求６をサーバーＭに送出する。これは一般的なストリーミング・プロトコルの再生位置指定によって行われる。例えばＲＴＳＰでは以下のような要求となる。
:
Range:0-
:
サーバーＭはストリーミング装置Ｓの要求したコンテンツ７を応答として送信する。ストリーミング装置ＳはサーバーＭからの応答８（コンテンツそのもの）は特に介在することなくプレイヤーＰへ転送する。そして、プレイヤーＰは応答を解釈し、コンテンツ「寅さん」の再生を開始する。
【００９１】
ユーザーがコンテンツの視聴を中断すると、図２１に示すように、プレイヤーＰに対してデータ流に対する再生停止要求１０を発行する。これは例えば次のようなものである。
:
TEARDOWN/toratora/toratoratora.wmv
:
中断検出部１１はこの要求を解釈して、当該ＵＲＬに関する視聴が中断されたことを認識する。中断検出部１１は要求の検出された時点において、プレイヤーＰに送出しようとしていたストリーミングデータの情報を取得する。このデータを中断位置にかかる情報として、中断検出部１１は中断制御部１２に通知する。
【００９２】
中断制御部１２は、中断検出部１１からのＵＲＬとこの中断位置にかかる情報と、端末接続管理部４０が検出しているユーザー情報Ｙとの組み合わせ｛Ｙ、ＵＲＬ、０、Ｔ｝を中断情報として記録部１４に格納する。
【００９３】
プレイヤーＰからの停止要求１４は特に介入されることなくサーバーＭに到着し、コンテンツの再生が停止される。
【００９４】
その後、コンテンツの視聴を行うと、上記の処理が実施される。
【００９５】
コンテンツの再生を再開する場合には、図２２に示すように、プレイヤーＰから再生要求１５がくると、ストリーミング装置Ｓの中断制御部１２は、所定のユーザーに係るＵＲＬに関する再生状況を記録部１４から抽出する。この抽出により前回の中断情報である｛Ｙ、ＵＲＬ、０、Ｔ｝が取得できると、中断制御部１２は以前の視聴がＴ時点で中断したことを認識して、再開制御部１３に再開処理を促す。
【００９６】
再開制御部１３は中断制御部１２から通知されたＵＲＬに関して、同時に通知されている位置情報からの再生をサーバーＭに要求する。これは一般的なストリーミング・プロトコルの再生位置指定によって行われる。例えばＲＴＳＰでは以下のような要求となる。
:
Range:10-
:
サーバーＭはストリーミング装置Ｓの要求したコンテンツの途中からの再生を応答として返信する。ストリーミング装置ＳはサーバーＭからの応答１９に特に介入することなくプレイヤーＰにそのまま転送する。そして、プレイヤーＰは、サーバーＭの応答２０を解釈して、コンテンツ「寅さん」の途中からの視聴が可能とする。
【００９７】
上記の各制御方式は、完全に独立しており、単独で適用しても良いし、適宜互いに組み合わせて使用しても良い。また、上記の具体例に示したもの以外に、中断情報が得られるような方法であれば、どのような方式を採用しても構わない。
このように、本発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
【００９８】
例えば中断検出部１１、中断制御部１２にスクリプト方式を適用し、再開制御部１３にメタファイル方式を適用するなどの組み合わせが可能である。この他に、一つの実装システム内において、これらの制御方式を同時に実施することも可能である。また、本発明に係る制御方式には各々特性があるため、コンテンツの種類やユーザーなどによってこれらの制御方式を切り替えるようにしても良い。
【００９９】
さらに、各構成要素の一般的な性質、例えばエッジ・サーバー方式では、データ流を蓄えることが可能であり、これによって再視聴時にサーバーＭが未稼働であったり、サーバーＭからの視聴回数などによるアクセス制御などが行われていても、自在に中断・再開操作を行うことができる。
【０１００】
また、ユーザー及び端末を識別することが可能であるため、ユーザーの趣向や端末の能力などに合わせてコンテンツの提示方法を変更する機能と合わせて使うことができる。
【０１０１】
また、例えば各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【０１０２】
【発明の効果】
本発明の実施形態によれば、コンテンツの中断や再開に関わる操作にユーザーが介在することなく、それらの動作が滞りなく行われ、ユーザーはあたかも中断していなかったかのようにコンテンツを視聴することができる技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る技術が適用されるネットワークの概略構成を模式的に示す図。
【図２】 本発明の一実施形態に係るストリーミング装置の概略構成を示す図。
【図３】 中断時における、本発明の一実施形態に係るストリーミング装置の基本的な動作の流れを示す図。
【図４】 再開時における、本発明の一実施形態に係るストリーミング装置の基本的な動作の流れを示す図。
【図５】 本発明の実施形態において各制御方式を説明するための図。
【図６】 プレイヤー制御のメタファイル方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図７】 プレイヤー制御のメタファイル方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図８】 プレイヤー制御のメタファイル方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図９】 プレイヤー制御のメタファイル方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図１０】 プレイヤー制御のＨＴＭＬ方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図１１】 プレイヤー制御のＨＴＭＬ方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図１２】 プレイヤー制御のＨＴＭＬ方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図１３】 プレイヤー制御のＨＴＭＬ方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図１４】 プレイヤー制御のＨＴＭＬ方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図１５】 プレイヤー制御のＨＴＭＬ方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図１６】 プレイヤー制御のスクリプト方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図１７】 プレイヤー制御のスクリプト方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図１８】 プレイヤー制御のスクリプト方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図１９】 プレイヤー制御のスクリプト方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図２０】 ストリーム制御のエッジ・サーバー方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図２１】 ストリーム制御のエッジ・サーバー方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【図２２】 ストリーム制御のエッジ・サーバー方式を採用してコンテンツの中断及び再開を実現した具体例を説明するための図。
【符号の説明】
Ｍ…メディア・サーバー、Ｐ…プレイヤー・ソフト、Ｔ…端末装置、Ｓ…ユビキタス・ストリーミング装置、１１…中断検出部、１２…中断制御部、１３…再開制御部、１４…記録部、２１…制御要求入力部、２２…制御要求出力部、２３…制御応答入力部、２４…制御応答出力部、３１…データ要求入力部、３２…データ要求出力部、３３…データ応答入力部、３４…データ応答出力部、４０…端末接続管理部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for stopping or restarting playback of streaming content provided via a network.
[0002]
[Prior art]
Currently, streaming content provided on the Internet can be viewed by a user with player software operable on a terminal device (hereinafter referred to as “terminal”) such as a personal computer or a portable information terminal. The user can suspend and resume the streaming content at these terminals, but this suspend and resume can be performed only on the process of the player software. A technique for interrupting / resuming a program is described in
[0003]
In other words, if playback is attempted across multiple terminals, the player software is restarted even on the same terminal, or if another player software is used, Information related to the position at which the content is interrupted, that is, the viewing time from the start of content viewing and the streaming position (the amount of downloaded data) (hereinafter referred to as “interruption information” in this specification) is lost. Therefore, playback by restarting from the point of time when the streaming content is interrupted by another terminal (may be elapsed time from the start or data such as the downloaded data amount of the entire data amount), or on the same terminal, the player・ Streaming control when restarting software or using another player software Reproduction by the resume from the point of interruption of Ntsu can not.
[0004]
Also, when interrupting or resuming by player software, the user must directly operate on the interruption of the streaming content.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2001-5679 A
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention allows the streaming content to be interrupted in any case, i.e., through multiple terminals or when attempting to resume the streaming content with different player software. An object is to provide a technology that enables content to be viewed consistently.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In one aspect of the present invention, interruption information by a player software for a certain streaming content is saved on a common relay server, and another terminal or another player software (the same player software may be used). When viewing is started in this process, the saved interruption information is restored to enable viewing from the point of interruption.
[0008]
The present invention accepts a streaming content playback request including a playback request from an arbitrary playback start point, sends a streaming content according to the request to an authentication terminal that has passed through an authentication procedure, and authentication of the server Including the request by communication between the server and an authentication terminal authenticated by the server, intervening as a relay device between the server and the terminal requesting the streaming content to be played back to the server by communication involving a procedure A ubiquitous streaming device that relays information on a control flow, wherein the reproduction of streaming content by the authentication terminal is detected based on the information on the control flow, and the reproduction start point of the interrupted streaming content is detected Suspend information that can be restored and recorded in association with the authentication terminal Based on the interrupt control means and the control flow information, the authentication terminal detects that the streaming content reproduction request is sent to the server, and based on the detection, the streaming content is determined from the interrupt information. And a restart control means for transmitting information indicating the restored playback start time to the requesting authentication terminal as response information to the playback request.
[0009]
The present invention also includes a server that accepts a streaming content playback request including a playback request from an arbitrary playback start point, and sends the streaming content according to the request to an authentication terminal that is a request source through an authentication procedure; Control including the request by communication between the server and the authentication terminal authenticated by the server, intervening between the server requesting the streaming content to be played back to the server by communication involving the authentication procedure of A ubiquitous streaming control method for a relay device that relays stream information, detecting that the reproduction of streaming content by the authentication terminal is interrupted based on the control stream information, and Generate interruption information that can restore the playback start point and associate it with the authentication terminal. Based on the interruption control means for recording and the information of the control flow, the authentication terminal detects that the reproduction request for the streaming content has been sent to the server, and based on the detection, the interruption information Resumption control means for restoring the reproduction start time of the streaming content, and sending information indicating the restored reproduction start time as response information to the reproduction request to the authentication terminal of the request source, and the interruption control means Receiving a suspension request from the information of the control flow, performing an authentication procedure for the terminal that requested the suspension, and generating the suspension information according to the information of the control flow with the authentication terminal that has undergone the authentication procedure; And the restart control means accepts a streaming content playback request from the control flow information. And a step of performing an authentication procedure on the reproduction request source terminal, a step of determining whether or not the interruption information exists for the authentication terminal that has undergone the authentication procedure, and when the interruption information exists, the interruption information And the step of recognizing the interruption point and restoring the interruption point as the reproduction start point, and sending the restored information of the reproduction start point to the authentication terminal.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram schematically showing a schematic configuration of a network to which the technology according to the present invention is applied.
This network includes a media server M (hereinafter referred to as “server”) that provides various contents including streaming content (hereinafter referred to as “content”), and player software P (hereinafter referred to as “server”) that reproduces the content. And a terminal T having simply a “player”), and between the server M and the terminal T, a ubiquitous streaming device S (hereinafter referred to as “streaming device”) according to an embodiment of the present invention. ) Is installed. In the following description, for the sake of convenience, the player P may mean the terminal T (or the user who operates the terminal T).
In FIG. 1, two flows, a control flow and a data flow, are described as content transmitted and received between the server M and the player P. As shown in FIG. -It consists of a data flow that is the data itself and a control flow related to selection / playback / stopping of the content.
[0011]
FIG. 2 is a diagram showing a schematic configuration of the streaming apparatus S according to the embodiment of the present invention. In FIG. 2, the basic functions of each part are as follows.
[0012]
When detecting the interruption of content reproduction, the
[0013]
The control
[0014]
The data
[0015]
The terminal
[0016]
With reference to FIG. 3 and FIG. 4, a basic operation flow of the streaming device S according to the embodiment of the present invention configured as described above will be described. FIG. 3 is a diagram showing a basic operation flow of the streaming device S according to the embodiment of the present invention at the time of interruption. FIG. 4 is a diagram showing a basic operation flow of the streaming device S according to the embodiment of the present invention at the time of restart.
[0017]
In FIG. 3, when the process is started, an interruption request from the player P (or terminal T) is input (step A1). Next, the player P is authenticated in response to the interruption request of the player P (step A2). When the authentication is completed, the request and response from the player P are interpreted, and the interruption point is detected as interruption information (step A3). Then, the interruption information is saved and retained (step A4), and the process is terminated.
[0018]
Next, when restarting the interrupted content, in FIG. 4, when the processing is started, a content reproduction request from the player P (or terminal T) is input (step B1). Next, the player P is authenticated in response to the playback request of the player P (step B2). When the authentication is completed, the request and response from the player P are interpreted, and the interruption information related to the interruption is detected (step B3). Then, it is determined whether or not there is interruption information (step B4). If there is interruption information, it is determined that the interruption has occurred during the reproduction of the content, and the interruption point is extracted from the interruption information. Is restored as a response to the request from the player P (step B5). Then, the information relating to the restored interruption point is sent to the player P (step B6), and the process is terminated. As a result, the player P resumes the content from the point of interruption based on the information related to the point of interruption. Thereby, viewing from the point of interruption can be resumed. On the other hand, if it is determined in step B4 that there is no interruption information, the content is not interrupted, the interruption time is set as the content start time (step B6), and the process is terminated. As a result, when there is no interruption information, the reproduction of the content is started from the beginning.
[0019]
With the operation as described above, even when the operation spans a plurality of terminals or when the reproduction of the content is resumed by a different player, the viewing of the content interrupted in a seamless environment can be resumed.
[0020]
Here, when recording or resuming interruption information, the specific processing method differs depending on what information is used to generate and record interruption information. Specifically, the control methods for the
[0021]
For the control method for the
As shown in FIG. 5, the control method is roughly divided into two control methods, a player control method and a stream control method, as will be described in detail later. The player control method is a method for realizing a seamless environment by paying attention to a control flow related to selection / playback / stopping of contents, and controlling based on this control flow. The stream control method is a method for realizing a seamless environment by performing control based on a data flow that is content data itself. Hereinafter, each control method will be briefly described, and then a specific example when each control method is adopted will be described.
[0022]
1. Player control method
As described above, the player control method is a method for realizing a seamless environment by controlling based on the control flow. For example, the streaming device S according to the embodiment of the present invention is a proxy or portal. -By taking the form of a server, it becomes possible to easily intervene in this control flow. The player control method includes, for example, a metafile method, an HTML (Hyper Text Markup Language), or a metafile method that uses a script, an HTML method, or a script method. These methods will be described below in order. .
[0023]
(1) Metafile method
a. Detection and generation of interruption information (interruption detection unit 11)
Metafiles can be used for some of the streaming systems. This metafile is originally for exchanging various information (name, position, copyright information, etc.) regarding the content between the server M and the player P. Is to communicate.
For this reason, the information of the content reproduced by the player P (for example, the reproduction time from the start of reproduction) cannot be transmitted to the server M. Therefore, in generating the interruption information, it is assumed that the start of content reproduction is detected using time information referring to the metafile (corresponding to the start detection means for detecting the start of the control flow). The start detection means for detecting the start of the control flow detects the start by sending a metafile, detects the start by receiving a start request from the player P (client), or the data flow. It is also possible to detect the start of the control flow by detecting the start of transmission. Also, since it is assumed that the content playback is stopped with the time information referred to another information, the time information associated with the reference to the metafile related to this information is set as the interruption information (stop of control flow) Corresponding to stop detection means for detecting). The stop detection means for detecting the stop of the control flow detects the stop by detecting the start of sending the next streaming content, detects the stop by detecting the sending of content other than streaming, It is also possible to detect a stop by receiving a playback stop request.
[0024]
b. Saving and holding interruption information (interruption control unit 12)
As described above, the information in the metafile is transmitted only from the server M to the player P via the streaming device S. Therefore, the suspend information is saved and held by observing the reference to the metafile by the server M.
[0025]
c. Restoration of reproduction state based on interruption information (resumption control unit 13)
The content playback start time can be specified in the metafile. Therefore, the content reproduction stop time observed immediately before the next metafile reference is stored in the metafile.
The player P that has received the metafile starts content playback from the playback start time specified in the metafile.
[0026]
d. Identification of user, terminal and content (terminal connection management unit 40)
In general, transmission of metafiles is performed by HTTP. Therefore, a user and a terminal can be identified by appropriately authenticating HTTP access.
Further, since the metafile and the content are in a one-to-one relationship, the content is identified by using HTTP location information (URL) when the metafile is referred to.
[0027]
(2) HTML method
a. Detection and generation of interruption information (interruption detection unit 11)
HTML can be used for some of the streaming systems. HTML originally presents various information (name, copyright information, content, etc.) related to the content to the user, and directly displays the content.InstructionsIn other words, information is transmitted from the server M to the player P. For this reason, the information of the content reproduced by the player P (for example, the reproduction time from the start of reproduction) cannot be transmitted to the server M. Note that this direction of information transmission is also possible with HTTP for transmitting HTML.
Therefore, the start of content reproduction is detected by referring to the position information that means the reproduction of the content instructed by HTML (corresponding to the start detection means for detecting the start of the control flow). Further, the content reproduction is regarded as a stop by referring to the position information indicating the stop of the content (corresponding to a stop detection means for detecting the stop of the control flow). With this HTMLInstructionsThe reference time to the position meaning the reproduction and stop of the content that has been played is used as the interruption information.
[0028]
b. Saving and holding interruption information (interruption control unit 12)
As described above, information in HTML is transmitted only from the server M to the player P. Therefore, in the same way as the metafile method,InstructionsThe interruption information is indirectly saved and retained by observing the access to the position having the special meaning by the streaming device S.
[0029]
c. Restoration information restoration (resume control unit 13)
Since the content reproduction start time can be designated in the HTML, the content reproduction stop (interruption) time observed immediately before the next reference to a position having a special meaning is stored in the HTML.
The position of the content where the playback start time is embedded in HTMLInstructionsTherefore, the player P can start playing the content from the location.
[0030]
d. Identification of user, terminal and content (terminal connection management unit 40)
In general, since HTML transmission is performed by HTTP, a user and a terminal can be identified by appropriately authenticating HTTP access.
Also, in HTML, the location of content is a URLInstructionsTherefore, it is possible to identify the content by using this position information.
[0031]
(3) Script method
Some streaming systems have a client-side scripting function (hereinafter simply referred to as “script”). This script is originally a program for effectively presenting various pieces of information (name, copyright information, content, etc.) to the user, and is a program processed by the client.
Although the processing form is different from the script, it is interpreted or executed on the player P, for example, an object described in native code (interpreted and executed by the CPU), or an extension or dedicated to the player application It is possible for the player P or the like to function like this script. Therefore, in the present specification, these are not distinguished and are handled as scripts.
[0032]
a. Detection and generation of interruption information (interruption detection unit 11)
The script is mainly stored in HTML and transmits information from the server M to the player P. When a script (corresponding to a program operating on the terminal side) reaches the player P, the script is sequentially interpreted and executed there. Here, when relaying the HTML sent from the server M to the player P, the streaming device S adds a script to the HTML, so that the player P spontaneously collects various information during the interpretation / execution. Thus, the collected information (information regarding the reproduction position acquired by the program operating on the terminal side) can be transmitted to the streaming device S.
For this reason, it is possible to detect certain types of interruption information such as the interruption time of content reproduction in a script and transmit it to the streaming device. The information that can be acquired (corresponding to the information related to the playback position acquired by the program operating on the terminal side) is not only the time but may be content-specific information such as a frame or a field in the case of moving images.
The interruption time collected by the script at this time is used as interruption information.
[0033]
b. Saving and holding interruption information (interruption control unit 12)
As described above, the information collected by the script can be transmitted from the player P to the streaming device S by the action of the script. Therefore, the interruption information transmitted by the script is saved and retained.
The saving and holding of the interruption information is generally performed in a manner consistent with the script because the script is executed in an event-driven manner. In other words, according to the user's viewing behavior such as when the content playback start button or stop button is pressed or page transition, information associated with these behaviors is appropriately collected, transmitted to the streaming device S, and saved by the streaming device S. Hold.
[0034]
c. Restoration information restoration (resume control unit 13)
It is possible to specify a playback start time by execution by a script, or to start subsequent playback based on interruption information according to time information. Therefore, the streaming apparatus S can embed the interruption information when relaying the HTML sent from the server M.
The player P that has received the HTML in which the script is embedded starts playback based on the interruption information designated by the script itself from the streaming device S by executing the script.
[0035]
d. Identification of user, terminal and content (terminal connection management unit 40)
In general, since the script is stored in HTML and transmitted by HTTP, the user and the terminal can be identified by appropriately authenticating the HTTP access. Of course, by appropriately controlling the script, the authentication process can be executed by the script.
Also, when a script is used, the position of the content is supported by the URL as in the case of the control by HTML, so that the content can be identified using this position information.
[0036]
2. Stream control
As described above, the stream control method is a method realized by paying attention to the data flow of content. In this system, it is possible to easily intervene in this data stream by adopting a so-called edge server. The edge server is a device installed in the middle of the central server such as IPS and the user terminal or close to the user terminal in a streaming or large-capacity content distribution system. Data is distributed to improve the convenience of content access.
In the streaming system, the content data itself as a data stream is sequentially transmitted from the server M in synchronization with the playback timing of the player P. Edge servers can be installed for some of the streaming systems. This edge server is primarily intended to achieve system performance requirements (communication locality, load balancing, reliability).
In other words, the edge server originally uses the effective bandwidth effectively, suppresses the excessive delay time until the start of playback by completely downloading the data, or secondary as a content data file by the user. This is to prevent use.
[0037]
a. Detection and generation of interruption information (interruption detection unit 11)
The edge server can participate in the data stream itself when distributing the data stream as the content itself from the server M to the player P. Further, as described above, the data stream is synchronized with the playback timing of the player P. For this reason, by observing the data stream at the edge server, the data portion transmitted immediately before the interruption can be used as interruption information.
[0038]
b. Saving and holding interruption information (interruption control unit 12)
As described above, the edge server can directly obtain the interruption information. Therefore, the edge server can appropriately save and hold the interruption information.
[0039]
c. Restoration information restoration (resume control unit 13)
Since the edge server can directly observe all of the data stream delivered from the server M to the player P, the streaming device S intervenes in the communication between the player P and the server M at the time when the next playback is started. It is possible to start the subsequent playback based on the content playback interruption information observed in FIG.
[0040]
d. Identification of user, terminal and content (terminal connection management unit 40)
In general, a content selection process using HTTP or the like is performed prior to establishment of a data flow. Therefore, a user and a terminal can be identified by appropriately authenticating the HTTP access. In this case, the content is also identified by the URL according to HTTP. In addition to the above, the authentication mechanism can be activated by the data stream itself. Only properly authenticated users or terminals can receive subsequent content. In this case, content identification is performed when the data stream is established.InstructionsTherefore, the content is identified using this identification information (for example, by URL).
[0041]
As described above, according to one embodiment of the present invention, by managing the interruption information described above for each combination of these information, the correct interruption information for the content can be restored even when the user moves the terminal. It is possible to continue watching. Each of the above methods may be applied independently to the control of interruption or restart, or may be applied in combination as appropriate. For example, a metafile method, an HTML method, and a script method may be combined. For example, a metafile method is used as a detection method, and a script method is used as a save method. It is also possible to appropriately combine the start detection means for detecting the start of the control flow and the stop detection means for detecting the stop of the control flow. For example, it is possible to detect the interruption information by detecting the start by the metafile method and detecting the stop by the HTML method.
[0042]
By performing the control as described above, the ubiquitous environment with a degree of freedom with respect to the time axis regarding content viewing (that is, when the content viewed on a certain terminal is interrupted, it is interrupted from any other terminal) (Environment in which the content can be viewed from the point of time). Hereinafter, specific examples in the case of using each control method will be shown. Note that the following specific examples can also be applied in appropriate combinations, but for convenience of explanation, an example in which each method is applied independently is shown.
[0043]
(First specific example)
With reference to FIG. 6 to FIG. 9, a specific example in which content interruption and resumption are realized by adopting a player-controlled metafile method will be described. 6 to 9 are diagrams illustrating an example in which the player-controlled metafile method is used for all of the
[0044]
The user accesses the server M via the streaming device S by the player P. All data exchange between the player P and the server M is performed via the streaming device S. Specifically, it is as follows.
First, of the
GET http://tora.com/toratora/toratoratora.html
:
The request body is transmitted in a predetermined format. Then, the response 2 regarding the control flow from the server M is received by the control
[0045]
At this time, the player P (including the terminal T and the user as described above, hereinafter the same, and hence only referred to as the player P) is authenticated by the streaming device S. This authentication is performed by the terminal
[0046]
Of the
:
Content-Type: text / html
:
And the body of the response is
<html>
:
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wvx”> 寅 -san </a>
:
As a
[0047]
As shown in FIG. 7, when the user selects the content “Mr. Mio”, the player P, for example,
GET http://tora.com/toratora/toratoratora.wvx
Is accessed via the streaming device S to a URL (http://tora.com/toratora/toratoratora.wvx), which is position information described in HTML. Therefore, the request (6, 7) by the player P arrives at the server M indicated by the position information via the streaming device S.
[0048]
The server M transmits a meta file (8, 12) related to the content to the player P. This is described in the following metafile format, for example, and is transmitted under the type designation of being a metafile.
<asx>
:
<ref href = ”mms: //tora.com/toratora/toratoratora.wmv” />
:
The type designation at the time of HTTP transmission is, for example,
:
Content-Type: video / x-ms-wvx
:
It becomes. The
[0049]
Here, the
[0050]
The player P interprets the metafile and accesses, for example, the
mms: //tora.com/toratora/toratoratora.wmv
As described above, in the case of the control by the metafile, the streaming device S does not intervene in the access to the actual content by the player P and the accompanying data flow.
[0051]
Next, detection of interruption by the streaming device S is performed as follows. For example, when the user selects another operation while viewing the content, such as “Nii”, which is another URL as shown in FIG. 8, and the viewing of the content is interrupted, the URL (FIG. 8) is displayed. In the example, access information to httpt :: //tora.com/toratora/toratoratora.wvx) is transmitted to the server M via the streaming device S. This request is detected by the
[0052]
When the
Thereafter, when the user selects content from the content list or requests a new HTML, the above processing is performed.
[0053]
When playing the interrupted content, the interrupt
[0054]
As described above, the
[0055]
The
[0056]
The
<starttime value = ”10” />
The player P interprets the metafile and accesses the URL of the actual content, but since the start time “10” is specified in the metafile, the player P has the time “10” (for example, the 10th minute). ) Is sent to the server M.
[0057]
According to such a procedure, the content can be interrupted and restarted from the interruption point without explicitly specifying the restart point.
[0058]
(Second specific example)
With reference to FIGS. 10 to 15, a specific example in which the suspension and resumption of content is realized by adopting the player-controlled HTML method will be described. FIG. 10 to FIG. 14 are diagrams illustrating an example in which the player-controlled HTML method is used for all of the
[0059]
In FIG. 10, as in the first specific example, the user accesses the server M via the streaming device S using the player P. At this time, the user or player P is authenticated by the streaming device S. This authentication is also the same as in the first specific example.
[0060]
The server M returns a list of contents to the player P. This is described in the following HTML, for example.
<html>
:
<object classid = ”clsid: CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name = ”src” value = ”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
</ object>
:
In addition, when transmitting this data, the transmission data type is designated as HTML, but when transfer is performed by HTTP, for example, the following is performed.
:
Content-Type: text / html
:
The
[0061]
The
[0062]
The
[0063]
For example, in order to control the URL as described below, '? A parameter may be added after the 'symbol.
:
<html>
<object classid = ”clsid: CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name = ”src” value = ”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
</ object>
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?start”> Restart </a>
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?pause”> Suspend </a>
:
As described above, the content list changed by the
[0064]
Next, as shown in FIG. 11, if the user desires the content “Mr. Tsuji” exemplified in the first specific example, the user clicks the “Resume” link presented when viewing the content. Will follow. The
[0065]
The
[0066]
After this series of processing, the user starts viewing the content. Note that in the case of control by the HTML method, the streaming device S does not intervene in the access to the actual content by the player P and the data flow associated therewith.
[0067]
When the user interrupts the viewing of the content, the “interrupt” link of the previously presented content list is followed. The
[0068]
The
[0069]
The
[0070]
Thereafter, when the user views the content, the processing shown in FIGS. 10 to 12 is performed.
[0071]
When playing the interrupted content, first, when the interrupt
[0072]
The
<html>
:
<object classid = ”clsid: CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name = ”src” value = ”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
<param name = ”CurrentPosition” value = ”10”>
</ object>
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?start”> Restart </a>
<a href=”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?pause”> Suspend </a>
:
As described above, “10” (for example, minutes), which is the last viewing time, is designated. Therefore, the player P interprets the content list and presents it to the user. Therefore, when the user selects the viewing of the content “Mr. Tsubaki”, as shown in FIG. 14, the viewing from the 10th minute from the beginning specified in the
[0073]
(Third example)
With reference to FIGS. 15 to 19, a specific example in which the suspension and resumption of content is realized by employing a player-controlled script method will be described. FIGS. 15 to 19 are diagrams illustrating an example in which a player-controlled script method is used for all of the
[0074]
In FIG. 15, as in the first specific example, the user accesses the server M via the streaming device S using the player P. At this time, the user or player P is authenticated by the streaming device S. This authentication is also the same as in the first specific example.
[0075]
The server M transmits a list of contents to the player P. This list is similar to the second specific example, for example,
:
<html>
<object classid = ”clsid: CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name = ”src” value = ”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
</ object>
:
The data type is the same as that of the second specific example. For example,
:
Content-Type: text / html
:
Indicated by
[0076]
Similarly to the second specific example, the
[0077]
The
document.location = “http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?now =” + CurrentPosition
This script transmits the current playback location as a parameter for the content of the URL.
[0078]
The
<html>
<object classid = ”clsid: CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name = ”src” value = ”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
</ object>
<a href = ”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?pause” onClick = ”document.location = 'http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?now=' + CurrentPosition '” > Suspend </a>
:
The content list changed by the
[0079]
It is assumed that the user wishes to view the content “Mr. Tsuji”. The user freely operates the player P presented at the time of viewing the content to audition the content. During this time, the data stream is exchanged between the player P and the server M, but the streaming device S is not involved in this as shown in FIG.
[0080]
As shown in FIG. 17, when the user interrupts the viewing of the content, the “suspend” link in the previously presented content list is followed. An embedded script is activated in response to a request from the user. The script detects the location (T) that the player P is currently playing and transmits it to the streaming device S. This is, for example, access to the following special URL by the player P.
http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?now=10
The
[0081]
The
[0082]
When the
[0083]
As shown in FIG. 18, the
document.location = ”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?now=” + CurrentPosition
The
:
<html>
<object classid = ”clsid: CFCDAA03-8BE4-11cf-B84B-0020AFBBCCFA”>
<param name = ”src” value = ”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv”>
<param name = ”CurrentPosition” value = ”W”>
</ object>
<a href = ”http://tora.com/toratora/toratoratora.wmv?pause” onClick = ”document.location = 'http: //tora.com/toratora/toratoratora.wmv? now =' + CurrentPosition '” > Suspend </a>
:
As described above, “10” (for example, minutes), which is the last viewing time, and a script are designated.
[0084]
Player P interprets the content list and presents it to the user. Accordingly, when the user selects viewing of “Mr. Tsuji”, viewing from the 10th minute designated there is resumed, as shown in FIG.
[0085]
(Fourth specific example)
With reference to FIGS. 20 to 22, a specific example in which the stream control edge server method is employed to suspend and resume content will be described. FIG. 20 to FIG. 22 are diagrams illustrating an example in which the stream control edge server method is used for all of the
[0086]
As shown in FIG. 20, the user accesses the server M via the streaming device S using the player P. This
:
PLAY / toratora / toratoratora.wmv
:
And for the data stream.
[0087]
At this time, the user or the player P is authenticated by the streaming device S. This is authenticated by a streaming protocol. For the authentication by the streaming protocol, for example, RTSP can use a procedure compliant with HTTP (that is, Basic authentication), and if it is MMS, the MMS itself does not have an authentication function.TM In the Media system, another protocol is used in combination, and authentication is achieved by HTTP Basic, NTLM, or the like.
[0088]
The
[0089]
The
[0090]
The
:
Range: 0-
:
The server M transmits the
[0091]
When the user interrupts viewing of the content, a
:
TEARDOWN / toratora / toratoratora.wmv
:
The
[0092]
The
[0093]
The
[0094]
Thereafter, when the content is viewed, the above processing is performed.
[0095]
In the case of resuming the content reproduction, as shown in FIG. 22, when the
[0096]
The
:
Range: 10-
:
The server M sends back a reproduction from the middle of the content requested by the streaming device S as a response. The streaming device S transfers the
[0097]
Each of the above control methods is completely independent and may be applied alone or in combination with each other as appropriate. In addition to the method shown in the above specific example, any method may be adopted as long as the interruption information can be obtained.
As described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the invention at the stage of implementation. Further, the above embodiments include inventions at various stages, and various inventions can be extracted by appropriately combining a plurality of disclosed constituent elements.
[0098]
For example, a combination of applying a script method to the
[0099]
Furthermore, the general nature of each component, for example, the edge server method, can store a data stream, which can cause the server M to be inactive at the time of re-viewing, the number of views from the server M, etc. Even if access control is performed, it is possible to perform suspension / resume operation freely.
[0100]
In addition, since it is possible to identify the user and the terminal, it can be used in conjunction with a function for changing the content presentation method according to the user's preferences, terminal capabilities, and the like.
[0101]
In addition, for example, even if some structural requirements are deleted from all the structural requirements shown in each embodiment, the problem described in the column of the problem to be solved by the invention can be solved, and the effect described in the effect of the invention Can be obtained as an invention.
[0102]
【The invention's effect】
According to the embodiment of the present invention, the operation is performed without delay in the operation related to the interruption or resumption of the content, and the user can view the content as if it was not interrupted. Can provide technology that can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically showing a schematic configuration of a network to which a technique according to the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram showing a schematic configuration of a streaming apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a basic operation flow of a streaming device according to an embodiment of the present invention at the time of interruption.
FIG. 4 is a diagram showing a basic operation flow of a streaming device according to an embodiment of the present invention when restarting.
FIG. 5 is a diagram for explaining each control method in the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram for explaining a specific example in which content suspension and resumption are realized by adopting a player-controlled metafile method;
FIG. 7 is a diagram for explaining a specific example in which content interruption and resumption are realized by adopting a player-controlled metafile method;
FIG. 8 is a diagram for explaining a specific example in which content suspension and resumption are realized by adopting a player-controlled metafile method;
FIG. 9 is a diagram for explaining a specific example in which content suspension and resumption are realized by adopting a player-controlled metafile method;
FIG. 10 is a diagram for explaining a specific example in which content interruption and resumption are realized by adopting a player-controlled HTML method;
FIG. 11 is a diagram for explaining a specific example in which content-based interruption and resumption are realized by adopting a player-controlled HTML method;
FIG. 12 is a diagram for explaining a specific example in which content interruption and resumption are realized by adopting a player-controlled HTML method;
FIG. 13 is a diagram for explaining a specific example in which content interruption and resumption are realized by adopting a player-controlled HTML method;
FIG. 14 is a diagram for explaining a specific example in which content interruption and resumption are realized by adopting a player-controlled HTML method;
FIG. 15 is a diagram for explaining a specific example in which content interruption and resumption are realized by adopting a player-controlled HTML method;
FIG. 16 is a diagram for explaining a specific example in which a player-controlled script method is used to realize content interruption and resumption.
FIG. 17 is a diagram for explaining a specific example in which content interruption and resumption are realized by adopting a player-controlled script method;
FIG. 18 is a diagram for explaining a specific example in which content interruption and resumption are realized by adopting a player-controlled script method;
FIG. 19 is a diagram for explaining a specific example in which the suspension and resumption of content is realized by adopting a player-controlled script method.
FIG. 20 is a diagram for explaining a specific example in which the interruption / resumption of content is realized by adopting an edge server method of stream control.
FIG. 21 is a diagram for explaining a specific example in which content stream interruption and resumption are realized by employing an edge server method of stream control.
FIG. 22 is a diagram for explaining a specific example in which a stream control edge server method is employed to realize content interruption and resumption.
[Explanation of symbols]
M ... Media server, P ... Player software, T ... Terminal device, S ... Ubiquitous streaming device, 11 ... Interrupt detection unit, 12 ... Interrupt control unit, 13 ... Resume control unit, 14 ... Recording unit, 21 ... Control
Claims (6)
前記制御流の情報をもとに、前記認証端末によるストリーミングコンテンツの再生が中断したことを検出し、当該中断したストリーミングコンテンツの再生開始点を復元可能な中断情報を生成し前記認証端末に対応付けて記録する中断制御手段と、
前記制御流の情報をもとに、前記認証端末から前記サーバに対して前記ストリーミングコンテンツの再生要求が送出されたことを検知し、当該検知にもとづき前記中断情報から前記ストリーミングコンテンツの再生開始時点を復元し、当該復元した再生開始時点を示す情報を前記再生要求に対する応答情報として前記要求元の前記認証端末に送出する再開制御手段と
を具備したことを特徴とするユビキタス・ストリーミング装置。A server that receives a streaming content playback request including a playback request from an arbitrary playback start point, sends the streaming content according to the request to an authentication terminal that is a request source through an authentication procedure, and communication involving an authentication procedure between the server and the server The control flow information including the request by communication between the server and the authentication terminal authenticated by the server is interposed as a relay device between the server and the terminal requesting the streaming content to be reproduced from the server. A ubiquitous streaming device that relays
Based on the information of the control flow, it detects that the reproduction of streaming content by the authentication terminal has been interrupted, generates interruption information capable of restoring the reproduction start point of the interrupted streaming content, and associates it with the authentication terminal Interruption control means for recording,
Based on the information of the control flow, it is detected that the streaming content playback request is sent from the authentication terminal to the server, and based on the detection, the streaming content playback start time is determined from the interruption information. A ubiquitous streaming apparatus comprising: a resumption control unit that restores and sends information indicating the restored reproduction start time as response information to the reproduction request to the authentication terminal that is the request source.
前記再開制御手段は、前記制御流の情報からストリーミングコンテンツの再生要求を受け付ける処理手段と、再生要求元の端末に対して認証手続きを行う処理手段と、認証手続きを経た認証端末に対して中断情報が存在するか否かを判定する処理手段と、中断情報が存在するとき、当該中断情報から中断時点を認識し、当該中断時点を再生開始時点として復元する処理手段と、復元した再生開始時点の情報を前記認証端末に送付する処理手段とを具備することを特徴とする請求項に記載のユビキタス・ストリーミング装置。The interruption control means includes a processing means for accepting an interruption request from the information of the control flow, a processing means for performing an authentication procedure on the interruption request source terminal, and the control flow information of the authentication terminal that has undergone the authentication procedure. Processing means for generating interruption information,
The restart control means includes processing means for accepting a streaming content reproduction request from the control flow information, processing means for performing an authentication procedure for the terminal that requested the reproduction, and interruption information for the authentication terminal that has undergone the authentication procedure. Processing means for determining whether or not there is interruption, processing means for recognizing the interruption point from the interruption information when the interruption information exists, and restoring the interruption point as the reproduction start point; The ubiquitous streaming device according to claim 1, further comprising processing means for sending information to the authentication terminal.
前記制御流の情報をもとに、前記認証端末によるストリーミングコンテンツの再生が中断したことを検出し、当該中断したストリーミングコンテンツの再生開始点を復元可能な中断情報を生成し前記認証端末に対応付けて記録する中断制御手段と、
前記制御流の情報をもとに、前記認証端末から前記サーバに対して前記ストリーミングコンテンツの再生要求が送出されたことを検知し、当該検知にもとづき前記中断情報から前記ストリーミングコンテンツの再生開始時点を復元し、当該復元した再生開始時点を示す情報を前記再生要求に対する応答情報として前記要求元の前記認証端末に送出する再開制御手段と
を具備し、
前記中断制御手段は、前記制御流の情報から中断要求を受け付けるステップと、中断要求元の端末に対して認証手続きを行うステップと、認証手続きを経た認証端末との制御流の情報に従い前記中断情報を生成するステップとを具備し、
前記再開制御手段は、前記制御流の情報からストリーミングコンテンツの再生要求を受け付けるステップと、再生要求元の端末に対して認証手続きを行うステップと、認証手続きを経た認証端末に対して中断情報が存在するか否かを判定するステップと、中断情報が存在するとき、当該中断情報から中断時点を認識し、当該中断時点を再生開始時点として復元するステップと、復元した再生開始時点の情報を前記認証端末に送付するステップとを具備することを特徴とする中継装置のユビキタス・ストリーミング制御方法。A server that receives a streaming content playback request including a playback request from an arbitrary playback start point, sends the streaming content according to the request to an authentication terminal that is a request source through an authentication procedure, and communication involving an authentication procedure between the server and the server Relaying control flow information including the request through communication between the server and the authentication terminal authenticated by the server, intervening between the server and the terminal requesting the streaming content to be played back to the server. A ubiquitous streaming control method for a relay device,
Based on the information of the control flow, it detects that the reproduction of streaming content by the authentication terminal has been interrupted, generates interruption information capable of restoring the reproduction start point of the interrupted streaming content, and associates it with the authentication terminal Interruption control means for recording,
Based on the information of the control flow, it is detected that the streaming content playback request is sent from the authentication terminal to the server, and based on the detection, the streaming content playback start time is determined from the interruption information. Resumption control means for restoring and sending information indicating the restored reproduction start time as response information to the reproduction request to the authentication terminal of the request source,
The interruption control means receives the interruption request from the control flow information, performs an authentication procedure on the interruption request source terminal, and the interruption information according to the control flow information with the authentication terminal that has undergone the authentication procedure. Generating
The restart control means includes a step of accepting a streaming content reproduction request from the information of the control flow, a step of performing an authentication procedure for the terminal that requested the reproduction, and interruption information for the authentication terminal that has undergone the authentication procedure A step of determining whether or not to perform the interruption, a step of recognizing the interruption point from the interruption information and restoring the interruption point as the reproduction start point, and the authentication of the information on the restored reproduction start point A ubiquitous streaming control method for a relay device, comprising: a step of sending to a terminal.
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