JP4357837B2 - 小袋中の液体組成物 - Google Patents
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は、透明又は半透明の液体媒質及び該液体媒質の中に含有される固体粒子を含む液体組成物に関する。
【0002】
(発明の背景)
1973年1月24日に発行されたGB−A−1303810は、粒径が少なくとも直径0.5mmの視覚的に識別可能な成分を含む、透明な液体組成物を開示している。視覚的に識別可能な成分が懸濁している液体媒質は、好ましくはビンガム体の粘弾性的特性を有する。すなわち、その内部構造によって、媒質は、降伏値を示し、その値から、媒質と懸濁された粒子との間の所与の密度差について安定的に懸濁されうる粒子の最大の大きさを計算することが可能であるいうことである。
【0003】
しかしながら、懸濁される粒子の所望の大きさが、沈みもせず、浮かびもせずに懸濁することができる理論的に最大である大きさを超えるならば、その時は、降伏値を高めるために液体媒質を改変しなけらばならないか、又は媒質と懸濁された粒子の間の密度差を下げなければならない。これらの解決法はいずれも実用的ではなく、経済的でもない可能性がある。さらに、媒質の降状点が高すぎると、製品を注ぐのが難しくなる。
【0004】
懸濁された粒子を含む、視覚的に魅力のある液体組成物を提供することが本発明の目的である。懸濁された粒子自体が製品の審美的外観に寄与してもよいし、又はある種の技術的な機能性を有してもよいし、又はその両方でもよい。不安定性の問題、すなわち、浮かぶか又は沈むことにより粒子が分離すること、及び過剰に高い降状点の問題は克服される。
【0005】
(発明の概要)
本発明は、透明又は半透明の液体媒質及び液体媒質の中に含有される固体粒子を含む液体組成物を提供し、その際、液体媒質は10重量%未満の水を含み、該組成物は個々の固体粒子が小袋の外側から眼に見えるように透明又は半透明の水溶性の材料から作られた小袋に収容されている。
【0006】
好ましくは、水溶性の小袋材料は、ポリアクリレート類及び水溶性アクリレートコポリマー類、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレート類並びにそれらの混合物及び積層体より成る群から選択される水溶性材料のフィルムを含む。さらに好ましくは、水溶性の小袋材料はポリビニルアルコール(PVA)を含む。
【0007】
小袋の外側から見た時、ヒトの眼に見えるには、固体粒子は少なくとも0.5ミリメートルの平均幾何直径、さらに好ましくは約0.5ミリメートル〜約12ミリメートルの間、及び最も好ましくは約1ミリメートル〜約5ミリメートルの間の平均幾何直径を有することが好ましい。本明細書で定義される個々の固体粒子の幾何直径は、個々の粒子と同一の体積を有する仮定上の球状粒子の直径である。1つより多くの固体粒子を考慮する場合、平均幾何直径は、個々の粒子の幾何直径の算術平均値である。
【0008】
農芸化学及び洗濯の業界を含む種々の産業界が、製品の用量配分をさらに容易にする方法の開発を試みてきている。これに関する方法の1つは、水溶性の小袋の中に封入される「一回用量」を提供することである。本発明の組成物は好ましくは、少なくとも陰イオン性界面活性剤及び脂肪酸ビルダーを含む洗濯用組成物の一回用量である。本発明の利点の1つは、固体粒子が液体媒質の中で必ずしも安定的に懸濁されている必要はなく、むしろ固体粒子は液体媒質の中で沈むか又は浮かんでもよいことである。これによって、もはや固体粒子と液体媒質の密度を一致させる必要がないので、配合者ははるかに大きな自由度を持つことができる。
【0009】
(発明の詳細な説明)
小袋及びそのための材料
本明細書で「小袋」と呼ばれる本発明の小袋は、通常、組成物を含む体積空間を包含する、本明細書で記載される水溶性フィルムからできている閉鎖構造である。本明細書で前記組成物をさらに詳しく後述する。小袋は組成物を保持するのに適切な、例えば、小袋が水と接触する以前に小袋から組成物が放出されることのない、いかなる形態、形状及び材料であることもできる。正確な実行は、例えば、小袋内の組成物の種類及び量、小袋の区画の数、小袋が組成物を保持、保護、及び送達、又は放出するのに必要とされる特質に依存する。
【0010】
小袋は、液体組成物を保持する区画を1つ有してもよいし、又は互いに連結した、若しくは互いに連結させずに1つの区画をもう1つの区画に封入させる(連結させない)多数の区画を有してもよい。
【0011】
小袋は、必要とされる操作、例えば、1度の洗浄に適した本明細書の組成物の一回使用量を含有するか、又は例えば、洗浄するものの汚れの大きさ及び/又は程度によって使用する量を変えられる、より大きな柔軟性を消費者に与える部分使用量だけを簡便に含有するような大きさであってよい。
【0012】
水溶性フィルム及び好ましくは全体としての小袋は、結果として得られる小袋が少なくとも部分的に延伸されるように、小袋の形成中及び/又は閉鎖時に延伸されることが好ましい場合がある。これによって小袋の体積空間を包含するのに必要なフィルムの量が減るはずである。フィルムを延伸すると、フィルムの厚さが減少する。延伸の程度は、フィルムの厚さの減少によってフィルムの延伸の量を示す。例えば、フィルムを延伸することによって、フィルムの厚さを正確に半分にすれば、その時、延伸されたフィルムの延伸度は100%である。また、延伸されたフィルムのフィルム厚が正確に未延伸フィルムの4分の1になるようにフィルムを延伸すれば、その時、延伸度はちょうど200%である。通常及び好ましくは、厚さ、従って延伸度は、形成及び閉鎖の工程により、小袋全体にわたって不均一である。
【0013】
小袋を延伸するもう1つの利点は、小袋の形状を形成する及び/又は小袋を閉鎖する時、延伸動作が小袋を不均一に延伸し、結果として不均一な厚さを有する小袋を生じることである。これによって、本明細書の水溶性の小袋の溶解を制御することができ、例えば、小袋に封入された洗剤組成物の構成成分を順番に水に放出することができる。
【0014】
好ましくは、小袋は、延伸された水溶性フィルムで形成された小袋の厚さ変動が10%〜1000%、好ましくは20%〜600%、又はさらには40%〜500%又はさらには60%〜400%となるように延伸される。これはいかなる方法でも、例えば、適切なマイクロメータを使用して測定できる。好ましくは小袋は延伸される水溶性フィルムから作られ、前記フィルムは、40%〜500%、好ましくは40%〜200%の延伸度を有する。
【0015】
小袋は水溶性フィルムから作られる。フィルム形態の材料は、当業界において既知の、例えば、ポリマー素材のキャスト法、吹き込み成型、押し出し又は吹き込み押し出しによって得られる。フィルムは2つ以上のフィルムの積層体であってもよい。
【0016】
材料は水溶性であり、最大孔径が50マイクロメートルであるガラスフィルターを使用した以下に示す方法によって測定した時、少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、又はさらに少なくとも95%の溶解度を有する。
【0017】
すなわち、区画及び/又は小袋の材料の水溶解度又は水分散度を決定する重量法は、材料50グラム±0.1グラムを400mlビーカーに加え、その重量を測定し、蒸留水245ml±1mlを加える。これを600rpmに設定された磁性攪拌器で30分間激しく攪拌する。次いで、混合物を、上記で定義した孔径(最大50マイクロメートル)を有する組立式定性焼き付けガラスフィルターを通してろ過する。回収したろ液から、いずれかの簡便な方法によって水を乾燥させ、残ったポリマーの重量を測定する(それが溶解又は分散留分である)。その後、%溶解度又は%分散度を計算することができる。
【0018】
好ましいポリマー、コポリマー又はそれらの誘導体は、ポリビニルアルコール類、ポリアルキレンオキシド類、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル類、セルロースエステル類、ポリビニルアセテート類、ポリカルボン酸類及び塩、ポリアミノ酸類又はペプチド類、ポリアミド類、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー類、デンプン及びゼラチンを含む多糖類、キサンタン及びカラゴムなどの天然ゴム類から選択される。さらに好ましいポリマーはポリアクリレート類及び水溶性アクリレートコポリマー類、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレート類から選択され、最も好ましくはポリビニルアルコール類、ポリビニルアルコールコポリマー類、及びヒドロキシメチルセルロース(HPMC)である。好ましくは、フィルム材料における型ポリマー(例えば、市販の混合物)の濃度は、例えばPVAポリマーではフィルムの少なくとも60重量%である。
【0019】
ポリマーはいかなる重量平均分子量、好ましくは約1000〜1,000,000、さらに10,000〜300,000、さらに15,000〜200,000、さらに20,000〜150,000を有することができる。
【0020】
ポリマーの混合物も用いることができる。これは、区画又は小袋の適用及び要求されるニーズに依存して、区画又は小袋の機械的及び/又は溶解特性の制御において特に有益であることができる。例えば、ポリマーの混合物が区画物質に存在することが好ましく、それによって1つのポリマー素材がその他のポリマー素材より、より高い水溶解度を有し、及び/又は1つのポリマー素材がその他のポリマー素材より、より高い機械的強度を有する。異なった重量平均分子量を有する、例えば、10,000〜40,000、好ましくはおよそ20,000の重量平均分子量のPVA又はそれらのコポリマーと、約100,000〜300,000、好ましくはおよそ150,000の重量平均分子量のPVA又はそれらのコポリマーの混合物を使用するのが好ましい。
【0021】
また、例えば、物質が水分散性又は水溶性でなければならない場合、典型的には1〜35重量%のポリラクチドとおよそ65〜99重量%のポリビニルアルコールを含むポリラクチドとポリビニルアルコールの混合によって達成される、ポリラクチド及びポリビニルアルコールなどの加水分解的に分解でき水溶性のポリマーブレンドを含むポリマーブレンド組成物も有用である。
【0022】
フィルムに存在するポリマーは、物質の溶解度を改善するために60%〜98%加水分解され、好ましくは80%〜90%加水分解されていることが好ましい場合がある。
【0023】
最も好ましいのは、上述のような水溶性及び延伸可能なフィルムであるフィルムである。極めて好ましい水溶性のフィルムは、PVAポリマーを含み、米国インディアナ州ゲーリーのクリス−クラフト・インダストリアル・プロダクツ(Chris−Craft Industrial Products)により販売されているような商品照会モノソール(登録商標)8630及び日本のアイセロ(Aicello)により販売されているPT−75で知られるフィルムに類似する特性を有するフィルムである。
【0024】
本明細書の水溶性フィルムは、ポリマー又はポリマー素材以外の他の添加物成分を含んでもよい。例えば、可塑剤、例えば、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール及びそれらの混合物、付加的な水、分解補助剤を添加することが有益であり得る。小袋又は水溶性フィルム自体が洗浄水に供給されるべき洗剤添加物、例えば、有機ポリマー汚れ放出剤、分散剤、染料移行阻害物質を含むことが有用であり得る。
【0025】
小袋は通常、組成物を部分的に閉じ込めるような方法で水溶性フィルムに本明細書の組成物を接触させ、部分的に形成された小袋を得る段階を含む工程によって作られる。組成物は、小袋当り少なくとも1つの固体粒子をすでに含有してもよいし、又はもう1つの方法としては、1以上の固体粒子が工程のこの段階で添加されてもよい。任意で、部分的に形成された小袋の第一の水溶性フィルムを次いで第二のフィルムに接触させ、フィルムを一緒に密閉して完全に形成された小袋を提供する。第一及び第二の水溶性のフィルムは、材料の規格及び物理的特性(例えば厚さ)という点で同一であってもよいが、これは必ずしも必要ではない。
【0026】
好ましい工程では、金型、好ましくは丸い内部側壁及び丸い内部底壁を有する金型を用いて小袋を作る。次いで、液体媒質及び少なくとも1つの固体粒子を金型に移してもよく、組成物を伴った金型の上に第二の水溶性フィルムを置き、次いで小袋を密閉してもよい。好ましくは熱シール又は溶媒シールによって第一及び第二のフィルムを密閉する。小袋の形成中、好ましくはフィルムを延伸する。適切な小袋形成方法は、1965年11月23日に発行され、クラウド・マシーン社(Cloud Machine Corp.)に譲渡された米国特許出願第3218776号に開示されている。
【0027】
液体組成物
通常、液体組成物は、小袋の内部体積空間に収容され、それは、小袋の1以上の区画に分割されてもよい。
【0028】
液体組成物は好ましくは、0.8kg/l〜1.3kg/l、好ましくは約1.0〜1.1kg/lの密度を有する。液体組成物はいかなる方法によっても作ることができ、通常その成分に応じていかなる粘度を有することもできる。所望であれば、硬化ヒマシ油及び/又は溶媒のような種々の粘度変性剤を用いて粘度を制御してもよい。硬化ヒマシ油は、チキシン(Thixcin)(登録商標)として市販されている。適切な溶媒を以下にさらに詳しく説明する。
【0029】
本発明の液体組成物は濃縮され、低レベルの水を含有する。液体組成物は、10重量%未満の水、好ましくは6重量%未満の水を含む。適切な組成物はさらに4重量%未満の水を含んでもよい。
【0030】
本明細書の組成物は通常、洗浄組成物又は布地ケア組成物、好ましくは硬質面洗剤、さらに好ましくは、予備処理又は浸漬組成物及び柔軟剤、皺防止剤、香料組成物のような布地強化剤を含むすすぎ添加組成物を含む洗濯用又は食器洗浄用組成物である。特に好ましいのは、布地洗浄組成物(洗濯洗剤)である。
【0031】
液体組成物の好ましい成分
本明細書に記載される成分の好ましい量は全て本明細書の組成物の重量%である。
【0032】
液体組成物が洗剤組成物であれば、少なくとも界面活性剤及びビルダーが存在し、好ましくは少なくとも陰イオン性界面活性剤及び同様に好ましくは非イオン性界面活性剤が存在し、並びに好ましくは少なくともビルダー、さらに好ましくは少なくとも、ホスフェートビルダー及び/又は脂肪酸ビルダーのような水溶性ビルダーが存在することが好ましい。
【0033】
その他の好ましい構成成分は、酵素及び/又は予備形成したペルオキシ酸のような漂白剤である。
【0034】
また、香料、光沢剤、緩衝剤(好ましくは5.5〜9、さらに好ましくは6〜8にpHを維持する)、粘土及びシリコン有益剤、泡抑制剤を含む、布地柔軟化剤も極めて好ましい。
【0035】
硬質表面洗浄組成物及び食器洗浄組成物では、少なくともホスフェートのような水溶性ビルダーが存在し、好ましくは界面活性剤、香料、酵素、漂白剤も存在することが好ましい。
【0036】
布地強化組成物では、好ましくは少なくとも香料及び布地有益剤、例えば、陽イオン性柔軟化剤、又は粘土系柔軟化剤、皺防止剤、織物直接染料が存在する。
【0037】
上記組成物のすべてで極めて好ましいのはまた、アルコール類、ジオール類、モノアミン誘導体類、グリセロール、グリコール類、ポリエチレングリコールのようなポリアルキレングリコール類のような追加的な溶媒である。アルコール類の混合物、ジオール類とアルコール類の混合物、混合物のような溶媒の混合物が極めて好ましい。極めて好ましいのが、(少なくとも)アルコール、ジオール、モノアミン誘導体及び好ましくはさらにグリセロールが存在することであってもよい。好ましくは本発明の組成物は、好ましくは50重量%未満又はさらに40重量%未満の溶媒(水以外の)、好ましくは30重量%未満又はさらに20重量%未満又はさらに35重量%未満の溶媒を有する濃縮された液体である。好ましくは、溶媒は組成物の少なくとも5重量%又はさらに少なくとも10重量%又はさらに少なくとも15重量%の濃度で存在する。
【0038】
極めて好ましいのは、組成物が水溶性小袋材料に対する可塑剤、例えば上述の可塑剤の1つ、例えばグリセロールを含むことである。かかる可塑剤は、組成物のその他の成分に対する溶媒であること及び小袋材料に対する可塑剤であることの二重の目的を有することができる。
【0039】
陰イオン性界面活性剤
本発明の洗剤組成物は好ましくは界面活性剤系を含む。好ましくは、少なくとも陰イオン性界面活性剤が存在し、好ましくは少なくとも直鎖アルキルベンゼンスルホン酸のようなスルホン酸界面活性剤が存在するが、塩の形態も使用してもよい。好ましくは、組成物の少なくとも15重量%又はさらに少なくとも20重量%又はさらに少なくとも30重量%であり、70重量%又はさらに60重量%又はさらに50重量%までが界面活性剤である。好ましくは、組成物の界面活性剤系には少なくとも陰イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤が、好ましくは1:2〜2:1、及びさらに好ましくは1.5:1〜1:1.5の比で存在する。
【0040】
陰イオン性界面活性剤(類)は好ましくは、組成物の少なくとも7.5重量%の濃度で存在する。さらに好ましくは陰イオン性界面活性剤は、組成物の10重量%以上又はさらに少なくとも15重量%、又はさらに22.5重量%以上の濃度にて存在する。
【0041】
本明細書で用いるのに適切な陰イオン性スルホネート又はスルホン酸界面活性剤には、C5〜C20、さらに好ましくはC10〜C16、さらに好ましくはC11〜C13のアルキルベンゼンスルホネート類、アルキルエステルスルホネート類、C6〜C22の第一級又は第二級のアルカンスルホネート類、スルホン化ポリカルボン酸の酸及び塩の形態、及びそれらのいずれかの混合物が挙げられるが、好ましくはC11〜C13のアルキルベンゼンスルホネート類が挙げられる。
【0042】
本発明の組成物で使用するのに適切な陰イオン性サルフェート塩又は酸の界面活性剤には、9〜22個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキル又はアルケニル部分、又はさらに好ましくはC12〜C18のアルキルを有する第一級又は第二級のアルキルサルフェート類が挙げられる。
【0043】
極めて好ましいのはβ−分枝アルキルサルフェート界面活性剤又は市販材料の混合物であり、(界面活性剤又は混合物の)重量平均の分枝率が少なくとも50%又はさらに少なくとも60%又はさらに少なくとも80%又はさらに少なくとも95%である。これらの分枝サルフェート界面活性剤は、粘度が存在する時、特に粘土が5%以上存在する時に、一層優れた粘度特性を提供することがわかっている。
【0044】
唯一のサルフェート界面活性剤は、このような高度に分枝したアルキルサルフェート界面活性剤であることが好ましい場合がある。従って、ただ一種類の市販の分枝アルキルサルフェート界面活性剤が存在し、それによって重量平均分枝度は少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%又はさらに少なくとも80%、又はさらに少なくとも90%である。例えば、コンデア(Condea)から入手可能なイサルケム(Isalchem)(登録商標)が好ましい。
【0045】
中鎖分枝アルキルサルフェート類又はスルホネート類も、本発明の組成物における使用に適した陰イオン性界面活性剤である。好ましいのは、中鎖分枝アルキルサルフェート類である。好ましい中鎖分枝一級アルキルサルフェート界面活性剤は、次式で表される。
【化1】
【0046】
これらの界面活性剤は直鎖一級アルキルサルフェート骨格鎖(すなわち、硫酸化した炭素原子を含む最長の直鎖炭素鎖)を有し、好ましくは12〜19個の炭素原子を含み、それらの分枝一級アルキル部分は、好ましくは全体で少なくとも14個であり且つ好ましくは20個以下の炭素原子を含む。これらのサルフェート界面活性剤の一種以上を含む本発明のそれらの組成物又は構成成分中では、分枝一級アルキル部分の炭素原子の平均総数は、好ましくは14.5より多く約17.5までの範囲内である。このように、上記界面活性剤系は、好ましくは最長の直鎖炭素鎖が12個以上の炭素原子又は19個以下の炭素原子を有する、少なくとも1つの分枝一級アルキルサルフェート界面活性剤化合物を含み、分枝を含む炭素原子の総数は、少なくとも14個でなければならず、さらに分枝一級アルキル部分の炭素原子の平均総数は14.5より多く約17.5までの範囲内である。
【0047】
好ましいモノメチル分枝一級アルキルサルフェートは、3−メチルペンタデカノールサルフェート、4−メチルペンタデカノールサルフェート、5−メチルペンタデカノールサルフェート、6−メチルペンタデカノールサルフェート、7−メチルペンタデカノールサルフェート、8−メチルペンタデカノールサルフェート、9−メチルペンタデカノールサルフェート、10−メチルペンタデカノールサルフェート、11−メチルペンタデカノールサルフェート、12−メチルペンタデカノールサルフェート、13−メチルペンタデカノールサルフェート、3−メチルヘキサデカノールサルフェート、4−メチルヘキサデカノールサルフェート、5−メチルヘキサデカノールサルフェート、6−メチルヘキサデカノールサルフェート、7−メチルヘキサデカノールサルフェート、8−メチルヘキサデカノールサルフェート、9−メチルヘキサデカノールサルフェート、10−メチルヘキサデカノールサルフェート、11−メチルヘキサデカノールサルフェート、12−メチルヘキサデカノールサルフェート、13−メチルヘキサデカノールサルフェート、14−メチルヘキサデカノールサルフェート、及びそれらの混合物からなる群より選択される。
【0048】
好ましいジメチル分枝一級アルキルサルフェートは、2,3−メチルテトラデカノールサルフェート、2,4−メチルテトラデカノールサルフェート、2,5−メチルテトラデカノールサルフェート、2,6−メチルテトラデカノールサルフェート、2,7−メチルテトラデカノールサルフェート、2,8−メチルテトラデカノールサルフェート、2,9−メチルテトラデカノールサルフェート、2,10−メチルテトラデカノールサルフェート、2,11−メチルテトラデカノールサルフェート、2,12−メチルテトラデカノールサルフェート、2,3−メチルペンタデカノールサルフェート、2,4−メチルペンタデカノールサルフェート、2,5−メチルペンタデカノールサルフェート、2,6−メチルペンタデカノールサルフェート、2,7−メチルペンタデカノールサルフェート、2,8−メチルペンタデカノールサルフェート、2,9−メチルペンタデカノールサルフェート、2,10−メチルペンタデカノールサルフェート、2,11−メチルペンタデカノールサルフェート、2,12−メチルペンタデカノールサルフェート、2,13−メチルペンタデカノールサルフェート、及びそれらの混合物からなる群から選択される。
【0049】
本明細書の陰イオン性界面活性剤はナトリウム塩類の形態で存在することが好ましい。
【0050】
非イオン性アルコキシル化界面活性剤
エトキシル化及びプロポキシル化非イオン性界面活性剤が好ましい。好ましいアルコキシル化界面活性剤は、アルキルフェノール類の非イオン性縮合物、非イオン性エトキシル化アルコール類、非イオン性エトキシル化/プロポキシル化脂肪族アルコール類の部類から選択することができる。
【0051】
とりわけ好ましいのは、非イオン性アルコキシル化アルコール界面活性剤であり、1〜75モルのアルキレンオキシド、特に約50モル又は1〜15モル、好ましくは11モルまでの、特にエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドを含む、脂肪族アルコールの縮合生成物がとりわけ好ましい非イオン性界面活性剤である。脂肪族アルコールのアルキル鎖は直鎖又は分枝鎖、一級又は二級であることができ、一般的には6〜22個の炭素原子を含有する。特に好ましいのは、8〜20個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコール類とアルコール1モルについて2〜9モル、特に3又は5モルのエチレンオキシドの縮合生成物である。
【0052】
ポリヒドロキシ脂肪酸アミド類は非常に好ましい非イオン性界面活性剤であり、特に構造式R2CONR1Zを有する組成物から構成されるものが好ましく、式中、R1はH、C1〜18、好ましくはC1〜C4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、エトキシ、プロポキシ、又はそれらの混合物であり、好ましくはC1〜C4アルキル、より好ましくはC1若しくはC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(すなわち、メチル)、及びR2はC5〜C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖C5〜C19又はC7〜C19アルキル若しくはアルケニル、より好ましくは直鎖C9〜C17アルキル若しくはアルケニル、最も好ましくは直鎖C11〜C17アルキル若しくはアルケニル、又はそれらの混合物であり、Zは鎖に直接少なくとも3個のヒドロキシルが結合した直鎖ヒドロカルビルを有するポリヒドロキシヒドロカルビル、又はそれらのアルコキシル化(好ましくはエトキシ化若しくはプロポキシル化)誘導体である。Zは好ましくは還元型アミノ化反応において還元糖から誘導され、より好ましくはZはグリシチルである。
【0053】
陽イオン性界面活性剤
一般式Iのような、C6〜C18のN−アルキル鎖を持つ適切な陽イオン性モノ−アルコキシル化及びビス−アルコキシル化四級アミン界面活性剤であり、
【化2】
式中、R1は約6〜約18個の炭素原子、好ましくは6〜約16個の炭素原子、最も好ましくは約6〜約14個の炭素原子を含有するアルキル又はアルケニル部分であり、R2及びR3はそれぞれ独立して、1〜約3個の炭素原子を含有するアルキル基、好ましくはメチルであり、最も好ましくはR2及びR3の両方がメチル基であり、R4は水素(好ましい)、メチル及びエチルから選択され、X−はクロライド、ブロミド、メチルサルフェート、サルフェートなどのような、電気的中性を提供するための陰イオンであり、Aはアルコキシ基、特にエトキシ、プロポキシ又はブトキシ基であり、pは0〜約30、好ましくは2〜約15、最も好ましくは2〜約8である。
【0054】
陽イオン性ビス−アルコキシル化アミン界面活性剤は、好ましくは一般式IIを有する。
【化3】
式中、R1は約8〜約18個の炭素原子、好ましくは10〜約16個の炭素原子、最も好ましくは約10〜約14個の炭素原子を含有するアルキル又はアルケニル部分であり、R2は1〜3個の炭素原子を含有するアルキル基、好ましくはメチルであり、R3及びR4は独立して変化することができ、水素(好ましい)、メチル及びエチルから選択され、X−はクロライド、ブロミド、メチルサルフェート、サルフェートなどのような、電気的中性を提供するのに十分な陰イオンである。A及びA’は独立して変化することができ、それぞれC1〜C4アルコキシ、とりわけエトキシ、(すなわち、−CH2CH2O−)、プロポキシ、ブトキシ及びそれらの混合物から選択され、pは1〜約30、好ましくは1〜約4であり、qは1〜約30、好ましくは1〜約4、並びに最も好ましくはp及びqが両方とも1である。
【0055】
洗剤組成物で使用することができる陽イオン性界面活性剤の他の適切な群は、陽イオン性エステル界面活性剤である。コリンエステル界面活性剤を含む適切な陽イオン性エステル界面活性剤は、例えば米国特許第4,228,042号、同第4,239,660号、及び第4,260,529号に開示されている。
【0056】
ビルダー化合物
本発明による組成物は、好ましくは水溶性ビルダー化合物を含有し、典型的には洗剤組成物中に、組成物の1重量%〜60重量%、好ましくは3重量%〜40重量%、最も好ましくは5重量%〜25重量%の濃度で存在する。
【0057】
適切な水溶性ビルダー化合物には、水溶性モノマーのカルボキシレート類又はその酸形態、又はポリカルボン酸が2個以下の炭素原子で互いに離れた少なくとも2つのカルボキシルラジカルを含むホモポリマー又はコポリマーのポリカルボン酸若しくはそれらの塩類、及びいかなる前述の混合物も挙げられる。
【0058】
非常に好ましくは、おそらく一種以上の脂肪酸及び/又は任意にそれらの塩(好ましくはナトリウム塩)が洗剤組成物に存在することであろう。これが布地のさらに改良された柔軟性及び洗浄性を提供し得ることが見出された。好ましくは、この組成物は1重量%〜25重量%、さらに好ましくは6重量%〜18重量%、又はさらに10重量%〜16重量%の脂肪酸又はそれらの塩を含有する。好ましくは、特にC12〜C18飽和及び/又は不飽和脂肪酸であるが、好ましくはそれらの脂肪酸の混合物である。非常に好ましくは、飽和及び不飽和脂肪酸の混合物であることが見出され、例えば好ましくは、ナタネ由来脂肪酸とC16〜C18初留揮発分全除去(topped whole cut)脂肪酸の混合物、又はナタネ由来脂肪酸とタローアルコール由来脂肪酸の混合物である。
【0059】
本発明の洗剤組成物は、ホスフェート含有ビルダー物質を含んでもよい。好ましくは、2%〜40%、より好ましくは3%〜30%、より好ましくは5%〜20%の濃度で存在する。水溶性ホスフェートビルダー類の適切な例は、アルカリ金属トリポリホスフェート類、ナトリウムピロホスフェート、カリウムピロホスフェート及びアンモニウムピロホスフェート、ナトリウムピロホスフェート及びカリウムピロホスフェート及びアンモニウムピロホスフェート、ナトリウムオルトフォスフェート及びカリウムオルトホスフェート、重合度が約6〜21の範囲であるナトリウムポリメタ/ホスフェート、並びにフィチン酸の塩である。
【0060】
本発明による組成物は部分的に可溶性又は不溶性のビルダー化合物を含有してよく、典型的には洗剤組成物中に、組成物の0.5重量%〜60重量%、好ましくは5重量%〜50重量%、最も好ましくは8重量%〜40重量%の濃度で存在する。好ましいのは、クラリアント(Clariant)から入手可能な、ゼオライトA若しくはゼオライトMAPのようなアルミノケイ酸塩類及び/又はSKS−6(登録商標)のような結晶性層状ケイ酸塩類である。
【0061】
しかしながら、配合の観点から、かかるビルダーは液体中で過剰に分散又は沈殿した物質をもたらし、又は過剰な工程又は分散助剤を必要とするので、液体組成物においてはそのようなビルダーを含まないことが好ましいであろう。
【0062】
キレート剤
組成物は、2つ以上のホスホン酸若しくはホスホネート基、又は2つ以上のカルボン酸若しくはカルボキシレート基、又はそれらの混合物を有する、通常イオン強度の高いキレート剤を含んでもよい。キレート剤は、本明細書では、重金属イオンを封鎖する(キレートする)ように作用する構成成分を意味するが、これらの構成成分はまた、カルシウム及びマグネシウムをキレートする能力を有してもよい。
【0063】
キレート剤は一般に、本明細書における組成物の1重量%、好ましくは2.5重量%、3.5重量%又はさらに5.0重量%又はさらに7重量%からであり、且つ好ましくは20重量%、又はさらに15重量%、又はさらに10重量%までの濃度にて存在する。
【0064】
本明細書で極めて適切な有機ホスホネート類は、アミノアルキレンポリ(アルキレンホスホネート類)、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシビスホスホネート類及びニトリロトリメチレンホスホネート類である。上記の種類の中で好ましいのは、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート)、エチレンジアミントリ(メチレンホスホネート)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)及びヒドロキシ−エチレン1,1ジホスホネートである。
【0065】
本明細書の使用に適したその他のキレート剤としては、ニトリロ三酢酸及びエチレンジアミノ四酢酸、エチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン二コハク酸、エチレンジアミン二グルタル酸、2−ヒドロキシプロピレンジアミン二コハク酸などのポリアミノカルボン酸又はそれらのいかなる塩もが挙げられる。とりわけ好ましいのは、エチレンジアミン−N,N’−二コハク酸(EDDS)又はアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、若しくはそれらの置換型アンモニウム塩、又はそれらの混合物である。
【0066】
グリシナミド−N,N’−二コハク酸(GADS)、エチレンジアミン−N,N’−二グルタル酸(EDDG)及び2−ヒドロキシプロピレンジアミン−N,N’−二コハク酸(HPDDS)もまた適切である。
【0067】
2つ以上のカルボキシレート類又はカルボン酸基を持つ適切なキレート剤には、コハク酸、マロン酸、(エチレンジオキシ)二酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸及びフマル酸の酸又は塩の形態、並びにエーテルカルボキシレート類及びスルフィニルカルボキシレート類が挙げられる。3つのカルボキシ基を含有するキレート剤には、特にシトレート類、アコニトレート類及びシトラコネート類の酸又は塩の形態並びにコハク酸誘導体が挙げられる。好ましいカルボキシレートキレート剤は、分子当り3つまでのカルボキシ基を含有するヒドロキシカルボキシレート類、特にシトレート類及びクエン酸類である。
【0068】
4つのカルボキシ基を含有するキレート剤には、オキシジスクシネート類、1,1,2,2−エタンテトラカルボキシレート類、1,1,3,3−プロパンテトラカルボキシレート類及び1,1,2,3−プロパンテトラカルボキシレート類、スルホスクシネート誘導体の塩及び酸の形態が挙げられる。
【0069】
極めて好ましいのは、少なくとも1つのオルガノホスホネート又はホスホン酸及び少なくとも1つのジ−又はトリ−カルボキシレート又はカルボン酸が存在することである。極めて好ましいのは、少なくともフマル酸(又は塩)及びクエン酸(又は塩)及び1以上のホスホネート類が存在することである。好ましい塩はナトリウム塩である。
【0070】
香料
好ましくは少なくとも1つの構成成分がコーティング剤及び/又は担体物質、好ましくは香料を運ぶ有機ポリマー若しくは香料を運ぶアルミノケイ酸塩、又は香料を内包するカプセル剤、例えば、デンプン若しくはその他のセルロース系物質のカプセル剤を含む、香料構成成分が極めて好ましい。本発明の特に好ましい実施形態では、固体粒子は香料カプセル剤である。
【0071】
布地柔軟化粘土
好ましい布地柔軟化粘土はスメクタイト粘土であり、例えばEP−A−299575及びEP−A−313146に開示されるように、それは本明細書で以下に説明される有機親和性粘土を調製するためにも使用することができる。適切なスメクタイト粘土の具体例は、モンモリロナイト、ヘクトライト、フォルコンスコイト、ノントロナイト、サポナイト及びソーコナイトとしても知られるベントナイトの部類、特に結晶格子構造内にアルカリ又はアルカリ土類金属イオンを有するものから選択される。
【0072】
好ましくはヘクトライト若しくはモンモリロナイト、又はそれらの混合物である。ヘクトライト類は最も好ましい粘土である。
【0073】
柔軟化粘土は存在すれば、処方が布地柔軟化処方とすべき場合、約15重量%までの、さらに好ましくは約3重量%〜約10重量%の濃度で使用してもよい。
【0074】
本発明の組成物に適したヘクトライト粘土は、その柔軟化の活性が優れていることから、好ましくはナトリウム粘土であるべきである。ナトリウム粘土は天然に産出するものであるか、又はナトリウム粘土に転換するために処理された天然に産出するカルシウム粘土である。カルシウム粘土を本発明の組成物に使用する場合、カルシウム粘土をナトリウム粘土に転換するためにナトリウム塩を組成物に加えることができる。好ましくは、そのような塩は炭酸ナトリウムであり、典型的には粘土の全量の5%までの濃度で加える。本発明の組成物に適したヘクトライト粘土の例には、エレメンティス(Elementis)によって販売されるベントンEW(Bentone EW)(登録商標)が挙げられる。
【0075】
別の好ましい粘土は有機親和性の粘土であり、好ましくはスメクタイト粘土であって、その際交換可能な陽イオンの少なくとも30%、又はさらに少なくとも40%、又は好ましくは少なくとも50%、又はさらに少なくとも60%は、好ましくは長鎖の有機陽イオンと置換する。このような粘土は、疎水性の粘土とも呼ばれる。粘土の陽イオン交換能及びその陽イオンの長鎖有機陽イオンとの交換百分率は、当該技術分野において既知のいくつかの方法で測定することが可能であり、例えばグリムショウ(Grimshaw)の粘土の化学と物理学(The Chemistry and Physics of Clays)、インターサイエンス・パブリッシャーズ社(Interscience Publishers、Inc.)、264〜265頁(1971年)に極めて詳しく説明されている。
【0076】
有機親和性スメクタイト粘土は優れた柔軟化利益を提供するが、それらは液体組成物の粘度を増加させ得る。従って、これらの有機親和性粘土がどのぐらい使用できるかということは、組成物の粘度要求条件に依存する。通常、それらは本発明の液体洗浄組成物において、組成物の0.1重量%〜10重量%、さらに好ましくは0.3重量%〜7重量%、最も好ましくは0.4重量%〜5重量%、又はさらに0.5重量%〜4重量%の濃度で使用される。
【0077】
これらの有機親和性の粘土は、上記洗剤組成物に取入れる前に形成される。従って、例えば、通常のスメクタイト粘土の陽イオン、又はそれらの一部は、さらに材料を処理して本発明の洗剤を形成する前に上記長鎖有機陽イオンと置換され、本明細書にある有機親和性スメクタイト粘土を形成する。
【0078】
上記有機親和性粘土は、好ましくは小板の形態であるか又はラス形の粒子である。好ましくは、そのような小板の幅と長さの比率は、少なくとも1:2、好ましくは少なくとも1:4、又はさらに少なくとも1:6、又はさらに少なくとも1:8である。
【0079】
本発明に使用する時、長鎖有機陽イオンは、少なくとも6個の炭素原子、しかし通常は少なくとも10個の炭素原子、好ましくは少なくとも12個の炭素原子、又は本発明のある実施形態では、少なくとも16個、又はさらに少なくとも18個の炭素原子を有する少なくとも1つの鎖を含むいかなる化合物でもあり得る。好ましい長鎖有機陽イオンは、本明細書で以下に説明される。
【0080】
本明細書で好ましい有機親和性粘土は、スメクタイト粘土、好ましくはヘクトライト粘土及び/又はモンモリロナイト粘土であり、1つ以上の次式の有機陽イオンを含有する。
【0081】
【化4】
又は
【化5】
式中、R1は、R7、R7−CO−O−(CH2)n又はR7−CO−NR8−から選択される有機ラジカルを表し、式中R7は12〜22個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル又はアルキルアリール基であり、式中R8は水素、C1〜C4のアルキル、アルケニル又はヒドロキシアルキル、好ましくは−CH3又は−C2H5又は−Hであり、nは整数で、好ましくは2又は3に等しく、R2はR1、C1〜C4のアルキル、アルケニル又はヒドロキシアルキルから選択される有機ラジカルを表し、好ましくは−CH3又は−CH2CH2OHであり、R3及びR4はC1〜C4のアルキルアリール、C1〜C4のアルキル、アルケニル又はヒドロキシアルキルから選択される有機ラジカルを表し、好ましくは−CH3、−CH2CH2OH、又はベンジル基であり、R5は12〜22個の炭素原子を有するアルキル又はアルケニル基であり、R6は好ましくは−OH、−NHCO−R7、又は−OCO−R7である。
【0082】
極めて好ましい陽イオンは、2つのC16〜C28又はさらにC16〜C24のアルキル鎖を有する四級アンモニウム陽イオンである。極めて好ましいのは、天然脂肪族アルコール類より誘導された1つ又は好ましくは2つのアルキル基を有する1つ以上の有機陽イオンであり、その陽イオンは、好ましくはジココイルメチルベンジルアンモニウム、ジココイルエチルベンジルアンモニウム、ジココイルジメチルアンモニウム、ジココイルジエチルアンモニウム、さらに好ましくはジタロージエチルアンモニウム、ジタローエチルベンジルアンモニウム、さらに好ましくはジタロージメチルアンモニウム及び/又はジタローメチルベンジルアンモニウムより選択される。
【0083】
有機陽イオンの混合物が存在していることが極めて好ましい。
【0084】
極めて好ましいのは、レオックス/エレメンティス(Rheox/Elementis)から入手可能なベントンSD−1(Bentone SD-1)(登録商標)及びベントンSD−3(Bentone SD-3)(登録商標)のような有機親和性粘土である。
【0085】
本発明の特に好ましい実施形態では、固体粒子は粘土の粒塊又は押出品のような粘土粒子である。
【0086】
陽イオン性布地柔軟化剤
陽イオン性布地柔軟化剤が、本明細書の組成物中に存在するのが好ましい。適切な陽イオン性布地柔軟化剤としては、GB−A−1514276及びEP−B−0011340に開示されるような非水溶性三級アミン類又はジ長鎖アミド物質が挙げられる。好ましくは、これらの非水溶性三級アミン類又はジ長鎖アミド物質類は本明細書の組成物の固体構成成分に含まれる。
【0087】
陽イオン性布地柔軟化剤は、典型的には全体で0.5重量%〜15重量%、通常1重量%〜5重量%の濃度で混合される。
【0088】
漂白剤
存在してもよいもう1つの成分は、過炭酸塩、特にナトリウム塩などの過水和物漂白剤、及び/又は有機ペルオキシ酸漂白剤前駆体である。小袋又は区画がPVAのような遊離ヒドロキシ基を有する物質から形成される際、好ましい漂白剤は過炭酸塩を含み、いかなる過ホウ酸塩又はホウ酸塩をも含まないことが好ましいことがわかった。ホウ酸塩及び過ホウ酸塩が、これらのヒドロキシ含有物質と相互作用し、物質の溶解を減少させ、また機能性低下をもたらすこともわかった。
【0089】
無機過水和物塩は、好ましい過酸化物源である。好ましくは、これらの塩は、組成物又は構成成分の0.01重量%〜50重量%、さらに好ましくは0.5重量%〜30重量%の濃度で存在する。
【0090】
無機過水和物塩の例としては、過炭酸塩、過リン酸塩、過硫酸塩及び過珪酸塩が挙げられる。無機過水和物塩は通常アルカリ金属塩である。無機過水和物塩は追加的な保護をしない結晶性固体として含まれてもよい。しかしながら、特定の過水和物塩については、このような顆粒状組成物の好ましい作製は、顆粒状製品の中で過水和物塩にさらに良好な保存安定性を提供する物質のコーティングされた形態を利用するものである。適切なコーティングはケイ酸、炭酸塩、ホウ酸の、アルカリ金属塩、若しくはそれらの混合物のような無機塩、又はろう、油、若しくは脂肪族石鹸のような有機物質を含む。
【0091】
アルカリ金属過炭酸塩、特に過炭酸ナトリウムは、本明細書で好ましい過水和物である。過炭酸ナトリウムは、2Na2CO3.3H2O2に相当する式を有する付加化合物であり、結晶固体として市販されている。
【0092】
本明細書の組成物は好ましくは、ペルオキシ酸又はそのための前駆体(漂白剤活性化剤)を含み、好ましくは有機ペルオキシ酸漂白剤前駆体を含む。組成物は、本明細書で定義される少なくとも2つのペルオキシ酸漂白剤前駆体、好ましくは少なくとも1つの疎水性ペルオキシ酸漂白剤前駆体と少なくとも1つの親水性ペルオキシ酸漂白剤前駆体とを含むことが好ましい。前駆体と過酸化水素の供給源との自然反応によって、有機ペルオキシ酸が発生する。
【0093】
好ましくは、疎水性ペルオキシ酸漂白剤前駆体は、オキシベンゼンスルホン酸基、好ましくは、本明細書に記載されるような、NOBS、DOBS、LOBS及び/又はNACA−OBSを有する化合物を含む。
【0094】
親水性ペルオキシ酸漂白剤前駆体は、好ましくは、本明細書に記載されるように、TAEDを含む。
【0095】
アミド置換アルキルペルオキシ酸前駆体化合物は、本明細書で適切であり、次の一般式のものが挙げられる。
【0096】
【化6】
又は
【化7】
式中、R1は、1〜14個の炭素原子を持つアルキル基であり、R2は、1〜14個の炭素原子を含有するアルキレン基であり、R5は、H又は1〜10個の炭素原子を含有するアルキル基であり、Lは本質的にいかなる脱離基であってもよい。この種のアミド置換型漂白剤活性化剤化合物は、EP−A−0170386に記載されている。
【0097】
組成物は予備形成有機ぺルオキシ酸を含有してもよい。
【0098】
有機ぺルオキシ酸化合物の好ましい部類は、次の一般式のアミド置換化合物である。
【0099】
【化8】
又は
【化9】
式中、R1は、1〜14個の炭素原子を有するアルキル基、アリール基、又はアルカリール基であり、R2は、1〜14個の炭素原子を含有するアルキレン基、アリーレン基、及びアルカリーレン基であり、R5は、H又は1〜10個の炭素原子を含有するアルキル基、アリール基、若しくはアルカリール基である。この種のアミド置換型有機ペルオキシ酸化合物は、EP−A−0170386に記載されている。
【0100】
その他の有機ペルオキシ酸には、ジアシルペルオキシド類及びテトラアシルペルオキシド類、特に、ジペルオキシドデカン二酸、ジペルオキシテトラデカン二酸、及びジペルオキシヘキサデカン二酸が挙げられる。モノ−及びジペルアゼライン酸、モノ−及びジペルブラシル酸、並びにN−フタロイルアミノペルオキシカプロン酸も、本明細書での使用に適している。
【0101】
本発明の特に好ましい実施形態では、固体粒子は粒子状の漂白剤又は漂白剤活性化剤である。
【0102】
泡抑制系
組成物は、組成物の10重量%未満、好ましくは0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.01重量%〜8重量%、最も好ましくは0.05重量%〜5重量%の濃度の泡抑制剤を含んでもよく、好ましくは泡抑制剤は石鹸、パラフィン、ろう、又はそれらの組み合わせである。泡抑制剤が泡抑制シリコンである場合、洗剤組成物は好ましくは0.005重量%〜0.5重量%の泡抑制シリコンを含む。
【0103】
酵素
本発明の組成物に有用なその他の好ましい成分は、1つ以上の酵素である。
【0104】
好ましい酵素物質としては、市販のリパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、中性及びアルカリ性のプロテアーゼ、セルラーゼ、エンドラーゼ、エステラーゼ、ぺクチナーゼ、ラクターゼ、及び洗剤組成物に従来組み込まれたぺルオキシダーゼが挙げられる。適切な酵素は米国特許3,519,570号及び3,533,139号に記載されている。
【0105】
市販の好ましいプロテアーゼ酵素には、ノボ・インダストリーズA/S(Novo Industries A/S)(デンマーク)より商品名アルカラーゼ(Alcalase)、サビナーゼ(Savinase)、プライマーゼ(Primase)、デュラジム(Durazym)、及びエスペラーゼ(Esperase)として販売されるもの、ギスト−ブロケーズ(Gist−Brocades)より商品名マキサターゼ(Maxatase)、マキサカル(Maxacal)、及びマキサペム(Maxapem)として販売されるもの、ジェネンコア・インターナショナル(Genencor International)より販売されるもの、及びソルベイ・エンザイムス(Solvay Enzymes)より商品名オプティクリーン(Opticlean)及びオプティマーゼ(Optimase)として販売されるものが挙げられる。プロテアーゼ酵素は、本発明による組成物中に、組成物の0.0001重量%〜4重量%の活性酵素の濃度で混合されてもよい。
【0106】
好ましいアミラーゼ類には、例えば、バチルス・リケニフォルミス(B.licheniformis)の特殊な株から得られるα−アミラーゼが挙げられ、GB−1,269,839(ノボ(Novo)にその詳細が記載されている。市販の好ましいアミラーゼとしては、例えば、ギスト−ブロケーズ(Gist−Brocades)より商品名ラピダーゼとして販売されるもの、及びノボ・インダストリーズ(Novo Industries)A/Sより商品名ターマミル(Termamyl)、ドゥラミル(Duramyl)、及びバン(BAN)として販売されるものが挙げられる。極めて好ましいアミラーゼ酵素はおそらく、PCT出願番号PCT/US97/03635、及びPCT国際公開特許WO95/26397及びPCT国際公開特許WO96/23873に記載されている酵素である。
【0107】
アミラーゼ酵素は本発明による組成物に、組成物の0.0001重量%〜2重量%の活性酵素の濃度で混合されてもよい。
【0108】
本発明の特に好ましい実施形態では、固体粒子は酵素カプセル剤である。
【0109】
本発明の組成物に含むのに有用な追加の非アルコキシル化有機ポリマー化合物としては、水溶性有機ホモポリマー性又はコポリマー性のポリカルボン酸又はその塩が挙げられ、その際ポリカルボン酸は、2個以下の炭素原子で互いに分離された少なくとも2つのカルボキシルラジカルを含む。後者のタイプのポリマーはGB−A−1,596,756に開示されている。そのような塩類の例は、分子量が1000〜5000のポリアクリレート及びそれらの無水マレイン酸とのコポリマーであり、そのようなコポリマーは分子量が2000〜100,000、特に40,000〜80,000である。
【0110】
本発明の洗剤組成物に混合するのに適したその他の有機ポリマー化合物として、セルロース誘導体が挙げられる。
【0111】
本明細書の使用に適した泡抑制系は、例えば、シリコン消泡化合物及び2−アルキルアルカノール消泡化合物を含む、本質的にいかなる既知の消泡化合物を含んでもよい。
【0112】
他の適切な消泡化合物としては、モノカルボキシル脂肪酸類及びそれらの可溶性塩類が挙げられ、上記ビルダーで記載された通りである。これらの物質は米国特許第2,954,347号(1960年9月27日、ウェインセントジョン(Wayne St.John)に発行)に記載されている。泡抑制剤として用いられるモノカルボキシル脂肪酸及びその塩は典型的には、10〜24個の炭素原子、好ましくは12〜18個の炭素原子のヒドロカルビル鎖を有する。適切な塩類としては、特にナトリウム塩だけでなくカリウム塩のようなアルカリ金属塩類が挙げられる。
【0113】
本明細書における組成物は、0.01重量%〜10重量%、好ましくは0.05重量%〜0.5重量%のポリマー染料移行阻害剤も含んでもよい。上記ポリマー染料移行阻害剤は、好ましくはポリアミン−N−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドン及びN−ビニルイミダゾールのコポリマー、ポリビニルピロリドンポリマー又はそれらの組み合わせより選択され、その際これらのポリマーは架橋ポリマーであり得る。
【0114】
本明細書の組成物は任意に約0.005重量%〜5重量%のある種の親水性光学的光沢剤も含有する。好ましい光沢剤としては、チバ−ガイギー社(Ciba−Geigy Corporation)により商標名チノパール(Tinopal)−UNPA−GXで市販品として販売されている、4,4’,−ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン−2−イル)アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホン酸及び二ナトリウム塩、チバ−ガイギー社により商標名チノパール5BM−GXで市販品として販売されている、4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホン酸二ナトリウム塩、チバ−ガイギー社により商標名チパノール−DMS−X及びチノパールAMS−GXで市販品として販売されている、4,4’−ビス[(4−アニリノ−6−モルフィリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ]−2,2’−スチルベンジスルホン酸、ナトリウム塩が挙げられる。
【0115】
また好ましいのは、漂白剤、中和剤、緩衝剤、位相調整剤、ヒドロトロープ、酵素安定化剤、不透明化剤、酸化防止剤、殺菌剤、光漂白剤であってもよい。
【0116】
(実施例)
実施例1
次の低水分液状洗剤媒質を調製した。製造した時の水分レベルは約3.8%(処方1A)及び約5.5%(処方1B)であった。
【0117】
【表1】
1ポリマー1は、平均エトキシル度=15のポリエチレンイミン(MW=182)である。
2ポリマー2は、平均エトキシル度=20のポリエチレンイミン(MW=600)である。
【0118】
実施例2
60℃にて融解したプルラコール(Pluracol)(登録商標)E4000にδ−ダマスコーン及びルパソール(Lupasol)(登録商標)WFの反応生成物を加えることにより、ポリマーの芳香前駆体を含有する均一な球形粒子を調製した。金型にて融解物を10mmの球形に成型した。
【0119】
【表2】
実施例1A及び1Bの低水分液体洗剤媒質に試料a及びbを入れ、可溶性ポリビニルアルコールフィルム、モノ−ゾル(登録商標)8630の小袋に密封し(小袋当り50mLの洗剤及び10mmのカプセル1個)、眼に見える芳香カプセルを伴う一回分にした用量の液体洗剤組成物を提供した。粒子は、実施例1A及び1Bの低水分洗剤の中で安定であり、洗浄液に溶解し、乾燥後、洗濯物に新鮮な芳香を付与した。試料bの球形粒子は洗剤ほど密ではなく、小袋の中の洗剤に浮かび、小袋を洗浄液に加えると迅速に溶解する。
【0120】
実施例3
54.4gのプルラコール(Pluracol)(登録商標)E4000溶液(48.7%水溶液)、204.1gのクエン酸ナトリウム二水和物、及び41.2の水を合わせることにより、クエン酸ナトリウムを含有する押出粒子を調製した。8mmの軸方向染料を介して混合物を押出し、長さ8mmに切断した。乾燥後、組成物は以下のようであった。
【0121】
【表3】
実施例1A及び1Bの低水分液体洗剤媒質に固体のクエン酸塩粒子の試料を入れ、可溶性ポリビニルアルコールフィルム、モノ−ゾル(登録商標)8630の小袋に密封し(小袋当り50mLの洗剤及び固体粒子2個)、眼に見える固体粒子を伴う一回分にした用量の液状洗剤組成物を提供した。粒子は低水分洗剤の中で眼に見え、安定であり、洗浄液に加えると迅速に溶解する。
【0122】
実施例4
60℃にて融解したプルラコール(Pluracol)(登録商標)E4000にジクロロ−(4,11−ジエチル−1,4,8,11−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカン)マンガンを混合し、次いで金型で成型し、以下の組成物を提供することにより、酸化触媒を含有する均一な球形粒子を調製した。
【0123】
【表4】
実施例1A及び1Bの低水分液体洗剤媒質に固体の漂白剤触媒粒子の試料を入れ、可溶性ポリビニルアルコールフィルム、モノ−ゾル(登録商標)8630の小袋に密封し(小袋当り50mLの洗剤及び固体粒子1個)、眼に見える漂白剤触媒粒子を伴う一回分にした用量の液状洗剤組成物を提供し、洗浄液に加えると迅速に溶解した。
【0124】
実施例5
25.0gの変性セルロース、5.60gのイミダゾール−エピクロロヒドリン縮合オリゴマー溶液(44.6%水溶液)、20.8gのクエン酸ナトリウム二水和物、6.5gのアクソール(Acusol)(登録商標)445N(45.0%水溶液)、及び38.5gの水を混合し、直径およそ10mmの粒子を形成し、乾燥することにより、布地磨耗防止剤及び染料退色防止剤を含有する固体粒子を調製した。乾燥後、個々の粒子はそれぞれおよそ0.6gの重さがあり、組成物は以下のようであった。
【0125】
【表5】
実施例1A及び1Bの低水分液体洗剤媒質に固体粒子の試料を入れ、可溶性ポリビニルアルコールフィルム、モノ−ゾル(登録商標)8630の小袋に密封し(50mLの洗剤)、眼に見える固体粒子を伴う一回分にした用量の液状洗剤組成物を提供した。
【0126】
実施例6
さらなる実施例では、デンプンベースの粒子上に色素を加えることにより、平均幾何直径、a)2mm及びb)5mmを持つ着色粒子を製造する。消費者の望ましい審美性のために、これらの着色粒子又は「小斑点物(speckles)」を上記実施例の液体組成物に加える。小斑点物は、洗浄液に加えると迅速に溶解する。
Claims (6)
- 透明又は半透明の液体媒質及び液体媒質内に含有される5mm〜12mmの間の平均幾何直径を有する固体粒子を含む液体組成物であって、液体媒質が10重量%未満の水を含み、組成物が、小袋の外側から個々の固体粒子が眼に見えるように透明又は半透明の水溶性材料から作られた小袋に収容されており、液体組成物が、前記組成物の少なくとも5重量%から50重量%未満の水以外の溶媒を含んでいることを特徴とする、液体組成物。
- 水溶性の小袋材料が、ポリアクリレート及び水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレート、ポリビニルアルコール及びこれらの混合物より成る群から選択される水溶性ポリマーを含む、請求項1に記載の液体組成物。
- 水溶性の小袋材料がポリビニルアルコールを含む、請求項2に記載の液体組成物。
- 固体粒子が漂白剤、漂白剤活性化剤、酵素、香料及びこれらの混合物より成る群から選択される活性成分を含む、請求項1に記載の液体組成物。
- 固体粒子の少なくとも一部は着色した、非白色の小斑点である、請求項1に記載の液体組成物。
- 洗濯用組成物の一回用量であって、該組成物が少なくとも
i)陰イオン性界面活性剤と
ii)脂肪酸
とを含む、請求項1に記載の液体組成物。
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