JP4356626B2 - 人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車 - Google Patents

人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車 Download PDF

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Description

この発明は、人工芝間堆積土砂を撥ね跳ばして吸い上げ、この土砂から不要粉土と再利用可能な目砂とを分別回収すると共に、分別目砂だけを前記芝間に新たな目砂として還元散布できる人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車に関する。
一般に、透水性が良い人工芝コート(オムニコート)や人工芝グランドにおいては、乾燥時および雨や散水等により濡れている時の滑り抵抗と、通常の芝コートの滑り具合をほぼ均等にすることと、テニス等の競技をする上でボールのバウンドと転がりに影響を与えず、競技者の足腰負担を軽減するために、予め人工芝コートの施工時に芝間には、自然界で産する砂やカンラン石を粉砕して得た砕砂等の目砂が一様に散布充填してある。
この目砂は、一般にマグネシウムに富み丸みのある粒状で不規則な外見をもち、斜方晶系に結晶するマグネシウム−鉄の珪酸塩鉱物の一群からなるサラサラしたもので、このようなカンラン結晶は、普通単純な晶相をもち,複錐と柱面および卓面の集合形で、光沢はガラス状、色はオリーブ緑色、硬度はモース硬度計で6.5〜7,比重は3.3〜3.4で、鉄の含有量の増加に応じて増えている。一般的に、この砂の芝間充填量は人工芝の高さ(約19mm)の90%(約17mm程)の高さまで満遍なく散布している。
しかし、人工芝を敷設した全天候型コートや人工芝グランドでは、経年使用により周囲の畑地や非舗装道路とか原野などから人工芝間に、大量の無用な粉土や土塵が風で飛来し堆積して目詰り現象を起こしたり、人工芝の下方の開粒アスコンにも目詰り現象を起こし、排水を悪化させたり、人工芝も使用頻度が度重なることによって手入れを怠れば大量の粉土や土塵がコンクリート化して固まり、コート自体がクレーやアンツーカコートのように硬くなってしまい、最早ローンコートとしては使い物にならなくなるという本質的かつ、大きな問題点を生じる。
このような人工芝コートの問題点を解決するために、種々の提案があるが、例えば下記の特許文献1のように、平方向に高さが調節でき、外周面に突起物を有する円筒形ないし円柱形の回転体を備えた走行機械を用いて、前記回転体の突起物を砂入り人工芝生の砂層に突き立てながら、前記走行機械を砂入り人工芝生のフィールド上を走行させて、前記砂を解してこれを真空掃除機で除去した後、上記人工芝生を地面から引き剥がして撤去回収する砂入り人工芝生の回収方法が周知である。
また、これとは別に、下記の特許文献2のように、走行可能な箱形機枠の前方開口部において地面に対し後方斜め下向きに水を噴射するノズルを設け、このノズルからの噴射水により吹き上げられた目砂を水と共に前記開口部から掬い上げる掬い上げ部材で掬い上げた目砂および水を前記機枠内の収容室に収容し、この収容室の水を吸い上げて前記ノズルに循環させるポンプを備えた芝の目砂除去機も周知である。
特開2001−336111号公報 特公平6−97885号公報
上記特許文献1の従来例は、大量の不要粉土が堆積した地面敷設の砂入り人工芝生を撤去するに当たり、地面敷設状態の人工芝間から大量の粉土が堆積した土砂を真空引き除去した後、この除去済の人工芝を改めて地面から引き剥がして撤去回収する砂入り人工芝生の回収方法であり、さらにこの従来例では、粉土が多く堆積している部分は、芝間表面層だけで下層の砂には粉土が無く再利用が可能であるという観点から、予め上記表面層の堆積土砂だけを地面に敷設したままの人工芝から除去した後、下層の砂が残存した人工芝を改めて引き剥がし回収することもできるとした砂入り人工芝生の回収方法である。
特許文献2の従来例は、人工芝やゴルフ場グリーンの手前など、局部的に目砂が減って傷んだ所を補修するに当たり、目砂除去後に使用する別に用意した目砂散布機の散布幅に応じて予じめ目砂を水と共に掬い上げ除去するために使用する芝の目砂除去機である。
したがって、前記各従来例は共に、人工芝コートまたはグランド等の人工芝施設時に芝間に充填した砂と前記芝間に経年堆積した大量の粉土や土塵とを除去するだけのもので、不要粉土を含んだ土砂と再利用可能な目砂とを分別回収し、再利用可能な分別目砂だけを再びコートやグランドの芝間に目砂として還元散布できず、目砂を散布するには、他の目砂散布専用機材と合計二台の走行機材を必要とするから、機材管理・運搬流通・販売購入・使用点検などのすべての面で扱い辛く不便で面倒であるし、作業性が悪い上に、価格の面でも著しく不利であったという本質的かつ、大きな問題点が有る。
前記各従来例の問題点を除去すべく、ロール状回転ブラシで撥ね跳ばした人工芝間堆積土砂をフードから吸引する土砂吸引機と、その排出口に連結したT字管の下管を経た後管内に設けた土砂中粉土を排気流と共に通過させる粉土分別フィルタと、前記後管に連通配設した粉土貯溜用排気濾過袋と、前記フィルタで阻止した分別目砂を前記下管を経て残余の排気流と共に散布する開口周囲に設けた目砂飛散防止用スカートと、前記回転ブラシを回転駆動するための原動機とをそれぞれ一台の台車に搭載し、人工芝間に堆積した土砂を回収除去した所に分別目砂を還元散布できる手押し台車は、現在未だに存在しない。
この発明は、只一台の台車に搭載した機材で大量の不要粉土を含んだ土砂と再利用可能な目砂とを分別回収しつつ、再利用可能な分別目砂だけを人工芝間に新たな目砂として還元散布可能にすることを目的とする。
上記した本発明の目的は、ロール状回転ブラシで撥ね跳ばした人工芝間堆積土砂をフードから吸引する土砂吸引機と、その排出口に連結したT字管の下管を経た後管内に設けた土砂中粉土を排気流と共に通過させる粉土分別フィルタと、前記後管に連通配設した粉土貯溜用排気濾過袋と、前記フィルタの手前で前記下管内を残余の排気流と共に流下する分別目砂の散布幅を制限する目砂飛散防止用スカートと、前記回転ブラシを回転駆動するための原動機とをそれぞれ一台の台車に搭載したことで達成できた。
また、本発明の目的は、ロール状回転ブラシで撥ね跳ばした人工芝間堆積土砂をフードから吸引する土砂吸引機と、その排出口に連結したT字管の下管を経た後管内に設けた土砂中粉土を排気流と共に通過させる粉土分別フィルタと、前記後管に連通配設した粉土貯溜用排気濾過袋と、前記フィルタの手前で前記下管内を残余の排気流と共に流下する分別目砂の拡散箱と、その下部開口周囲に設けた目砂飛散防止用スカートと、前記回転ブラシを回転駆動するための原動機とをそれぞれ一台の台車に搭載したことでも達成できた。
より具体的には、前記手押し台車の前側に人工芝間に堆積した土砂を前方に撥ね跳ばして除去するロール状回転ブラシを枢支横設すると共に、このブラシで撥ね跳ばした土砂を集めるフードを前記台車に突設し、このフードから突出する土砂を前記台車の棚板前部に配置した土砂吸引機で吸引可能に配管し、その後部排出口に連結したT字管の下管を経た後管内に前記土砂中の不要粉土と排気流だけを分別通過させ、粉土よりも大きく重い再利用可能な目砂は残余の排気流と共に前記下管内に分別流下させる細かいメッシュの粉土分別フィルタを設け、このフィルタを経た前記後管に分別不要粉土を溜め込み回収する排気濾過袋を連通配設する一方、前記フィルタの手前で下管内を流下する分別後の再利用可能な目砂を下部開放の拡散箱内面に前記残余の排気流と共に衝突させて乱流化させることで、流速を弱め大量の目砂を拡散しつつ台車の下部に垂設した目砂飛散防止用スカート内の目砂散布開口から土砂除去後の芝間に新たな目砂として還元散布可能に構成してなり、前記回転ブラシと土砂吸引機とを回転駆動するための電動機を前記手押し台車に搭載し、前記電動機への給電コードを台車から延在したことでも達成できた。
なお、前記回転ブラシと土砂吸引機とを回転駆動するには、給電コード不要の内燃エンジンなどの原動機を用いてもよく、また前記フード・土砂吸引機・T字管・粉土分別フィルタ・排気濾過袋をそれぞれ左右一対ずつ個別配設してもよく、この場合には、前記フィルタの手前で左右一対のT字管下管内を流下する分別目砂を前記残余の排気流と共に左右一対の可撓パイプを経て前記拡散箱内に両側から対向噴射し、この拡散箱内で上記目砂を排気流と共に互いに正面衝突させて流速を相殺しつつ乱流化させることで、大量の目砂を一層良好に拡散させることもでき、前記手押し台車には、左右一対の前輪と左右一対のキャスター後輪とを設けてもよく、前記スカートを柔軟材料で形成してもよい。
この発明は、以上のような手段を採用したので、以下に記載の効果を奏する。
この発明における請求項1から請求項4までの各発明によれば、大量の粉土が堆積した人工芝間土砂を撥ね跳ばし吸引除去する機材と、この吸引した土砂から不要の粉土と再利用可能な目砂を分別回収する機材と、再利用可能な分別目砂だけを土砂除去済の人工芝間に新たな目砂として還元散布する機材とを一台の手押し台車に搭載したので、たった一台の手押し台車を人工芝面に進行させるだけで、人工芝間堆積土砂中の粉土と再利用可能な目砂とに分別回収除去しながら、再利用可能な目砂だけを土砂を除去した人工芝間に新たな目砂として作業性良く還元散布でき、その機材管理・運搬流通・販売購入・使用点検などのすべての面で扱い易く、価格的にも著しく有利になったという優れた効果が有る。
この発明における請求項5の発明では、前記諸効果に加えて、前記フード・土砂吸引機・T字管・粉土分別フィルタ・排気濾過袋をそれぞれ左右一対ずつ個別配設したので、人工芝間に堆積した土砂を可及的に幅広く除去できると共に、目砂の還元散布幅も広くできるという効果を付加でき、また、この発明における請求項6の発明のように、前記左右一対のT字管下管内を流下する分別目砂を前記残余の排気流と共に左右一対の可撓パイプを経て前記拡散箱内に両側から対向噴射し、この拡散箱内で上記目砂を排気流と共に互いに正面衝突させて流速を相殺しつつ乱流化させることで、大量の目砂と排気流とを、より一層良好に拡散させることができると共に、土砂を除去した人工芝間に目砂をより一層作業性良く還元散布できるという効果を付加できた。
本発明における請求項7の発明では、前記手押し台車に左右一対の前輪とキャスター後輪とを設けたので、手押し台車の進行方向を前輪接地のまま容易に転換できるという効果を付加できたし、さらに請求項8の発明のように、前記スカートを柔軟材料で形成すれば、スカートの下辺が芝面を柔軟に擦過できるので、手押し台車の進行を阻害する要因の一つを軽減できると共に芝面を傷めないという効果を付加できた。
この発明の最良基本形態例としては、図1から図4までの各図のように、台車1に枢支したロール状回転ブラシ2で撥ね跳ばした人工芝間堆積土砂をフード3から吸引する土砂吸引機4と、その排出口4Aに連結したT字管5の下管5Aを経た後管5B内に設けた土砂中粉土を排気流と共に通過させる粉土分別フィルタ6と、前記後管5Bに連通配設した粉土貯溜用排気濾過袋7と、前記フィルタ6で阻止した分別目砂を前記下管5Aを経て残余の排気流と共に散布する図2のような開口10の周囲と前記回転ブラシ2の周囲に設けた目砂飛散防止用スカート9と、前記回転ブラシ2および土砂吸引機4を回転駆動するための原動機Mとをそれぞれ一台の台車に搭載することで、本発明による人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車を構成できた。なお、堆積粉土が多い場合、下管5Aと開口10間に目砂を排気流と共に拡散させる下部開放の拡散箱8を設ける。
すなわち、具体的には、図1から図4までの各図のように、幅員約1m程度の手押し台車1の前側に人工芝間に弾力的に入り込んで堆積した土砂を前方に撥ね跳ばし除去する直径約25cm、幅員約1m程度の電動式ロール状回転ブラシ2を枢軸2Aで枢支横設すると共に、このブラシで撥ね跳ばした土砂を集める左右一対の前細フード3を前記台車1に前向きに突設し、各フード3から突出する土砂を前記台車1の棚板1Aの前部に配置した原動機(電動機やエンジン)内蔵の左右の土砂吸引機4で吸引可能に内径12cm程度の可撓パイプPで配管するのであるが、上記土砂吸引機4には、土木建設現場で通常「集塵機」と称する現用一般の小砕石吸引機を本発明では、土砂吸引機4として用いる。
次いで、前記各図のように上記左右一対の土砂吸引機4の排出口4Aにそれぞれ連結したT字管5の下管5Aを経た左右一対の後管5B内には、それぞれ前記土砂中約20%程度の不要粉土と約50%程度の排気流だけを分別通過させ、粉土よりも大きく重い再利用可能な土砂中約80%程度の目砂は、残余約50%程度の排気流と共に前記下管5A内に分別流下させる細かいメッシュの多孔円板や強靱な丸金網とか網皿など直径12cm程度の粉土分別フィルタ6を縦設内装し、各フィルタ6を経た前記後管5Bにそれぞれ分別不要粉土を溜め込み回収する通常バグフィルタと称する排気濾過袋7を連通配設する。
一方、前述したフィルタ6の手前で各T字管5の下管5A内を流下する目砂を残余の排気流と共に可撓パイプPを経て拡散箱8内に両側面の各孔から対向噴射し、この拡散箱8内で上記目砂を排気流と共に互いに正面衝突させて流速を相殺しつつ乱流化させることで、大量の目砂を拡散させると共に、前記台車1の下部に前記各図のように垂設したゴム製柔軟スカート9内に大きく開口した目砂散布開口10から、さらに拡散流速を弱めて下向きに散布可能に構成し、弱まった排気乱流は、上記スカート9の下辺と芝面との間隙を経て逃がすことで、土砂除去後の芝間に新たな目砂として還元散布可能に構成できた。
ただし、人工芝間に堆積した土砂中の粉土か少ない場合には、前記回転ブラシ2と土砂吸引機4とをそれぞれ弱めに回転させても、土砂中の粉土を除去しつつ分別目砂を還元散布できるが、この場合には前記拡散箱8を省略でき、前記フィルタで阻止した分別目砂を前記下管を経て残余の排気流と共にダイレクトに散布する開口10を図2のように台車1に設け、その周囲に目砂飛散防止用スカート9を同図のように垂設すればよい。
また前記回転ブラシ2と土砂吸引機4とを回転駆動するには、前記各図のように電動機Mを前記台車1に搭載し、前記電動機への給電コードを台車1から延在して人工芝コート管理所などに設置した商用電源に接続して使用したり、給電コード不要の内燃式エンジンで回転ブラシ2と土砂吸引機4とを回転駆動するようにしてもよい。
なお、上記各図における符号1Bで示す部分は台車1の後部に突設した手押しハンドル、符号1C・1Dで示す部分はそれぞれ台車1の前輪とキャスタ後輪、符号Pで示す部分は内径12cm程度の可撓パイプ、符号Bで示す部分は伝動ベルトである。
本発明は、以上のような構成となしたので、これを使用するに当っては、先ず、人工芝間土砂が乾いてサラサラした状態かどうか、手持ちブラシでランダム個所を抜き取り的に検査し、芝間土砂に湿気が無く乾いてサラサラした状態であれば、前記回転ブラシ2と土砂吸引機4とを電動機Mで回転駆動させた後、手押し台車1をその後部に突設した手押しハンドル1Bを押して台車1を前進させると、台車の前側に枢支横設したロール状回転ブラシ2で人工芝間に堆積した土砂を前方に撥ね跳ばして除去できると共に、このブラシ2で撥ね跳ばした土砂を左右一対のフード3で集めつつ、これら各フード3から突出する土砂を前記台車1の棚板1A前部に配置した左右一対の土砂吸引機4で吸引できる。
この吸引と同時に上記左右一対の土砂吸引機4の排出口4Aにそれぞれ連結した左右一対のT字管5の下管5Aを経た左右一対の後管5B内にそれぞれ縦設内装した粉土分別フィルタ6により、前記土砂中の約20%程度の不要粉土と約50%程度の排気流だけを排気濾過袋7内に排出して不要粉土を溜め込み回収できると共に、粉土よりも大きく重い再利用可能な土砂中の約80%程度の目砂は、粉土分別フィルタ6で跳ね返り、その手前で前記約50%程度の排気流と共に前記下管5A内に分別流下する。
上記流下する分別目砂は、上記約50%程度の排気流と共に可撓パイプPを経て拡散箱8内に両側面の各孔から対向噴射するので、この拡散箱8内で上記目砂を排気流と共に互いに正面衝突させて流速を相殺しつつ乱流化させることで、大量の目砂を拡散でき、この拡散排気流と拡散目砂とを前記台車1の下部におけるゴム製スカート9内に大きく開口した目砂散布開口10から、さらに流速を弱め大量の目砂を拡散流下させることができ、大量の目砂を前記回転ブラシによる土砂除去後の人工芝間に作業性良く還元散布できた。
人工芝間に堆積した土砂中の粉土か約10%程度と少ない場合は、前記回転ブラシ2と土砂吸引機4とをそれぞれ稼働率60%程度に弱めて回転させても、土砂中の少ない粉土を除去しつつ土砂中の約90%程度の分別目砂を還元散布できるが、この場合には、前記フィルタ6で分別した目砂を前記下管5Aを経て残余の弱い排気流と共に台車1に図2のように透設した二つの開口10から人工芝間にダイレクトに下向き散布できる。
前記説明では、フード3・土砂吸引機4・T字管5・粉土分別フィルタ6・排気濾過袋7をそれぞれ左右一対ずつ個別配設した例について述べたが、人工芝間に堆積した土砂中の粉土か約10%程度と少ない場合は、本発明における上記フード3を回転ブラシ幅に作ると共に、単一の土砂吸引機4・T字管5・粉土分別フィルタ6・排気濾過袋7・拡散箱8を用いるだけで、人工芝間に堆積した土砂を除去しつつ、土砂除去済の人工芝間に土砂中約90%の分別目砂を新たな目砂とし散布できるが、この場合には、上記単一の下管5A内を流下する分別目砂を前記残余50%程度の排気流と共に下部開放の拡散箱8の片側の孔から対向内面に衝突させて流速を減少させつつ乱流化させることで、人工芝間に堆積した土砂中約90%の大量の目砂を一層良好に拡散させることができ、分別目砂を上記弱めた排気流と共に台車の目砂散布開口10から土砂除去後の芝間に還元散布できた。
本発明による人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車は、人工芝間堆積土砂除去現場以外に、例えばゴルフ場のグリーン手前砂地などに堆積した土砂の回収兼用分別砂粒還元散布手押し台車としても立派に使用できる。
本発明の実施形態例を示す前方斜視図 本発明の実施形態例を示す裏側斜視図 本発明の実施形態例を示す左側斜視図 本発明の実施形態例を示す右側斜視図
符号の説明
1 台車
1A 棚板
1B 手押しハンドル
1C 前輪
1D キャスター後輪
2 回転ブラシ
2A 枢軸
3 フード
4 土砂吸引機
4A 排出口
5 T字管
5A 下管
5B 後管
6 粉土分別フィルタ
7 排気濾過袋
8 拡散箱
9 柔軟スカート
10 目砂散布開口
M 原動機(電動機やエンジン)
P 可撓パイプ

Claims (8)

  1. ロール状回転ブラシで撥ね跳ばした人工芝間堆積土砂をフードから吸引する土砂吸引機と、その排出口に連結したT字管の下管を経た後管内に設けた土砂中粉土を排気流と共に通過させる粉土分別フィルタと、前記後管に連通配設した粉土貯溜用排気濾過袋と、前記フィルタの手前で前記下管内を残余の排気流と共に流下する分別目砂の散布幅を制限する目砂飛散防止用スカートと、前記回転ブラシを回転駆動するための原動機とをそれぞれ一台の台車に搭載した人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車。
  2. ロール状回転ブラシで撥ね跳ばした人工芝間堆積土砂をフードから吸引する土砂吸引機と、その排出口に連結したT字管の下管を経た後管内に設けた土砂中粉土を排気流と共に通過させる粉土分別フィルタと、前記後管に連通配設した粉土貯溜用排気濾過袋と、前記フィルタの手前で前記下管内を残余の排気流と共に流下する分別目砂の拡散箱と、その下部開口周囲に設けた目砂飛散防止用スカートと、前記回転ブラシを回転駆動するための原動機とをそれぞれ一台の台車に搭載した人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車。
  3. 手押し台車の前側に人工芝間に堆積した土砂を前方に撥ね跳ばし除去するロール状回転ブラシを枢支横設すると共に、このブラシで撥ね跳ばした土砂を集めるフードを前記台車に突設し、このフードから突出する土砂を前記台車の棚板前部に配置した電動式土砂吸引機で吸引可能に配管し、その後部排出口に連結したT字管の下管を経た後管内に前記土砂中の不要粉土と排気流だけを分別通過させ、粉土よりも大きく重い再利用可能な目砂は残余の排気流と共に前記下管内に分別流下させる細かいメッシュの粉土分別フィルタを設け、このフィルタを経た前記後管に分別不要粉土を溜め込み回収する排気濾過袋を連通配設する一方、前記フィルタの手前で下管内を流下する分別後の再利用可能な目砂を下部開放の拡散箱内面に前記残余の排気流と共に衝突させて乱流化させることで、流速を弱め大量の目砂を拡散しつつ台車の下部に垂設した目砂飛散防止用スカート内の目砂散布開口から土砂除去後の芝間に新たな目砂として還元散布可能に構成してなり、前記回転ブラシを回転駆動する電動機を前記台車に搭載し、この電動機と前記土砂吸引機への給電コードを台車から延在してなる人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車。
  4. 手押し台車の前側に人工芝間に堆積した土砂を前方に撥ね跳ばして除去するロール状回転ブラシを枢支横設すると共に、このブラシで撥ね跳ばした土砂を集めるフードを前記台車に突設し、このフードから突出する土砂を前記台車の棚板前部に配置した原動機付き土砂吸引機で吸引可能に配管し、その後部排出口に連結したT字管の下管を経た後管内に前記土砂中の不要粉土と排気流だけを分別通過させ、粉土よりも大きく重い再利用可能な目砂は残余の排気流と共に前記下管内に分別流下させる細かいメッシュの粉土分別フィルタを設け、このフィルタを経た前記後管に分別不要粉土を溜め込み回収する排気濾過袋を連通配設する一方、前記フィルタの手前で下管内を流下する分別後の再利用可能な目砂を下部開放の拡散箱内面に前記残余の排気流と共に衝突させて乱流化させることで、流速を弱め大量の目砂を拡散しつつ台車の下部に垂設した目砂飛散防止用スカート内の目砂散布開口から土砂除去後の芝間に新たな目砂として還元散布可能に構成してなり、前記回転ブラシを回転駆動する内燃エンジンを前記台車に搭載してなる人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車。
  5. 前記フード・土砂吸引機・T字管・粉土分別フィルタ・排気濾過袋をそれぞれ左右一対ずつ個別配設してなる請求項1から請求項4までのいずれか一つの請求項に記載の人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車。
  6. 前記左右の下管内を流下する分別目砂を前記残余の排気流と共に左右一対の可撓パイプを経て前記拡散箱内に両側から対向噴射し、この拡散箱内で上記目砂を排気流と共に互いに正面衝突させて流速を相殺しつつ乱流化させることで、大量の目砂を拡散可能となした請求項5に記載の人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車。
  7. 前記手押し台車に左右一対の前輪とキャスター後輪とを設けることで、手押し台車の進行方向を前輪接地のまま転換可能に構成してなる請求項1から請求項6までのいずれか一つの請求項に記載の人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車。
  8. 前記スカートを柔軟材料で形成してなる請求項1から請求項7までのいずれか一つの請求項に記載の人工芝間堆積土砂の回収兼用分別目砂の還元散布手押し台車。
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