JP4356042B2

JP4356042B2 - Border mat manufacturing method

Info

Publication number: JP4356042B2
Application number: JP10870799A
Authority: JP
Inventors: 睦飯岡
Original assignee: RAYTECH, INC.
Current assignee: RAYTECH, INC.
Priority date: 1999-04-16
Filing date: 1999-04-16
Publication date: 2009-11-04
Anticipated expiration: 2019-04-16
Also published as: JP2000296050A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車内足廻りマットや出入口マット等の土足で使用される周縁が裏材で縁取られた縁取りマットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
縁取りマットは、パイル布帛を所要のマット形状に裁断したパイルマットを、そのパイルマットの周縁から食み出る大きさに裁断した生ゴムマットに重ね合わせ、それらを圧着し加熱して生ゴムマットを加硫してつくられる。自動車床面の如く予め敷き込まれたカーペットの上に置き敷きされる縁取りマットでは、そのカーペットのパイル面への密着性を高めて使用中のズレ移動を防ぐために、生ゴムマットの裏面にスパイク（突起）が付設される。このスパイクは、加熱加硫時に生ゴムマットの裏面を押圧する金型に多数の孔を穿設し、その孔に生ゴムマットの一部を圧入して形成される。生ゴムマットに重ね合わせるパイルマットには、そのパイルの抜けを防ぐために接着剤による裏打ちが施されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
従って、縁取りマットの表面材であるパイルマットは、カーペット生産工場において、パイル布帛に接着剤を裏打ちして仕上げたカーペットを打抜裁断して用意される。屋内で使用されるカーペットには生ゴムによる裏打ちが必要ないので、カーペット生産工場には生ゴムの圧着装置や加熱加硫装置は不必要である。このため、縁取りマットをつくる場合、生ゴムの圧着装置や加熱加硫装置を有する生ゴム成形工場にパイルマットを送って生ゴムマットとの貼合成形を委託することになる。このように、縁取りマットの製造は、カーペット生産工場と生ゴム成形工場との２つの専門分野に分業化されており、その間のパイルマットや縁取りマットの運送管理が工程を複雑にし、縁取りマットをコストアップにしている。又、縁取りマット裏面のスパイクはカーペットの上でのズレ移動防止に有効ではなく、近時は縁取りマットに係止孔を開け、それを床面に突設したダボに引っ掛けてズレ移動を防止する方法が採用されている。しかし、この方法では、係止孔の周縁に亀裂が発生し易く、耐用性の点で問題が生じる。
【０００４】
【発明の目的】
本発明は、縁取りマットをカーペット生産工場で一貫生産し、半製品や製品の他社工場との往復に伴う運送管理費を省いてコストダウンを図ると共に、耐久性に富む縁取りマットを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る縁取りマット製造法は、パイル布帛１２の裏面に第１接着剤１４を塗布し乾燥して第１裏打層を形成し、所要の形状のパイルマット１７に裁断し、次いで、裏布１８の裏面に第２接着剤２０を塗布し乾燥して目止め層を形成し、その後、塗布厚を部分的に変えて当該裏布１８の表面全面に第３接着剤２３を塗布し、それを乾燥することなく前記パイルマット１７を第３接着剤２３の塗布面に載せて圧着し、次いで、その塗布した第３接着剤２３を乾燥し、その後、パイルマット１７の周囲に縁取り３０を設けて当該裏布１８をマット形状に裁断することを第１の特徴とする。
【０００６】
本発明に係る縁取りマット製造法の第２の特徴は、上記第１の特徴に加えて、第１接着剤１４と第２接着剤２０および第３接着剤２３に、乳化剤によって樹脂を水に分散したエマルジョン型接着剤を使用することにある。
【０００７】
本発明に係る縁取りマット１１は、裏面に目止め層（１４）を形成した裏布１８の表面にパイルマット１７が接着剤２３によって貼り合わされており、当該裏布１８の周縁が当該パイルマット１７の周縁から食み出た縁取り３０を形成しており、その縁取り３０を形成している当該裏布１８の表面が部分的に厚みが異なる接着剤２３の塗膜に被覆されていることを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明に係る縁取りマット１１を図示し、その一部を円で囲んで拡大して図示している。図２は、本発明に係る縁取りマット１１の生産工程を図示するものである。パイル布帛１２には、裏面にバックステッチが露出して長さ方向に連続しているタフテッドパイル布帛が使用されている。そのパイル布帛１２は、塗工装置１３に通して第１接着剤１４を裏面に塗布し、テンター１５に通し乾燥して打抜装置１６に導き、そこで所要形状のパイルマット１７に裁断される。裏布１８は、塗工装置１９に通して第２接着剤２０を裏面に塗布し、テンター２１に通して乾燥し、裏面に目止め層が積層される。目止め層を積層した裏布１８は塗工装置２２に通され、その表面に第３接着剤２３が塗布厚を部分的に変えて塗布される。
【０００９】
塗布厚を部分的に変えて第３接着剤２３を塗布するには、裏布１８との接触箇所を櫛歯状に部分的に欠切して裏布１８との間に大きい隙間を部分的に設けたドクターブレードを使用するとよい。そうすると、その隙間に応じた高い凸畝２４をストライプ状に並んで裏布１８の長さ方向に連続形成することが出来る。
【００１０】
パイルマット１７は、エンドレスベルト２５に載せて運ばれ、未乾燥状態の第３接着剤２３の塗布面に重ね合わされ、ニップロール２６に通して裏布１８へと圧着され、テンター２７に通して第３接着剤２３が加熱乾燥され、その後、打抜装置２８に通して所要形状の縁取りマット１１に裁断される。パイルマット１７と裏布１８を貫通した係止孔２９は、縁取りマット１１の打抜裁断と同時に穿設される。
【００１１】
塗工装置１３・１９・２２は、第１接着剤１４と第２接着剤２０と第３接着剤２３の塗布に兼用出来、又、テンター１５・２１・２７も、それらの接着剤１４・２０・２３の加熱乾燥に兼用出来る。又、打抜装置１６・２８も、カッターを変えてパイル布帛１２と裏布１８の打抜裁断に兼用出来る。
【００１２】
裏布１８には織物、編物、不織布の何れも使用することが出来る。その中でも、セルロース系繊維を含むもの、好ましくは木綿、麻、レーヨン等のセルロース系繊維だけで織成した織物、特に、形状安定性や物性強度の点で麻（ジュート）織物を裏布１８に使用するとよい。接着剤１４・２０・２３には乳化剤によって樹脂を水に分散したラテックス・コンパウンドや樹脂エマルジョン・コンパウンド等のエマルジョン型接着剤を使用する。そうすると、裏布１８の表面に塗布される第３接着剤２３の塗膜が、パイルマット１７に覆われ、又、既に乾燥した第１接着剤１４の皮膜と第２接着剤３０の皮膜の間に挟まれても、それらの皮膜（１４・３０）が親水性の乳化剤を含有するエマルジョン型接着剤の皮膜であって透湿性を有し、特に、吸水性のセルロース系繊維によって構成された裏布１８を使用するときには、その塗布した第３接着剤２３が乾燥し易くなる。
【００１３】
本発明では、裏布１８の裏面には第２接着剤３０による目止めが施されているので、その表面に塗布した第３接着剤２３が裏面に滲出することなく、その塗布面に盛り上がった第３接着剤２３の凸畝２４を形成することが出来る。パイルマット１７は、その裏面にパイルマット１７の裏面にパイル糸のバックステッチによる凹凸があっても、そのバックステッチの凹部に盛り上がった凸畝２４の第３接着剤２３が入り込むので、裏布１８に強固に接着し、その後のパイルマット１７と裏布１８に剥離の問題は生じない。そのためには、凸畝２４を裏布１８の長さ方向に真っ直ぐに連続形成することは必ずしも必要でなく、ドクターブレードを左右に往復移動して凸畝２４をジグザグに連続形成してもよく、又、ドクターブレードに付設した隙間を間欠的に開閉して凸畝２４を途切れ途切れに部分的に形成してもよい。凸畝２４を形成している第３接着剤２３がパイルマット１７の裏面の凹凸に入り込んで密着するようにするには、第３接着剤２３を泡立たない非発泡にするとよい。そして表裏が第２接着剤２０と第３接着剤２３の皮膜によって裏布１８に耐水性が付与され、パイルマット１７の基布と裏布１８との二重積層構造になるので、穿設した係止孔２９の周縁が亀裂することなく、又、縁取り３０がパイルマット１７の裏面へと連続した裏布１８で構成されているのでマット周縁が亀裂することもなく、耐久性に優れた縁取りマット１１が得られることになる。
【００１４】
そして、パイルを係止する基布がポリプロピレン繊維やポリエステル繊維等の非吸湿収縮性合成繊維で構成されたパイル布帛１２をパイルマット１７に使用し、セルロース系繊維を含む織物を裏布１８に使用した縁取りマット１１では、裏布１８を構成するセルロース系繊維が吸湿して収縮する傾向を示すので、周縁が逆反り、即ち、周縁が裏面側へと反り返る傾向を示すことになるので、周縁が反り上がって縁取りマット１１に躓くような不都合も回避される。そのように縁取りマット１１の周縁を裏面側に反り返るようにするためには、パイルを係止する基布よりも熱収縮し易い合成繊維の紡績糸かマルチフイラメント糸を使用した裏布１８を使用してもよい。
【００１５】
【発明の効果】
本発明〔請求項１〕によると、パイル布帛１２から縁取りマット１１に至るまでカーペット生産工場において一貫生産することが出来、パイルマット１７から縁取りマット１１までの工程に要する塗工装置１９・２２、第２接着剤２０と第３接着剤２３、テンター２１・２７、打抜装置２８等の装置や資材には、パイル布帛１２からパイルマット１７までの工程に使用される塗工装置１３、第１接着剤１４、テンター１５、打抜装置１６等の装置や資材が兼用出来、パイルマット１７を縁取りマット１１に仕上げるために圧着装置や加熱加硫装置等の生ゴム成形工場に必要な装置や技術を必要とせず、生産工程が大きく合理化され、従来生ゴム成形工場との往復に要した運送管理費も省かれて縁取りマット１１のコストダウンを図ることが出来る。特に、裏布１８の裏面には第２接着剤３０による目止めが施されているので、その表面に塗布した第３接着剤２３が裏面に滲出することなく、その塗布面に盛り上がった第３接着剤２３の凸畝２４を形成することが出来、パイルマット裏面の凹凸に盛り上がった第３接着剤２３がよく馴染んで裏布１８が強固に接着され、その間で剥離しない高品質の縁取りマット１１が得られる。
【００１６】
本発明〔請求項２〕によると、第１接着剤１４と第２接着剤２０および第３接着剤２３が乳化剤によって樹脂を水に分散したエマルジョン型接着剤であるため、パイルマット１７と裏布１８の間に挟まれる第３接着剤２３の塗膜が乾燥固化し易く、特にセルロース系繊維を含む裏布１８を使用するときはパイルマット１７に強固に接着した縁取りマット１１が効率的に得られる。
【００１７】
本発明〔請求項３〕に係る縁取りマット１１は、パイルマット１７の基布と裏布１８との二重積層構造になるので、それに穿設した係止孔２９の周縁で亀裂することなく、又、縁取り３０がパイルマット１７の裏面へと連続した裏布１８で構成されているのでマット周縁が亀裂することもなく、而も、表裏が第２接着剤２０と第３接着剤２３の皮膜によって裏布１８に耐水性が付与されて耐久性に優れたものとなる。特に、吸湿収縮性のセルロース系繊維を含む裏布１８を使用した縁取りマット１１では周縁が裏面側へと反り返る傾向を示し、周縁が反り上がって縁取りマット１１に躓くような不都合も回避される。
【００１８】
このように本発明によると、縁取りマット１１の生産工程が大きく合理化され、耐久性に優れた高品質の縁取りマット１１が効率的経済的に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る縁取りマットの斜視図であり、その一部を円で囲んで拡大して図示している。
【図２】本発明に係る縁取りマットの生産工程図である。
【符号の説明】
１１縁取りマット
１２パイル布帛
１３・１９・２２塗工装置
１４第１接着剤
１５テンター
１６・２８打抜装置
１７パイルマット
１８裏布
２０第２接着剤
２１テンター
２３第３接着剤
２４凸畝
２５エンドレスベルト
２６ニップロール
２７テンター
２９係止孔
３０縁取り[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an edge mat whose peripheral edge used on a dirt foot such as an in-car footrest mat or an entrance / exit mat is edged with a backing material.
[0002]
[Prior art]
For the edging mat, a pile mat obtained by cutting a pile fabric into a required mat shape is superposed on a raw rubber mat cut to a size that protrudes from the periphery of the pile mat, and these are pressed and heated to vulcanize the raw rubber mat. Made. With an edge mat that is laid on a carpet that has been laid in advance, such as the floor of an automobile, a spike (on the back of the raw rubber mat is used to increase the adhesion of the carpet to the pile surface and prevent displacement during use. A projection) is attached. The spike is formed by forming a large number of holes in a mold that presses the back surface of the raw rubber mat during heat vulcanization and press-fitting a part of the raw rubber mat into the hole. The pile mat to be overlaid on the raw rubber mat is backed with an adhesive to prevent the pile from coming off.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, a pile mat which is a surface material of the edge mat is prepared by punching and cutting a carpet finished with an adhesive backing on a pile fabric in a carpet production factory. Since carpets used indoors do not require backing with raw rubber, carpet production plants do not require a raw rubber crimping device or a heat vulcanizing device. For this reason, when making an edging mat, a pile mat is sent to a raw rubber molding factory having a raw rubber pressure bonding apparatus and a heat vulcanizing apparatus, and a pasting form with the raw rubber mat is entrusted. In this way, the manufacture of border mats is divided into two specialized fields, carpet production factory and raw rubber molding factory. The transportation management of pile mats and border mats between them makes the process complicated, and the cost of border mats is low. It is up. Also, the spike on the back of the border mat is not effective in preventing displacement movement on the carpet. Recently, a locking hole is formed in the border mat and hooked on a dowel protruding from the floor surface to prevent displacement movement. The method is adopted. However, in this method, cracks are likely to occur at the periphery of the locking hole, which causes a problem in terms of durability.
[0004]
OBJECT OF THE INVENTION
It is an object of the present invention to provide an edge mat that is produced in an integrated manner at a carpet production factory, reduces transportation costs associated with the reciprocation of semi-finished products and products to other companies' factories, and is highly durable. Objective.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In the manufacturing method of the edging mat according to the present invention, the first adhesive 14 is applied to the back surface of the pile fabric 12 and dried to form a first backing layer, which is cut into a pile mat 17 having a required shape, and then the backing fabric. The second adhesive 20 is applied to the back surface of 18 and dried to form a sealing layer, and then the third adhesive 23 is applied to the entire surface of the backing cloth 18 by partially changing the coating thickness. The pile mat 17 is placed on the application surface of the third adhesive 23 and pressed without drying, and then the applied third adhesive 23 is dried, and then a border 30 is provided around the pile mat 17. The first feature is that the backing cloth 18 is cut into a mat shape.
[0006]
The second feature of the method for manufacturing an edge mat according to the present invention is that, in addition to the first feature, the first adhesive 14, the second adhesive 20, and the third adhesive 23 are dispersed in water with an emulsifier. The emulsion type adhesive is used.
[0007]
In the edging mat 11 according to the present invention, a pile mat 17 is bonded to the surface of a backing cloth 18 having a sealing layer (14) formed on the back surface by an adhesive 23, and the periphery of the backing cloth 18 is the pile mat 17. And the surface of the backing cloth 18 forming the rim 30 is partially covered with a coating film of an adhesive 23 having a different thickness. And
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows an edge mat 11 according to the present invention, and a part thereof is encircled and enlarged. FIG. 2 illustrates the production process of the edge mat 11 according to the present invention. As the pile fabric 12, a tufted pile fabric having a back stitch exposed on the back surface and continuous in the length direction is used. The pile fabric 12 is passed through the coating device 13 to apply the first adhesive 14 to the back surface, passed through the tenter 15 and dried to be led to the punching device 16 where it is cut into a pile mat 17 having a required shape. The backing cloth 18 is passed through the coating device 19 to apply the second adhesive 20 to the back surface, passed through the tenter 21 and dried, and a sealing layer is laminated on the back surface. The backing cloth 18 on which the sealing layer is laminated is passed through the coating device 22, and the third adhesive 23 is applied to the surface of the backing cloth 18 while partially changing the coating thickness.
[0009]
In order to apply the third adhesive 23 by partially changing the coating thickness, the contact portion with the backing cloth 18 is partially cut out in a comb-like shape and a large gap is partially provided between the backing cloth 18. It is recommended to use the doctor blade provided in. Then, the high ridges 24 corresponding to the gap can be continuously formed in the length direction of the backing cloth 18 in a stripe shape.
[0010]
The pile mat 17 is carried on the endless belt 25, superimposed on the application surface of the undried third adhesive 23, passed through the nip roll 26, pressed onto the backing cloth 18, and passed through the tenter 27 to pass through the third. The adhesive 23 is heated and dried, and then cut into the edge mat 11 having a required shape through a punching device 28. A locking hole 29 penetrating the pile mat 17 and the backing cloth 18 is formed simultaneously with the punching and cutting of the edge mat 11.
[0011]
The coating devices 13, 19, and 22 can be used for applying the first adhesive 14, the second adhesive 20, and the third adhesive 23, and the tenters 15, 21, and 27 are also used for the adhesives 14, 20. -Can be used for 23 heat drying. The punching devices 16 and 28 can also be used for punching the pile fabric 12 and the backing fabric 18 by changing the cutter.
[0012]
Any of woven fabric, knitted fabric and non-woven fabric can be used for the backing fabric 18. Among them, fabrics containing cellulosic fibers, preferably fabrics woven only with cellulosic fibers such as cotton, hemp, rayon, etc., especially hemp (jute) fabrics are used for the backing fabric 18 in terms of shape stability and physical strength. Good. For the adhesives 14, 20, and 23, an emulsion type adhesive such as a latex compound in which a resin is dispersed in water by an emulsifier or a resin emulsion compound is used. Then, the coating film of the third adhesive 23 applied to the surface of the backing cloth 18 is covered with the pile mat 17, and between the film of the first adhesive 14 and the film of the second adhesive 30 that have already been dried. Even when sandwiched between them, the coatings (14, 30) are emulsion-type adhesive coatings containing hydrophilic emulsifiers and have moisture permeability, and in particular, are made of water-absorbing cellulosic fibers. When the cloth 18 is used, the applied third adhesive 23 is easily dried.
[0013]
In the present invention, since the back surface of the backing cloth 18 is sealed with the second adhesive 30, the third adhesive 23 applied on the surface swells on the applied surface without oozing out on the back surface. The protrusion 24 of the third adhesive 23 can be formed. Even if the pile mat 17 has irregularities due to the back stitch of the pile yarn on the back surface of the pile mat 17, the third adhesive 23 of the raised ridges 24 rising into the concave portions of the back stitch enters the back surface of the pile mat 17. The pile mat 17 and the backing cloth 18 after that do not have a problem of peeling. For this purpose, it is not always necessary to continuously form the ridges 24 straight in the length direction of the backing cloth 18, and the doctor blades may be reciprocated left and right to form the ridges 24 in a zigzag manner. Alternatively, the ridges 24 may be partially formed intermittently by intermittently opening and closing the gaps attached to the doctor blade. In order for the third adhesive 23 forming the ridges 24 to enter and come into close contact with the irregularities on the back surface of the pile mat 17, the third adhesive 23 is preferably non-foamed without foaming. And water resistance was given to the back cloth 18 by the film | membrane of the 2nd adhesive 20 and the 3rd adhesive 23, and the front and back became the double laminated structure of the base fabric of the pile mat 17, and the back cloth 18, Therefore It perforated | pierced The peripheral edge of the locking hole 29 is not cracked, and the rim 30 is composed of the back cloth 18 that is continuous with the back surface of the pile mat 17, so the rim of the mat is not cracked and has excellent durability. A mat 11 is obtained.
[0014]
Then, the pile fabric 12 is used for the pile mat 17 and the woven fabric containing the cellulosic fibers is used for the backing fabric 18 in which the base fabric that holds the pile is made of non-hygroscopic shrinkable synthetic fibers such as polypropylene fibers and polyester fibers. In the trimmed mat 11, the cellulosic fibers constituting the backing cloth 18 tend to absorb moisture and shrink, and therefore, the peripheral edge is reversely warped, that is, the peripheral edge tends to warp toward the back side. Inconveniences such as warping up and going to the edge mat 11 are also avoided. In order to make the peripheral edge of the edging mat 11 warp to the back side in this way, a backing cloth 18 using a synthetic fiber spun yarn or a multifilament yarn that is more easily heat-shrinkable than the base fabric that holds the pile is used. May be.
[0015]
【The invention's effect】
According to the present invention (Claim 1), it is possible to carry out integrated production in the carpet production plant from the pile fabric 12 to the edging mat 11, and the coating devices 19 and 22 required for the processes from the pile mat 17 to the edging mat 11; For the devices and materials such as the second adhesive 20 and the third adhesive 23, the tenters 21 and 27, and the punching device 28, the coating device 13 used in the process from the pile fabric 12 to the pile mat 17, the first Equipment and materials such as adhesive 14, tenter 15 and punching device 16 can be used together, and equipment and techniques necessary for a raw rubber molding plant such as a crimping device and a heat vulcanizing device in order to finish the pile mat 17 into the edging mat 11. The production process is greatly streamlined without the need for it, and the transportation management costs required for the conventional round trip to the raw rubber molding plant can be omitted, thereby reducing the cost of the trim mat 11. That. In particular, since the back surface of the back cloth 18 is sealed with the second adhesive 30, the third adhesive 23 applied to the surface does not ooze to the back surface, and the third raised on the applied surface. A high-quality rim mat 11 that can form the ridges 24 of the adhesive 23, is well-familiar with the third adhesive 23 swelled on the irregularities on the back surface of the pile mat, and is firmly bonded to the backing cloth 18 between them. Is obtained.
[0016]
According to the present invention (Claim 2), the first adhesive 14, the second adhesive 20, and the third adhesive 23 are emulsion type adhesives in which a resin is dispersed in water by an emulsifier. The coating film of the third adhesive 23 sandwiched between 18 is easily dried and solidified, and particularly when the backing cloth 18 containing cellulosic fibers is used, the edge mat 11 firmly bonded to the pile mat 17 is efficiently obtained. It is done.
[0017]
Since the edging mat 11 according to the present invention (Claim 3) has a double laminated structure of the base fabric of the pile mat 17 and the backing fabric 18, it does not crack at the periphery of the locking hole 29 drilled therein. Further, since the rim 30 is constituted by the back cloth 18 continuous to the back surface of the pile mat 17, the mat periphery does not crack, and the front and back are the films of the second adhesive 20 and the third adhesive 23. As a result, water resistance is imparted to the backing cloth 18 and it becomes excellent in durability. In particular, the edge mat 11 using the backing cloth 18 containing the moisture-absorbing shrinkable cellulosic fibers shows a tendency that the peripheral edge warps back to the back surface side, and the inconvenience that the peripheral edge warps and goes to the edge mat 11 is avoided.
[0018]
Thus, according to the present invention, the production process of the edge mat 11 is greatly rationalized, and the high-quality edge mat 11 having excellent durability can be obtained efficiently and economically.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an edging mat according to the present invention, with a part thereof encircled and enlarged.
FIG. 2 is a production process diagram of an edge mat according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Bordering mat 12 Pile cloth 13/19/22 Coating device 14 First adhesive 15 Tenter 16/28 Punching device 17 Pile mat 18 Backing fabric 20 Second adhesive 21 Tenter 23 Third adhesive 24 Convex 25 Endless Belt 26 Nip roll 27 Tenter 29 Locking hole 30 Border

Claims

パイル布帛の裏面に第１接着剤を塗布し乾燥して第１裏打層を形成し、所要の形状のパイルマットに裁断し、次いで、裏布の裏面に第２接着剤を塗布し乾燥して目止め層を形成し、その後、塗布厚を部分的に変えて当該裏布の表面全面に第３接着剤を塗布し、それを乾燥することなく前記パイルマットを第３接着剤の塗布面に載せて圧着し、次いで、その塗布した第３接着剤を乾燥し、その後、パイルマットの周囲に縁取りを設けて当該裏布をマット形状に裁断することを特徴とする縁取りマット製造法。A first adhesive is applied to the back of the pile fabric and dried to form a first backing layer, cut into a pile mat of the required shape, and then a second adhesive is applied to the back of the back fabric and dried. A sealing layer is formed, and then the third adhesive is applied to the entire surface of the backing cloth by partially changing the coating thickness, and the pile mat is applied to the application surface of the third adhesive without drying it. A method for producing an edge mat, comprising: placing and pressing, then drying the applied third adhesive, and then providing an edge around the pile mat and cutting the backing into a mat shape.

前掲請求項１に記載の第１接着剤と第２接着剤と第３接着剤が乳化剤によって樹脂を水に分散したエマルジョン型接着剤であることを特徴とする前掲請求項１に記載の縁取りマット製造法。The border mat according to claim 1, wherein the first adhesive, the second adhesive, and the third adhesive according to claim 1 are emulsion type adhesives in which a resin is dispersed in water by an emulsifier. Manufacturing method.

裏面に目止め層を形成した裏布の表面にパイルマットが接着剤で貼り合わされており、当該裏布の周縁が当該パイルマットの周縁から食み出た縁取りを形成しており、その縁取りを形成している当該裏布の表面が部分的に厚みが異なる接着剤の塗膜に被覆されていることを特徴とする縁取りマット。A pile mat is bonded with an adhesive to the surface of the backing cloth on which the sealing layer is formed on the back surface, and the periphery of the backing cloth forms an edge protruding from the periphery of the pile mat. A trim mat, wherein the surface of the backing cloth being formed is partially covered with an adhesive coating having a different thickness.