JP4355631B2 - 移動通信システム及び移動局 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムの通信性能(通信容量や品質等)を向上させる技術に関する。特に、本発明は、第3世代の移動通信システムであるW-CDMAシステムやCDMA2000システムに適応できる技術である。
従来の移動通信システムでは、無線制御装置が、個別チャネルを設定する際に、基地局の受信用ハードウエアリソース(以下、ハードウエアリソース)や、上りリンクにおける無線リソース(上り干渉量)や、移動局の送信電力や、移動局の送信処理性能や、上位のアプリケーションが必要とする伝送速度等を鑑みて、上りリンクにおけるユーザデータの伝送速度を決定し、移動局及び基地局のそれぞれに対して、レイヤ3(Radio Resource Control layer)のメッセージとして通知する。
ここで、無線制御装置は、基地局の上位に存在し、基地局及び移動局を制御する装置である。
一方、音声通話やTV通話と比べて、データ通信は、トラフィックがバースト的に発生することが多く、本来は、高速に、上りリンクにおけるユーザデータの伝送速度の変更ができることが望ましい。
しかしながら、図10に示すように、従来の移動通信システムでは、無線制御装置が、通常、多くの基地局を統括して制御しているため、処理負荷及び処理遅延が増加することが想定されることから、高速に(例えば、1〜100ms程度で)上りリンクにおけるユーザデータの伝送速度の変更を行うことは困難であるという問題点があった。
或いは、従来の移動通信システムにおいて、高速に上りリンクにおけるユーザデータの伝送速度の変更を行うことができたとしても、装置の実装コストやネットワークの運用コストが大幅に高くなるという問題点があった。
したがって、数100MSから数秒オーダーで、上りリンクにおけるユーザデータの伝送速度の変更を行うのが通例である。
従来の移動通信システムにおいて、バースト的に発生するユーザデータを伝送する場合(図11(a)参照)、図11(b)に示すように、高遅延及び低伝送効率を許容して低速で当該ユーザデータを伝送するか、又は、図11(c)に示すように、高速伝送が可能なようにハードウエアリソースを確保し、空き時間の無線リソース及び基地局におけるハードウエアリソースが無駄になることを許容して当該ユーザデータを伝送することとなる。
ここで、図11(b)及び(c)の縦軸に示す「上りリソース」は、上述の無線リソースやハードウエアリソースの両方を示す。
そこで、上りリソースを有効に利用するために、第3世代移動通信システムの国際標準化団体である「3GPP」及び「3GPP2」において、基地局と移動局との間のレイヤ1及びMACサブレイヤにおける高速な上りリソースの制御方法が検討されている。以下、上述の高速な上りリソースの制御方法についての検討を「上り回線エンハンスメント」と表現する。
ここで、「上り回線エンハンスメント」の中で検討されてきた上りリソースの制御方法を、以下のように、大きく3つに分類する。
第1の上りリソースの制御方法として、「Time & Rate Control」が知られている。
図12(a)及び(b)に示すように、「Time & Rate Control」では、基地局が、各々のタイミングで、当該基地局に対してユーザデータを送信する移動局及び当該ユーザデータの伝送速度を決定し、移動局ID及び当該ユーザデータの伝送速度(或いは、伝送速度の許容値)を報知する。指定された移動局は、決定されたタイミング及び伝送速度の許容値の範囲内で、当該基地局に対してユーザデータを送信する。
第2の上りリソースの制御方法として、「Rate Control per UE」が知られている。
図13(a)及び(b)に示すように、「Rate Control per UE」では、移動局は、送信すべきユーザデータがあれば当該ユーザデータを送信できるが、当該ユーザデータの伝送速度の許容値(許容伝送速度)に関しては、1つ又は複数のユーザデータの送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)ごとに基地局によって決定されて通知される。かかる場合、基地局は、通常、現在のタイミングにおける許容伝送速度、又は当該許容伝送速度に対する相対値(例えば、UP/DOWNの2値)を通知する。
なお、かかる場合、基地局は、移動局ごとに固有の許容伝送速度を指定するように構成されていてもよいし、セル全体で同じ許容伝送速度を指定するように構成されていてもよい。
また、基地局は、移動局ごとに固有の許容伝送速度を指定するか、セル全体で同じ許容伝送速度を指定するかについて、適宜選択するように構成されていてもよい。
第3の上りリソースの制御方法として、「Rate Control per Cell」が知られている。
「Rate Control per Cell」では、基地局は、通信中の移動局に共通な伝送速度、或いは当該伝送速度を計算するために必要な情報を報知し、各移動局が、受信した情報に基づいて伝送速度を決定する。
しかしながら、「Time & Rate Control」及び「Rate Control per UE」では、理想的には、上り回線容量を改善させる最も良い制御方法となりうるが、移動局のバッファに滞留しているデータサイズや送信電力等を把握した上で、上りリソースを割り当てする必要があるため、基地局による制御負荷が増大するという問題点があった。
また、「Time & Rate Control」及び「Rate Control per UE」では、制御信号のやりとりによるオーバーヘッドが大きいという問題点があった。
これに対して、「Rate Control per Cell」は、セルに共通した情報を報知し、各移動局が、受信した情報に基づいて伝送速度を自律的に求めるため、基地局による制御負荷が少ないという利点がある。
さらに、非特許文献1に、個々の移動局の無線品質(伝搬路情報)を用いることによって、上り回線容量を改善させる方法も提案されている。
3GPP TSG RAN WG1、R1-04-0673
しかしながら、上述のように無線品質を用いた伝送速度制御を行う場合には、公平性とセル全体のスループットとのトレードオフを調整する必要があるにもかかわらず、移動局に「Rate Control per Cell」を実現する手段が内蔵されると、前述したトレードオフの調整がその後できなくなるという融通性の無さが問題となっていた。
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、呼設定時等にパラメータを通知することにより、公平性とセル全体のスループットとのトレードオフを調整することができる柔軟性のある移動通信システム及び移動局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動局から基地局に対して送信するユーザデータの伝送速度を制御する移動通信システムであって、前記移動局は、呼設定時にネットワークから通知されるパラメータと、無線伝播路品質と、平均無線伝播路品質と、前記基地局から報知される伝送速度、送信電力或いは送信電力比に関連する係数とに基づいて、前記ユーザデータの瞬時伝送速度を決定することを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、基地局に対して送信するユーザデータの伝送速度を制御する移動局であって、呼設定時にネットワークから通知されるパラメータと、無線伝播路品質と、平均無線伝播路品質と、前記基地局から報知される伝送速度、送信電力或いは送信電力比に関連する係数とに基づいて、前記ユーザデータの瞬時伝送速度を決定する伝送速度制御部を具備することを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、呼設定時等にパラメータを通知することにより、公平性とセル全体のスループットとのトレードオフを調整することができる柔軟性のある移動通信システム及び移動局を提供することができる。
図1乃至図9を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。本実施形態に係る移動通信システムは、通信容量や通信品質等の通信性能を向上させることを目的として設計されている。また、本実施形態に係る移動通信システムは、第3世代移動通信システムである「W-CDMA」や「CDMA2000」に適応可能である。
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、交換機と、無線制御装置と、基地局と、移動局とによって構成されている。ここで、各移動局#1乃至#3は、移動局ごとに設定された個別チャネルを用いて、送信すべきユーザデータの送受信を行っている。
また、本実施形態において、各移動局#1乃至#3は、図2に示すように、下りリンクにおいて、高速な共有チャネル(3GPPにおけるHS-DSCH)を用いるように構成されていてもよい。
かかる場合、下りリンクにおけるユーザデータは、下り共有チャネルを主に用いて送信される。一方、付随個別チャネルは、下り共有チャネルを用いて通信を行う各移動局に個別に割り当てられる双方向のチャネルであり、上り付随個別チャネルは、ユーザデータ以外に、パイロットシンボルや、下り付随個別チャネルのための送信電力制御コマンドや、共有チャネルのスケジューリング又は適用変調符号化に用いるための下り品質情報等を伝送し、下り付随個別チャネルは、上り付随個別チャネルのための送信電力制御コマンド等を伝送する。
図2において、現時点では、下り共有チャネルが、移動局#2に対して割り当てられているものとする。
なお、本発明は、図1及び図2に示す移動通信システムに適用するものであるが、上りリンクでユーザデータを送信する限りにおいては、別の移動通信システムにも適用可能である。
図3に、本実施形態に係る移動通信システムにおける上り付随個別チャネル(個別物理チャネル)のフレームフォーマットを示す。
図3に示すように、個別物理チャネルは、予め決められたTTI単位で、或いは、レイヤ3によって設定されたTTI単位で送信されるように構成されている。
個別物理チャネルは、スロットと呼ばれる時間単位に、個別物理データチャネル(DPDCH)や、個別物理制御チャネル(DPCCH)や、HSDPA用の個別物理制御チャネル(HS-DPCCH)を含むように構成されている。
なお、上述の上り回線エンハンスメント用のDPDCHを「E-DPDCH」と表すこともある。また、上り回線エンハンスメント用のDPCCHを「E-DPCCH」と表すこともある。
すなわち、DPDCHやDPCCHやHS-DPCCHは、BPSKで変調されて、拡散コード及び位相によって分類された後、上述のように多重されて送信される。ただし、DPDCHは、拡散率(拡散係数)が最低の値(例えば、4)であり、ユーザデータの送信に必要なビット数が足りない場合、1本から5本まで追加可能である。
DPDCHは、トランスポートブロックサイズによって、拡散率や拡散コード数をダイナミックに変更される。すなわち、トランスポートブロックサイズが大きい場合には、拡散率を小さくし、ユーザデータの送信に必要なビット数が足りない場合、マルチコード化を行う。
なお、通常、TTI毎のスロット数は、移動通信システムやアプリケーションにとって最適となるように設定されている。
図4に、本実施形態に係る移動局の無線通信機能部10の概要構成例を示す。図4に示すように、移動局の無線通信機能部10は、バスインターフェース部11と、呼処理制御部12と、ベースバンド信号処理部13と、送受信部14と、アンテナ15とを具備する。また、移動局の無線通信機能部10は、アンプ部(図示せず)を具備するように構成されていてもよい。
ただし、これらの構成は、必ずしもハードウエアとして独立して存在している必要はない。すなわち、各構成が、合体していてもよいし、ソフトウエアのプロセスによって構成されていてもよい。
図5に、ベースバンド信号処理部13の機能ブロックを示す。図5に示すように、ベースバンド信号処理部13は、上位レイヤ機能部13aと、RLCサブレイヤとして機能するRLC機能部13bと、MAC-d機能部13cと、MAC-e機能部13dと、レイヤ1として機能するレイヤ1機能部130とを具備している。
図6に示すように、RLC機能部13bは、上位レイヤ機能部13aから受信したアプリケーションデータ(RLC-SDU)を、予め決められたPDUサイズに分割し、順序整理処理や再送処理等に用いるRLCヘッダを付与することによって、RLC PDUを生成して、MAC-d機能部13cに渡す。
ここで、RLC機能部13bとMAC-d機能部13cとの間の橋渡しとして機能するパイプを「論理チャネル」とする。論理チャネルは、送受信するデータの内容によって分類され、通信を行う場合、1つのコネクションにおいて複数の論理チャネルを持つことが可能である。すなわち、複数の内容のデータ(例えば、制御データ及びユーザデータ等)を論理的に並列して送受信することができる。
MAC-d機能部13cは、論理チャネルを多重し、かかる多重に伴うMAC-dヘッダを付与することによって、MAC-d PDUを生成する。また、MAC-d機能部13cは、優先制御処理や、送信電力測定処理や、送信電力が当該移動局の許容する値を超えないように伝送速度を制御する処理等を行う。
MAC-e機能部13dは、MAC-d機能部13cから受信した複数のMAC-d PDUにまとめて、MAC-eヘッダを付与することによって、トランスポートブロックを生成し、トランスポートチャネルを介してレイヤ1機能部130に渡す。
また、MAC-e機能部13dは、MAC-d機能部13cの下位レイヤとして機能するものであって、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送制御機能や、伝送速度制御機能を行うものである。
かかるHARQによる再送制御機能は、Nチャネルのストップアンドウェイト(N-SAW)プロトコルによって、上りリンクにおけるAck/Nackのフィードバックに基づいて再送制御処理を行う。図7に、4チャネルのストップアンドウェイトプロトコルの動作例を示す。
伝送速度制御機能は、呼設定時にネットワークから通知されるパラメータと、無線伝播路品質と、平均無線伝播路品質と、前記基地局から報知される伝送速度、送信電力或いは送信電力比に関連する係数とに基づいて、前記ユーザデータの瞬時伝送速度を決定する。
すなわち、伝送速度制御機能は、呼を設定して下り回線の同期がとれた後、無線伝搬路品質L及び平均無線伝搬路品質
Figure 0004355631
を、以下のように計算する。
Figure 0004355631
上述のように、無線伝搬路品質Lは、移動局における送信電力Pに基づいて計算される。
なお、上述の計算式における測定開始時点を「n=0」とし、無線伝搬路品質L及び平均無線伝搬路品質
Figure 0004355631
は、スロット単位或いは送信タイミングインターバル(Transmission Time Interval:TTI)単位で計算されて更新されていくものとする。
ここで、入力忘却係数δは、呼設定時にネットワークから通知されてもよいし、予め最適化を行って決めておいてもよい。
また、移動局における送信電力Pは、上り送信電力コマンドを用いて測定されてもよいし、他の方法によって測定されてもよい。
移動局において、送信すべきユーザデータがある場合には、移動局は、以下の(式1)によって、n番目のスロットn[slot]、又は、n番目の送信タイミングインターバルn[TTI]における瞬時伝送速度Rtx,nを計算する。
なお、nがスロット単位の場合には、送信タイミングインターバルの初めに位置するスロットnで計算される瞬時伝送速度Rtx,nで、当該送信タイミングインターバルにおける送信処理を行う。
Figure 0004355631
ただし、(式1)におけるパラメータα、βは、呼設定時にネットワークから通知されてもよいし、セル内で報知されてもよい。また、(式1)におけるパラメータα、βは、基地局又は無線逝去装置のどちらによって通知され得る。
また、(式1)において、CR,nは、伝送速度に関連する係数であり、基地局から通信中の全ての移動局に報知される。
図12は、基地局において、上り干渉量に応じて、CR,nを変化(UP/DOWN)させる様子を模式的に示したものである。
(式1)からもわかるように、伝送速度に関連する係数CR,nを上げれば、瞬時伝送速度Rtx,nが上がるため、干渉量(Noise Rise)が増加する。
反対に、伝送速度に関連する係数CR,nを下げれば、瞬時伝送速度Rtx,nが下がるため、干渉量が減少する。
このようにして、干渉量を、上り干渉量の最大値(Max Noise Rise)にできる限り近づけることによって、無線回線容量を短い周期で精度良く限界まで引き上げる。
すなわち、基地局は、上り干渉電力に基づいて伝送速度に関連する係数を制御し、各送信タイミングインターバル単位で、又は、複数の送信タイミングインターバル単位で、下り共通チャネルによって前記伝送速度に関連する係数を報知するようにこうせいされている。
以上のように、瞬時伝送速度Rtx,nを直接計算により求める方法もあるが、以下の2つの例のように、送信電力や送信電力比を用いて間接的に瞬時伝送速度Rtx,nを求める方法も考えられる。
第1に、送信電力を制御することにより伝送速度の制御を行う場合、n番目の送信タイミングインターバルにおける送信電力をPtx,nとすると、送信電力Ptx,nは、
Figure 0004355631
によって求められる。
ただし、CP,nは、送信電力に関連する係数であり、伝送速度に関連する係数CR,nと同様に、基地局により、上り干渉量に応じて変化(UP/DOWN)させられる。
上述のように求められた送信電力Ptx,nに基づいて、n番目の送信タイミングインターバルにおける瞬時伝送速度Rtx,nが決定される。
第2に、送信電力比を制御することにより伝送速度の制御を行う場合、n番目の送信タイミングインターバルにおける送信電力比をPRtx,nとすると、送信電力比をPRtx,nは、
Figure 0004355631
によって求められる。
ただし、CPR,nは、送信電力比に関連する係数であり、伝送速度に関連する係数CR,nと同様に、基地局により、上り干渉量に応じて変化(UP/DOWN)させられる。
上式のように求められた送信電力比PRtx,nに基づいて、n番目の送信タイミングインターバルにおける瞬時伝送速度Rtx,nが決定される。
ただし、ここで、送信電力比とは、上り回線の個別物理制御チャネル(DPCCH:Dedicated Physical Control Channel)と、ユーザデータを送るためのチャネル(E-DPDCH:EnhancedDedicated Physical Data Channel)との比を示す。
以上の2つの例では、送信電力を制御することで伝送速度を制御することが可能となり、上り干渉量(干渉電力)を制御する方法として簡単で高精度にすることが可能である。
図8に示すように、レイヤ1機能部130は、FEC(Forward Error Collection)符号化部13eと、伝送速度整合部13fと、物理チャネルマッピング部13gとを具備している。
FEC符号化部13eは、MAC-e機能部から送信されたトランスポートブロック(レイヤ2のPDU)に対して、誤り訂正符号化処理を施すものである。
伝送速度整合部13fは、誤り訂正符号化処理を施したトランスポートブロックに対して、物理チャネルの伝送容量に合わせるための「レペティション(ビット繰り返し)」や「パンクチャ(ビットの間引き)」を施すものである。
以上に示すように、本発明によれば、ネットワークが所定のパラメータα、βを通知することにより、通信事業者が、保有するシステムのサービス性や収益性等の観点に基づいて、公平性とセル全体のスループットとのトレードオフを調整することができる。
例えば、本発明において、(α、β)を(0、0)とすることによって、移動局間で完全に公平な伝送速度制御を行うことができる。
また、本発明において、(α、β)を(1、1)とすることによって、公平性を保ちつつ、セル外干渉を減らして無線回線容量を高めることが可能となる。
さらに、本発明において、αを小さくする、或いは、βを大きくすることにより、無線環境の良い移動局への瞬時伝送速度の割り当てを大きくし、公平性を犠牲にしてセル全体のスループットを引き上げることが可能となる。
また、本発明によれば、比較的簡易な式を用いることにより、移動局の処理負荷を軽減させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の一実施形態に係る移動通信システムにおいて用いられる個別物理チャネルのフレームフォーマットを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る移動局の無線通信機能部の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る移動局の無線通信機能部におけるベースバンド信号処理部の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る移動局内のベースバンド信号処理部の機能を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る移動局内のMAC-e機能部で行われる4チャネルのストップアンドウェイトプロトコルの動作例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る移動局内のレイヤ1機能部の機能を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る基地局において、上り干渉量に応じて、伝送素幾度に関連する係数を変化させる様子を示す図である。 一般的な移動通信システムの全体構成図である。 従来技術に係る移動通信システムにおける上りリンクの伝送速度制御方法を説明するための図である。 従来技術に係る移動通信システムにおける上りリンクの伝送速度制御方法を説明するための図である。 従来技術に係る移動通信システムにおける上りリンクの伝送速度制御方法を説明するための図である。
符号の説明
10、20…無線通信機能部
11…バスインターフェース
12…呼処理制御部
13…ベースバンド信号処理部
13a…上位レイヤ機能部
13b…RLC機能部
13c…MAC-d機能部
13d…MAC-e機能部
130…レイヤ1機能部
13e…FEC符号化部
13f…伝送速度整合部
13g…物理チャネルマッピング部
14…送受信部
15…アンテナ

Claims (12)

  1. 移動局から基地局に対して送信するユーザデータの伝送速度を制御する移動通信システムであって、
    前記移動局は、呼設定時にネットワークから通知されるパラメータと、無線伝播路品質と、平均無線伝播路品質と、前記基地局から報知される伝送速度、送信電力或いは送信電力比に関連する係数とに基づいて、前記ユーザデータの瞬時伝送速度を決定することを特徴とする移動通信システム。
  2. n番目の送信タイミングインターバル又はスロットにおいて、前記無線伝播路品質をLとし、前記平均無線伝播路品質を
    Figure 0004355631
    とし、前記伝送速度に関連する係数をCR,nとし、L及び
    Figure 0004355631
    に対応する前記パラメータをそれぞれα及びβとした場合、n番目の送信タイミングインターバル又はスロットにおける前記ユーザデータの瞬時伝送速度Rtx,nを、
    Figure 0004355631
    により決定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. n番目の送信タイミングインターバル又はスロットにおいて、前記無線伝播路品質をLとし、前記平均無線伝播路品質を
    Figure 0004355631
    とし、前記送信電力に関連する係数をCP,nとし、L及び
    Figure 0004355631
    に対応する前記パラメータをそれぞれα及びβとした場合、n番目の送信タイミングインターバル又はスロットにおける前記移動局における送信電力Ptx,nを、
    Figure 0004355631
    により決定し、決定された該送信電力Ptx,nに基づいて前記ユーザデータの瞬時伝送速度を決定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  4. n番目の送信タイミングインターバル又はスロットにおいて、前記無線伝播路品質をLとし、前記平均無線伝播路品質を
    Figure 0004355631
    とし、前記送信電力比に関連する係数をCPR,nとし、L及び
    Figure 0004355631
    に対応する前記パラメータをそれぞれα及びβとした場合、n番目の送信タイミングインターバル又はスロットにおける前記移動局における送信電力比PRtx,nを、
    Figure 0004355631
    により決定し、決定された該送信電力比PRtx,nに基づいて前記ユーザデータの瞬時伝送速度を決定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  5. 前記パラメータは、無線制御装置より通知されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  6. 前記パラメータは、基地局より通知されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  7. 前記無線伝搬路品質は、前記移動局における送信電力に基づいて計算されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  8. n番目の送信タイミングインターバル又はスロットにおける前記移動局における送信電力Ptx,nとすると、前記無線伝搬路品質Lは、
    Figure 0004355631
    により計算されることを特徴とする請求項7に記載の移動通信システム。
  9. 前記移動局における送信電力は、上り送信電力コマンドを用いて測定されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  10. 前記基地局は、上り干渉電力に基づいて前記伝送速度に関連する係数を制御し、各送信タイミングインターバル単位で、又は、複数の送信タイミングインターバル単位で、下り共通チャネルによって前記伝送速度に関連する係数を報知することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  11. 予め定められた入力忘却係数δ又はネットワークから通知された入力忘却係数δと、n番目の送信タイミングインターバル又はスロットにおける無線伝搬路品質値Lとに基づいて、平均無線伝搬路品質
    Figure 0004355631
    を、
    Figure 0004355631
    により計算することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  12. 基地局に対して送信するユーザデータの伝送速度を制御する移動局であって、
    呼設定時にネットワークから通知されるパラメータと、無線伝播路品質と、平均無線伝播路品質と、前記基地局から報知される伝送速度、送信電力或いは送信電力比に関連する係数とに基づいて、前記ユーザデータの瞬時伝送速度を決定する伝送速度制御部を具備することを特徴とする移動局。

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