JP4353106B2 - 多重化ストリームの記録方法及び記録再生方法 - Google Patents

多重化ストリームの記録方法及び記録再生方法 Download PDF

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Description

本発明は多重化ストリームの記録方法及び記録再生方法に係り、特にランダムアクセス可能な記録媒体に複数のプログラムを含むディジタル映像音声多重化ストリームを記録する多重化ストリームの記録方法、及びその記録媒体に記録されたディジタル映像音声多重化ストリーム内から任意のプログラムを再生する多重化ストリームの記録再生方法に関する。
最近になり、MPEG−2(Moving Picture Experts Group phase 2)などの圧縮符号化方式により映像データ及び音声データをそれぞれ符号化した後、多重化してディジタル映像音声多重化ストリームを構成して放送するディジタル放送が、放送衛星(BS;Broadcasting Satellite)を中継局とするBS放送を始めとし、通信衛星(CS;Communication Satellite)を中継局とするCS放送、及び地上局を中継局とするディジタル地上波放送などとして普及しつつある。
上記のMPEG−2によるディジタル映像音声多重化ストリームには、複数の番組のデータが多重化されたトランスポートストリーム(Transport Stream)があり、このトランスポートストリームでは1つのRFチャネルに対し、HD(high Definition)画質であれば1プログラム、SD(Standard Definition)画質であれば3プログラムの送信が可能となっている。
一方、放送番組を録画する装置もアナログVTR、ディジタルVTRなどの磁気テープを記録媒体とする磁気記録再生装置の他に、ハードディスクやDVD(Digital Versatile Disc)などランダムアクセス可能な記録媒体にトランスポートストリームなどを記録する番組記録装置も市場に導入されている。ランダムアクセス可能な記録媒体にトランスポートストリームを記録する装置の場合では、複数の番組を同一の記録媒体に記録し、その中から希望する番組を即座に検索して再生することができるなど使用者に便利な機能を有している。
ここで、MPEG−2トランスポートストリーム内のパケットを時系列で見ると、トランスポートストリーム全体に関する情報を含むパケットや、複数の番組(プログラム)の映像音声表示情報を含むパケットは、表示プログラム切換時の映像音声表示を迅速に行うために、インタリーブされて多重化されて送信されている。
一般的にディジタル放送等の様に複数の番組(プログラム)の映像音声表示情報を含む映像音声多重化ストリームを記録する際、入力された映像音声多重化ストリームをそのまま記録媒体に記録した方が記録処理としては簡素化でき、かつ、迅速である。しかし、映像音声多重化ストリーム内ではストリーム全体に関する情報を含むパケットや映像音声表示情報を含むパケットは前述したようにインタリーブされ、入れ子状態になっているので、この手法で記録した映像音声多重化ストリームから任意のプログラムに関するパケットだけを他の記録媒体にダビングや記録領域の無効化を行うために抽出する場合には、映像音声多重化ストリームを記録媒体から全て読み出して、各パケットのIDを調べて転送先の記録媒体に記録すべきパケットか否かを判断する必要がある。
従来、記録媒体上のMPEG−2のトランスポートストリームの蓄積処理及び再生処理を行いつつ、特殊再生等の再生条件に適合してデータ転送を実現するようにした記録再生方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載の従来の記録再生方法では、入力されたトランスポートストリームの蓄積命令を受けると、対応する符号化データを順次記憶手段に蓄積すると共に、ランダム再生時のアクセス単位であるアクセスユニット毎に解析を行って記憶手段による記録位置情報を含む補助情報を生成し、特殊再生などの再生指令を受けたときは、補助情報に基づいて再生条件に合致するアクセスユニットを再生対象として選択的に決定し、記憶手段から再生対象のアクセスユニットを読み出して再生トランスポートストリームを構成して出力する。
特開2002−77818号公報
しかしながら、特許文献1記載の従来の記録再生方法のように、補助情報を用いて指定表示時刻間に必要なパケットをダビング等の用途で転送を行う方法では、複数プログラムを含む多重化ストリームでは、必要なパケット選別を行うか、他プログラムのパケットも一緒に転送するかのいずれかとなり、前者は選別操作が必要となり、後者は他プログラムの不必要なパケットも転送先の記録媒体に記録され、記録容量の観点から効率的ではない。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、記録媒体に記録された多重化ストリームを全て読み出すことなく、任意のプログラムの再生で最低限必要なパケットだけを迅速に抽出し得る多重化ストリームの記録方法及び記録再生方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明は、一以上のプログラムを含む映像音声多重化ストリームが、この映像音声多重化ストリーム全体に関する情報を含む第1のパケットと、プログラム毎の映像・音声等のプレゼンテーション情報を含む第2のパケットとが時系列的に合成されており、この映像音声多重化ストリームをランダムアクセス可能な記録媒体に記録する多重化ストリームの記録方法であって、入力される映像音声多重化ストリームを構成する第1及び第2のパケットのそれぞれのパケット先頭位置に入力時刻情報を付与する第1のステップと、第1のステップにより入力時刻情報が付与された映像音声多重化ストリームから第1のパケットを判別すると共に、第2のパケットはプログラム毎に判別する第2のステップと、第2のステップで判別された第1のパケットを入力順で隣接するように配置した第1のグループと、プログラム毎の第2のパケットを入力順で隣接するように配置したプログラム数に対応した数の第2のグループとを得る第3のステップと、第1及び第2のグループをまとめて1つのパックを生成する第4のステップと、パック単位毎の記録領域を示すパック領域情報と、パック内の各グループの記録領域を示すグループ領域情報とを生成する第5のステップと、第4のステップで生成されたパックを記録媒体に記録すると共に、第5のステップで生成されたパック領域情報とグループ領域情報とを記録媒体のパックの記録領域とは別の領域に記録する第6のステップとを含むことを特徴とする。
この発明では、入力された映像音声多重化ストリームを多重化ストリーム全体に関する情報を含むパケットと、各プログラムに対する映像音声情報を含むパケットの選別を行い、それらを選別された集合毎に記録領域を分けて、ランダムアクセス可能な記録媒体に記録すると同時に、それぞれの記録領域情報とプログラムを識別できる管理情報としてパック領域情報とグループ領域情報を生成し、同じ記録媒体内にパック記録領域とは別に用意した専用記録領域に記録するようにしたため、記録媒体にはどのプログラムのグループがどの記録領域に記録されているかをパック領域情報及びグループ領域情報に基づいて再生側で検出させることができる。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明は、一以上のプログラムを含む映像音声多重化ストリームが、この映像音声多重化ストリーム全体に関する情報を含む第1のパケットと、プログラム毎の映像・音声等のプレゼンテーション情報を含む第2のパケットとが時系列的に合成されており、この映像音声多重化ストリームをランダムアクセス可能な記録媒体に記録する多重化ストリームの記録方法であって、入力される映像音声多重化ストリームを構成する第1及び第2のパケットのそれぞれのパケット先頭位置に入力時刻情報を付与する第1のステップと、第1のステップにより入力時刻情報が付与された映像音声多重化ストリームから第1のパケットを判別すると共に、第2のパケットはプログラム毎に判別する第2のステップと、第2のステップで判別された第1のパケットを入力順で隣接するように配置した第1のグループと、プログラム毎の第2のパケットを入力順で隣接するように配置したプログラム数に対応した数の第2のグループとを得る第3のステップと、第1及び第2のグループをまとめて1つのパックを生成する第4のステップと、パック単位毎の記録領域を示すパック領域情報と、パック内の各グループの記録領域を示すグループ領域情報とを生成すると共に、第2のパケットのうち各プログラムのプレゼンテーション情報をデコードする際の基準となる所定のプレゼンテーション情報である表示情報の表示時刻とその表示情報の先頭パケットの位置情報と表示情報をデコードする前にデコーダに入力が必要な、映像音声多重化ストリーム全体に関する情報とを関連付けたエントリポイント情報を各プログラム毎に生成する第5のステップと、第4のステップで生成されたパックを記録媒体に記録すると共に、第5のステップで生成されたパック領域情報とグループ領域情報とエントリポイント情報とを記録媒体のパックの記録領域とは別の領域に記録する第6のステップとを含むことを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明は、第1の発明の記録方法でパック、パック領域情報及びグループ領域情報をランダムアクセス可能な記録媒体に記録し、この記録媒体から記録情報を再生する多重化ストリームの記録再生方法であって、記録媒体から再生されたパックを、記録媒体から再生されたパック領域情報及びグループ領域情報に基づいて、第1のグループと、プログラム毎の第2のグループとに分けて、第1のグループは第1のバッファに格納すると共に第2のグループはプログラム数に対応した数の第2のバッファに格納する第1の再生ステップと、第1及び第2のバッファに格納された第1及び第2のグループをそれぞれ構成する第1及び第2のパケットを、入力時刻情報に基づいて順次に読み出し出力する第2の再生ステップと、第2の再生ステップにより第1及び第2のバッファから出力された第1及び第2のパケットをデコードする第3の再生ステップとを含むことを特徴とする。
この発明では、記録媒体にはどのプログラムのグループがどの記録領域に記録されているかをパック領域情報及びグループ領域情報に基づいて再生側で検出することができるので、多重化ストリームを記録媒体からすべて再生することなく、任意のプログラムの任意のグループのみを再生することができる。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明は、第2の発明の記録方法でパック、パック領域情報、グループ領域情報及びエントリポイント情報をランダムアクセス可能な記録媒体に記録し、この記録媒体から記録情報を再生する多重化ストリームの記録再生方法であって、記録媒体から再生されたパック領域情報、グループ領域情報及びエントリポイント情報をメモリに格納する第1の再生ステップと、記録媒体に記録されている一以上のプログラムのうち、任意のプログラムの任意の表示情報の表示時刻の再生指示入力を受け、メモリに格納されているパック領域情報、グループ領域情報及びエントリポイント情報を用いて、再生指示された表示時刻の表示情報の先頭パケットの位置情報と再生指示された表示情報をデコードする前にデコーダに入力が必要な、映像音声多重化ストリーム全体に関する情報とを取得する第2の再生ステップと、第2の再生ステップで取得したデコーダに入力が必要な、映像音声多重化ストリーム全体に関する情報を記録媒体から再生して第1のバッファに格納する第3の再生ステップと、第2の再生ステップで取得した再生指示された表示時刻の表示情報の先頭パケットの位置情報を含むグループのパケットを記録媒体から再生して第2のバッファに格納する第4の再生ステップと、第1のバッファに格納されている映像音声多重化ストリーム全体に関する情報を読み出して処理した後、第2のバッファに格納されているパケットを読み出してデコードする第5の再生ステップとを含むことを特徴とする。
この発明では、再生指示された任意の表示時刻の表示情報の記録領域を、記録媒体に記録されているパック領域情報、グループ領域情報及びエントリポイント情報を用いて識別できる。
また、上記の目的を達成するため、第5の発明は、第2の発明の記録方法でパック、パック領域情報、グループ領域情報及びエントリポイント情報をランダムアクセス可能な記録媒体に記録し、この記録媒体から記録情報を再生する多重化ストリームの記録再生方法であって、記録媒体から再生されたパック領域情報、グループ領域情報及びエントリポイント情報をメモリに格納する第1の再生ステップと、記録媒体に記録されている一以上のプログラムのうち、任意のプログラムの任意の表示情報の転送指示入力を受け、メモリに格納されているパック領域情報、グループ領域情報及びエントリポイント情報を用いて、転送指示された表示情報の表示時間から先頭パケットと終了パケットの位置情報と転送指示された表示情報をデコードする前にデコーダに入力が必要な、映像音声多重化ストリーム全体に関する情報とを取得する第2の再生ステップと、
第2の再生ステップで取得したデコーダに入力が必要な、映像音声多重化ストリーム全体に関する情報を記録媒体から再生して第1のバッファに格納する第3の再生ステップと、第2の再生ステップで取得した再生指示された表示情報の先頭パケットと終了パケットの位置情報から先頭パケットから終了パケットまでのグループのパケットを記録媒体から再生して第2のバッファに格納する第4の再生ステップと、第1のバッファに格納されている映像音声多重化ストリーム全体に関する情報と、第2のバッファに格納されているパケットとを順次に読み出して他の機器へ出力する第5の再生ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体内に多重化ストリームから生成したパックの記録領域とは別に用意した専用記録領域にパック領域情報及びグループ領域情報を記録することで、その多重化ストリーム内の任意のプログラムを再生するのに最低限必要なパケットの抽出を行う際に、記録媒体から再生したパック領域情報及びグループ領域情報を基に必要なパケットのみが記録されている記録領域を容易に判別できるので、その記録領域だけを読み出すことによって、迅速に任意のプログラムのパケットを再生することができる。
また、本発明によれば、パック単位毎の記録領域を示すパック領域情報と、パック内の各グループの記録領域を示すグループ領域情報と共に、各プログラムの表示情報の表示時刻とその表示情報の先頭パケットの位置情報と表示情報をデコードする前にデコード入力が必要な情報とを関連付けたエントリポイント情報を各プログラム毎に生成して、記録媒体のパック記録領域とは異なる領域に記録するようにしたため、これらのパック領域情報とグループ領域情報とエントリポイント情報とを用いて、任意の表示時刻のプログラムのパックだけを再生又は転送することができ、従来のように多重化ストリームのすべてを読み出して全パケットのID(PID)を判別するよりもはるかに効率の良い再生処理ができ、外部機器にストリームを低ビットレートで転送することができ、また、ダビング時等に転送先記録媒体の使用記録容量を節約することができる。
次に、本発明の一実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる多重化ストリームの記録方法及び記録再生方法の一実施の形態が適用される映像音声信号記録再生装置のブロック図を示す。図1に示す映像音声信号記録再生装置は、入力時刻タイムスタンプ(ATC)付加器1、PID判別器2、グループ構成用バッファ3〜5、パック構成用バッファ6、記録再生部7、制御回路8、エントリポイントマップ情報記憶メモリ9、記録領域情報記憶メモリ10、記録媒体11、再生転送切換スイッチ12、再生装置切換スイッチ13、PID判別器14、グループ遅延用バッファ15〜17、入力時刻情報同期用クロック発生器18、圧縮符号化デコーダ(DEC)19、モニタ装置20及びダビング用記録媒体21から構成される。
再生装置切換スイッチ13は、記録媒体11から入力されたストリームデータを再生してモニタ装置20に表示させる場合に端子13a側に接続されて入力ストリームデータをPID判別器14に供給し、本発明を用いて記録したストリームデータを表示装置20で表示する場合は端子13b側に接続されてデコーダ19に供給する。また、再生転送切換スイッチ12は、ユーザーが復号化処理を要する処理(モニタ装置20に再生ストリームを出力)する場合は端子12a側に接続され、ユーザーが復号化処理を要さない処理(他記録媒体21へのダビング・転送等)を行いたい場合は、端子12b側に接続される。
まず、図1の映像音声記録再生装置の記録動作について説明する。記録が開始されると、ディジタル入力端子を通して入力された、MPEG−2方式等により圧縮符号化されて得られた映像音声多重化ストリームは、映像音声多重化ストリーム内の映像・音声プレゼンテーション情報の表示時刻の同期に用いるクロック以上の周波数をもつクロックを内蔵したATC付加器1で、映像音声多重化ストリームの各パケットの先頭に、入力時刻情報(タイムスタンプ)が付加された後、PID判別器2に供給される。
PID判別器2に供給される映像音声多重化ストリームが、MPEG−2トランスポートストリーム(TS)による形式である場合、このトランスポートストリームは、図2(A)に示すフォーマットであり、PAT(プログラム・アソシエーション・テーブル)やPMT(プログラム・マップ・テーブル)等からなるプログラム仕様情報であるPSI(プログラム・セクション・インフォメーション)情報と、プログラム1に関する映像音声等のTSパケットの集合PG1と、プログラム2に関する映像音声等のTSパケットの集合PG2とが時系列的に合成されている。また、図示しないヘッダ中にパケット識別子(PID;Packet ID)が含まれている。
PID判別器2は、上記のPATやPMT等のPSI情報を基に、多重化ストリーム全体に関する情報(PAT,PMT,PCR(プログラム・クロック・リファレンス)等)を含むTSパケットと、プログラム1に関する映像・音声のプレゼンテーションデータを含むパケットPG1と、プログラム2に関する映像・音声のプレゼンテーションデータを含むパケットPG2とをPIDでそれぞれ識別し、PSI情報を含むパケットはグループ構成バッファ3に、プログラム1、プログラム2の映像・音声のプレゼンテーションデータを含むパケットPG1、PG2はそれぞれグループ構成バッファ4、5に別々に格納していく。これにより、グループ構成バッファ3、4、5の記憶内容は、図2(B)、(C)、(D)に模式的に示すようになる。
以下、多重化ストリーム全体に関する情報をPSI情報、それらを含むパケットで構成されるグループをPSIグループ、各プログラム内の映像音声プレゼンテーション情報をPG情報、それらを含むパケットで構成されるグループをPGグループとする。
記録中に入力多重化ストリームのプログラム数が変更された場合も考慮する必要があるので、PSI情報がPID判別器2へ入力される時には、PSI情報の変更を検知し、必要なグループ構成バッファの個数とサイズを算出し、それに応じたグループ構成バッファを用意する必要がある。またこの変更情報を多重化ストリームとは別の領域に管理情報として記録する。
ATC付加器1からある単位時間経過通知が発行されるか、又はグループ構成用バッファ3〜5のいずれかの蓄積データ量が、予め定めたバイト数に達すると、PSIグループ構成用バッファ3、プログラム毎のPGグループ構成用バッファ4,5の順にグループ構成バッファ3〜5にそれぞれ格納されているデータを読み出して、パック構成バッファ6へ出力する。これにより、パック構成バッファ6の記憶内容は図2(E)に模式的に示すようになる。
このとき、もし、各グループ構成バッファ3〜5のデータが、後述する記録媒体11に対して読み書きができる最小アクセス単位になっていないときには、ヌルパケットやスタッフィングバイトをデータ未格納な部分に付加し、各グループがアクセスサイズの整数倍に整形してからパック化処理を行う。
一方で次々と多重化ストリームが入力されてくるので、上記と同様に入力多重化ストリーム中のPSI情報の変更を検知し、必要なグループ構成バッファの個数とサイズを算出して各データを各グループ構成バッファに別々に格納していく。このとき、必ず最初にグループ構成バッファに入力されるのは多重化ストリーム内のパケットを判別する基礎となる情報を含むパケット、例えばMPEG−2トランスポートストリームの場合であればPAT情報を含むパケットとなる。そして、パック構成バッファ6で作成したパックデータは、記録再生部7により記録媒体11に記録される。
このとき、上記の記録媒体11への記録と同時に、パック構成バッファ6で作成したパックデータは制御回路8に供給され、ここで図3(A)に示すように、多重化ストリームに対する記録領域情報Stream_all_Infoが生成されて記録領域情報メモリ10内に一時記憶される。この記録領域情報Stream_all_Infoは、図3(B)に示すように、ストリームの記録方法を示す情報rec_wayとストリームの連続記録領域数numStrとからなる。
ここで、多重化ストリームに対する記録領域情報Stream_all_Infoは、図3(A)〜(C)に示したように、連続して隣接するセクタ毎の多重化ストリームの記録領域情報Stream_info[i]からなり、各Stream_info[i]はパック記録領域情報TS_Pack_infoからなる。また、パック記録領域情報TS_Pack_infoは、図3(D)に示すように、パックに対する記録領域情報(開始セクタ番号star_sector、終了セクタ番号end_sector)と、記録したパック内の各グループの記録領域情報(プログラム数numPG、各グループ1,2の開始位置までのセクタ数PS1_start_offset ,PS2_start_offset)を合わせた情報である。
ここで、TS_pack_info[i]は、パック構成バッファ6に格納されたパックを記録媒体11に記録する毎に、記録再生部7の記録動作に連携して制御回路8にて1パックに対して1つのTS_pack_info[i]が作成される。Stream_Info[i]は、記録媒体11の論理位置において、一連の記録動作中にTS_pack_info[i]が隣接せずに記録される場合に作成される。つまり、記録しようとする記録媒体11に、まだ何も記録されていないときには、ストリームデータは隣接したセクタに連続して記録できるので、基本的にStream_Info[i]は一連の記録中に1つだけ作成される。
しかし、記録しようとする記録媒体11に、既に記録済みのコンテンツが存在し、部分削除等の編集処理が行われていた場合は、記録媒体11上でこれから記録しようとする未使用記録領域は連続しているとは限らない。例えば、100セクタ容量の記録媒体上の0〜10セクタと50〜70セクタとにコンテンツが記録されていた場合は、これから使用できるセクタは11〜49セクタと71〜99セクタとなる。この場合、記録開始時(0セクタに対して記録が行われた時)に、まず、Stream_Info[0]が作成され、その後49セクタに対して記録を終了し、次に71セクタに対して記録が行われた時にStream_Info[1]が新たに作成される。
以上の一連の記録処理が、記録停止命令を受けた直後に入力されたストリームデータまで繰り返し行われ、その一連の記録処理終了直後等、任意のタイミングで多重化ストリーム用とは別に記録媒体11内に用意した記録領域に、記録領域情報メモリ10に一時記憶されているストリーム記録領域情報Stream_all_Infoやstream_info[i]と、それに付随するパック記録領域情報TS_Pack_Infoと、グループ記録領域情報とが制御回路8により読み出されて記録再生部7により記録される。
なお、前記の記録時において、多重化ストリーム全体に関するPSI情報を含むパケットで構成されるPSIグループ、各プログラム毎にその映像音声プレゼンテーション情報であるPG情報を含むパケットで構成されるPGグループ(前記の例ではPG1、PG2)は、記録再生装置が記録媒体11に書き込み又は読み出し可能な最小アクセス情報量の整数倍で構成され、もしこの記録情報量に満たない場合は、ヌルパケットやスタッフィングバイトを用いて整数倍にされている。
次に、図1の映像音声記録再生装置の再生動作について説明する。通常の再生動作時にはスイッチ12は端子12a側に接続され、スイッチ13は端子13a側に接続される。まず、記録媒体ロード時に記録媒体11の多重化ストリーム記録領域とは別の所定の記録領域に記録されている多重化ストリームに対するストリーム記録領域情報Stream_all_Infoと、それに付随するパック記録領域情報TS_Pack_Infoが記録再生部7により再生されて制御回路8を介して記録領域情報メモリ10に展開される。
続いて、記録再生部7が上記の記録方法で記録された映像音声多重化ストリームをパック単位で記録媒体11から読み出し、その読み出し映像音声多重化ストリームを端子12a側に接続されているスイッチ12及び端子13a側に接続されているスイッチ13を介してPID判別器14に入力する。
PID判別器14は、例えばマルチプログラムと呼ばれる、PAT内にPMTのPIDが複数記述されている再生映像音声多重化ストリームについては、各PMT内にプログラム毎のES(エレメンタリ・ストリーム)のPID等が記述されているので、それに基づき識別した、プログラム1に関するTSパケットの集合PG1はグループ遅延用バッファ15に、プログラム2に関するTSパケットの集合PG2はグループ遅延用バッファ16に、PAT、PMT、PCR(Program Clock Reference)を含むTSパケット等ストリーム内のどのプログラムを再生する場合にも必要な情報を含むTSパケットはグループ遅延用バッファ17に入力する。
ただし、最小アクセス単位のグループ化を実現するために記録時に挿入したヌルパケットやスタッフィングバイトは、再生映像音声多重化ストリームをPID判別器14に入力する前に排除する必要がある。この操作を行わないと記録時の多重化ストリーム入力をデコーダ(DEC)19に対して再現できず、グループ遅延用バッファ15〜17のオーバーフローや、パケットをグループ遅延用バッファ15〜17からデコーダ19に出力すべき時刻に、グループ遅延用バッファ15〜17にまだ該当パケットが格納されていないという状況を引き起こす恐れがあるためである。
また、再生時最初のパケットから入力時刻情報を取り出し、それを基に、最初のパケットがPID判別器14からグループ遅延用バッファ15〜17へ入力するまでの時間を考慮した時刻を入力時刻情報同期用クロック発生器18にその時刻を設定し、クロックカウントを開始する。または、最初のパケットがグループ遅延用バッファ15〜17に入力されたことを入力時刻情報同期用クロック発生器18に通知してから、そのパケットの入力時刻情報から入力時刻情報同期用クロック発生器18がクロックカウントを開始する。
グループ遅延用バッファ15〜17は入力時刻情報同期用クロック発生器18のクロックカウント値を参照して、各グループ遅延用バッファ15〜17内の入力順先頭のパケットの入力時刻情報と比較し、もし同じ時刻になったら、デコーダ19にそのパケットを出力する。これにより、デコーダ19は記録時に入力した多重化ストリームをデコードすることと同じ状況を再現でき、復号して得たデータをモニタ装置20へ出力する。
次に、任意のプレゼンテーション時刻からの再生や早送り・巻き戻し等の特殊再生を行う場合の記録再生動作について説明する。記録再生する映像音声多重化ストリームが、例えば、MPEG−2トランスポートストリームであれば、特許文献1に記述されているような公知の手法で、制御回路8が図4に示すように、任意のイントラピクチャ(すなわち、フレーム内符号化画像であるIピクチャ)やオーディオフレームのプレゼンテーション情報の表示時刻Presentation_timeと、表示時刻に対するピクチャデータの位置情報(ストリーム全体の先頭からのパケット番号)start_spnと、上記ピクチャデータをデコードする前にデコーダに入力が必要なPSI情報の開始位置情報(PSI_G先頭からのパケット数)pre_read_spnとからなる表示時刻のマップ情報(エントリポイントマップ情報)を記録時に別途作成する。
制御回路8で作成されたこのエントリポイントマップ情報(EPマップ情報)は、記録中は図1に示すエントリポイントマップ(EPマップ)情報メモリ9上で随時更新され、記録終了後は記録媒体11中の多重化ストリーム用記録領域とは別に用意した専用記録領域に記録される。
再生時には、記録媒体11のロード時に記録再生部7がエントリポイントマップ情報を記録媒体11の専用記録領域から読み出し、それを制御回路8を介してEPマップ情報メモリ9に格納する。その後、制御回路8はEPマップ情報メモリ9に格納されている再生エントリポイントマップ情報を用いて、再生開始したい表示時刻から最寄りのエントリポイントの位置情報を求める。そして、制御回路8はその位置情報と前記ストリーム記録領域情報やパック記録領域情報を基に、読み出しを開始すべきパックを検索し、記録再生部7を制御して該当するパック記録領域先頭から読み出しを始めることで実現できる。
例えば、第1のプログラムグループPG1のプログラムを、任意の表示時刻0:20:00から再生を開始したい場合、まず、EPマップ情報メモリ9に記憶されている図4に示したエントリポイントマップ情報からPG1のエントリポイント情報であるEP_Info1[n]を取得する。このEP_Info1[n]は、プレゼンテーション情報の表示時刻Presentation_timeが”0:20:00”であり、前記位置情報start_spnが”a”であり、前記PSI情報の開始位置情報pre_read_spnが”A”であるものとする。
続いて、制御回路8により上記のパケット番号”a”の先頭バイトがどのStream_infoに属するかを取得した後、そのStream_info内のどのTS_Pack_infoに属するかを取得する。次に、取得したTS_Pack_info内のPSI_Gの中で、”a”で始まる表示情報をデコードするため、TS_Pack_info内のPSI_G[i]中でデコーダ19の出力開始位置を取得する。
続いて、上記のPSI_G[i]を読み出して、PSI_G[i]内の取得位置からPSI_G[i]の終端位置までのデータをPID判別器14に入力する。これ以降はStream_infoの内容に従って、次々と記録媒体11から多重化ストリームを読み出して、PID判別器14に入力する。PID判別器14に入力されたデータはグループ遅延用バッファ15〜17を介してデコーダ19に供給されて復号される。
ところで、実際に記録される多重化ストリーム内のPSIグループに属すべきパケットの発生頻度は、各PGグループに属すべきパケットの発生頻度に対して、極端に少ない。例えば、財団法人電波産業会(ARIB)でのMPEG−2トランスポートストリームではPAT,PMTは少なくとも100[msec]に1つずつ、PCRは少なくとも50[msec]に1つと規定されている。この規定を最低限満たしたストリームを記録媒体に記録した場合、PSIグループに対する記録領域内に無意味な領域が多く発生し、記録容量を無駄に使ってしまう。
そこで、他の実施の形態では上記の点を考慮して図5に示すパック作成手順でパックを作成する。また、このパックのストリーム記録領域情報とパック領域情報とグループ記録領域情報の構成を図6(A)〜(E)に例示する。図6(A)のパックの構成中、Stream_all_infoとStream info[i]は図6(B)、(C)に示す内容のパックのストリーム記録領域情報あり、TS_Pack_info[i]は図6(D)に示す内容のパック領域情報であり、PG*_G_info[i]は図6(E)に示す内容のグループ記録情報である。
図5(A)に示すように、記録時にPID判別器2に入力される多重化ストリームが時刻t0からPSI[0]、PG1[0]が順次に入力され、時刻t1から時刻t2まではPG2[0]が入力され、時刻t2から時刻t3まではPSI[1]、PG1[1]が順次に入力される。続いて、時刻t3から時刻t4まではPSI[2]、PG1[2]が順次に入力され、時刻t4から時刻t5まではPSI[3]、PG2[1]が順次に入力され、時刻t5から時刻t6まではPG1[3]が入力され、時刻t6の直後にPSI[4]が入力されるものとする。
これにより、PGグループ用構成バッファ4,5の記憶内容は、図5(B)にPG1buffer、PG2bufferで示され、PSIグループ用構成バッファ3の記憶内容は、同図(B)にPSIbufferで示される。PSIグループに関しては、図5(B)にPSIbufferで示すように、前記最小アクセス単位のデータ量分のパケットがPSIグループ構成用バッファ3に蓄積された時刻t6の直後に、PSIグループの記録を行うべく出力する。
一方、PGグループは前記したようにグループを形成し、前記パック構成バッファ6によるパック構成処理を省いて、図5(B)のPG1buffer、PG2bufferにWriteで示すように、PGグループ用構成バッファ4、5に記憶できた順に記録媒体11へ記録するべく出力する。また、パック構成バッファ6が十分に大きい容量を持っている場合は、パックを構成した後、記録媒体11へ記録するべく出力することができる。
これにより、PSIグループ内のデコードを行う上で無意味なデータ量が低減され、記録領域使用の効率が向上する。ただし、再生時にPSIグループは、PSIデータを蓄積している間に記録されたPGグループよりも先に読み出す必要がある。それを実現するために、記録時には、PSグループ構成用バッファ3内でPSIデータの蓄積を開始したと同時に、PSIグループ用記録領域を予め予約しておき、各PGグループに対しては、その予約領域を避けるように記録処理を行う。
そして、PSIグループ構成用バッファ3に記録可能なデータ量が蓄積された上に、更にPSIグループ構成用バッファ3にパケットが入力されることを検知したときに、PSIグループ構成用バッファ3中のデータを、前記した予約領域に記録する。また、PSIグループを記録したと同時に、各PGグループ構成用バッファ4,5に蓄積されているデータも記録することで、各PGグループが、時系列的に後に記録されたパック内のPSIグループを参照する必要がないようにすることで、再生時の動作の複雑化を防ぐ。
このとき、パックの記録領域はPSIグループの記録領域先頭からPSIグループの記録に応じて最後に記録されたPGグループの記録領域の最後までである。このようにして、図5(C)に示すように、パックTS_pack[i]の記録領域の先頭には、時刻t6時にPSIグループ構成用バッファ3に存在したPSIグループPSI_Gが配置され、続いて、時刻t1時にPGグループ構成用バッファ4に存在したPG1グループのデータPG1[0]、時刻t2時にPGグループ構成用バッファ5に存在したPG2グループのデータPG2[0]が続く。
更に、時刻t3時にPGグループ構成用バッファ4に存在したPG1グループのデータの先頭から最小アクセス単位分のデータPG1[1]’、時刻t4時にPGグループ構成用バッファ4に存在したPG1グループのデータの先頭から最小アクセス単位分のデータPG1[2]’、時刻t5時にPGグループ構成用バッファ5に存在したPG2グループのデータの先頭から最小アクセス単位分のデータPG2[1]’、時刻t6時にPGグループ構成用バッファ4に存在したPG1グループのデータと最小アクセス単位分に満たない部分をヌルパケットまたはスタッフィングバイトで埋めたデータPG1[2]”、時刻t6時にPGグループ構成用バッファ5に存在したPG2グループのデータと最小アクセス単位分に満たない部分をヌルパケットまたはスタッフィングバイトで埋めたデータPG2[1]”が続く。
このように、1パック内に同じPGグループが複数含まれている場合、指定時刻からの再生動作を行うときには、例えば、MPEG−2トランスポートストリームの場合、PSIグループを先頭から読み出すと、迅速に指定時刻に対するエントリポイントのピクチャをデコードするために必要なPSI情報を直ぐに得ることができない。
そこで、本実施の形態では、各エントリポイントに対するピクチャからの再生を迅速に行うために、PSIグループ記録領域内のどの位置からPID判別器14に入力すれば、エントリポイントからの再生を最低限保証できるかを示す位置情報を記録領域情報メモリ10、又はEPマップ情報メモリ9に格納しておく。
この場合、記録媒体11が光ディスクの場合、ストリーム記録中などに同時に上記の位置情報を記録媒体11に記録させようとすると、光ディスク上の記録位置へのシーク頻度が高くなり、ドライブに対する負荷が増加するため、記録処理中は上記の位置情報はメモリ9、10に保持しておいて、一連の記録処理が終わった後で、改めてメモリ9、10の記憶内容を光ディスクの所定の領域に記録する方が効率的であるため、上記のメモリ9、10が設けられている。そして、記録媒体11の再生開始に先立って、記録媒体11の所定の領域に記録されている上記の位置情報が記録再生部7により再生されて制御回路8を介してメモリ9、10に格納される。
これにより、任意の時刻から再生したい場合、エントリポイントのピクチャの映像音声表示情報の先頭データが含まれる位置情報と、それを再生するために必要なPSI情報の位置情報を制御回路8が記録領域情報メモリ10、又はEPマップ情報メモリ9から取得する。
そして、制御回路8は最初に必要なPSI情報が格納されているPSIグループと、その位置以降のPSIグループの記録領域内の各データをPSIグループ遅延用バッファ15に全て格納し、その後、映像音声表示情報の先頭データが含まれるPGグループ記録領域内の指定位置から前記の再生処理を開始するように記録再生部7を制御することにより、任意の時刻から再生が実現できる。
次に、本発明の映像音声記録再生装置を用いたダビング時の転送動作について説明する。もし、多重化ストリーム中の任意のプログラムの任意の表示時間に必要なストリームのみを転送したいという場合、再生時と同様にEPマップ情報メモリ9に格納されているエントリポイントマップ情報を用いて、転送すべきプログラムと表示時間から開始終了位置情報を取得し、その後パック記録領域情報とグループ領域記録情報から、転送すべきパックと、その内のPSIグループと指定プログラムに対するPGグループを読み出すべき記録媒体11の記録領域を制御回路8が記録領域情報メモリ10から取得し、それに基づいて記録再生部7を制御して記録媒体11の取得した記録領域のみを読み出して転送する。その際、図1内のスイッチ12を端子12b側に切り換えて、転送路に記録媒体11からの出力再生映像音声ストリームをダビングしようとする記録媒体21へ転送する。
ここで、図5に例示した転送プログラム情報がEPマップ情報メモリ9に格納されていた場合、まずエントリポイントマップ情報とストリーム記録領域情報とパック記録領域情報とからそれぞれの転送区間に対する開始・終了のパックをEPマップ情報メモリ9から検索し、検索した開始・終了パックの位置情報と転送すべきグループを記録領域情報メモリ10に格納し、その情報に従って、記録媒体11から読み出しを開始する。
すなわち、制御回路8に対して、ユーザーが所望のプログラムに対する開始時間と終了時間を指定すると、制御回路8はEPマップ情報メモリ9に格納されている情報から指定されたプログラムの指定された開始・終了時刻に対応する開始・終了位置を取得する(ここでの開始・終了位置とは、一連の記録処理で記録されたストリームの先頭からのバイト数やパケット数という形)。
制御回路8は、続いて、記録領域情報メモリ10に格納されている情報から指定されたプログラムのストリームデータが記録されている記録媒体11上での論理アドレスを取得して、記録再生部7を制御して記録媒体11の上記取得した論理アドレスからデータを読み出す。
ここで、記録後の編集により区間を指定して転送したり、部分削除された多重化ストリーム等の場合、転送するパックが断片化すると、その両パック間において、多重化ストリームの各パケットの先頭に付加される入力時刻情報(タイムスタンプ)の不連続性が生じる。入力時刻情報の不連続が発生すると、再生時にその不連続点の直前のパケットと直後のパケットとの間にギャップが生じ、そのギャップに相当する時間、ストリームが再生できず、再生出力が得られない。
このため、再生時にパック間の不連続性が生じる場合は、その不連続性を入力時刻情報同期用クロック発生器18に知らせ、クロックの再設定を行わせる必要がある。そこで、この実施の形態では、各パック先頭をPID判別器14に入力する時にパックの先頭で入力時刻情報同期用クロックの再設定を促す情報として、多重化ストリームに新たなパケット、ストリーム記録領域情報、パック記録領域情報とは別の記録領域に記録する管理情報に、不連続が発生するパックの位置情報(図3、図6のstream info [i]に該当)を記録しておく。
例えば、ユーザーが再生時に編集点の入力時刻情報にギャップがあることを知っていれば、その編集点の位置に再生ポイントがきた(Stream_Info[i]からStream_Info[i+1]に移動した)ときには、この実施の形態では入力時刻情報同期用クロック発生器18にクロックの再設定をかけるようにしているため、連続的な再生を可能にすることができる。前記した記録再生方法は、エレメンタリストリーム毎にグループを作成しても同様の処理で抽出が可能である。
また、前記した記録再生方法で、任意のプログラムのみに関するグループ記録領域情報とストリーム記録領域情報を無効化することで、記録媒体の空き領域を増やすことが可能となる。ただし、その編集処理後、PSI情報は全く変更されていないので、削除部再生時にはPSI情報自体は削除されたプログラムに関するPG情報も多重化ストリーム内に存在すると認識してしまう。
そこで、この実施の形態では、削除されたプログラムの再生を禁止するために、プログラム削除時にはエントリポイントマップ情報内の削除プログラムの削除区間のエントリポイント情報を消去し、ユーザー等からの再生命令を受け付けられないような形にする。なお、再生時に削除されたプログラムに対するPGグループ遅延用バッファの個数の変更を削除区間対象のパック情報に反映する必要がある。
また、本実施の形態の記録再生方法で記録した多重化ストリームと、入力からそのまま記録した多重化ストリームが同じ記録媒体に両方存在する可能性がある場合、ストリーム記録領域情報にどのような記録方法で記録したかを識別できる情報(rec_way)を付加しているため、再生時に識別することで、図1のスイッチ13を切り換えて、記録媒体から読み出す多重化ストリームを前記本実施の形態の再生方法による再生を行うか、直接デコーダ19に入力するかを選択できる。
このように、本実施の形態によれば、多重化ストリーム中から任意のプログラム/PIDを持つエレメンタリストリームだけを抽出することができるため、ダビング時等に他機器にストリームを低ビットレートで転送することができ、また、ダビング時等に転送先記録媒体の使用記録容量を節約することができる。
なお、本発明はDVDレコーダなど、記録媒体を機械的にアクセスしつつ映像信号を記録する映像信号記録再生装置全般に適用できるものである。
本発明の多重化ストリームの記録方法及び記録再生方法の一実施の形態が適用される映像音声信号記録再生装置のブロック図である。 本発明で記録される入力多重化ストリームのパケットの並び替え動作と、その後の記録方法を例示するための図である。 本発明方法における記録媒体上での領域情報とパック内の配置情報の関係の一例を示す図である。 本発明方法においてメモリに記録され、記録媒体に記録されるエントリポインタマップ情報の一例を示す図である。 本発明方法において、入力映像音声多重化ストリームの全体に係わる情報を含むパケットがプログラムの映像音声プレゼンテーション情報を含むパケットよりも発生頻度が極端に低い場合の入力パケットの並び替え動作と、その後の記録方法の一例を示す図である。 本発明方法において、入力映像音声多重化ストリームの全体に係わる情報を含むパケットがプログラムの映像音声プレゼンテーション情報を含むパケットよりも発生頻度が極端に低い場合の記録媒体上での領域情報とパック内の配置情報の関係の一例を示す図である。
符号の説明
1 ATC付加器
2,8 PID判別器
3〜5 グループ構成用バッファ
6 パック構成用バッファ
7 記録再生部
8 制御回路
9 エントリポイント(EP)マップ情報メモリ
10 記録領域情報メモリ
11 記録媒体
12 再生転送切換スイッチ
13 再生装置切換スイッチ
15〜17 グループ遅延用バッファ
18 バッファ出力用同期クロック発生器
19 デコーダ(DEC)
20 モニタ装置
21 ダビング用記録媒体

Claims (7)

  1. 一以上のプログラムを含む映像音声多重化ストリームが、この映像音声多重化ストリーム全体に関する情報を含む第1のパケットと、前記プログラム毎の映像・音声等のプレゼンテーション情報を含む第2のパケットとが時系列的に合成されており、この映像音声多重化ストリームをランダムアクセス可能な記録媒体に記録する多重化ストリームの記録方法であって、
    入力される前記映像音声多重化ストリームを構成する前記第1及び第2のパケットのそれぞれのパケット先頭位置に入力時刻情報を付与する第1のステップと、
    前記第1のステップにより前記入力時刻情報が付与された前記映像音声多重化ストリームから前記第1のパケットを判別すると共に、前記第2のパケットは前記プログラム毎に判別する第2のステップと、
    前記第2のステップで判別された前記第1のパケットを入力順で隣接するように配置した第1のグループと、プログラム毎の前記第2のパケットを入力順で隣接するように配置したプログラム数に対応した数の第2のグループとを得る第3のステップと、
    前記第1及び第2のグループをまとめて1つのパックを生成する第4のステップと、
    前記パック単位毎の記録領域を示すパック領域情報と、前記パック内の各グループの記録領域を示すグループ領域情報とを生成する第5のステップと、
    前記第4のステップで生成された前記パックを前記記録媒体に記録すると共に、前記第5のステップで生成された前記パック領域情報と前記グループ領域情報とを前記記録媒体の前記パックの記録領域とは別の領域に記録する第6のステップと
    を含むことを特徴とする多重化ストリームの記録方法。
  2. 一以上のプログラムを含む映像音声多重化ストリームが、この映像音声多重化ストリーム全体に関する情報を含む第1のパケットと、前記プログラム毎の映像・音声等のプレゼンテーション情報を含む第2のパケットとが時系列的に合成されており、この映像音声多重化ストリームをランダムアクセス可能な記録媒体に記録する多重化ストリームの記録方法であって、
    入力される前記映像音声多重化ストリームを構成する前記第1及び第2のパケットのそれぞれのパケット先頭位置に入力時刻情報を付与する第1のステップと、
    前記第1のステップにより前記入力時刻情報が付与された前記映像音声多重化ストリームから前記第1のパケットを判別すると共に、前記第2のパケットは前記プログラム毎に判別する第2のステップと、
    前記第2のステップで判別された前記第1のパケットを入力順で隣接するように配置した第1のグループと、プログラム毎の前記第2のパケットを入力順で隣接するように配置したプログラム数に対応した数の第2のグループとを得る第3のステップと、
    前記第1及び第2のグループをまとめて1つのパックを生成する第4のステップと、
    前記パック単位毎の記録領域を示すパック領域情報と、前記パック内の各グループの記録領域を示すグループ領域情報とを生成すると共に、前記第2のパケットのうち各プログラムの前記プレゼンテーション情報をデコードする際の基準となる所定のプレゼンテーション情報である表示情報の表示時刻とその表示情報の先頭パケットの位置情報と前記表示情報をデコードする前にデコーダに入力が必要な、前記映像音声多重化ストリーム全体に関する情報とを関連付けたエントリポイント情報を各プログラム毎に生成する第5のステップと、
    前記第4のステップで生成された前記パックを前記記録媒体に記録すると共に、前記第5のステップで生成された前記パック領域情報と前記グループ領域情報と前記エントリポイント情報とを前記記録媒体の前記パックの記録領域とは別の領域に記録する第6のステップと
    を含むことを特徴とする多重化ストリームの記録方法。
  3. 請求項1記載の記録方法で前記パック、前記パック領域情報及び前記グループ領域情報をランダムアクセス可能な記録媒体に記録し、この記録媒体から記録情報を再生する多重化ストリームの記録再生方法であって、
    前記記録媒体から再生された前記パックを、前記記録媒体から再生された前記パック領域情報及び前記グループ領域情報に基づいて、前記第1のグループと、プログラム毎の前記第2のグループとに分けて、前記第1のグループは第1のバッファに格納すると共に前記第2のグループは前記プログラム数に対応した数の第2のバッファに格納する第1の再生ステップと、
    前記第1及び第2のバッファに格納された前記第1及び第2のグループをそれぞれ構成する前記第1及び第2のパケットを、前記入力時刻情報に基づいて順次に読み出し出力する第2の再生ステップと、
    前記第2の再生ステップにより前記第1及び第2のバッファから出力された前記第1及び第2のパケットをデコードする第3の再生ステップと
    を含むことを特徴とする多重化ストリームの記録再生方法。
  4. 請求項2記載の記録方法で前記パック、前記パック領域情報、前記グループ領域情報及び前記エントリポイント情報をランダムアクセス可能な記録媒体に記録し、この記録媒体から記録情報を再生する多重化ストリームの記録再生方法であって、
    前記記録媒体から再生された前記パック領域情報、前記グループ領域情報及び前記エントリポイント情報をメモリに格納する第1の再生ステップと、
    前記記録媒体に記録されている前記一以上のプログラムのうち、任意のプログラムの任意の表示情報の表示時刻の再生指示入力を受け、前記メモリに格納されている前記パック領域情報、前記グループ領域情報及び前記エントリポイント情報を用いて、前記再生指示された表示時刻の表示情報の先頭パケットの位置情報と前記再生指示された表示情報をデコードする前にデコーダに入力が必要な、前記映像音声多重化ストリーム全体に関する情報とを取得する第2の再生ステップと、
    前記第2の再生ステップで取得した前記デコーダに入力が必要な、前記映像音声多重化ストリーム全体に関する情報を前記記録媒体から再生して第1のバッファに格納する第3の再生ステップと、
    前記第2の再生ステップで取得した前記再生指示された表示時刻の表示情報の先頭パケットの位置情報を含むグループのパケットを前記記録媒体から再生して第2のバッファに格納する第4の再生ステップと、
    前記第1のバッファに格納されている前記映像音声多重化ストリーム全体に関する情報を読み出して処理した後、前記第2のバッファに格納されている前記パケットを読み出してデコードする第5の再生ステップと
    を含むことを特徴とする多重化ストリームの記録再生方法。
  5. 請求項2記載の記録方法で前記パック、前記パック領域情報、前記グループ領域情報及び前記エントリポイント情報をランダムアクセス可能な記録媒体に記録し、この記録媒体から記録情報を再生する多重化ストリームの記録再生方法であって、
    前記記録媒体から再生された前記パック領域情報、前記グループ領域情報及び前記エントリポイント情報をメモリに格納する第1の再生ステップと、
    前記記録媒体に記録されている前記一以上のプログラムのうち、任意のプログラムの任意の表示情報の転送指示入力を受け、前記メモリに格納されている前記パック領域情報、前記グループ領域情報及び前記エントリポイント情報を用いて、前記転送指示された表示情報の表示時間から先頭パケットと終了パケットの位置情報と前記転送指示された表示情報をデコードする前にデコーダに入力が必要な、前記映像音声多重化ストリーム全体に関する情報とを取得する第2の再生ステップと、
    前記第2の再生ステップで取得した前記デコーダに入力が必要な、前記映像音声多重化ストリーム全体に関する情報を前記記録媒体から再生して第1のバッファに格納する第3の再生ステップと、
    前記第2の再生ステップで取得した前記再生指示された表示情報の先頭パケットと終了パケットの位置情報から前記先頭パケットから前記終了パケットまでのグループのパケットを前記記録媒体から再生して第2のバッファに格納する第4の再生ステップと、
    前記第1のバッファに格納されている前記映像音声多重化ストリーム全体に関する情報と、前記第2のバッファに格納されている前記パケットとを順次に読み出して他の機器へ出力する第5の再生ステップと
    を含むことを特徴とする多重化ストリームの記録再生方法。
  6. 前記多重化ストリームは、MPEG−2トランスポートストリームであり、
    前記所定のプレゼンテーション情報は、イントラピクチャであり、
    前記映像音声多重化ストリーム全体に関する情報は、PSI情報であることを特徴とする請求項2記載の多重化ストリームの記録方法。
  7. 前記多重化ストリームは、MPEG−2トランスポートストリームであり、
    前記映像音声多重化ストリーム全体に関する情報は、PSI情報であることを特徴とする請求項4又は5記載の多重化ストリームの記録再生方法。
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