JP4352670B2 - 積層型圧電体素子の製造方法 - Google Patents

積層型圧電体素子の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,積層方向に印加電圧に応じて伸張する積層型圧電体素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】
積層型圧電体素子は,印加電圧に応じて伸張する圧電層と該圧電層に印加電圧を供給する内部電極層とを交互に積層した駆動層と,該駆動層の側面に露出した上記内部電極層の端面と一層おきに電気的に導通する一対の側面電極とよりなる。
近年,積層型圧電体素子を自動車エンジン等の燃料噴射用インジェクタの駆動源に採用することが考えられている。インジェクタに用いる場合,積層型圧電体素子に対し,圧電層への印加電圧が低くとも大きな変位が得られるような高性能が要求される。
この要求に対応するため,従来は薄い圧電層を500枚程度積層して圧電体素子を構成していた。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−61551号公報
【0004】
【解決しようとする課題】
しかしながら,圧電層と内部電極層とは交互に積層されるため,圧電層の積層枚数が増えると共に内部電極層の積層枚数も増える。
そして,圧電層からみれば異なる材料からなる内部電極層は異物である。
従って,焼成時の収縮率の違いや圧電体素子の駆動時の膨張差から,積層型圧電体素子にひびや割れなどが生じるおそれがあり,この点から鑑みて,内部電極層の数を減らすことは生産効率や歩留まり率の向上,積層型圧電体素子の耐久性の向上につながり,重要である。
【0005】
更に,内部電極層に含まれる電極材料はAg,Pdであり,コストが高い材料である。そのため,圧電層を厚めに構成し,積層枚数を減らすことで,内部電極層の数を減らしてコスト削減を行うことが考えられている。
【0006】
しかし,圧電層用グリーンシートはドクターブレード法によって作製するが,この方法で作製可能なグリーンシートの厚みは120μm程度が限界である。
これ以上厚いグリーンシートを作製するにはバインダーの量をふやす必要があり,バインダー量が増えるとシートの上下面が平面的にならず,良質のグリーンシート作製が困難である。
【0007】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,比較的厚みある圧電層を多数積層して構成した積層型圧電体素子を効率よくかつ歩留まり率を高く製造可能な積層型圧電体素子の製造方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】
第1の発明は,印加電圧に応じて伸張する圧電層と印加電圧供給用の内部電極層とを交互に積層した駆動層と,該駆動層の側面に露出した上記内部電極層の端面と一層おきに電気的に導通する一対の側面電極とよりなる積層型圧電体素子を製造するに当たり,
圧電材料を含む一次未焼シートと,圧電材料を含む接着層とを交互に積層して,その後の焼成により圧電層となる未焼ブロックとなし,
上記未焼ブロックと,圧電材料とは異なる電極材料を含んでその後の焼成により上記内部電極層となる未焼電極層とを交互に積層して未焼積層体となし,
次いで上記未焼積層体を焼成して駆動層となし,該駆動層の側面に一対の側面電極を設けることを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法にある(請求項1)。
【0009】
第2の発明は,印加電圧に応じて伸張する圧電層と印加電圧供給用の内部電極層とを交互に積層した駆動層と,
該駆動層よりも内部電極層間の積層方向距離が大きく,かつ印加電圧に応じて伸張する圧電層と印加電圧供給用の内部電極層とを交互に積層した緩和層と,
上記印加電圧供給時に伸張しないダミー層とを備え,
上記駆動層の積層方向両端面に上記緩和層を介して上記ダミー層をそれぞれ積層し,
上記駆動層及び上記緩和層の側面に露出した上記内部電極層の端面と一層おきに電気的に導通する一対の側面電極とよりなる積層型圧電体素子を製造するに当たり,
圧電材料を含む一次未焼シートと,圧電材料を含む接着層とを交互に積層して,その後の焼成により圧電層となる未焼ブロックとなし,
上記一次未焼シートと上記接着層とを交互に積層して,その後の焼成により緩和層となる未焼緩和ブロックとなし,
また上記未焼ブロックにおける一次未焼シートの積層枚数をn,未焼緩和ブロックにおける一次未焼シートの積層枚数をmとすると,両者の間にn<mなる関係が成立し,
上記未焼ブロックと,圧電材料とは異なる電極材料を含んでその後の焼成により上記内部電極層となる未焼電極層とを交互に積層して未焼駆動層となし,
上記未焼緩和ブロックと上記未焼電極層とを交互に積層して未焼緩和層となし,
上記未焼駆動層の積層方向両端面に上記未焼緩和層を介してダミー層用の未焼ダミー層を積層して未焼積層体となし,
次いで上記未焼積層体を焼成して一体化した駆動層,緩和層及びダミー層を得て,上記駆動層及び上記緩和層の側面に一対の側面電極を設けることを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法にある(請求項7)。
【0010】
次に,本発明の作用効果につき説明する。
第1及び第2の発明にかかる製造方法では,焼成して圧電層となる未焼ブロックを複数の一次未焼シートを積層して製造する。
そのため,一次未焼シートの厚みは,ドクターブレード法で良質なグリーンシートを製造可能な程度の薄さとすることができる。薄くて良質な一次未焼シートを積層して未焼ブロックを作製することができるため,焼成密度のばらつきが少なく,内部に焼成によるストレスの発生が少ない,優れた性能を備え,かつ厚みを有する圧電層を持った積層型圧電体を容易に得ることができる。
【0011】
圧電層を厚くすることで,圧電層にとって収縮率などの物性の異なる内部電極層を減らすことができ,従って,焼成時の収縮率の違いや積層型圧電体素子の駆動時の膨張差から生じるひびや割れを防止することができる。よって,生産効率や歩留まり率の向上,積層型圧電体素子の耐久性の向上を図ることができる。
また,内部電極層の量が減少するため,その分電極材料を減らしてコスト安とすることができる。
【0012】
また,第1の発明では,一次未焼シートを接着層を用いて接着積層する。そのため,一次未焼シート間の接合状態が良好となり,デラミネーション(層間剥離)等が生じ難くなる。
【0013】
また,第2の発明では,上記未焼ブロックにおける一次未焼シートの積層枚数をn,未焼緩和ブロックにおける一次未焼シートの積層枚数をmとすると,両者の間にn<mなる関係が成立する。
これにより,電圧印加時に伸張しないダミー層と充分に伸張する圧電層との間に,圧電層よりは伸張量が少なく,動かないダミー層との間の応力緩和を図ることができ,積層型圧電体素子に生じるひびや割れ,デラミネーションを防止して,耐久性に優れた素子を得ることができる。
【0014】
以上,第1及び第2の発明によれば,比較的厚みある圧電層を多数積層して構成した積層型圧電体素子を効率よくかつ歩留まり率を高く製造可能な積層型圧電体素子の製造方法を提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
第1及び第2の発明において,圧電材料を含む一次未焼シートはドクターブレード法により作製することができる。また,接着層は一次未焼シートに対し接着層用の材料からなるペースト等を印刷して設けることができる。
また,最終的に圧電層は一次未焼シートと接着層とからなるため,上記接着層も圧電材料を含有することが好ましい。
【0016】
また,一次未焼シートを積層型圧電体素子1個分の大きさとして,1つずつ積層型圧電体素子を作製するよりは,より効率高い生産のために,例えば長尺グリーンシートを利用して一次未焼シートを多個取りとして,積層型圧電体素子を生産することが好ましい。
【0017】
後述する図7等や実施例1に示すごとく,長尺グリーンシートに接着層や内部電極層となる未焼電極層を設けた後,積層型圧電体素子1個分の大きさのシート片に打抜き,これと同時に他のシート片に積層接着を行う。この操作を繰り返すことで,効率よく未焼積層体を得ることができる。
【0018】
上記第1及び第2の発明において,一次未焼シートの厚みは60〜100μmとすることが好ましい。
これにより,良質なグリーンシートを積層して未焼ブロックを作成することができる。60μm未満である場合は,未焼積層体が接着層に含まれる溶剤などにより軟化するおそれがあり,100μmより厚い場合は,グリーンシートの粒子密度のバラツキが増えて,積層型圧電体素子の焼成時にマイクロクラックが発生するおそれがある。
【0019】
また,第1,第2の発明において上記側面電極は内部電極層を一層おきに電気的に導通するよう駆動層の側面に設ける。
すなわち,圧電層の積層方向の両面にそれぞれ正負の電荷を印加するため,圧電層の一方の面と接する内部電極層と他方の面に接する内部電極層とがそれぞれ別の側面電極に電気的に導通する(図1参照)。そして側面電極はリード線などによって電源に接続される。
【0020】
また,第1及び第2の発明により作製した上記積層型圧電体素子は,内部電極層を圧電層の積層方向と直交する面と同じ大きさに構成する全面電極構成と,内部電極層が圧電層の積層方向と直交する面を部分的に覆う部分電極構成とがある(図2,3参照)。
【0021】
また,上記接着層は,上記一次未焼シートと略同一成分であることが好ましい(請求項2)。これにより焼成時の収縮率の違いや積層型圧電体素子の作動時の材料が異なることから生じる各部の膨張の差から,ひびや割れ,デラミネーションが発生することを防止できる。
【0022】
また,上記接着層は,厚みが5〜17μmであることが好ましい(請求項3)。接着層形成にスクリーン印刷を利用する場合は良好なスクリーン印刷ができると共に,一次未焼シートの積層接着を容易とすることができる。
5μm未満である場合は,接着層中の液体成分が一次未焼シートに浸透して,接着層が乾燥して接着性を失いやすく,接着作業が困難となるおそれがある。17μmより厚い場合は,印刷が難しくなるおそれがある。また,一次未焼シートに対して接着層の比率が高くなり,接着層の中の溶剤が一次未焼シート内に侵透し,未焼ブロックを軟化させ変形させるおそれがある。
【0023】
また,上記未焼ブロックの積層方向高さは100〜250μmであることが好ましい(請求項4)。
これにより,圧電層の厚さを厚くすることができ,内部電極層の数を減らすことができる。100μm未満である場合は,内部電極層の数を減らすことが難しく,材料コストが高くなるおそれがある。250μmより大である場合は,積層型圧電体素子の駆動電圧が高くなり,駆動回路のコストが高くなるおそれがある。
【0024】
圧電材料としては圧電効果を有する材料のいずれについても本発明に使用することができるが,特にジルコン酸チタン酸鉛を含有する材料を用いることが好ましい(請求項5)。その他,チタン酸ジルコン酸鉛(以下PZTと表記)に他の元素を添加した材料,チタン酸バリウム,その他圧電効果を持つセラミック類を使用することができる。
また,上記未焼電極層に使用する電極材料としては,導電性貴金属のPdやAgを用いることができる。
【0025】
また,1つの未焼ブロックを構成する各一次未焼シートはすべて略同一の厚みであることが好ましい(請求項6)。
これにより同一のグリーンシートで1つの未焼ブロックを製造することができ,このことから工程を単純化し製造コストを下げることができる。また,未焼ブロックと共に未焼積層体の粒径分布が均一になることから,良好な積層型圧電体素子を得ることができる。
【0026】
また,第2の発明において,上記緩和層は複数層構成を備え,より駆動層側に存在する緩和層における一次未焼シートの積層枚数が少ないことが好ましい(請求項8)。
複数層構成とは,後述する図11に示す緩和層が第1緩和層と第2緩和層とからなるような,多層構成の緩和層を指している。
このような多層構成とすることで,段階的に駆動ストレスを緩やかに緩和することができ,駆動層を保護することができる。
【0027】
また,複数の緩和層の中で駆動層と隣接する緩和層における一次未焼シートの積層枚数が最も少なく,駆動層から遠くなるにつれて一次未焼シートの積層枚数が多くなる。
例えば,第1,第2,第3の緩和層を備え,第1の緩和層が駆動層側に位置し,第2の緩和層は第1の緩和層と隣接し,第3の緩和層が第2の緩和層と隣接する場合は,第1の緩和層を構成する一次未焼シートの枚数が最も少なく,第2の緩和層の一次未焼シートの数が第1の緩和層に続き,第3の緩和層を構成する一次未焼シートの数が最も多くなる。4層以上の緩和層の場合も同様である。
これにより,駆動ストレスを緩やかに段階的に緩和することができ,駆動層を保護することができる。
【0028】
【実施例】
以下に,図面を用いて本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
本発明にかかる積層型圧電体素子の製造方法について説明する。
図1に示すごとく,本例において製造する積層型圧電体素子1は,印加電圧に応じて伸張する圧電層13と印加電圧供給用の内部電極層11,12とを交互に積層した駆動層10を有する。また,上記駆動層10よりも内部電極層11,12間の積層方向距離が大きく,かつ印加電圧に応じて伸張する圧電層13と印加電圧供給用の内部電極層11,12とを交互に積層した緩和層14を有する。また,上記印加電圧供給時に伸張しないダミー層15を有する。
【0029】
上記駆動層10の積層方向両端面100(下方の端面は記載を略した)に上記緩和層14を介して上記ダミー層15を積層し,また上記駆動層10及び上記緩和層14の側面101,102に露出した上記内部電極層11,12の端面110,120とそれぞれ電気的に導通する一対の側面電極19を有する
【0030】
上記積層型圧電体素子1を製造するには,図2〜図5に示すごとく,圧電材料を含む一次未焼シート231を積層して圧電層用の未焼ブロック235,236を,上記一次未焼シート231を積層して緩和層用の未焼緩和ブロック245,246を作製する。
ここに未焼ブロック235,236における一次未焼シート231の積層枚数をn,未焼緩和ブロックにおける一次未焼シート231の積層枚数をmとすると,両者の間にn<mなる関係が成立する。
なお,図2,図3に示すごとく,本例のnは2,mは3とした。
【0031】
次いで,図5に示すごとく,上記未焼ブロック235,236と電極材料を含む未焼電極層21,22とを交互に積層して未焼駆動層20となす。上記未焼緩和ブロック245,246と電極材料を含む未焼電極層21,22とを交互に積層して未焼緩和層となす。
【0032】
上記未焼駆動層20の積層方向両端面に上記未焼緩和層24を介してダミー層用の未焼ダミー層255,256を積層して未焼積層体2となす。
次いで,上記未焼積層体2を焼成して一体化した駆動層10,緩和層14及びダミー層15を得た。上記駆動層10及び上記緩和層14の側面に一対の側面電極19を設けて,積層型圧電体素子1とした。
【0033】
以下,詳細に説明する。
図1に示すごとく,本例の積層型圧電体素子1は,圧電層13と内部電極層11,12とが交互に積層された駆動層10の積層方向の端面100に積層した緩和層14と,該緩和層14の端面140に積層したダミー層15と,該ダミー層15の端面150に積層した保護層16とよりなる。
上記駆動層10,緩和層14の側面101には内部電極層11の端面110が露出し,側面102には内部電極層12の端面120が露出する。
【0034】
上記緩和層14は上記駆動層10と同様に内部電極層11,12を有するが,各内部電極層11,12の積層方向距離xが,駆動層10の積層方向距離yよりも長い。
また,上記ダミー層15は,緩和層14との境目に内部電極層12を備えるが,保護層16との境目には内部電極層がない。従って,上記ダミー層15は後述する側面電極19からの電圧印加の際に伸張しない。また,保護層16は絶縁セラミックよりなる。
積層型圧電体素子1の駆動時,積層型圧電体素子の積層方向の端面には強い応力が加わる。従って,この部分は充分な強度が必要である。本例にかかる積層型圧電体素子1はダミー層15の端面150に上述した強い応力加わるため,この部分に保護層16を設けた。
なお,保護層16はセラミックや硬い金属で構成することができる。
【0035】
上記駆動層10,緩和層14の側面101,102に露出した内部電極層11,12の端面110,120はそれぞれ側面電極19によって電気的に導通される。内部電極層11の端面110は側面101のみに露出し,内部電極層12の端面120は側面102のみに露出するため,それぞれの側面101,102に側面電極を設けることで,内部電極層11と内部電極層12とにそれぞれ正と負の電圧印加ができる。
【0036】
側面電極19の端部には導電性ペースト191でリード線192が接合される。このリード線192を通じて内部電極層11及び12に電圧を印加,圧電層13を伸張して積層型圧電体1を駆動する。
また,電圧印加の際に,緩和層14も共に伸張するが,内部電極層11,12間の距離が駆動層10よりも長いため,伸張の量はより少ない。
なお,図1は積層型圧電体素子の上側のみを記載し,下側は上側と同様の構成であるため省略した。
【0037】
上記積層型圧電体素子1の製造方法について説明する。
まず,未焼積層体2について説明する。
図5に示すごとく,本例の未焼積層体2は,未焼ブロック235,236を積層した未焼駆動層20と,未焼緩和ブロック245,246よりなる未焼緩和層,そして未焼ダミー層255,256よりなる。
【0038】
また,未焼駆動層20,未焼緩和層,未焼ダミー層255,256は1枚の長尺シートから採取した一次未焼シート231を積層接着して作製する。
すなわち,後述するごとく長尺シートの所定の場所に接着層や未焼電極層を形成し,長尺シートを打抜いて切片A(一次未焼シート231+接着層232),切片B(一次未焼シート231+未焼電極層21,22+接着層232)を得ると同時に,既に打抜かれた他の切片Aや切片Bに積層接着を行うことで作製する。
【0039】
図2(a),(b)に示すごとく,上記未焼ブロック235,236は切片Aに切片Bを積層した構成を備える。また,未焼ブロック235は,図面左方が電極非形成部となるように未焼電極層21を備え,未焼ブロック236は,図面右方が電極非形成部となるように未焼電極層22を備えている。
また,図3(a),(b)に示すごとく,未焼緩和ブロック245,246は,切片Aに切片Aを積層,さらに切片Bを積層した構成である。また,未焼ブロック235,236と同様の構成であるが,一次未焼シート231の積層枚数が3枚である。
また,図4(a),(b)に示すごとく,未焼ダミー層255は切片Aに切片Bを積層した構成で,未焼ダミー層256は切片Aを二つ重ねた構成である。
【0040】
また,本例において,一次未焼シート231の厚みは100μmで,接着層232の厚みは11μmである。未焼電極層21,22の厚みは6μmである。
また,未焼駆動層20は合計で50個の未焼ブロック235,236を交互に積層構成してなる。よって,未焼駆動層20に含まれる一次未焼シート231は100枚となる。
【0041】
次に,上記未焼積層体2の製作方法について説明する。
PZT(ジルコン酸チタン酸鉛)よりなる平均粒径0.5μmの圧電材料1000g準備する。これにPVB(ポリビニルブチラール)よりなるバインダー40gと適量の溶剤を添加してスラリーを得る。上記スラリーをドクターブレード法で成形して,厚さ100μmの長尺シートを得る。
この長尺シートの幅は一次未焼シートが数枚採取できる程度の長さ,長尺方向の長さは本例の未焼成形体を数個〜数十個分作製するに必要な一次未焼シートが採取できる程度の長さとする。
【0042】
また,図8に示すごとく,長尺シート29の所定の箇所に接着層31を設ける。この部分は後述する打抜きによって破線において切断され切片Aとなり,未焼ブロック235,236,未焼緩和ブロック245,246,未焼ダミー部255,256の一部となる。
また,図9に示すごとく,長尺シート30の所定の箇所に内部電極層用の未焼電極層32及び未焼電極層32を覆う接着層31を設ける。この部分は後述する打抜きによって破線で切断され切片Bとなり,未焼ブロック235,236,未焼緩和ブロック245,246,未焼ダミー部255,256の一部となる。
【0043】
ここに接着層用のスラリーは,PZT(長尺シートで用いたものと同じ材料)よりなる平均粒径0.5μmのセラミック材料を100g準備し,これにPVBよりなるバインダーを12g添加してスラリーを作製した。このスラリーを前述したスクリーン印刷や射出によって長尺シートに印刷し,接着層とした。
【0044】
また,上記未焼電極層は,PdとAgとよりなる平均粒径0.5μmの電極材料を1000g準備し,これにPVBよりなるバインダーを40gと適量の溶剤を添加してスラリーとし,該スラリーを長尺シートに対しスクリーン印刷し,未焼電極層を得た。
またスクリーン印刷の代わりにスラリーを噴出可能としたジェットノズルを用いて上記スラリーを長尺シートに射出して,所定の形状の印刷部を形成することもできる。
【0045】
切片A,切片Bの打抜きと積層接着は図6,図7に示すように,打抜積層接着装置5を用いて行った。
打抜積層接着装置5は,長尺シート30の打抜きを行うパンチ51と,該パンチ51により打抜かれた切片A,Bを積層接着すると共に積層途中の未焼積層体2を支持するホルダ54とよりなり,長尺シート30の下側に配置する下型52,上側に配置するダイ型53とを備える。
【0046】
パンチ51は長尺シート30の幅方向より採取可能な複数の切片A,Bを同時に打抜くため,支承部(図示略)により長尺シート30の幅方向に連結した複数のパンチ部を備える。
また,ホルダ54も支承部(図示略)によって連結した複数のホルダ部を備える。そして,各ホルダ部は,図7に示すごとく,未焼積層体2を支持する凹状部540と該凹状部540に連通する空気穴541を備える。
そして,ポンプ(図示略)がホルダ部の空気穴541を通じて凹状部540の内部を吸引して,未焼積層体2をホルダ部に固定する。
【0047】
また,未焼積層体2と端面と凹状部540との間には未焼積層体2をホルダ部から容易に取り外すことができるようにダミーシートを設ける。
未焼積層体2の上方向の端面は図2に示すごとく接着層よりなり,ダミーシートがないと,ホルダ部に未焼積層体2が強く接着してしまい,ホルダ部からはずれなくなるおそれがある。
【0048】
上記下型52はパンチ51の先端が通過するガイド穴520を備える。また,上記ダイ型53もガイド穴530を備える。長尺シート30は上記下型52とダイ型53との間にはさまれた状態で,パンチ51により切片A,Bが打ち抜かれる。
【0049】
上記装置5を用いた打抜積層接着を説明する。
長尺シート30を送りローラー41,43によって駆動される搬送ベルト40に載せて装置5に向けて送出する。このとき送りローラー41の位置で長尺シート30から搬送ベルト40から分離する。分離された搬送ベルト40は巻取ローラー42によって巻き取られる。
【0050】
搬送ベルト40と分離した長尺シート30を打抜積層装置5の下型52とダイ型53との間に導入する。
そして,凹状部540内をポンプ(図示略)で吸引しつつダミーシートをセットする。ダミーシートの装着はコレット方式で行うこともできる。吸着させるにしろコレット方式にしろ,いずれの方式も量産時に適する。
そして,パンチ51を下から上へと駆動して,長尺シート30における未焼圧電層256にかかる切片Aを打抜く。
【0051】
打抜かれた切片Aはガイド穴520を通過して,凹状部540に予めセットしたダミーシートに対し圧接され,ここに固定する。以降は切片Aや切片Bを図5で示した未焼積層体2が得られるような順序で打抜,積層接着した。
なお,この積層接着の際の圧力はおよそ0.02〜0.1MPaとした。
打抜きを終えて残った長尺シート30の残骸は,巻取機44によって回収した。
【0052】
上記未焼積層体2は凹状部540を吸引するポンプを停止した後,取り外す。未焼積層体2を外した後は一端長尺シート30の送出を停止して,凹状部540に別のダミーシートをセットする。再度長尺シート30を送出し,次の未焼積層体2を連続的に製造する。
【0053】
これにより得た未焼積層体2にバインダー除去用の加熱を行った(脱脂工程)。続いて温度1000℃で2時間保持して焼成した。ダミーシートは焼成時に焼失する素材よりなるため残らない。そして,焼成を終えた後,側面電極19,リード部192等を取り付けて,本例にかかる積層型圧電体素子1を得た。
【0054】
このようにして作製した積層型圧電体素子1について,デラミネーションやクラックの有無を連続駆動の加速度試験で確認したところ,発生していないことが確認された。
【0055】
本例の作用効果について説明する。
本例は,焼成して圧電層13となる未焼ブロック235,236を複数の一次未焼シート231を積層して製造する。
そのため,一次未焼シート231の厚みは,ドクターブレード法で良質なグリーンシートを製造可能な程度の薄さとすることができる。薄くて良質な一次未焼シート231を積層して未焼ブロック235,236を作製することができるため,粒子密度のばらつきの少ない積層型圧電体素子を得ることができる。
よって,焼成クラックが生じ難く,優れた性能を備え,かつ厚みを有する圧電層13を持った積層型圧電体1を容易に得ることができる。
【0056】
圧電層13を厚くすることで,圧電層13にとって収縮率などの物性の異なる内部電極層11,12を減らすことができ,従って,焼成時の収縮率の違いや積層型圧電体素子1の駆動時の膨張差から生じるひびや割れを防止することができる。よって,生産効率や歩留まり率の向上,積層型圧電体素子1の耐久性の向上を図ることができる。
また,内部電極層11,12の量が減少するため,その分電極材料を減らしてコスト安とすることができる。
また,一次未焼シート231を接着層232を用いて接着積層する。そのため,一次未焼シート231間の接合状態が良好となり,デラミネーション(層間剥離)等が生じ難くなる。
【0057】
また,上記未焼ブロック235,236における一次未焼シート231の積層枚数より,未焼緩和ブロック245,246における一次未焼シート231の積層枚数が多い。よって,電圧印加時に伸張しないダミー層15と充分に伸張する圧電層13との間に,圧電層13よりは伸張量が少なく,動かないダミー層15との間の応力緩和を図ることができ,積層型圧電体素子1に生じるひびや割れ,デラミネーションを防止して,耐久性に優れた素子を得ることができる。
【0058】
以上,本例によれば,比較的厚みある圧電層を多数積層して構成した積層型圧電体素子を効率よくかつ歩留まり率を高く製造可能な積層型圧電体素子の製造方法を提供することができる。
【0059】
なお,本例は長尺シート30を下から上へと打ち抜いたが,上から下へ打ち抜いて,積層接着を行って未焼積層体2を作製することもできる。この場合も,下から上へと打抜く場合と同様の作用効果が得られると共に,デラミネーションやクラックが発生しない積層型圧電体素子を得た。
また,図10に示すごとく,装置5を鉛直方向と直行する方向に設置して,図面左から右へとパンチ51を動かして,打抜き,積層接着を行うことができる。この方法では,工程の実現が容易で作業性に優れ,ゴミの付着排斥も容易である。
【0060】
(実施例2)
本例は,図11,図12に示すごとく,緩和層が2層構成の積層型圧電体素子1について説明する。
図11に示すごとく,本例の積層型圧電体素子1は,駆動層10の両端に緩和層16を介してダミー層15を積層した構成である。ここに緩和層16は駆動層10側の第1緩和層161,ダミー層側15の第2緩和層162と二層構成である。
【0061】
そして,図12に示すごとく,上記積層型圧電体素子1を作製する未焼積層体2は,一次未焼シート231,1枚よりなる未焼ダミー層259,一次未焼シート231を4枚積層した第2未焼緩和層262,一次未焼シート231を3枚積層した第1未焼緩和層261を備える。また,未焼駆動層20は,実施例1と同様に,一次未焼シート231を2枚積層して作製した未焼ブロック263,55個よりなる。ただし,本例にかかる未焼積層体2において,一次未焼シート231間は接着層にて接着される。
その他詳細は実施例1と同様の構成を有する。
【0062】
本例にかかる積層型圧電体素子1は緩和層が2層構成であり,駆動層と隣接する第1緩和層を構成する一次未焼シートよりも,第2緩和層を構成する一次未焼シートの枚数のほうが多い。
これにより,段階的に駆動ストレスを緩やかに緩和することができ,駆動層を保護することができる。その他は,実施例1と同様の作用効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,積層型圧電体素子の要部説明図。
【図2】実施例1における,未焼ブロックの説明図。
【図3】実施例1における,未焼緩和ブロックの説明図。
【図4】実施例1における,未焼ダミー層の説明図。
【図5】実施例1における,未焼積層体の説明図。
【図6】実施例1における,長尺シートと打抜積層接着装置との位置関係を示す説明図。
【図7】実施例1における,打抜積層接着装置の構成を示す説明図。
【図8】実施例1における,長尺シートにおける切片Aの説明図。
【図9】実施例1における,長尺シートにおける切片Bの説明図。
【図10】実施例1における,長尺シートと打抜積層接着装置との位置関係を示す説明図。
【図11】実施例2における,積層型圧電体素子の全体説明図。
【図12】実施例2における,未焼積層体の説明図。
【符号の説明】
1...積層型圧電体素子,
101,102...側面,
10...駆動層,
11,12...内部電極層,
110,120...端面,
13...圧電層,
14...緩和層,
15...ダミー層,
19...側面電極,
2...未焼積層体,
20...未焼駆動部,
22...未焼電極層,
231...未焼一次シート,
232...接着層,
235,236...未焼ブロック,
245,246...未焼緩和ブロック,

Claims (8)

  1. 印加電圧に応じて伸張する圧電層と印加電圧供給用の内部電極層とを交互に積層した駆動層と,該駆動層の側面に露出した上記内部電極層の端面と一層おきに電気的に導通する一対の側面電極とよりなる積層型圧電体素子を製造するに当たり,
    圧電材料を含む一次未焼シートと,圧電材料を含む接着層とを交互に積層して,その後の焼成により圧電層となる未焼ブロックとなし,
    上記未焼ブロックと,圧電材料とは異なる電極材料を含んでその後の焼成により上記内部電極層となる未焼電極層とを交互に積層して未焼積層体となし,
    次いで上記未焼積層体を焼成して駆動層となし,該駆動層の側面に一対の側面電極を設けることを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法。
  2. 請求項1において,上記接着層は,上記一次未焼シートと略同一成分であることを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法。
  3. 請求項1または2において,上記接着層は,厚みが5〜17μmであることを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において,上記未焼ブロックの積層方向高さは100〜250μmであることを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において,上記圧電材料はジルコン酸チタン酸鉛を含有することを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において,1つの未焼ブロックを構成する各一次未焼シートはすべて略同一の厚みであることを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法。
  7. 印加電圧に応じて伸張する圧電層と印加電圧供給用の内部電極層とを交互に積層した駆動層と,
    該駆動層よりも内部電極層間の積層方向距離が大きく,かつ印加電圧に応じて伸張する圧電層と印加電圧供給用の内部電極層とを交互に積層した緩和層と,
    上記印加電圧供給時に伸張しないダミー層とを備え,
    上記駆動層の積層方向両端面に上記緩和層を介して上記ダミー層をそれぞれ積層し,
    上記駆動層及び上記緩和層の側面に露出した上記内部電極層の端面と一層おきに電気的に導通する一対の側面電極とよりなる積層型圧電体素子を製造するに当たり,
    圧電材料を含む一次未焼シートと,圧電材料を含む接着層とを交互に積層して,その後の焼成により圧電層となる未焼ブロックとなし,
    上記一次未焼シートと上記接着層とを交互に積層して,その後の焼成により緩和層となる未焼緩和ブロックとなし,
    また上記未焼ブロックにおける一次未焼シートの積層枚数をn,未焼緩和ブロックにおける一次未焼シートの積層枚数をmとすると,両者の間にn<mなる関係が成立し,
    上記未焼ブロックと,圧電材料とは異なる電極材料を含んでその後の焼成により上記内部電極層となる未焼電極層とを交互に積層して未焼駆動層となし,
    上記未焼緩和ブロックと上記未焼電極層とを交互に積層して未焼緩和層となし,
    上記未焼駆動層の積層方向両端面に上記未焼緩和層を介してダミー層用の未焼ダミー層を積層して未焼積層体となし,
    次いで上記未焼積層体を焼成して一体化した駆動層,緩和層及びダミー層を得て,上記駆動層及び上記緩和層の側面に一対の側面電極を設けることを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法。
  8. 請求項7において,上記緩和層は複数層構成を備え,より駆動層側に存在する緩和層における一次未焼シートの積層枚数が少ないことを特徴とする積層型圧電体素子の製造方法。
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