JP4350009B2 - 面発光装置及び液晶表示装置 - Google Patents
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Description
このフロントライトは、光源、中間導光体、導光板及びこれらを一体保持する内面を反射性にしたケース体などから構成されたユニットが用いられている。
図16は、このような構成の液晶表示装置を示す斜視構成図である。
図16に示す液晶表示装置は、液晶表示ユニット120と、この液晶パネル120の前面側に配設されたフロントライト110とから構成されている(例えば、特許文献1参照)。液晶表示ユニット120は、詳細は図示を省略したが、その前面側から入射した光を反射させて表示を行う反射型の液晶表示ユニットとされ、互いに対向して配置された上基板121、下基板122との間に液晶層を挟持しており、この液晶層の配向状態を制御することで、光の透過状態を変化させて表示を行うようになっている。
このフロントライト110では、発光素子115、115からそれぞれ出射された光を、中間導光体113を介して導光板112の側端面112aへ照射して導光板112内へ導入し、この光をプリズム形状が形成された導光板112上面の内面側で反射させることにより光の伝搬方向を変え、導光板112の図示下面から液晶表示ユニット120へ向けて照射するようになっている。
そのため図16に示すように上記合計長さLを導光板112の幅Wより長くし、導光板112の幅方向の両端面の延長線より発光素子115、115を突出させることで導光板に上記ような暗部が生じないようにしていた。
携帯電話や携帯用ゲーム機などの携帯電子機器の小型化や上記携帯電子機器に種々の機能を備えるようにするために、面発光装置を小型化することが要望されている。
また、図18に示すように導光板212の入光面212aにに複数のLED(Light Emitting Diode)215を配置することにより、導光板212に直接LED215の光を導光させるようにした面発光装置においては、LED近傍が極端に明るくなり、入光面212aの近傍領域に輝度ムラが生じ、この輝度ムラが生じる領域Sは液晶表示装置の表示領域から外すように配置するため、中間導光体を用いる上記方式よりもデッドスペースが大幅に広くなるという問題があった。
また本発明は、上記面発光装置を備え、表示品質に優れ、小型化された液晶表示装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の面発光装置は、光源と、該光源の光を一側端面から導入し、内部を伝搬する前記光を一方の面側から出射させる導光板とを備え、
前記導光板は、光が導入される側端面が入光面とされ、前記導光板の他方の面側には、複数のプリズム溝が平面視ストライプ状に形成されており、
前記光源は、前記導光板の入光面に沿って配設された中間導光体と、該中間導光体の長さ方向の両側に配設された発光素子とを備えており、
前記中間導光体は、四角柱状の1つの透明部材であり、前記導光板の入光面側の側面が前記発光素子からの光を導光板に出射するための出射面とされ、該出射面と反対側の側面が該中間導光体の内部を伝搬する光を反射させるための反射面とされ、
前記中間導光体及びこれの両側に配設された発光素子を合わせた長さは、前記導光板の幅と同じ大きさに揃えられ、前記中間導光体の少なくとも出射面の長さは導光板の幅と同じ長さとされ、前記反射面の長さは前記出射面の長さより小さくされてなり、
前記中間導光体の両端部で出射面側の角部に突起部が形成され、前記突起部は、発光素子側の面が斜面とされ、該突起部の斜面は、前記出射面に対する傾斜角度が下記式(1)を満足する範囲であることを特徴とする面発光装置。
(90−θc)/2<α<(90+θc)/2 式(1)
(式中、αは前記斜面の前記出射面に対する傾斜角度、θcは前記斜面に入射した光の臨界角)
また、中間導光体の反射面の長さは上記出射面の長さより小さくされているので、上記反射面の長さ方向の両側に発光素子を設けることができる。このとき発光素子が出射面の長さよりはみ出さないように設けるようにすることで、上記中間導光体とこれの両側に設けた発光素子を合わせた長さが上記導光板の幅と同じ大きさに揃えることができ、両発光素子が導光板幅より突出しない構成とすることができ、面発光装置全体幅を導光板幅と略同じにでき、小型化できる。
また、両発光素子が導光板幅より突出しない構造であるので、この面発光装置が備えられた液晶表示装置等を携帯電子機器に搭載する場合に、発光素子による突出部分に起因するデッドスペースの問題も改善でき、省スペース化できる。
上記突起部は、発光素子側の面が斜面とされていることが好ましい。上記突起部に上記のような斜面があると、この斜面がある側と反対側の発光素子から中間導光体に出射された光がこの斜面で反射し、出射面の両端付近から上記導光板に向けて出射される光量が増えるので、このような斜面が形成されていない場合と比べて導光板の両端面付近に入射する光量が増え、導光板の両端面付近に暗部が生じるのを防止できる。
(90−θc)/2<α<(90+θc)/2 式(1)
(式中、αは上記斜面の上記出射面に対する傾斜角度、θcは上記斜面に入射した光の臨界角)
上記斜面の傾斜角度αが上記の範囲外であると、発光素子から中間導光体内に出射した光を上記斜面で反射させても中間導光体の外部に出ることができないため、導光板の両端面付近に生じる暗部の防止効果が小さくなってしまう。
本発明において、前記中間導光体の反射面に複数のくさび状の溝を互いに平行に形成してプリズム面が形成され、前記くさび状の溝の深さは前記発光素子から離れるほど深く形成されてなることが好ましい。
本発明において、前記くさび状の溝の深さは前記反射面の長さ方向中央部のくさび状の溝が最も深く、端部に近くなる程浅く形成されてなることが好ましい。
また、本発明の液晶表示装置は、上記のいずれかの構成の本発明の面発光装置が上記導光板の一方の面側が液晶表示パネルの観察側と反対側を向くように配置されたことを特徴とする。
斜面の傾斜角度として(90−θc)/2<α<(90+θc)/2の式を満足する範囲とすることができ、これにより、この式の範囲外であると、発光素子から中間導光体内に出射した光を上記斜面で反射させても中間導光体の外部に出ることができないため、導光板の両端面付近に生じる暗部の防止効果が小さくなってしまうという問題を本発明において回避できる。
また、このような面発光装置を液晶表示パネルに備えたことにより、表示品質に優れ、小型化された液晶表示装置を提供できる。
図1は、本発明の実施形態である液晶表示装置の斜視構成図であり、図2は、図1に示す液晶表示装置の平面構成図、図3は、図1に示す液晶表示装置の断面構成図である。
本実施形態の液晶表示装置は、図1から図3に示すように、フロントライト(面発光装置)10と、その背面側(図示下面側)に配置された反射型の液晶表示ユニット(液晶表示パネル)20とを備えて構成されている。
図4は、フロントライト10に備えられた中間導光体13を示す拡大斜視図である。
フロントライト10は、図1に示すように、略平板状の透明の導光板12と、その側端面12aに沿って配設された棒状の中間導光体13と、この中間導光体13の両側に配設された発光素子15、15と、これら中間導光体13、発光素子15、15及び導光板12の側端部を覆うように中間導光体13側から被着されたケース体(遮光体)19とを備えて構成されている。すなわち、本実施形態に係るフロントライト10では、中間導光体13とこれの両側の発光素子15、15とが光源とされ、導光板12の側端面12aが導光板の入光面とされている。
導光板12の平面形状は、液晶表示ユニット20の表示領域20Dより大きくなっている。導光板12の内部を伝搬する光の伝搬方向は、図3では右側(入光面12a)から左側である。この導光板12面内において液晶表示ユニット20の表示領域20Dと対応する領域が表示領域であり、フロントライト10は液晶表示ユニット(被照明物)の表示領域20Dを透過表示されるようになっている。
プリズム溝14は、反射面12cの基準面Nに対して傾斜して形成された一対の斜面部により構成され、これらの斜面部の一方が緩斜面部14aとされ、他方がこの緩斜面部14aよりも急な傾斜角度に形成された急斜面部14bとされている。
この緩斜面部14aは、導光板12の光伝搬方向の長さが短いほど傾斜角度が大きく、また上記長さが長いほど傾斜角度を小さく形成することで、フロントライト10の輝度の均一性を高めることができる。そして、導光板12内部を伝搬する光(図3では右側から左側へ伝搬する光)を、反射面12cの急斜面部14bにより出射面12b側へ反射して導光板12の出射面側に配置された液晶表示ユニット20に向けて出射させるようになっている。
中間導光体13は、 アクリル系樹脂のほか、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ樹脂などの透明な樹脂材料や、ガラスなどを用いることができる。
中間導光体13は、導光板12の入光面側の側面が発光素子15、15からの光を導光板12に出射するための出射面13aとされ、該出射面13aと反対側の側面が該中間導光体13の内部を伝搬する光を反射させるため反射面13bとされている。
図2に示すように中間導光体13及びこれの両側に配設された発光素子15、15を合わせた長さL1は、導光板12の幅Wと同じ大きさに揃えられている。
また、図2と図4に示すように中間導光体13の少なくとも出射面13aは導光板12の幅W1と同じ長さとされ、反射面13bの長さL3は出射面の長さL2より小さくされている。
また、中間導光体13の両端部で出射面側の角部に突起部13d、13dが形成されている。
各凹部13cに発光素子15が配置されている。
各突起部13dは、発光素子側の面が斜面13fとされている。
各突起部13dに上記のような斜面13fが形成されていると、図5に示すように斜面13fがある側と反対側の発光素子から中間導光体に出射された光L0がこの斜面13fで反射し、出射面13aの両端付近から導光板12に向けて出射される光量が増えるので、斜面13fが形成されていない場合と比べて導光板12の両端面付近に入射する光量が増え、導光板12の両端面付近に暗部が生じるのを防止できる。
(90−θc)/2<α<(90+θc)/2 式(1)
(式中、αは斜面13fの出射面13fに対する傾斜角度、θcは斜面13fに入射した光の臨界角)
図6に示すように突起部13dがある側と反対側の発光素子15から中間導光体13内に出射された光L0を斜面13fで反射させた光Rは臨界角θcより小さい角度θiで出射面13aに当たらないと、中間導光体の外部に出ることができない。発光素子15から出射された光は出射面13aとほぼ平行に導光されるので、下記式(2)が成り立つ。
θi<θc 式(2)
図7に示すように斜面13fでの入射光L0と反射光Rのなす角が鋭角の場合、下記式(3)が成り立つ。
θi=2α−90<θc 式(3)
図8に示すように斜面13fでの入射光L0と反射光Rのなす角が鈍角の場合、下記式(4)が成り立つ。
θi=90−2α<θc 式(4)
上記式(3)と式(4)より斜面13fの傾斜角度αの有効角度範囲は、上記式(1)を満たす角度とされる。
なお、入射光L0の臨界角θcは、中間導光体材料の屈折率をnとすると下記式(5)で求めることができる。
θc=sin−1(1/n) 式(5)
23.9度<α<66.1度 式(6)
また、くさび状の溝13gのピッチP(隣接するくさび状の溝の頂部間隔)は、発光素子15から離れて形成されたものほどピッチを小さく設定することで、導光板12の側端面12aに出射する光の均一性を向上させることも可能である。
また、くさび状の溝13gの溝先端角度βは、鈍角とすることが、導光板12の側端面12aに出射する光の輝度を向上できる点で好ましい。
また、複数のくさび状の溝13gが形成された中間導光体のプリズム面は、AlやAg等の高反射率の金属薄膜からなる反射膜(図示略)が形成されることで反射面とし、上記反射膜によりプリズム面の反射率を高めて導光板12へ入射する光量を増加させることも可能である。
この液晶表示ユニット20では、図1に点線で示す矩形状の領域20Dが液晶表示ユニット20の表示領域とされ、また図2に示すように、表示領域20D内に画素20cがマトリクス状に形成されている。
また、外光が得られない暗所では、発光素子15、15を点灯させ、その光を中間導光体13を介して導光板12の入光面12aから導光板内部へ導入し、導光板12の出射面12bから液晶表示ユニット20へ向けて出射させ、液晶表示ユニット20を照明するようになっている。
また、両発光素子が導光板幅W1より突出しない構成とされているのので、フロントライト全体幅を導光板幅と略同じにでき、小型化することができる。このように発光素子による突出部分が改善されたフロントライト10が備えられた本実施形態の液晶表示装置は、携帯電子機器に搭載する場合に、発光素子による突出部分に起因するデッドスペースの問題がなく、省スペース化できるので、小型の携帯電子機器を提供できる。
また、上記実施形態においては、面発光装置10が備えられる液晶表示ユニット20が反射型の場合について説明したが、透過型や半透過反射型の液晶表示ユニットであってもよい。透過型や半透過反射型の液晶表示ユニットの場合は、下基板の下面側にも1枚又は複数枚の位相差板と、偏光板が設けられ、この偏光板の下側に本発明に係わる面発光装置がバックライトとして備えられ、この面発光装置の導光板の出射面(一方の面側)が液晶表示ユニットの下面側(観察側と反対側)を向くように配置される。なお、半透過反射型の場合は、反射層にはバックライトからの光を透過するための複数の透過孔が形成される。
図11及び図12に示したバックライト(面発光装置)は、導光板12の出射面12b上にプリズムシート80が配置され、出射面12bと反対側の面12cは複数の断面視くさび状の溝14が互いに形成されプリズム面とされ、さらに面12c側にAg膜等からなる反射板12gが配置されている点である。導光板12には、上述の実施形態と同様に、導光板12の側端面12aに沿って棒状の中間導光体13が配設されている。この中間導光体13の両側に発光素子15、15が配設され、中間導光体13の両端部で出射面13a側の角部に突起部13d、13dが形成されている。
光屈折部84は、透明シート81に対して斜め方向からの入射光を上記屈折面により上記透明シート81の内部に入射させるとともに、この透明シート81の内部において該入射光を上記反射面により反射させて上記他面から出射させるものである。
本実施形態のバックライトが液晶表示ユニットに備えられる場合には、導光板12と液晶表示ユニットとの間にプリズムシート80が配置されるように設けられる。
本実施形態のバックライトは、中間導光体13の出射面13aから出射された光Rが入光面12aから導光板12内に入射するが、この光は道光板内を導光しながら光の向きを徐々に出射面12bに対して垂直に近づき、法線Hとの成す角が臨界角より小さくなると出射面12bから出射するようになっている。
(実施例1)
本実験例では、本発明による中間導光体を用いて図11に示すようなバックライト(面発光装置)を作製し、導光板面内における輝度分布を測定した。そして、本発明の構成によれば導光板両端部に出射光量の低下した暗部が生じにくく、導光板面内における出射光量の均一性を高めることを検証した。
まず、樹脂材料を射出成形することにより、図4及び図11に示すような中間導光体13と、導光板12を作製した。中間導光体13の材料にはアクリル樹脂を用い、出射面13aの長さL2が66.8mm、出射面と反対側の面13bの長さL3が64.4mm、幅L4が3.4mm、厚さ0.9mmになるように棒状に成形するとともに、その長さ方向の両端部に三角柱状の突起部13d、13dを形成し、出射面と反対側の面13bに先端角度βが102°のV字状の溝13gを0.25mm(両端部)〜0.211mm(中央部)のピッチで順次ピッチが狭くなるように、すなわち、発光素子が配置される端部に近いものほどピッチが大きくなるように多数形成した。また、これら溝13gは深さが7.6μm(両端部)〜73.5μm(中央部)の範囲で順次深くなるように、言い換えれば、発光素子が配置される端部に近いものほど深さが浅くなるように形成した。また、各突起部13dの発光素子15側の斜面13fの傾斜角度αは、36.6度とした。中間導光体13と両LEDを合わせた長さL1が66.8mmであった。
次いで、上記中間導光体の両端部の凹部に、それぞれ発光素子としてLEDを配設した。このLEDには、NSCW215T(商品名:日亜化学工業株式会社製)を用いた。
この導光板12の出射面12b側にプリズムシート80を積層し、出射面12bと反対側の面12cにAg膜からなる反射板12gを形成した。プリズムシート80を構成する透明シートの材料としては、アクリル樹脂を用いた。
次いで、長さ方向の両端部の凹部にそれぞれLEDを配設した棒状の中間導光体13を、上記にて得られた導光板12の入光面12aに配置して実施例1のバックライト(面発光装置)とした。
ここでの輝度分布の測定の際、輝度の測定位置は液晶表示ユニットを平面視したときに表示領域の面内を100領域に分割し、それぞれの領域の中心点を測定した。図13は、表示領域を左目で見た時を想定(表示ユニットを傾斜角度10度傾斜させる。表示ユニットの幅方向の左側部が測定装置に近くなる。)して測定したときの輝度と、右目で視た時を想定(表示ユニットを傾斜角度10度傾斜させる。表示ユニットの幅方向の右側部が測定装置に近くなる。)して測定したときの輝度を平均化したものである。
また、輝度分布の測定値に基づいて輝度変化率(%)を調べた。その結果を表2と図14に示す。
輝度変化率は中間導光体に突起のない状態(後述の比較例1の中間導光体)から突起をつけた状態(実施例1の中間導光体)にした時の各測定点での輝度変化の割合であり、値が大きいほど突起の効果により輝度が向上していることを示すものである。
出射面及び出射面と反対側の面の長さが共に64.4mmとされ、しかも両端部に突起部や凹部を形成しない以外は上記実施例と同様の中間導光体(比較例)を作製した。この中間導光体の長さ方向の両側にそれぞれLEDを配設した。ここで作製した中間導光体とこれの両側にそれぞれ設けたLEDの合計長さは、導光板の幅と同じ長さであった。
上記両端部にそれぞれLEDが配置された比較例の中間導光体を用いた以外は実施例1と同様のバックライト(面発光装置)を作製し、比較例1とした。
Claims (7)
- 光源と、該光源の光を一側端面から導入し、内部を伝搬する前記光を一方の面側から出射させる導光板とを備え、
前記導光板は、光が導入される側端面が入光面とされ、前記導光板の他方の面側には、複数のプリズム溝が平面視ストライプ状に形成されており、
前記光源は、前記導光板の入光面に沿って配設された中間導光体と、該中間導光体の長さ方向の両側に配設された発光素子とを備えており、
前記中間導光体は、四角柱状の1つの透明部材であり、前記導光板の入光面側の側面が前記発光素子からの光を導光板に出射するための出射面とされ、該出射面と反対側の側面が該中間導光体の内部を伝搬する光を反射させるための反射面とされ、
前記中間導光体及びこれの両側に配設された発光素子を合わせた長さは、前記導光板の幅と同じ大きさに揃えられ、前記中間導光体の少なくとも出射面の長さは導光板の幅と同じ長さとされ、前記反射面の長さは前記出射面の長さより小さくされてなり、
前記中間導光体の両端部で出射面側の角部に突起部が形成され、前記突起部は、発光素子側の面が斜面とされ、該突起部の斜面は、前記出射面に対する傾斜角度が下記式(1)を満足する範囲であることを特徴とする面発光装置。
(90−θc)/2<α<(90+θc)/2 式(1)
(式中、αは前記斜面の前記出射面に対する傾斜角度、θcは前記斜面に入射した光の臨界角) - 前記中間導光体の両端部で反射面側の角部に前記発光素子を配置するための凹部が設けられ、該凹部に前記発光素子が配置されていることを特徴とする請求項1記載の面発光装置。
- 前記中間導光体の反射面に複数のくさび状の溝を互いに平行に形成してプリズム面が形成され、前記くさび状の溝の深さは前記発光素子から離れるほど深く形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の面発光装置。
- 前記くさび状の溝の深さは前記反射面の長さ方向中央部のくさび状の溝が最も深く、端部に近くなる程浅く形成されてなることを特徴とする請求項3に記載の面発光装置。
- 前記中間導光体は屈折率1.49のアクリル樹脂からなり、前記斜面の出射面に対する傾斜角度が23.9度乃至66.1度の範囲であることを特徴とする請求項1乃至4のいずかに記載の面発光装置。
- 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の面発光装置が前記導光板の一方の面側が液晶表示パネルの観察側を向くように配置されたことを特徴とする液晶表示装置。
- 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の面発光装置が前記導光板の一方の面側が液晶表示パネルの観察側と反対側を向くように配置されたことを特徴とする液晶表示装置。
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