JP4347843B2 - Icカード用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、スライド式の誤挿入防止用可動板を有し、大きさの異なる二種類のICカードのうちの一方を選択的に装着することができるICカード用コネクタに関する。
互いに形状の異なる複数のICカードのうちのいずれか一枚のICカードを一つの電子機器内に装着するためにICカード用コネクタにおいては、例えば、特許文献1にも示されるように、各ICカードが着脱される共通のカードスロットを有する複合型のカード収容部を共通の平面上に並設したもの、あるいは、複数のカード収容部を鉛直方向に一部重複するように積み重ねた状態で備えるものが提案されている。
そのようなICカード用コネクタは、第1および第2のICカードのうち大きさの小さい方の第1のICカードが収容される第1のカード用収容部がカードスロットに近い位置に形成される場合、第2のカード用収容部が、第1のカード用収容部よりもカードスロットから離隔した位置に形成されている。また、第1のICカードが、第2のカード用収容部へ侵入することを阻止し、第1のカード用収容部に誘導する誤挿入防止用可動板が、第1および第2のICカードの着脱方向に沿って移動可能に、かつ、昇降動可能に設けられている。
そのような誤挿入防止用可動板は、カードスロットの両端にそれぞれ設けられる一対のロック/アンロック機構により制御される。その際、一対のロック/アンロック機構は、第1のICカードの横幅よりも大であって、第2のICカードの横幅よりも小なる相互間隔で配置されているので第1のICカードがカードスロットを通過するとき、一対のロック/アンロック機構は、ロック状態に維持される。従って、第1のICカードは、誤挿入防止用可動板により第2のカード用収容部への侵入路が遮断され、誤挿入防止用可動板の下方に位置する第1のカード用収容部に誘導されることとなる。
一方、第2のICカードがカードスロットを通じて第2のカード用収容部へ挿入される場合、第2のICカードの進行方向側の両側端部が、それぞれ、一対のロック/アンロック機構のロック部材に係合され、ロック部材をアンロック状態とすることにより、誤挿入防止用可動板は、カードスロットから離隔する方向に移動せしめられるとともに、上昇せしめられる。これにより、第2のカード収容部への侵入路が開放され、第2のICカードが誤挿入防止用可動板の下方を通じて第2のカード用収容部に挿入されることとなる。
特開2004−311416号公報
上述のようなスライド式の誤挿入防止用可動板を備えるICカード用コネクタにおいて、共通のカードスロットに挿入された第1のICカードの進行方向側の端部が誤って上述の一対のロック/アンロック機構のうちの一方のロック部材に係合することにより、上述の一対のロック/アンロック機構のうちの一方のロック部材がアンロック状態とされる場合がある。
このように一方のロック部材だけがアンロック状態とされた場合、誤挿入防止用可動板の両側部のうちの一方側だけが第1のICカードの端部により押圧され移動せしめられるので誤挿入防止用可動板の姿勢が第1のICカードの横幅方向に傾き、従って、誤挿入防止用可動板の摺動部が他の部品に干渉し、故障の原因となる虞がある。
以上の問題点を考慮し、スライド式の誤挿入防止用可動板を有し、大きさの異なる二種類のICカードうちの一方を選択的に装着することができるICカード用コネクタであって、ICカードの誤った着脱のときでも、誤挿入防止用可動板の姿勢がその幅方向に傾くことを回避できるICカード用コネクタを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係るICカードコネクタは、形状が互いに異なる第1および第2のICカードのうちの1つのICカードが選択的に通過可能なカードスロットを有するとともに、第1および第2のICカードの電極部を電気的に接続する複数のコンタクト端子群を有し、第1または第2のICカードを収容するICカード収容部と、ICカード収容部に、ICカードの着脱方向に沿って摺動しつつ昇降動可能に設けられ、第1のICカードがカードスロットを通じてICカード収容部に装着されるとき、第1のICカードの進行端が一方のコンタクト端子群に向かうようにICカードの進行端を誘導する第1の位置の状態をとり、第2のICカードがカードスロットを通じてICカード収容部に装着されるとき、第2のICカードの進行端が他方のコンタクト端子群に向かうように誘導する第2の位置の状態をとるカード誘導部と、カード誘導部の端に連結され、第1および第2のICカードの着脱方向に沿って延在する案内部とを有する誤挿入防止用可動部材と、第1および第2のICカードごとの着脱に応じて誤挿入防止用可動部材のカード誘導部に第1の位置または第2の位置をとらせる位置制御機構部と、を備え、誤挿入防止用可動部材の案内部は、ICカードの幅方向に沿った誤挿入防止用可動部材のカード誘導部の移動を規制するようにICカード収容部の周縁に形成されるスリットに挿入されて案内されることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明に係るICカード用コネクタによれば、誤挿入防止用可動部材は、ICカードの幅方向に沿った誤挿入防止用可動部材の移動を規制するようにICカード収容部の周縁に形成される開口部に挿入されて案内される案内部を有するのでICカードの誤った着脱のときでも、誤挿入防止用可動板の姿勢がその幅方向に傾くことを回避できる。
図2は、本発明に係るICカード用コネクタの一例の外観を示す。
斯かるICカード用コネクタは、所定の電子機器、例えば、携帯電話機、電話機、PDA、カメラ等の内部に配されるものとされる。
図2に示されるICカード用コネクタは、例えば、そのカード収容部に図2または図4に示される矢印の示す方向に沿って着脱可能に収容されるICカードとしてのメモリカード、例えば、MMCカード(multi media card)(商標)MC、または、miniSDカード(商標)MSCのうちのいずれかの電極部と所定の電子機器の内部に配される信号入出力用等の基板の接続端子部とを電気的に接続するものとされる。
MMCカードMCは、例えば、厚さ約1.4mm、縦横の寸法がそれぞれ約32mm、約24mmに設定されている。また、miniSDカードMSCは、例えば、厚さ約1.4mm、縦横の寸法がそれぞれ約21.5mm、約20mmに設定されている。
ICカード用コネクタは、収容されるMMCカードMCまたはminiSDカードMSCに対する電気的接続を行う複数のコンタクト端子等が配列されるベース部材12と、ベース部材12と協働して各カードの複合の収容部を形成するカバー部材10とを含んで構成されている。
門形状断面形状を有するカバー部材10は、薄板の金属材料で形成されている。カバー部材10の一方の側面部には、図2に示されるように、後述するベース部材12の爪部がそれぞれ、係合される係合孔10e,10f,10gおよび10hがその爪部に対応して形成されている。カバー部材10の他方の側面部には、後述するベース部材12の爪部がそれぞれ、係合される複数の係合孔(不図示)が形成されている。
従って、カバー部材10は、その各係合孔10e〜10h等と、ベース部材12の各爪部とがそれぞれ係合されることにより、ベース部材12に対し固定されることとなる。
また、図2に示されるように、カバー部材10の両側面部を連結する上面部における中央部には、開口部10aが形成されている。開口部10aの周縁には、後述する誤挿入防止用可動板を下方に向けて付勢する板状の弾性片10Dの一端が連結されている。弾性片10Dの他端は、開口部10a内に突出している。また、開口部10aに隣接して複数の開口部10b、および10cが所定の間隔をもって形成されている。
その上面部における一方の側面部側には、後述するイジェクト機構20におけるカムレバーを移動可能に支持する押さえバネ10Eが設けられている。弾性を有する押さえバネ10Eの基端部は、カバー部材10に一体に形成されている。押さえバネ10Eは、例えば、カバー部材10の一部がプレス加工によりその内側に向けて打ち抜かれて形成されている。従って、カバー部材10における押さえバネ10Eに対応する部分の周囲には、開口が形成されている。
ベース部材12におけるカード収容部25は、図5および図6に示されるように、上方、および後述するコンタクト端子固定部側とは反対側の端部が、開口している。カード収容部25は、その上方側部分に、MMCカードMCが収容され、その下方側部分にその一部重複してminiSDカードMSCが収容されるような複合的な収容部とされる。
その開口端部は、図14に拡大されて示されるように、挿入されるMMCカードMCおよびminiSDカードMSCの形状に対応した階段形状の横断面を有している。図14において、その開口端部は、略長方形横断面を有しminiSDカードMSCが通過する第1の案内部12Saと、大小の略長方形を重ねたような横断面を有しMMCカードMCが通過する第2の案内部12Sbとにより形成されている。
第2の案内部12Sbの横幅は、挿入されるMMCカードMCの両側部に対し所定の隙間を形成するようにその下方に形成される第1の案内部12Saの横幅よりも大に設定されている。また、第1の案内部12Saの横幅は、挿入されるminiSDカードMSCの両側部に対し所定の隙間を形成するように設定されている。
これにより、MMCカードMCおよびminiSDカードMSCの進行方向側の端部は、それぞれ、上方側に、または、下方側に向けて第2の案内部12Sbおよび第1の案内部12Saに案内されて通過することとなる。
従って、上述のカバー部材10によりベース部材12が覆われることにより、カード収容部25の一方の端部にMMCカードMCおよびminiSDカードMSCのうちの一方が選択的に通過される共通のカードスロットが形成されることとなる。
ベース部材12は、例えば、成形樹脂材料で一体に成形されている。ベース部材12は、図6に示されるように、MMCカードMCおよびminiSDカードMSCが着脱可能に収容されるカード収容部25の両側部をそれぞれ形成する側壁12WR、12WLと、miniSDカードMSC用のコンタクト端子16ai(i=1〜11)、MMCカードMC用のコンタクト端子18ai(i=1〜13)が配されるコンタクト端子固定壁部12WFとを含んで構成されている。
側壁12WLの外面には、図6に示されるように、それぞれ、爪部12ne、12nf、12ng、および12nhが形成されている。側壁12WRの外面にも、図示が省略されるが、同様な爪部が複数箇所に形成されている。
例えば、複数のコンタクト端子18aiは、図5に示されるように、所定の相互間隔で側壁12WR,12WLに対して略平行に、カード収容部25におけるコンタクト端子固定壁部12WFに近い部分に配列されている。また、複数のコンタクト端子16aiは、所定の相互間隔で側壁12WR,12WLに対して略平行に、カード収容部25におけるカードスロットに近い位置に配列されている。
コンタクト端子18aiは、弾性を有しMMCカードMCのコンタクトパッドに当接し電気的に接続される接点部と、配線基板(不図示)の電極部に半田付け固定され電気的に接続される半田付端子部と、その接点部と半田付端子部とを相互に連結し、ベース部材12に固定される固定部とを含んで構成されている。コンタクト端子18aiは、薄板金属材料、例えば、バネ用燐青銅で作られる。コンタクト端子18aiの固定部は、図示が省略されるが、コンタクト端子固定壁部12WFに形成される溝に、コンタクト端子固定壁部12WFに形成される透孔を通じてMMCカードMCの挿入方向とは反対方向の側から圧入されることにより、ベース部材12に固定されている。
コンタクト端子16aiは、弾性を有しminiSDカードMSCのコンタクトパッドに当接し電気的に接続される接点部と、上述の配線基板の電極部に半田付け固定され電気的に接続される半田付端子部と、その接点部と半田付端子部とを相互に連結し、ベース部材12に固定される固定部とを含んで構成されている。コンタクト端子16aiは、薄板金属材料、例えば、バネ用燐青銅で作られる。コンタクト端子16aiの固定部は、図5に示されるように、カード収容部25の底部に形成される溝に、miniSDカードMSCの挿入方向側から圧入されることにより、ベース部材12に固定されている。
また、コンタクト端子18aiおよび16aiの半田付端子部は、それぞれ、コンタクト端子固定壁部12WFの孔を通じて外部に向けて突出している。
コンタクト端子固定壁部12WFの上端の略中央部には、図8に拡大されて示されるように、カバー部材10の折曲部が挿入され係合される溝12Rが所定の幅で形成されている。カバー部材10の折曲部のスリット10Fには、後述する誤挿入防止用可動板14の案内部14Gが移動可能に挿入され突出している。
側壁12WRの内側部分には、図6に示されるように、MMCカードMCをカード収容部25に保持するとともに、カード収容部25からMMCカードMCを選択的に排出するイジェクト機構が設けられている。
イジェクト機構は、ベース部材12に対し移動可能に支持され、MMCカードMCを選択的に保持するイジェクタ部材と、ベース部材12のコンタクト端子固定壁部12WFに隣接する壁およびイジェクタ部材相互間に介装され、イジェクタ部材をMMCカードMCの排出方向に付勢するコイルスプリングと、MMCカードMCの着脱操作に応じてイジェクタ部材を選択的にベース部材12に対し保持または解放する制御を行うイジェクト部材制御部と、を含んで構成されている。
イジェクト部材制御部は、特開2004−311416号公報にも示されるようなイジェクタ部材における側壁12WR側に形成された略ハート形状のカム要素(ハートカム)と、ハートカムの周囲に形成された複数の段差部からなるレバー案内溝と、一方の端部が側壁12WRの孔に連結され、他方の端部がレバー案内溝に沿って摺動せしめられる門形状のカムレバーと、上述のカバー部材10の押えバネ10E(図2参照)とを含んで構成されている。
押えバネ10Eは、カムレバーの屈曲された先端をレバー案内溝の案内面に対し摺接するように付勢するものとされる。これにより、カムレバーの一端部が、イジェクト部材の動作に追従してレバー案内溝を構成する各案内溝を順次、経由して案内され、ハートカムに形成されるカム面に一旦、保持されることによって、MMCカードMCを伴うイジェクタ部材がカード収容部25内に保持されることとなる。そして、MMCカードMCのさらなる押し込み操作により、そのカムレバーの一端部が、カム面から離隔されるとき、MMCカードMCを伴うイジェクタ部材がコイルスプリングの付勢力によりカード排出方向に移動せしめられる。
さらに、カード収容部25におけるカバー部材10と上述のコンタクト端子18aiおよび16aiとの間には、カード誤挿入防止機構が設けられている。
カード誤挿入防止機構は、カバー部材10の真下に固定され、ロック部材22Aおよび22Bを有するロック部材支持体22と、ロック部材支持体22の両側面部の内側にそれぞれカードの着脱方向に沿って移動可能に配され、一端が後述するカード誤挿入防止用可動板14に連結される一対の可動板駆動部材26と、miniSDカードMSCの上方の部屋への侵入を阻止するカード誤挿入防止用可動板14と、可動板駆動部材26を初期位置に戻すように付勢するリターンスプリング24とを主な要素として含んで構成されている。
ロック部材支持体22は、図6および図7に示されるように、略中央部に開口部22aを有している。開口部22aの周縁における2箇所には、それぞれ、ロック部材22A,22Bが形成されている。ロック部材22Aの一端は、ロック部材支持体22に弾性変位可能に結合されている。ロック部材22Aの他端は、図示が省略される可動板駆動部材26の突起部に係合されている。
ロック部材22Bの一端は、図9に拡大されて示されるように、ロック部材支持体22に弾性変位可能に結合されている。ロック部材22Bの他端は、鉤状の係止部22bを有している。係止部22bは、可動板駆動部材26の突起片26bに選択的に係合するものとされる。これにより、可動板駆動部材26におけるカードの挿入方向に沿った移動が規制される、即ち、ロック状態とされる。また、係止部22bは、挿入されたMMCカードMCの端部により上方に向けて押し上げられる場合、可動板駆動部材26の突起片26bに対し非係合状態とされるので可動板駆動部材26が解放され移動可能となり、アンロック状態とされる。
板状の可動板駆動部材26は、ロック部材22A,22Bに向けて突出する突起片26bと、ロック部材支持体22の側面に形成される長孔22dを介して突出するスプリング受け26aとを一端側に有している。また、可動板駆動部材26の他端側には、図示が省略されるが、後述するカード誤挿入防止用可動板14の突起片14cが挿入され連結される長孔を有する端部が形成されている。これにより、可動板駆動部材26がMMCカードMCの端部によりリターンスプリング24の付勢力に抗して押圧され移動せしめられることにより、カード誤挿入防止用可動板14がカード挿入方向に沿って移動せしめられることとなる。
スプリング受け26aには、リターンスプリング24の一端が係合されている。リターンスプリング24の他端は、側壁12WLの段部に係合されている。これにより、MMCカードMCが排出される場合、可動板駆動部材26がカード誤挿入防止用可動板14とともにリターンスプリング24の付勢力により初期の位置に戻されることとなる。
カード誤挿入防止用可動板14は、図6および図7に示されるように、ロック部材支持体22の真下の位置に移動可能に配されている。
略T字状のカード誤挿入防止用可動板14は、図1に示されるように、可動板駆動部材26がロック状態のとき、miniSDカードMSCの進行を下方に向けて導くカード誘導部14Dと、カード誘導部14Dの端に略垂直に交わるように連結されカード誤挿入防止用可動板14を案内する案内部14Gとを含んで構成されている。
カード誘導部14Dの両側面部には、図1および図5に示されるように、ロック部材支持体22の各案内溝22Gにそれぞれ係合される突起片14b、14cが所定の間隔で形成されている。また、カード誘導部14Dの長手方向の一方の端部には、各突起片14cに隣接して突起片14aが略平行に一対形成されている。
平板状の案内部14Gは、カード誘導部14Dの略中央部から長手方向に沿って一方側に偏倚した位置に連結されている。案内部14Gは、その中央部に長孔14gを有している。案内部14Gの一端は、図8に示されるように、カバー部材10の矩形状のスリット10Fに移動可能に挿入されている。これにより、カード誤挿入防止用可動板14は、スリット10Fに案内されながら移動せしめられるので移動中、不所望に傾いた状態となる虞がない。
斯かる構成において、MMCカードMCがカード収容部25に装着される場合、図10および図12に示されるように、カードスロットを通過するMMCカードMCの先端部により、ロック部材22Aおよび22Bの係止22bが押圧され、各可動板駆動部材26がアンロック状態とされるとき、各可動板駆動部材26がカード収容部25内に向かってリターンスプリング24の付勢力に抗して移動せしめられる。これにより、可動板駆動部材26の長孔に連結される突起片14cを有するカード誤挿入防止用可動板14は、その突起片14bが案内溝22Gに係合され、また、突起片14cが長孔を介して案内溝22Gに係合され、摺動された後上昇せしめられることにより、カバー部材10の内面に当接し、また、図11に示されるように、MMCカードMCがカード誤挿入防止用可動板14の真下を通過しつつ上述のイジェクト部材により所定位置に保持されることとなる。一方、MMCカードMCがカード収容部25から取り出される場合、MMCカードMCがさらに若干押し込まれることにより、イジェクト機構のコイルスプリングの付勢力により、イジェクト部材とともにMMCカードMCが排出方向に移動せしめられるとともに、カード誤挿入防止用可動板14が下降し始め、リターンスプリング24の付勢力により初期位置に戻される。
miniSDカードMSCがカード収容部25の正規の位置に装着される場合、各可動板駆動部材26がロック状態とされるので挿入されたminiSDカードMSCの先端が、カード誤挿入防止用可動板14の誘導部14Dの端部でその真下に向けて規制され、正規の下方の部位の導入されることとなる。
一方、図13に示されるように、miniSDカードMSCがカード収容部25における上部側に誤って挿入され、ロック部材22Aまたは22Bの係止部22bが押圧され、複数の可動板駆動部材26のうちの一方だけがアンロック状態とされる。この場合、miniSDカードMSCがカード誤挿入防止用可動板14を押圧するように強引にさらに押し込まれたときであっても、カード誤挿入防止用可動板14は、その幅方向の姿勢がその案内部14Gの端部により規制されているのでその幅方向に傾くことがなく、従って、カード誤挿入防止用可動板14の側面部が対向するロック部材支持体22の側面部に干渉し故障の原因となる虞がない。
本発明に係るICカード用コネクタの一例において用いられるカード誤挿入防止用可動板の外観を示す斜視図である。 本発明に係るICカード用コネクタの一例の外観を示す斜視図である。 図2に示される例における平面図である。 図2に示される例における側面図である。 図2に示される例における縦断面図である。 図2に示される例において、カバー部材を外した状態を示す斜視図である。 図6に示される状態を示す平面図である。 図2に示される例における一部を拡大して示す拡大斜視図である。 図6に示される状態で一部を拡大して示す拡大斜視図である。 図2に示される例における動作説明に供される平面図である。 図2に示される例における動作説明に供される平面図である。 図10に示される平面図における縦断面図である。 図2に示される例における動作説明に供される平面図である。 図2に示される例における正面図である。
符号の説明
10 カバー部材
10F スリット
12 ベース部材
14 誤挿入防止用可動板
16ai,18ai コンタクト端子
22 ロック部材支持体
24 リターンスプリング
25 収容部
26 可動板駆動部材

Claims (3)

  1. 形状が互いに異なる第1および第2のICカードのうちの1つのICカードが選択的に通過可能なカードスロットを有するとともに、該第1および第2のICカードの電極部を電気的に接続する複数のコンタクト端子群を有し、該第1または第2のICカードを収容するICカード収容部と、
    前記ICカード収容部に、前記ICカードの着脱方向に沿って摺動しつつ昇降動可能に設けられ、前記第1のICカードが前記カードスロットを通じて前記ICカード収容部に装着されるとき、該第1のICカードの進行端が一方のコンタクト端子群に向かうように該ICカードの進行端を誘導する第1の位置の状態をとり、前記第2のICカードが前記カードスロットを通じて該ICカード収容部に装着されるとき、該第2のICカードの進行端が他方のコンタクト端子群に向かうように誘導する第2の位置の状態をとるカード誘導部と、該カード誘導部の端に連結され、前記第1および第2のICカードの着脱方向に沿って延在する案内部とを有する誤挿入防止用可動部材と、
    前記第1および第2のICカードごとの着脱に応じて前記誤挿入防止用可動部材のカード誘導部に前記第1の位置または第2の位置をとらせる位置制御機構部と、を備え、
    前記誤挿入防止用可動部材の案内部は、前記ICカードの幅方向に沿った該誤挿入防止用可動部材のカード誘導部の移動を規制するように前記ICカード収容部の周縁に形成されるスリットに挿入されて案内されることを特徴とするICカードコネクタ。
  2. 前記スリットは、前記ICカード収容部の一部を構成するカバー部材に形成されることを特徴とする請求項1記載のICカードコネクタ。
  3. 形状が互いに異なる第1および第2のICカードのうちの1つのICカードが選択的に通過可能なカードスロットを有するとともに、該第1および第2のICカードの電極部を電気的に接続する複数のコンタクト端子群を有し、該第1または第2のICカードを収容するICカード収容部と、
    前記ICカード収容部に、前記ICカードの着脱方向に沿って摺動しつつ昇降動可能に設けられ、前記第1のICカードが前記カードスロットを通じて前記ICカード収容部に装着されるとき、該第1のICカードの進行端が一方のコンタクト端子群に向かうように該ICカードの進行端を誘導する第1の位置の状態をとり、前記第2のICカードが前記カードスロットを通じて該ICカード収容部に装着されるとき、該第2のICカードの進行端が他方のコンタクト端子群に向かうように誘導する第2の位置の状態をとるカード誘導部と、該カード誘導部の端に連結され、前記第1および第2のICカードの着脱方向に沿って延在する案内部とを有する誤挿入防止用可動部材と、
    前記第1および第2のICカードごとの着脱に応じて前記誤挿入防止用可動部材のカード誘導部に前記第1の位置または第2の位置をとらせる位置制御機構部と、を備え、
    前記誤挿入防止用可動部材の案内部の一端は、前記ICカードの幅方向に沿った該誤挿入防止用可動部材のカード誘導部の移動を規制するように前記ICカード収容部の周縁に形成されるスリットに挿入されて案内されるとともに、該スリットを通じて外部に向けて突出することを特徴とするICカードコネクタ。
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