JP4347610B2 - 個人情報保護方法、個人情報保護プログラム及び携帯電話端末 - Google Patents

個人情報保護方法、個人情報保護プログラム及び携帯電話端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、個人情報保護方法、個人情報保護プログラム及び携帯電話端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、GSM(Global System for Mobile Communications )方式と呼ばれる携帯電話端末が利用されている。このGSM方式の携帯電話は、メモリカードの一種であるSIM(Subscriber Identity Module)カードを装着する。このSIMカードには、携帯電話としての電話番号、ユーザID及び電話帳などの個人情報が記憶される。そして、GSM方式の携帯電話は、SIMカードが装着されることにより、SIMカードの所有者の携帯電話端末として機能する。このため、故障や電池切れなどのハードウエア障害により携帯電話端末が使用不能となった場合、他の携帯電話端末に自分のSIMカードを装着することにより、自分の電話番号や電話帳などが使用できるという利点を有する。
【0003】
しかしながら、携帯電話端末を紛失したり盗まれたりする場合がある。この場合、SIMカードは、通常、携帯電話端末の内部に収容されているため、SIMカードに記憶されている個人情報などを悪用されるおそれがある。そこで、SIMカードに記憶されている個人情報の漏出を防止する技術が開示されている(例えば、特許文献1。)。
【0004】
この特許文献1においては、SIMカードが挿入された携帯電話端末が紛失又は盗難されると、そのSIMカードの所有者は、他の電話機からその携帯電話端末に対して無効化コードを送信する。これにより、SIMカードの情報をロックし使用不能状態にすることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−177682号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1に記載の技術では、個人情報の漏出を防止するためには、SIMカードの所有者等が無効化コードを送る必要がある。すなわち、SIMカードの紛失又は盗難に気が付かなければ、無効化コードを送信してSIMカードの情報をロックすることができない。このため、無効化コードが送信される前に、SIMカードの個人情報が漏出する可能性があった。
【0007】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、個人情報の漏出の可能性を、より低減することのできる個人情報保護方法、個人情報保護プログラム及び携帯電話端末を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、メモリカードに記憶されている個人情報を記憶可能な記憶手段と、前記メモリカードに対して有線により送受信を行う第1のインターフェイスと、前記メモリカードに対して無線により送受信を行う第2のインターフェイスと、前記記憶手段を制御する制御手段とを備える携帯電話端末における前記個人情報を保護する個人情報保護方法であって、前記制御手段が、前記第1のインターフェイスを介して前記メモリカードに接続して、前記個人情報を前記メモリカードから読み出して前記記憶手段に書き込む記録段階と、前記第1のインターフェイスから前記メモリカードが切り離されたときに、前記制御手段が、前記第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知する検知段階と、前記検知の結果に基づいて前記記憶手段に記憶されている個人情報を保護するための保護処理を実行する保護処理段階とを含むことを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の個人情報保護方法において、前記検知段階は、所定時間間隔で前記メモリカードの検知を実行することを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の個人情報保護方法において、前記保護処理は、前記メモリカードの検知ができず、かつ前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに実行されることを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の個人情報保護方法において、前記検知段階は、前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに、前記メモリカードの検知を実行することを要旨とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の個人情報保護方法において、前記保護処理は、少なくとも第1の保護処理及び第2の保護処理とから構成され、前記記憶手段に対する第1の保護処理を行った後、前記第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知できない場合には、第2の保護処理を段階的に行うことを要旨とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の個人情報保護方法において、前記保護処理は、前記個人情報が記録された記憶手段に対する処理の実行を拒否する処理を含むことを要旨とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1つに記載の個人情報保護方法において、前記保護処理は、前記記憶手段に記録された前記個人情報を消去する処理を含むことを要旨とする。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1つに記載の個人情報保護方法において、前記保護処理は、個人情報を保護することを知らせる警告処理であることを要旨とする。
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1つに記載の個人情報保護方法において、前記個人情報保護方法は、第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知可能な場合には、前記制御手段が、前記第1のインターフェイスを介して、前記記憶手段において更新された情報を前記メモリカードに追加するための書き込む段階を更に含むことを要旨とする。
【0017】
請求項10に記載の発明は、メモリカードに記憶されている個人情報を記憶可能な記憶手段と、前記メモリカードに対して有線により送受信を行う第1のインターフェイスと、前記メモリカードに対して無線により送受信を行う第2のインターフェイスと、前記記憶手段を制御する制御手段とを備える携帯電話端末における前記個人情報を保護する個人情報保護プログラムであって、前記制御手段を、前記第1のインターフェイスを介して前記メモリカードに接続して、前記個人情報を前記メモリカードから読み出して前記記憶手段に書き込む記録手段、前記第1のインターフェイスから前記メモリカードが切り離されたときに、前記第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知する検知手段、及び前記検知の結果に基づいて前記記憶手段に記憶されている個人情報を保護するための保護処理を実行する保護処理手段として機能させることを要旨とする。
【0018】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の個人情報保護プログラムにおいて、前記検知手段は、所定時間間隔で前記メモリカードの検知を実行することを要旨とする。
【0019】
請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の個人情報保護プログラムにおいて、前記保護処理は、前記メモリカードの検知ができず、かつ前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに実行されることを要旨とする。
【0020】
請求項13に記載の発明は、請求項10に記載の個人情報保護プログラムにおいて、前記検知手段は、前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに、前記メモリカードの検知を実行することを要旨とする。
【0021】
請求項14に記載の発明は、請求項10〜13のいずれか1つに記載の個人情報保護プログラムにおいて、前記保護処理は、少なくとも第1の保護処理及び第2の保護処理とから構成され、前記記憶手段に対する第1の保護処理を行った後、前記第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知できない場合には、第2の保護処理を段階的に行うことを要旨とする。
【0022】
請求項15に記載の発明は、請求項10〜14のいずれか1つに記載の個人情報保護プログラムにおいて、前記保護処理は、前記個人情報が記録された記憶手段に対する処理の実行を拒否する処理を含むことを要旨とする。
【0023】
請求項16に記載の発明は、請求項10〜15のいずれか1つに記載の個人情報保護プログラムにおいて、前記保護処理は、前記記憶手段に記録された前記個人情報を消去する処理を含むことを要旨とする。
【0024】
請求項17に記載の発明は、請求項10〜16のいずれか1つに記載の個人情報保護プログラムにおいて、前記保護処理は、個人情報を保護することを知らせる警告処理であることを要旨とする。
【0025】
請求項18に記載の発明は、請求項10〜17のいずれか1つに記載の個人情報保護プログラムにおいて、前記個人情報保護プログラムは、前記制御手段を、第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知可能な場合には、前記制御手段が、前記第1のインターフェイスを介して、前記記憶手段において更新された情報を前記メモリカードに追加するための書き込む手段として更に機能させることを要旨とする。
【0026】
請求項19に記載の発明は、メモリカードに記憶されている個人情報を記憶可能な記憶手段と、前記メモリカードに対して有線により送受信を行う第1のインターフェイスと、前記メモリカードに対して無線により送受信を行う第2のインターフェイスと、前記記憶手段を制御する制御手段とを備える携帯電話端末であって、前記制御手段は、前記第1のインターフェイスを介して前記メモリカードに接続して、前記個人情報を前記メモリカードから読み出して前記記憶手段に書き込む記録手段、前記第1のインターフェイスから前記メモリカードが切り離されたときに、前記第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知する検知手段、及び前記検知の結果に基づいて前記記憶手段に記憶されている個人情報を保護するための保護処理を実行する保護処理手段を備えたことを要旨とする。
【0027】
請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の携帯電話端末において、前記検知手段は、所定時間間隔で前記メモリカードの検知を実行することを要旨とする。
【0028】
請求項21に記載の発明は、請求項19又は20に記載の携帯電話端末において、前記保護処理は、前記メモリカードの検知ができず、かつ前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに実行されることを要旨とする。
【0029】
請求項22に記載の発明は、請求項19に記載の携帯電話端末において、前記検知手段は、前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに、前記メモリカードの検知を実行することを要旨とする。
【0030】
請求項23に記載の発明は、請求項19〜22に記載の携帯電話端末において、前記保護処理は、少なくとも第1の保護処理及び第2の保護処理とから構成され、前記記憶手段に対する第1の保護処理を行った後、前記第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知できない場合には、第2の保護処理を段階的に行うことを要旨とする。
【0031】
請求項24に記載の発明は、請求項19〜23のいずれか1つに記載の携帯電話端末において、前記保護処理は、前記個人情報が記録された記憶手段に対する処理の実行を拒否する処理を含むことを要旨とする。
【0032】
請求項25に記載の発明は、請求項19〜24のいずれか1つに記載の携帯電話端末において、前記保護処理は、前記記憶手段に記録された前記個人情報を消去する処理を含むことを要旨とする。
【0033】
請求項26に記載の発明は、請求項19〜25のいずれか1つに記載の携帯電話端末において、前記保護処理は、個人情報を保護することを知らせる警告処理であることを要旨とする。
【0034】
請求項27に記載の発明は、請求項19〜26のいずれか1つに記載の携帯電話端末において、前記携帯電話端末は、第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知可能な場合には、前記制御手段が、前記第1のインターフェイスを介して、前記記憶手段において更新された情報を前記メモリカードに追加するための書き込む手段を更に備えることを要旨とする。
【0035】
(作用)
請求項1、10又は19に記載の発明によれば、個人情報を記録したメモリカードを携帯電話端末とは別に保持することができるので、携帯電話端末を紛失等した場合にもメモリカードを確保することができる。
【0036】
更に、メモリカードが携帯電話端末から取り出されると、制御手段はメモリカードの検知を行う。そして、メモリカードの検知結果から、メモリカードを携帯するユーザから携帯電話端末が離れている場合には、記憶手段に記憶された個人情報の保護処理が行われる。すなわち、携帯電話端末がユーザから離れると、自動的に携帯電話端末内の個人情報に対して保護処理が行われるため、個人情報の漏洩を極力低減することができる。
【0037】
請求項2、11又は20に記載の発明によれば、所定時間毎に制御手段はメモリカードの検出を繰り返し行うので、携帯電話端末が身近にないことをユーザが認識していなくても、制御手段が検出したときには、自動的に個人情報が保護される。従って、個人情報の漏出をいっそう低減することができる。
【0038】
請求項3、12又は21に記載の発明によれば、ユーザが故意に携帯電話から離れて、メモリカードが携帯電話から離れた場合には、保護処理を行われない。通常、個人情報が悪用される場合には、ユーザが携帯電話から離れた後に、個人情報を記憶している記憶手段に対して何らかの処理が行われる。従って、ユーザが離れても、記憶手段に何の処理も行われない場合には、制御手段は保護処理を行わないため、検知処理の頻度を低減しながら処理を行うようにすることができる。
【0039】
請求項4、13又は22に記載の発明によれば、個人情報を記憶している記憶手段に対して何らかの処理が行われた後に、メモリカードの検出を行う。そして、携帯電話端末は、メモリカードの検出に基づいて、ユーザが携帯電話端末から離れている場合には、直ちに個人情報を保護する。このため、検知処理の頻度を低減しながら、より効果的に個人情報の漏出をいっそう低減することができる。
【0040】
請求項5、14又は23に記載の発明によれば、ユーザから携帯電話端末が離れてからの時間経過によって、保護処理を段階的に強化することができる。このため、個人情報の漏洩をいっそう低減することができるとともに、携帯電話端末が離れたときの時間経過が短いときには携帯電話端末の通常機能を迅速に回復させることができる。
【0041】
請求項6、15又は24に記載の発明によれば、例えば、検知ができなかった場合には、個人情報が記憶されている記憶手段に対する処理が行われないので、個人情報の漏洩を低減することができる。
【0042】
請求項7、16又は25に記載の発明によれば、例えば、検知ができなかった場合には、記憶手段に記憶された個人情報が消去されるため、携帯電話端末から個人情報がなくなる。また、消去された個人情報は、ユーザが携帯しているメモリカードにある。従って、携帯電話端末から個人情報の漏洩をいっそう低減することができるとともに、個人情報は手元に残すことができる。
【0043】
請求項8、17又は26に記載の発明によれば、個人情報を保護することを知らせる警告処理が行われる。この警告処理において、携帯電話端末からの個人情報の漏出についての注意がユーザなどに促されるので、個人情報の漏洩をより効果的に低減することができる。
【0044】
請求項9、18又は27に記載の発明によれば、個人情報に新たな情報を個人情報に追加してメモリカードに記憶されることができる。従って、メモリカードの情報を適宜更新することができるので、携帯電話端末が紛失等した場合でも、更新されているメモリカードに基づいて新しい情報を得ることができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
図1に示すように、携帯電話端末10は、GSM方式の携帯電話機である。携帯電話端末10は、メモリカードとしてのSIMカード20が装着可能であり、このSIMカード20に記憶されているデータに基づいて通話が可能となって携帯電話として機能する。また、本実施形態においてSIMカード20は、通常、SIMカードホルダ30に収容された状態でユーザによって携帯される。
【0046】
携帯電話端末10は、複数のボタン11と及びディスプレイ12を有している。ボタン11は、複数の入力ボタンと機能ボタンとを含んでいる。入力ボタンは通話相手の電話番号やメールアドレスを入力するときに用いられるボタンであり、機能ボタンは電話の切断や通話状態及びメールの送受信などを行うときに用いられるボタンである。ディスプレイ12は、電話番号、メールアドレス、メールの内容、スケジュール及びメッセージなどを表示するための出力手段である。
【0047】
更に、携帯電話端末10は、スピーカ(受話手段)13、マイク(送話手段)14及びアンテナ15を備えている。スピーカ13は、電話の通話相手からの音声を出力する。マイク14は、ユーザが発した音声を入力する。更に、アンテナ15は、図示しない基地局と無線により交信して、通話の音声信号やメールのデータ信号などの送受信を行う。
【0048】
一方、携帯電話端末10は、SIMカード20が内部に収納可能となっており、図示しない挿入口を介してSIMカード20が装着又は離脱される。また、携帯電話端末10の内部には、前記SIMカードホルダ30と送受信を行うための図示しないアンテナが設けられている。
【0049】
次に、携帯電話端末10の電気的構成について図2を参照して説明する。
携帯電話端末10は、制御部100、ROM101、個人情報メモリ102、装着インターフェイス部103及び検知インターフェイス部104を備えている。本実施形態では、制御部100は検知手段、記録手段又は制御手段として機能する。また、個人情報メモリ102は記憶手段、装着インターフェイス部103は第1のインターフェイス、検知インターフェイス部104は第2のインターフェイスとして機能する。
【0050】
ROM101には、個人情報保護プログラムなどの各種プログラムが記憶される。また、制御部100は、図示しないRAMを備えている。この制御部100は、ROM101に記憶されている各種プログラムに従って各種処理(記録段階、検知段階及び保護処理段階を含む処理など)を実行し各部の制御を行う。
【0051】
個人情報メモリ102は、SIMカード20に記憶された個人情報が記憶される記憶部である。装着インターフェイス部103は、携帯電話端末10に装着されたSIMカード20と有線で情報の送受信を行う接触式のインターフェイスである。すなわち、制御部100は、装着インターフェイス部103を介して、携帯電話端末10に収容されたSIMカード20から情報を読み出し、その情報を個人情報メモリ102に記憶させたり、SIMカード20に新たな情報を書き込んだりする。
【0052】
検知インターフェイス部104は、所定帯域の無線を用いてSIMカードホルダ30と無線で送受信を行うインターフェイス部である。本実施形態では、2.4GHzの「Bluetooth」(商標名)技術を使った無線方式が用いられる。従って、制御部100は、この無線方式を用いて、図7に示す所定範囲A(例えば10m程度)内にあるSIMカードホルダ30との間で信号の送受信を行う。
【0053】
また、携帯電話端末10は、操作部111、表示部112、スピーカ部113、マイク部114及び電話網通信部115を有している。操作部111は、前記ボタン11を含んで構成されており、各ボタン11の操作に基づくボタン信号を制御部100に供給する。表示部112は、前記ディスプレイ12を含んで構成されており、制御部100からの信号を受けてディスプレイ12に各種表示を行う。スピーカ部113は、前記スピーカ13を含んで構成され、制御部100から受信した信号を変換してスピーカ13から音声を出力する。マイク部114は、前記マイク14を含んで構成され、マイク14に入力された音声を信号に変換し制御部100に供給する。電話網通信部115は、前記アンテナ15、復調部及び復調部を備え、前記基地局と音声信号やメール信号などの送受信を行う。
【0054】
次に、SIMカード20について図3を参照して説明する。
SIMカード20は、例えばプラスチックなどで構成される基板21と、この基板21の一部に形成されたコネクタモジュール22とを含んで構成されている。コネクタモジュール22には、その表面にコネクタ(接続端子)が形成されている。このコネクタは、SIMカード20が携帯電話端末10に装着されたときに、前記装着インターフェイス部103と接続するように構成されている。
【0055】
また、コネクタモジュール22には、SIMメモリ23が内蔵されている。このSIMメモリ23には、個人情報230及びアクセスコードデータ240が記憶されている。個人情報230は、電話識別データ231、メールアドレスデータ232、メール・電話帳データ233及びスケジュールデータ234を含む。この電話識別データ231は、SIMカード20を識別する番号(電話番号等)である。従って、SIMカード20が携帯電話端末10に装着された場合、電話識別データ231に記録された電話番号の携帯電話端末10として機能することになる。
【0056】
メールアドレスデータ232は、SIMカード20を用いた携帯電話端末10のメールアドレスのデータである。メール・電話帳データ233は、通話を行う相手先の電話番号やメールを送信する相手先のメールアドレスなどのデータである。このメール・電話帳データ233は、携帯電話端末10のユーザによりボタン11を介して入力されてRAMに記憶された後に、SIMメモリ23に記憶される。スケジュールデータ234は、年月日及び曜日から構成されるカレンダーデータと、前記ボタン11を介して入力された予定表のデータとから構成されている。
【0057】
アクセスコードデータ240は、携帯電話端末10が、SIMカード20を収納したSIMカードホルダ30を特定するために用いるデータである。このアクセスコードデータ240は、装着インターフェイス部103を介して前記制御部100により設定される。また、アクセスコードデータ240は、携帯電話端末10にSIMカード20が装着される度に、新しいデータに更新される。
【0058】
一方、図1に示すように、SIMカード20を保持するSIMカードホルダ30は、SIMカード20を収容する空間を内蔵している。この空間は、挿入口31を介して外部と接続されている。また、挿入口31の側部には、排出ボタン32が設けられている。この排出ボタン32は、SIMカードホルダ30内に収容されたSIMカード20を排出させるためのボタンである。
【0059】
また、SIMカードホルダ30は、図示しない制御部、読出部及び送受信部を備えている。読出部は、SIMカードホルダ30に装着されたSIMカード20のSIMメモリ23からアクセスコードデータ240を読み出して制御部に供給する。送受信部は、制御部からの信号に基づいて携帯電話端末10と無線で送受信を行う。制御部は、読出部及び送受信部を制御し、携帯電話端末10との間でアクセスコードデータ240の送受信を制御する。
【0060】
次に、本実施形態の個人情報保護方法について、図4を用いて説明する。
携帯電話端末10の使用開始時には、まず携帯電話端末10に、挿入口を介してSIMカード20が装着される。この場合、携帯電話端末10の制御部100は、SIMカード20の装着を検知する(ステップS1−1)。この検知は、装着インターフェイス部103を介して行われる。
【0061】
次に、制御部100は、個人情報メモリ102に記憶されている電話識別データ231と、装着されたSIMカード20の電話識別データ231とが一致しているか否かを判断する(ステップS1−2)。具体的には、制御部100は、装着されたSIMカード20のSIMメモリ23に記憶されている電話識別データ231を装着インターフェイス部103を介して読み出す。そして、制御部100は、読み出した電話識別データ231と、個人情報メモリ102に記憶されている電話識別データ231とを比較する。
【0062】
そして、電話識別データ231が一致しない場合(ステップS1−2にてNOの場合)には、制御部100は、SIMカード20のSIMメモリ23から個人情報230を読み出して、個人情報メモリ102に記憶する(ステップS1−3)。なお、電話識別データ231が一致しない場合としては、例えば、個人情報メモリ102に何の情報も記憶されていない場合や、他のSIMカード20に関する電話識別データ231が記憶されている場合などである。
【0063】
次に、制御部100は、そのSIMカード20と携帯電話端末10との送受信を行う場合に用いるアクセスコードデータ240を設定する(ステップS1−4)。ここでは、まず、制御部100は、乱数を生成し、この乱数に基づいてアクセスコードデータ240を生成する。そして、制御部100は、生成したアクセスコードデータ240を個人情報メモリ102に記憶するとともに、SIMメモリ23にアクセスコードデータ240として記憶する。この場合、制御部100は、図6に示す取出許可画面500をディスプレイ12に出力する。取出許可画面500には、SIMカード20をSIMカードホルダ30に挿入する旨を促すメッセージが表示される。
【0064】
一方、通常使用の場合、制御部100の個人情報メモリ102に記憶されているメールアドレスデータ232、メール・電話帳データ233及びスケジュールデータ234を用いて携帯電話端末10が使用される。この通常使用において、ボタン11を介してユーザにより、新たなメールアドレスデータ232、メール・電話帳データ233及びスケジュールデータ234は、変更されて、携帯電話端末10の個人情報メモリ102に更新記録される。このため、携帯電話端末10の個人情報メモリ102に記録された電話識別データ231と、装着されたSIMカード20に記録された電話識別データ231が一致した場合(ステップS1−2にてYESの場合)には、制御部100は、個人情報メモリ102に記録されているデータを更新する(ステップS1−5)。そして、制御部100は、SIMメモリ23に対するデータの更新が完了すると、図6に示す取出許可画面500を表示する。
【0065】
その後、ユーザによりSIMカード20が携帯電話端末10から抜き取られた場合、制御部100は、SIMカード20の離脱を、装着インターフェイス部103を介して検知する(ステップS1−6)。
【0066】
そして、ユーザは、携帯電話端末10から抜き取ったSIMカード20をSIMカードホルダ30に収容する。その後、携帯電話端末10を携帯するユーザは、SIMカード20を格納したSIMカードホルダ30を携帯する。
【0067】
SIMカード20が離脱したことを検知した制御部100は、SIMカード確認処理を実行する(ステップS1−7)。このSIMカード確認処理は、所定時間毎(例えば3分毎)に、電源がオフ(ステップS1−8にてYES)となるまで繰り返し行われる。なお、電源がオフとなった場合(ステップS1−8にてYESの場合)には、制御部100は個人情報メモリ102に記憶された個人情報をすべて削除する(ステップS1−9)。
【0068】
次に、ステップS1−7のSIMカード確認処理を、図5〜図7を用いて説明する。
このSIMカード確認処理において、制御部100は、生成した第1の確認信号を検知インターフェイス部104から無線により送信する(ステップS2−1)。この確認信号は、制御部100が個人情報メモリ102に記憶したアクセスコードデータ240に基づいて生成する。
【0069】
携帯電話端末10から送信された確認信号は、図7に示すように、携帯電話端末10から所定範囲Aに届くものとする。このため、SIMカードホルダ30が所定範囲A内の位置Bにある場合には、SIMカードホルダ30は、携帯電話端末10からの確認信号に対して、アクセスコードデータ240に関する応答信号を携帯電話端末10に対して送り返す。そして、SIMカードホルダ30からの応答信号を受信した場合(ステップS2−2にてYESの場合)、携帯電話端末10の制御部100は、SIMカード確認処理を終了する。
【0070】
一方、携帯電話端末10をユーザが離れた場所に置き忘れたり、携帯電話端末10が盗難されたりすることにより、図7に示すように位置Cにある場合、SIMカードホルダ30は携帯電話端末10からの所定範囲A外にあることになる。この場合、ステップS2−1で携帯電話端末10の制御部100が送信した確認信号は、SIMカードホルダ30に届かない。このため、SIMカードホルダ30は、携帯電話端末10に対して応答信号を送信することができない。
【0071】
このように、携帯電話端末10がSIMカードホルダ30からの応答信号を受信できない場合(ステップS2−2にてNOの場合)、制御部100は保護処理を実行する(ステップS2−3)。本実施形態では、この段階では、制御部100は個人情報メモリ102に記憶された個人情報をロックする(アクセス不能にする)。
【0072】
すなわち、制御部100は、ボタン11が操作されて操作部111からの操作信号を受けても、その信号に基づく処理や表示を行わない。更に、制御部100は保護処理を行ったことを知らせる警告処理を行う。すなわち、制御部100は、マイク14から警告音を発生させるとともに、ディスプレイ12に図6に示す表示画面510を表示する。この表示画面510には、個人情報メモリ102に記憶された情報をロックした旨が表示される。
【0073】
そして、個人情報をロックしてから所定時間(例えば30分)経過すると、制御部100は、第2の確認信号を送信する(ステップS2−4)。この第2の確認信号は、上述した第1の確認信号と同様に、アクセスコードデータ240に基づいて生成される。
【0074】
このとき、位置Cのように、SIMカードホルダ30が携帯電話端末10から所定範囲A外にあり、応答信号を受信できなかった場合(ステップS2−5にてNOの場合)、制御部100は、更に保護処理を実行する(ステップS2−6)。本実施形態では、さらなる保護処理として、制御部100は、個人情報メモリ102に記憶されている情報を削除する。そして、制御部100は、図6に示すように個人情報を削除した旨の表示画面520を表示する。
【0075】
一方、制御部100から第2の確認信号が送信されたときに、位置Bのように、携帯電話端末10から所定範囲A内に再びSIMカードホルダ30が位置していた場合には、SIMカードホルダ30は確認信号に対応した応答信号を送信する。応答信号を受信した場合(ステップS2−5にてYESの場合)、携帯電話端末10の制御部100はロックの解除を行う(ステップS2−7)。
【0076】
このとき、制御部100は、図6に示すロック解除を示す表示画面530をディスプレイ12に表示する。そして、ロックの解除に応じて、制御部100は、ボタン11の操作に応じて処理や表示を行う通常使用に戻る。
【0077】
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・本実施形態では、個人情報を記録したSIMカード20は、通常、携帯電話端末10とは別に携帯するので、携帯電話端末10を紛失等した場合にもSIMカード20は確保することができる。
【0078】
更に、SIMカード20が携帯電話端末10から取り出されると、制御部100は、SIMカード確認処理(ステップS1−7)を行う。この確認処理により、制御部100は、携帯電話端末10がSIMカード20を携帯したユーザから離れたと判断すると、個人情報メモリ102の個人情報230をロックする(ステップS2−3)。すなわち、携帯電話端末10がユーザから離れると、自動的に携帯電話端末10内の個人情報230に対して保護処理が行われるため、個人情報230の漏洩を極力低減することができる。
【0079】
・本実施形態では、所定時間間隔毎に、SIMカード確認処理(ステップS1−7)を行った。そして、SIMカード20を保持するユーザが携帯電話端末10の所定範囲A外になったときには、制御部100が自動的に個人情報230の保護処理を実行する。このため、ユーザ自身が、携帯電話端末10が身近にないことを認識していない場合であっても、個人情報の漏出を低減することができる。
【0080】
・本実施形態では、制御部100は、アクセスコードデータ240に基づいて生成された確認信号を用いてSIMカード20が収容したSIMカードホルダ30の存在の検知を行う。このアクセスコードデータ240は、個人情報230とは別に設定される。従って、個人情報が漏出するようなことにはならない。仮に、SIMカード20の位置を検知する確認信号が盗み取られたとしても、SIMカード20が携帯電話端末10に挿入される度に設定されるので、個人情報の漏出のおそれを、いっそう低減することができる。
【0081】
・本実施形態では、第2の確認信号でSIMカード20が検出できなかったときは、個人情報メモリ102のデータを削除した。すなわち、携帯電話端末10から個人情報を消去することにより、携帯電話端末10からの個人情報の漏洩を、より確実に防止することができる。
【0082】
・本実施形態では、第1の確認信号でSIMカード20を検出できなかったときは、個人情報230がロックされ、更に時間が経過してもSIMカード20を検出できなかったときは、個人情報メモリ102のデータを消去した。すなわち、SIMカード20を携帯しているユーザから携帯電話端末10が離れてからの時間経過によって、保護が段階的に強化される。このため、携帯電話端末10が所定時間内にSIMカード20を再度検知できた場合には、携帯電話端末10の通常機能を迅速に回復することができる。
【0083】
・本実施形態では、個人情報メモリ102に記憶された新たな個人情報をステップS1−5においてSIMメモリ23の個人情報230に追加して記憶した。従って、SIMカード20の個人情報230を適宜更新することができるので、携帯電話端末10が紛失等した場合でも、更新されているメモリカードに基づいて新しい情報を得ることができ、携帯電話端末10の通常機能をいっそう迅速に回復することができる。
【0084】
・本実施形態では、携帯電話端末10の制御部100は、個人情報230をロックすると共に、スピーカ13から警告音を発生させ、表示画面510としてディスプレイ12に表示する。このため、ユーザは、警告音を聞いたり表示画面510を見たりすることにより、保護処理が行われたことを知ることができる。
【0085】
・本実施形態では、携帯電話端末10内の個人情報メモリ102やSIMメモリ23に必要な情報の記録を完了したときに、制御部100はその旨を表示する取出許可画面500をディスプレイ12に表示する。このため、ユーザはSIMカード20を携帯電話端末10から取り出すタイミングを把握ことができる。従って、SIMカード20の取り出し忘れを防止し、より確実に個人情報の流出を防止することができる。
【0086】
・本実施形態では、装着インターフェイス部103を介してSIMカード20の検知を無線で行った。従って、この無線の種類によって、携帯電話端末10からSIMカード20の所定範囲Aを適宜設定することができる。
【0087】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、SIMカード20のみが携帯電話端末10内に収納可能であった。これに代えて、SIMカード20を収容したSIMカードホルダ30ごと携帯電話端末10内に収容可能にしてもよい。また、携帯電話端末10の外部にSIMカードホルダ30を取り付け、携帯電話端末10の制御部100は、SIMカードホルダ30を介して個人情報230を取得して個人情報メモリ102に記憶させるようにしてもよい。
【0088】
○上記実施形態では、保護処理として、個人情報へのアクセスを拒否したり、警告音を鳴らす警告処理をしたり、個人情報を削除したりした。これに代えて、携帯電話端末10の電源を切る処理をしてもよい。本実施形態では、携帯電話端末10の電源を切ることにより個人情報が削除されるので、結果として保護処理が行われる。また、携帯電話端末10にGPS(Global Positioning System )が搭載されている場合には、携帯電話端末10から基地局にGPSの信号を送信して、携帯電話端末10の現在位置情報を得るようにしてもよい。
【0089】
○上記実施形態では、SIMカードホルダ30が携帯電話端末10から所定範囲Aにない場合に、ロックを行うとともに携帯電話端末10から警告音を発生させた。この代わりに、SIMカードホルダ30にスピーカを設け、SIMカードホルダ30から警告音を発生させるようにしてもよい。ユーザは、携帯電話端末10よりもSIMカードホルダ30を常に携帯していることが多いため、ユーザは、携帯電話端末10を置き忘れたことや携帯電話端末10が盗難されたことをより早く知ることができる。
【0090】
○上記実施形態では、SIMカード確認処理(ステップS1−7)は、約5分ごとに繰り返し行った。この所定時間を短くすれば、携帯電話端末10からSIMカード20が離れたことをすぐに検知できる。また、所定時間を長くすれば、SIMカード20を検知するための確認信号の送信回数が少なくなるので、送信に要する電力が小さくなり、節電することができる。
【0091】
○上記実施形態では、携帯電話端末10からの信号に応答した信号を送信するSIMカードホルダ30内にSIMカード20を収容して、SIMカード20を携帯した。これに代えて、SIMカード20を、アンテナを備えたICタグとしてもよい。ICタグにすることにより、携帯電話端末10の信号に対応した信号をSIMカード20自体が送信することができるため、SIMカードホルダ30を省略することができる。
【0092】
○上記実施形態では無線として「Bluetooth」(商標名)を用いたが、これに限られるものではなく、例えば無線LANなど他の無線技術を用いてもよい。
【0093】
○上記実施形態では、携帯電話端末10からSIMカード20が所定範囲A内にないと判断できるときに、すぐに個人情報メモリ102に記憶されている個人情報をロックした。これに代えて、携帯電話端末10からSIMカード20が所定範囲Aになく、更にボタン11を介して個人情報メモリ102にアクセスを行う動作がされたときに、個人情報230にロックを行うようにしてもよい。この場合には、ユーザがSIMカード20を携帯したまま、故意に携帯電話端末10から離れた場合であっても、異常がなかった場合にはロックを行わない。このため、制御部100は異常がなかった場合には、ロック及びその解除を行わないため、携帯電話端末10を節電することができる。
【0094】
○上記実施形態では、SIMカード20が離脱されると、携帯電話端末10は、図5に示すSIMカード確認処理を繰り返し行うようにした。これに代えて、携帯電話端末10からSIMカード20が離脱され、個人情報メモリ102にアクセスを行う動作がされたときに、SIMカード確認処理を行うようにしてもよい。この場合には、個人情報を記憶している個人情報メモリ102に対して何らかの処理が行われた後に、SIMカード20の検知を行う。そして、SIMカード20が遠くにありユーザが離れている場合には、携帯電話端末10は直ちに個人情報を保護する。このため、検知処理の頻度を低減しながら、より効果的に個人情報の漏出をいっそう低減することができる。
【0095】
また、個人情報メモリ102に対して何らかの処理が行われたときに、SIMカード20の検知を行って保護処理を行う機能は、ユーザの選択により設定することができるようにしてもよい。更に、この機能を、個人情報メモリ102に対して行われる処理の種類に応じて設定可能としてもよい。例えば、メール・電話帳データ233に対してアクセスが行われたときには、SIMカード20の検知を必ず行い、スケジュールデータ234に対してアクセスが行われたときには、SIMカード20の検知を行わないようにしてもよい。
【0096】
【発明の効果】
本発明によれば、個人情報を記録したメモリカードを携帯電話端末とは別に保持できるので、携帯電話端末を紛失等した場合にもメモリカードを確保できる。更に、携帯電話端末からメモリカードを取り出した場合には、第2のインターフェイスを介して検知できる場合に個人情報を読み出すことができる。そして、メモリカードを有しているユーザから携帯電話端末が離れた場合には、自動的に個人情報の保護処理が実行され、携帯電話端末からの個人情報の漏洩を極力低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の携帯電話端末及びSIMカードホルダの外観構成図。
【図2】 携帯電話端末の電気的構成を示すブロック図。
【図3】 SIMメモリに記憶されている情報のデータ構成図。
【図4】 実施形態における個人情報保護方法の処理手順の流れ図。
【図5】 図4におけるSIMカード確認処理の処理手順の流れ図。
【図6】 携帯電話端末においてディスプレイに表示される画面図。
【図7】 携帯電話端末とSIMカードホルダとの位置関係を示す図。
【符号の説明】
10…携帯電話端末、20…メモリカードとしてのSIMカード、100…制御手段としての制御部、102…記憶手段としての個人情報メモリ、103…第1インターフェイスとしての装着インターフェイス部、104…第2のインターフェイスとしての検知インターフェイス部、230…個人情報。

Claims (27)

  1. メモリカードに記憶されている個人情報を記憶可能な記憶手段と、前記メモリカードに対して有線により送受信を行う第1のインターフェイスと、前記メモリカードに対して無線により送受信を行う第2のインターフェイスと、前記記憶手段を制御する制御手段とを備える携帯電話端末における前記個人情報を保護する個人情報保護方法であって、
    前記制御手段が、
    前記第1のインターフェイスを介して前記メモリカードに接続して、前記個人情報を前記メモリカードから読み出して前記記憶手段に書き込む記録段階と、
    アクセスコードを作成する段階と、
    前記第1のインターフェイスを介して前記アクセスコードを前記メモリカードに書き込む段階と、
    前記アクセスコードを前記携帯電話端末における前記記憶手段に書き込む段階と、
    前記第1のインターフェイスから前記メモリカードが切り離されたときに、前記制御手段が、前記第2のインターフェイスを介して前記アクセスコードが書き込まれたメモリカードを検知する検知段階と、
    前記検知の結果に基づいて前記記憶手段に記憶されている個人情報を保護するための保護処理を実行する保護処理段階と
    を含むことを特徴とする個人情報保護方法。
  2. 前記検知段階は、所定時間間隔で前記メモリカードの検知を実行することを特徴とする請求項1に記載の個人情報保護方法。
  3. 前記保護処理は、前記メモリカードの検知ができず、かつ前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに実行されることを特徴とする請求項1又は2に記載の個人情報保護方法。
  4. 前記検知段階は、前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに、前記メモリカードの検知を実行することを特徴とする請求項1に記載の個人情報保護方法。
  5. 前記保護処理は、少なくとも第1の保護処理及び第2の保護処理とから構成され、
    前記記憶手段に対する第1の保護処理を行った後、前記第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知できない場合には、第2の保護処理を段階的に行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の個人情報保護方法。
  6. 前記保護処理は、前記個人情報が記録された記憶手段に対する処理の実行を拒否する処理を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の個人情報保護方法。
  7. 前記保護処理は、前記記憶手段に記録された前記個人情報を消去する処理を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の個人情報保護方法。
  8. 前記保護処理は、個人情報を保護することを知らせる警告処理であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の個人情報保護方法。
  9. 前記個人情報保護方法は、
    第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知可能な場合には、前記制御手段が、前記第1のインターフェイスを介して、前記記憶手段において更新された情報を前記メモリカードに追加するための書き込む段階を更に含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の個人情報保護方法。
  10. メモリカードに記憶されている個人情報を記憶可能な記憶手段と、前記メモリカードに対して有線により送受信を行う第1のインターフェイスと、前記メモリカードに対して無線により送受信を行う第2のインターフェイスと、前記記憶手段を制御する制御手段とを備える携帯電話端末における前記個人情報を保護する個人情報保護プログラムであって、
    前記制御手段を、
    前記第1のインターフェイスを介して前記メモリカードに接続して、前記個人情報を前記メモリカードから読み出して前記記憶手段に書き込む記録手段、
    アクセスコードを作成する手段、
    前記第1のインターフェイスを介して前記アクセスコードを前記メモリカードに書き込む手段、
    前記アクセスコードを前記携帯電話端末における記憶手段に書き込む手段、
    前記第1のインターフェイスから前記メモリカードが切り離されたときに、前記第2のインターフェイスを介して前記アクセスコードが書き込まれたメモリカードを検知する検知手段、及び
    前記検知の結果に基づいて前記記憶手段に記憶されている個人情報を保護するための保護処理を実行する保護処理手段
    として機能させることを特徴とする個人情報保護プログラム。
  11. 前記検知手段は、所定時間間隔で前記メモリカードの検知を実行することを特徴とする請求項10に記載の個人情報保護プログラム。
  12. 前記保護処理は、前記メモリカードの検知ができず、かつ前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに実行されることを特徴とする請求項10又は11に記載の個人情報保護プログラム。
  13. 前記検知手段は、前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに、前記メモリカードの検知を実行することを特徴とする請求項10に記載の個人情報保護プログラム。
  14. 前記保護処理は、少なくとも第1の保護処理及び第2の保護処理とから構成され、
    前記記憶手段に対する第1の保護処理を行った後、前記第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知できない場合には、第2の保護処理を段階的に行うことを特徴とする請求項10〜13のいずれか1つに記載の個人情報保護プログラム。
  15. 前記保護処理は、前記個人情報が記録された記憶手段に対する処理の実行を拒否する処理を含むことを特徴とする請求項10〜14のいずれか1つに記載の個人情報保護プログラム。
  16. 前記保護処理は、前記記憶手段に記録された前記個人情報を消去する処理を含むことを特徴とする請求項10〜15のいずれか1つに記載の個人情報保護プログラム。
  17. 前記保護処理は、個人情報を保護することを知らせる警告処理であることを特徴とする請求項10〜16のいずれか1つに記載の個人情報保護プログラム。
  18. 前記個人情報保護プログラムは、
    前記制御手段を、
    第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知可能な場合には、前記制御手段が、前記第1のインターフェイスを介して、前記記憶手段において更新された情報を前記メモリカードに追加するための書き込む手段として更に機能させることを特徴とする請求項10〜17のいずれか1つに記載の個人情報保護プログラム。
  19. メモリカードに記憶されている個人情報を記憶可能な記憶手段と、前記メモリカードに対して有線により送受信を行う第1のインターフェイスと、前記メモリカードに対して無線により送受信を行う第2のインターフェイスと、前記記憶手段を制御する制御手段とを備える携帯電話端末であって、
    前記制御手段は、
    前記第1のインターフェイスを介して前記メモリカードに接続して、前記個人情報を前記メモリカードから読み出して前記記憶手段に書き込む記録手段、
    アクセスコードを生成する手段、
    前記アクセスコードを生成する手段により生成されたアクセスコードを、前記第1のインターフェイスを介して前記メモリカードに書き込む手段、
    前記作成されたアクセスコードを、前記携帯電話端末における前記記憶手段に書き込む手段、
    前記第1のインターフェイスから前記メモリカードが切り離されたときに、前記第2のインターフェイスを介して前記アクセスコードが書き込まれたメモリカードを検知する検知手段、及び
    前記検知の結果に基づいて前記記憶手段に記憶されている個人情報を保護するための保護処理を実行する保護処理手段
    を備えたことを特徴とする携帯電話端末。
  20. 前記検知手段は、所定時間間隔で前記メモリカードの検知を実行することを特徴とする請求項19に記載の携帯電話端末。
  21. 前記保護処理は、前記メモリカードの検知ができず、かつ前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに実行されることを特徴とする請求項19又は20に記載の携帯電話端末。
  22. 前記検知手段は、前記制御手段が前記個人情報を読み出すための指令信号を受信したときに、前記メモリカードの検知を実行することを特徴とする請求項19に記載の携帯電話端末。
  23. 前記保護処理は、少なくとも第1の保護処理及び第2の保護処理とから構成され、
    前記記憶手段に対する第1の保護処理を行った後、前記第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知できない場合には、第2の保護処理を段階的に行うことを特徴とする請求項19〜22に記載の携帯電話端末。
  24. 前記保護処理は、前記個人情報が記録された記憶手段に対する処理の実行を拒否する処理を含むことを特徴とする請求項19〜23のいずれか1つに記載の携帯電話端末。
  25. 前記保護処理は、前記記憶手段に記録された前記個人情報を消去する処理を含むことを特徴とする請求項19〜24のいずれか1つに記載の携帯電話端末。
  26. 前記保護処理は、個人情報を保護することを知らせる警告処理であることを特徴とする請求項19〜25のいずれか1つに記載の携帯電話端末。
  27. 前記携帯電話端末は、
    第2のインターフェイスを介して前記メモリカードを検知可能な場合には、前記制御手段が、前記第1のインターフェイスを介して、前記記憶手段において更新された情報を前記メモリカードに追加するための書き込む手段を更に備えることを特徴とする請求項19〜26のいずれか1つに記載の携帯電話端末。
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