JP4347609B2 - 膀胱癌検査キット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、染色体を分析して膀胱癌を検査する検査キットに関する。
【0002】
【従来の技術】
膀胱癌の癌化では染色体の脱落が起こり、染色体、4p、8p、9p、9q、11p、や17p部位における高頻度のヘテロ接合性の消失(loss of heterozygosity:LOH)が報告されている(非特許文献1〜5参照)。従って、これらのLOHを検出することで、膀胱癌についての有効な検査を行うことができる。しかしながら、この方法では、膀胱癌から摘出した組織細胞を用いており、より簡便な方法が切望されている。
【0003】
特許文献1には、初期膀胱癌患者の尿中から回収した核酸を用いて、9番染色体のLOHを解析し、膀胱癌を検査する方法が開示されている。この検査法は9番染色体の短腕部(9p)と長腕部(9q)において一塩基多型部位(SNP)および、繰り返し単位の差が1単位以上であるマイクロサテライト型多型部位を利用して、9番染色体の欠失を検出している。9番染色体上の遺伝子多型の存在する領域を、PCR法で増幅後、該PCR産物の末端を平滑化処理し、得られた核酸断片を一本鎖核酸高次構造多型解析法(SSCP)で解析し、該遺伝子多型部位のLOHを検出する方法である。
【0004】
【非特許文献1】
Cancer Res. 54 p784-788 Spruck III等(1994 )
【非特許文献2】
Cancer Genet. Cytogenet. 77 p118-124 Matsuya等(1994)
【非特許文献3】
Lancet 342p469-471 Dalbagni等(1993)
【非特許文献4】
Cancer Res. 54 p531-538 Knowles 等(1994)
【非特許文献5】
Cancer Res. 50 p7081-7083 Olumi 等(1990)
【特許文献1】
特開平11−341999号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1の検査方法では、長腕末端付近(9q32−q34.3)において利用したVAV2遺伝子領域内の遺伝子多型部位ではヘテロ接合体の頻度が低く、LOH解析が不可能な場合があった。このため、従来の膀胱癌検査方法においては、長腕末端付近における染色体の欠損を同定することが困難であり、有効な検査を行えないといった問題があった。
本発明の目的は、長腕末端付近における染色体の欠損の効率的な同定に関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者が鋭意検討した結果、9番染色体に存在するABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位を利用してLOHを検出することで、9番染色体の長腕末端領域の欠損を効率よく検出できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】
本発明に係る膀胱癌検査キットは、9番染色体のABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位を含む領域を効率的に増幅できるプライマーを含んでいる。ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位においては、集団内におけるヘテロ接合体である頻度(ヘテロ接合性)が非常に高い。このため、ABO式血液型遺伝子に存在する多型部位を用いてLOHを検出することにより、当該多型部位近傍の欠失、言い換えれば、9番染色体長腕末端近傍の欠失を確実に検出することができる。
以下、上記及びその他の本発明の新規な特徴と効果について図面を参酌して説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明を適用する膀胱癌検査方法は、ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位を含む9番染色体の遺伝子多型部位群を解析する工程aと、上記遺伝子多型部位群解析の結果、ヘテロ接合性の消失(LOH)を検出する工程bとを含む。なお、本発明に係る膀胱癌検査方法において、膀胱癌とは、一部修正して行ったWHOのグレード分類ではG1以下の初期癌を、TMN分類(tumor-nodes-metastasis pathological staging system:American joint Committee on Cancer(1988))ではpTaあるいはpTis等の表在性膀胱癌を含む意味である。
【0009】
工程a
「ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位」とは、図1に示すように、染色体9q34.1部位から9q34.2部位の範囲に存在する遺伝子多型部位を意味する。具体的には、当該遺伝子多型部位は、ABO式血液型遺伝子における遺伝子エクソン6内に存在する遺伝子多型部位を意味する。より具体的には、当該遺伝子多型部位は、GeneBankにおける登録番号AF134412に示されたcDNAの開始コドンから数えて261番目の塩基、及び/又は297番目の塩基を意味する。ここで、261番目の遺伝子多型部位は、遺伝子型がグアニン又はグアニン欠失であり、297番目の遺伝子多型部位は、遺伝子型がグアニン又はアデニンである。なお、ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位としては、これらに限定されず、例えば、Hum Genet (1996) 97: 777-783に開示されている遺伝子多型部位を使用することもできる。
【0010】
「遺伝子多型部位群」とは、少なくとも、上記ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位を含む意味である。遺伝子多型部位群は、上記ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位と、9番染色体に存在するその他の遺伝子多型部位とを含む意味であっても良い。その他の遺伝子多型部位としては、特に限定されないが、特開平11−341999号公報に開示されているD9S304、D9S303、ALDOB、D9S775及びVAV2等を挙げることができる。ここで、ALDOBは、9番染色体上のヒトのアルドラーゼB遺伝子(ALDOB)のイントロン8における1塩基置換の遺伝子多型を意味し、9q22上と同定されている(Am. J. Hum.Genet. 52 p835-840 Brooks 等(1993))。また、VAV2は、9q34上と同定されたVAV2遺伝子上のT/C置換の遺伝子多型であり、コスミドクローンL196C8株の塩基配列の測定データ(Gene Bank 登録番号AC002111)に基づいており、国立がんセンター中央病院で見出されたものである。さらに、D9S304、D9S303及びD9S775は、4塩基単位の繰り返しであるマイクロサテライト型多型であり、ゲノムデータベース(インターネット上のアドレス:http://gdbwww.gdb.prg/)から情報入手できる。
【0011】
工程aにおける解析とは、解析の結果に基づいて、その後の工程bにおいてヘテロ接合性の消失を検出できるような解析を意味する。具体的に工程aにおける解析においては、該遺伝子多型部位群を構成する個々の遺伝子多型部位(ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位を含む)を含む領域を増幅させるような、いわゆる核酸増幅法を実施し、その後、核酸フラグメントの増幅の有無を検定する。
【0012】
本発明に係る膀胱癌検査方法においては、工程aに先立って検査対象の試料を調製してもよいし、予め調製された試料に対して検査を行っても良い。検査対象の試料としては、例えば、尿等の生体試料を使用することができる。また、生体試料とは、腫瘍組織自体も含む意味である。腫瘍組織は手術や生体検査などにより採取することもできる。
【0013】
尿とは、集団検診、健康診断、ドック検診、郵送検診などの検診尿や、病院における外来・入院患者尿で、膀胱癌の検査や再発など、膀胱癌の早期発見を必要とするもの等が挙げられ、特に限定されずこれらの全てが対象となる。また、採尿方法を工夫した特殊なデバイスで、尿中に脱落してくる細胞を効率よく集めたものも対象となる。
【0014】
工程aにおいて核酸増幅法を行う場合には、採取した試料から核酸を抽出する。核酸の抽出方法は、特に限定されず、従来公知の方法を使用することができる。例えば、尿中に存在する細胞から核酸を抽出することもできるし、その他検査対象の組織から採取した細胞から核酸を抽出することもできる。検査対象から尿を採取した場合には、尿中に脱落してきた本人の細胞由来の核酸を含むものであれば何でもよく、通常、尿中に脱落した新陳代謝された正常細胞及び/又は癌細胞由来の核酸を、種々の方法で効率よく抽出することができる。
【0015】
工程aにおいて核酸増幅方法は、特に限定されるものではないが、例えば、PCR法、鎖置換増幅法(SDA法)、等温遺伝子増幅法(ICAN法)、LAMP法などがある。いずれの方法においても、該ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位を含む領域を増幅できるプライマーを含む膀胱癌検査キットを用いて行うことができる。この膀胱癌検査キットに含まれるプライマーとしては、上述した「ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位」を含む領域を増幅できるものであれば、如何なる塩基配列からなるものであっても良い。
【0016】
例えば、プライマーとしては、配列番号1に示す塩基配列のうち連続する5塩基以上を含む第1のプライマーと、配列番号2に示す塩基配列のうち連続する5塩基以上を含む第2のプライマーとからなる一対のプライマーセットを挙げることができる。なお、第1のプライマーは配列番号1に示す塩基配列であっても良い。すなわち、第1のプライマーは5'-TCTCCATGTGCAGTAGGAAAGGATG-3'であってもよい。第2のプライマーは配列番号2に示す塩基配列であっても良い。すなわち、第2のプライマーは5'-CACAGTTAACCCAATGGTGGTGTT-3'であってもよい。また、プライマーとしては、図2に示す遺伝子エクソン6の部分配列を増幅するように設計されたプライマーであっても良い。
【0017】
9番染色体のABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位以外の遺伝子多型部位を含む領域を増幅する際には、当該領域の塩基配列情報に基づいてプライマーを設計することができる。その他の遺伝子多型部位として、例えば、D9S304、D9S303、ALDOB、D9S775又はVAV2を含む領域をそれぞれ増幅する際には、上述したデータベース等において近傍の塩基配列を取得し、取得した塩基配列に基づいてプライマーを設計することができる。
【0018】
また、これらプライマーを設計する際には、増幅する領域の長さが100〜200bpでとなるように設計することが好ましい。また、後述する工程bにおける核酸フラグメントの検出を容易にする目的等で、プライマーを標識することもできる。また、PCRを実施する際に標識した塩基成分(例えば燐の放射性標識塩基)を用いる方法、又は、PCRを実施した後に標識する方法により、核酸フラグメントを標識することができる。標識処理方法としては、後述する工程b後に検出し易いものであれば特に制限はなく、放射性物質、蛍光物質、化学発光物質、ビオチン(酵素標識アビジンで検出)を用いた標識方法を挙げることができる。プライマーに対しては、例えば、プライマーの末端を予めA.L.F.red(Cy5TM)amidite試薬(ファルマシア社)で蛍光標識したものを用いる。また、蛍光標識としてはアプライドバイオシステムズ社のFAMTM、TETTM、HEXTM、TAMRATM、ROXTMなども使用できる。これらの場合、プライマーの5’末端または3’末端のどちらか一方を標識すればよく、好ましくはプライマーの5’末端を標識したものを用いる。
【0019】
工程aでは、好ましくは検査対象の生体試料及び上述プライマーを用いて核酸増幅反応を行った後、核酸フラグメントの増幅の有無を検定する。核酸フラグメントの増幅の有無を検定するには、例えば、反応溶液を一本鎖DNA高次構造多型解析のための電気泳動に供する。より具体的には、上述した核酸増幅反応の後、核酸フラグメントの末端を平滑化処理し、その後、キャピラリー電気泳動装置を利用することができる。上述したように核酸フラグメントを標識しておくことによって、ラベルを指標として核酸フラグメントの有無を検定することができる。
【0020】
なお、工程aにおいては、後述する工程bでヘテロ接合性の消失を検出できる。つまり、遺伝子多型解析を実施可能な方法であれば、如何なる方法を用いてもよく、上述したような核酸増幅方法とそれに続くキャピラリー電気泳動法に限定されない。後述する工程bでヘテロ接合性の消失を検出できるような結果を示す方法としては、例えば、質量分析装置を利用した方法やRT−PCR法やブランチド核酸ハイブリダイゼーション法(b−核酸)等の方法や伸長反応時に生成される副産物をATPに変換し、これを利用して検出する方法や核酸マイクロアレイ等が利用できる。さらに、実際的には上述のような遺伝子多型解析において、定量的遺伝子多型解析が可能な方法が望ましい。
【0021】
質量分析装置を用いる場合には、上述した核酸増幅方法に際して、遺伝子多型部位のパターンに応じて長さの異なる核酸フラグメントを増幅できるようにプライマーを設計し、このプライマーを用いて核酸増幅を行う。その後、増幅した塩基長の異なる核酸フラグメントの質量を質量分析装置により測定することで核酸フラグメントの有無を検定することができる。
【0022】
また、工程aにおいては、核酸増幅方法における伸長反応の進行が遺伝子多型部位におけるパターンの違いに依存するようにプライマーを設計し、伸長反応が起こった場合に発生する副産物(ATP)を利用して発光を行う系で、汎用の発光測定装置で測定することができる。
【0023】
さらに、工程aにおいては、核酸マイクロアレイを用いることができる。これは異なる波長帯の蛍光標識で標識された同じ塩基配列を持つ2種類のプライマーセットを用いる。一方のプライマーセットを用いて、正常細胞より得られた核酸に対して、また、もう一方のプライマーセットを用いて疾患由来細胞より得られた核酸に対して各々PCRを行う。これより得られた正常細胞由来核酸増幅断片と疾患細胞由来核酸増幅断片とを混合し、その蛍光を核酸マイクロアレイにより測定する方法である。
【0024】
工程b
上述した工程aの後、工程bでは、上記工程aにおける遺伝子多型部位群解析の結果に基づいて、ヘテロ接合性の消失を検出する。「ヘテロ接合性の消失(LOH)」とは、ある遺伝子遺伝子多型部位のヘテロ接合体(父方と母方のアレルが異なる個体)で、一方のアレルが消失することを意味する。したがって、工程bにおいて、工程aの解析結果に基づいて、検査対象の9番染色体におけるヘテロ接合性を検出することによって、9番染色体のいずれか一方の(言い換えると、父方及び/又は母方由来の)少なくとも一部の欠失を検出することができる。9番染色体のいずれか一方の少なくとも一部の欠失とは、相同染色体である9番染色体の一方が完全に欠失したり、部分的に欠失した場合や、相同染色体の互いに異なる遺伝子部位に部分的な欠失を起こした場合を含むものである。
【0025】
上記工程aにおいて核酸増幅方法とそれに続くキャピラリー電気泳動法を行った場合には、当該電気泳動法によって核酸フラグメントの有無を検定することができるため、9番染色体におけるヘテロ接合性の消失を検出することができる。具体的には、核酸フラグメントを一本鎖DNA高次構造多型解析法(SSCP)で解析し、LOHを検出する方法である。特に、Taq-ポリメラーゼを使用したPCRによる核酸フラグメントの増幅後、このPCR産物の末端を平滑化処理し、得られた核酸フラグメントをSSCPで解析するLOHの検出方法は、特開平9−201199等に開示されている方法が利用できる。
【0026】
SSCPの結果としては、例えば、図3に示すように、核酸フラグメントに含まれる遺伝子多型部位のパターンに応じてアレル毎に異なるピークとして示すことができる。図3で示す各血液型のジェノタイプ(遺伝子型)は、2ヵ所の遺伝子多型部位の組合せにより複数存在する。より具体的には、A型、正式名称としてはA101型のジェノタイプは261番目の多型部位がグアニンで、297番目の多型部位がアデニンであり、B型(B101型)のジェノタイプでは261番目の多型部位がグアニンで、297番目の多型部位がグアニンである。同様に、O1型(O101型)のジェノタイプは261番目のグアニンが欠失しており、更に297番目がアデニンであり、O2型(O201型)のジェノタイプは261番目のグアニンが欠失し、297番目がグアニンである。ヒトの血液型を決定する遺伝子型は両親に由来する対立遺伝子の遺伝子型によって決定され、これら4つの遺伝子型の組合せにより、図3に示す合計10種類の組合せが存在する。さらに、実際の検体では全ての9番染色体が欠失しているとは限らないので、完全にピークが消失するのではなく図3のようにピークの減少として検出される。図3から分かるように、9番染色体の所定の領域が欠失している場合、欠失した領域に対応する核酸フラグメントのピークが、健常サンプルと比較して小さくなる。従って、図3に示す10種類のアレル毎に異なるピークを検出し、核酸フラグメントの有無を判定することによって、検査対象の9番染色体における欠失を特定することができる。
【0027】
また、上記工程aにおいて、核酸増幅の後に質量分析装置を用いて核酸フラグメントを遺伝子多型解析する場合には、質量分析装置それぞれが異なる質量の核酸フラグメントとして検出でき、その結果から求めた核酸フラグメントの有無に基づいて9番染色体におけるヘテロ接合性の消失を検出することができる。
【0028】
特に、本発明に係る膀胱癌検査方法においては、ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位を用いてLOHを検出している。ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位においては、集団内におけるヘテロ接合体である頻度(ヘテロ接合性)が非常に高いため、9番染色体における当該遺伝子多型部位近傍の欠失を確実に検出することができる。言い換えれば、ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位を用いてLOHを検出することによって、9番染色体長腕末端近傍の欠失を確実に検出することができる。
【0029】
また、ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位として、例えば、遺伝子エクソン6の261番目の遺伝子多型部位及び297番目の遺伝子多型部位を用いる場合には、これら2つの遺伝子多型部位のうちいずれか一方がヘテロ接合体であればよいため、9番染色体における当該遺伝子多型部位近傍(9番染色体長腕末端近傍)の欠失をより確実に検出することができる。
【0030】
さらに、ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位に加えて、当該遺伝子多型部位以外の遺伝子多型部位を用いることによって、これらすべての遺伝子多型部位近傍の欠失を検出することができる。すなわち、工程aで解析する遺伝子多型部位を、9番染色体に存する遺伝子多型部位のなかから9番染色体の全体を網羅するように適宜選択することによって、9番染色体の全体にわたって欠失を検出することができる。例えば、ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位に加えて、上述したD9S304、D9S303、ALDOB及びD9S775についてLOHを検出することによって、9番染色体の全体に亘って欠失を検出することができる。このように、9番染色体の全体に亘って欠失を検出することによって、膀胱癌の悪性度を検査することができる。
【0031】
なお、上述した工程a及び工程bは、例えば図4に示す検査装置1において実行することができる。検査装置1は、生体試料から核酸を抽出する核酸抽出部2と、抽出した核酸を膀胱癌検査キットに含まれる反応溶液と混合する核酸混合部3と、反応溶液に含まれる核酸を鋳型として核酸増幅を実行する核酸増幅部4とを備える。また、検査装置1は、反応溶液に含まれる核酸フラグメントを検出する検出部5を備える。さらに、検査装置1は、核酸抽出部2と核酸混合部3と核酸増幅部4に関する操作条件等の入力及びこれら各部からデータ等が出力される操作・出力部7を備える。さらにまた、検査装置1は、検出部に対する操作条件等を入力し、検出部からの検出データが出力される操作・LOH解析部8を備える。
【0032】
このように構成された検査装置1を用いることによって、検査対象から採取した生体試料からの核酸の抽出、反応溶液の調製、反応溶液に含まれる核酸の増幅反応、及びLOHの検出を自動的に行うことができる。また、検査装置1を用いることによって、多数の検査対象の解析を同時に行うことができる。
【0033】
【実施例】
以下に、実験例及び実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらに限定されるものではない。
【0034】
実験例1
1.検体の入手
膀胱癌患者の検体は、次のようにして入手して処理後、LOHを解析するまで保存した。経尿道切除術(TUR)やバイオプシィーで入手した新鮮な組織の一部は、1.5mLのエッペンドルフチューブに入れ、−80℃で凍結保存した。尿は、内視鏡検査前に、自然排尿で、50mLの遠心チューブに採取した。この尿を、1000rpmで5分間遠心後、上清を捨て、沈渣を集めた。この沈渣に、40mLの生理食塩水を加えて再分散し、再度1000rpmで5分間遠心後、上清を捨て、残ったペレットを−80℃で凍結保存した。正常組織核酸は、末梢血の白血球(PBL)から抽出した。10mLの静脈血をヘパリン入りの採血管に採取し、3000rpmで15分間遠心後、血漿を廃棄した。この採血管に、0.2%の食塩水40mLを加えて溶血し、再度3000rpmで15分間遠心後、上清液を捨て、同様の操作を2回繰り返した。残ったペレットは、−80℃で凍結保存した。陰性対照には、良性の尿路疾患患者20例の尿と血液を採取し、膀胱癌患者の検体と同様に処理して、−80℃に凍結して保存した。
【0035】
2.核酸の抽出
上記1.で得られた凍結保存検体からの核酸の抽出は、プロテナーゼKで消化後、フェノール・クロロフォルムで抽出するデイビスら(Basic Method in Moleular Biology, Elsevir Science Publishing 社出版)や菅野らの(Lab. Invest. 68 p361-366 Sugano等(1993))の方法で行った。要約すると、65℃で15分間処理した検体に、1mg/mLプロテナーゼK、10mmol/LEDTA、0.4%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、150mmol/LNaClを含む10mmol/Lトリス−塩酸緩衝液を加えて37℃で一夜インキュベート後、この反応液に等量のフェノール:クロロフォルム=1:1溶液を加えて2回核酸を抽出した。抽出液に、0.1容の3mol/L酢酸ナトリウム溶液と2.5容の冷無水エタノールを加え、−20℃で2時間冷却し、核酸を沈殿させた。尿と癌組織のサンプルには、エタノール沈殿のキャリアーとして20μgのグリコーゲンを加え、核酸の回収率を向上させた。この溶液を遠心して沈殿物を集め、さらに、1mLの80%エタノールを加えて洗浄後、真空遠心濃縮機で沈殿を乾固した。この核酸を含む沈殿物は、TE緩衝液で再溶解した。
【0036】
3.蛍光標識オリゴヌクレオチドプライマーの調製
第9染色体上のABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位を含む領域を増幅するためのプライマーを表1にまとめた。
【0037】
【表1】
Figure 0004347609
【0038】
A.L.F.redTM(Cy5TM)amidite試薬(ファルマシア社)を用いて、配列番号1のPCR用プライマーの5’末端側を、indodicarbocyanine(Cy5)蛍光色素で標識した。遺伝子多型部位としては、第9番染色体上の、ABO式血液型遺伝子のエクソン6(ABOエキソン6)の部位を使用した。このABOエクソン6は染色体9q34.1部位から9q34.2部位と同定されているが、表1に示したプライマー配列は本発明者等が独自に膀胱癌再発検査に有用な遺伝子多型部位としてSSCP用に最適化したものである。
【0039】
4.PCR
生体試料より抽出したゲノム核酸(鋳型)0.1μg 、表1に示したプライマーを各1.0pM、10nMヌクレオチド3リン酸(dNTP)、10μMトリス塩酸緩衝液(pH8.3)、50mMKCl、1.5mMMgCl2、0.001%(w/v)ゼラチン、Taq核酸ポリメラーゼ(Perkin Elmer社)1.25unitを加え、全液量を25μlとした。この溶液について、以下の条件でPCRを行った。PCR増幅の条件は、95℃で12分間の初回変性の後、95℃で30秒、57℃で30秒及び72℃で30秒を1サイクルとして35サイクル、その後、72℃で7分間の伸長反応を行う条件とした。
【0040】
5.PCR産物の3’末端平滑化
PCRで増幅した核酸フラグメントは、Klenow fragment (宝酒造(株)製)で処理し、末端を平滑化した。5μL のPCR産物に、0.5 units の Klenow fragment1μlを加え、37℃で30分間反応し、反応後100mMEDTA1μl加えた(Genes. Chromosomes &Cancer 15 p157-164 Sugano等(1996))。
【0041】
6. 一本鎖DNA高次構造多型解析(SSCP解析)
末端平滑化した核酸フラグメントは、ポリアクリルアミドゲルとトリス・グリシンバッファー(Tris:15%(w/v)、Glycine:3.2%(w/v))を用いて、ファルマシア社の電気泳動装置A.L.F.redTMにより泳動条件18℃、25Wで1500分で解析を行った。
【0042】
実施例2
VAV2 ABO エクソン6におけるヘテロ接合体の割合の比較
9番染色体上の遺伝子多型部位がほぼ同じ場所(9q34)に位置するVAV2とABOエクソン6に関するヘテロ接合体とヘテロ接合体の割合(ヘテロ接合性)とを比較した(表2)。従来遺伝子遺伝子多型部位として使用していたVAV2では膀胱癌患者72例のうち30例がヘテロ接合体で、ヘテロ接合体の割合は約41.7%だった。これに対し、ABOエクソン6では膀胱患者72例の57例がヘテロ接合体で、ヘテロ接合体の割合は約79.2%だった。
【0043】
【表2】
Figure 0004347609
【0044】
表2に示した結果より、ABO式血液型遺伝子に存在する遺伝子多型部位を用いてLOHを検出することにより、9番染色体長腕末端近傍の欠失を効率的に検出でき、膀胱癌の検査性能を大幅に向上できることが明らかとなった。
【0045】
【発明の効果】
本発明よれば、9番染色体における長腕末端付近の欠損を効率的に同定できる。
【0046】
【配列表】
Figure 0004347609
Figure 0004347609

【図面の簡単な説明】
【図1】第9番染色体と第9番染色体におけるABO式血液型遺伝子を拡大して示す図である。
【図2】 ABOエクソン6の遺伝子配列構造を示す図である。
【図3】SSCP解析による出力を示す図である。
【図4】膀胱癌の検査を行う検査装置を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1…検査装置、2…核酸抽出部、3…核酸混合部、4…核酸増幅部
5…検出部

Claims (5)

  1. 検査対象の生体試料を用いて、9番染色体のABO式血液型遺伝子におけるエクソン6に存在する261番目の塩基及び/又は297番目の塩基に関する一塩基多型を解析する工程と、
    上記解析の結果に基づいて、上記多型部位に関するヘテロ接合性の消失を検出する工程と
    を含む膀胱癌検査方法。
  2. 検査対象の生体試料を用いて、9番染色体のABO式血液型遺伝子におけるエクソン6に存在する261番目の塩基及び/又は297番目の塩基に関する一塩基多型を解析する工程と、
    上記解析の結果に基づいて、9番染色体のいずれか一方の少なくとも一部の消失を検出する工程と
    を含む膀胱癌検査方法。
  3. 上記一塩基多型及びその他の多型部位を含む核酸断片を増幅し、増幅した核断片を用いて上記解析を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の膀胱癌検査方法。
  4. 上記解析は、一本鎖DNA高次構造多型解析であることを特徴とする請求項1又は2記載の膀胱癌検査方法。
  5. 上記一本鎖DNA高次構造多型解析はキャピラリー式電気泳動により実施することを特徴とする請求項4記載の膀胱癌検査方法。
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