JP4346325B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高圧油圧配管などに使用される管継手に関し、更に詳しくは、残圧が残っていてもそれを外部に逃がすことなく減圧できるようにした管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、高圧油圧配管などに使用される管継手は、筒状のアダプターの流路内に該流路を開閉する開閉弁を該流路に沿って移動自在に配設した雌継手と、筒状のニップルの流路内に該流路を開閉する開閉弁を該流路に沿って移動自在に配設した雄継手とからなり、雄継手を雌継手に挿入して連結することにより、両開閉弁を当接させて互いに反連結側に移動させることで開状態にしてアダプターとニップルの流路を連通するようになっている。
【0003】
通常、雌継手が高圧側に、雄継手が低圧側に接続されるが、高圧側の雌継手内に高い残圧が残った状態で雄継手を連結しなければならない場合がしばしば生じる。雌継手内に高い残圧があると、作業員が手で雄継手を押し込んで連結することが困難になるため、雌継手の開閉弁は、アダプターの流路内に該流路に沿って移動自在に配設した筒状のポペットバルブと、そのポペットバルブの内側路に摺動自在に配設した円柱状の内蔵バルブとからなる2分割構造に構成され、連結時に雄継手の開閉弁で残圧の負荷が小さい小径の内蔵バルブを押し込んで開状態にし、内側路から高い残圧を逃がすことで、雌継手内に高い残圧が残っていても作業員が手で容易に雄継手を雌継手に連結できるようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭52−126526号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した内側路から逃がした残圧は、アダプターとニップルとの隙間から外部に流出するため、高圧油圧配管では油が外部に放出され、周囲環境を汚染するという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、残圧が残っていてもそれを外部に逃がすことなく減圧し、作業員が手で雄継手を雌継手に常に容易に連結することが可能な管継手を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の管継手は、筒状のアダプターの流路内に該流路を開閉する第1開閉弁を該流路に沿って移動自在に配設した雌継手と、筒状のニップルの流路内に該流路を開閉する第2開閉弁を該流路に沿って移動自在に配設した雄継手とからなり、該雄継手を前記雌継手に挿入して連結することにより、前記第1開閉弁と前記第2開閉弁を当接させて互いに反連結側に移動させることで開状態にして前記アダプターの流路と前記ニップルの流路とを連通するようにした管継手において、前記第1開閉弁を、前記アダプターの流路内に該流路に沿って移動自在に配設され、前記アダプターの流路を開閉する筒状の第1ポペットバルブと、該第1ポペットバルブの内側路内に該内側路に沿って移動自在に配設され、該内側路を開閉する第1内蔵バルブとから構成し、
前記第2開閉弁を、前記ニップルの流路内に該流路に沿って移動自在に配設され、前記ニップルの流路を開閉する筒状の第2ポペットバルブと、該第2ポペットバルブの内側路内に該内側路に沿って移動自在に配設され、該内側路を開閉する第2内蔵バルブとから構成し、前記第1ポペットバルブの内側路と前記第2ポペットバルブの内側路を連通する筒状の連通体を、該内側路のいずれか一方の連結側に摺動自在に突設すると共に他方の内側路内に摺動自在に挿入可能に構成し、前記雄継手を前記雌継手に挿入した際に、前記第1ポペットバルブの内側路と前記第2ポペットバルブの内側路を連通した連通体が、更に前記第1内蔵バルブと前記第2内蔵バルブに当接して該第1内蔵バルブと第2内蔵バルブを反連結側に移動させて開状態にして、前記第1ポペットバルブの内側路と前記第2ポペットバルブの内側路が連通し、前記第1および第2内蔵バルブが反連結側に移動して開状態になった後、前記第1ポペットバルブと第2ポペットバルブが当接して互いに反連結側に移動することで開状態になる構成にしたことを特徴とする。
【0008】
上述した本発明の管継手によれば、高い残圧が残っていても第1,第2開閉弁のメインバルブである第1,第2ポペットバルブを開状態にする前に、開状態になって連通した雄継手と雌継手の第1,第2ポペットバルブの内側路を介して残圧を圧力の低い側に逃がすことができるので、残圧が残っていてもそれを外部に放出することなく減圧することができ、高圧油圧配管の場合には油が外部に流出するのを防止して周囲環境を汚染するのを回避することができる。
【0009】
残圧の負荷が小さい小径の内蔵バルブを移動させて開状態にし、内側路を介して高い残圧を逃がすので、高い残圧が残っていても作業員が手で雌継手と雄継手を容易に連結することが可能である。
【0010】
本発明の他の管継手は、筒状のアダプターの流路内に該流路を開閉する第1開閉弁を該流路に沿って移動自在に配設した雌継手と、筒状のニップルの流路内に該流路を開閉する第2開閉弁を該流路に沿って移動自在に配設した雄継手とからなり、該雄継手を前記雌継手に連結することにより、前記第1開閉弁と前記第2開閉弁を当接させて互いに反連結側に移動させることで開状態にして前記アダプターの流路と前記ニップルの流路とを連通するようにした管継手において、前記アダプターと前記ニップルとの間に該アダプターの流路と前記ニップルの流路とを連通する連通手段を外設したことを特徴とする。
【0011】
上述した本発明の他の管継手によれば、連通手段により圧力の低い側に残圧を逃がすことができるので、残圧が残っていてもそれを外部に放出することなく減圧することができる。また、連通手段より雌継手と雄継手の連結前に残圧を減圧することができるので、高い残圧が残っていても作業員が手で雌継手と雄継手を容易に連結することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1,2は、本発明の管継手の一例を示し、この管継手は、雌継手Aと雄継手Bとから構成されている。雌継手Aは、円筒状のアダプター1を有し、このアダプター1の内周側空洞部が流路2になっている。流路2の中間部には、この流路2を開閉する第1開閉弁3が流路2に沿って移動自在に配設されている。
【0014】
第1開閉弁3は、流路2に沿って移動自在に配設され、流路2を開閉する筒状の第1ポペットバルブ4と、この第1ポペットバルブ4の内側路5内に内側路5に沿って移動自在に配設され、内側路5を開閉する第1内蔵バルブ6とから構成されている。
【0015】
第1ポペットバルブ4は、連結側に位置する径大の環状のバルブ本体4Aと、このバルブ本体4Aから反連結側に延在する径小の管状部4Bとからなり、バルブ本体4Aの連結側が傾斜面4A1に形成され、この傾斜面4A1が流路2の傾斜壁面2aに当接することで、第1ポペットバルブ4が流路2を閉止する。傾斜面4A1に形成された環状溝にOリング7が配置され、このOリング7が傾斜壁面2aと当接してシールするようになっている。
【0016】
第1ポペットバルブ4の反連結側の流路2内には、第1ポペットバルブ4の移動をガイドするガイド体8が止め輪9でアダプター1に係止されている。ガイド体8は第1ポペットバルブ4の管状部4Bが摺動自在に挿入される円筒部8Aと、この円筒部8Aの外周側に周方向に沿って所定の間隔で突設した突起部8Bを有している。流路2の壁面に形成された環状溝に止め輪9が壁面から突出するように係止されており、図の例では第1ポペットバルブ4とガイド体8に介設されたコイル状のスプリング10の付勢により、止め輪9に突起部8Bが当接することで、ガイド体8がアダプター1に係止されている。
【0017】
また、第1ポペットバルブ4のバルブ本体4Aとガイド体8の突起部8Bとの間に介設されたコイル状のスプリング10により第1ポペットバルブ4のバルブ本体4Aを流路2の傾斜壁面2aに当接させた閉位置に常時付勢している。
【0018】
第1内蔵バルブ6は球状に構成され、第1ポペットバルブ4の内側路5の壁面5aに周方向に沿って環状に形成された凹部5b内に移動自在に収容されている。第1内蔵バルブ6の連結側が凹部5bの開口壁面5cに当接することで内側路5を密閉的に閉止するようになっている。
【0019】
第1内蔵バルブ6の反連結側の内側路5の凹部5b内には、第1内蔵バルブ6の反連結側への移動を規制する円筒状の第1ストッパー11が所定の距離だけ移動自在に配設されている。第1ストッパー11の外周側にコイル状の第1スプリング12が外装され、この第1スプリング12により第1ストッパー11を第1内蔵バルブ6に当接するように常時付勢し、それにより第1内蔵バルブ6を連結側に付勢して内側路5の凹部5bの開口壁面5cに当接させ、内側路5を閉止する閉位置に保持する。第1ストッパー11の第1内蔵バルブ6に当接する連結側部には複数のスリット(不図示)が形成され、このスリットを介して流体が内側路5を流れるようになっている。
【0020】
第1内蔵バルブ6より連結側の第1ポペットバルブ4の内側路5内には、第1ポペットバルブ4の内側路5と後述する第2ポペットバルブ34の内側路35とを連通する円筒状の連通体13が摺動自在に取り付けられている。この連通体13は第1ポペットバルブ4の内側路5から連結側に突出しており、その突出した部分が第2ポペットバルブ34の内側路35内に摺動自在に挿入できるようになっている。雌継手Aに雄継手Bを挿入した際に、第1内蔵バルブ6及び後述する第2内蔵バルブ36と当接することになる連通体13の両端部には、それぞれ複数のスリット(不図示)が形成され、これらのスリットを介して流体を流れるようにしている。
【0021】
第1開閉弁3より連結側の内周側空洞部が流路2より径を大きくした連結空間部14に構成され、この連結空間部14に雄継手Bが挿入される。連結空間部14の壁面14aには周方向に沿って延在する環状溝15が形成され、この環状溝15にシール用のOリング16が装着されている。
【0022】
環状溝15より連結側の連結空洞部14の壁面14aには、周方向に沿って所定の間隔で貫通孔17が形成され、この貫通孔17内に連結時に雌継手Aと雄継手Bとをロックするためのロック用ボール18が壁面14aから出没自在に収容されている。
【0023】
連結空洞部14の外周側に位置するアダプター1の連結側外周面には、周方向に沿って環状に延在する凹部22がアダプター1の連結端まで達するようにして形成され、この凹部22に連結操作用の円筒状のスリーブ19が取り付けられている。スリーブ19は、円筒状のスリーブ本体19Aと、このスリーブ本体19Aの内周側に突設した連結用ボール18をロックするための環状の突起部19Bを有し、スリーブ本体19Aの反連結側をアダプター1の外周面1aに、突起部19Bを貫通孔17が開口する凹部22の外周面22aに接触しながら、摺動自在に配設されている。
【0024】
環状の凹部22には、凹部22の側面22bと突起部19Bの反連結側の側面19B1との間に延設したコイルスプリング20が外装され、このコイルスプリング20によりスリーブ19を常時連結側に付勢し、それにより突起部19Bを凹部22の外周面22aの連結側に設けたスリーブ抜け止めリング21に当接させるようにしている。この位置で、突起部19Bが貫通孔17を塞ぎ、それにより連結用ボール18を連結空間部14の壁面14aから部分的に突出させたロック状態にする。スリーブ19を反連結側に移動させて、突起部19Bを貫通孔17を塞がない位置に移動させることで、連結用ボール18を凹部22の外周面22aから出没可能にしてロックを解除できるようにしている。
【0025】
雄継手Bは、筒状のニップル31を有し、このニップル31の内周空洞部が流路32になっている。流路32の連結側には、この流路32を開閉する第2開閉弁33が流路32に沿って移動自在に配設されている。
【0026】
第2開閉弁33は、上記第1開閉弁3と同様に構成され、流路32に沿って移動自在に配設され、流路32を開閉する筒状の第2ポペットバルブ34と、この第2ポペットバルブ34の内側路35内に内側路35に沿って移動自在に配設され、内側路35を開閉する第2内蔵バルブ36とから構成されている。
【0027】
第2ポペットバルブ34は、連結側に位置して流路32(ニップル31)から外側に部分的に突出する径大の環状のバルブ本体34Aと、このバルブ本体34Aから反連結側に延在する径小の管状部34Bとからなり、バルブ本体34Aの連結側が傾斜面34A1に形成され、この傾斜面34A1が流路32の傾斜壁面32aに当接することで、第2ポペットバルブ34が流路32を閉止する。傾斜面34A1に形成された環状溝にOリング37が配置され、このOリング37が傾斜壁面32aと当接してシールするようになっている。
【0028】
第2ポペットバルブ34の反連結側の流路32内には、第2ポペットバルブ34の移動をガイドするガイド体38が止め輪39でニップル31に係止されている。ガイド体38は第2ポペットバルブ34の管状部34Bが摺動自在に挿入される円筒部38Aと、この円筒部38Aの外周側に周方向に沿って所定の間隔で突設した突起部38Bを有している。流路32の壁面に形成された環状溝に止め輪39が壁面から突出するように係止されており、図の例では第2ポペットバルブ34とガイド体38に介設されたコイル状のスプリング40の付勢により、止め輪39に突起部38Bが当接することで、ガイド体38がニップル31に係止されている。
【0029】
また、第2ポペットバルブ34のバルブ本体34Aとガイド体38の突起部38Bとの間に介設されたコイル状のスプリング40により第2ポペットバルブ34のバルブ本体34Aを流路32の傾斜壁面32aに当接させた閉位置に常時付勢している。スプリング40はスプリング10と同等の付勢力を有している。
【0030】
第2内蔵バルブ36は球状に構成され、第2ポペットバルブ34の内側路35の壁面35aに周方向に沿って環状に形成された凹部35b内に移動自在に収容されている。第2内蔵バルブ36の連結側が凹部35bの開口壁面35cに当接することで内側路35を密閉的に閉止する。
【0031】
第2内蔵バルブ36の反連結側の内側路35の凹部35b内には、第2内蔵バルブ36の反連結側への移動を規制する円筒状の第2ストッパー41が所定の距離だけ移動自在に配設されている。第2ストッパー41の外周側にコイル状の第2スプリング42が外装され、この第2スプリング42により第2ストッパー41を第2内蔵バルブ36に当接するように常時付勢し、それにより第2内蔵バルブ36を連結側に付勢して内側路35の凹部35bの開口壁面35cに当接させ、内側路35を閉止する閉位置に保持する。
【0032】
第2スプリング42は第1スプリング12と同等の付勢力を有している。第2ストッパー41の第2内蔵バルブ36に当接する連結側部には複数のスリット(不図示)が形成され、このスリットを介して流体が内側路35を流れるようにしている。
【0033】
ニップル31の連結側外周面31aには、周方向に沿って連結用ボール18が係合可能な凹部43が設けられている。
【0034】
上述した管継手は、スリーブ19を反連結側に移動させて突起部19Bを貫通孔17を塞がない位置に移動させ、連結用ボール18を凹部22の外周面22aから出没可能の状態で、雄継手Bを雌継手Aの連結部14に挿入して連結し、また分離するのは従来と同様であるが、挿入連結の際に本発明では以下のように作用する。なお、ここでは雌継手Aが高圧側、雄継手Bが低圧側に接続され、雌継手Aに高圧の残圧が残っている場合を例にとって説明する。
【0035】
雄継手Bを雌継手Aに挿入すると、図3(a)に示すように、第1ポペットバルブ4の内側路5の連結側部分5eから連結側に突出する連通体13が第2ポペットバルブ34の内側路35の連結側部分35e内に挿入され、第1ポペットバルブ4の内側路5(連結側部分5e)と第2ポペットバルブ34の内側路35(連結側部分35e)を連通する。連通体13が第1内蔵バルブ6と第2内蔵バルブ36に当接した状態で、更に雄継手Bが雌継手Aの連結部14内に挿入されると、図3(b)に示すように、圧力差により低圧側の雄継手Bの第2内蔵バルブ36が連通体13により押し込まれて反連結側に移動し、第2内蔵バルブ36を開口壁面35cから離間させて開にする。
【0036】
第2ストッパー41が凹部35bの反連結側の側面35dに当接して第2内蔵バルブ36の反連結側への移動が規制されると、図3(c)に示すように、第1内蔵バルブ6が連通体13により押されて反連結側に移動し、第1内蔵バルブ6を開口壁面5cから離間させて開にする。これにより連通している第1ポペットバルブ4の内側路5と第2ポペットバルブ34の内側路35を通って、雌継手Aに残る高圧の残圧が雄継手B側に流れ、雌継手A内の圧力と雄継手B内の圧力を均衡させる。従って、残圧が外部に放出されることなく減圧される。
【0037】
第1ストッパー11が凹部5bの反連結側の側面5dに当接して第1内蔵バルブ6の反連結側への移動が規制されると同時に、第1,第2ポペットバルブ4,34が当接し(図3(c)の状態)、更に雄継手Bが雌継手Aの連結部14内に挿入されると、第1,第2ポペットバルブ4,34が互いに反連結側に移動し、図2に示すように、第1,第2ポペットバルブ4,34を開、即ち、第1,第2開閉弁3,33を開状態にしてアダプター1の流路2とニップル31の流路32とを連通させる。
【0038】
なお、図3における51,52はシール用のOリングであり、このOリング51,52が連通体13の外周面に当接してシールを確保する。
【0039】
上述した本発明によれば、雌継手Aの第1開閉弁3と雄継手Bの第2開閉弁33を、それぞれポペットバルブ4,34と内蔵バルブ6,36を有する構成にし、雄継手Bを雌継手Aに挿入した際に、第1,第2ポペットバルブ4,34の内側路5,35が連通し、第1,第2内蔵バルブ6,36が反連結側に移動して開状態になった後、第1,第2ポペットバルブ4,34が当接して互いに反連結側に移動することで第1,第2開閉弁3,33を開状態にする構成にしたので、高圧側に接続された雌継手A内に高い残圧が残っていてもそれを第1,第2ポペットバルブ4,34の連通した内側路5,35を介して雄継手B側に逃がすことができるので、残圧が残っていてもそれを外部に放出することなく減圧することができ、高圧油圧配管に使用した際には周囲環境を汚染するという問題を引き起こすのを防止することができる。
【0040】
残圧の負荷が小さい小径の第1内蔵バルブ6を押し込んで開状態にし、内側路から高い残圧を逃がすので、雌継手A内に高い残圧が残っていても作業員が手で雄継手Bを雌継手Aに容易に連結することができる。
【0041】
また、雌継手Aの第1ストッパー11と雄継手Bの第2ストッパー41が第1,第2内蔵バルブ6,36の移動を規制した際に、第1,第2ポペットバルブ4,34が当接するので、雌継手Aを高圧側に接続して雌継手Aに高い残圧が残った上述の例の場合や、逆に雄継手Bを高圧側に接続して高い残圧が残った場合であっても、その残圧を逃がすことが可能になるので、従来のように雌継手Aが高圧側、雄継手Bが低圧側という制限がなく、自由に取り付けることができるようになる。
【0042】
上述した実施形態において、第1ポペットバルブ4の内側路5と第2ポペットバルブ34の内側路35とを連通する連通体13は、上記のように雌継手A側に設けるのが、その突出した部分をアダプター1の連結部14内に位置させ、運搬時の衝突などによる破損を招き難くできるので好ましいが、第2内蔵バルブ36より連結側の第2ポペットバルブ34の内側路35内に設けることも可能であり、上述した連通体13は内側路5,35のいずれか一方の連結側に取り付けるようにすればよい。
【0043】
図4は、本発明の管継手の他の例を示し、この管継手は、上述した実施形態の第1,第2開閉弁3,33を、第1,第2ポペットバルブ4,34と第1,第2内蔵バルブ6,36の2分割構造にすることに代えて、アダプター1とニップル31との間にアダプター1の流路2とニップル31の流路32とを連通する連通手段60を外設したものである。
【0044】
第1,第2開閉弁3,33は、連結側に位置する径大の環状のバルブ本体3A,33Aと、このバルブ本体3A,33Aから反連結側に延在する径小の柱状部3B,33Bとからなり、バルブ本体3A,33Aの連結側が傾斜面3A1,33A1に形成され、この傾斜面3A1,33A1が流路2,32の傾斜壁面2a,32aに当接することで、第1,第2開閉弁3,33が流路2,32を閉止する。傾斜面3A1,33A1に形成された環状溝にOリング7,37が配置され、このOリング7,37が傾斜壁面2a,32aと当接してシールする。ガイド体8,38の円筒部8A,38Aに柱状部3B,33Bが摺動自在に挿入されている。
【0045】
連通手段60は、アダプター1の外周面1aに設けた第1バルブ部61と、ニップル31の外周面31aに設けた第2バルブ部62と、両バルブ部61,62間を着脱自在に接続する接続部63とから構成されている。
【0046】
第1バルブ部61及び第2バルブ部62は同じ構造で、図5(a)に示すように、筒状のハウジング64と、このハウジング64内の流路73に移動自在に配設した弁体65と、弁体65を常時付勢して閉状態に保持するスプリング66とを有している。
【0047】
第1バルブ部61は、ハウジング64の一端部がアダプター1に螺設され、一端側がアダプター1の流路2に連通孔25を介して連通している。第2バルブ部62は、ハウジング64の一端部がニップル31に螺設され、一端側がニップル31の流路32に直接連通している。第1,第2バルブ部61,62の弁体65は、ハウジング64の他端側に向けてスプリング66により常時付勢されている。
【0048】
第1バルブ部61及び第2バルブ部62は、好ましくは、筒状のハウジング64の他端を塞ぐキャップ部材67を有するようにするのがよく、非使用時にキャップ部材67をハウジング64の他端部(ネジ部に形成)に螺合させてハウジング64の他端を塞ぐことにより、ゴミなどがハウジング64の流路73内に進入するのを防止することができる。キャップ部材67は、鎖68でハウジング64に接続しておくようにするのが紛失を回避する上で好ましい。
【0049】
接続部63は、図5(b)に示すように、フレキシブルなホース69とその両端に固設したキャップ体70とを備えている。キャップ体70は、第1,第2バルブ部61,62のハウジング64の他端部に螺合可能に構成され、その螺合時に弁体65をハウジング64の一端側に向けて押圧可能な突起部71がキャップ体70の内側に設けられている。突起部71には流路74が形成され、この流路74を介してホース69とハウジング64の流路73を連通するようになっている。
【0050】
上述した図4の管継手を上記と同様に、雌継手Aが高圧側に、雄継手Bが低圧側に接続され、雌継手Aに高圧の残圧が残っている場合を例にとって説明すると、先ず、第1バルブ部61及び第2バルブ部62のハウジング64の他端部に接続部63のキャップ体70を弁体65が開く手前の位置まで螺合させて取り付ける。取り付け後、低圧側の第2バルブ部62に取り付けたキャップ体70を更にネジ込んで、突起部71により弁体65をハウジング64の一端側に押し込んで開とする。
【0051】
次いで、高圧側の第1バルブ部61に取り付けたキャップ体70を更にネジ込んで、突起部71により弁体65をハウジング64の一端側に押し込んで開とする。これにより、雌継手Aに残る高圧の残圧がホース69を通って雄継手B側に流れ、雌継手A内の圧力と雄継手B内の圧力を均衡させる。従って、残圧が外部に放出されることなく減圧される。
【0052】
圧力が均衡した後、スリーブ19を反連結側に移動させて突起部19Bを貫通孔17を塞がない位置に移動させ、連結用ボール18を凹部22の外周面22aから出没可能の状態で、雄継手Bを雌継手Aの連結部14に挿入する。第1開閉弁3と第2開閉弁33が当接して互いに反連結側に移動し、第1開閉弁3と第2開閉弁33が開状態になり、アダプター1の流路2とニップル31の流路32とが連通する。高い残圧を低圧側に逃がして雄継手Bと雌継手Aの内部圧力が均衡しているので、作業員が手で雄継手Bを雌継手A内に挿入して容易に連結することができる。
【0053】
このようにアダプター1とニップル31との間にアダプター1の流路2とニップル31の流路32とを連通する連通手段60を設けることによっても、上記と同様の効果を奏することができる。
【0054】
【発明の効果】
上述したように本発明の管継手は、雌継手の第1開閉弁と雄継手の第2開閉弁をそれぞれポペットバルブと内蔵バルブとを有する構成にし、雄継手を雌継手に挿入した際に、雌継手の第1ポペットバルブの内側路と雄継手の第2ポペットバルブの内側路が連通し、雌継手の第1内蔵バルブと雄継手の第2内蔵バルブが反連結側に移動して開状態になった後、第1,第2ポペットバルブが当接して互いに反連結側に移動することで開状態にするように構成する、あるいは雌継手のアダプターと雄継手のニップルとの間にアダプターの流路とニップルの流路とを連通する連通手段を外設したので、残圧が残っていてもそれを外部に逃がすことなく減圧し、作業員が手で常に容易に雌継手と雄継手とを連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管継手の一例を連結前の状態で示す半断面正面図である。
【図2】図1の管継手を連結した状態で示す半断面正面図である。
【図3】(a)〜(c)は、それぞれ図1の管継手を連結する際の作用を示す要部拡大断面図である。
【図4】本発明の管継手の他の例を連結した状態で示す半断面正面図である。
【図5】(a)が連通手段のバルブ部を拡大して示す半断面正面図、(b)が接続部の要部を拡大して示す一部断面正面図である。
【符号の説明】
1 アダプター 2 流路
3 第1開閉弁 4 第1ポペットバルブ
5 内側路 6 第1内蔵バルブ
10 スプリング 11 第1ストッパー
12 第1スプリング 13 連通体
31 ニップル 32 流路
33 第2開閉弁 34 第2ポペットバルブ
35 内側路 36 第2内蔵バルブ
40 スプリング 41 第2ストッパー
42 第2スプリング 60 連通手段
61 第1バルブ部 62 第2バルブ部
63 接続部 64 ハウジング
65 弁体 66 スプリング
69 ホース 70 キャップ体
71 突起部 A 雌継手
B 雄継手

Claims (8)

  1. 筒状のアダプターの流路内に該流路を開閉する第1開閉弁を該流路に沿って移動自在に配設した雌継手と、筒状のニップルの流路内に該流路を開閉する第2開閉弁を該流路に沿って移動自在に配設した雄継手とからなり、該雄継手を前記雌継手に挿入して連結することにより、前記第1開閉弁と前記第2開閉弁を当接させて互いに反連結側に移動させることで開状態にして前記アダプターの流路と前記ニップルの流路とを連通するようにした管継手において、
    前記第1開閉弁を、前記アダプターの流路内に該流路に沿って移動自在に配設され、前記アダプターの流路を開閉する筒状の第1ポペットバルブと、該第1ポペットバルブの内側路内に該内側路に沿って移動自在に配設され、該内側路を開閉する第1内蔵バルブとから構成し、
    前記第2開閉弁を、前記ニップルの流路内に該流路に沿って移動自在に配設され、前記ニップルの流路を開閉する筒状の第2ポペットバルブと、該第2ポペットバルブの内側路内に該内側路に沿って移動自在に配設され、該内側路を開閉する第2内蔵バルブとから構成し、
    前記第1ポペットバルブの内側路と前記第2ポペットバルブの内側路を連通する筒状の連通体を、該内側路のいずれか一方の連結側に摺動自在に突設すると共に他方の内側路内に摺動自在に挿入可能に構成し、
    前記雄継手を前記雌継手に挿入した際に、前記第1ポペットバルブの内側路と前記第2ポペットバルブの内側路を連通した連通体が、更に前記第1内蔵バルブと前記第2内蔵バルブに当接して該第1内蔵バルブと第2内蔵バルブを反連結側に移動させて開状態にして、前記第1ポペットバルブの内側路と前記第2ポペットバルブの内側路が連通し、前記第1および第2内蔵バルブが反連結側に移動して開状態になった後、前記第1ポペットバルブと第2ポペットバルブが当接して互いに反連結側に移動することで開状態になる構成にした管継手。
  2. 前記連通体を前記第1ポペットバルブの内側路に摺動自在に取り付けた請求項1に記載の管継手。
  3. 前記雌継手は第1ポペットバルブの内側路内に前記第1内蔵バルブの反連結側への移動を規制する第1ストッパーを有し、前記雄継手は第2ポペットバルブの内側路内に前記第2内蔵バルブの反連結側への移動を規制する第2ストッパーを有し、
    前記第1ポペットバルブと第2ポペットバルブが当接した際に、前記連通体に押されて反連結側に移動した前記第1内蔵バルブが前記第1ストッパーにより反連結側への移動を規制され、前記第2内蔵バルブが前記第2ストッパーにより反連結側への移動を規制される請求項1または2に記載の管継手。
  4. 前記第1ストッパーを前記第1内蔵バルブの反連結側に所定の距離だけ移動自在に配設する一方、第1スプリングにより前記第1ストッパーを前記第1内蔵バルブに当接するように常時付勢し、それにより該第1内蔵バルブを前記第1ポペットバルブの内側路壁面に当接させて該内側路を閉止する閉位置に保持し、
    前記第2ストッパーを前記第2内蔵バルブの反連結側に所定の距離だけ移動自在に配設する一方、第2スプリングにより前記第2ストッパーを前記第2内蔵バルブに当接するように常時付勢し、それにより該第2内蔵バルブを前記第2ポペットバルブの内側路壁面に当接させて該内側路を閉止する閉位置に保持する請求項3に記載の管継手。
  5. 前記第1ポペットバルブを前記アダプターの流路壁面に当接させた閉位置に常時付勢する一方、前記第2ポペットバルブを前記ニップルの流路壁面に当接させた閉位置に常時付勢する構成にした請求項1,2,3または4に記載の管継手。
  6. 筒状のアダプターの流路内に該流路を開閉する第1開閉弁を該流路に沿って移動自在に配設した雌継手と、筒状のニップルの流路内に該流路を開閉する第2開閉弁を該流路に沿って移動自在に配設した雄継手とからなり、該雄継手を前記雌継手に連結することにより、前記第1開閉弁と前記第2開閉弁を当接させて互いに反連結側に移動させることで開状態にして前記アダプターの流路と前記ニップルの流路とを連通するようにした管継手において、
    前記アダプターと前記ニップルとの間に該アダプターの流路と前記ニップルの流路とを連通する連通手段を外設した管継手。
  7. 前記連通手段は、前記アダプターの外周面に設けた第1バルブ部と、前記ニップルの外周面に設けた第2バルブ部と、両バルブ部間を着脱自在に接続する接続部とからなる請求項6に記載の管継手。
  8. 前記第1バルブ部は、前記アダプターの流路に一端が連通する筒状のハウジングと、該ハウジング内に移動自在に配設した弁体と、該弁体を前記ハウジングの他端側に向けて常時付勢して閉状態に保持するスプリングとを有し、前記第2バルブ部は、前記ニップルの流路に一端が連通する筒状のハウジングと、該ハウジング内に移動自在に配設した弁体と、該弁体を前記ハウジングの他端側に向けて常時付勢して閉状態に保持するスプリングとを備え、前記接続部は、ホースの両端に前記両ハウジングの他端部に螺合可能で、かつ螺合時に前記弁体を前記ハウジングの一端側に向けて押圧可能な突起部を備えたキャップ体を有する請求項7に記載の管継手。
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