JP4345300B2 - 通信管理用サーバ及び通信管理用サーバ制御プログラム - Google Patents

通信管理用サーバ及び通信管理用サーバ制御プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者端末からのWWWサーバへのアクセス要求を当該WWWサーバへと中継し、当該WWWサーバから前記利用者端末への応答を当該利用者端末に中継する通信管理用サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
WWWを利用したシステムの普及に伴い、一般家庭に設置されたPC(Personal Computer)のみならず、小売店・飲食店舗内でもWWWを用いたキオスクをはじめとするシステムが普及しつつある。
WWWでは、主にHTTP(HyperText Transfer Protocol)通信方式が使われている。この方式では接続状態を保持しないため、利用者の使用履歴を残したり、接続状態を維持したりするために、周知の技術であるCookieが広く使われている。
【0003】
Cookieを使った例としては、HTTPにて接続されたWWWサーバとクライアント端末との通信において、クライアント端末の特定手段をIP(Internet Protocol)アドレスだけではなく、Cookieの値も使うようにしたものがある。このようにすることで、IPアドレスの変化するモバイル環境でも端末を特定することが可能となる(特許文献1参照)。
【0004】
また、別の例としては、WWWサーバとクライアント端末との間に情報中継装置(例えば、プロキシサーバ)を置き、ディレクトリ階層別にCookieの値(例えば、コンテンツ料金)を設定することで、前記情報中継装置においてアクセスを一本化するものがある。このようにすることで、コンテンツ閲覧の課金を単一のサーバで容易に行うことが可能となる(特許文献2参照)。
【0005】
また、高速インターネット接続の普及や経費削減の観点から、少数のグローバルIPアドレスが多数のローカルIPアドレスによって共用されることが多い。これを実現するため、グローバルIPアドレスと複数のプライベートIPアドレスとを変換・共有するIPアドレス・ポート変換機(例えば、NAPT(Network Address Port Transfer)以降アドレス等変換機)といったアドレス等変換機が広く使われている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−236320号公報
【特許文献2】
特開平11−275071号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、Cookieは接続先ドメインごとに設定されるため、端末に付与される各Cookieの値はWWWサーバごとにルールが異なる。従って、特定の端末が複数のWWWサーバに対してアクセスした履歴を複数の当該WWWサーバから抽出することは、端末自身が各ドメインに対して保持しているCookieの値とWWWサーバが付与したCookieの値とが必要となり、煩雑な作業を伴う。
【0008】
また、新規に追加したアクセス可能なドメインへ、端末から初めてアクセスがあったときは、Cookieの仕様上、端末からWWWサーバへはCookieの値が送信されない。これは、端末の特定手段としてIPアドレスとCookieが現在広く用いられている端末特定手段である一方で、共通のIPアドレスが使われた場合、WWWサーバは、リクエスト元端末の特定ができないことを示す。
【0009】
このため、上記特許文献1にあるように、WWWサーバとWWWブラウザ搭載端末との間にプロキシサーバを介入させ、更に、上記特許文献2にあるように、各端末をCookieで識別する組み合わせは有効ではあるが、技術を組み合わせただけでは解決できない以下の課題が存在する。
つまり、上記したアドレス等変換機を介すると端末自身が持つ固有のIPアドレスとポート番号がアドレス等変換機のものに統一されてしまうため、WAN上にて稼動し端末の要求メッセージを受け付けているサーバからは、通信自体は可能であるものの、通信を要求した端末の特定ができない。
【0010】
特に、電源投入状態にてCookieの値を何も持たないシンクライアントの場合、この問題は致命的である。なぜなら、店頭や店舗に設置されたWWWブラウザ搭載端末は、その端末が各ユーザごとに利用される傾向があり、操作が終了するまで端末の利用者が変化しないという傾向をもつからである。
つまり、アドレス変換機等を用いてシンクライアントを構成するシステムの場合、WWWサーバはそれぞれのWWWブラウザ搭載端末が特定できないため、端末ごと、もしくはWWW搭載端末を操作した利用者ごとの操作履歴を得ることが不可能となり、アクセス履歴を利用したサービスを提供することができない。
【0011】
特に、上記特許文献1において行われている技術は、あらかじめ登録されているドメインにしか対応せず、アクセス先のドメインに対し端末にユニークなCookieの値を設定し、それを管理することは言及されていない、つまり、初期状態のCookieの値を何も持たない端末に対して、端末識別子となるCookieの値をアクセス前に付与するための方法が書かれていない。また、アクセス先のドメインが増えた場合、そのドメインに対するCookieの値を自動的に設定する方法が書かれていない。
【0012】
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、WWWサーバにおける所定ドメインにアクセスした端末を識別するのに好適な通信管理用サーバ、通信管理用サーバ制御プログラム及び利用者端末制御プログラムを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の通信管理用サーバは、利用者端末からのWWWサーバへのアクセス要求を当該WWWサーバへと中継し、当該WWWサーバから前記利用者端末への応答を当該利用者端末に中継する通信管理用サーバであって、
前記利用者端末からの前記WWWサーバにおける所定ドメインへのアクセス要求があったときに、当該アクセス要求に係る情報中に前記アクセス先ドメイン用のCookieが含まれているか否かを判定するCookie情報判定手段と、前記アクセス要求に係る情報中に前記利用者端末固有の端末識別情報が含まれているか否かを判定する端末識別情報判定手段と、
前記Cookie情報判定手段及び前記端末識別情報判定手段の判定結果の少なくとも一方に基づき、前記アクセス先のドメインから前記利用者端末用のCookieを取得するCookie取得手段と、
当該Cookie取得手段によって取得したCookieを前記端末識別情報と対応付けて記憶するCookie情報記憶手段と、を備えることを特徴としている。
【0014】
このような構成であれば、Cookie情報判定手段によって、前記利用者端末からの前記WWWサーバにおける所定ドメインへのアクセス要求があったときに、当該アクセス要求に係る情報中に前記アクセス先ドメイン用のCookieが含まれているか否かを判定することが可能であり、端末識別情報判定手段によって、前記アクセス要求に係る情報中に前記利用者端末固有の端末識別情報が含まれているか否かを判定することが可能であり、Cookie取得手段によって、Cookie情報判定手段及び前記端末識別情報判定手段の判定結果の少なくとも一方に基づき、前記アクセス先のドメインから前記利用者端末用のCookieを取得することが可能であり、Cookie情報記憶手段によって、Cookie取得手段によって利用者端末が通信管理用サーバから取得したCookieを前記端末識別情報と対応付けて記憶することが可能である。
【0015】
従って、相手先ドメイン用のCookieを有していない利用者端末からの当該ドメインへのアクセス要求に応じて、相手先ドメインからCookie情報を取得し、自サーバにおいてアクセス要求時の利用者端末からの情報に含まれる端末識別情報と取得したCookieと相手先ドメインの情報とを対応付けて記憶するようにしたので、例えば、シンクライアントのように自己の端末にCookieの情報を保持しない端末や、特定のCookieの情報しか保持しないような端末に対するCookie情報を自サーバに記憶して管理することが可能となるので、所定ドメインに対するCookieを含まないアクセス要求が利用者端末からあったときに、この所定ドメインが過去にCookieの情報が記憶されたドメインである場合は、そのCookie情報を付加してそのドメインにアクセスすることが可能となるので、自サーバ及びそのドメインからの利用者端末の特定が可能である。
【0016】
ここで、上記Cookieとは、WWWサーバーが利用者を識別するためにWWWブラウザに送る情報であり、指定したドメインの全体もしくは一部に対して設定が可能で、ブラウザのキャッシュエリアにファイルとして保存される。つまり、WWWでは1回のセッション(データのやり取り)が基本で、ある選択に基づいて次のページの表示内容を変えることが難しい。たとえばオンラインショッピングのように、商品をいくつか選択して最後に支払い手続きを行うような場合、各セッションでサーバー側が利用者を識別している必要がある。このような場合、サーバーはブラウザにCookieを送り、ブラウザはセッションの度にサーバーにCookieを送り返すことでサーバが利用者を識別する。
【0017】
また、上記利用者端末は、例えば、WWWブラウザを搭載したPCやPDA(Personal Digital Assistant)などの情報処理端末である。
また、上記通信管理用サーバは、例えば、周知のプロキシサーバのように、インターネットとの接続時に、セキュリティを確保する機能と、WWWアクセス時にHTML(HyperText Markup Language)データその他のキャッシュなどを行い、クライアントのWWWアクセスを高速化する機能に、上記各機能を付加した構成が考えられる。
【0018】
また、上記ドメインとは、インターネットやイントラネットのネットワークで、サーバを中心とした、ネットワークを構成するまとまりを表す。たとえば「xxxxx.co.jp」というドメイン名でひとつのドメインを表している。
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載の通信管理用サーバにおいて、前記Cookie情報記憶手段によって記憶されたCookie情報に基づき、前記利用者端末毎に当該利用者端末と前記アクセス先ドメインとの間の通信情報を取得する通信情報取得手段と、当該通信情報取得手段によって取得された通信情報を記憶する通信情報記憶手段と、を更に備えることを特徴としている。
【0019】
つまり、通信情報取得手段によって、前記Cookie情報記憶手段によって、記憶されたCookie情報に基づき、前記利用者端末毎に当該利用者端末と前記アクセス先ドメインとの間の通信情報を取得することが可能であり、通信情報記憶手段によって、通信情報取得手段によって取得された通信情報を記憶することが可能である。
【0020】
従って、WWWサーバにおける所定ドメインと利用者端末間の通信情報を取得することが可能となるので、これらの通信情報を活かしたコンテンツの提供や、システムの改善などのサービスを行うことが可能となる。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の通信管理用サーバにおいて、前記利用者端末のアクセス可能な複数のドメインの情報が予め登録されており、
前記利用者端末からのアクセスに応じて、当該利用者端末の前記端末識別情報と前記Cookie情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記複数のドメインのうち当該利用者端末用のCookieを有していないドメインに自動的にアクセスし、そのCookieを取得するCookie自動取得手段を更に備え、
前記Cookie情報記憶手段は、前記Cookie自動取得手段によって取得したCookieを前記端末識別情報及び当該取得したCookieに該当するドメインの情報に対応付けて記憶するようになっていることを特徴としている。
【0021】
つまり、利用者端末のアクセス可能な複数のドメインの情報が予め登録されており、Cookie自動取得手段によって、利用者端末からのアクセスに応じて、当該利用者端末の前記端末識別情報と前記Cookie情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記複数のドメインのうち当該利用者端末用のCookieを有していないドメインに自動的にアクセスし、そのCookieを取得することが可能であり、Cookie情報記憶手段によって、Cookie自動取得手段によって取得したCookieを前記端末識別情報及び当該取得したCookieに該当するドメインの情報に対応付けて記憶することが可能である。
【0022】
従って、利用者端末によってアクセス可能なドメインの情報を、自サーバに複数有しておき、利用者端末からの自サーバへのアクセスに応じて、これらドメインのうちアクセスのあった利用者端末用のCookieが無いものに対しては、自動的にそのドメインからCookieを取得して、このCookieを端末識別情報及び該当するドメインの情報と対応付けて自サーバに記憶するようにしたので、新規にドメインが追加されたときなどに、対象のドメインに対するCookie情報の更新を自動的に行うので、正常なCookieによる通信状態の維持が容易となる。
【0023】
また、請求項4に係る発明は、請求項3記載の通信管理用サーバにおいて、前記Cookie自動取得手段によって取得されたCookieを前記利用者端末に自動的に設定するCookie自動設定手段を更に含むことを特徴としている。
つまり、Cookie自動取得手段によって取得されたCookieを前記利用者端末に自動的に設定することが可能である。
【0024】
従って、利用者側のCookie情報の一部もしくは全てが壊れていたり、不整合なCookie情報に何らかの原因で書き換えられてしまったような場合に、利用者端末のCookieを再設定することが可能となり、正常なCookieによる通信状態の維持が容易となる。更に、利用者端末側にCookieを設定するので、WWWサーバにおけるドメインとの通信にかかる時間が短縮される。
【0025】
また、請求項5に係る発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の通信管理用サーバにおいて、前記アクセス要求に係る情報には、前記利用者端末を取り扱う利用者の識別情報が含まれており、
前記通信情報記憶手段は、前記利用者の識別情報に対応付けて前記通信情報を記憶するようになっていることを特徴としている。
【0026】
つまり、アクセス要求に係る情報には、前記利用者端末を取り扱う利用者の識別情報が含まれており、通信情報記憶手段によって、利用者の識別情報に対応付けて前記通信情報を記憶することが可能である。
従って、利用者毎に所定ドメインとの通信情報を記憶し管理することが可能となるので、利用者毎の通信特性を考慮したサービスの提供が可能となる。
【0027】
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の通信管理用サーバにおいて、前記利用者端末が正規の端末であるか否かを認証する認証手段を更に備えることを特徴としている。
つまり、認証手段によって、利用者端末が正規の端末であるか否かを認証することが可能である。
【0028】
従って、不正な利用者端末からのアクセスを制限することが可能となるので、特定の利用者に対してサービスを提供するなどの利用形態が可能となる。
また、請求項7に係る発明は、請求項6記載の通信管理用サーバにおいて、前記アクセス要求に係る情報には認証用情報が含まれており、
前記認証手段は、前記認証用情報に基づき前記アクセス要求をした利用者端末が正規の端末であるか否かを認証するようになっていることを特徴としている。
【0029】
つまり、アクセス要求に係る情報には認証用情報が含まれており、認証手段によって、認証用情報に基づき前記アクセス要求をした利用者端末が正規の端末であるか否かを認証することが可能である。
従って、利用者は、ドメイン毎の認証処理を簡易に行うことが可能となる。
また、請求項8記載の通信管理用サーバ制御プログラムは、利用者端末からのWWWサーバへのアクセス要求を当該WWWサーバへと中継し、当該WWWサーバから前記利用者端末への応答を当該利用者端末に中継する通信管理用サーバを制御するためのプログラムであって、
前記利用者端末からの前記WWWサーバにおける所定ドメインへのアクセス要求があったときに、当該アクセス要求に係る情報中に前記アクセス先ドメイン用のCookieが含まれているか否かを判定するCookie情報判定ステップと、
前記アクセス要求に係る情報中に前記利用者端末固有の端末識別情報が含まれているか否かを判定する端末識別情報判定ステップと、
前記Cookie情報判定ステップ及び前記端末識別情報判定ステップにおける判定結果の少なくとも一方に基づき、前記アクセス先のWWWサーバから前記利用者端末用のCookieを取得するCookie取得ステップと、
当該Cookie取得ステップによって取得したCookieを前記端末識別情報と対応付けて記憶するCookie情報記憶ステップと、を備えることを特徴としている。
【0030】
ここで、本発明は、請求項1記載の通信管理用サーバを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項9に係る発明は、請求項8記載の通信管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記Cookie情報記憶ステップによって記憶されたCookie情報に基づき、前記利用者端末毎に当該利用者端末と前記アクセス先ドメインとの間の通信情報を取得する通信情報取得ステップと、当該通信情報取得ステップによって取得された通信情報を記憶する通信情報記憶ステップと、を更に備えることを特徴としている。
【0031】
ここで、本発明は、請求項2記載の通信管理用サーバを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項10に係る発明は、請求項8又は請求項9記載の通信管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記通信管理用サーバには前記利用者端末のアクセス可能な複数のドメインの情報が予め登録されており、
前記利用者端末からのアクセスに応じて、当該利用者端末の前記端末識別情報及び前記Cookie情報記憶ステップによる記憶内容に基づき、前記複数のドメインのうち当該利用者端末用のCookieを有していないドメインに自動的にアクセスし、そのCookieを取得するCookie自動取得ステップを更に備え、
前記Cookie情報記憶ステップにおいては、前記Cookie自動取得ステップによって取得したCookieを前記端末識別情報及び当該取得したCookieに該当するドメインの情報に対応付けて記憶するようになっていることを特徴としている。
【0032】
ここで、本発明は、請求項3記載の通信管理用サーバを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項11に係る発明は、請求項10記載の通信管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記Cookie自動取得ステップによって取得されたCookieを前記利用者端末に自動的に設定するCookie自動設定ステップを更に含むことを特徴としている。
【0033】
ここで、本発明は、請求項4記載の通信管理用サーバを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項12に係る発明は、請求項8乃至請求項10のいずれか1項に記載の通信管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記アクセス要求に係る情報には、前記利用者端末を取り扱う利用者の識別情報が含まれており、
前記通信情報記憶ステップにおいては、前記利用者の識別情報に対応付けて前記通信情報を記憶するようになっていることを特徴としている。
【0034】
ここで、本発明は、請求項5記載の通信管理用サーバを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項13に係る発明は、請求項8乃至請求項12のいずれか1項に記載の通信管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記利用者端末が正規の端末であるか否かを認証する認証ステップを更に備えることを特徴としている。
【0035】
ここで、本発明は、請求項6記載の通信管理用サーバを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項14に係る発明は、請求項13記載の通信管理用サーバ制御プログラムにおいて、前記アクセス要求に係る情報には認証用情報が含まれており、前記認証ステップにおいては、前記認証用情報に基づき前記アクセス要求をした利用者端末が正規の端末であるか否かを認証することを特徴としている。
【0036】
ここで、本発明は、請求項7記載の通信管理用サーバを制御するためのプログラムであり、その効果は重複するので記載を省略する。
また、請求項15記載の利用者端末制御プログラムは、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の通信管理用サーバを介して、前記WWWサーバにおける所定ドメインとの間のデータ通信を行う利用者端末を制御するためのプログラムであって、
前記所定ドメインにアクセスするときに、自端末の端末識別情報を含むアクセス要求情報を前記通信管理用サーバに伝送するアクセス要求情報伝送ステップを備えることを特徴としている。
【0037】
つまり、WWWサーバにおける所定ドメインにアクセスするときに、自端末を識別可能な端末識別情報を含んだアクセス要求情報を通信管理用サーバに伝送することが可能となるので、通信管理用サーバ側は、この情報を利用してCookieの管理等が可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図15は、本発明に係る通信管理用サーバを適用したコンテンツ提供システムの実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係るコンテンツ提供システムの構成を図1に基づいて説明する。図1は、本発明に係るコンテンツ提供システムの構成を示すブロック図である。
【0039】
図1に示すように、コンテンツ提供システム1は、第1の利用者端末2と、第2の利用者端末3と、第3の利用者端末4と、IPアドレス/ポート変換器5と、ルータ6と、通信管理用サーバ7と、第1のWWWサーバ8と、第2のWWWサーバ9と、WAN10と、を含んだ構成となっている。
第1〜第3の利用者端末2〜4は、PC、PDA等の情報処理端末であり、本システム1の説明の便宜上、それぞれが異なる機能を有するものである。これら機能については後述する。ここで、図中、利用者端末は3台しか示されていないが、これは説明の便宜上であり、実際は、もっと多くの利用者端末が存在する場合もあるし、3台よりも少ない場合もあり得る。
【0040】
IPアドレス/ポート変換器5は、第1〜第3の利用者端末2〜4の接続されたLAN側からWAN側へのアクセス要求ごとに、LAN側のパケットに含まれるIPアドレスとポート番号を基にLAN側からWAN側へのアドレス/ポート変換テーブルを生成して、アドレス/ポート番号を書き換えつつパケットをLANとWAN間で転送するものである。
【0041】
ルータ6は、第1〜第3の利用者端末2〜4とWAN側とのデータ通信を円滑に行うためのもので、最適な通信経路を用いてWWWサーバなどのアクセス先へと接続するためのものである。
通信管理用サーバ7は、第1〜第3の利用者端末2〜4から第1及び第2のWWWサーバ8及び9へのアクセス要求を当該第1及び第2のWWWサーバ8及び9に中継し、第1及び第2のWWWサーバ8及び9から第1〜第3の利用者端末2〜4への応答を当該第1〜第3の利用者端末2〜4に中継する機能を有するものである。更に、Cookie情報を利用することによりアクセス要求元の利用者端末を識別する機能も備えている。本サーバ7の詳細は後述する。
【0042】
第1及び第2のWWWサーバ8及び9は、アクセス元の利用者端末に対して所定のコンテンツを提供するものである。ここで、図中、WWWサーバは2台しか示されていないが、これは説明の便宜上であり、実際は、もっと多くのWWWサーバが存在する場合もあるし、2台よりも少ない場合もあり得る。
WAN10は、インターネットなどの広域ネットワークである。
【0043】
更に、図2に基づき、通信管理用サーバ7の詳細構成を説明する。図2は、通信管理用サーバ7の詳細構成を示すブロック図である。
図2に示すように、通信管理用サーバ7は、データ通信制御部7aと、認証部7bと、情報判定部7cと、Cookie取得部7dと、Cookie情報記憶部7eと、通信情報記憶部7fと、を含んだ構成となっている。
【0044】
データ通信制御部7aは、ルータ6を介して第1〜第3の利用者端末2〜4と、第1及び第2のWWWサーバ8及び9との間のデータ通信を制御するためのものである。
認証部7bは、アクセス要求元の利用者端末が本システム1に登録された正規の端末及び正規の利用者であるか否かを認証するものである。これにより、正規でない端末又は利用者に対しては、データ通信制御部7aによってアクセスを拒否する。
【0045】
情報判定部7cは、アクセス要求元の利用者端末からの要求情報(例えば、HTTP方式による要求)に含まれるCookie及び利用者端末側が有する自端末固有の情報である端末識別情報のそれぞれの有無や内容を判定するものである。
Cookie取得部7dは、情報判定部7cの判定結果に基づき、必要に応じてアクセス先のWWWサーバのドメインからアクセス元の利用者端末用のCookieを取得するものである。
【0046】
Cookie情報記憶部7eは、Cookie情報取得部7dによって取得されたCookie情報を端末識別情報及びWWWサーバの情報と対応付けて記憶するものである。
通信情報記憶部7fは、利用者端末とWWWサーバとの間の通信履歴等の通信情報をWWWサーバ、アクセス元の利用者端末及びこの端末の利用者の情報と対応付けて記憶するものである。
【0047】
以下、本システム1の具体的な動作を説明する。まず、本実施の形態において、第1の利用者端末2は、例えば、シンクライアントのような機能を有するものであり、ソフトウェアとしてWWWブラウザとその他必要最小限のものしか有していないものである。更に、これらソフトウェアを利用した処理により外部機器などから取得したデータは、電源を落とすと消去される仕様となっている。
【0048】
第1の利用者端末2は、WWWブラウザを利用して、通信管理用サーバ7を介し、第1又は第2のWWWサーバ8又は9との間のデータ通信を行うことになる。
しかし、WWWブラウザによって当該第1又は第2のWWWサーバ8又は9の提供するコンテンツの閲覧などを行うことにより取得したデータに関しては、電源投入中は保持するものの、電源が落ちると全て消去される。
【0049】
また、本実施の形態において、第2の利用者端末3は、当該端末3の有するWWWブラウザの仕様上、Cookieの情報を、1つのドメインに対してしか記憶することができないものである。従って、例えば、第1のWWWサーバ8におけるドメインAにアクセスして、このCookieAを取得して記憶し、次に、ドメインBにアクセスしてCookieBを取得すると、ドメインAに対するCookieAを消去して、ドメインBに対するCookieBを記憶する。
【0050】
また、本実施の形態において、第3の利用者端末4は、WWWブラウザ及びその他様々なソフトウェアを有したPCなどの情報処理端末である。そして、WWWブラウザは、複数のCookieの情報を記憶することが可能であり、また、第1の利用者端末2とは異なり、WWWブラウザなどを利用することにより取得し、記憶したデータは、端末の電源を落としても保持される。
【0051】
以上の条件を踏まえ、本システム1の動作を説明する。まず、第1の利用者端末2が、例えば、本システム1の利用要求を伝送した場合を説明する。この利用要求のデータは、自己のIPアドレス、相手先のIPアドレス、使用するポート番号などの情報を有したパケットに細分化される。そして、このパケットは、IPアドレス/ポート変換器5において、前記自己のIPアドレスはISPなどから提供されたグローバルIPアドレスに変換され、ポート番号は所定の番号に変換されてからルータ6に送り出されることになる。そのため、このパケットを受けたサーバ側では、Cookie等を利用しない限りは、どの利用者端末からのアクセスであるのかを特定できないことになる。
【0052】
ルータ6は、受け取ったパケットを最適な経路で通信管理用サーバ7へと伝送する処理を行う。
そして、ルータ6を介して伝送されたこのパケットは、通信管理用サーバ7において受信されることになるが、本実施の形態において、その実体は、HTTP形式の要求メッセージであり、上記したように、通信管理用サーバ7にアクセスを要求するものである。
【0053】
このメッセージに対して、通信管理用サーバ7は、まず、この利用要求をしてきた第1の利用者端末2に対する認証処理を行う。ここで、第1の利用者端末2は、タッチパネル方式の表示装置を有するものであり、キーボード等の入力機器を有していないため、本実施の形態においては、アプレットを使用した認証処理が行われる。
【0054】
つまり、上記利用要求に応じて、通信管理用サーバ7における認証部7bは、認証用アプレットの起動リクエストを第1の利用者端末2に伝送する。このリクエストを受信した第1の利用者端末2は、認証用アプレットのパラメータに自己の端末識別情報を追加してこのアプレットを起動する。そして、アプレットが起動すると、利用者に対して認証用情報の入力を要求する。本実施の形態では、第1の利用者端末2に備わっているカード挿入口に会員カードを挿入するように指示が表示される。会員カードが挿入されると、第1の利用者端末2は、そのカードから認証番号を読み出し、先の端末識別情報と共に通信管理用サーバ7にこれらの情報を伝送する。
【0055】
これにより、通信管理用サーバ7は、認証部7bにおいて、これら取得した情報の真偽を判断し、アクセス元の端末及びそれを操作する利用者が、正規の端末及び正規の利用者であると認証されると、Cookie情報記憶部7eにおいて、これらの情報をひも付けて記憶する。このようにして端末識別情報と認証番号のひも付けが一度行われると、以降のアクセスでは、各利用者端末に対する認証番号のみを認証することで利用者の認証を行う。
【0056】
上記認証処理が終了すると、第1の利用者端末は、例えば、第1のWWWサーバ8におけるドメインAへのアクセス要求のメッセージを通信管理用サーバ7に対して伝送する。この要求メッセージは、情報判定部7cにおいて、その内容の解析が行われる。ここで、本実施の形態において、この要求メッセージには、ドメインAへのアクセス要求の他に、通信管理用サーバ7に登録済みの第1の利用者端末2の有効な端末識別情報及び利用者情報(上記認証番号)が含まれている。但し、アクセス先のドメインAのCookieの情報は含まれていないものとする。
【0057】
情報判定部7cでは、まず、要求メッセージに、ドメインAのルート(ドメイン全体)に対して有効なCookieが含まれているか否かを判定することになる。ここでは、上記したようにCookieが含まれていないので、次に、要求メッセージに有効な端末識別情報が含まれているか否かを判定することになる。ここでは、上記したように有効な端末識別情報が含まれているので、更に、Cookie情報記憶部7eに、この第1の利用者端末2用のドメインAに対するCookieが記憶されているか否かを判定する。ここでは、記憶されていないこととする。そのため、本実施の形態においては、更に、Cookie自動登録処理へと移行することになる。
【0058】
Cookie自動登録処理は、通信管理用サーバ7に予め登録された複数のWWWサーバのドメインが持つルートのパスに対して、アクセス元の利用者端末がそのドメインのCookieを有していないときに自動的に行われる処理である。ここで、本実施の形態においては、登録された各ドメインのCookieをサーバ側で保持して管理するようになっている。そこで、アクセス元の利用者端末に対するCookieの有無を調べ、登録ドメインに対する利用者端末のCookieがCookie情報記憶部7eに記憶されていないときは、利用者端末にそのドメインに対してアクセス要求を伝送させる処理を行い、そのドメインのルートパスに対するCookieを取得する。
【0059】
つまり、Cookie取得部7dは、第1の利用者端末2に対して保持されたCookieの情報を参照して、Cookieの登録されていないもしくはCookieがルートパスに登録されていないドメインがある場合は、第1の利用者端末2にそのドメインの初期表示ページを要求するメッセージを伝送させる処理を行う。そして、Cookie取得部7dは、このメッセージを取得すると、そのドメインに対して初期表示ページを要求するデータを送信して、そのドメインにアクセスし、Cookie及び初期表示ページ情報を取得する。取得したCookie及び初期表示ページ情報は、第1の利用者端末2にCookieを設定させるための情報(Set−Cookie及びpath="/")と共に第1の利用者端末2に伝送される。この処理は、Cookieを有していない全ての登録ドメインに対して繰り返し行われることになる。従って、利用者端末では、登録ドメインのルートパスに対する全てのCookieが設定されることになる。
【0060】
更に、取得された登録ドメインに対する第1の利用者端末2のCookieは、各登録ドメイン毎に、端末識別情報と対応付けられてCookie情報記憶部7eによって記憶される。
以降は、第1の利用者端末2からの、所定ドメインへのアクセス要求にはCookieが含まれるようになり、アクセス要求があったときには、要求先のドメインが通信管理用サーバ7に登録されたものであるか否かを判定する処理へと移行することになる。
【0061】
まず、登録されたものである場合を説明する。要求先のドメインが登録されたものであり、且つ、Cookie判定部7cでは、要求メッセージには有効なCookieが含まれるので、アクセス先のドメインから要求のあったコンテンツを取得して、要求先WWWドメインから受け取ったCookieがある場合は、Cookie情報記憶部7eに照会し利用者端末識別情報となるCookie値と交換しながらそのコンテンツを第1の利用者端末2に伝送する通常の処理が行われる。
【0062】
一方、アクセス先のドメインが、通信管理用サーバ7に登録されてない新規のドメインであった場合は、Cookie情報記憶部7eによって、そのドメインを追加登録し、更に、Cookie取得部7dは、そのドメインにアクセスしてCookieを取得する。Cookie情報記憶部7eは、取得したCookieを端末識別情報、ドメイン及びそのパスと対応付けて登録する。更に、データ通信制御部7aは、第1の利用者用端末2に対して、前記取得したCookie、初期表示ページ情報及び第1の利用者端末2にCookieを設定させるための情報(Set−Cookie及びpath="/")を伝送する。第1の利用者端末2は、WWWブラウザにより受信したコンテンツを表示し、更に、新規ドメインに対するCookieを設定する。
【0063】
更に、第3の利用者端末4からの第1のWWWサーバのドメインAへのアクセス要求に、有効なCookie及び端末識別情報が含まれていない場合の通信管理用サーバ7の動作を説明する。この場合、本実施の形態では、特殊なドメインへのアクセス要求を行うことで、利用者端末の特定を試みる。例えば、「htttp://www.eeeee.co.jp/xxx/yyy/ccc.htm」というアクセス要求のメッセージがあった場合に、このメッセージには端末識別情報が含まれていないため、情報判定部7cは、アクセス要求を発信した第3の利用者端末4が特定できない。このとき、情報判定部7cは、データ通信制御部7aを介して第3の利用者端末4に対して実在しない特殊なドメインにアクセスするように指示を与える(例えば、特殊ドメインへのリフレッシュ先URL(Uniform Resource Locator)の指定を行う)。つまり、その特殊ドメインに対する第3の利用者端末4のCookieを利用して端末の特定を試みる。ここで、本実施の形態において、通信管理用サーバ7には、利用者端末に上記特殊なドメインにアクセスさせるために、実在しないドメイン名及び実在しないページから構成されたURL(例えば、http://xxxxx_nd/chckCookie)が登録されている。この特殊ドメインに対しては、本システム1に登録された正規の利用者端末の端末識別情報及びCookieが全て対応付けられて登録されるようになっている。
【0064】
従って、一度利用者端末側にCookieの設定が行われていれば、この特殊ドメインへアクセスする際に、利用者端末側からこのドメインのCookie及び端末識別情報が送られてくることになる。その際、情報判定部7cはこのレスポンスとして、同じようなリフレッシュ先のURLを指定する。例えば、「http://xxxxx_nd/checkCookie/trial」のように、利用者端末が、一度アクセスした後であることを示すものとする。このリフレッシュ先URLにアクセスしたときに、その要求メッセージに有効なCookie及び端末識別情報が含まれていないのであれば、第1の利用者端末2は、不正なアクセスをしたものとして、アクセスが拒否されることになる。
【0065】
一方、要求メッセージにリフレッシュ先として有効なCookie及び端末識別情報が含まれている場合は、第3の利用者端末4に対して、当初のアクセス先のドメインに対する端末識別情報を含むアクセス要求を送信させ、情報判別部7cは、この情報がCookie情報記憶部7eに登録されているか否かに関わらず、Cookie取得部7dに、このドメインに対して、取得したアクセス要求を伝送させて、このドメインの先頭(ルート)パスに対してCookieを取得する処理を行わせる。そして、このCookie及び要求コンテンツに加え、このCookieを第3の利用者端末4に設定させるための情報(Set−Cookie及びpath="/")を、当該第3の利用者端末4に伝送する。これにより、第3の利用者端末4は、Cookie情報が壊れたり、誤って消去してしまった場合などに、そのアクセス要求先ドメインの正常なCookieを取得し修正することができる。
【0066】
更に、第2の利用者端末3によって、通信管理用サーバ7に未登録のドメインに対するアクセス要求があった場合の当該通信管理用サーバ7の動作を説明する。この場合は、上記第1の利用者端末2のときと同様に、Cookie情報記憶部7eによって、そのドメインを追加登録し、更に、Cookie取得部7dは、そのドメインにアクセスしてCookieを取得する。Cookie情報記憶部7eは、取得したCookieを端末識別情報、ドメイン及び当該パスと対応付けて登録する。ここまでは、第1の利用者端末2のときと同様であるが、第2の利用者端末3は、その搭載されたWWWブラウザの仕様によって、複数ドメインに対してCookieを設定することが出来ない端末であるため、データ通信制御部7aは、第1の利用者用端末に対して、初期表示ページ情報のみを伝送する。従って、本実施の形態において、第2の利用者端末3は、WWWブラウザにより受信したコンテンツを表示するだけで、Cookieの設定は行わない。
【0067】
更に、第3の利用者端末4からの利用要求に対する通信管理用サーバ7の動作を説明する。この場合は、第3の利用者端末4は、入力デバイスとしてキーボードを有しているために、認証部7bは、会員番号とパスワードを入力する指示を第3の利用者端末4に伝送する処理を行う。これにより、第3の利用者端末4の利用者は、予め有している会員番号及びパスワードをキーボードによって入力することにより、この指示に対する回答を行う。認証部7bは、この回答された会員番号とパスワードに加え、回答時のHTTPヘッダに含まれる端末識別情報を取得し、これらの情報に基づき正規の端末及び正規の会員であることを認証する。ここで、認証された場合は、以降のアクセスを許可し、一方、認証されない場合は、正規の端末か、あるいは、正規の会員でないので、アクセスを拒否する。
【0068】
更に、通信管理用サーバ7の管理テーブルについて、図3に基づき説明する。図3は、通信管理用サーバ7の管理テーブルを示す図である。
図3(a)のテーブルは、ドメイン名の管理テーブルであり、通信管理用サーバ7に登録されている各ドメインを、文字列ではなく整数で扱うために用意されたものである。つまり、ドメイン名と整数とを対応付けるためのテーブルである。
【0069】
図3(b)に示すテーブルは、利用者端末を識別するための端末識別情報と、登録された全てのドメインのドメイン番号と、相手ドメインから得た先頭(ルート)パスに対するCookieと、相手ドメインから得た特定パスに対するCookieと、利用者端末に対するこれら各ドメイン番号に対応したドメインのCookieの設定状態を示す情報とから構成されるものであり、利用者端末の台数分のテーブルが存在する。
【0070】
つまり、設定状態がTRUEであれば、そのドメインに対するCookieが設定(記憶)されており、FALSEである場合は、そのCookieは設定されていないことになる。
また、ショッピングカートやWWW画面上で何らかの設定を保持したい場合など、個人個人に依存する設定/処理内容が記録されることが多い現状において、不特定多数の利用者を想定したKIOSK型情報端末の場合などは、接続先のWAN上のドメインもしくはコンテンツが同じであっても、異なるCookieが発生することが多いため、Cookieを利用者ごとに管理する必要がある。従って、このテーブルでは利用者ごとのCookieを用意し、端末管理サーバは新しく設けられた列の値を元に、必要であればCookieの値と共にWWWサーバにリクエストする。これにより、各利用者は前回通信時にあった個別の通信状態を保持することができる。
【0071】
図3(c)のテーブルは、各利用者端末に対する処理状態を示すものであり、端末識別情報、State、Sub−State及び一時保管URLから構成されている。このテーブルでは、利用者端末は4台存在することになり、それぞれがlabel−A〜label−Dの端末識別情報に対応している。
図中の各利用者端末の状態を説明すると、label−Aについては、この利用者端末が、登録されたドメインに対するCookieを有していない場合のCookieの自動取得処理を行っているときの状態を示している。これは、初期アクセス時、電源再投入時、利用者によるCookie値の削除などに応じて発生するものである。通信管理用サーバ7が利用者端末からの要求URLが例えば、「http://xxxxx_nd/init/id=label−A」のときは、利用者端末の初期電源投入時などの初期アクセスのときで、CookieをHTTPヘッダに伴わないアクセスが発生する。利用者端末は、上記URLから、id=label−Aを拾い上げ、この端末識別情報が図3(c)に示す端末状態テーブルに存在するかを照会し、その結果存在する端末識別情報であったので、端末状態テーブルのState欄を−2へと変更し、「Cookie初期設定モード」へと移行する。移行後、通信管理用サーバ7は、上記したように、Cookie取得部7dにおいて、Cookieが未設定のドメインに対するCookieを取得して登録する処理を行う。登録処理が完了する度に、そのドメインの番号をSub−Stateの書き込む。最後のドメインに対するCookie設定時のHTML送信ファイル中に、HTMLのRefreshタグを追加し、リフレッシュ先URLを端末状態テーブルに保存された一時保管URLとする。通信管理用サーバ7は、上記ページを送信した後、一時保管URLを削除し、Sub−Stateを「0」に更新する。以上により、label−Aの利用者端末は、アクセス可能な全てのドメインの先頭パス(ルート)に対してCookieが設定され、一定時間後に端末が要求したURLが表示される。
【0072】
また、label−Bについては、利用者端末がアイドル状態になっている場合を示している。つまり、利用者端末が通常処理を行っている状態を示す。この状態は、図に示すように、State及びSub−Stateが「0」となっている状態である。
また、label−Cについては、この利用者端末が新規ドメインへのアクセス要求を行ったときのCookieの追加処理を行っている状態を示したものである。例えば、登録ドメインが0〜3までしかなく、www.xxxxx.co.ukが存在していなかった場合を考える。このとき、通信管理用サーバ7のCookie取得部7d及びCookie情報記憶部7eは、アクセス要求のURLのドメイン(www.xxxxx.co.uk)が登録されたものでないため、このURLを一時保管し、上記したように、このドメイン(www.xxxxx.co.uk)を新規ドメインとして番号4を対応付けて登録することになる。
【0073】
また、label−Dについては、この利用者端末のCookie情報を修正しているときの状態を示したものである。これは、一旦通信管理用サーバ7側のCookieの設定が完了しているが、例えば、第1の利用者端末2であれば電源が再投入された場合に起こり、第3の利用者端末4であれば明示的にCookieを削除した場合などに起きるものである。つまり、利用者端末のアクセス要求時にCookieが含まれていないときに、通信管理用サーバ7は、Cookie取得部7dによって、図3(c)に示すStateを「−3」に変更し、Sub−Stateを対応するドメイン番号「3」に変更してCookieを修正するモードに入る。処理完了後は、Stateを「0」に戻す。
【0074】
更に、本実施の形態において、本システム1では、上記した、認証処理、Cookieの登録処理又は修正処理などを経て、利用者端末からWWWサーバのドメインへ通常のアクセスが行われそのドメインの提供するコンテンツの閲覧等が可能になる。
図3(d)のテーブルは、利用者端末が通信管理用サーバ7を通して接続するWAN上のサーバ(ドメイン)から送られてくるCookieを、利用者の識別情報ごとに管理するためのテーブルである。通信管理用サーバ7は、利用者個人個人で異なるCookieを保有しているため、図3(d)のようなテーブルを持ち、利用者認証のタイミングでこのテーブルから、既に設定されたCookieの値を読み込み、テーブルに上書きする。ログアウト時には、テーブルの「相手WWWドメインのCookie」欄のデータで、値が記述されているものを取り出し、テーブルに上書き(転記)する。
【0075】
ここで、図3(d)のテーブルを使用した処理の流れを説明する。
接続相手となるWWWサーバからCookieを受け取ったとき、通信管理用サーバ7は、利用者端末を特定するためのCookieとWWWサーバが、セッションを維持するために送出したCookie値を変更する必要がある。このため、上記図3(d)のテーブルを設け、以下の処理の流れでCookieの設定を行う。
【0076】
まず、電源投入後は、上記したように図3(b)のテーブルを利用した管理が行われる。そして、利用者端末の利用者が認証されると、図3(d)のテーブルから利用者の識別情報を利用して次の処理を行う。
・アクセス済みの列がTRUEになっているもの(登録済みのドメインに1度でもアクセスすればTRUEとなる)をピックアップする。
・ピックアップしたものの中で、相手WWWドメインのCookieが存在するものだけをさらに絞り込む。
・これらを、図3(b)のテーブル中の「相手ドメインから得たCookie」の対応する欄に転写する。
【0077】
更に、利用者がログアウトした、もしくは規定時間が過ぎ利用者の認証が無効となった場合は、図3(b)のテーブルに存在する「相手ドメインから得たCookie」の値を図3(d)のテーブルに転記し、この欄の全ての値を(なし)として処理を終了する。
更に、ドメインへのアクセスが行われる度に、通信管理用サーバ7における通信情報記憶部7fでは、アクセス要求に含まれる端末識別情報及び利用者情報(上記、認証番号又は会員番号)に基づき、ドメインと利用者端末との間の通信情報及びドメインと利用者との間の通信情報を取得して記憶する。
【0078】
つまり、Cookie情報記憶部7eによって、登録されたドメインと端末識別情報と相手ドメインから得たCookieの情報とが対応付けられて記憶されているので、これに加え、利用者端末を利用している利用者の情報があれば、例えば、コンテンツの種類や、コンテンツにアクセスした時間などの通信情報を、利用者端末毎及び利用者毎に記憶することが可能である。
【0079】
更に、本発明により実現されるシステムの具体的な例をいくつか説明する。本発明を利用することにより、各設置場所に設置された利用者端末と、WAN上に設置された通信管理用サーバとの組み合わせによって以下のような安価なシステム形態における運用が可能となる。
ここで、本発明の利用においては以下の2つの優位点があげられる。
(1)利用者端末の各設置場所毎にサーバを持つ必要がないので、安価にシステムの構築が可能となる。
(2)データ通信インフラとして、WAN(インターネット)を利用するため専用線の準備が不要である。
【0080】
具体的な利用形態としては、以下の3つのケースが挙げられる。
ケース1:利用者端末の効果的・効率的な設置形態への改善。
ケース2:利用者端末の地理的要因(設置場所)を考慮したコンテンツ配信。
ケース3:障害発生時の利用者端末の特定。
以下、上記各ケースの詳細を説明する。
【0081】
ケース1は、例えば、利用者端末として可動型KIOSK情報端末を設置する場合であり、この場合は、KIOSK情報端末の設置場所もしくはこの設置場所の周知方法によってその利用率が大きく変動することがある。KIOSK情報端末を商品の販売促進のため有効活用しようとした場合は、これを定量的に計測し、設置場所もしくは設置した売場の形態/種類の特徴をつかむことがKIOSK情報端末の有効活用の面から重要である。
【0082】
ケース2は、実店舗を持つ小売店舗にて、催事もしくは特定商品のプロモーションなどでこのような可動型のKIOSK筐体を使う場合であり、この場合は、すべてのKIOSK情報端末でまったく同一のコンテンツを提供するのではない。そのため、商品が陳列もしくは紹介されている場所にて、当該商品に関する情報もしくはサービスなど、局所的な場の価値を向上させるためのコンテンツ提供は、KIOSKが商品の価値を訴求する上で欠かせない要素である。局所的なコンテンツとは、たとえば食品売場では食品関係のコンテンツ、特に季節者の野菜販売を強化したいのであれば特定野菜に関わるコンテンツ、家電売場では家電製品のコンテンツなどであって、この他に特定店舗にて有効なコンテンツを提供することもある。
【0083】
ケース3は、各KIOSK情報端末を識別することによって、トラブル発生時の対応を迅速にする場合である。例えばKIOSK情報端末にプリンタが接続されており、このプリンタが用紙切れを発生した場合を想定する。ここで、1店舗内に複数台のKIOSK情報端末が存在する店舗の規模が大きいときを考える。このような大型店舗では、紙切れを起こしたプリンタがどのKIOSK情報端末に接続されたものかを判別しなければ迅速な対応ができない。これは特に、双方向にて情報のやりとりをおこなうKIOSK型の情報端末の場合に顕著である。このような店舗においては、継続的なサービスを提供できるかが重要な要素となるため、KIOSK情報端末の特定は、商機会を逃さないためもしくは情報端末利用者の苦情といったマイナス要因の発生を最小限に留めるためにも重要である。
【0084】
更に、端末利用者特定後の利用の一例をいくつか説明する。
本発明を利用した利用者端末の利用者特定後の利用例を以下に説明する。
KIOSK等の店舗における無人稼動のフォローとして利用する。つまり、KIOSK情報端末は無人にて稼動することが多いため、万が一操作中に不具合が発生し、利用者が恩恵を受けられなかった場合、利用者の記録が残されれば個人を特定した後異常時のフォローが可能となる。例えば、特定の条件を満たしポイントを加算すべき処理に不具合が生じ、左記処理が未完に終わった場合、当該
利用者に連絡すると同時にポイントを加算するといったことが可能となる。
【0085】
更に、利用者毎の個別対応に利用する例を説明する。つまり、個人を特定することによって、以下のサービス/コンテンツの提供が可能となる。
(1)優良顧客の優遇
購買前に優良顧客限定の商品を提示することで、優良顧客の固定化を促進できる。
(2)利用者識別による個別対応
・数種類のコンテンツ、もしくは雛型を使いながら、あらかじめ計算された顧客層に応じて利用者別のコンテンツ/サービスを提供できる。
・来店回数に応じた、来店謝恩機能が実現できる。
・個人を特定できるため、過去に購入した商品の履歴を閲覧/取得することができる。
・会員限定特典を提供することができる。
【0086】
更に、図4に基づき、通信管理用サーバ7を制御する制御プログラムの動作処理の流れを説明する。図4は、通信管理用サーバ7を制御する制御プログラムの動作処理を示すフローチャートである。
図4に示すように、まずステップS100に移行し、情報判定部7cにおいて、利用者端末からの要求メッセージに有効なCookieが含まれているか否かを判定し、含まれていると判定された場合(Yes)はステップS102に移行し、そうでない場合(No)はステップS108に移行する。
【0087】
ステップS102に移行した場合は、情報判定部7cにおいて、要求先URLのドメインが登録済みであるか否かを判定し、登録済みであると判定された場合(Yes)はステップS104に移行し、そうでない場合(No)はステップS106に移行する。
ステップS104に移行した場合は、データ通信制御部7aにおいて、要求URLに基づき、要求されたドメインへアクセスしてそのドメインからの応答(要求コンテンツ)を中継してアクセス元の利用者端末に伝送して処理を終了する(図中ケース1)。
【0088】
一方、ステップS106に移行した場合は、Cookie取得部7d及びCookie情報記憶部7eにおいて、アクセス先のドメインに対するCookieの追加処理を行い処理を終了する(図中ケース2)。
また、ステップS108に移行した場合は、情報判定部7cにおいて、要求先のURLに有効な端末識別情報が含まれているか否かを判定し、含まれていると判定された場合(Yes)はステップS110に移行し、そうでない場合(No)はステップS112に移行する。
【0089】
ステップS110に移行した場合は、通信管理用サーバ7に登録されたドメインに対するCookieの登録処理を行い処理を終了する(図中ケース3)。
また、ステップS112に移行した場合は、情報判定部7cにおいて、利用者端末は、特殊ドメインに対する有効なCookieを有しているか否かを判定し、有していると判定された場合(Yes)はステップS114に移行し、そうでない場合(No)はステップS116に移行する。
【0090】
ステップS114に移行した場合は、利用者端末に設定されたCookieを修正して処理を終了する(図中ケース4)。
また、ステップS116に移行した場合は、情報判定部7cは、不正なアクセスと判定し、利用者端末からのアクセスを拒否して処理を終了する(図中ケース5)。
【0091】
更に、図5に基づき、上記ケース1における利用者端末側の動作処理の流れを説明する。図5は、ケース1における利用者端末側の動作処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、まずステップS200に移行し、通信管理用サーバに対して、WWWサーバの所定ドメインに対するアクセス要求を送信してステップS202に移行する。この場合、アクセス要求のメッセージには、アクセス先ドメインのCookieの情報及び端末識別情報が含まれている。
【0092】
ステップS202では、通信管理用サーバから要求したコンテンツを受信して、表示部に表示し処理を終了する。
更に、図6に基づき、上記ケース2における利用者端末側の動作処理の流れを説明する。図6は、ケース2における利用者端末側の動作処理を示すフローチャートである。
【0093】
図6に示すように、まずステップS300に移行し、新規ドメインのコンテンツへのアクセス要求を行いステップS302に移行する。
ステップS302では、通信管理用サーバ7からヘッダ部分に利用者端末にCookieを設定させるための情報(Set−Cookie)を含む情報と要求コンテンツとを受信してステップS304に移行する。
【0094】
ステップS304では、要求ページのコンテンツを表示し、更に、Cookieの設定を行い処理を終了する。
更に、図7に基づき、上記ケース3における利用者端末側の動作処理の流れを説明する。図7は、ケース3における利用者端末側の動作処理を示すフローチャートである。
【0095】
図7に示すように、まずステップS400に移行し、初期表示ページの要求(上記利用要求)を通信管理用サーバ7に伝送してステップS402に移行する。ステップS402に移行すると、通信管理用サーバ7から、未設定のドメインに対するCookieを設定するために、ヘッダ部分にSet−Cookieを含み、且つ、コンテンツにRefreshタグを有する情報を受信してステップS404に移行する。
【0096】
ステップS404では、Refreshタグによって設定されたリフレッシュ先のURLへとジャンプしてステップS406に移行する。ここで、このリフレッシュ先のURLは、次に、Cookieを設定するドメインのURLである。また、ステップS402及びステップS404の処理は、Cookieが未設定のドメインがなくなるまで繰り返し行われる。
【0097】
ステップ406に移行すると、当初要求していた初期表示ページへ自動的にジャンプしてステップS408に移行する。
ステップS408では、表示部に初期表示ページを表示して処理を終了する。更に、図8に基づき、上記ケース4における利用者端末側の動作処理の流れを説明する。図8は、ケース4における利用者端末側の動作処理を示すフローチャートである。
【0098】
図8に示すように、まずステップS500に移行し、WWWサーバの所定ドメインに対するアクセス要求を通信管理用サーバ7に伝送して、ステップS802に移行する。ここで、この場合のアクセス要求のメッセージには有効なCookie及び端末識別情報が含まれていない。
ステップS502では、通信管理用サーバ7から特殊ドメインにアクセスするためのRefreshタグを含む情報を受信し、特殊ドメインにアクセスしてステップS504に移行する。ここで、特殊ドメインに対しては、既に利用者端末用のCookieが設定されているため、このときの利用者端末からの要求メッセージには、有効なCookie情報及び端末識別情報が含まれている。
【0099】
ステップS504では、通信管理用サーバ7から再度特殊ドメインへアクセスするためのRefreshタグを含む情報を受信し、特殊ドメインにアクセスしてステップS506に移行する。このときの利用者端末からの要求メッセージにも、有効なCookie情報及び端末識別情報が含まれている。
ステップS506では、通信管理用サーバ7に対して、アクセス要求先ドメインへのアクセス要求メッセージに有効な端末識別情報を含ませたものを伝送してステップS508に移行する。
【0100】
ステップS508では、要求コンテンツとCookieを設定するために、ヘッダ部分にSet−Cookieを含む情報とを受信して、Cookieを設定しステップS510に移行する。
ステップS510では、要求ページのコンテンツを表示部に表示して処理を終了する。
【0101】
更に、図9に基づき、上記ケース5における利用者端末側の動作処理の流れを説明する。図9は、ケース5における利用者端末側の動作処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、まずステップS600に移行し、通信管理用サーバ7に対して、WWWサーバの所定ドメインに対するアクセス要求を伝送してステップS602に移行する。ここで、このアクセス要求のメッセージには、有効なCookie及び端末識別情報が含まれていない。
【0102】
ステップS602では、通信管理用サーバ7から特殊ドメインにアクセスするためのRefreshタグを含む情報を受信し、特殊ドメインにアクセスしてステップS604に移行する。ここで、アクセス要求元の利用者端末は、特殊ドメインに対しても端末識別情報及びCookieが設定されていない。
ステップS604では、通信管理用サーバ7から再度特殊ドメインへアクセスするためのRefreshタグを含む情報を受信し、特殊ドメインにアクセスしてステップS606に移行する。このアクセス要求のメッセージには、有効なCookie及び端末識別情報が含まれていない。
【0103】
ステップS606では、通信管理用サーバ7から受信したアクセス拒否通知を表示部に表示して処理を終了する。
更に、図10に基づき、Cookie自動登録処理時の通信管理用サーバ7の動作処理の流れを説明する。図10は、Cookie自動登録処理時の通信管理用サーバ7の動作処理を示すフローチャートである。
【0104】
図10に示すように、まずステップS700に移行し、利用者端末のCookie初期設定モードへとモード変更してステップS702に移行する。
ステップS702では、利用者端末からの要求メッセージ(ここではURL)から端末識別情報を取得してステップS704に移行する。
ステップS704では、設定すべきCookieを内部テーブルから参照してステップS706に移行する。
【0105】
ステップS706では、全ての登録ドメインへのCookieの設定が完了したか否かを判定し、完了したと判定された場合(Yes)はステップS718に移行し、そうでない場合(No)はステップS708に移行する。
ステップS708に移行した場合は、次に設定すべきドメインをひとつ選択してステップS710に移行する。ここで、図3(b)に示すテーブルを参照して、設定状態がFALSEのドメインを選択する。
【0106】
ステップS710では、利用者端末に対してHTTPレスポンスとして適切なCookieを設定するメッセージ(Set−Cookieを含むメッセージ)を生成してステップS712に移行する。
ステップS712では、Set−Cookieを含むメッセージを利用者端末に伝送してステップS714に移行する。ここで、利用者端末が要求したドメインへのメッセージの回答として、通信管理用サーバ7において生成された上記メッセージを送信することで、利用者端末側では、このドメインに対するCookieが設定される。
【0107】
ステップS714では、利用者端末が複数ドメインにCookieを設定できる機種か否かを判定し、設定できる機種であると判定された場合(Yes)はステップS716に移行し、そうでない場合(No)はステップS718に移行する。つまり、第2の利用者端末3のように、ドメイン毎にCookieを設定できないものもあるためこの処理が行われる。
【0108】
ステップS716に移行した場合は、利用者端末へのHTTPレスポンスとして、Refreshタグによる設定でリフレッシュ先に次候補のドメインのURLを付与したメッセージを利用者端末に伝送してステップS706に移行する。これにより、利用者端末は、要求したドメインに対してCookieを設定し終えた数秒後に、指定されたURLのページを自動的に表示する。
【0109】
一方、ステップS718に移行した場合は、当初要求したドメインからのコンテンツをレスポンスとして利用者端末に伝送して処理を終了する。つまり、当初、通信管理用サーバ7で保管していた、要求先ドメインをリフレッシュ先とするメッセージを利用者端末に伝送することで、利用者が指定したコンテンツが利用者端末において表示される。
【0110】
更に、図11に基づき、通信管理用サーバ7における新規ドメインに対するCookie追加処理の流れを説明する。図11は、通信管理用サーバ7における新規ドメインに対するCookie追加処理を示すフローチャートである。この処理が実行される状況としては、利用者端末で表示するコンテンツが更新され、未登録の新しいドメインにアクセスする必要が生じたときである。
【0111】
図11に示すように、まずステップS800に移行し、内部テーブルにおける現在のモードをCookie追加モードへと変更してステップS802に移行する。
ステップS802では、通信管理用サーバ7の内部テーブルに新規ドメインを追加してステップS804に移行する。
【0112】
ステップS804では、利用者端末へのレスポンス用のHTTPヘッダにSet−Cookie文字列とその情報を追加してステップS806に移行する。
ステップS806では、利用者端末が複数ドメインに対してCookieを設定できる機種か否かを判定し、設定できる機種であると判定された場合(Yes)はステップS808に移行し、そうでない場合(No)は、Cookie取得部7d及びCookie情報記憶部7eによって、該当するWWWサーバの新規ドメインから利用者端末に対するCookieを取得して内部テーブルに登録し処理を終了する。
【0113】
ステップS808に移行した場合は、該当するWWWサーバにアクセスして、利用者端末へのレスポンス情報を取得し、そのHTTPヘッダに上記文字列を追加してステップS810に移行する。
ステップS810では、HTTP中継時のコンテンツ部分には手を加えずに単純に利用者端末へとレスポンス情報を中継してステップS812に移行する。
【0114】
ステップS812では、利用者端末からのレスポンスにより、利用者端末側でコンテンツの表示及び新規ドメインに対するCookieが設定されたことを確認して処理を終了する。
つまり、登録済みのドメイン内のコンテンツから、新規ドメインへのアクセス要求が送信されたときの処理である。始めは、登録済みのドメイン内からの接続要求となるため、利用者端末を特定することができるCookieが送信されるのでこの時点では通信管理用サーバ7は利用者端末を特定することができる。しかし、その後新規ドメインのコンテンツが送られてきて、その新規ドメイン内の更に詳細なコンテンツを要求したときに、この時点でCookieの未登録な新規ドメインからの要求となるため、利用者端末からの要求メッセージには利用者端末を特定するCookieが含まれず通信管理用サーバ7は利用者端末を特定することができない。これを回避するために上記処理を行い、利用者端末に新規ドメインのCookieを追加設定する。
【0115】
更に、図12に基づき、通信管理用サーバ7における利用者端末のCookie修正処理の流れを説明する。図12は、通信管理用サーバ7における利用者端末のCookie修正処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、まずステップS900に移行し、内部テーブルのモードをCookie修正モードに変更してステップS902に移行する。
【0116】
ステップS902では、特殊ドメインへのリフレッシュコンテンツを利用者端末に送信してステップS904に移行する。
ステップS904では、利用者端末から特殊ドメインへのアクセス要求を受信してステップS906に移行する。
ステップS906では、二度目の特殊ドメインへのリフレッシュコンテンツを利用者端末に送信してステップS908に移行する。
【0117】
ステップS908では、二度目の特殊ドメインへのアクセス要求と同時にそのドメインの有効なCookie及び端末識別情報を受信してステップS910に移行する。
ステップS910では、利用者端末からの本来のアクセス要求先のドメインに対して、そのコンテンツ要求メッセージに、取得した有効なCookieを付与したものを送信してステップS912に移行する。
【0118】
ステップS912では、取得した有効なCookieが付与された要求メッセージをアクセス要求先のドメインに伝送して処理を終了する。
更に、図13に基づき、通信管理用サーバにおける利用者特定処理の流れを説明する。図13は、通信管理用サーバにおける利用者特定処理を示すフローチャートである。
【0119】
図13に示すように、まずステップS1000に移行し、利用者端末からのアクセス要求があり、利用者特定の要求が発生するとステップS1004に移行する。ここで、利用者の特定が発生するのは、そのアクセス先のドメインがアクセスできる利用者を限定しているような場合である。
ステップS1004では、認証部7bにおいて、利用者端末及びその利用者の認証処理を行いステップS1006に移行する。
【0120】
ステップS1006では、利用者端末から取得した、端末固有の端末識別情報と利用者固有の会員番号とをひも付けして記憶し処理を終了する。
更に、図14に基づき、利用者端末におけるアプレット使用による認証処理の流れを説明する。図14は、利用者端末におけるアプレット使用による認証処理を示すフローチャートである。
【0121】
図14に示すように、まずステップS1100に移行し、認証用アプレットの起動リクエストを利用者端末に伝送してステップS1102に移行する。
ステップS1102では、アプレット起動時のパラメータ指定に端末識別情報を追加してステップS1104に移行する。
ステップS1104では、認証用アプレットを起動してステップS1106に移行する。
【0122】
ステップS1106では、認証に必要なデータを入力してステップS1108に移行する。ここで、本実施の形態においては、第1の利用者端末2のカード挿入口に会員カードを挿入することにより認証用データの入力を行う。
ステップS1108では、認証用データと共に利用者端末の端末識別情報をアプレット経由で通信管理用サーバ7に通知してステップS1110に移行する。
【0123】
ステップS1110では、通信管理用サーバ7からの利用者端末及び利用者が認証されたことを示す認証結果を受信してステップS1112に移行する。
ステップS1112では、以降のアクセスにおいては、利用者端末に対する認証番号を特定するようにして処理を終了する。
更に、図15に基づき、利用者端末におけるHTML使用による認証処理の流れを説明する。図15は、利用者端末におけるHTML使用による認証処理を示すフローチャートである。
【0124】
図15に示すように、まずステップS1200に移行し、通信管理用サーバ7からの会員番号/パスワード入力要求に対して、会員番号及びパスワードを入力してステップS1202に移行する。
ステップS1202では、回答時のHTTPヘッダに端末識別情報を付加して通信管理用サーバ7に送信する。
【0125】
ステップS1204では、通信管理用サーバ7からの利用者端末及び利用者が認証されたことを示す認証結果を受信して処理を終了する。ここで、通信管理用サーバ7では、端末識別情報と会員番号との関連が判明するので認証することが可能となる。
更に、図16に基づき、通信管理用サーバ7における上記図4のフローチャートにおけるステップS104の通常処理時の通常送信処理の流れを説明する。図16は、通信管理用サーバ7における通常処理時の送信処理を示すフローチャートである。
【0126】
図16に示すように、まずステップS1300に移行し、利用者端末から接続先のドメインに有効なCookieを取得し、且つ、そのドメインが通信管理用サーバ7の内部テーブルに登録済みのものであることを受けて、通常送信処理を開始してステップS1302に移行する。
ステップS1302では、利用者端末からのアクセス要求を受信してステップS1304に移行する。
【0127】
ステップS1304では、利用者端末及び利用者の特定処理を行いステップS1306に移行する。
ステップS1306では、前回接続時の個別Cookieがあるか否かを判定し、あると判定された場合(Yes)はステップS1308に移行し、そうでない場合(No)は処理を終了する。
【0128】
ステップS1308に移行した場合は、接続先WWWサーバのドメイン向けのCookieをHTTPヘッダに追加して、このメッセージを該当するドメインに伝送し処理を終了する。
更に、図17に基づき、通信管理用サーバ7における上記図4のフローチャートにおけるステップS104の通常処理時の通常受信処理の流れを説明する。図17は、通信管理用サーバ7における通常処理時の受信処理を示すフローチャートである。
【0129】
図17に示すように、まずステップS1400に移行し、利用者端末から接続先のドメインに有効なCookieを取得し、且つ、そのドメインが通信管理用サーバ7の内部テーブルに登録済みのものであることを受けて、通常受信処理を開始してステップS1402に移行する。
ステップS1402では、接続先ドメインから「Set−Cookie」を受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合(Yes)はステップS1404に移行し、そうでない場合(No)はステップS1406に移行する。
【0130】
ステップS1404に移行した場合は、内部テーブルにCookie値を反映してステップS1406に移行する。
ステップS1406では、接続先ドメインから受信したデータを適切な利用者端末に転送して処理を終了する。
以上、通信管理用サーバ7は、利用者端末からの利用要求に応じて、予め登録された複数のドメインに対して利用者端末がCookieを有していないものに対しては、そのドメインからCookieを取得して利用者端末に自動的に設定する処理を行うので、以降は、設定されたCookieによって利用者端末の特定が可能となる。
【0131】
また、利用者端末からのWWWサーバのドメインへのアクセス要求に対して、通信管理用サーバ7は、利用者端末がそのドメインに有効なCookieを有していないときは、Cookie取得手段7dによってそのドメインのCookieを取得して利用者端末に設定するようにしたので、Cookieの情報が消えたり壊れたりしたときでも正常なCookieの設定が可能となる。
【0132】
また、認証部7bにおいて、利用者端末及び利用者の認証を行うことで、未登録の利用者端末や利用者による不正アクセスを阻止することが可能となる。
また、通信情報記憶部7fによって、WWWサーバの所定ドメインと利用者端末との間の通信情報を取得して記憶するようにしたので、これら取得した通信情報を利用したサービスの提供が可能となる。
【0133】
ここで、図2に示す、認証部7bは、請求項6及び請求項7記載の認証手段に対応し、情報判定部7cにおける利用者端末からのCookieが有効か否かを判定する処理は、請求項1記載のCookie情報判定手段に対応し、情報判定部7cにおける利用者端末からの端末識別情報が有効か否かを判定する処理は、請求項1記載の端末識別情報判定手段に対応し、Cookie取得部7dは、請求項1記載のCookie取得手段に対応し、Cookie情報記憶部7eは、請求項1乃至請求項3記載のCookie情報記憶手段に対応し、通信情報記憶部7fは、請求項2記載の通信情報取得手段と請求項2及び請求項5記載の通信情報記憶手段とに対応する。
【0134】
なお、上記実施の形態においては、利用者端末に対して予め通信管理用サーバ7に登録された複数のドメインに対するCookieを、事前に設定するようにしているが、これに限らず、予め複数のドメインの情報を登録しない態様であっても良い。この場合は、例えば、利用者端末からのアクセス要求メッセージに必ず端末識別情報を付加するようする。そして、通信管理用サーバは、新規ドメインへのアクセス要求が有るたびにそのドメインを端末識別情報及びそのドメインのCookieと対応付けて登録する。以降は、利用者端末からのアクセス要求に含まれる端末識別情報からそのアクセス要求先のドメインに対応したCookieの情報が登録されているか否かを判定し、登録されている場合は、そのCookieを付加してドメインにアクセス要求メッセージを中継する。このようにすれば、シンクライアントのような電源を落とすとCookieの情報が全て消去してしまうような端末に対しても、そのアクセスに対してすぐに端末の特定が可能であり、且つ、ドメインとの間の長期的な通信履歴等も取得することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンテンツ提供システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 通信管理用サーバ7の詳細構成を示すブロック図である。
【図3】 通信管理用サーバ7の管理テーブルを示す図である。
【図4】 通信管理用サーバ7を制御する制御プログラムの動作処理を示すフローチャートである。
【図5】 ケース1における利用者端末側の動作処理を示すフローチャートである。
【図6】 ケース2における利用者端末側の動作処理を示すフローチャートである。
【図7】 ケース3における利用者端末側の動作処理を示すフローチャートである。
【図8】 ケース4における利用者端末側の動作処理を示すフローチャートである。
【図9】 ケース5における利用者端末側の動作処理を示すフローチャートである。
【図10】 Cookie自動登録処理時の通信管理用サーバ7の動作処理を示すフローチャートである。
【図11】 通信管理用サーバ7における新規ドメインに対するCookie追加処理を示すフローチャートである。
【図12】 通信管理用サーバ7における利用者端末のCookie修正処理を示すフローチャートである。
【図13】 通信管理用サーバにおける利用者特定処理を示すフローチャートである。
【図14】 利用者端末におけるアプレット使用による認証処理を示すフローチャートである。
【図15】 利用者端末におけるHTML使用による認証処理を示すフローチャートである。
【図16】 通信管理用サーバ7における通常処理時の送信処理を示すフローチャートである。
【図17】 通信管理用サーバ7における通常処理時の受信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…コンテンツ提供システム、2…第1の利用者端末、3…第2の利用者端末、4…第3の利用者端末、7…通信管理用サーバ、7a…データ通信制御部、7b…認証部、7c…情報判定部、7d…Cookie取得部、7e…Cookie情報記憶部、7f…通信情報記憶部、8…第1のWWWサーバ、9…第2のWWWサーバ、10…WAN

Claims (4)

  1. 利用者端末からのWWW(World Wide Web)サーバへのアクセス要求を当該WWWサーバへと中継し、当該WWWサーバから前記利用者端末への応答を当該利用者端末に中継する通信管理用サーバであって、
    前記利用者端末からの前記WWWサーバにおける所定ドメインへのアクセス要求があったときに、当該アクセス要求に係る情報中に前記アクセス先ドメイン用のCookieが含まれているか否かを判定するCookie情報判定手段と、
    前記アクセス要求に係る情報中に前記利用者端末固有の端末識別情報が含まれているか否かを判定する端末識別情報判定手段と、
    前記Cookie情報判定手段及び前記端末識別情報判定手段の判定結果の少なくとも一方に基づき、前記アクセス先のドメインから前記利用者端末用のCookieを取得するCookie取得手段と、
    当該Cookie取得手段によって取得したCookieを前記端末識別情報と対応付けて記憶するCookie情報記憶手段と、
    前記利用者端末のアクセス可能な複数のドメインの情報が予め登録されており、前記利用者端末からのアクセスに応じて、当該利用者端末の前記端末識別情報と前記Cookie情報記憶手段の記憶内容とに基づき、前記複数のドメインのうち当該利用者端末用のCookieを有していないドメインに自動的にアクセスし、そのCookieを取得するCookie自動取得手段と、
    を備え、
    前記Cookie情報記憶手段は、前記Cookie自動取得手段によって取得したCookieを前記端末識別情報及び当該取得したCookieに該当するドメインの情報に対応付けて記憶するようになっていることを特徴とする通信管理用サーバ。
  2. 前記Cookie自動取得手段によって取得されたCookieを前記利用者端末に自動的に設定するCookie自動設定手段を更に含むことを特徴とする請求項記載の通信管理用サーバ。
  3. 利用者端末からのWWW(World Wide Web)サーバへのアクセス要求を当該WWWサーバへと中継し、当該WWWサーバから前記利用者端末への応答を当該利用者端末に中継する通信管理用サーバを制御するためのプログラムであって、
    前記利用者端末からの前記WWWサーバにおける所定ドメインへのアクセス要求があったときに、当該アクセス要求に係る情報中に前記アクセス先ドメイン用のCookieが含まれているか否かを判定するCookie情報判定ステップと、
    前記アクセス要求に係る情報中に前記利用者端末固有の端末識別情報が含まれているか否かを判定する端末識別情報判定ステップと、
    前記Cookie情報判定ステップ及び前記端末識別情報判定ステップにおける判定結果の少なくとも一方に基づき、前記アクセス先のWWWサーバから前記利用者端末用のCookieを取得するCookie取得ステップと、
    当該Cookie取得ステップによって取得したCookieを前記端末識別情報と対応付けて記憶するCookie情報記憶ステップと、
    前記通信管理用サーバには前記利用者端末のアクセス可能な複数のドメインの情報が予め登録されており、前記利用者端末からのアクセスに応じて、当該利用者端末の前記端末識別情報及び前記Cookie情報記憶ステップによる記憶内容に基づき、前記複数のドメインのうち当該利用者端末用のCookieを有していないドメインに自動的にアクセスし、そのCookieを取得するCookie自動取得ステップと、
    を備え、
    前記Cookie情報記憶ステップにおいては、前記Cookie自動取得ステップによって取得したCookieを前記端末識別情報及び当該取得したCookieに該当するドメインの情報に対応付けて記憶するようになっていることを特徴とする通信管理用サーバ制御プログラム。
  4. 前記Cookie自動取得ステップによって取得されたCookieを前記利用者端末に自動的に設定するCookie自動設定ステップを含むことを特徴とする請求項記載の通信管理用サーバ制御プログラム。
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