JP4344344B2 - 投薬装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医学に使用される装置を含む、選択された量の物質を投与即ち投薬するための装置に関する。特に、本発明は、半自動的なプライミング機能を提供する投薬装置を含む、選択された量即ち投薬量の物質を送給する装置、及び、注射可能な生成物の投薬量投与に関する。
インシュリン、ホルモン等のような薬剤の投薬量投与即ち送給のための装置は周知である。このような装置は注射ペンとして知られるものを含む、注射装置を有する。注射ペンは、例えば糖尿病患者のような患者が所望の投薬量のインシュリンを自己投与するために作動させることのできる注射装置である。典型的には、このような注射ペンはハウジングの開口から突出する投薬ノブを有する。注射による投与のために、投与すべく投薬量が投薬ノブにより選択又は設定される。投薬ノブを旋回させることにより、駆動手段が予め設定される。注射のために、次いで、投薬ノブは、第2の端位置に到達するまで、第1の端位置から僅かにハウジング内部へ前方に移動させられる。この工程において、注射すべき予め設定された量の生成物が投与される。更に、注射の工程においては、駆動手段は前方へ移動してピストン上に作用し、このピストンはアンプル内の注射可能な生成物上に作用し、そのため、薬剤はアンプルから変位し、カニューレを介して押し出される即ち送給される。
薬剤の投与後、典型的には、プライミング工程を実行することにより新たなその後の注射のために注射ペンを準備する必要がある。既知のように、この工程においては、注射を実行せずに、注射すべきある少量の生成物を押し出すことにより、注射カニューレの横断面即ち中央ボアを空気抜きすると共に残留した材料を除去する。
単にプライミングと呼ぶことのできるこのプライミング工程は注射を行わなければならない患者のための付加的な作業工程であり、この工程は、プライミングの後の随意の注射を行うべき場合に、忘れてはならないものである。少なくとも1つの既知の投薬装置即ち注射ペンにおいては、調整区分を回転させることによって、投与位置からプライミング位置への切り換えを達成することにより、プライミングが行われる。この調整は次回の投与又は注射のために再度リセットしなければならない。これは患者の更なる労力及び更なる注意を要求する。これはまさに、迅速なインシュリン注射を完全に行わなければならない場合に、患者がこの操作工程をうかつに軽視するか又は不適切に実行することがあるような精神的に疲れる状況である。
従って、本発明の目的は、プライミング機能を達成する別の方法を可能にする注射及び(又は)投薬装置を提供することである。更に、本発明の目的は投薬装置の既存の機械的な素子に有利に組み込むことのできる簡単化したプライミング機能を利用できるようにすることである。
1つの実施の形態においては、本発明は注射可能な生成物の投薬量投与のための装置であり、この装置は生成物のための容器を備えたハウジングと、ハウジング内で変位自在に支持された投薬素子を介して移動できる駆動機構とを有し、駆動機構は集合配置されてグループを形成する係合素子を複数グループ有し、グループ間の距離は注射可能な生成物の投薬量に対応し、係合素子間の距離は注射可能な生成物のプライミング量に対応し、投薬素子は、投薬素子が投薬量を投与するために1つの時点で係合素子の1つのグループと相互作用し、プライミング量を解放するために別の時点で1つの係合素子と相互作用するように、駆動機構に結合される。本発明は装置をプライミングする工程を有する、注射又は投薬装置を使用する方法を包含することができる。
1つの実施の形態においては、本発明は、生成物のための容器を備えたハウジングを有する、注射可能な生成物の投薬量投与のための装置であり、所定の投薬量のための運搬手段が設けられ、運搬手段のための駆動手段が設けられ、駆動手段はハウジング内で変位自在に支持された投薬素子を介して移動することができ、本発明によれば、駆動手段は集合配置されてグループを形成する係合素子を複数グループ備え、グループ間の投薬距離は投薬量に対応し、係合素子間のプライミング距離は注射可能な生成物のプライミング量に対応し、1つの時点で投薬量の注射可能な生成物を投与し、別の時点でプライミング量を解放するために、投薬素子が1つの時点で係合素子の1つのグループと相互作用し、別の時点で1つの係合素子と相互作用するような方法で、投薬素子が駆動手段に結合される。
1つの実施の形態においては、本発明は、投薬のための装置の区分即ち一部がプライミング装置に結合されているような投薬装置である。特に、集合配置されてグループを形成する係合素子を複数グループ具備する手段が設けられ、グループ間の投薬距離は投薬量に対応し、係合素子間のプライミング距離はプライミング量に対応する。
更に、好ましい実施の形態によれば、1つの時点で投薬量を投与し、別の時点でプライミング量を投与するために、事情次第で、投薬ノブ即ち投薬素子が係合素子の1つのグループと相互作用し、別の時点で個々の係合素子と相互作用するような方法で、投薬ノブを駆動手段に接続できる。本発明に係るこのデザインにおいては、投薬量投与のための駆動手段はまた、統合された即座の方法で、プライミング機能を制御する能力を有する。このようにして、プライミング機能が各投与機能よりも先行し、それぞれ後者を追従することを保証できる。更に、新たなアンプルが設置されてしまった後の第1のプライミング機能はこの方法で管理することができる。
もちろん、患者が投薬量の投与即ち送給を最終的に生じさせる力を伝達できる限り、投薬ノブの代わりに、異なる適当な投薬素子を使用することができる。それ故、「投薬ノブ」という用語は任意の適当な投薬又は投薬量設定素子又は構造体を例示するものとして考えるべきである。
有利には、投薬ノブに接続される前進スリーブを設ける。前進スリーブは投薬ノブから駆動手段へ推進力を伝達するために駆動手段上に作用する。従って、前進スリーブにより伝達素子が提供され、それによって、患者により加えられた推進力はピストンに作用するように投薬ノブ及び前進スリーブを介して駆動手段へ伝達することができ、このピストンは投薬装置内に位置するアンプル又は他のリザーバ又は容器から注射可能な生成物を押し出す。
有利には、係合素子のグループは少なくとも2つの係合素子を有する。係合素子の2つの連続するグループ間の距離は最大の移動を可能にするために即ち定められた所定の投薬量を投与するために利用される。
グループの2つの連続する係合素子間の距離は、この距離がプライミング機能を遂行するために推進させるべきプライミング量に精確に対応するように、決定又は選択することができる。
本発明に係る投薬装置を作動させる人間が注射又は投与を遂行したい場合、その人間は投薬ノブを引っ張り、それによって、ノブは押し出し方向とは逆の方向即ち注射針から離れるような方向に前進スリーブを軸方向へ移動させる。前進スリーブは投薬距離だけ移動し、そのため、少なくとも横断面で鉗子状である前進スリーブの区分上の係合キャッチは駆動手段の係合素子の次のグループの係合素子と係合できるようになる。続いて、患者は注射針の押し出し方向に投薬ノブを移動させることができ、それによって、投薬ノブは軸方向前方に前進スリーブを移動させ、そうすることにより、例えばネジロッド、歯付きロッド等の駆動手段を前進させる。駆動手段はピストン上に作用し、所定量の注射可能な生成物例えばインシュリンの押し出しを生じさせる。続いて、次の注射を準備するために、患者は投薬ノブを再度引っ張ることができ、それによって、前進スリーブ上のキャッチはそのグループの係合素子から係合解除され、同じグループの次の係合素子へ移動する。患者が投薬距離に対応する距離を越えて投薬ノブを完全に引き戻した場合、前進スリーブ上のキャッチは、係合素子を設けていない距離にわたって、駆動手段を横切って摺動するが、前進スリーブ上のキャッチは次のグループの係合素子と係合することができない。その理由は、投薬ノブが運動できる距離が限られているため、前進スリーブが係合のために必要な付加的な距離を運動できないからである。投薬ノブの引き続きの作動により、前進スリーブは、係合素子と係合できずに、再度前進する。前進スリーブのキャッチが先のグループの最後の係合素子に係合してしまったときにのみ、駆動手段は再度前進することができ、グループの係合素子間の短い距離に対応して、プライミング量の注射可能な生成物だけが押し出される。
この工程が終了した後、次いで、患者は投薬ノブを後方へ再度引っ張ることができ、それによって、前進スリーブ上のキャッチはまた最後の係合素子から係合解除され、次のグループの係合素子が存在しない限り、駆動手段上を摺動し、投薬ノブが最大可能な距離外へ引っ張られてしまったときには、次のグループの係合素子と係合するようになる。この最大距離は原則として最大可能な投薬量を解放できる最大推進運動に対応する。従って、係合素子の1つのグループは少なくとも2つの係合素子を有し、この場合、1つのグループの2つの係合素子間の距離はプライミング量に対応すべきであり、2つのグループ間の距離は最大投薬量に対応すべきである。最大投薬量以外の投薬量は、例えば駆動手段及び(又は)前進スリーブのための設定可能な推進経路により、別に設定することができる。すなわち、前進スリーブに関連して投薬ノブは常に同じ距離を引き戻すことができるが、駆動手段又は前進スリーブは、事情次第で、異なる量の注射可能な生成物を投与できるようにするために、調整可能な経路だけ前進することができる。
ある実施の形態においては、有利には、係合素子のグループの特徴とするところは、係合素子のグループ間の距離がグループの係合素子間の距離より大きいという事実である。これは一般に真実である。その理由は、プライミング量が一般に投薬即ち注射量より小さいからである。
患者による作動を更に容易にするため、本発明に係る投薬装置はプライミングインジケータを具備することができる。このインジケータは、駆動手段及び(又は)投薬ノブの作動がプライミング機能の準備をもたらしてしまったことを表示する信号を与える。このようにして、患者は装置の現在の作動状態を思い出す必要はなく、これが機能的な信頼性を向上させる。
ある実施の形態においては、本発明に係る注射即ち投薬装置は、前進装置が投薬ノブにより引っ張られる間に駆動手段を適所に保持できるようにするために駆動手段の係合素子に同様に係合できる例えば案内スリーブのような案内装置を有することができる。案内装置の係合位置及び前進スリーブの係合位置即ちこれらの間の距離を介して、可変の投薬を行うことができる。ここでは、投薬ノブは同じ距離にわたって常に引き戻すことができるが、駆動運動は係合位置の間隔を適合させるように調整可能に制限されるように、前進スリーブ上のストッパは適当に設定しなければならない。
本発明の1つの実施の形態によれば、駆動手段は係合素子の少なくともいくつかのグループ間に等しい距離を有する。グループ間のこれらの等しい距離により、注射可能な生成物の個々の投薬量を固定的に設定することが可能である。本発明に係る投薬装置はまた伸長できるペンとして使用される。すなわち、この場合、付加的なアンプルは必要ではないが、ハウジングの容器内へ交換可能なアンプルを直接配置することなく、生成物を収容することができる。
ある好ましい実施の形態においては、駆動手段は円滑な方法でグループ間に形成され、すなわち、グループ間で、駆動手段はグループに属する係合素子又は構造体を有しない。
図1には、本発明に係る装置の1つの実施の形態を示し、この装置は保護キャップSにより囲まれた注射針又はカニューレNを担持する端部(前端と呼ぶことができる)を備えたハウジング1を有する。注射針Nのための別のジャケットを設けることができるが、このジャケットは一般に最初の使用時に取り外され、無菌の理由のために、新たな注射針Nの取り付け部又は装着部と共にのみ配置される。
ハウジング1内に更に設けたアンプル3は注射可能な生成物を押し出すことができるようにするためにアンプルの内部で運動できるピストン4を具備する。円筒状のハウジング1の軸方向において、例えば歯付きロッド、ネジロッド等である駆動手段5がピストン4に取り付けられる。駆動手段は、案内装置特に案内スリーブ25内及び前進装置特に前進スリーブ7内で、軸方向に、注射針Nの方向に前方へ及び投薬ノブ9の方向に後方へ移動する。
投薬ノブ9は事情次第で前進装置即ち前進スリーブ7に固定される。投薬ノブ9は、プライミング機能を実行できることを表示することを意図するインジケータ30を有する。
図2ないし5を参照して、本発明に係る投薬装置の素子を以下に更に説明する。図において、同じ符号は同一の又は機能的に類似の素子のために使用され、そのため、同じ素子の繰り返しの説明が不要であることに留意すべきである。
図2において、歯付きロッド5、前進スリーブ7及び案内スリーブ25を有する駆動手段は一般的な方法で断面図として表される。
歯付きロッド5は数個のグループ5aの係合素子5b、5c、5dを有し、これらのグループは、その機能に従って、図4に明示するようなグループ間のある距離を有する。前方のグループ5aは新たなアンプルの配置後の第1の空気抜き即ちプライミングを可能にするように配置された3つの歯を有する。これに対応して、歯の以後の1つ置きのグループ5aは3つの歯を備える。前方のグループ5aに続くグループ5aは2つの歯を有し、3つの歯を備えたグループ5aに続くグループはまた2つの歯を有し、これらの2つの歯は定められた投薬量の投与(前方の歯5d)及びプライミング機能にとって十分なものである。すべての次のグループ(ここでは見えない)は投薬量投与及びプライミング機能を実行するために同様に2つの歯を有することができる。歯又は歯様の構造体は係合素子として示すが、歯付きロッドと一体か又はこれに取り付けた任意の適当な構造体を使用できることを認識すべきである。
前進スリーブ7は事情次第で係合素子のグループ5aの係合素子即ち歯と係合できるそれぞれの係合キャッチ7bを備えた2つの歯様のジョー7cを有する。歯5bないし5dは、歯付きロッド5の前進運動により、ジョー7cが広がることができるように形状づけられ、装置の円筒状ハウジング1(図1)の円筒軸線に対する歯付きロッド5の前進方向において、歯はハウジング1(図1)の円筒軸線に対してかなりの鋭角を持つフランクを有し、この角度は、例えば、ほぼ30ないし60°の範囲とすることができる。このデザインにより、歯5b−5dは前進スリーブのキャッチ7bから係合解除できる。
逆に、歯付きロッド5の各歯の前進方向においては、後方のフランクは、歯付きロッド5の前進方向とは逆に、ハウジングの円筒軸線に垂直に指向する歯様のジョー7cの前端が前進方向とは反対の方向において大きな抵抗に対抗するように極めて急勾配のものとして形成され、そのため、前進方向とは反対の方向への歯付きロッド5の変位は不可能になるか又は実質上不可能になる。
案内装置即ち案内スリーブ25は、前進スリーブ7と同様に、2つの歯様のジョー25cを有するように設計される。歯様のジョー25cは1つの位置において歯付きロッド5を保持するために歯5b−5dと係合できるキャッチ25bを備え、一方、本発明に係る装置を別の作動状態にするために、投薬ノブ9により前進スリーブ7上で引っ張りを遂行して、前進スリーブ7と現在の歯との係合を解除する。
案内スリーブ25はストッパ25aを有し、前進方向において案内スリーブ25に対する前進スリーブの前進運動を制限するために、前進スリーブの対応するストッパ7a(図3)がこのストッパ25aに当接し、それによって、歯付きロッド5の前進運動も制限される。
ある実施の形態においては、本発明は連続する投与及びプライミング手順のシーケンスを提供する。新たなアンプル3をハウジング1内に挿入することができる。次いで、注射針Nの第1の空気抜きを実行するために、歯様のジョー7cのキャッチ7bが前進位置へ既に運ばれた3つの歯を有するグループ5aの係合素子と係合し、投薬ノブがカニューレN(図1)の方向に押圧された直後に軸方向前方へ歯付きロッド5を移動させる。3つの歯を有する前方のグループの前部から第3番目の歯は案内スリーブ25の前方の歯様のジョー25cのキャッチ25bから係合解除され、歯の最前方のグループの最後方の歯の後方フランクの背後でフック止めされる。従って、歯付きロッド5の前端はピストン4を押圧して第1のプライミングを生じさせ、装置を準備状態にする。続いて、投薬ノブ9を引っ張る。投薬ノブ9は前進スリーブ7に強固に接続され、投薬ノブ9の後方への引っ張りにより、前進スリーブ7の前端でのキャッチ7bは先に係合していた歯から係合解除される。
投薬手順が実行されると、歯様のジョー7cはスリップし、次のグループの次の歯と係合するように、歯のグループ間の歯付きロッド5の歯無しシャフトセグメントに沿って摺動又は走行する。この状況においては、投薬ノブは次いで完全に引き出され、注射針Nの方向における投薬ノブ9の押圧により、ピストン4は所定の投薬量の注射可能な生成物の投与を生じさせるようにアンプル3内で前方に移動できる。
次の作動により、投薬ノブ9が再度引き戻された場合、前進スリーブ7も戻り移動し、歯付きロッド5の次の歯即ち歯の対応するグループ5aの歯5cの傾斜したフランク上でスリップする。投薬ノブが更に引っ張られると、前進スリーブは歯付きロッド5の歯無し区域上でスリップするが、その把持範囲内で次のグループの次の歯に到達することができない。次いで、投薬ノブを押すと、歯様のジョー7cは歯付きロッド5の歯無し区域上で戻りスリップし、次いで、歯の急勾配のフランクの背後でフック止めされ、小距離の前進を行うだけでプライミング機能の遂行を引き続いて行うことができる。
歯様のジョー25c、7cは半径方向に撓むことができ、投薬ノブ及びこれを介して前進スリーブが引っ張られたときに半径方向に移動し、この場合、キャッチ7b、25bは歯付きロッド5の関連する歯上をスリップする。続いて、それぞれの歯様のジョーがその初期の半径方向の位置へ戻る。
続いて、上述の作用が繰り返され、もちろん、新たなアンプルの挿入後に第1のプライミングが生じる。
図4において、歯の連続するグループ間の投薬距離Dを明確に示す。また同様に、歯のグループの連続する歯間のプライミング距離Pも示す。投薬距離はプライミング距離よりも実質上短いことを認識すべきである。
図5а−5cはプライミングインジケータ30を詳細に示す。本発明に係る投薬装置においては、図5aの投薬量設定状態において、プライミングインジケータのローブ30aはハウジング1の壁に当接しており、従って、外部からは見えない。板バネ39cはハウジング1の壁の方向にインジケータのローブ30aを押圧する。板バネ30cは投薬ノブ9又は前進スリーブ7の下方区分に取り付けられる。ここで、投薬ノブ9を引っ張った場合、インジケータのローブ30aはハウジング1の壁のインジケータ溝穴内へスリップ進入することができ、次いで、外部から知覚できるようになる。この位置は、プライミング手順のために装置の準備が整い、プライミングを実行すべきであることを示すためのものである。
図5cにおいて、「0」位置が示され、この位置では、インジケータのローブ30aは装置の中立位置を示す。
従って、本発明によれば、投薬即ち注射装置が利用できるようにされ、この場合、使用者即ち患者にとってプライミング工程が一層容易になる。使用者は適当な機能を連続的に実行し、プライミングを遂行すべき場合は、注射に着手せず、逆に、注射を遂行すべき場合は、プライミングに着手しないようにするだけである。
以上の説明において、例示及び説明の目的で好ましい実施の形態を含む本発明の実施の形態を示した。しかし、これらの実施の形態がすべてではなく、また、これらの実施の形態は開示された精確な形状及び工程に本発明を制限するものではない。ここでの教示に照らして、修正又は変形が可能であり、すべてのこのような修正及び変形は特許請求の範囲で特定されるような本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る装置を通る軸方向の縦断面図である。 投与位置における、図1の装置の、本発明に従って修正された駆動区域を通る軸方向の縦断面図である。 プライミング機能が実行されている状態を示す図2に対応する図である。 投薬が実行されてしまい、プライミング機能が継続中の状態を示図2、3に対応する図である。 図5及び図5aないし図5cは、異なる位置における、プライミングインジケータの区域での図1の装置を通る断面図である。
符号の説明
1 ハウジング
3 アンプル
4 ピストン
5 駆動手段(歯付きロッド)
5a グループ
5b−5d 係合素子
7 前進スリーブ
9 投薬ノブ
25 案内スリーブ
30 インジケータ
D 投薬距離
P プライミング距離

Claims (12)

  1. a)生成物のための容器(3)を有するハウジング(1)と、
    b)投与すべき投薬量の生成物を運搬するための運搬手段(4)と、
    c)上記運搬手段のための駆動手段(5,7)と、
    d)上記駆動手段に結合された投薬素子(9)と、
    を有し、
    上記駆動手段は、係合素子を有し、上記ハウジング内で変位可能である、注射可能な生成物を投与するための投薬装置において、
    複数の上記係合素子(5b,5c,5d)が1つの係合素子グループ(5a)を構成し、
    複数の係合素子グループが互いに間隔を有し、係合素子グループ間の距離が注射可能な生成物の投薬量に対応する投薬距離(D)であり、1つの係合素子グループ内の係合素子間の距離が注射可能な生成物のプライング量に対応するプライミング距離(P)であることを特徴とする投薬装置。
  2. 上記投薬素子が変位装置を介して上記駆動手段に結合された投薬ノブ(9)を有し、それによって、当該投薬素子が、1つの時点で、投薬量を投与するために1つの上記係合素子グループと相互作用、別の時点で、プライミング量を放出するために1つの係合素子グループの1つの係合素子と相互作用することを特徴とする請求項に記載の投薬装置。
  3. 上記投薬ノブから上記駆動手段へ駆動力を伝達するために上記投薬素子に結合され、当該駆動素子に係合する変位素子を更に有することを特徴とする請求項に記載の投薬装置。
  4. 上記係合素子グループのうちの1つが少なくとも2つの係合素子を有することを特徴とする請求項に記載の投薬装置。
  5. 上記係合素子グループは、1つの係合素子グループの上記係合素子間の距離よりも大きな距離が係合素子グループ間に提供されるという事実により、決定されることを特徴とする請求項に記載の投薬装置。
  6. 上記駆動手段及び上記投薬ノブのうちの少なくとも一方の作動がプライミング機能準備をもたらしたことを合図するプライミングインジケータ(30)を更に有することを特徴とする請求項に記載の投薬装置。
  7. 上記プライミングインジケータが変位素子により作動されることを特徴とする請求項に記載の投薬装置。
  8. 上記プライミングインジケータが前進スリーブを有する変位素子により作動され、上記前進スリーブが当該プライミングインジケータに機械的に結合されることを特徴とする請求項に記載の投薬装置。
  9. 前進運動により変位された位置に上記駆動手段を保持するための案内装置(25)を更に有することを特徴とする請求項に記載の投薬装置。
  10. 同じ投薬量を投与できるようにするために、いくつかの上記係合素子グループ間に同じ距離が提供されることを特徴とする請求項に記載の投薬装置。
  11. 上記駆動手段が上記係合素子グループ間に平滑な領域を有することを特徴とする請求項に記載の投薬装置。
  12. 上記駆動手段が上記係合素子グループ間に平滑な領域を有し、同平滑な領域は、係合素子グループに属する係合素子を有しないことを特徴とする請求項に記載の投薬装置。
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