JP4344206B2 - 仮接続管 - Google Patents

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Description

本発明は、水道水等の液体やプロパンガス等の気体を供給する既設や新設の各種配管の本管出口部と、屋内配管入口部との間に取付けられるメータの代りに仮設される仮接続管に関する。
従来、マンション等の住宅やビル、各種建築物を建設する際等に、水道水等の液体やプロパンガス等の気体を供給する既設や新設の各種配管の本管出口部と、建設中の建築物等の屋内配管入口部との間は、メータが取付けられるまでそれぞれの端部が開口したままの状態で建設作業が行われている。
しかし、本管出口部と屋内配管入口部との間が接続されず、開口したままの状態では、開口部から土や砂、木の葉等のゴミ等が侵入して、配管終了後に配管の清掃作業を行う必要があり、作業に長時間を要すると共に、清掃後の排水処理にも工数を要するという問題点があった。また、建設作業中に屋内配管の移動や傾き、変形等が発生し、本管出口部と屋内配管入口部との間隔がずれて、メータの取付けが困難になるという問題点があった。
これらの問題点を解決するために、(特許文献1)には「主管に接続配置された屋内水道枝管の水道使用量メータが取付けられる部所に接続仮設されるストレーナ」が開示されている。
特公平3−38882公報
しかしながら上記従来の技術では、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)ではキャップにより密閉されたストレーナ本体に入水口と出水口とを設け、入水口端と出水口端間のスパンを水道使用量メータの接続スパン内寸法としているので、本管出口部と屋内配管入口部との位置ずれを防止して配管終了後に水道使用量メータを取付けることが可能であるが、本管出口部と屋内配管入口部とが直接、接続されているため、盗水されてしまうという課題を有していた。
(2)(特許文献1)にはストレーナ本体に圧力計や水抜き弁を取付けるねじ穴が設けられているので、テスト用ポンプからテスト用水を供給して水圧テストを行うことや屋内配管に供給されたテスト用水の排水を行うことができるが、本管出口部と屋内配管入口部とが直接、接続されているため、テスト用水が本管に逆流してしまうという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、水道水等の液体やプロパンガス等の気体を供給する既設や新設の各種配管の本管出口部と、屋内配管入口部との間に仮設することにより、本管出口部と屋内配管入口部との位置決めを確実に行うことができ作業終了後のメータ取付けが容易で作業性に優れ、本管出口部と屋内配管入口部とを直接、連通させないことにより盗水等を防止でき、テスト用の液体や気体を屋内配管のみに供給して漏水やガス漏れ等の検査や圧力テストを簡便に行うことができて信頼性に優れ、検査終了後はテスト用の液体や気体を確実に排出することができメンテナンス性に優れ、メータ取付け後に回収して繰り返し使用することができる省資源性に優れた仮接続管を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の仮接続管は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の仮接続管は、水道水等の液体やプロパンガス等の気体を供給する既設や新設の各種配管の本管出口部と、屋内配管入口部との間に取付けられるメータの代りに仮設される仮接続管であって、前記本管出口部及び前記屋内配管入口部とそれぞれ接続される両端の配管側開口部と、前記両端の配管側開口部に形設された配管接続用螺着部と、前記両端の配管側開口部にそれぞれ連通し外部に開口した外部側開口部と、を備えている構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)本管出口部及び屋内配管入口部とそれぞれ接続される両端の配管接続用螺着部を有するので、容易に本管出口部及び屋内配管入口部と接続して確実な位置決めを行うことができ、建築物等の建設終了後に容易に取外してメータを取付けることができ、メータ取付け後に回収して繰り返し使用することができる。
(2)両端の配管側開口部がそれぞれ外部に開口した外部側開口部に連通しているので、仮接続管の仮設中に本管出口部から屋内配管入口部へ直接、液体や気体が供給されることがなく、特に水道管に接続した場合には盗水を防止することができる。
(3)両端の配管側開口部にそれぞれ連通した外部側開口部を有することにより、屋内配管入口部と接続された配管接続用開口部に連通した外部側開口部から屋内配管へテスト用の液体や気体を供給して漏れ検査や屋内配管の圧力テストを行うことができ、検査後は本管側へテスト用の液体や気体を逆流させることなく確実に排出させることができる。
(4)本管出口部及び屋内配管入口部とそれぞれ連通した外部側開口部を有するので、二つの外部側開口部を別部材でバイパスするだけで、本管出口部から屋内配管入口部へ液体や気体を供給することができ、水道局等による立会い検査等も短時間で容易に行うことができる。
(5)本管出口部及び屋内配管入口部とそれぞれ接続される両端の配管側開口部に配管接続用螺着部が形設されているので、転居などにより屋内配管が長期間、未使用になった時にメータの代りに取付けることができ、本管出口部と屋内配管入口部との位置ずれを防止できると共に、両端の配管側開口部にそれぞれ連通した外部側開口部を有するので、外部側開口部に閉塞プラグを取付けるだけで本管出口部から屋内配管入口部へ液体や気体が供給されることがなく、特に水道管に接続した場合には盗水を防止することができる。
(6)両端の配管側開口部にそれぞれ連通して外部に開口した外部側開口部を有するので、屋内配管の使用開始前に本管出口部と連通した外部側開口部から本管の液体や気体を取出すことができ、流量や物性等を検査して安全性を確認した上でメータの取付けを行って屋内配管へ液体や気体を供給することができる。
ここで、仮接続管にはFRP、ポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製やステンレス鋼、銅、アルミニウム、砲金等の金属製のものが好適に用いられる。合成樹脂製のものは加工性、低コスト性に優れ、金属製のものは耐久性に優れ、特に繰り返し使用するのに好適である。尚、本管を流れる液体やガスの種類、温度により材質を使い分けると共に、必要に応じて耐蝕性、耐熱性等を付与する。
仮接続管の長さは、後から取付けられるメータの幅に合わせて予め複数の種類を用意してもよいし、仮接続管と本管出口部又は屋内配管入口部との間に継ぎ足して長さ調整を行う調整用配管を用意して、メータの幅より小さく形成された仮接続管と組み合わせるようにしてもよい。
また、外部側開口部には、検査のためにポンプや圧力計、バイパス用配管等を接続する以外は、外部側開口部の外形や開口部内径に嵌合する閉塞用部材が取付けられる。これにより、外部側開口部からのゴミの侵入を防ぐことができる。また、閉塞用部材の材質にゴム等の弾性体を用いることにより密閉性を向上させることができるので、本管側からの液体や気体の漏れを防止することができ、信頼性に優れる。尚、閉塞用部材に用いる弾性体は、本管を流れる液体や気体の種類や温度等に応じて耐薬品性や耐熱性等を有するものを選択する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の仮接続管であって、前記外部側開口部が前記配管側開口部の軸線と直交して形設されている構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)外部側開口部が配管側開口部の軸線と直交して形設されているので、外部側開口部と配管側開口部を容易に連通させることができ生産性に優れる。
(2)外部側開口部が配管側開口部の軸線と直交して形設されているので、二つの外部側開口部を同一面内に配置することにより、外部側開口部同士をバイパスする接続作業、テスト用ポンプや圧力計の取付け作業を容易に行うことができる。
ここで、接続管には外部側開口部と対向する側に平面部を形成してもよい。これにより、接続管の仮設接続時に接続管が回転せず接続作業性に優れると共に、外部側開口部が上向きに安定して配置されるので、外部側開口部をバイパスする接続作業、テスト用ポンプや圧力計の取付け作業等の作業性を向上させることができる。
また、二つの外部側開口部は同一面内に配置する必要はなく、仮接続管が仮設される場所に合わせて外部側開口部に接続されるバイパス管やテスト用ポンプ等の配管が取出し易い向きをそれぞれ選択することができるので作業性、汎用性に優れる。特に、二つの外部側開口部を反対向きに配置することで外部側開口部への接続作業時に十分な作業スペースを確保することができ作業性に優れる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の仮接続管であって、前記外部側開口部が前記配管側開口部の軸線と平行に形設されている構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)外部側開口部が配管側開口部の軸線と平行に形設されていることにより、二つの外部側開口部が同一面内に配置されないようにすることができ、外部側開口部同士をバイパスする接続作業時に、互いの外部側開口部が邪魔にならず作業スペースを確保できるので、管出口部と屋内配管入口部の間隔が狭い場所でも仮設して用いることができる。
ここで、二つの外部側開口部を反対向きに配置することで外部側開口部への接続作業時に十分な作業スペースを確保することができ作業性に優れる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の仮接続管であって、前記外部側開口部に形設された外部接続用螺着部を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1乃至3の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)外部側開口部に外部接続用螺着部が形設されているので、テスト用ポンプや圧力計の取付け作業を確実かつ容易に行うことができ、テスト用の液体や気体の漏れを防止できるので、信頼性の高い検査を行うことができる。
(2)外部側開口部に外部接続用螺着部が形設されているので、検査等を行わない時にはキャップ等を確実に螺着固定して外部側開口部を閉塞することができ、ゴミ等の侵入や本管からの液体や気体の漏れを確実に防止することができる。
ここで、外部接続用螺着部は、外部側開口部の内周及び/又は外周に形設することができる。外部接続用螺着部を外部側開口部の内周及び外周に形設した場合は、一つの仮接続管で二種類の大きさの配管との接続に対応することができ、汎用性に優れる。また、バイパス管やテスト用ポンプ等の配管の接続部の口径や種類が外部側開口部の外部接続用螺着部と異なる場合は、変換用のコネクタ等を用いて外部側開口部とバイパス管やテスト用ポンプ等を接続してもよい。
以上のように、本発明の仮接続管によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)本管出口部及び屋内配管入口部とそれぞれ接続される両端の配管接続用螺着部を有するので、容易に本管出口部及び屋内配管入口部と接続して確実な位置決めを行うことができ信頼性に優れ、建築物等の建設終了後に容易に取外してメータを取付けることができ作業性に優れ、メータ取付け後に回収して繰り返し使用することができる省資源性に優れた仮接続管を提供することができる。
(2)両端の配管側開口部がそれぞれ外部に開口した外部側開口部に連通しているので、仮接続管の仮設中に本管出口部から屋内配管入口部へ直接、液体や気体が供給されることがなく安全性に優れ、特に水道管に接続した場合には盗水を防止することができる信頼性に優れた仮接続管を提供することができる。
(3)両端の配管側開口部にそれぞれ連通した外部側開口部を有することにより、屋内配管入口部と接続された配管接続用開口部に連通した外部側開口部から屋内配管へテスト用の液体や気体を供給して漏れ検査や屋内配管の圧力テストを行うことができ機能性に優れ、検査後は本管側へテスト用の液体や気体を逆流させることなく確実に排出させることができる信頼性、メンテナンス性に優れた仮接続管を提供することができる。
(4)本管出口部及び屋内配管入口部とそれぞれ連通した外部側開口部を有するので、二つの外部側開口部を別部材でバイパスするだけで、本管出口部から屋内配管入口部へ液体や気体を供給することができ、水道局等による立会い検査等も短時間で容易に行うことができる作業性、機能性に優れた仮接続管を提供することができる。
(5)本管出口部及び屋内配管入口部とそれぞれ接続される両端の配管側開口部に配管接続用螺着部が形設されているので、転居などにより屋内配管が長期間、未使用になった時にメータの代りに取付けることができ、本管出口部と屋内配管入口部との位置ずれを防止でき信頼性に優れると共に、両端の配管側開口部にそれぞれ連通した外部側開口部を有するので、外部側開口部に閉塞プラグを取付けるだけで本管出口部から屋内配管入口部へ液体や気体が供給されることがなく作業性、信頼性に優れ、特に水道管に接続した場合には盗水を防止することができる機能性に優れた仮接続管を提供することができる。
(6)両端の配管側開口部にそれぞれ連通して外部に開口した外部側開口部を有するので、屋内配管の使用開始前に本管出口部と連通した外部側開口部から本管の液体や気体を取出すことができ作業性に優れ、流量や物性等を検査して安全性を確認した上でメータの取付けを行って屋内配管へ液体や気体を供給することができる信頼性、メンテナンス性に優れた仮接続管を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)外部側開口部が配管側開口部の軸線と直交して形設されていることで、外部側開口部と配管側開口部を容易に連通させることができるので、加工が容易で生産性に優れた仮接続管を提供することができる。
(2)外部側開口部が配管側開口部の軸線と直交して形設されているので、二つの外部側開口部を同一面内に配置することにより、外部側開口部同士をバイパスする接続作業、テスト用ポンプや圧力計の取付け作業を短時間で容易に行うことができる作業性に優れた仮接続管を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)外部側開口部が配管側開口部の軸線と平行に形設されていることにより、二つの外部側開口部が同一面内に配置されないようにすることができ汎用性に優れ、外部側開口部同士をバイパスする接続作業時に、互いの外部側開口部が邪魔にならず作業スペースを確保できるので作業性に優れ、管出口部と屋内配管入口部の間隔が狭い場所でも仮設して用いることができる汎用性、省スペース性に優れた仮接続管を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)外部側開口部に外部接続用螺着部が形設されているので、テスト用ポンプや圧力計の取付け作業を確実かつ容易に行うことができ作業性、信頼性に優れ、テスト用の液体や気体の漏れを防止して信頼性の高い検査を行うことができると共に、検査等を行わない時にはキャップ等を確実に螺着固定して外部側開口部を閉塞することができ、ゴミ等の侵入や本管からの液体や気体の漏れを確実に防止することができる信頼性に優れた仮接続管を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態における仮接続管について、以下図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1(a)は本発明の実施の形態1における仮接続管の正面図であり、図1(b)は本発明の実施の形態1における仮接続管の平面図である。
図1中、1は仮接続管、2a、2bは家庭や事業所、研究所等で水道水等の液体やプロパンガス等の気体を供給する既設や新設の各種配管の本管出口部及び屋内配管入口部と接続するために仮接続管1の両端にそれぞれ形設された配管接続用螺着部、3a、3bはバイパス管やテスト用ポンプ、圧力計等を接続する、若しくはキャップ等で封着される外部接続用螺着部、4a、4bは配管接続用螺着部2a、2bと外部接続用螺着部3a、3bの各々の間に穿設され連通された連通部、5a、6a及び5b、6bは各連通部4a、4bの配管側開口部及び外部側開口部である。
以上のように形成された仮接続管について、新設の水道管に設置した場合の使用方法について、以下、図面を参照しつつ説明する。
図2は本発明の実施の形態1における仮接続管の設置状態を示す模式図である。
図2中、10は止水栓バルブ10aを備えた新設の水道管の本管出口部、11は屋内配管入口部、12は本管出口部10及び屋内配管入口部11を仮接続管1の両端で接続用螺着部2a、2bとそれぞれ仮接続する仮設用ナット、13は切換えつまみ15aにより経路を変更できるY字型の三方バルブ15で接続された3本の高圧ホース14を有しその内の2本を高圧ホース14の先端に配設されたフクロナット等の接続用ナット14aにより仮接続管1の外部接続用螺着部3a、3bに螺着固定されたバイパス管、16はバイパス管13の接続用ナット14aに螺着されテスト用配管17に接続されたコネクタ、18はテスト用配管17の途中に配設されたテスト用バルブ、19はテスト用配管17に配設され圧力計20を備えたテスト用ポンプ、a乃至eの矢印は水道水の流れを示す経路である。
仮接続管を用いた新築の屋内配管の漏れ検査及び水圧テスト方法について説明する。
まず、切換えつまみ15aにより三方バルブ15の全ての経路とテスト用バルブ18及び止水栓バルブ10aを開く。経路aの本管出口部10から送水された水道水は経路bを通り、三方バルブ15で経路c、dに分岐され、テスト用ポンプ19に通水されると共に、経路eの屋内配管入口部11から屋内配管へ送水される。建築物内の蛇口を開いて屋内配管内への水道水の通水を確認した後、止水栓バルブ10aを閉じると共に、三方バルブ15の本管出口部10へ接続された経路を閉じ、テスト用ポンプ19により水道水を圧送又は加圧する。圧送された水道水はテスト用配管17からバイパス管13を通り、三方バルブ15で分岐して経路dから外部用開口部6b、連通部4b、配管側開口部5bを通って経路eの屋内配管入口部11から屋内配管へと送水される。これにより、屋内配管の水漏れを確認する。また、圧力計20によりテスト用ポンプ19から圧送する水道水の圧力を管理し、屋内配管の水圧テストを行う。
尚、本実施の形態1では三方バルブ15を用いることにより、新設の水道管の本管側への水道水の逆流を防いでいるが、本管出口部10に連通する外部側開口部6aとバイパス管13の接続用ナット14aとの間に閉塞用バルブを配設してもよいし、外部側開口部6aからバイパス管13を取外して接続用ナット14aに閉塞プラグ等を取付けるようにしてもよい。
水道局による立会い検査では、前述の水圧テストを行った後、水道管の本管から屋内配管への通水テストを行う。まず、テスト用バルブ18と三方バルブ15のテスト用ポンプ19へ接続された経路cを閉じ、止水栓バルブ10aを開く。本管出口部10に接続された配管接続用開口部5aに連通した外部側開口部6aと、屋内配管入口部11に接続された配管接続用開口部5bに連通した外部側開口部6bが、バイパス管13を介して接続されているので、水道管の本管から送水された水道水が経路aの本管出口部10から経路bを通り、三方バルブ15で経路dに分岐され、経路eの屋内配管入口部11から屋内配管へ送水される。建築物内の蛇口を開くことにより、屋内配管への通水を確認する。全ての検査終了後は仮接続管1を取除き、メータを取付ける。
尚、本実施の形態は水道管を例として説明したが、ガス管や各種配管にも適用できるものである。
以上のように実施の形態1における仮接続管は構成されているので、以下の作用を有する。
(1)本管出口部10及び屋内配管入口部11とそれぞれ接続される両端の配管接続用螺着部2a、2bを有するので、容易に本管出口部10及び屋内配管入口部11と接続して確実な位置決めを行うことができ、建築物等の建設終了後に容易に取外してメータを取付けることができ、メータ取付け後に回収して繰り返し使用することができる。
(2)両端にそれぞれ穿設された配管側開口部5a、5bが連通していないので、仮接続管1の仮設中に本管出口部10から屋内配管入口部11へ水道水が送水されることがなく、盗水を防止することができる。
(3)配管側開口部5bと外部側開口部6bが連通部4bにより連通していることにより、外部側開口部6bから屋内配管入口部11と接続された屋内配管へ水道水を送水して水漏れ検査や屋内配管の水圧テストを行うことができる。
(4)本管出口部10及び屋内配管入口部11とそれぞれ連通した外部側開口部6a、6bを有するので、二つの外部側開口部6a、6bをバイパス管13でバイパスするだけで、本管出口部10から屋内配管入口部11へ水道水を送水することができ、水道局による立会い検査等も短時間で容易に行うことができる。
(5)外部側開口部6a、6bが配管側開口部5a、5bの軸線と直交して形設されているので、外部側開口部6a、6bと配管側開口部5a、5bを連通部4a、4bにより容易に連通させることができ生産性に優れる。
(6)配管側開口部5a、5bの軸線と直交して形設された外部側開口部6a、6bが、同一面内に配置されているので、二つの外部側開口部6a、6bをバイパスする接続作業、テスト用ポンプや圧力計の取付け作業を容易に行うことができる。
(7)外部側開口部6a、6bに外部接続用螺着部3a、3bが形設されていることで、バイパス管13の取付け作業を確実かつ容易に行うことができ、水漏れを防止できるので、信頼性の高い検査を行うことができる。
(8)外部側開口部6a、6bに外部接続用螺着部3a、3bが形設されているので、検査等を行わない時にはキャップ等を確実に螺着固定して外部側開口部6a、6bを閉塞することができ、ゴミ等の侵入や本管からの水漏れを確実に防止することができる。
(9)本管出口部10及び屋内配管入口部11とそれぞれ連通した二つの外部側開口部6a、6bをバイパスするバイパス管13が三方バルブ15を有することで、水道水が流れる経路を任意に選択することができ、本管側へ水道水を逆流させることなく確実に漏れ検査や屋内配管の水圧テストを行うことができる。
(10)本管出口部10及び屋内配管入口部11とそれぞれ接続される両端の配管接続用螺着部2a、2bを有するので、転居などにより屋内配管が長期間、未使用になった時にメータの代りに取付けることができ、本管出口部10と屋内配管入口部11との位置ずれを防止できると共に、両端の配管側開口部5a、5bとそれぞれ連通部4a、4bにより連通して外部に開口した外部側開口部6a、6bを有するので、外部側開口部6a、6bに閉塞プラグを取付けるだけで本管出口部10から屋内配管入口部11へ水道水が送水されることがなく、盗水を防止することができる。
(11)両端の配管側開口部5a、5bと連通部4a、4bによりそれぞれ連通して形設され外部に開口した外部側開口部6a、6bを有するので、屋内配管の使用開始前に本管出口部10と接続された配管側開口部5aに連通した外部側開口部6aから本管の水道水を取出すことができ、水道局の職員が水量や水質等を検査して安全性を確認した上でメータの取付けを行って屋内配管へ水道水を供給することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における仮接続管について説明する。尚、実施の形態1と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図3(a)は本発明の実施の形態2における仮接続管の正面図であり、図3(b)は本発明の実施の形態2における仮接続管の平面図であり、図4は実施の形態2の変形例を示す斜視図である。
実施の形態2における仮接続管21が実施の形態1と異なるのは、外周に外部接続用螺着部3a、3bを形設された外部側開口部6a、6bが、配管側開口部5a、5bの軸線と平行に形設され、反対向きに配置されている点である。
図4の変形例が本実施の形態2の仮接続管と異なるのは、外部側開口部6a、6bが配管側開口部5a、5bの軸線と直交して形設され、反対向きに配置されている点である。
以上のように実施の形態2における仮接続管によれば、実施の形態1で得られる作用の他、以下の作用が得られる。
(1)外部側開口部6a、6bを配管側開口部5a、5bの軸線と平行又は直交して形設することにより、二つの外部側開口部6a、6bが同一面内に配置されないようにすることができ、二つの外部側開口部6a、6bをバイパスする接続作業時に、互いの外部側開口部6a、6bが邪魔にならず作業スペースを確保できるので、本管出口部10と屋内配管入口部11の間隔が狭い場所でも仮設して用いることができる。
本発明は、水道水等の液体やプロパンガス等の気体を供給する既設や新設の各種配管の本管出口部と、屋内配管入口部との間に仮設することにより、本管出口部と屋内配管入口部との位置決めを確実に行うことができ、作業終了後のメータ取付けが容易で作業性に優れ、本管出口部と屋内配管入口部とを直接、連通させないことにより盗水等を防止できると共に、工場等の各種配管では安全なテスト用の液体や気体を屋内配管に供給して、漏水やガス漏れ等の検査や圧力テストを簡便に行うことができる仮接続管として好適に用いることができる。
(a)本発明の実施の形態1における仮接続管の正面図 (b)本発明の実施の形態1における仮接続管の平面図 本発明の実施の形態1における仮接続管の設置状態を示す模式図 (a)本発明の実施の形態2における仮接続管の正面図 (b)本発明の実施の形態2における仮接続管の平面図 実施の形態2の変形例を示す斜視図
符号の説明
1、21、31 仮接続管
2a、2b 配管接続用螺着部
3a、3b 外部接続用螺着部
4a、4b 連通部
5a、5b 配管側開口部
6a、6b 外部側開口部
10 本管出口部
10a 止水栓バルブ
11 屋内配管入口部
12 仮設用ナット
13 バイパス管
14 高圧ホース
14a 接続用ナット
15 三方バルブ
15a 切換えつまみ
16 コネクタ
17 テスト用配管
18 テスト用バルブ
19 テスト用ポンプ
20 圧力計
a、b、c、d、e 経路

Claims (4)

  1. 水道水等の液体やプロパンガス等の気体を供給する既設や新設の各種配管の本管出口部と、屋内配管入口部との間に取付けられるメータの代りに仮設される仮接続管であって、前記本管出口部及び前記屋内配管入口部とそれぞれ接続される両端の配管側開口部と、前記両端の配管側開口部に形設された配管接続用螺着部と、前記両端の配管側開口部にそれぞれ連通し外部に開口した外部側開口部と、を有することを特徴とする仮接続管。
  2. 前記外部側開口部が前記配管側開口部の軸線と直交して形設されていることを特徴とする請求項1に記載の仮接続管。
  3. 前記外部側開口部が前記配管側開口部の軸線と平行に形設されていることを特徴とする請求項1に記載の仮接続管。
  4. 前記外部側開口部に形設された外部接続用螺着部を有することを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1項に記載の仮接続管。
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