JP4344128B2 - 透明又は半透明柔軟剤用香料組成物、及び柔軟剤組成物 - Google Patents

透明又は半透明柔軟剤用香料組成物、及び柔軟剤組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、黄色みが低くて所望の色を損ねず、且つ残香性があり、匂いの劣化が少ない透明又は半透明柔軟剤用香料組成物、及び、残香性があり、匂いの劣化が少ない透明又は半透明柔軟剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、審美的観点から透明又は半透明な柔軟剤の開発が行われている(特許文献1や特許文献2)。
【0003】
透明又は半透明な柔軟剤においては、その審美的外観のために従来の不透明な柔軟剤に比べて柔軟剤自身の色合いが非常に重要となる。しかしながら、光に当たると変色し外観が損なわれるという問題があり、特に透明な外観を強調するために透明な容器に充填する場合には顕著な問題となる。従来は、抗酸化剤や紫外線吸収剤を添加したり、不透明な容器を使用することにより、問題解決が試みられてきたが充分ではない。
【0004】
一方、柔軟剤には一般に香料が用いられている。柔軟剤に用いられる香料としては残香性があることが求められるが、残香性が高い香料は一般に色が濃い香料が多く、これらの香料を添加すると、柔軟剤の色が変色し外観が損なわれるという問題がある。また、香料には、光に当たると褪色したり、匂いが変化するものがあり、これらの褪色及び匂いの変化は、柔軟剤を変色させ外観を損ね、また設計通りの香調が維持できないという問題がある。しかしながら、これまでに柔軟剤の所望の色を損なわず、且つ残香性が高く、匂いの劣化が少ない香料についてあまり検討がされていない。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−3650号公報
【0006】
【特許文献2】
特表2001−524616号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、黄色みが低くて所望の色を損ねず、且つ残香性が高く、匂いの劣化が少ない透明又は半透明柔軟剤用香料組成物、及び、前記香料組成物を含有する柔軟剤組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、420nmにおける吸光度×1000の値(以下、K値という。)で香料成分自体の黄色みの度合いをランク分けして、ランク分けされた香料成分の含有量を規定すると共に、香料組成物自体の黄色みの度合いを規定した上記香料組成物により、上記課題を解決できることを見出し、及びかかる香料組成物を用いた柔軟剤組成物によって上記課題を解決できることを見出した。
【0009】
すなわち、本発明は、酢酸ベンジル、アリルアミルグリコレート、γ−ウンデカラクトン、n−オクタノール、リリアール、1−(2−t−ブチルシクロヘキシルオキシ)−2−ブタノール、フェニルエチルアルコール、ヘキサメチルヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン、イソカンフィルシクロヘキサノール、ジヒドロジャスモン酸メチル、プロピオン酸トリシクロデセニル、ヘキシルシンナミックアルデヒド、シクロペンタデカノリド、ポアレネート、ムスクケトン、リモネン、メチルb−ナフチルケトン、α−イソメチルヨノン、シトロネロール、及びゲラニオールよりなる群から選ばれる1種以上の香料成分を40重量%以上含有する香料組成物であって、光路長10mmの石英セルを使用し、対照側セルにイオン交換水を入れた場合に、660nmの波長の光透過率が30%以上である透明又は半透明柔軟剤用香料組成物、及び、炭素数12〜36の炭化水素基を1つ以上と、3級アミノ基又はその酸塩もしくはその4級アンモニウム基を1つ以上有する化合物及び前記香料組成物を含有し、光路長10mmの石英セルを使用し、対照側セルにイオン交換水を入れた場合に、660nmの波長の光透過率が30%以上である透明又は半透明柔軟剤組成物を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明において、K値は、黄色みの指標として用いられる値であって、分光光度計(例えば、SHIMADZU社製)を使用して測定する。
【0011】
香料成分は、調製時から既に又は調製後の劣化によって着色する場合がある。1又は2以上の香料成分を混合して香料組成物を調製する際には、このような香料自身の色によって香料組成物の黄色の度合いが高くなり、また、意図した通り香料組成物の色調が得られなくなることがある。
【0012】
香料の色は黄色みを呈することが多いため、香料組成物及びこれを構成する香料成分の黄色みは、420nmにおける吸光度を指標として評価することができる。本発明では、評価値の見やすさから吸光度の測定値を1000倍にした値を用いる。この値が大きいほど検体の黄色みが強いことを意味し、且つ、製品となる透明又は半透明柔軟剤色みの調節が妨げられることを意味する。
【0013】
本発明において、香料成分は、例えば、単品の合成香料、天然香料、単品の合成香料と天然香料の混合物からなる香料等を含む概念である。
また、香料組成物における含有量とは、香料成分のみからなる組成物全体に対する値をいい、溶剤等の添加物を加えた香料組成物に対する値ではない。
【0014】
さらに、本発明において、半透明とは、測定セルの光路長10mmの石英セルを使用し、対照側セルにイオン交換水を入れた場合に、660nmの波長の光透過率が30%以上95%未満であることを意味するものであり、透明とは、前記透過率が95%以上であることを意味する。
【0015】
本発明に係る透明又は半透明柔軟剤用香料組成物は、K値が1000以下の香料成分を40重量%以上含有する香料組成物であって、当該香料組成物のK値が3000以下である。
【0016】
本発明に係る香料組成物においては、香料成分を黄色みの度合いを示すK値でランク分けをして、そのうち、K値が1000以下の香料を香料組成物全体の40重量%以上とし、且つ、香料組成物全体の黄色みの度合いをK値が3000以下とすることにより、柔軟剤の所望の色を損ねず、且つ残香性が高く、香料組成物の安定性が良く匂いの劣化が少ない透明又は半透明柔軟剤用香料組成物が得られる。従って、本発明に係る透明又は半透明柔軟剤用香料組成物は、特に透明柔軟剤の透明な外観を強調して商品価値を高めるために透明な容器に充填する場合であっても、光により外観が損なわれず、設計通りの香調が維持できる。
【0017】
K値が1000以下の香料成分としては、例えば、アセトフェノン、アセチルオイゲノール、アセチルイソオイゲノール★(★:粉末、固体或いは粘度の高い天然物などの香料である)、α−ダマスコン、デカナール、γ−ウンデカラクトン、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、γ−ノナラクトン、n−ヘキサナール、n−オクタナール、n−ノナナール、アリルアミルグリコレート、ヘキサン酸アリル、ヘプタン酸アリル、アリルヨノン、フェノキシ酢酸アリル、1−(2−t−ブチルシクロヘキシルオキシ)−2−ブタノール、アンブレットリド、アミルシンナミックアルデヒド、サリチル酸アミル、アネトール、アニスアルコール、アニスアルデヒド、α−ピネン、α−テルピネン、α−テルピネオール、バクダノール、2−ノネン酸メチル、ベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、ケイ皮酸ベンジル★、プロピオン酸ベンジルが挙げられる。
【0018】
また、K値が1000以下の香料成分としては、例えば、サリチル酸ベンジル、ボルネオール、β−ピネン、カロン★、カンファー★、セドロール★、酢酸セドリル★、セドロールメチルエーテル、4−アセチルジメチル−t−ブチルインダン★、酢酸シンナミル、シス−3−ヘキセノール、酢酸シス−3−ヘキセニル、サリチル酸cis−3−ヘキセニル、シス−ジャスモン、シトラール、シトロネロール、酢酸シトロネリル、ギ酸シトロネリル、シトロネリルニトリル、クマリン★、シクラメンアルデヒド、サリチル酸シクロヘキシル、α,α−ジメチルフェニルエチルアルコール、酢酸ジメチルベンジルカルビニル★、イソ酪酸ジメチルベンジルカルビニル、酪酸ジメチルベンジルカルビニル、δ−ダマスコン、デセノール、デジル酢酸、マロン酸ジエチル、ジヒドロジャスモン、ジヒドロミルセノール、N−メチルアントラニル酸メチル、2,6−ジメチルヘプタノール、ジペンテン、ジフェニルオキサイド、4−トリシクロデシリデンブタナール、エストラゴールが挙げられる。
【0019】
また、K値が1000以下の香料成分としては、例えば、エチルリナロール、エチルマルトール★、フェニルグリシド酸メチル、エチルサフラネート、サリチル酸エチル、エチルバニリン★、エチレンブラシレート、オイゲノール、p−エチルジメチルヒドロシンナミックアルデヒド、アセト酢酸エチルエチレングリコールケタール、フルーテート、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、ゲラニルシクロペンタノン、ヘリオナール、ヘリオトロピン★、ヘリオトロピルアセトン★、酢酸ヘキシル、ヘキシルシンナミックアルデヒド、サリチル酸ヘキシル、ヒドラトロピックアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、インドール★、α−ヨノン、β−ヨノン、イソ・イー・スーパー、イソ酢酸アミル、イソボロネオール★、イソ酢酸ボルニル、イソシクロシトラール、イソダマスコン、イソメントン、コアボン、3,4,5,6,6−ペンタメチル−2−ヘプタノール、δ−デカラクトン、γ−デカラクトン、δ−ウンデカラクトン、δ−ドデカラクトン、γ−ドデカラクトンが挙げられる。
【0020】
また、K値が1000以下の香料成分としては、例えば、δ−ノナラクトン、1−カルボン、シス−3−ヘキセニルメチルカーボネート、リリアール、リモネン、リナロール、酢酸リナリル、1−メントール★、1−メントン、リラール★、マグノラン★、マルトール★、p−イソプロピルシクロヘキシルメタノール、ジヒドロジャスモン酸メチル、アニス酸メチル、アンスラニル酸メチル、安息香酸メチル、メチルb−ナフチルケトン★、ケイ皮酸メチル、α−イソメチルヨノン、メチルイソオイゲノール、オクチンカルボン酸メチル、サリチル酸メチル、メチルアトラレート★、ムゴール、エチレンドデカンジオエート、ムスクケトン★、マイラックアルデヒド、ネロール、ネロリドール、β−ナフトールエチルエーテル★、β−ナフトールメチルエーテル★、酢酸ネリル、酢酸ノピル、p−ペンチルシクロヘキサノン、クレオゾール、酢酸p−クレジル、ヘキサメチルヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン★、シクロペンタデカノリド★、フェノキシエチルアルコール、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、酢酸フェニルエチル、フェニルエチルアルコール、フェニル酢酸フェニルエチル、ピバル酸フェニルエチル、プロピオン酸フェニルエチル、ポアレネートが挙げられる
【0021】
また、K値が1000以下の香料成分としては、例えば、酢酸プレニル、ラズベリーケトン★、ルボフィクス、ローズオキサイド、ローズフェノン★、イソカンフィルシクロヘキサノール★、5−メチル−3−ヘプタノンオキシム、酢酸スチラリル、テルピネロール、テルピノーレン、酢酸テルピニル、テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロムゴール、チモール★、2,2,6−トリメチルシクロヘキシル−3−ヘキサノール★、酢酸トリシクロデセニル、プロピオン酸トリシクロデセニル、トリメチルウンデセナール、トリプラール、4−メチル−3−デセン−5−オール、バニリン★、2,2,5,5−テトラメチル−4−イソプロピル−1,3−ジオキサン、ベルンアルデヒド、アニスオイル、バジルオイル、コリアンダーオイル、エレミレジノイド★、ハッカ、ラバンジンオイル、ラベンダーオイル、レモンオイル、ライムオイル、ナツメグオイル、オークモスアブソリュート、オレンジエッセンスオイル、オレンジオイルが挙げられる
【0022】
また、K値が1000以下の香料成分としては、例えば、パチュリオイル、ペッパーオイルホワイト、ペパーミントオイル、ペチグレンオイル テルペンレス、パインオイル、ローズマリーオイル、スチラックスオイル、トンカビーンズレジノイド★、リグストラール、2−メチル酪酸エチル、ライムオキサイド、3−メチル−5−フェニルペンタノール、ルバフラン、アンブロキサン、サンダルマイソールコア、プロピオン酸スチラリル、酢酸 o−t−ブチルシクロヘキシルが挙げられる。
【0023】
なお、K値が1000以下の香料成分のうち、残香性が高い成分として、α−ダマスコン、γ−ウンデカラクトン、アンブロキサン、アネトール、アニスアルデヒド、酢酸シンナミル、δ−ダマスコン、p−エチルジメチルヒドロシンナミックアルデヒド、フルーテート、イソ・イー・スーパー、γ−デカラクトン、ムスクケトン、β−ナフトールメチルエーテル、ラズベリーケトン、ルバフラン、チモール、酢酸トリシクロデセニル、プロピオン酸トリシクロデセニルが挙げられる。
【0024】
香料組成物全体におけるK値が3000以下の香料成分の含有量は、香料組成物全体のK値を3000以下とする点から、40重量%以上とし、60重量%以上が好ましく、さらに、80重量%以上が特に好ましい。
【0025】
香料組成物の黄色みを低くするためには、黄色みの低い香料成分を用いることが望まれる。一方柔軟剤用香料組成物には残香性が求められる。しかし、通常、少量で残香性の高い香料成分は黄色みが強いものが多い。すなわち、黄色みが低くかつ残香性が高い香料成分は、比較的少ないため、黄色みが低い香料成分だけ用いて望みどおりに調香することは困難なことが多い。
【0026】
そこで、本発明においては黄色みを低くするために、K値が1000以下の香料成分を40重量%以上の割合で配合すると共に、必要に応じて主に残香性付与の目的で、K値が1000以上の香料成分を60重量%を上限として配合することにより、低い黄色みに加え、高い残香性を香料組成物に付与することができる。
【0027】
K値は、必ずしも香料成分の配合量とは正比例するものではないため、香料組成物にK値が1000以下の香料成分を40重量%以上の割合で配合されていれば、該香料組成物全体のK値を3000以下に抑えることが可能である。
K値が1000以上4000未満の香料成分としては、例えば、酢酸セドリル、シンナミルシンナメート★、ゲラニルニトリル、酢酸グアイル、イソブチルキノリン、ジャスモラクトン、ペリラアルデヒド、アルモーゼオイル、セダーウッドオイル、グアイアックウッドオイル★、パルマローザオイル、リアトリックスレジノイド、リラールシッフベース等が挙げられる。
【0028】
なお、K値が1000以上の香料成分のうち、残香性が高い成分として、ラブダコア、ラブダナムアブソリュート、アセチルセドレン、アルデハイド C−12 MNA シッフベース、2−メチル−3−(p−メトキシフェニル)−プロパナール シッフベース、リグストラールシッフベース、リリアールシッフベース、3,5,5−トリメチルヘキサナールシッフベース、酢酸ベチベリル、ゲラニルニトリルなどが挙げられる。
【0029】
K値が大きい香料成分は、少量用いるだけでも香料組成物全体を強く黄色くする作用がある。そのため、K値が4000以上の香料成分は、香料組成物全体のK値を3000以下とし、低い黄色みを確保する点から、10重量%以下含有することが好ましく、更に、8重量%以下、特に6重量%以下含有することが好ましい。
【0030】
K値が4000以上の香料成分としては、例えば、オリバナムレジノイド★、オポポナックス オイル★、オポポナックスレジノイド★、オレンジビターオイル、オレンジフラワーアブソリュートスペイン、オレンジフラワーウォーターアブソリュート、オレンジペラ、パチュリオイル、サンダルウッドオイルマイソール、スチラックスレジノイド★、トリーモスアブソリュート★、ベチバーオイル★、イランイラン、アセチルセドレンが挙げられる。
【0031】
K値が4000以上でシッフベース香料としては、アルデヒド C−12 MNAシッフベース★、アルデヒド C−9 シッフベース★、2−メチル−3−(メトキシフェニル)−プロパナールシッフベース★、シクラメンアルデヒドシッフベース★、ヘリオナールシッフベース★、リグストラールシッフベース★、リリアールシッフベース★、3,5,5−トリメチルヘキサナールシッフベース★、リラールシッフベース★が挙げられる。
【0032】
また、上記シッフベース香料を用いる場合には、香料組成物全体のK値を3000以下とし、香料組成物の安定性を良好とし、着色及び匂いの劣化を少なくする点から、0.5重量%以下含有することが好ましく、更に0.3重量%以下、特に0.2重量%以下含有することが好ましい。
【0033】
二重結合を有するテルペン系及びセスキテルペン系アルコールとして、リナロール、ゲラニオール、ネロール、シトロネロール、ミルセノール、ラバンジュロール、ジヒドロミルセノール、アロオシメノール、ターピネオール、イソプレゴール、ファルネソール、ネロリドール、ビサボロール等が挙げられる。
【0034】
二重結合を有するテルペン系及びセスキテルペン系アルコールを用いる場合には、香料組成物の安定性を良好とし、匂いの劣化を少なくする点から、10重量%以下含有することが好ましく、更に8重量%以下、特に5重量%以下含有することが好ましい。
本発明の香料組成物と組み合わせて、例えば、溶剤ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピルミリステート、ジエチルフタレート等を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0035】
本発明の香料組成物は、黄色みが低くて所望の色を損ねず、且つ残香性があり、匂いの劣化が少ないため、柔軟剤、液体洗浄剤(例えば、衣料用洗浄剤、住居用洗浄剤、台所用洗浄剤、身体洗浄剤)、化粧水、頭髪化粧料用の香料組成物として用いることができる。中でも、黄色みが低くて所望の色を損ねず、且つ残香性が高く、匂いの劣化が少ないことを生かせる点から、柔軟剤用香料組成物として好ましい。特に、透明柔軟剤用香料組成物として好ましく、透明な外観を強調するために透明な容器に充填する場合であっても光に対して安定して用いることができる。
【0036】
次に、本発明に係る柔軟剤組成物について説明する。
本発明に係る柔軟剤組成物は、前記本発明に係る香料組成物を含有する透明又は半透明柔軟剤組成物である。
本発明に係る柔軟剤組成物は、前記本発明に係る香料組成物を含有するため、残香性が高く、匂いの劣化が少なく、且つ香料組成物により外観が損なわれない透明又は半透明柔軟剤組成物である。
【0037】
本発明の柔軟剤組成物には、前記本発明に係る香料組成物のほか、通常の柔軟剤組成物に配合される成分(a)成分(b)成分(c)成分(d)成分(e)成分(f)成分(g)成分(h)成分(i)成分を適宜選択して組み合わせて配合することができる。
【0038】
好ましくは以下のものを用いることにより、透明性の高い柔軟剤組成物が得られる。
本発明の柔軟剤組成物の(a)成分としては、炭素数12〜36の炭化水素基を1つ以上と、3級アミノ基又はその酸塩もしくはその4級アンモニウム基を1つ以上有する化合物である。下記式(1)で表される化合物(以下化合物(1)という)、及び式(2)で表される化合物(以下化合物(2)という)から選ばれる長鎖炭化水素基を2又は3つ有する化合物(以下(a1)成分という)、又は下記式(3)で表される化合物(以下化合物(3)という)、及び式(4)で表される化合物(以下化合物(4)という)から選ばれる長鎖炭化水素基を1つ有する化合物(以下(a2)成分という)を用いることが好ましい。
【0039】
【化1】
Figure 0004344128
【0040】
(式中R及びRはそれぞれ独立に、炭素数12〜36、好ましくは13〜26、特に好ましくは13〜18の炭化水素基であり、R及びRはそれぞれ独立に、炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアルキレン基、特にエチレン基又はプロピレン基である。Rは炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、又はR−[A−R]a−で表される基、好ましくはメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基であり、R炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、好ましくはメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基である。A及びBはそれぞれ独立に、−COO−、−OCO−、−CONH−及び−NHCO−から選ばれる基、好ましくは−COO−又は−CONH−であり、a及びbはそれぞれ0又は1の数、好ましくは1である。Y−は陰イオン、好ましくはハロゲンイオン、硫酸イオン又は炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオンである。)
【0041】
【化2】
Figure 0004344128
【0042】
(式中、Rは炭素数12〜36、好ましくは13〜26、特に好ましくは13〜18の炭化水素基であり、Rは炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアルキレン基、特にエチレン基又はプロピレン基である。R、R10及びR11はそれぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、好ましくはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基である。Dは−COO−、−OCO−、−CONH−及び−NHCO−から選ばれる基、好ましくは−COO−又は−CONH−であり、cは0又は1の数、好ましくは1である。Y−は陰イオン、好ましくはハロゲンイオン、硫酸イオン又は炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオンである。)
【0043】
本発明の(a1)成分としては、特に下記式(1−1)〜(1−3)で表される化合物及び下記式(2−1)〜(2−3)で表される化合物を用いることが好ましい。
【0044】
【化3】
Figure 0004344128
(式中R、R、R、R及びY−は、陰イオン、好ましくはハロゲンイオン、硫酸イオン又は炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオンであり、、d及びeはそれぞれ2又は3の数である。)
【0045】
化合物(1)は無機又は有機の酸で中和した塩の形態であってもよく、柔軟剤組成物に配合する前にアミノ基を酸剤により中和したものを用いることもでき、柔軟剤組成物に化合物(1)を配合した後、アミノ基を酸剤で中和してもよい。中和のための酸としては塩酸、硫酸、リン酸、グリコール酸、蓚酸、乳酸、クエン酸等のヒドロキシカルボン酸、炭素数1〜12の脂肪酸又は炭素数1〜3のアルキル硫酸が好ましく、特に塩酸、硫酸、グリコール酸、蓚酸、乳酸、クエン酸が好ましい。中和に用いるこれらの酸は、単独で用いても複数で用いてもよい。
【0046】
柔軟化基剤(a)として、化合物(1)又は化合物(2)を用いる場合には、不飽和結合を1つ有する炭化水素基においてシス体とトランス体を含有することができ、シス体/トランス体はモル比で25/75〜100/0、更に50/50〜95/5であることが透明にする点から好ましい。
【0047】
(a)成分として、(a1)成分を用いる場合には、化合物(1)及び化合物(2)を併用することが柔軟効果を向上させる点から好ましく、併用する場合には化合物(1)/化合物(2)を重量比で、1/99〜50/50、更に5/95〜40/60、特に10/90〜30/70の割合で用いることが柔軟効果を向上させる点から好ましい。
本発明の(a2)成分のうち、化合物(3)としては、下記式(3−1)又は(3−2)で表される化合物から選択される1種以上が好ましく用いられる。
【0048】
【化4】
Figure 0004344128
(式中、R、R及びR10は、上述のとおりで、f及びgはそれぞれ2又は3の数である。)
【0049】
化合物(3)は無機又は有機の酸で中和した塩の形態であってもよく、柔軟剤組成物に配合する前にアミノ基を酸剤により中和したものを用いることもでき、柔軟剤組成物に化合物(3)を配合した後、アミノ基を酸剤で中和してもよい。中和のための酸としては塩酸、硫酸、リン酸、グリコール酸、蓚酸、乳酸、クエン酸等のヒドロキシカルボン酸、炭素数1〜12の脂肪酸又は炭素数1〜3のアルキル硫酸が好ましく、特に塩酸、硫酸、グリコール酸、蓚酸、乳酸、クエン酸が好ましい。中和に用いるこれらの酸は、単独で用いても複数で用いてもよい。
本発明の(a2)成分のうち、化合物(4)としては、下記式(4−1)又は(4−2)で表される化合物から選択される1種以上が好ましく用いられる。
【0050】
【化5】
Figure 0004344128
(式中、R、R、R10及びR11は、上述のとおりで、、h及びiはそれぞれ2又は3の数である。)
【0051】
成分(a)として、(a2)成分を用いる場合には、化合物(3)及び化合物(4)を併用することが柔軟効果を向上させる点から好ましく、併用する場合には化合物(1)/化合物(2)を重量比で、1/99〜50/50、更に5/95〜40/60、特に10/90〜30/70の割合で用いることが柔軟効果を向上させる点から好ましい。
【0052】
また、(a)成分として、(a1)成分と(a2)成分を併用することも柔軟効果を向上させる点から好ましく、併用する場合には(a1)成分/(a2)成分を重量比で、1/99〜20/80、更に5/95〜15/85の割合で用いることが好ましい。
本発明の柔軟剤組成物には、(a)成分を全組成物に対し3〜40重量%含有することが好ましく、更に5〜35重量%、より更に5〜30重量%、特に7〜25重量%含有することが好ましい。
【0053】
本発明の柔軟剤組成物には、透明又は半透明な柔軟剤組成物とするために、(b)成分を入れることが好ましい。
(b)成分としては、「溶剤ハンドブック」(講談社 1993年9月20日第13刷発行)に記載のものを用いることができる。特に、本発明では柔軟剤組成物を透明又は半透明化にするために、logPが−2〜3、更に0.5〜2、特に0.5〜1.6の有機溶剤を用いることが好ましい。ここでlogPとは、有機化合物の、水と1−オクタノールに対する親和性を示す係数である。1−オクタノール/水分配係数Pは、1−オクタノールと水の2液相の溶媒に微量の有機化合物が溶質として溶け込んだときの分配平衡で、それぞれの溶媒中における有機化合物の平衡濃度の比であり、底10に対するそれらの対数logPの形で示すのが一般的である。
【0054】
多くの化合物のlogP値が報告され、Daylight ChemicalInformation Systems,Inc.(Daylight CIS)などから入手しうるデータベースには多くの値が掲載されているので参照できる。実測のlogP値がない場合には、Daylight CISから入手できるプログラム”CLOGP”で計算すると最も便利である。このプログラムは、実測のlogP値がある場合にはそれと伴に、Hansch,Leoのフラグメントアプローチにより算出される“計算logP(ClogP)”の値を出力する。フラグメントアプローチは化合物の化学構造に基づいており、原子の数及び化学結合のタイプを考慮している(cf.A.Leo,Comprehensive Medicinal Chemistry,Vol.4,C.Hansch,P.G.Sammens,J.B.Taylor and C.A.Ramsden,Eds.,p.295,Pergamon Press,1990)。
【0055】
このClogP値は現在最も汎用的で信頼できる推定値であるので、化合物の選択に際して実測のlogP値の代わりに用いることができる。本発明では、logPの実測値があれば実測値を用い、実測値がない場合はプログラムCLOGP v4.01により計算したClogP値を用いた。
【0056】
このようなlogPを有する有機溶剤としては下記式(5)、式(6)又は式(7)で表される化合物が好適である。
12−OH (5)
(式中、R12は、炭素数4〜8の炭化水素基、好ましくはアルキル基、アリール基又はアリールアルキル基である。)
【0057】
13−(O−R14−O−R15 (6)
(式中、R13及びR15はそれぞれ独立に、水素原子、R16CO−(ここでR16は炭素数1〜3のアルキル基)又は炭素数1〜7の炭化水素基、好ましくは水素原子、アルキル基、アリール基又はアリールアルキル基であり、R14は炭素数2〜9の分岐鎖を有していてもよいアルキレン基である。jは1〜5の数である。)
【0058】
17−O−CHCH(O−R18)CH−O−R19 (7)
(式中、R17は炭素数3〜8のアルキル基であり、R18及びR19はそれぞれ独立に、水素原子又はヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜3のアルキル基である。)
【0059】
より具体的に好ましい化合物としては、n−ブタノール、イソブタノール、2−ブタノール、n−ヘキサノール、シクロヘキサノール、フェノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、2−フェノキシエタノール、2−ベンジルオキシエタノール、ジエチレングリコールモノベンジルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノフェニルエーテル、テトラエチレングリコールモノフェニルエーテル、2−エチルヘキサン−1,3−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、ノナン−1,6−ジオール、2−メチルオクタン−1,8−ジオール、2−ブトキシエタノール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、2−(2−メチル)プロポキシエタノール、ジエチレングリコールモノ−2−メチルプロピルエーテル、2−プロポキシ−1−プロパノール、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、2−ブトキシ−1−プロパノール、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、2−t−ブトキシ−1−プロパノール、2−フェノキシ−1−プロパノール、2−エトキシプロピル−1−アセテート、2−プロポキシプロピル−1−アセテート、1,2−ジアセトオキシプロパン、3−ジメチル−3−メトキシ−1−プロパノール、1,3−ジメチルブチルグリセリルエーテル、ペンチルグリセリルエーテル、ヘキシルグルセチルエーテル、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ペンタンジオール、ヘキシレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオールおよび/または2,4−ジメチル−2,4−ペンタンジオールを挙げることができる。
【0060】
本発明の柔軟剤組成物には、有機溶剤(b)を全組成物に対し3〜30重量%含有することが好ましく、更に5〜25重量%、特に10〜20重量%含有することが好ましい。
本発明の柔軟剤組成物には、透明又は半透明な柔軟剤組成物の審美的外観をさらに高めるために、(c)成分を用いることが好ましい。
(c)成分としては、光による着色剤の褪色が起こりにくい点から、ポリオキシアルキレン鎖を少なくとも1つ有する染料(以下ポリオキシアルキレン変性染料という)を用いることが好ましい。ポリオキシアルキレン変性染料は、ポリオキシアルキレン鎖と発色団を有していれば良い。
【0061】
ポリオキシアルキレン鎖としては、式 −(AO)n−
(式中、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、nはアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示す3〜200の数であり、n個のAは同一でも異なっていてもよい。)
で表されるポリオキシアルキレン鎖が好ましく、

−(CO)k−(CO)m−
(式中、k、mはそれぞれ独立に、0〜100の数であって、k+mは3〜200の数である。また、(CO)k及び(CO)mはランダムであっても、ブロックであってもよい。)
で表されるポリオキシアルキレン鎖が更に好ましい。
【0062】
発色団としては、アゾ発色団、フタロシアニン発色団、アントラキノン発色団、アザ[18]アヌレン発色団、フォルマザン銅錯体発色団、トリフェノジオキサジン発色団、ニトロソ発色団、ニトロ発色団、ジアリールメタン発色団、トリアリールメタン発色団、キサンテン発色団、アクリデン発色団、メチン発色団、チアゾール発色団、インダミン発色団、アジン発色団、オキサジン発色団、チアジン発色団、キノリン発色団、インジゴイド発色団、インドフェノール発色団、ラクトン発色団、アミノケトン発色団、ヒドロキシケトン発色団、スチルベン発色団等が挙げられる。ポリオキシアルキレン鎖と発色団は、例えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子等を介して直接的又は間接的に結合しているものが好ましい。
【0063】
ポリオキシアルキレン変性染料の具体例としては、ポリオキシアルキレン変性アントラキノン系着色料、オキシアルキレン変性フタロシアニン系染料、シロキサン含有ポリ(オキシアルキレン)共重合体置換基を有する着色料、ポリ(オキシアルキレン)置換着色剤、ポリ(オキシアルキレン)置換着色剤、等を挙げることができる。また、ミリケン・ケミカル社製のリクィティント(Liquitint、登録商標)染料も使用できる。
【0064】
また、(c)成分としては、上記ポリオキシアルキレン変性染料のほかに、一般的に使用される色素を併用することができる。色素としては、例えば、分子内にアミノ基、スルホニル基、カルボキシル基を有する酸性染料、直接染料、塩基性染料、媒染・酸性媒染染料、アゾイック染料、硫化・硫化建染染料、建染染料、分散染料、油溶染料、反応染料、食品用色素、天然色素から選ばれる1種以上の色素が好ましい。より好ましくは、Acid Blue80、発色団にカルボニウム基を有する酸性染料、発色団にカルボニウム基を有する直接染料、塩基性染料、反応性染料、食品用色素、天然色素である。特に好ましくは、カラーインデックスでRed、Blue、Yellow、Violetで分類される塩基性染料、反応性染料、媒染・酸性媒染染料、アゾイック染料、硫化・硫化建染染料、食品用色素である。
【0065】
本発明の柔軟剤組成物にポリオキシアルキレン染料を用いる場合には、ポリオキシアルキレン染料を全組成物に対し0.1〜100mg/kg含有することが好ましく、更に1〜70mg/kg、特に3〜30mg/kg含有することが好ましい。
【0066】
本発明の柔軟剤組成物に色素を用いる場合には、色素を全組成物に対し0.1〜100mg/kg含有することが好ましく、更に0.1〜20mg/kg含有することが好ましい。
成分(d)としては、アミノポリカルボン酸、ホスホン酸及びこれらの塩から選ばれる化合物であることが好ましい。
【0067】
好ましいアミノポリカルボン酸は、分子中に式 −N(CHCOOH)で示されるイミノジ酢酸基を少なくとも1つ以上、好ましくは1又は2つ有し、且つ分子量180〜1000、好ましくは250〜600の化合物である。具体的にはニトリロ3酢酸、エチレンジアミン4酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、アスパラギンサン酸2酢酸、グルタミン酸2酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等を挙げることができ、特にエチレンジアミン4酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、アスパラギンサン酸2酢酸、グルタミン酸2酢酸が好ましい。
【0068】
ホスホン酸としてはエタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸及びその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、トリメチレンホスホノアミン等を挙げることができ、特にエタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)が好ましい。
【0069】
塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、鉄塩、ニッケル塩、クロム塩、亜鉛塩、及びアルカノールアミン塩が好ましく、特にナトリウム塩、カリウム塩、鉄塩が好ましい。
本発明の柔軟剤組成物に配合する(d)成分としては、エチレンジアミン4酢酸、及びそのナトリウム塩、カリウム塩又は鉄塩が特に好ましい。
【0070】
本発明の柔軟剤組成物には、(d)成分を全組成物に対し0.0005〜5重量%含有することが好ましく、更に0.001〜3重量%、特に0.005〜0.5重量%含有することが好ましい。
さらに、光安定性の点から、(c)成分と(d)成分の重量比(c)/(d)は、1/10000〜10/1であることが好ましく、更に1/5000〜1/1、特に1/100〜1/1であることが好ましい。
【0071】
本発明の柔軟剤組成物には、(e)成分を配合することができる。
(e)成分としては、炭素数12〜36、好ましくは14〜24、より好ましくは14〜20の飽和若しくは不飽和の脂肪酸又はその塩を用いることが好ましい。具体的にはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸あるいはこれらの混合物が挙げられ、特にパルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸から選ばれる1種以上が好ましい。また、パーム油、牛脂から誘導されるアルキル組成を有する脂肪酸も好ましい。塩を用いる場合は、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、アルカノールアミン塩が好ましく、特に貯蔵安定性からナトリウム塩、カリウム塩が良好である。
【0072】
(e)成分を用いる場合には、(e)成分の含有量は、組成物中0.01〜5重量%、特に0.05〜3重量%が好ましい。また、(e)成分/(a)成分は重量比で、1/500〜1/50、更に1/300〜1/100であることが柔軟効果の点から好ましい。
【0073】
本発明の柔軟剤組成物には、さらに(f)成分を配合することができる。
(f)成分としては、炭素数16〜36、好ましくは16〜28のアルキル基又はアルケニル基と、−SOM基及び/又は−OSOM基(M:対イオン)とを有する陰イオン(f1)成分を用いることが好ましい。具体的には上記炭素数のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸、アルキル(又はアルケニル)硫酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル、オレフィンスルホン酸、アルカンスルホン酸、α−スルホ脂肪酸、α−スルホ脂肪酸エステル及びこれらの塩が好ましい。
【0074】
これらの中でも特に炭素数16〜28のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキル(又はアルケニル)硫酸エステル、炭素数16〜28のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキシド(以下、EOと表記する)平均付加モル数が1〜6、好ましくは1〜4、特に好ましくは1〜3であるポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル及びこれらの塩から選ばれる一種以上を配合することが好ましい。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩が貯蔵安定性の点から良好である。
【0075】
本発明では(a)成分として(a1)成分を選択する場合には、(a1)成分/(f1)成分をモル比で好ましくは99.5/0.5〜70/30、特に好ましくは99/1〜85/15の割合で配合し、(a)成分として(a2)成分を選択する場合には、(a2)成分/(f1)成分をモル比で好ましくは95/5〜50/50、特に好ましくは85/15〜65/35の割合で配合することが柔軟効果の点から好ましい。
【0076】
また、(f)成分としては、貯蔵安定性の点から、さらに非イオン界面活性剤(f2)を配合することが好ましい。非イオン界面活性剤(f2)としては炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましく、特に下記式(8)で表される非イオン界面活性剤が好ましい。
【0077】
20−F−[(R21O)p−H]q (8)
(式中、R20は、炭素数10〜18、好ましくは12〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R21は炭素数2又は3のアルキレン基、好ましくはエチレン基である。pは2〜100、好ましくは5〜80、特に好ましくは10〜60の数を示す。Fは−O−、−CON−又は−N−であり、Fが−O−の場合はqは1であり、Fが−CON−又は−N−の場合はqは2である。)
式(8)で表される化合物の具体例として、以下の式(8−1)〜(8−4)で表される化合物を挙げることができる。
【0078】
20−O−(CO)r−H (8−1)
(式中、R20は前記の意味を示す。rは8〜100、好ましくは10〜60の数である。]
【0079】
20−O−(CO)s−(CO)t−H (8−2)
[式中、R20は前記の意味を示す。s及びtはそれぞれ独立に2〜40、好ましくは5〜40の数であり、オキシエチレン基とオキシプロピレン基はランダムあるいはブロック付加体であってもよい。)
【0080】
【化6】
Figure 0004344128
(式中、R20は前記の意味を示す。u,v,w及びxはそれぞれ独立に0〜40、好ましくは5〜40の数であり、u+v+w+xは5〜60、好ましくは5〜40の数である。オキシエチレン基とオキシプロピレン基はランダムあるいはブロック付加体であってもよい。)
【0081】
非イオン界面活性剤(f2)を用いる場合には、非イオン界面活性剤(f2)の含有量は、組成物中0.5〜10重量%、特に1〜8重量%が、貯蔵安定性の点から好ましい。
本発明の柔軟剤組成物には、さらに(g)成分を配合することができる。具体的には、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール及び/又は2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェノールを用いることが好適である。
【0082】
本発明では(a)成分として(a1)成分を選択する場合には、(g)成分を0.001〜1重量%、特に0.005〜0.05重量%配合し、柔軟化基剤(a)成分として(a2)成分を選択する場合には、酸化防止剤(g)を0.0003〜0.5重量%、特に0.007〜0.02重量%配合することが貯蔵安定性の点から好ましい。
【0083】
また、本発明の柔軟剤組成物は、(h)成分を配合することができる。(h)成分としては塩化ナトリウム及び/又は塩化カルシウムが貯蔵安定性の点から好ましく、組成物中0〜1000mg/kg好ましくは10〜500mg/kg添加することが好ましい。但し、脂肪酸塩類等の界面活性剤にはナトリウム塩やカリウム塩が含まれているが、このような界面活性剤の使用によって組成物に混入する無機塩は上記制限を受けるものではない。
【0084】
本発明の柔軟剤組成物は、(i)成分を配合することができる。(i)成分としては、炭素数8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸と多価アルコールとのエステル化合物を用いることができる。具体的に、好ましいエステル化合物としては、トリグリセライド、ジグリセライド、モノグリセライド、ペンタエリスリトールのモノ、ジ、トリエステル、ソルビタンエステル等を挙げることができ、(i)成分を配合する場合には、組成物中5重量%以下含有することが好ましく、更に3重量%以下、特に1重量%以下含有することが好ましい。
【0085】
さらに、本発明の柔軟剤組成物には、上記成分のほか、通常の柔軟剤組成物に配合される成分、例えば、シリコーン、汚れ遊離剤、殺菌剤、キレート化剤、色保護剤、保存剤、収縮防止剤、布地縮れ処理剤、染み抜き剤、腐食防止剤、酵素、水、等を、本発明の目的及び効果を損なわない質的及び量的範囲内で適宜配合することができる。
【0086】
本発明の柔軟剤組成物は、上記成分を水で稀釈した水溶液の形態が一般的であり、使用する水は蒸留水又はイオン交換水が好ましい。貯蔵安定性の点で、水は組成物中に30〜95重量%、更に50〜85重量%含有することが好ましい。さらに、本発明の組成物は、貯蔵安定性の点から、組成物の20℃におけるpHを1〜8.5、更に1〜8、特に2〜8に調整することが好ましい。
本発明の柔軟剤組成物は、上記各材料を用いて常法に従って製造することができる。
【0087】
【実施例】
(実施例1〜11、及び比較例1〜3:香料組成物)
表1に示す組成に従って、実施例1〜11、及び、比較例1〜3の香料組成物を調製した。表1に示した各香料成分及び香料組成物の吸光度(420nm固定)を測定しK値を得、黄色みを評価した。
【0088】
<香料組成物の調製>
香料組成物は、表1の組成に従い、香料成分(単品香料)を混合し、調製した。粉末など溶けにくい香料成分がある場合は、ウォーターバスなどを用い加熱溶解した。
【0089】
<評価>
1.黄色みの測定
香料成分(単品香料)のうち、液体香料は原液を用いて黄色みの測定に供した。粉末、固体或いは粘度の高い天然物などの香料(★印のついているもの)は、無色透明のジプロピレングリコールを用い、粉末品・固体品に関しては5倍で希釈し、粘度の高い天然物などは2倍で希釈して黄色みの測定に供した。
また、香料組成物は、配合初期及び40℃で20日間保存後の香料組成物を測定した。
【0090】
黄色みの評価は、420nmにおける吸光度を測ることにより行い、得られた前記吸光度の値×1000の値をK値とした。吸光度の測定は、SHIMADZU社製UV−2500(PC)によって行い、スペクトルバンド幅(スリット幅):1.0nmの条件で行った。
【0091】
[評価基準]
(1)香料成分
測定したK値は以下の3つのランクに分け、黄色みを評価した。
Aランク:K値が1000以下の香料成分
Bランク:K値が1000より大きく4000未満の香料成分
Cランク:K値が4000以上の香料成分
【0092】
(2)香料組成物
測定したK値は以下の2つのランクに分け、黄色み値を評価した。
「小」:香料組成物全体のK値が3000以下の香料組成物
「大」:香料組成物全体のK値が3000より大きい香料組成物
得られた結果を表1に示す。
【0093】
【表1】
Figure 0004344128
【0094】
実施例の香料組成物は、K値が1000以下の香料を40重量%以上配合し、更に4000以上の香料を10重量%以下配合している。その結果、香料組成物全体のクレット値は3000以下に抑えることが達成されている。
一方、比較例の香料組成物では、K値が1000以下の香料を40重量%未満配合し、更に4000以上の香料を10重量%より多く配合している。その結果、香料組成物全体のK値は3000以下に抑えることが達成できていない。
【0095】
(実施例11〜19、比較例11〜13:柔軟剤組成物)
表2に示す組成に従って、実施例1〜9の香料組成物を表2の香料組成物(j)として用いて実施例11〜19の柔軟剤組成物を、及び、比較例1〜3の香料組成物を表2の香料組成物(j)として用いて比較例11〜13の柔軟剤組成物を調製した。実施例11〜19、及び比較例11〜13の柔軟剤組成物において、香料組成物(j)は各々0.5重量%配合した。得られた各柔軟剤組成物を用いて、香料組成物が柔軟剤の外観に及ぼす影響、さらに保存安定性試験及び耐光性試験を行い、各試験後の柔軟剤組成物のK値の変化、及び匂いの変化、さらに残香性を評価した。
【0096】
<柔軟剤組成物の調製>
柔軟剤組成物の出来上がり質量が200gになるのに必要な量の95%相当量のイオン交換水を300mlビーカーに入れ、ウォーターバスで60℃に昇温した。攪拌しながら(300r/min)、所要量の(b)成分、(e)成分を溶解させた。次に所要量の(a)成分と(d)成分を予め混合した混合品(40℃)を添加した。
【0097】
そのまま5分攪拌後、順次、(c)成分、(f)成分から(h)成分を添加し、5分攪拌後、35%塩酸水溶液と48%水酸化ナトリウム水溶液で目標のpHに調整し、出来上がり質量にするのに必要な量の60℃のイオン交換水を添加した。その後10分間攪拌し、5℃の水を入れたウォーターバスにビーカーを移し、攪拌しながら20℃にまで冷却した。なお、表2に示したpHは、冷却後(20℃)のpHである。
【0098】
【表2】
Figure 0004344128
【0099】
<評価>
(保存安定性試験)
調製した柔軟剤組成物を、40℃で20日間保存を行い、保存安定性試験後の試料とした。
(耐光性試験)
調製した柔軟剤組成物に、スガ試験機社製 キセノンロングライフフェードメーター FAL−7X−L−B型を用いて、積算で10000kJ/m紫外線を照射し、耐光性試験後の試料とした。
【0100】
1.香料組成物が柔軟剤組成物の外観に及ぼす影響
柔軟剤組成物のK値を上記香料組成物の黄色み評価と同様に測定し、香料組成物が柔軟剤組成物の外観に及ぼす影響を評価した。
[評価基準]
柔軟剤組成物のK値が3000以下の場合を、香料組成物が柔軟剤組成物の外観に及ぼす影響「なし」と評価し、3000より大きい場合を影響「あり」と評価した。
【0101】
2.保存安定性試験、及び耐光性試験後の柔軟剤組成物のK値の変化
K値の変化は、調製(配合)直後のサンプルと保存後のサンプルのK値の変化率が10%未満の場合、変化「なし」と評価し、調製(配合)直後サンプルと保存後のサンプルのK値の変化率が10%以上の場合、変化「あり」と評価した。
【0102】
3.保存安定性試験、及び耐光性試験後の柔軟剤組成物の匂いの変化
匂いの変化は、10人の専門パネラーによって、調製(配合)直後のサンプルと保存後のサンプルを評価し、変化があるとしたパネラーは0点、変化がないとしたパネラーは+1点とし、10人の評価点数の合計点でランク分けした。パネラーの評価点の合計点が7点以上の場合、変化「なし」と評価し、合計点が7点未満の場合、変化「あり」と評価した。
【0103】
4.残香性
市販の木綿タオル2kg、アクリルジャージ1kgを3.5°DH硬水にて市販洗剤アタック(花王(株)、登録商標)にて5回繰り返し洗濯(30L洗濯機)をし、繊維についた繊維処理剤を除去した後、表2に示した柔軟剤組成物を10ml投入し、25℃で3分間攪拌し処理した。
上記方法で処理した布を室内で風乾後、25℃、65%RHの恒温恒湿室で24時間放置した。これらの布を専門パネラー10人で残香性の評価を行った。
実施例1の柔軟剤組成物で処理した布と各サンプルを比較して、同等或いはそれ以上の残香が感じられたとしたパネラーは1点、それよりも弱いと感じられるとしたパネラーは0点とし、10人の評価点数の合計点でランク分けした。
【0104】
[評価基準]
パネラの評価点の合計点が7点以上の場合、残香性「あり」と評価し、合計点が7点未満の場合、残香性「なし」と評価した。
評価の結果は、表3に示したとおりである。
【0105】
【表3】
Figure 0004344128
【0106】
実施例1〜9の香料組成物を賦香した実施例11〜19の柔軟剤組成物では、香料による黄変により透明柔軟剤の外観を損ねない透明柔軟剤組成物が達成されている。またこの柔軟剤組成物は残香性も損なうことなく、熱による保存安定性、光による耐光性試験でも変化の少ないサンプルであることが確認された。
【0107】
比較例1〜3の香料組成物を配合した比較例11〜13の柔軟剤組成物の外観は、明らかに我々の設計したレベル以下であった。またシッフベースを多く含む香料は実施例に比べ匂いの安定性が劣り、またテルペン系アルコールが多く配合されている比較例では光に対する安定性が悪いことが確認された。
【0108】
これらのことより、本発明品は、透明又は半透明系柔軟剤組成物の外観を損ねることなく、熱・光に対して安定で、残香性も兼ね備えたバランスの良い香料組成物、及び柔軟剤組成物であることが明らかにされた。
【0109】
【発明の効果】
本発明に係る柔軟剤用香料組成物においては、香料成分(単品香料)を黄色みの度合いを示すK値でランク分けをして、そのうち、K値が1000以下の香料を香料組成物全体の40重量%以上とし、且つ、香料組成物全体の黄色みの度合いをK値が3000以下とすることにより、黄色みが低くて、柔軟剤の所望の色を損ねるような着色をせず、且つ残香性が高く、香料組成物の安定性が良く匂いの劣化が少ない香料組成物が得られる。従って、本発明に係る香料組成物は、特に透明柔軟剤の透明な外観を強調して商品価値を高めるために透明な容器に充填する場合であっても、光により外観が損なわれず、設計通りの香調が維持できる。
【0110】
本発明に係る柔軟剤組成物は、前記本発明に係る香料組成物を含有するため、残香性が高く、匂いの劣化が少なく、且つ香料組成物により外観を損なわれない透明又は半透明柔軟剤組成物である。

Claims (2)

  1. 酢酸ベンジル、アリルアミルグリコレート、γ−ウンデカラクトン、n−オクタノール、リリアール、1−(2−t−ブチルシクロヘキシルオキシ)−2−ブタノール、フェニルエチルアルコール、ヘキサメチルヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン、イソカンフィルシクロヘキサノール、ジヒドロジャスモン酸メチル、プロピオン酸トリシクロデセニル、ヘキシルシンナミックアルデヒド、シクロペンタデカノリド、ポアレネート、ムスクケトン、リモネン、メチルb−ナフチルケトン、α−イソメチルヨノン、シトロネロール、及びゲラニオールよりなる群から選ばれる1種以上の香料成分(A)を40重量%以上含有する香料組成物であって
    オレンジオイル、パチュリオイル、ベンゾイン、レモンオイル、及びアルデハイド C−12 NMAシッフベースより選ばれる少なくとも1種の香料成分(C)の合計含有量が10重量%以下であって、
    シッフベース香料の含有量が0.5重量%以下であり、且つ、二重結合を有するテルペン系及びセスキテン系アルコールの含有量が10重量%以下であり、
    光路長10mmの石英セルを使用し、対照側セルにイオン交換水を入れた場合に、660nmの波長の光透過率が30%以上である透明柔軟剤用又は半透明柔軟剤用の香料組成物。
  2. 炭素数12〜36の炭化水素基を1つ以上と、3級アミノ基又はその酸塩もしくはその4級アンモニウム基を1つ以上有する化合物及び前記請求項1に記載の香料組成物を含有し、光路長10mmの石英セルを使用し、対照側セルにイオン交換水を入れた場合に、660nmの波長の光透過率が30%以上である透明又は半透明柔軟剤組成物。
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