JP4340782B2 - エンジン停止再始動制御装置及びそれを搭載した車両 - Google Patents

エンジン停止再始動制御装置及びそれを搭載した車両 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンの停止と再始動を自動的に行うエンジン停止再始動制御装置及びそれを搭載した車両に関する。
従来より、エンジン停止再始動制御装置として、エンジン停止時に圧縮行程で停止している気筒内に混合気を入れておき、エンジンの再始動時にスタータモータによりクランクシャフトを回転させたあと最初に点火時期が到来する気筒つまり停止時に圧縮行程で停止していた気筒に点火して該気筒内の混合気を燃焼させ、その燃焼トルクでクランキングを円滑に行うものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−342876号公報
しかしながら、上述のエンジン停止再始動制御装置において、エンジン再始動後に最初に点火時期が到来する気筒の内部状態は気流が停止しているうえに点火プラグの近傍の空燃比や混合気の気化量にばらつきがあるため、エンジン再始動後の最初の点火となるこの気筒への点火はエンジン回転中における点火に比べて失火しやすい。そして、エンジン再始動後の最初の点火で失火した場合には、エンジン再始動を迅速に行うことができなくなり、また、未燃の混合気が排出されてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、エンジン停止時に圧縮行程で停止する気筒内に入れておいた混合気がエンジン再始動後着火する確率を向上させるエンジン停止再始動制御装置を提供することを目的の一つとする。また、このエンジン停止再始動制御装置を搭載した車両を提供することを目的の一つとする。
本発明は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
即ち、本発明のエンジン停止再始動制御装置は、
所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジンを停止させるエンジン停止制御手段と、
エンジン停止時に圧縮行程で停止する気筒に混合気を入れておく気筒処理実行手段と、
前記エンジンが停止している間に所定のエンジン再始動条件が成立したか否かを判定する再始動条件判定手段と、
前記エンジンを回転駆動可能な回転駆動手段と、
前記再始動条件判定手段によってエンジン再始動条件が成立したと判定されたときには、前記回転駆動手段によって停止中のエンジンを回転させてエンジン停止時に圧縮行程で停止していた気筒のピストンを上死点付近に動かしたあと該気筒に点火し、該点火後に該気筒内の混合気が失火したときには、該気筒内の混合気が着火するまで点火を繰り返す再始動制御手段と、
を備えたものである。
このエンジン停止再始動制御装置では、所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジンを停止させ、エンジン停止時に圧縮行程で停止する気筒に混合気を入れておく。そして、エンジンが停止している間に所定のエンジン再始動条件が成立したとき、回転駆動手段によって停止中のエンジンを回転させて圧縮行程で停止していたピストンを上死点付近に動かしたあと該気筒に点火し、点火後に該気筒内の混合気が失火したときには、該気筒内の混合気が着火するまで点火を繰り返す。エンジン停止時に圧縮行程で停止していた気筒は最初に点火時期を迎える気筒であり、その内部状態は気流が停止しているうえ混合気の気化量などにばらつきがあるため失火しやすいことから、該気筒内の混合気が着火するまで点火を繰り返す。したがって、エンジン停止時に圧縮行程で停止する気筒内に入れておいた混合気がエンジン再始動後着火する確率が向上する。この結果、エンジン再始動が迅速に行われることが多くなり、また、未燃の混合気が排出されることが少なくなる。
ここで、「着火」とは、混合気が点火火花からエネルギを受け取り、発熱反応をし始め、ついには点火火花からエネルギをもらわなくても混合気自身の反応によって未燃混合気へ火炎が伝播することをいう。また、「失火」とは、未燃混合気へ自己伝播し得る火炎核ができなかったり、点火火花をきっかけとして発生した火炎が途中で消滅したりすることをいう。
本発明のエンジン停止再始動制御装置において、前記再始動制御手段は、エンジン停止時に圧縮行程で停止していた気筒に点火した後該気筒内の混合気が失火したときには、該気筒のピストンが点火遅角限界角度に至るまでの期間中、該気筒内の混合気が着火するまで点火を繰り返し、該気筒のピストンが点火遅角限界角度を超えても該気筒内の混合気が着火しなかったときには頻度を上げて点火を繰り返すようにしてもよい。エンジン停止時に圧縮行程で停止していた気筒内の混合気はピストンが点火遅角限界角度を超えると急に失火確率が高くなるため、点火遅角限界角度を超えたあとは点火の頻度を上げることにより該気筒内の混合気が未燃のまま排出されるのを抑制するのである。
ここで、再始動制御手段は、エンジン停止時に圧縮行程で停止していた気筒のピストンが点火遅角限界角度を超えても該気筒内の混合気が着火しなかったときには、該気筒のピストンが排気バルブ開位置に到達するまで頻度を上げて点火を繰り返してもよい。排気バルブ開位置に到達したあとは排気バルブから気筒内の気体が排出されるため、もはや点火を行っても意味がないからである。また、点火遅角限界角度は、圧縮行程における上死点後40〜50°の範囲で設定するのが好ましい。この範囲で急に失火確率が高くなるからである。また、点火遅角限界角度に至るまでの期間において多重点火を行ってもよく、その場合には点火遅角限界角度を超えたあとに頻度を上げて多重点火を行ってもよい。
本発明のエンジン停止再始動制御装置において、前記回転駆動手段は、モータとしてもよい。このモータは、エンジンのスタータモータであってもよいし、エンジンのクランクシャフトの回転エネルギを電気エネルギに変換してバッテリに蓄える機能とバッテリの電気エネルギをクランクシャフトの回転エネルギに変換する機能を備えたモータジェネレータであってもよい。後者の場合、例えば制動エネルギを電気エネルギに変換してバッテリに蓄えておき、エンジン再始動時にその電気エネルギを利用してエンジンの再始動をモータがアシストすることができる。
本発明のエンジン停止再始動制御装置において、前記気筒処理実行手段は、エンジン停止時に膨張行程で停止する気筒にも混合気を入れておき、前記回転駆動手段は、前記再始動条件判定手段によってエンジン再始動条件が成立したと判定されたときにエンジン停止時に膨張行程で停止する気筒に点火してその燃焼トルクにより停止中のエンジンを回転駆動させてもよい。こうすれば、エンジン停止時に圧縮行程で停止した気筒をエンジンの燃焼トルクでもって上死点へと動かすことができる。
本発明のエンジン停止再始動制御装置は、エンジンのクランクシャフトが所定角度回転するごとにパルスを出力するクランク角センサを備え、前記再始動制御手段は、エンジン停止時に圧縮行程で停止していた気筒に点火した後該気筒内の混合気に着火したか否かの判定を、前記クランク角センサによって出力されるパルスのパルス幅に基づいて行うようにしてもよい。こうすれば、クランク角センサを利用して簡易且つ正確に着火・失火を検出することができる。例えば、再始動制御手段は、クランク角センサによって出力されるパルスのパルス幅変化率と予め定めたしきい値との比較結果に基づいて該気筒内の混合気が着火したか否かを判定してもよい。
本発明のエンジン停止再始動制御装置において、前記エンジン停止制御手段は、アイドルストップ制御におけるエンジン停止条件が成立したときに前記エンジンが停止するよう制御し、前記再始動条件判定手段は、前記アイドルストップ制御におけるエンジン再始動条件が成立したか否かを判定してもよい。アイドルストップ制御が行われると走行途中に何度もエンジン停止と再始動を繰り返すため、本発明を適用する意義が大きい。
本発明のエンジン停止再始動制御装置を搭載した車両は、本発明のエンジン停止再始動制御装置を搭載している。この車両では、エンジン停止時に圧縮行程で停止していた気筒がエンジン再始動後に最初の点火時期を迎えるため失火しやすいことから、該気筒内の混合気が着火するまで点火を繰り返す。したがって、エンジン停止時に圧縮行程で停止する気筒内に入れておいた混合気がエンジン再始動後着火する確率が向上する。この結果、エンジン再始動が迅速に行われることが多くなり、未燃の混合気が排出されることが少なくなる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す説明図である。本実施形態のハイブリッド自動車20は、ガソリンにより駆動するエンジン30と、エンジン30の各気筒31の吸気ポート36に燃料を噴射するインジェクタ32と、エンジン30の各気筒内の混合気に点火する点火プラグ33と、エンジン30のクランクシャフト39と動力のやり取りを行なうモータジェネレータ44と、エンジン30をコントロールするエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)70と、エンジン30の再始動・停止やモータジェネレータ44の駆動などを制御するハイブリッド用電子制御ユニット(以下、ハイブリッドECUという)80とを備える。
エンジン30は、本実施形態では4気筒エンジンであり、各気筒31は、吸気通路22のうち吸気バルブ34の手前に設けられた吸気ポート36にインジェクタ32がガソリンを噴射するポート式として構成されている。ここで、図示しないエアクリーナおよびスロットルバルブを介して吸気通路22に吸入された空気は、吸気ポート36でインジェクタ32から噴射されたガソリンと混合して混合気となる。この混合気は、吸気バルブ34が開くことにより燃焼室37へ吸入され、点火プラグ33のスパークによって点火されて爆発燃焼し、その燃焼エネルギによりピストン38が往復運動して、クランクシャフト39を回転運動させる。燃焼後の排気は、排気バルブ35が開くことにより燃焼室37から排出される。また、エンジン30の各気筒は、吸気行程、圧縮行程、膨張行程(燃焼行程ともいう)、排気行程を1サイクルとしてこのサイクルを順次繰り返すものであり、クランクシャフト39が半回転つまり180°回転するごとに行程が切り替わり、クランクシャフト39が2回転つまり720°回転するごとに1サイクル進む。また、4つの気筒の点火タイミングは本実施形態では1番気筒、2番気筒、4番気筒、3番気筒という順であり、したがって例えば1番気筒が膨張行程にあるとき、2番気筒は圧縮行程、3番気筒は排気行程、4番気筒は吸気行程となる。図2にクランク角CAと各気筒の行程との対応関係を表す。図2において、TDCは上死点、BDCは下死点を表す。
エンジン30の各気筒31の吸気バルブ34や排気バルブ35の上端部は、バネを介してそれぞれ吸気カム40のカム面や排気カム42のカム面と当接している。吸気カム40は、吸気カムシャフト41に固設され、吸気カムシャフト41がクランクシャフト39と連動して軸回転するのに伴って回転する。そして、吸気バルブ34は、回転する吸気カム40のカム面に追従して作動する。具体的には、吸気カム40のカム面が吸気バルブ34を押し下げたときには吸気バルブ34が開き、吸気カム40のカム面が吸気バルブ34を押し下げないときには吸気バルブ34は閉じる。一方、排気カム42は、排気カムシャフト43に固設され、排気カムシャフト43がクランクシャフト39と連動して軸回転するのに伴って回転する。そして、排気バルブ35は、回転する排気カム42のカム面に追従して作動する。具体的には、排気カム42のカム面が排気バルブ35を押し下げたときには排気バルブ35が開き、吸気カム40のカム面が排気バルブ35を押し下げないときには排気バルブ35は閉じる。エンジン30は、4気筒であるため、原則的には、吸気バルブ34は吸気行程での上死点で開き下死点で閉じ、排気バルブ35は排気行程での下死点で開き上死点で閉じるが、実際には、バルブ動作に遅れが生じたり吸気や排気が慣性の影響を受けたりするため、これより早めに開き遅めに閉じるように各カム40,42や各カムシャフト41,43が設計されている(図2の(c)参照)。
エンジン30のクランクシャフト39は、オートマチックトランスミッション50が接続されている。このオートマチックトランスミッション50は、エンジン30からクランクシャフト39に出力された動力を変速してデファレンシャルギヤ52を介して駆動輪54a,54bに伝達する。また、クランクシャフト39には、クランク角センサ56が取り付けられている。このクランク角センサ56は、クランクシャフト39に取り付けられた図示しないマグネットロータに対向する位置に磁気抵抗素子を配置したMRE回転センサであり、このクランク角センサ56が発生するパルスを利用してクランク角CAを特定したりエンジン回転数Neを求めたりすることができる。一方、吸気カムシャフト41には、カム角センサ58が取り付けられている。このカム角センサ58は、吸気カムシャフト41と一体となって回転する歯車の歯がコイルのコアに接近するごとにパルスを出力する電磁誘導ピックアップ式センサであり、吸気カムシャフト41が1回転(クランクシャフト39が2回転)するごとに1個のパルスを発生する。
モータジェネレータ44は、モータとして駆動すると共にジェネレータとしても駆動する例えば同期交流電動発電機として構成されており、その回転軸に取り付けられたMG側プーリ26は、エンジン30のクランクシャフト39に接続されたエンジン側プーリ24にベルト28により接続されている。このため、モータジェネレータ44は、エンジン30からクランクシャフト39に出力された動力を用いて発電してインバータ46を介してバッテリ48を充電したり、バッテリ48からインバータ46を介して得られる電力を用いてクランクシャフト39に動力を出力できる。また、モータジェネレータ44は、エンジン30のスタータモータとしての役割も担っている。このため、モータジェネレータ44とは別にスタータモータを備える必要がない。なお、図1の構成をハイブリッド自動車と称しているのは、エンジン30を再始動する際のモータジェネレータ44の回転力がオートマチックトランスミッション50を介して車輪に伝達されることでモータジェネレータ44が車両駆動用に利用され得るからである。
エンジンECU70は、エンジン30の運転を制御するものであり、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサにより構成され、CPUの他に処理プログラムやデータなどを記憶するROMや一時的にデータを記憶するRAMや入出力ポート、通信ポートを備えている。このエンジンECU70には、エンジン30の運転状態を示す種々のセンサ、例えば、前出のクランク角センサ56やカム角センサ58のほか、図示しないが吸入空気の温度を検出する吸気温センサ、スロットルバルブの開度(ポジション)を検出するスロットルバルブポジションセンサ、エンジン30の冷却水の温度(水温)を検出する水温センサなどが接続されており、各種センサからの検出信号が入力される。また、エンジンECU70からは、インジェクタ32への駆動信号や点火プラグ33に放電電圧を印加するイグニッションコイル64への制御信号などが出力される。なお、運転者の操作に基づく要求動力をエンジン30から出力するために、エンジンECU70には、シフトレバー72のポジションを検出するシフトポジションセンサ73からのシフトポジションやアクセルペダル74のポジションを検出するアクセルペダルポジションセンサ75からのアクセルペダルポジション、ブレーキペダル76が踏み込まれているか否かを検出するブレーキポジションセンサ77からのオンオフ信号も入力される。
ハイブリッドECU80は、CPUを中心とするマイクロプロセッサにより構成されており、図示しないがCPUの他に処理プログラムやデータなどを記憶するROMや一時的にデータを記憶するRAMや入出力ポート、通信ポートを備えている。ハイブリッドECU80には、モータジェネレータ44に取り付けられた図示しない回転数センサや温度センサからのモータ回転数やモータ温度、インバータ46内の取り付けられた図示しない電流センサからのモータジェネレータ44への相電流、バッテリ48に取り付けられた図示しない温度センサからのバッテリ温度、バッテリ48の出力端子近傍に取り付けられた図示しない電圧センサや電流センサからの端子間電圧や充放電電流などが入力ポートを介して入力され、ハイブリッドECU80からは、モータジェネレータ44を駆動制御するためのインバータ46へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力される。また、ハイブリッドECU80は、通信ポートを介してエンジンECU70と接続されており、必要に応じてエンジンECU70からエンジン30の状態に関するデータ等を受信すると共にエンジンECU70に制御信号を送信する。
次に、本実施形態のハイブリッド自動車20の動作、特にアイドルストップ制御に伴う動作について以下に説明する。このハイブリッド自動車20では、アイドル停車時にアクセルペダル74が踏み込まれていないアクセルOFFであると共にブレーキペダル76が踏み込まれているブレーキONの状態でエンジン回転数Neが所定の低速回転数以下であるなどの所定の停止条件が成立したときにエンジン30を自動停止し、その後ブレーキOFFとされると共にアクセルONとされるなどの所定の再始動条件が成立したときにエンジン30が自動再始動されるアイドルストップ制御が行われる。なお、エンジン回転数Neはクランク角センサ56から出力されるパルスの時間間隔に基づいて算出される。また、アクセルペダルポジションセンサ75、ブレーキポジションセンサ77、クランク角センサ56から出力される信号は、エンジンECU70を介してハイブリッドECU80へ入力される。以下には、このアイドルストップ制御で行われる自動停止制御ルーチンと自動再始動ルーチンについて説明する。
まず、自動停止制御ルーチンについて説明する。図3はこのルーチンのフローチャートである。このルーチンは、エンジン運転中、上述したアイドルストップ制御の所定の停止条件が成立したときにハイブリッドECU80によって実行される。このルーチンが開始されると、ハイブリッドECU80は、エンジン30の各気筒31のインジェクタ32への通電を停止すると共に点火プラグ33への通電を停止するようエンジンECU70に指令する(ステップS110)。この結果、エンジン30の各気筒31の点火及び燃料噴射が停止するため、エンジン30はクランクシャフト39を回転させるトルクを発生しなくなる。このため、クランクシャフト39は慣性力のみで回転する。この慣性力は、圧縮行程の気筒で発生するガス圧縮力やモータジェネレータ44の回生トルクなどによって減衰されるため、クランクシャフト39の回転は停止に向けて収束する。
続いて、ハイブリッドECU80は、所定のエンジン状態になったか否かを判定する(ステップS120)。ここで、所定のエンジン状態について説明する。本実施形態では、予め実験などにより、3番気筒が排気行程にさしかかったときにエンジン回転数Neが予め定められた所定回転数であれば、モータジェネレータ44をゼロトルクにしてエンジン30のフリクションによりエンジン30を停止させると、3番気筒は吸気行程を経たあと圧縮行程のうち図2(c)に示すように吸気バルブ閉位置から点火時期までの間(停止区間)でエンジン30が停止することがわかっているとものとする。ステップS120では、この所定のエンジン状態を、3番気筒が排気行程にさしかかったときにエンジン回転数Neが所定回転数である状態とし、この所定のエンジン状態となるようにモータジェネレータ44のトルク制御を実行する。
ここで、3番気筒が排気行程にさしかかったか否かの判定は、クランク角センサ56から出力されるパルスとカム角センサ58から出力されるパルスに基づいて行う。本実施形態では、カム角センサ58は1番気筒が膨張行程に入いるごとにパルスを出力するように設定され、クランク角センサ56はクランクシャフト39が所定角度回転するごとにパルスを出力するように設定されている。このため、カム角センサ58からパルスが出力されるごとにクランク角をゼロにリセットしつつ、クランク角センサ56からパルスが出力されるごとにクランク角を所定角度ずつ進めることにより、クランク角を0〜720°の範囲で算出することができる。そして、このように算出したクランク角を、図2に示すクランク角CAと各気筒の行程との対応関係に照らすことにより、どの気筒がどの行程にあるのかを判別することができる。なお、クランク角センサ56やカム角センサ58から出力される信号は、エンジンECU70を介してハイブリッドECU80へ入力される。
さて、ステップS120で所定のエンジン状態になっていないときには、そのままモータジェネレータ44のトルク制御を続行する。一方、ステップS120で所定のエンジン状態になったときには、モータジェネレータ44のトルクをゼロにし(ステップS130)、エンジン30の圧縮行程気筒で発生するガス圧縮力によりエンジン30を停止させるようにする。続いて、3番気筒が吸気バルブ開位置の直前に至ったか否かを判定する(ステップS140)。この判定も、先ほどと同様、クランク角センサ56から出力されるパルスとカム角センサ58から出力されるパルスに基づいて行う。そして、ステップS140で3番気筒が吸気バルブ開位置の直前に至っていないときにはそのまま待機し、その吸気バルブ開位置の直前に至ったときには3番気筒のインジェクタ32に通電して燃料を噴射するようエンジンECU70へ指令する(ステップS150)。この結果、インジェクタ32から噴射された燃料が吸気ポート36内の空気と混合して混合気となり、その混合気は吸気バルブ34が開いたときに3番気筒の燃焼室37へ吸入される。
その後、エンジン30の回転が停止したか否かを判定し(ステップS160)、エンジン30の回転が停止していないときにはそのまま待機し、停止したときにはこの自動停止制御ルーチンを終了する。この自動停止制御ルーチンが終了すると、エンジン30は、前述したように、3番気筒のピストン38が圧縮行程の吸気バルブ閉位置から点火時期までの間、つまり図2(c)の停止区間内で停止している。また、圧縮行程で停止している3番気筒には混合気が閉じこめられている。
次に、自動再始動制御ルーチンについて説明する。図4はこのルーチンのフローチャートである。このルーチンは、自動制御ルーチン終了後、上述したアイドルストップ制御の所定の再始動条件が成立したときにハイブリッドECU80によって実行される。このルーチンが開始されると、ハイブリッドECU80は、バッテリ48の電力を利用してモータジェネレータ44を回転駆動させてエンジン30のクランキングを開始する(ステップS210)。すると、圧縮行程で停止していた3番気筒のピストン38が上死点に向かって動き出す。続いて、この圧縮行程気筒である3番気筒が上死点付近に定められた点火時期に至ったか否かを判定し(ステップS220)、3番気筒が点火時期に至っていないときにはそのまま待機し、3番気筒が点火時期に至ったときにはこの3番気筒の点火プラグ33に放電電圧を印加してスパークを発生させて点火を行う(ステップS230)。なお、点火時期は、図2(c)に示すように圧縮行程での上死点前の所定角度に設定されている。
続いて、3番気筒内の混合気が着火したか失火したかを判定する(ステップS240)。この判定は、点火前後のクランク角センサ56が出力するパルスのパルス幅に基づいて行う。図5に示すように、エンジン回転数Neはモータジェネレータ44によるクランキング開始後上昇しその後圧縮行程気筒である3番気筒の点火時期手前で下降し始めるが、3番気筒の混合気が着火すると燃焼トルクが発生するため再び上昇し、逆に、3番気筒の混合気が失火すると燃焼トルクが発生しないため上昇しない。ここで、クランク角センサ56はクランクシャフトが所定角度回転するごとにパルスを出力するものであるから、3番気筒内の混合気が着火したときには点火前のパルス幅T1と点火後のパルス幅T2から算出されるパルス幅変化率ΔT(=T1/T2)はしきい値△Tthr以上となり、3番気筒内の混合気が失火したときにはパルス幅変化率ΔTはしきい値ΔTthr未満となる。このしきい値ΔTthrは、3番気筒内の混合気が着火したか失火したかを判定するための基準値であり、本実施形態では、3番気筒内の混合気が着火したときのパルス幅変化率ΔTと3番気筒の混合気が失火したときのパルス幅変化率ΔTとを何度も実験を行って統計的に求めておき、両者の事象を経験的に区別し得る値として定められている。
そして、ステップS240で3番気筒内の混合気が失火したと判定されたときには、3番気筒のピストン38が点火遅角限界角度(図2(c)参照)を越えたか否かを判定する(ステップS250)。この点火遅角限界角度は、圧縮行程後の膨張行程において点火したときに混合気が失火する確率が急に高くなる角度であり、本実施形態では圧縮行程での上死点後40〜50°(ATDC40〜50°)の範囲に設定されている。このステップS250で3番気筒のピストン38が点火遅角限界角度を越えていないときには、3番気筒は膨張行程に移行しているものの点火すれば混合気に着火する可能性があるため3番気筒の点火プラグ33に放電電圧を印加してスパークを発生させて再点火を行い(ステップS260)、その後再びステップS240に戻る。このときの点火は、多重点火を採用してもよい。一方、ステップS250で3番気筒のピストン38が点火遅角限界角度を越えたときには、3番気筒のピストン38が排気バルブ開位置(図2(c)参照)に到達したか否かを判定し(ステップS270)、排気バルブ開位置に到達していないときには、点火遅角限界角度に到達する前に比べて高い頻度で多重点火を行い(ステップS280)、その後再びステップS270に戻る。3番気筒のピストン38が点火遅角限界角度を越えたときには点火しても混合気に着火する可能性が低いため、火炎の伝播によって混合気を完全に燃焼させることは難しいことから、点火の頻度を高めることにより点火プラグ33の周辺に存在する未燃混合気を燃焼させることを繰り返す。これにより、3番気筒内の未燃混合気が減少する。
さて、ステップS240で3番気筒内の混合気が着火したときか、ステップS270で3番気筒のピストン38が排気バルブ開位置に到達したときには、次に圧縮行程に至る気筒のピストン38が上死点付近に達したときその気筒の点火プラグ33にスパークを発生させる(ステップS285)。これにより、更にエンジン30を正回転させる燃焼トルクが得られる。そして、エンジン回転数Neが所定の再始動回転数Nstartに達したか否かを判定し(ステップS290)、エンジン回転数Neが再始動回転数Nstartに達していないときには再びステップS285へ戻り、エンジン回転数Neが再始動回転数Nstartに達したときにはモータジェネレータ44による正回転アシストを終了し(ステップS295)、この自動再始動制御ルーチンを終了する。なお、本ルーチン終了後は、通常の走行時の制御を実行することになる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のハイブリッドECU80が再始動条件判定手段に相当し、ハイブリッドECU80とエンジンECU70の両方がエンジン停止制御手段や気筒処理実行手段、再始動制御手段に相当し、モータジェネレータ44が本発明の回転駆動手段に相当する。
以上詳述した本実施形態のハイブリッド自動車20によれば、エンジン停止時に圧縮行程で停止していた3番気筒はエンジン再始動後に最初に点火時期を迎える気筒であり、その内部状態は気流が停止しているうえ混合気の気化量などにばらつきがあるため失火しやすいことから、この気筒内の混合気が着火するまで点火を繰り返す。したがって、エンジン停止時に圧縮行程で停止する3番気筒内に入れておいた混合気がエンジン再始動後着火する確率が向上する。この結果、エンジン再始動が迅速に行われることが多くなり、また、未燃の混合気が排出されることが少なくなる。
また、エンジン停止時に圧縮行程で停止していた3番気筒内の混合気はピストン38が点火遅角限界角度を超えると失火確率が高くなるが、点火遅角限界角度を超えたあとは点火の頻度を上げるため、この気筒内の混合気が未燃のまま排出されることが抑制される。このとき、ピストン38が排気バルブ開位置に到達したあとは排気バルブ35から気筒内の気体が排出されるため、点火を行っても意味がないことから点火は行わない。
更に、モータジェネレータ44にクランクシャフト39を正回転させアシストすることにより確実にエンジン30を再始動させることができる。このモータジェネレータ44は、制動エネルギを電気エネルギに変換してバッテリ48に蓄えておき、エンジン再始動時にその電気エネルギを利用してエンジン30の再始動をアシストするため、エネルギを有効に利用できる。
更にまた、エンジン停止時に圧縮行程で停止していた3番気筒に点火した後該気筒内の混合気に着火したか否かの判定を、クランク角センサ56によって出力されるパルスのパルス幅変化率ΔTに基づいて行うため、簡易且つ正確に着火・失火を検出することができる。なお、パルス幅変化率ΔTをT1−T2とし、ΔTが差分しきい値を超えたときには着火と判定し、ΔTが差分しきい値を超えないときには失火と判定してもよい。
そして、アイドルストップ制御では走行途中に何度もエンジン停止と再始動を繰り返すため、エンジン再始動時に消費されるモータジェネレータ44の電気エネルギの低減量累算値が大きくなり有利である。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態の自動停止制御ルーチンの代わりに、図6に示す自動停止制御ルーチンを採用してもよい。図6では、ステップS130の次に、エンジン停止時に膨張行程で停止する気筒である4番気筒が吸気バルブ開位置の直前に至ったか否かを判定し(ステップS132)、4番気筒が吸気バルブ開位置の直前に至っていないときにはそのまま待機し、吸気バルブ開位置の直前に至ったときには4番気筒のインジェクタ32に通電して燃料を噴射するようエンジンECU70へ指令する(ステップS134)。この結果、インジェクタ32から噴射された燃料が吸気ポート36内の空気と混合して混合気となり、その混合気は吸気バルブ34が開いたときに4番気筒の燃焼室37へ吸入される。その後は先ほどと同様、ステップS140以降の処理を実行する。この図6の自動停止制御ルーチンが終了すると、膨張行程で停止している4番気筒や圧縮行程で停止している3番気筒には混合気が閉じこめられる。その後、エンジン30の再始動条件が成立したときには、図7の自動再始動制御ルーチンを実行する。即ち、まず膨張行程で停止している4番気筒に点火してその燃焼トルクによりエンジン30をクランキングする(ステップS212)。その後は図4と同様、ステップS220以降の処理を実行する。このようにエンジン再始動時にモータでクランキングするのではなく膨張行程気筒の燃焼トルクによりクランキングを行っても、上述した実施形態と同様の効果が得られる。なお、この場合、自動再始動制御ルーチンにおいてモータジェネレータ44による正回転アシストを行うようにしてもよいし、このようなアシストを省略してもよい。
また、上述した実施形態では、燃料噴射方式として吸気ポートに燃料を噴射するポート式を採用したが、気筒内に燃料を直接噴射する直噴式を採用してもよい。
更に、上述した実施形態では、モータジェネレータ44によりエンジン30のクランキングを行うようにしたが、専ら電動機として使用し発電機として使用しないスタータモータによりエンジン30のクランキングを行うようにしてもよい。
更にまた、上述した実施形態では、クランク角センサ56としてMRE回転センサを採用したが、クランクシャフト39に取り付けられたマグネットロータに対向する位置にホール素子を配置して磁束密度変化を電圧変化に変換する磁電変換式センサを採用してもよいし、発光ダイオードとフォトトランジスタとを対向させその間をスリットを切った円盤が回転することによりクランク角を検出する光電式センサを採用してもよいし、クランクシャフト39と一体となって回転する歯車の歯がコイルのコアに接近するごとにパルスを出力する電磁誘導ピックアップ式センサを採用してもよい。ただし、クランクシャフト39の低速回転時においても良好な出力が得られることを考慮するとMRE回転センサや磁電変換式センサ、光電式センサが好ましい。なお、エンジン側プーリ24とMG側プーリ26に架け渡されたベルト28にスベリが発生しないならばモータジェネレータ44に取り付けた回転数センサからの出力に基づいてクランク角を算出してもよい。この場合の回転数センサとしてはMRE回転センサや磁電変換式センサ、光電式センサが好ましい。
そして、上述した実施形態では、エンジン停止時の圧縮行程気筒が3番気筒となるようにしたが、3番気筒以外の気筒をエンジン停止時の圧縮行程気筒となるようにエンジン停止制御を行ってもよい。あるいは、アイドルストップ制御が実行されるごとにエンジン停止時の圧縮行程気筒を順次変えていってもよい。エンジン停止時の圧縮行程気筒をある特定の気筒に固定した場合にはアイドルストップ制御を繰り返すにつれてその気筒の状態が他の気筒と異なってくるおそれがあるのに対し、順次変えるようにした場合にはそのようなおそれが少ない。
そしてまた、上述した実施形態では、4気筒エンジンを例に挙げて説明したが、他の多気筒エンジンにおいても同様にして本発明を適用することができる。
そして更にまた、上述した実施形態では、ハイブリッド自動車20に本発明を適用した場合を例示したが、モータジェネレータ44の動力を車両駆動軸に伝達させない構成の単なるアイドルストップ機能付き車両に本発明を適用してもよいことはいうまでもない。
ハイブリッド自動車の構成の概略を示す説明図である。 クランク角CAと各気筒の行程との対応関係を表す説明図である。 自動停止制御ルーチンのフローチャートである。 自動再始動制御ルーチンのフローチャートである。 エンジン再始動時の時間とエンジン回転数との関係を表すグラフである。 他の自動停止制御ルーチンのフローチャートである。 他の自動再始動制御ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
20 ハイブリッド自動車、22 吸気通路、24 エンジン側プーリ、26 MG側プーリ、28 ベルト、30 エンジン、31 気筒、32 インジェクタ、33 点火プラグ、34 吸気バルブ、35 排気バルブ、36 吸気ポート、37 燃焼室、38 ピストン、39 クランクシャフト、40 吸気カム、41 吸気カムシャフト、42 排気カム、43 排気カムシャフト、44 モータジェネレータ、46 インバータ、48 バッテリ、50 オートマチックトランスミッション、52 デファレンシャルギヤ、54a,54b 駆動輪、56 クランク角センサ、58 カム角センサ、64 イグニッションコイル、70 エンジンECU、72 シフトレバー、73 シフトポジションセンサ、74 アクセルペダル、75 アクセルペダルポジションセンサ、76 ブレーキペダル、77 ブレーキポジションセンサ、80 ハイブリッドECU。

Claims (9)

  1. 所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジンを停止させるエンジン停止制御手段と、
    エンジン停止時に圧縮行程で停止する気筒に混合気を入れておく気筒処理実行手段と、
    前記エンジンが停止している間に所定のエンジン再始動条件が成立したか否かを判定する再始動条件判定手段と、
    前記エンジンを回転駆動可能な回転駆動手段と、
    前記再始動条件判定手段によってエンジン再始動条件が成立したと判定されたときには、前記回転駆動手段によって停止中のエンジンを回転させてエンジン停止時に圧縮行程で停止していた気筒のピストンを上死点付近に動かしたあと該気筒に点火し、該点火後に該気筒内の混合気が失火したときには、該気筒のピストンが点火遅角限界角度に至るまでの期間中、該気筒内の混合気が着火するまで点火を繰り返し、該気筒のピストンが点火遅角限界角度を超えても該気筒内の混合気が着火しなかったときには頻度を上げて点火を繰り返す再始動制御手段と、
    を備えたエンジン停止再始動制御装置。
  2. 前記再始動制御手段は、前記気筒のピストンが点火遅角限界角度を超えても該気筒内の混合気が着火しなかったときには、該気筒のピストンが排気バルブ開位置に到達するまで頻度を上げて点火を繰り返す、請求項に記載のエンジン停止再始動制御装置。
  3. 前記点火遅角限界角度は、圧縮行程における上死点後40〜50°の範囲に設定されている、請求項又はに記載のエンジン停止再始動制御装置。
  4. 前記回転駆動手段は、モータである、請求項1〜のいずれかに記載のエンジン停止再始動制御装置。
  5. 前記気筒処理実行手段は、エンジン停止時に膨張行程で停止する気筒にも混合気を入れておき、
    前記回転駆動手段は、前記再始動条件判定手段によってエンジン再始動条件が成立したと判定されたときに、エンジン停止時に膨張行程で停止する気筒に点火して燃焼トルクにより停止中のエンジンを回転駆動させる、
    請求項1〜のいずれかに記載のエンジン停止再始動制御装置。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載のエンジン停止再始動制御装置であって、
    エンジンのクランクシャフトが所定角度回転するごとにパルスを出力するクランク角センサ、
    を備え、
    前記再始動制御手段は、エンジン停止時に圧縮行程で停止していた気筒に点火した後該気筒内の混合気に着火したか否かの判定を、前記クランク角センサによって出力されるパルスのパルス幅に基づいて行う、エンジン停止再始動制御装置。
  7. 前記再始動制御手段は、エンジン停止時に圧縮行程で停止していた気筒に点火した後該気筒内の混合気に着火したか否かの判定につき、前記クランク角センサによって出力されるパルスのパルス幅変化率と予め定めたしきい値との比較結果に基づいて該気筒内の混合気に着火したか否かを判定する、請求項に記載のエンジン停止再始動制御装置。
  8. 前記エンジン停止制御手段は、アイドルストップ制御におけるエンジン停止条件が成立したときに前記エンジンが停止するよう制御し、
    前記再始動条件判定手段は、前記アイドルストップ制御におけるエンジン再始動条件が成立したか否かを判定する、
    請求項1〜のいずれかに記載のエンジン停止再始動制御装置。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載のエンジン停止再始動制御装置を搭載した車両。
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