JP4340352B2

JP4340352B2 - Cable ties

Info

Publication number: JP4340352B2
Application number: JP02882899A
Authority: JP
Inventors: 宏佳永井
Original assignee: HellermannTyton Co Ltd
Current assignee: HellermannTyton Co Ltd
Priority date: 1999-02-05
Filing date: 1999-02-05
Publication date: 2009-10-07
Anticipated expiration: 2019-02-05
Also published as: JP2000226043A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に袋物や施錠部分などを封緘するときに用いられる結束バンドに関する。
【０００２】
【従来の技術】
プラスチックで作られている上記種類の結束バンドでは、封緘を解除するときにその結束バンドを破断して取り外す必要がある。この封緘解除作業を鋏やカッタを用いずに行い得るようにした従来の結束バンドを図９に示してある。
【０００３】
同図の結束バンドは、可撓性を有する長いバンド体１の一端部に板片部２が一体に設けられ、この板片部２に挿入部３が設けられ、この挿入部３とバンド体１とに、挿入部３に挿入されたバンド体１の引抜きを阻止する連結機構４１，４２が設けられており、上記板片部２には、その板片部２を捩じりながら引っ張ることにより引き破られてバンド体１の一端部１１を挿入部３から分断する薄肉の破断線５が形成されている。この破断線５は図示のように挿入部３を取り囲む形態で板片部２に設けられているため、概略的には２つの屈曲箇所イ，ロを有し、それらの屈曲箇所イ，ロを境にして概略的に異方向に延びる３つの線部５３，５４，５５に区画されている。また、破断線５の一端部５１が挿入部３の一側方を通過して板片部２の端縁まで延びており、破断線５の他端部５２が挿入部３の他側方を通過してバンド体１の一端部１１における幅方向の端縁まで延びている。
【０００４】
このような従来の結束バンドにおいては、バンド体１をその他端部（先端部）から挿入部３に挿入すると、連結機構４１，４２の作用によってバンド体１を挿入部３から引き抜くことができなくなり、同時にバンド体１によりループが形成される。したがって、図１０や図１１のようにループを形成したバンド体１でたとえば袋物Ｂの開き口を封緘することが可能である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
図１０や図１１に示した使用状態を対比することによって判るように、上記結束バンドの使用形態には、図１０のように破断線５の一端部５１が下を向くような使用形態（この使用形態では作業者から見てバンド体１の一端部１１が挿入部３の右側に位置している）や、図１１のように破断線５の一端部５１が上を向くような使用形態（この使用形態では作業者から見てバンド体１の一端部１１が挿入部３の左側に位置している）などがある。そして、どのような使用形態が採られたにせよ、封緘解除作業で破断線５を破断するためには、板片部２を引っ張るときに、各線部５３，５４，５５がこの順に引き破られ、その際に、屈曲箇所イ，ロでは引き破る方向を変える必要があるので、引き破り作業の連続性が屈曲箇所イ，ロで途絶えがちになる。つまり、各線部５３，５４，５５をこの順に引き破って破断線５を完全に破断してしまうためには３回のアクションが行われるようになり、そのことが作業性を低下させる原因になったり、作業者に過大な負担を課す原因になったりするという問題があった。
【０００６】
また、立ち仕事などで封緘解除作業を行う場合、板片部２を引き上げる作業を行う場合の方がそれを押し下げる作業を行う場合よりも作業勝手に優れ、作業者の負担が軽減される。そこで、図１０の使用形態と図１１の使用形態とを対比すると、図１０の使用形態では板片部２を引き上げる作業を通じて破断線５を引き破ることが可能であるのに対し、図１１の使用形態では板片部２を押し下げる作業を通じて破断線５を引き破る必要があるので、図１０の使用形態の方が図１１の使用形態に比べて作業勝手に優れ、作業者の負担も小さいということがいえる。しかしながら、実際の封緘解除作業では、図１０や図１１の各形態が入り交じった多数の結束バンドの封緘を解除する必要があるので、作業者にとっては使用形態を見極めてから破断線５を引き破らねばならないという煩わしさがあり、しかも、図１１の使用形態では板片部２を押し下げて破断線５を引き破るという作業勝手の悪い作業を余儀なくされるので、作業者に過大な負担が加わるという問題があった。
【０００７】
本発明は以上の事情の下でなされたものであり、封緘解除作業に際しては、その使用形態に関係なく、切断具を用いずに板片部を指で掴んで引き上げるという作業勝手のよい作業を行うだけで封緘を解除することができ、しかも、１回のアクションで簡単に破断線が破断されて封緘が解除される結束バンドを提供することを目的としている。また、本発明は、ループを形成したバンド体でたとえば袋物の開き口を封緘した場合に、封緘箇所が事後的に緩みにくい結束バンドを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る結束バンドは、可撓性を有する長いバンド体の一端部に、指で掴んで引っ張ることのできる板片部が一体に設けられ、この板片部に上記バンド体を挿入可能な挿入部が設けられ、この挿入部と上記バンド体とに、挿入部に挿入されたバンド体の引抜きを阻止する連結機構が設けられている。このため、バンド体を挿入部に挿入すると、連結機構の作用によってバンド体を挿入部から引き抜くことができなくなり、同時にバンド体によりループが形成される。したがって、ループを形成したバンド体でたとえば袋物の開き口を封緘することが可能である。
【０００９】
また、本発明の結束バンドでは、上記挿入部が、上記バンド体の長手方向でそのバンド体の一端部に対向する箇所に位置している。このようなバンド体の一端部と挿入部との位置関係は、封緘解除作業を行う作業者から見て、バンド体の一端部が挿入部の左右いずれの側に位置していても変わらない。
【００１０】
さらに、上記板片部は、上記挿入部の周部のうち上記バンド体の一端部に対向している部位と上記バンド体の一端部とを繋ぐ繋ぎ部と、上記繋ぎ部を除く上記挿入部の周囲に設けられる抜き孔と、上記板片部のうち上記挿入部を除く部位を上記繋ぎ部に繋ぐ首部とをさらに有し、上記繋ぎ部のうち上記首部が繋がれた部位よりも上記挿入部側の部位に、上記バンド体の幅方向に延びて屈曲箇所を持たず、その両端が上記抜き孔に達し、かつ上記板片部を引っ張ることにより引き破られる破断線が形成されている。このような構成を有している結束バンドは、上記のように封緘解除作業を行う作業者から見て、バンド体の一端部が挿入部の左右いずれの側に位置していても破断線の両端が抜き孔に達しているという形態に関して差異が生じない。
【００１１】
したがって、この結束バンドによると、バンド体の一端部が挿入部の右側に位置するような使用形態であっても左側に位置するような使用形態であっても、板片部を指で掴んで引き上げるという作業勝手のよい作業を通じて破断線を引き破るという封緘解除作業が可能になる。しかも、破断線が屈曲箇所を持たないので、その破断線を引き破るためのアクションが１回で済む。
【００１２】
さらに、本発明では、破断線は、板片部側に設けられているのであってバンド体側に設けられているものではない。そのため、バンド体のループで袋物の開き口を締め付けて封緘している場合、板片部を引っ張って破断線を引き破るときには、板片部を引き上げる力が繋ぎ部に効率よく加わるようになって破断線を引き破るのに有効に使われるようになる。このことも、封緘解除作業の作業性を高めることに役立つ。これに対し、仮に破断線がバンド体側に設けられているものでは、意図的にバンド体を捩じるように板片部を引き上げて破断線を引き破る必要があるので、板片部を引き上げる力の多くがバンド体を捩じることに使われ、それだけ破断線を引き破るのに使われる力が少なくなる。
【００１３】
本発明の結束バンドにおいて、上記繋ぎ部の上記破断線は、破断線形成個所を他部よりも肉薄にすることによって形成することが可能である。このようにしておくと、肉薄の破断線形成箇所によってヒンジ作用が発揮されるようになるので、ループを形成したバンド体でたとえば袋物の開き口を封緘した場合に、封緘箇所が事後的に緩んだりするといった事態が防止される。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の結束バンドＡの実施の一形態を示した側面図、図２は上記結束バンドＡを表側から見た正面図、図３は上記結束バンドＡを裏側から見た正面図、図４は図２のＩＶ部の拡大図である。また、図５は図４のＶ−Ｖ線に沿う断面図、図６は後述する挿入部３にバンド体１に挿入した状態での図４のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。
【００１５】
結束バンドＡは６６ナイロンのような強靱な合成樹脂で一体成形されたものであり、可撓性を有する長いバンド体１の一端部１１に、指で掴んで引っ張ることのできる大きさの板片部２が設けられている。バンド体１の一端部１１の裏側には複数の先鋭状の突起１２…が設けられていると共に、それらの突起１２…の形成個所と他端部（先端部）との間の所定範囲に鋸歯状の係合爪部１３が形成されている。
【００１６】
上記板片部２にバンド体１を挿入可能な筒形の挿入部３が設けられている。この挿入部３はバンド体１を挿入する部分であり、図２のように、バンド体１の長手方向Ｘでそのバンド体１の一端部１１に対向する箇所に位置している。図５のように、挿入部３の入口３１が板片部２の裏面側で開口している。また、図５及び図６のように、挿入部３の内壁面には、挿入部３に挿入されたバンド体１の係合爪部１３にバンド体１の挿入方向では係止せず引抜き方向でのみ係止する係合爪３２が具備されており、この係合爪３２と上記バンド体１の係合爪部１３とにより挿入部３に挿入されたバンド体１の引抜きを阻止する連結機構３３が構成されている。
【００１７】
板片部２は、バンド体１の一端部１１に対向している上記挿入部３の所定部位、すなわち挿入部３の付け根部分のうち、バンド体１の一端部１１に対向している辺部３４とバンド体１の一端部１１とを連続させている繋ぎ部２１を有していると共に、その繋ぎ部２１を除く挿入部３の周囲に正面視コ字形の抜き孔２２を有しており、この抜き孔２２の形成箇所では板片部２と挿入部３とが分断されている。上記繋ぎ部２１には、バンド体１の幅方向Ｙ（図２参照）に略まっすぐに延びてその両端が上記抜き孔２２に達するような屈曲箇所を持たない破断線２３が形成されている。この破断線２３は、板片部２を引っ張ることにより引き破られる部分であり、この破断線２３の形成個所が破断線２３の全長に亘って引き破られると、挿入部３が板片部２から完全に分断されてしまう。図例では、破断線２３を、中央部が幅狭で、そのような幅狭の中央部から抜き孔２２に近づくほど漸次幅広になった形に形成してあると共に、その破断線２３を図５及び図６のように他部よりも肉薄にすることによって形成してある。さらに、上記板片部２には、上記繋ぎ部２１をバンド体１の一端部１１に隣接している箇所で横切りかつ上記抜き孔２２の外縁に沿って延びる正面視コ字形の補強リブ２４が厚肉に形成されており、その補強リブ２４の形成箇所によって、板片部２の幅狭な首部２５が形成されている。
【００１８】
図１に仮想線で示したように、この結束バンドＡにおいて、バンド体１を湾曲させてその先端部を挿入部３の入口３１（図２参照）を通してその挿入部３に挿通させると、バンド体１によって一点鎖線で示したようなループが形成され、しかも、図６のように挿入部３の係合爪３２がバンド体１の係合爪部１３に引抜き方向で係止する。したがって、バンド体１の係合爪部１３と挿入部３の係合爪３２とにより構成されている連結機構３３の作用によってバンド体１を挿入部３から引き抜くことができなくなる。
【００１９】
図７は、結束バンドＡのバンド体１を硬貨袋などの袋物Ｂの開き口に巻き付けて上記したループを形成すると共に、そのバンド体１を強く締め付けた封緘状態を示している。この状態では、バンド体１の一端部１１に設けられている複数の突起１２…（図１参照）が袋物Ｂの生地にくい込んで結束バンドＡが開口部から抜け落ちにくくなっている。また、破断線２３の形成個所が他部よりも肉薄になっているので、その箇所によってヒンジ作用が発揮されるようになる。そのため、図７のようにループを形成したバンド体１で袋物Ｂの開き口を封緘した場合には、封緘箇所が事後的に緩むといった事態が起こりにくい。このような封緘箇所が事後的に緩むことを防止する作用は、他部よりも肉薄の破断線２３の形成個所がヒンジ作用が発揮することと、上記突起１２…が生地にくい込むこととが相乗することによっていっそう顕著に発揮される。
【００２０】
図７のように袋物Ｂの開き口の封緘に用いられている結束バンドＡの破断線２３を引き破って封緘を解除する作業は、次の手順で行われる。すなわち、板片部２を手の指で掴んで図７の矢印ｄのように板片部２を手前側に捩じりながら図８のように引き上げてその板片部２を引っ張ると、その初期に繋ぎ部２１の破断線２３の下端に亀裂が入り、その亀裂を始点として屈曲箇所を持たない破断線２３がその全長に亘って１回のアクションで完全に引き破られる。こうして破断線２３が引き破られると、挿入部３が板片部２から完全に分断されてしまい、分断された挿入部３が、板片部２に連設されているバンド体１に保持されたままになり、これによって封緘が解除される。このような封緘解除作業を行う際、板片部２に首部２５が具備され、その首部２５に補強リブ２４が形成されているので、板片部２を引っ張る力が破断線２３を引き破る力に効率よく変換されて破断線２３をいっそう容易に引き破ることができるようになる。
【００２１】
図７及び図８では、バンド体１の一端部１１が挿入部３の右側に位置するような使用形態の結束バンドＡについての封緘解除作業を説明したけれども、バンド体１の一端部１１が挿入部３の右側に位置するような使用形態の結束バンドＡについての封緘解除作業についても、同じような作業を行って封緘を解除することが可能である。これは、上記結束バンドＡにおいて、挿入部３が、バンド体１の長手方向Ｘでそのバンド体１の一端部１１に対向する箇所に位置しており、板片部２が、バンド体１の一端部１１との繋ぎ部２１を除く挿入部３の周囲に抜き孔２２を有しており、繋ぎ部２１に屈曲箇所を持たない破断線２３がバンド体１の幅方向Ｙに形成されていることによる。すなわち、封緘に用いられている上記結束バンドＡは、封緘解除作業を行う作業者から見て、バンド体１の一端部１１が挿入部３の左右いずれの側に位置していても、挿入部３はバンド体１の長手方向Ｘでそのバンド体１の一端部１１に対向する箇所に位置しており、破断線２３の両端は抜き孔２２に達しており、破断線２３が繋ぎ部２１でバンド体１の幅方向Ｙに延びているので、バンド体１の一端部１１が挿入部３の左右いずれの側に位置していても作業性に差異が生じないのである。ここで、バンド体１の一端部１１が挿入部３の右側に位置するような使用形態は、たとえば図７のように袋物Ｂの開き口の左側に板片部２が位置している使用形態を指し、バンド体１の一端部１１が挿入部３の右側に位置するような使用形態は、図７の袋物Ｂの開き口の右側に板片部２が位置している使用形態を指すのであって、各使用形態では、挿入部３が、板片部２から作業者側に突出していても作業者側とは反対側に突出していてもよい。
【００２２】
また、上記結束バンドＡでは、破断線２３が、板片部２側に設けられていて、バンド体１側に設けられているものではないために、次のような利点を持っている。すなわち、たとえば図７のようにバンド体１のループで袋物Ｂの開き口を締め付けて封緘している場合、板片部２を引っ張って破断線２３を引き破るときには、板片部２を引き上げる力が繋ぎ部２１に効率よく加わるようになって破断線２３を引き破るのに有効に使われるようになる。これに対し、仮に破断線がバンド体１側に設けられているものでは、意図的にバンド体１を捩じるように板片部２を引き上げて破断線を引き破る必要があるので、板片部２を引き上げる力の多くがバンド体１を捩じることに使われ、それだけ破断線を引き破るのに使われる力が少なくなる。
【００２３】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る結束バンドによると、封緘解除作業に際して、その使用形態に関係なく、切断具を用いずに板片部を指で掴んで引き上げるという作業勝手のよい作業を行うだけで封緘を解除することができ、しかも、１回のアクションで簡単に破断線が破断されて封緘が解除されるようになるので、作業者の負担が従来に比べて大幅に軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の結束バンドの実施の一形態を示した側面図である。
【図２】上記結束バンドを表側から見た正面図である。
【図３】上記結束バンドを裏側から見た正面図である。
【図４】図２のＩＶ部の拡大図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。
【図６】挿入部にバンド体に挿入した状態での図４のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。
【図７】結束バンドＡの使用形態を例示した説明図である。
【図８】図７の結束バンドＡの封緘解除作業の説明図である。
【図９】従来の結束バンドの一部破断斜視図である。
【図１０】従来の結束バンドの使用形態を例示した説明図である。
【図１１】従来の結束バンドの他の使用形態を例示した説明図である。
【符号の説明】
Ａ結束バンド
Ｘバンド体の長手方向
Ｙバンド体の幅方向
１バンド体
２板片部
３挿入部
１１バンド体の一端部
２１繋ぎ部
２２抜き孔
２３破断線
２５首部
３３連結機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a binding band mainly used for sealing a bag, a lock portion, or the like.
[0002]
[Prior art]
In the above-described type of binding band made of plastic, it is necessary to break and remove the binding band when releasing the seal. FIG. 9 shows a conventional binding band that can perform the sealing release operation without using a ridge or a cutter.
[0003]
In the binding band shown in the figure, a plate piece 2 is integrally provided at one end portion of a flexible long band body 1, and an insertion portion 3 is provided on the plate piece portion 2. 1 is provided with connecting mechanisms 41 and 42 for preventing the band body 1 inserted into the insertion portion 3 from being pulled out, and the plate piece portion 2 is pulled while twisting the plate piece portion 2. Thus, a thin broken line 5 is formed that is torn off and separates one end portion 11 of the band body 1 from the insertion portion 3. Since this breaking line 5 is provided on the plate piece 2 in a form surrounding the insertion portion 3 as shown in the figure, it has roughly two bent portions i and b, and these bent portions i and b It is divided into three line portions 53, 54, and 55 that extend substantially in different directions from the boundary. One end portion 51 of the breaking line 5 passes through one side of the insertion portion 3 and extends to the edge of the plate piece portion 2, and the other end portion 52 of the breaking line 5 extends to the other side of the insertion portion 3. It passes through and extends to the edge in the width direction at one end 11 of the band body 1.
[0004]
In such a conventional binding band, when the band body 1 is inserted into the insertion portion 3 from the other end (tip portion), the band body 1 cannot be pulled out of the insertion portion 3 by the action of the coupling mechanisms 41 and 42. At the same time, the band body 1 forms a loop. Therefore, for example, the opening of the bag B can be sealed with the band body 1 having a loop formed as shown in FIGS.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As can be seen by comparing the use states shown in FIG. 10 and FIG. 11, the use form of the binding band is a use form in which one end portion 51 of the breaking line 5 faces downward as shown in FIG. In the usage mode, one end portion 11 of the band body 1 is located on the right side of the insertion portion 3 when viewed from the operator), or a usage mode in which the one end portion 51 of the breaking line 5 faces upward as shown in FIG. In this usage pattern, one end portion 11 of the band body 1 is located on the left side of the insertion portion 3 when viewed from the operator. Whatever form of use is employed, in order to break the broken line 5 in the sealing release operation, when the plate piece part 2 is pulled, the line parts 53, 54, 55 are torn in this order. At that time, since it is necessary to change the direction of tearing at the bent portions (a) and (b), the continuity of the tearing operation tends to be interrupted at the bent portions (a) and (b). That is, in order to tear the respective line portions 53, 54, and 55 in this order to completely break the broken line 5, three actions are performed, which causes a decrease in workability. Or cause an excessive burden on the worker.
[0006]
In addition, when performing the sealing release work such as standing work, the work of pulling up the plate piece part 2 is superior to the case of performing the work of pushing it down, and the burden on the operator is reduced. Therefore, when the usage pattern of FIG. 10 is compared with the usage pattern of FIG. 11, in the usage pattern of FIG. 10, it is possible to tear the breaking line 5 through the operation of pulling up the plate piece portion 2, whereas in FIG. In the usage form, it is necessary to break the breaking line 5 through the operation of pushing down the plate piece 2, so that the usage form in FIG. 10 is superior to the usage form in FIG. 11 and the burden on the operator is small. I can say that. However, in the actual seal release operation, it is necessary to release the seal of a large number of binding bands in which the configurations shown in FIGS. 10 and 11 are mixed. In addition, there is an inconvenience that it must be torn, and in the usage mode shown in FIG. 11, it is necessary to perform an unsatisfactory work of depressing the plate piece 2 and tearing the breaking line 5. There was a problem.
[0007]
The present invention has been made under the circumstances described above, and when performing the seal release work, regardless of the usage form, the user can grasp the plate piece part with a finger and lift it up without using a cutting tool. The object of the present invention is to provide a binding band in which sealing can be released simply by carrying out the process, and the breaking line can be easily broken by a single action to release the sealing. Another object of the present invention is to provide a binding band in which, when the opening of a bag is sealed with a band body in which a loop is formed, for example, the sealed portion is less likely to loosen afterwards.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the binding band according to the present invention, a plate piece portion that can be grasped and pulled by a finger is integrally provided at one end portion of a long flexible band body, and the band body can be inserted into the plate piece portion. An insertion portion is provided, and a connection mechanism that prevents the band body inserted into the insertion portion from being pulled out is provided at the insertion portion and the band body. For this reason, when the band body is inserted into the insertion portion, the band body cannot be pulled out of the insertion portion by the action of the coupling mechanism, and at the same time, a loop is formed by the band body. Therefore, for example, the opening of the bag can be sealed with a band body in which a loop is formed.
[0009]
Moreover, in the binding band of the present invention, the insertion portion is located at a location facing one end of the band body in the longitudinal direction of the band body. The positional relationship between the one end portion of the band body and the insertion portion does not change even when the one end portion of the band body is located on either the left or right side of the insertion portion as viewed from the operator who performs the sealing release operation.
[0010]
Further, the plate piece portion includes a connecting portion that connects a portion of the peripheral portion of the insertion portion facing the one end portion of the band body and one end portion of the band body, and the insertion portion excluding the connecting portion. further comprising, the insertion than the site where the neck portion is connected among the connecting portion and the vent hole is provided around, and a neck portion connecting to the connecting portion of the site excluding the insertion portion of the plate pieces of the the site of the section side, without a bend portion extending in the width direction of the band member, and both ends reaches the vent hole, and break line to be broken drawn by pulling the plate piece portion. The binding band having such a configuration has a broken line even when one end portion of the band body is located on the left or right side of the insertion portion as viewed from the operator who performs the sealing release operation as described above. There is no difference with respect to the form in which both ends reach the punched hole.
[0011]
Therefore, according to this binding band, even if the usage form is such that one end of the band body is located on the right side of the insertion part or the usage form such that it is located on the left side, the plate piece is grasped with a finger. It is possible to release the seal by breaking the breaking line through a good work of pulling up. Moreover, since the break line does not have a bent portion, only one action is required to break the break line.
[0012]
Furthermore, in the present invention, the breaking line is provided on the plate piece side, and is not provided on the band body side. Therefore, when the opening of the bag is tightened and sealed with the loop of the band body, when pulling the plate piece part to break the breaking line, the force to pull up the plate piece part is efficiently applied to the connecting part. Used effectively to break the break line. This also helps to improve the workability of the seal release work. On the other hand, if the break line is provided on the band body side, it is necessary to pull up the break piece by pulling up the break piece so that the band body is intentionally twisted. Much of the force is used to twist the band body, and less force is used to break the break line.
[0013]
In the binding band of the present invention, the breaking line of the joining portion can be formed by making the breaking line forming portion thinner than other portions. If this is done, the hinge action will be exerted by the thin broken line forming part, so when the opening of the bag is sealed with a band body formed with a loop, for example, the sealing part is later loosened. The situation of dripping is prevented.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 is a side view showing an embodiment of a binding band A of the present invention, FIG. 2 is a front view of the binding band A viewed from the front side, and FIG. 3 is a front view of the binding band A viewed from the back side, FIG. 4 is an enlarged view of a portion IV in FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line VV in FIG. 4, and FIG. 6 is a cross-sectional view taken along the line VV in FIG. 4 in a state where the band body 1 is inserted into the insertion portion 3 to be described later.
[0015]
The binding band A is integrally formed of a tough synthetic resin such as 66 nylon, and is a plate having a size that can be grasped and pulled by one end 11 of the flexible band body 1 with a finger. Part 2 is provided. A plurality of sharpened projections 12 are provided on the back side of the one end portion 11 of the band body 1, and a sawtooth is provided within a predetermined range between the formation portion of the projections 12 and the other end portion (tip portion). A shaped engaging claw portion 13 is formed.
[0016]
A cylindrical insertion portion 3 into which the band body 1 can be inserted is provided in the plate piece portion 2. This insertion part 3 is a part which inserts the band body 1, and is located in the location which opposes the one end part 11 of the band body 1 in the longitudinal direction X of the band body 1 like FIG. As shown in FIG. 5, the inlet 31 of the insertion portion 3 is open on the back side of the plate piece portion 2. Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the inner wall surface of the insertion portion 3 is not locked to the engagement claw portion 13 of the band body 1 inserted in the insertion portion 3 in the insertion direction of the band body 1 in the pulling direction. An engagement claw 32 that only locks is provided, and a coupling mechanism 33 that prevents the band body 1 inserted into the insertion portion 3 from being pulled out by the engagement claw 32 and the engagement claw portion 13 of the band body 1. Is configured.
[0017]
The plate piece portion 2 is a predetermined portion of the insertion portion 3 facing the one end portion 11 of the band body 1, that is, a side portion facing the one end portion 11 of the band body 1 in the base portion of the insertion portion 3. 34 and the end portion 11 of the band body 1 are connected to each other, and the insertion portion 3 excluding the connection portion 21 has a U-shaped opening 22 around the insertion portion 3. The plate piece portion 2 and the insertion portion 3 are divided at the location where the punch hole 22 is formed. The connecting portion 21 is formed with a breaking line 23 that extends substantially straight in the width direction Y (see FIG. 2) of the band body 1 and does not have a bent portion so that both ends thereof reach the punched hole 22. The break line 23 is a portion that is torn by pulling the plate piece portion 2. When the portion where the break line 23 is formed is torn over the entire length of the break line 23, the insertion portion 3 is moved to the plate piece portion 2. Will be completely divided. In the illustrated example, the breaking line 23 is formed in a shape having a narrow central portion and gradually becoming wider from the narrow central portion toward the punching hole 22. 5 and FIG. 6, it is formed by making it thinner than other parts. Further, the plate piece portion 2 has a U-shaped reinforcing rib 24 that crosses the connecting portion 21 at a position adjacent to the one end portion 11 of the band body 1 and extends along the outer edge of the punched hole 22. A narrow neck portion 25 of the plate piece portion 2 is formed by a portion where the reinforcing rib 24 is formed.
[0018]
As shown in phantom lines in FIG. 1, in the binding band A, when the band body 1 is bent and the distal end thereof is inserted into the insertion portion 3 through the inlet 31 (see FIG. 2) of the insertion portion 3, the band The body 1 forms a loop as shown by a one-dot chain line, and the engaging claw 32 of the insertion portion 3 is locked to the engaging claw portion 13 of the band body 1 in the pulling direction as shown in FIG. Accordingly, the band body 1 cannot be pulled out from the insertion portion 3 by the action of the coupling mechanism 33 constituted by the engagement claw portion 13 of the band body 1 and the engagement claw 32 of the insertion portion 3.
[0019]
FIG. 7 shows a sealed state in which the band body 1 of the binding band A is wound around the opening of the bag B such as a coin bag to form the loop described above and the band body 1 is strongly tightened. In this state, the plurality of protrusions 12 (see FIG. 1) provided on the one end portion 11 of the band body 1 are difficult to slip out of the opening of the bag B and the binding band A is difficult to fall off. Moreover, since the formation part of the breaking line 23 is thinner than the other part, the hinge action comes to be exhibited by the part. Therefore, when the opening of the bag B is sealed with the band body 1 having a loop as shown in FIG. The effect of preventing such a sealing portion from being loosened later is synergistic between the fact that the portion where the breaking line 23 that is thinner than the other portion is formed has a hinge effect and the protrusions 12 are difficult to fabricate. This is even more noticeable.
[0020]
The operation | work which tears the broken line 23 of the binding band A currently used for sealing the opening of the bag B as shown in FIG. 7 and cancels sealing is performed in the following procedure. That is, when the plate piece part 2 is grasped with a finger of a hand and the plate piece part 2 is pulled up and pulled as shown in FIG. 8 while twisting the plate piece part 2 as shown by an arrow d in FIG. In the initial stage, a crack is generated at the lower end of the breaking line 23 of the joint portion 21, and the breaking line 23 having no bent portion starting from the crack is completely broken in one action over the entire length. When the breaking line 23 is torn in this way, the insertion portion 3 is completely separated from the plate piece portion 2, and the divided insertion portion 3 is held by the band body 1 connected to the plate piece portion 2. This will leave the seal. When performing such a sealing release operation, the plate piece portion 2 is provided with the neck portion 25, and the reinforcing rib 24 is formed on the neck portion 25. Therefore, the force that pulls the plate piece portion 2 is the force that tears the breaking line 23. Therefore, the breaking line 23 can be torn easily.
[0021]
7 and 8, the sealing release operation for the binding band A in the usage form in which the one end portion 11 of the band body 1 is located on the right side of the insertion portion 3 has been described, but the one end portion 11 of the band body 1 is inserted. With regard to the sealing release operation for the binding band A in the usage pattern located on the right side of the part 3, it is possible to perform the same operation to release the sealing. This is because, in the binding band A, the insertion portion 3 is located at a position facing the one end portion 11 of the band body 1 in the longitudinal direction X of the band body 1, and the plate piece portion 2 is located on the band body 1. A break hole 23 is formed in the width direction Y of the band body 1, having a punched hole 22 around the insertion portion 3 excluding the connecting portion 21 with the one end portion 11, and having no bent portion in the connecting portion 21. It depends. That is, the above-described binding band A used for sealing has an insertion portion regardless of whether the one end portion 11 of the band body 1 is located on the left or right side of the insertion portion 3 when viewed from the worker performing the sealing release operation. 3 is located in the longitudinal direction X of the band body 1 at a position facing the one end portion 11 of the band body 1, both ends of the breaking line 23 reach the hole 22, and the breaking line 23 is connected to the connecting portion 21. Since it extends in the width direction Y of the band body 1, there is no difference in workability even if one end portion 11 of the band body 1 is located on either the left or right side of the insertion portion 3. Here, the usage pattern in which the one end portion 11 of the band body 1 is located on the right side of the insertion portion 3 is a usage pattern in which the plate piece portion 2 is positioned on the left side of the opening of the bag B as shown in FIG. And the usage pattern in which the one end portion 11 of the band body 1 is located on the right side of the insertion portion 3 is the usage pattern in which the plate piece portion 2 is located on the right side of the opening of the bag B in FIG. And in each usage form, even if the insertion part 3 protrudes from the board piece part 2 to the operator side, it may protrude in the opposite side to the operator side.
[0022]
Moreover, in the said binding band A, since the fracture | rupture line 23 is provided in the plate piece part 2 side and is not provided in the band body 1 side, it has the following advantages. That is, for example, when the opening of the bag B is tightened and sealed with the loop of the band body 1 as shown in FIG. 7, when the plate piece portion 2 is pulled to break the breaking line 23, the force to pull up the plate piece portion 2 Is effectively added to the connecting portion 21 and is effectively used to break the fracture line 23. On the other hand, in the case where the breaking line is provided on the band body 1 side, it is necessary to pull up the plate piece 2 so as to intentionally twist the band body 1 and to tear the breaking line. Most of the force for pulling up the piece 2 is used for twisting the band body 1, and the force used for tearing the breaking line is reduced accordingly.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, according to the binding band according to the present invention, when performing the sealing release operation, regardless of the usage form, the user simply holds the plate piece with his / her finger and lifts it up without using a cutting tool. In addition, the sealing can be released with a single action, and the broken line is easily broken by one action so that the sealing is released, so that the burden on the operator is greatly reduced compared to the conventional case.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an embodiment of a binding band of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the binding band as viewed from the front side.
FIG. 3 is a front view of the binding band viewed from the back side.
4 is an enlarged view of a portion IV in FIG. 2. FIG.
5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
6 is a cross-sectional view taken along line VV of FIG. 4 in a state where the band body is inserted into the insertion portion.
FIG. 7 is an explanatory view illustrating the usage pattern of a binding band A.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a sealing release operation for the binding band A of FIG. 7;
FIG. 9 is a partially broken perspective view of a conventional binding band.
FIG. 10 is an explanatory view illustrating a usage pattern of a conventional binding band.
FIG. 11 is an explanatory view illustrating another usage pattern of a conventional binding band.
[Explanation of symbols]
A Binding band X Band body longitudinal direction Y Band body width direction 1 Band body 2 Plate piece part 3 Insertion part 11 Band part one end part 21 Joint part 22 Hole 23 Break line
25 neck 33 coupling mechanism

Claims

可撓性を有する長いバンド体の一端部に、指で掴んで引っ張ることのできる板片部が一体に設けられ、
この板片部に上記バンド体を挿入可能な挿入部が設けられ、
この挿入部と上記バンド体とに、挿入部に挿入されたバンド体の引抜きを阻止する連結機構が設けられ、
上記挿入部が、上記バンド体の長手方向でそのバンド体の一端部に対向する箇所に位置している結束バンドにおいて、
上記板片部は、
上記挿入部の周部のうち上記バンド体の一端部に対向している部位と上記バンド体の一端部とを繋ぐ繋ぎ部と、
上記繋ぎ部を除く上記挿入部の周囲に設けられる抜き孔と、
上記板片部のうち上記挿入部を除く部位を上記繋ぎ部に繋ぐ首部とをさらに有し、
上記繋ぎ部のうち上記首部が繋がれた部位よりも上記挿入部側の部位に、上記バンド体の幅方向に延びて屈曲箇所を持たず、その両端が上記抜き孔に達し、かつ上記板片部を引っ張ることにより引き破られる破断線が形成されていることを特徴とする結束バンド。A piece of plate that can be gripped and pulled with a finger is integrally provided at one end of a flexible long band body,
The plate piece is provided with an insertion part into which the band body can be inserted,
The insertion part and the band body are provided with a connection mechanism that prevents the band body inserted into the insertion part from being pulled out.
In the binding band where the insertion part is located at a position facing one end of the band body in the longitudinal direction of the band body,
The plate piece is
Of the peripheral part of the insertion part, a connecting part that connects the part facing the one end part of the band body and one end part of the band body ,
A hole provided around the insertion portion excluding the connecting portion ;
A neck portion connecting the connecting portion to the portion excluding the insertion portion of the plate piece portion ;
The portion of the connecting portion that is closer to the insertion portion than the portion where the neck portion is connected extends in the width direction of the band body, has no bent portions , both ends thereof reach the punched hole, and the plate piece A binding band, wherein a break line that is torn by pulling a portion is formed.

上記繋ぎ部の上記破断線は、破断線形成個所を他部よりも肉薄にすることによって形成されている請求項１に記載した結束バンド。 The binding band according to claim 1, wherein the breaking line of the connecting portion is formed by making a breaking line forming portion thinner than other portions.