JP4340125B2 - スロットマシン及びスロットマシンの入賞判定方法並びにプログラム - Google Patents
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Description
先ず、スタートスイッチが操作されることにより、スタートスイッチがONとなる。これを受けて遊技機内部の入賞抽選手段により抽選処理が行われる。ここで所定の役に当選すると入賞フラグがセットされる。回転リールの回転が開始する。ストップスイッチが操作されることにより、ストップスイッチがONとなる。そして、対応する回転リールの回転が停止する。全部の回転リールに対応するストップスイッチの操作が行われた後、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。入賞が確定したと判定された場合、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。
前記入賞抽選手段は、抽選を行うための前記スタートスイッチの信号を受け、前記スタートスイッチの信号に揺らぎを加えて出力する揺らぎ発生器を含み、
前記揺らぎ発生器は、タイミングカウンタと、前記スタートスイッチの信号に基づき前記タイミングカウンタの出力を読み込み、読み込んだ値を元にカウントを行う揺らぎ発生用カウンタと、前記タイミングカウンタに対して所定の契機でカウントの停止及び再開を指示する更新停止信号発生器とを備え、
前記揺らぎ発生用カウンタの桁上がり信号が揺らぎの加えられた信号として出力され、
前記入賞抽選手段は、揺らぎの加えられた前記信号に基づき抽選を行い、
前記更新停止信号発生器は、前記複数のストップスイッチのいずれかが押下されたときとき前記タイミングカウンタに対してカウントの停止を指示し、
前記回転リールが停止したとき前記タイミングカウンタに対してカウントの再開を指示するものである。
前記スタートスイッチの信号を受けて、前記スタートスイッチの信号に揺らぎを加える第1ステップと、
乱数を発生する第2ステップと、
前記第2ステップで発生された乱数の中から前記第1ステップで揺らぎの加えられた信号に基づき乱数を抽出する第3ステップと、
予め用意された入賞判定テーブルを参照して前記第3ステップで抽出された乱数の入賞の有無及び又は入賞の種類を判定する第4ステップとを備え、
前記第1ステップでは、
前記スタートスイッチの信号に基づきタイミングカウンタの出力を読み込み、読み込んだ値を元に揺らぎ発生用カウンタでカウントを行い、前記揺らぎ発生用カウンタの桁上がり信号が前記揺らぎの加えられた信号として出力され、
前記複数のストップスイッチのいずれかが押下されたとき前記タイミングカウンタでのカウントを停止し、
前記回転リールが停止したとき前記タイミングカウンタでのカウントを再開する、ものである。
前記スタートスイッチの信号を受けて、前記スタートスイッチの信号に揺らぎを加える第1ステップと、
乱数を発生する第2ステップと、
前記第2ステップで発生された乱数の中から前記第1ステップで揺らぎの加えられた信号に基づき乱数を抽出する第3ステップと、
予め用意された入賞判定テーブルを参照して前記第3ステップで抽出された乱数の入賞の有無及び又は入賞の種類を判定する第4ステップとを備え、
前記第1ステップでは、
前記スタートスイッチの信号に基づきタイミングカウンタの出力を読み込み、読み込んだ値を元に揺らぎ発生用カウンタでカウントを行い、前記揺らぎ発生用カウンタの桁上がり信号が前記揺らぎの加えられた信号として出力され、
前記複数のストップスイッチのいずれかが押下されたとき前記タイミングカウンタでのカウントを停止し、
前記回転リールが停止したとき前記タイミングカウンタでのカウントを再開する、ものである。
媒体には、例えば、EPROMデバイス、フラッシュメモリデバイス、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD(CD−ROM、Video−CDを含む)、DVD(DVD−Video、DVD−ROM、DVD−RAMを含む)、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含む。
この発明の実施の形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
図1は、発明の実施の形態に係る遊技機(スロットマシン)の正面図である。
スロットマシン10で遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口100に直接メダルを入れる。メダル投入口100は、スロットマシン10の正面で略中央の位置に設けられている。
ステップS2において、図2の入賞抽選手段により抽選処理が行われる。そして、次のステップS3に進む。
ステップS4において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップS5に進む。
ステップS5において、回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップS6に進む。
ステップS7において、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否かが判定される。そして、入賞が確定したと判定された場合、次のステップS8に進む。
ステップS9において、BBゲームやRBゲームの特別遊技に入賞確定した際、当該特別遊技の入賞確定回数が一つ増えた状態で、カウントされる。
ステップS10において、入賞抽選手段の揺らぎ発生器1によりスタートスイッチ押下信号に揺らぎを加える。そして、次のステップS11に進む。
ステップS11において、乱数発生器2により発生された乱数の中から揺らぎの加えられた信号に基づき乱数抽出器3により乱数が抽出される。そして、次のステップS12に進む。
ステップS13において、判定器4により、抽出された乱数と、入賞判定テーブル5の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップS14に進む。
ステップS15において、抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、抽選処理が終了する。
揺らぎをさらに不規則にし予測できないようにするために、タイミングカウンタ1aの出力ビットのビット入替を行うビット入替部を備え、揺らぎ発生用カウンタ1bがビット入替部の出力を読み込むように構成してもよい。
シミュレーション結果を図13に示す。ビットの組み合わせを適宜選択することにより変化の振幅を2乃至128、変化の周期を2乃至32とすることができる。図示しないが1組のビットを入れ替えたときのグラフは、振幅が大きいときでも右上がりの線形であるので、あまり効果がないと考えられる。後述するように、変化の周期は短く、かつ、変化の振幅は大きいほうが好ましい。この観点から1組のビット入れ替えを評価すると、このビット入れ替えにはあまり好ましくないビット入れ替えが含まれている。
シミュレーション結果を図14に示す。この場合は変化の振幅を32又は128、変化の周期を2とすることができる。2組以上のビットを入れ替えたときのグラフは振幅が大きく、しかもビット入替前の右上がりの線形形状とはかなり異なるので効果を期待できる。変化の周期は短く、かつ、変化の振幅は大きいほうが好ましいという観点から2組のビット入れ替えを評価すると、図14に示された全てのビット入れ替えは好ましいものである。したがって少なくとも2組以上のビット入れ替えを行うことが好ましい。
揺らぎをさらに不規則にし予測できないようにするために、タイミングカウンタ1a(あるいは揺らぎ発生用カウンタ1b)のカウンタ動作を所定の契機で停止又は再開するようにするようにしてもよい。これによりタイミングカウンタ1a(あるいは揺らぎ発生用カウンタ1b)の値が時間経過と同期しないようになる。
(1)任意のストップスイッチ(停止ボタン)50からの信号に基づき乱数更新を停止させ、リール駆動部(後述)やリール位置検出回路(後述)からのリールの停止信号に基づき更新を再開させる。これは、停止するまでの回転リール(回胴)40の滑りを利用するものである。この滑りの程度はストップボタン押下のタイミングや抽選結果などによって毎回不規則に変化する。
(2)図示しないメダルセレクタからのメダルの投入の検出信号に基づき乱数更新を停止させ、スタートスイッチ30からの信号に基づき更新を再開させる。
(3)スタートスイッチ30からの信号に基づき乱数更新を停止させ、リール位置検出回路からのリールのインデックス検出信号基づき更新を再開させる。リールの停止状態により最初(あるいは特定回数目まで)のインデックス検出までの時間は毎回不規則に変化する。具体的には、あるひとつのリールを予め定めておき、当該リールについて回転を開始した後に最初に(あるいは特定回数目の)インデックスを検出した時間を利用する。あるいは、3つ又は4つあるリールのインデックス検出信号のうち複数を選択して合成し(例えば論理和を求める)、その最初の(あるいは特定回数目の)インデックス検出信号を利用するようにしてもよい。
(4)任意のストップスイッチ(例えば第1ストップスイッチ)50からの信号に基づき乱数更新を停止させ、他の任意のストップスイッチ(第2ストップスイッチ)50からの信号に基づき更新を再開させる。
(5)サブコマンド送信要求に基づき乱数更新を停止させ、サブコマンド送信開始に応じて更新を再開させる。サブコマンド送信要求を受けてから実際にサブコマンドを送信するまでの時間は、CPUの処理状況により毎回異なる。例えば、0乃至36msの間で変化する。
任意のひとつのストップスイッチ(停止ボタン)50からの信号に基づき乱数更新を停止させ、リール駆動部やリール位置検出回路からのリールの停止信号に基づき更新を再開させる、というものである。これは、停止するまでの回転リール(回胴)40の滑りを利用するものである。滑りの程度は毎回不規則に変化する。
スピーカ201は、音声や効果音等の音響を発生するためのものである。
LED基板202は、図示しない表示ランプやバックランプを駆動するための回路である。
図21に示すように、各リール40a〜40cは回転リールユニットとして構成されており、フレーム151にブラケット152を介して取り付けられている。各リール40a〜40cはリールドラム153の外周にリール帯154が貼られて構成されている。リール帯154の外周面には上記のシンボル列(図柄61)が描かれている。また、各ブラケット152にはステッピングモータ155が設けられており、各リール40a〜40cはこれらモータ155で駆動されて回転する。
これは、メイン基板1におけるサブコマンド送信要求に基づき乱数更新を停止させ、サブコマンド送信開始に応じて更新を再開させるというものである。(1)〜(4)はいずれも遊技者の操作と関連するものであったが、(5)は装置の内部処理のみを契機とするものである。本発明は装置の内部処理を契機とするものも含む。サブコマンド送信要求を受けてから実際にサブコマンドを送信するまでの時間は、CPUの処理状況により毎回異なる。例えば、0乃至36msの間で変化する。この時間は揺らぎとして利用することができる。図23にタイミングチャートを示す。サブコマンド送信要求がt10に発生し、サブコマンドの送信開始がt11であるとき、t10からt11までの時間:遅延Tが揺らぎとなり、このときのタイミングカウンタの繰り返し周期は標準繰返周期に遅延Tを加えたものになる。
上記各発明の実施の形態は、カウンタにより構成される乱数発生器2の出力を乱数とするものであったが、乱数発生器2の出力を乱数の種として用い公知のアルゴリズム(例えば線形合同法、MT法、平均採中法、指数乱数列など)を用いて乱数を発生するようにしてもよい。
1a 揺らぎ発生器のタイミングカウンタ
1b 揺らぎ発生用カウンタ
2 乱数発生器
2a タイマカウンタ
2b 乱数発生器
3 乱数抽出器
4 判定部
5 入賞判定テーブル
6 ビット入替部
10 スロットマシン
11 筐体
12 表示窓
13 図柄表示窓
16 ベットスイッチ
17 精算スイッチ
30 スタートスイッチ
31 コネクタ
32 処理・表示部
33 コネクタ
40 回転リール
42 リールテープ
50 ストップスイッチ
60 リールユニット
61 図柄
62 液晶表示部
100 メダル投入口
304 メダル払い出し口
311 メダル受け部(下皿)
Claims (3)
- 遊技者が操作するスタートスイッチの信号に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う入賞抽選手段と、複数の回転リールと、前記複数の回転リールを回転させるリール駆動部と、前記複数の回転リールの回転位置を検出するリール位置検出回路と、前記複数の回転リールの回転を停止させるための複数のストップスイッチと、前記リール駆動部及び前記リール位置検出回路と接続され、前記スタートスイッチ及び前記複数のストップスイッチからの信号に基づき前記複数の回転リールの回転及び停止を制御する制御装置とを備えるスロットマシンにおいて、
前記入賞抽選手段は、抽選を行うための前記スタートスイッチの信号を受け、前記スタートスイッチの信号に揺らぎを加えて出力する揺らぎ発生器を含み、
前記揺らぎ発生器は、タイミングカウンタと、前記スタートスイッチの信号に基づき前記タイミングカウンタの出力を読み込み、読み込んだ値を元にカウントを行う揺らぎ発生用カウンタと、前記タイミングカウンタに対して所定の契機でカウントの停止及び再開を指示する更新停止信号発生器とを備え、
前記揺らぎ発生用カウンタの桁上がり信号が揺らぎの加えられた信号として出力され、
前記入賞抽選手段は、揺らぎの加えられた前記信号に基づき抽選を行い、
前記更新停止信号発生器は、前記複数のストップスイッチのいずれかが押下されたとき前記タイミングカウンタに対してカウントの停止を指示し、
前記回転リールが停止したとき前記タイミングカウンタに対してカウントの再開を指示することを特徴とするスロットマシン。 - 遊技者が操作するスタートスイッチの信号に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う入賞抽選手段と、複数の回転リールと、前記複数の回転リールを回転させるリール駆動部と、前記複数の回転リールの回転位置を検出するリール位置検出回路と、前記複数の回転リールの回転を停止させるための複数のストップスイッチと、前記リール駆動部及び前記リール位置検出回路と接続され、前記スタートスイッチ及び前記複数のストップスイッチからの信号に基づき前記複数の回転リールの回転及び停止を制御する制御装置とを備えるスロットマシンにおいて入賞判定を行う方法であって、
前記スタートスイッチの信号を受けて、前記スタートスイッチの信号に揺らぎを加える第1ステップと、
乱数を発生する第2ステップと、
前記第2ステップで発生された乱数の中から前記第1ステップで揺らぎの加えられた信号に基づき乱数を抽出する第3ステップと、
予め用意された入賞判定テーブルを参照して前記第3ステップで抽出された乱数の入賞の有無及び又は入賞の種類を判定する第4ステップとを備え、
前記第1ステップでは、
前記スタートスイッチの信号に基づきタイミングカウンタの出力を読み込み、読み込んだ値を元に揺らぎ発生用カウンタでカウントを行い、前記揺らぎ発生用カウンタの桁上がり信号が前記揺らぎの加えられた信号として出力され、
前記複数のストップスイッチのいずれかが押下されたとき前記タイミングカウンタでのカウントを停止し、
前記回転リールが停止したとき前記タイミングカウンタでのカウントを再開する、ことを特徴とするスロットマシンの入賞判定方法。 - 遊技者が操作するスタートスイッチの信号に基づき抽選を行い、当該抽選結果に基づき入賞判定を行う入賞抽選手段と、複数の回転リールと、前記複数の回転リールを回転させるリール駆動部と、前記複数の回転リールの回転位置を検出するリール位置検出回路と、前記複数の回転リールの回転を停止させるための複数のストップスイッチと、前記リール駆動部及び前記リール位置検出回路と接続され、前記スタートスイッチ及び前記複数のストップスイッチからの信号に基づき前記複数の回転リールの回転及び停止を制御する制御装置とを備えるスロットマシンにおいて入賞判定を行う方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記スタートスイッチの信号を受けて、前記スタートスイッチの信号に揺らぎを加える第1ステップと、
乱数を発生する第2ステップと、
前記第2ステップで発生された乱数の中から前記第1ステップで揺らぎの加えられた信号に基づき乱数を抽出する第3ステップと、
予め用意された入賞判定テーブルを参照して前記第3ステップで抽出された乱数の入賞の有無及び又は入賞の種類を判定する第4ステップとを備え、
前記第1ステップでは、
前記スタートスイッチの信号に基づきタイミングカウンタの出力を読み込み、読み込んだ値を元に揺らぎ発生用カウンタでカウントを行い、前記揺らぎ発生用カウンタの桁上がり信号が前記揺らぎの加えられた信号として出力され、
前記複数のストップスイッチのいずれかが押下されたとき前記タイミングカウンタでのカウントを停止し、
前記回転リールが停止したとき前記タイミングカウンタでのカウントを再開する、ことを特徴とするプログラム。
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