JP4338619B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、脚周りに対するフィット性が良好で、着用感及び外観にも優れた吸収性物品に関する。
従来、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ型の吸収性物品が知られている。
例えば、特許文献1には、縦長の吸収体と、該吸収体の非肌当接面側に位置して該吸収体を固定しているパンツ型の外装体とを具備し、おむつ股間部分における外装体の幅を、同じ部分における吸収体の幅以下としたパンツ型おむつが記載されている。特許文献1には、そのおむつに関し、脚が通し易い旨が記載されている。
特開平11−107007号公報
しかし、特許文献1記載のおむつにおいては、脚の挿通性は良好であるが、着用時においても、吸収体が、おむつ股間部分の外装体の両側縁から延出しているため、脚周りに対するフィット性に劣り、着用感や着用状態における外観(見栄え)も悪い。
本発明の目的は、脚周りに対するフィット性が良好で、着用感及び着用状態における股下部の外観にも優れた吸収性物品を提供することにある。
本発明は、吸収性コアを有する縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定しているパンツ型の外装体とを具備する吸収性物品であって、前記吸収性本体は、その長手方向の両側部それぞれに、防漏性のシート材料を用いて構成され該吸収性本体の長手方向に伸縮性を有する伸縮性防漏部を有しており、各伸縮性防漏部は、吸収性物品の股下部において、前記外装体の側縁よりも幅方向外方に延出しており、股下部における前記吸収性本体は、その幅方向に、外装体に固定された部分と、前記吸収性コアの側縁の位置より内方に位置して、該外装体に固定されていない部分とを有している吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、脚周りに対するフィット性が良好で、着用感及び着用状態における股下部の外観にも優れている。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
本発明の吸収性物品の一実施形態としてのショーツ型生理用ナプキン1(以下、ナプキン1という)は、図1〜図4に示すように、液保持性の吸収性コア4を具備する縦長の吸収性本体5と、該吸収性本体5の非肌当接面(着用者とは反対側に向けられる面)側に位置して吸収性本体5を固定しているパンツ型の外装体10とからなる。
吸収性本体5は、平面視して縦長の矩形状をなしており、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及び両シート2,3間に介在された液保持性の吸収性コア4を具備してなる。吸収性コア4は、縦長の形状を有しており、その長手方向中央部に所定長さに亘る細幅部分を有し、該細幅部分の前後それぞれに幅の拡大した広幅部分を有している。吸収性コア4は、表面シート2と裏面シート3との間に挟持されて固定されている。表面シート2と裏面シート3とは、吸収性コア4の周縁部において互いに接合されている。
吸収性本体5は、その長手方向を、展開且つ伸長状態(図2に示す状態)におけるナプキン長手方向(図2の上下方向)に一致させ、その幅方向中央の所定幅の領域が、接着剤6により外装体10の幅方向中央部に接合されている。吸収性本体5と外装体10との接合には、接着剤6に代えて又は接着剤6と共に、ヒートシール、超音波シール等、他の公知の接合手段を用いることもできる。
展開且つ伸長状態とは、サイドシール部を引き剥がして(サイドシール部がない場合は着用者の左右側部に位置する側部を切断して)、ナプキン(吸収性物品)を展開状態とし、その展開状態のナプキン(吸収性物品)を、各部の弾性部材を伸長させて、設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。
ナプキン1は、着用時に、着用者の腹側に配される腹側部A、背側に配される背側部B及びこれらの間に位置する股下部Cを有している。
外装体10は、図1に示すように、パンツ型の形態を有している。パンツ型の形態とは、ウエスト開口部7及び一対のレッグ開口部8,8を有する形態であり、ショーツ型もパンツ型の概念に含まれる。
外装体10は、腹側部Aを形成する部分の両側縁部A1,A1と背側部Bを形成する部分の両側縁部B1,B1とがヒートシール、高周波シール、超音波シール等の公知の接合手段により接合されており、それによって、一対のサイドシール部11,11、ウエスト開口部7及び一対のレッグ開口部8,8が形成されている。
外装体10は、ナプキン1の外表面を形成する外層シート12とその内側に積層接着された内層シート13を主体として構成されている。ウエスト開口部7の周縁部及びレッグ開口部8の周縁部に位置する両シート12,13間には、ウエスト部弾性部材14及びレッグ部弾性部材15が伸長状態で接着固定されてウエストギャザー及びレッグギャザーが形成されている。また、着用状態(ウエスト開口部7を上方に向けた状態)の外装体10における、ウエスト部弾性部材14が配された位置よりも下方でレッグ開口部8の上端より上方の胴回り部にも、複数本の弾性部材16がそれぞれ幅方向に亘って配されて、胴回りギャザーが形成されている。
吸収性本体5は、図3に示すように、その長手方向の両側部それぞれに、伸縮性防漏部51を有している。伸縮性防漏部51は、防漏性のシート材料52を用いて構成されており且つ該吸収性本体5の長手方向に伸縮性を有している。
本実施形態においては、防漏性のシート材料としての撥水性不織布52によって、吸収性本体5の両側部に、立体ギャザー54と共に、伸縮性防漏部51が形成されている。
撥水性不織布52の伸縮性防漏部51を形成する部分は、図3に示すように、折り曲げられて2層とされており、表裏面シート2,3の側縁部より幅方向外方に延出している。2層とされた撥水性不織布52の層間には、幅方向に間隔をおいて複数本の糸状の弾性部材53が、それぞれ吸収性本体5の長手方向に沿って伸長状態で固定されている。撥水性不織布52の立体ギャザー54を形成する部分にも、図3に示すように、立体ギャザー54形成用の糸状の弾性部材55,56が、それぞれ吸収性本体5の長手方向に沿って伸長状態で固定されている。
伸縮性防漏部51は、防漏性のシート材料52を用いて構成されていることによって、股間部の脚回り部にフィットし、それによって防漏効果を発現する。
防漏性のシート材料としては、撥水性の不織布、樹脂フィルム、不織布と樹脂フィルムの積層シート等が挙げられ、脚周りに対するフィット性および着用感の点から、撥水性の不織布が好ましく用いられる。
撥水性不織布としては、例えば界面活性剤処理によって繊維表面が撥水性とされたエアスルー不織布、スパンボンド不織布、SMS不織布等を用いることができる。
伸縮性防漏部51は、図3に示すように、ナプキン1の股下部Cにおいて、外装体10の長手方向の両側縁17よりも幅方向外方に延出している。ここで、ナプキン(吸収性物品)1の股下部Cとは、展開且つ伸長状態(図2に示す状態)のナプキン(吸収性物品)の長手方向(図2の上下方向)において、外装体10がその両側に、レッグ開口部8形成用の凹欠部を有している部分である。
伸縮性防漏部51は、その全体が外装体の側縁17から延出している必要はなく、図3に示すように、伸縮性を有する部分が一部分でも、側縁17より幅方向外方に存在していれば良い。伸縮性防漏部51は、自然状態(おむつに外力をかけずに自然に収縮させた状態)において、外装体10の側縁17から延出している部分を有していれば良い。
伸縮性防漏部51の延出部分は、着用時に、着用者に直接接触すると共に、外装体10と着用者の脚部とが部分的には接触しないようにできる程度に、外装体10の側縁17から延出していることが好ましい。
尚、本明細書中に記載の各部の寸法は、吸収性物品を展開且つ伸長状態(図2に示す状態)とした状態において測定する。
伸縮性防漏部51の、外装体10の側縁17よりも幅方向外方に延出する部分(以下、延出部分51aという)は、延出長さL(図3参照)の最大値が、吸収性本体5の長手方向(図2の上下方向)における同じ位置(延出長さLが最大となる位置)における外装体10の幅W(図2参照)の5〜40%、特に10〜30%であることが、股間部におけるフィット性と防漏性を向上させる点から好ましい。
成人用のパンツ型吸収性物品について数値的に言えば、前記延出長さL(図3参照)の最大値は、5〜50mm、特に10〜40mmであることが、股間付け根から脚部におけるフィット性を向上し、漏れを防止する点から好ましい。なお、前記幅Wは、股間部のフィット性を高める観点から、70〜120mmであることが好ましい。
吸収性本体5の長手方向における、延出部分51aを有する部分Dの長さL1(図2参照)は、ナプキン1の脚部開口長さL2(図2参照)の10〜60%、特に20〜45%であることが、股間付け根から脚部におけるフィット性を向上し、漏れを防止する点から好ましく、成人用のパンツ型吸収性物品について数値的に言えば、前記長さL1は、50〜200mm、特に70〜150mmであることが、同様の点から好ましい。
また、延出部分51aの延出長さLが10〜40mmである部分が、吸収性本体5の長手方向に5〜15cmの長さに亘って存在していることが好ましい。
更に、延出部分51aの延出長さLが最大となる部位Pは、ナプキン1の長手方向中心線X-Xからの距離L3(図2参照)が、5〜80mmとなる範囲、特に15〜60mmとなる範囲内に存在することが、股間部のフィット性を高める観点から好ましい。
本実施形態における伸縮性防漏部51は、何れも、吸収性本体5の長手方向における前記延出部分51aの前後に、該外装体10に接合固定された端部固定部57を有している。具体的には、吸収性本体5の長手方向両端部においては、伸縮性防漏部51の外装体対向面が、接着剤により外装体10上に接着固定されている。吸収性本体5の長手方向両端部においては、立体ギャザー54も、伸縮性防漏部51上に固定されている。立体ギャザー54は、吸収性本体5の長手方向両端部以外においては、弾性部材55,56の作用により着用者の肌側に向けて起立するようになっている。
本実施形態のナプキン1においては、図2及び図3に示すように、吸収性本体5の長手方向の両側部に、該吸収性本体5の長手方向に沿って一対の可撓軸59が形成されている。また、前記可撓軸は、吸収性コア4の存在する領域のみに施されている。
可撓軸59は、吸収性本体5を、その部分で幅方向に折れ曲がり易くするものであり、可撓軸の形成方法としては、(1)吸収性コアにスリットや細幅の欠落部、切れ込み等を形成し、それらを可撓軸とする方法、(2)吸収性コアにエンボス溝を形成し、そのエンボス溝を可撓軸とする方法、(3)吸収性コアに、連続線又は断続線状に、構成材料を減少させた部分を形成し、その部分を可撓軸とする方法等が挙げられる。
本実施形態における可撓軸59は、吸収性コア4に設けた、細幅(幅1〜5mm程度)の欠落部である。本実施形態における可撓軸59は、図2に示すように、股下部Cから背側部Bに亘って形成してある。
可撓軸59の長さ(両端部間の直線距離)は、吸収性コア4の長手方向全長L4の20〜80%、特に40〜60%であることが好ましく、特に、可撓軸59は、吸収性本体5の長手方向における、延出部分51aを有する部分D及び臀部対向部Eの何れか一方又は双方に形成されていることが好ましい。
ここで、臀部対向部Eとは、着用時に着用者の臀部に対向配置される部位であり、おむつ長手方向中心線X-Xから、背側部Bの両側縁のレッグ開口部側端部同士を結んだ線Y−Yまでの範囲である。尚、臀部対向部Eは、概ね、臀部が対向
する部位であれば良く、臀部のみが対向する部位又は臀部全体が対向する部位という意味ではない。
臀部対向部Eは、両可撓軸59,59間の間隔(吸収性本体5の幅方向における間隔)が40〜150mmである部分、特に50〜90mmである部分を有することが、両臀部間の隙間と両臀におけるフィット性を向上する点から好ましい。両可撓軸59,59は、臀部対向部において両側に広がる部分を有していることが更に好ましい。
ナプキン1における両可撓軸59,59間には、長手方向の伸縮性が付与されている。具体的には、図3及び図4に示すように、吸収性コア4と裏面シート3との間に、複数本の糸状の弾性部材9が、それぞれ吸収性本体5の長手方向に沿って伸長状態で固定されており、それにより長手方向の伸縮性が付与されている。他方、可撓軸59には、弾性部材9は存在していない。
股下部Cにおける吸収性本体5は、図3に示すように、その幅方向に、外装体に固定されている部分5Aと、吸収性コア5の長手方向の側縁41より内方に位置し、該外装体に固定されていない部分5Bとを有している。
吸収性本体5が、吸収性コア5の側縁41の位置より幅方向の内方に、外装体10に固定されていない部分5Bを有することにより、着用者が閉脚した時に、伸縮性防漏部51が、図5に示すように、外装体の側縁17より内側に収納され易くなる。伸縮性防漏部51が、閉脚状態において収納されるようにすることで、通常時及び開脚時のフィット性や漏れ防止性を向上させながら、閉脚時の違和感等を効果的に防止することができる。
本実施形態のショーツ型ナプキン1は、従来のパンツ型の吸収性物品と同様にして着用することができる。
本実施形態のナプキン1によれば、股下部Cに、防漏性及び伸縮性を有する延出部分51aを有するため、着用中においては、伸縮性防漏部51の前記延出部分51aが、図5に示すように、閉脚状態では、外装体10の内側に折り畳まれてあたかも収納されているようになされ、開脚状態では、前記延出部分51aが脚にフィットしながら伸びることにより、着用者の脚周りに良好にフィットし、優れた漏れ防止性が得られる。
前述したように、吸収性本体5は、吸収性コア5の側縁41の位置より幅方向の内方に、外装体10に固定されていない部分5Bを有し、該部分5Bと該部分5Bより外方に位置する部分との両者が、外装体10とは独立して変形可能であり、それにより、伸縮性防漏部51の延出部51aが、外装体10の側縁17より内側の領域内に無理なく取り込まれるためである。
更に、本ナプキン1においては、図3に示すように、吸収性本体5の幅方向における、外装体10に固定された部分5Aと外装体10に固定されていない部分5Bとの境界部付近に可撓軸59が形成されているため、吸収性本体5の可撓性によって着用者へのフィット性が一層高まるとともに、閉脚時の延出部51aが、一層容易に、外装体10の側縁17より内側に収容される。
外装体10の側縁17と吸収性コアの側縁41との間の幅(収容幅)Sは、収容される延出部51aの延出長さLとほぼ同じかそれより幅広く形成されていることが好ましい。
尚、吸収性本体5における、外装体10に固定されている部分5Aは、幅方向に連続的に外装体10と固定されていても、部分的に固定されていても良い。
このような効果は、股間部における吸収性本体5の(外装体10の)フィット性の向上と漏れの防止とを両立させる観点から、股下部における外装体10の幅を特に狭めた場合に有利である。このような観点から、延出部分51aの延出長さLが最大となる部分Pにおける外装体10の幅W(図2参照)は、50〜150mm、特に70〜100mmであることが好ましい。
図5に示すように、延出部分51aが外装体10の内側に折り畳まれてあたかも収容されているようになされることにより、普通に起立した状態(両脚を極端に拡げたりしない状態)においては、延出部分51aが、外装体10に覆われて外部から見えにくい状態となるため、着用中の外観にも優れている。
また、延出部分51aに、吸収性コアが存在しないため、延出部分51aが柔軟性に富み、弾性部材の作用により延出部分51aが柔軟に変形するため、一層良好に着用者の脚周りにフィットする。また、吸収性コアが存在しないため、吸収性コアが吸収した液が防漏延出部に移動しにくく、吸収性本体側部から液漏れが一層生じにくい。
また、吸収性本体4が一対の可撓軸59,59を有し、それら両可撓軸59、59間に伸縮性が付与されているため、図4に示すように、着用者の臀部表面の凹凸形状に沿うように、吸収性コア4が略W字状の断面形状に容易に変形するため、両臀部間の隙間と両臀におけるフィット性が向上し、臀部間の隙間を液が通りナプキンの後方や斜め後方に達しやすくなって漏れる現象を防ぐことができる。
上述したナプキン1の形成材料について説明する。
表面シート2、裏面シート3、吸収性コア4、外層シート12、内層シート13の形成材料としては、ショーツ型ナプキンやパンツ型使い捨ておむつ等に従来用いられているもの等を、特に制限なく用いることができる。例えば、吸収性コアとしては、パルプ繊維等の親水性繊維の集合体又はそれに吸水性ポリマーを保持させてなるもの等を用いることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されない。
例えば、伸縮性防漏部51は、外装体側の面及び/又はそれとは反対側の面を、吸収性コアの両側縁よりも幅方向外方に延出させた裏面シートにより形成することもできる。また、一枚の防漏性のシート材料を用いて、伸縮性防漏部51及び立体ギャザー54を形成するのに代えて、伸縮性防漏部51及び立体ギャザー54を別々のシート材料により形成することもできる。また、立体ギャザー54は省略することもできる。
また、一対の可撓軸59は、両者間の幅が一定のものやそれぞれ直線状のものに限られず、例えば、それぞれ直線状の可撓軸や、それぞれ円弧状に湾曲した可撓軸を、股下中央部から臀部対向部Eに向かうにつれて、両者間の幅が漸増するように設けても良い。また、一対の可撓軸59間に伸縮性を付与する弾性部材9は、裏面シート3と内層シート13との間や、外層シート12と内層シート13との間に配することもできる。
また、外装体10の側縁17よりも幅方向外方に延出する部分は、図2において伸張した状態で長手方向に直線的に配置されているが、前後方向に傾斜して配されたり、幅方向中心側に湾曲するよう形成され、防漏性やフィット性が高められても良い。
本発明の使い捨ておむつは、ショーツ型の生理用ナプキンに適しているが、その他のパンツ型吸収性物品、例えばパンツ型の使い捨ておむつ等であっても良い。
図1は、本発明の一実施形態としてのショーツ型生理用ナプキンを腹側部側から見た状態を示す斜視図である。 図2は、図1の生理用ナプキンの展開且つ伸張状態を示す平面図である。 図3は、図1の生理用ナプキンの幅方向の断面図であり、図1中のP部における断面を一部省略して示す図である。 図4は、図1の生理用ナプキンの着用状態における幅方向の断面を示す断面図であり、臀部対向部における断面を一部省略して示す図である。 図5は、図1の生理用ナプキンの着用状態における幅方向の断面(図3と同じ部位における断面)を示す断面図である。
符号の説明
1 ショーツ型の生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性コア
5 吸収性本体
51 伸縮性防漏部
51a 延出部分
10 外装体
17 外装体の側縁
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
E 臀部対向部

Claims (6)

  1. 吸収性コアを有する縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定しているパンツ型の外装体とを具備する吸収性物品であって、
    前記吸収性本体は、その長手方向の両側部それぞれに、防漏性のシート材料を用いて構成され該吸収性本体の長手方向に伸縮性を有する伸縮性防漏部を有しており、各伸縮性防漏部は、吸収性物品の股下部において、前記外装体の側縁よりも幅方向外方に延出しており、
    股下部における前記吸収性本体は、その幅方向に、外装体に固定されている部分と、前記吸収性コアの側縁の位置より内方に位置して、該外装体に固定されていない部分とを有しており、該吸収性本体は、前記外装体に固定されていない前記部分及び該部分より幅方向外方に位置する部分が、前記外装体とは独立して変形可能であり、
    前記伸縮性防漏部における、前記外装体の側縁よりも幅方向外方に延出している部分には、前記吸収性コアが存在しておらず、
    前記吸収性本体は、前記吸収性コアの側縁の位置から該吸収性コアの幅方向内方に向かって離間した位置に、該吸収性本体の長手方向に沿って一対の可撓軸が形成されている吸収性物品。
  2. 前記可撓軸と重なる位置に、該可撓軸に沿って延びる弾性部材が配されていない請求項1記載の吸収性物品。
  3. 一対の記可撓軸間に、長手方向の伸縮性が付与されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 着用者の臀部に対向配置される臀部対向部が、一対の前記可撓軸間の間隔が40〜150mmである部位を有している請求項1〜3の何れか記載の吸収性物品。
  5. 前記外装体の側縁よりも幅方向外方に延出している伸縮性防漏部は、着用者の閉脚時には、外装体の側縁より内側に収納されるよう形成されている請求項1〜4の何れか記載の吸収性物品。
  6. 前記股下部における前記吸収性本体は、その幅方向における、前記外装体に固定された部分と前記外装体に固定されていない部分との境界部付近に前記可撓軸が形成されている請求項〜5の何れか記載の吸収性物品。
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