JP4336445B2 - ケーブル牽引装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブル牽引装置に関し、更に詳細には、地下に布設されたケーブルをキャプスタンウィンチに捲回し、キャプスタンウィンチから引き出されるケーブルを牽引して、布設されたケーブルを撤去するケーブル牽引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力ケーブルや通信ケーブル等の電線(ケーブル)の布設・撤去作業においては、例えば、ケーブル作業車が使用されている。ケーブル作業車には車体にケーブル牽引装置が搭載されているものがある。このケーブル牽引装置は、車体後部に配設されたキャプスタンウィンチと、キャプスタンウィンチよりも車両前方側に配設されたケーブル繰出装置とを有して構成されている。キャプスタンウィンチは車体後部に揺動自在に設けられたスイングアームを有し、このスイングアームには回転駆動可能に設けられたキャプスタンウィンチが取り付けられている。キャプスタンウィンチはスイングアームに回転自在に設けられた大径のキャプスタンと、このキャプスタンを回転駆動させる駆動モータとを有して構成されている。キャプスタンよりも車両の前方側にはキャプスタンから引き出されたケーブルを車両の前方側へ繰り出して布設されたケーブルを牽引するための繰出装置が設けられている。
【0003】
繰出装置は牽引されるケーブルの幅方向に配置されケーブルを挟んだ状態で回転駆動してケーブルを繰り出す一対の牽引ローラを有している。牽引ローラは円柱状であり、ゴム製で内部に空気が注入されて外力が作用すると弾性変形可能な空気注入式のボール状回転体である。この牽引ローラによりキャプスタンウィンチから引き出されたケーブルを繰り出す場合、牽引ローラは弾性変形が可能であるので、ケーブルとの接触面積を大きくしてケーブルの繰り出し力を増加させることができ、また、作業騒音を小さくすることができる。
【0004】
また、一対の牽引ローラにより3本のケーブルを撚り合わせたいわゆるトリプレックスケーブルを牽引させる場合、牽引の途中でケーブル全体の径が変化しても、牽引ローラの弾性変形によりケーブル全体の径変化を吸収することができるので、一対の牽引ローラの中心間距離を調整するための調整機構が不要であり、繰出装置の構造を簡単にすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、布設されたケーブルの撤去工事において、撤去されたケーブルが廃棄される場合と再使用される場合の2通りがあり、ケーブルが廃棄される場合にはケーブル表面に傷を付けてもよいが、再使用される場合にはケーブル表面に傷を付けることができない。
【0006】
しかしながら、空気注入式の牽引ローラではケーブルの表面状態により牽引されるケーブルと牽引ローラ間の摩擦が小さくなってケーブルが牽引ローラ間で滑る場合がある。特に、地下ケーブル工事の布設作業においては、布設時の管路抵抗を小さくするために滑剤と呼ばれる潤滑剤をケーブルの表面に塗りながら布設する場合があり、この場合にはケーブルと牽引ローラ間の摩擦係数は大幅に小さくなる。また、長年管路に入っていたケーブルの表面には泥や水が付着しており摩擦係数の低下は避けることができない状況にある。このため、地下ケーブル工事の撤去作業においては、ケーブルが牽引ローラ間で滑りが生じてケーブルを牽引することができず、撤去作業がしばしば中断する、という問題が発生する。そこで、牽引ローラの表面に凹凸を設けてケーブル表面に食い込ませる歯付きローラが提案されたが、この歯付きローラを再使用されるケーブルに使用すると、ケーブル表面が傷つきケーブルの再使用が不可能になる。
【0007】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ケーブル表面が滑り易い状態であってもケーブルを牽引することができ、且つ再使用ケーブルでは表面を傷つけずに牽引できるケーブル牽引装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明のケーブル牽引装置は、上下方向に所定の間隙を有して対向配置された上板及び底板と、上板及び底板の各周縁間に接続され内部に空気が注入されて径方向外側へ膨張し弾性変形可能なチューブ状胴部とを有する一対の牽引ローラを備えたケーブル牽引装置において、一対の牽引ローラの各表面に着脱自在に装着可能な滑り防止手段を有し、滑り防止手段は、牽引ローラの上部であって上板の径方向外側に配設された環状の上部固定部材と、牽引ローラの下部であって底板の径方向外側に着脱自在に配設された環状の下部固定部材と、上部固定部材及び下部固定部材の各周縁間に接続されチューブ状胴部の外周面を覆う滑り防止部材と、滑り防止部材の牽引ローラに対する回転を防止するため上板上に着脱自在に装着されて上部固定部材と接続された回転防止部材と、滑り防止部材の張力を調整するため上部固定部材に接続され回転防止部材に対して上部固定部材を上下方向へ移動させる張力調整手段とを有してなる。
【0009】
上記構成のケーブル牽引装置によれば、一対の牽引ローラの各表面に滑り防止手段を装着し一対の牽引ローラ間にケーブルを挟装させた状態で牽引ローラを回転させると、滑り防止手段がケーブルと一対の牽引ローラ間の滑りを防止して、牽引ローラがケーブルを牽引する。また、牽引ローラは内部に空気が注入されて径方向外側へ膨張し弾性変形可能なチューブ状胴部を有して構成されているので、一対の牽引ローラ間に挟装されたケーブルの径が変化しても牽引ローラが弾性変形してケーブル径の変化を吸収する。
【0010】
このように牽引ローラの表面に滑り防止手段を装着することで、ケーブルの表面が滑り易い状態であってもケーブルと牽引ローラ間の滑りを防止することができ、布設されたケーブルを容易に撤去することができる。また、作業現場においてケーブルの表面状態に応じて滑り防止手段を牽引ローラに着脱することで、ケーブルの撤去作業を効率的に行なうことができる。更に、滑り防止手段が牽引ローラに着脱自在であるので、布設されたケーブルの表面を傷つけずに再使用するケーブルや傷つけてもよい廃棄ケーブルの両ケーブルの撤去作業を行なうことができ、廃棄ケーブル用の牽引ローラと再使用ケーブル用の牽引ローラの2種類のローラを準備する必要がなくなり経済的である。
【0011】
また、上部固定部材と下部固定部材の各周縁間に配設されたチューブ状胴部の外周面に滑り防止部材を覆い、張力調整手段により滑り防止部材の張力を調整し、回転防止部材により滑り防止部材の牽引ローラに対する回転を防止することで、牽引ローラのチューブ状胴部の外周面に滑り防止部材を確実に密着させることができ、ケーブルの表面が滑り易い状態であっても、ケーブルと牽引ローラ間の滑りを防止して、ケーブルを確実に牽引することができる。更に、牽引ローラは弾性変形可能なチューブ状胴部を有することで、一対の牽引ローラの中心間距離を調整する機構が不要であり、牽引ローラの構造を簡単にすることができる。
【0012】
また、上記構成のケーブル牽引装置において、滑り防止部材は上部固定部材と下部固定部材間の周方向に所定の間隙を有して接続された複数のワイヤロープ(例えば、実施形態におけるワイヤ55)を有し、ワイヤロープは複数の素線を撚ってなり、複数のワイヤロープは所定の角度で傾斜して隣接する他のワイヤロープと交差するとともに素線の撚り目がケーブルの進行方向に対して略垂直に当たるように配設されていることが好ましい。
【0013】
上記構成のケーブル牽引装置によれば、一対の牽引ローラ間にケーブルを挟装させると素線の撚り目がケーブルの進行方向に対して略垂直に当たる。また、ワイヤロープは他のワイヤロープと交差している。このため、素線の撚り目からケーブルに伝達される力をケーブルに確実に伝達させることができるとともに、ワイヤロープのケーブルへの接触面積を大きくすることができ、ケーブルと牽引ローラ間の滑りを確実に防止して一対の牽引ローラ間に挟装されたケーブルを確実に牽引することができる。
【0014】
また、上記構成のケーブル牽引装置において、下部固定部材は少なくとも2つの固定部材を有し、一方の固定部材の一端が隣接する他方の固定部材の一端とヒンジ(例えば、実施形態における連結部材81)を介して連結され、一方の固定部材の他端が隣接する他方の固定部材の他端と連結部材を介して連結され、上板の上面に互いに所定の間隙を有して配設された複数の係止穴を有し、回転防止部材は、上板上に載置される回転防止本体部と、回転防止本体部の下面に突設して係止穴に係止される下面係止突部(例えば、実施形態における下面係止突起69)と、回転防止本体部の側面に突設された側面係止突部(例えば、実施形態における側面係止突起71)と、上部固定部材の上面に突設された支持部材(例えば、実施形態における支持部材63)と、支持部材に設けられ側面係止突部と係合して上部固定部材の回転を防止するとともに上部固定部材の上下方向の移動を許容する係合凹部(例えば、実施形態における挿通孔65)とを有して構成され、張力調整手段は、上部固定部材の上面に突設されて回転防止本体部の上方に延出した支持部材と、回転防止本体部の上方の支持部材に螺合して上下方向に移動可能であり下端部が回転防止本体部の上面に当接して支持部材を介して上部固定部材を上下方向に移動させるねじ本体部(例えば、実施形態におけるねじ本体部75)とを有してなり、ねじ本体部を上下方向に移動させることで、上部固定部材を介して滑り防止部材の張力が調整されるように構成してもよい。
【0015】
上記構成のケーブル牽引装置によれば、牽引ローラに滑り防止手段を装着するには、下部固定部材の連結部材を解除しヒンジを中心として隣接する固定部材を拡開させる。そして、上部固定部材を上板に載置し、拡開された下部固定部材を底板の径方向外側に掛け回した後に拡開された固定部材を締め上げ連結部材を介して接続させて下部固定部材を牽引ローラの下部に装着させる。回転防止本体部の下面係止突部を係止穴に係止させ、側面係止突部を係合凹部に係合させる。そして、ねじ本体部を回転させて上部固定部材を上下方向に移動させて滑り防止部材の張力を調整する(張力を増加させる)。また、牽引ローラに装着された滑り防止手段を取り外すには、ねじ本体部を回転させて滑り防止部材の張力を低下させる。そして、下部固定部材の連結部材を解除して固定部材を拡開して下部固定部材を牽引ローラから取り外した後に、上部固定部材を上方へ持ち上げて滑り防止手段を牽引ローラから分離させる。
【0016】
このように、下部固定部材は少なくとも2つの固定部材を有し、ヒンジを介して拡開自在とし連結部材を介して連結可能とすることで、滑り防止部材を牽引ローラに容易に着脱させることができる。また、下面係止突部を係止穴に係止させ側面係止突部を突出部材と係合させることで、回転防止本体部が上板に固定されて滑り防止部材の牽引ローラに対する回転を防止することができる。更に、上部固定部材に突設された支持部材に上下方向に移動可能なねじ本体部を設け、ねじ本体部を移動させることで、牽引ローラに対して上部固定部材を上下方向に移動させることができ、滑り防止部材の張力調整を容易に行なうことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1から図8に基づいて説明する。本実施の形態は電線、通信ケーブル等を布設・撤去するケーブル作業車の態様を示す。最初に本発明のケーブル牽引装置を説明する前にケーブル牽引装置を搭載したケーブル作業車を図1及び図2を使用して説明する。図1はケーブル作業車の正面図を示し、図2はケーブル作業車の平面図を示す。図1に示すように、ケーブル作業車1は車体3の前部に運転キャビン5を有し、車体後部には下方へ突出する縁切りウィンチ6が取り付けられている。
【0018】
次に、ケーブル牽引装置10を説明する。ケーブル牽引装置10は運転キャビン5よりも車両後方の車体3上に設けられ、キャプスタンウィンチ11と繰出装置20とを有して構成されている。キャプスタンウィンチ11は車体後部の左右両端部に上下方向に揺動可能に軸支されたスイングアーム13と、このスイングアーム13間に回転自在に設けられたキャプスタン15と、このキャプスタン15を回転させるための油圧モータ17とを有して構成されている。スイングアーム13の下部と車体3の中央部との間には揺動シリンダ19が枢結されており、この揺動シリンダ19の伸縮動によりスイングアーム13が上下方向に揺動してキャプスタン15の位置を車両の前後及び上下方向に調整することができるように構成されている。
【0019】
キャプスタン15は、図2に示すように、その胴部15aの外径がキャプスタン15の中央部から車両右側(図2において紙面左側)へ進むにしたがって拡開するように構成され、胴部15aにはケーブルCが捲回されている。胴部15aから運転キャビン5側へ引き出されたケーブルCを運転キャビン5側へ引っ張るとともに、胴部15aから車両後方下側へ延出するケーブルCに車両後方下側へ作用する張力が作用すると、胴部15aに捲回されたケーブルC間に摩擦が生じるとともにケーブルCと胴部17aに間にも摩擦が生じて、ケーブルCが胴部15aの中央部で密接し、ケーブルCを胴部15a上で摺動させない力(以下、この力を「尻手力」と記す。)が発生する。このため、車両後方下側へ延出するケーブルCに車両後方下側へ作用する張力が作用していても尻手力が大きければ、胴部17aに捲回されたケーブルCが胴部17a上で滑ることはない。
【0020】
キャプスタンウィンチ11と運転キャビン5間には、キャプスタン15から引き出されたケーブルCを牽引して運転キャビン5の前方へ繰り出す繰出装置20が設けられている。繰出装置20は図示しない油圧モータ等の駆動源を内蔵したパワーユニット21の上部に取り付けられている。繰出装置20は、基台23と、基台23上部の前後に設けられた一対のガイドローラ25と、一対のガイドローラ25間であってケーブルCの幅方向に配設されてケーブルCを挟んだ状態で回転駆動してキャプスタンウインチ11から引き出されたケーブルCを牽引する一対の牽引ローラ27とを有して構成されている。
【0021】
牽引ローラ27は、図3に示すように、正面視楕円形状であり、上下方向に所定の間隙を有して対向配置された円板状の上板29及び底板31と、上板29及び底板31の各周縁間に接続され内部に空気が注入されて径方向外側へ膨張して弾性変形可能なチューブ状胴部33とを有して構成されている。上板29には所定の間隙を有して配置された一対の係止穴35が設けられている。底板31には基台23から上方へ突出し回転駆動可能な駆動軸37が接続されており、駆動軸37が回転すると底板31を介して牽引ローラ27が回転するように構成されている。
【0022】
牽引ローラ27のチューブ状胴部33の外側にはケーブルCと一対の牽引ローラ27間の滑りを防止するための滑り防止装置40が着脱自在に装着されている。滑り防止装置40は、図3及び図4にも示すように、牽引ローラ27の上部であって上板29の径方向外側に載置された環状の上部固定部材41と、牽引ローラ27の下部であって底板31の径方向外側に着脱自在に装着された環状の下部固定部材43と、上部固定部材41及び下部固定部材43の各周縁間に接続されチューブ状胴部33の外周面を覆う滑り防止部材45と、滑り防止部材45の牽引ローラ27に対する回転を防止するため上板29上に着脱自在に装着された回転防止部材47と、滑り防止部材45の張力を調整するため上部固定部材41に接続されて回転防止部材47に対して上部固定部材41を上下方向へ移動させる張力調整手段49とを有して構成されている。
【0023】
更に詳細には、図4に示す上部固定部材41の中央部には貫通孔51が設けられており、この貫通孔51の内径は上板29の外径よりも大径であり、上板29の径方向外側に貫通孔51が係合する。上部固定部材41の周縁部には、所定の間隙を有して配置された複数のねじ孔53とワイヤ55を挿通させる複数のワイヤ挿通孔57とが設けられている。図3に示す上部固定部材41の上部周縁には環状のワイヤ固定板59が載置され、このワイヤ固定板59を貫通する複数のボルト61が上部固定部材41に設けられたねじ孔53に螺合してワイヤ固定板59と上部固定部材41間にワイヤ55を挟み込まんで固定している。上部固定部材41の上面の中央部には貫通孔51を跨る逆U字状の支持部材63が固着されており、支持部材63の両側壁の中間部には上下方向に延びた挿通孔65が設けられている。上板29の上部には直方体形状をした回転防止本体部67が載置されている。回転防止本体部67の底面には下方へ突出し所定の間隙を有して配置された一対の下面係止突起69が設けられ、回転防止本体部67の上面の左右両端部には左右方向へ突出する一対の側面係止突起71が設けられている。一対の下面係止突起69は一対の係止穴35に係止され、また、一対の側面係止突起71は挿通孔65に挿通するように配設されている。
【0024】
支持部材63の中央部には図示しない挿通孔が設けられており、この挿通孔の下部における支持部材63の底面には内側に雌ねじを螺刻したナット73が取り付けられている。ナット73の雌ねじには、下端に板状の当接部75aを有し先端部に円板状の摘み75bを有したねじ本体部75が螺合している。
【0025】
即ち、回転防止部材47は、回転防止本体部67と下面係止突起69と側面係止突起71と支持部材63に設けられた挿通孔65とを有して構成されている。また、張力調整手段49は、支持部材63とねじ本体部75とを有して構成されている。
【0026】
滑り防止部材45は、図3に示すように、上部固定部材41と下部固定部材43間の周方向に所定の間隙を有して張設されたワイヤ55を有して構成されている。ワイヤ55は複数の素線を撚ったものであり、ワイヤ55は所定の角度で傾斜して隣接する他のワイヤ55と交差し、素線の撚り目77はケーブルCの進行方向に対して略垂直に当たるようにワイヤ55が張設されている。
【0027】
下部固定部材43は、図4(a)に示すように、2つの円弧状の固定部材79と、2つの固定部材79間を連結する2つの連結部材81とを有して構成されている。固定部材79はその円周方向に所定の間隙を有して上下方向に貫通してワイヤ55を挿通させる複数のワイヤ挿通孔57と複数のねじ孔53を有し、一方の端部には図4(b)に示すフック83が形成されている。連結部材81は、図4(b)に示すように、上下方向に所定の間隙を有して対抗配置された一対のピン保持板81aと、一対のピン保持板81aの両端部に連結された一対の連結ピン81bとを有して構成されている。連結部材81の一方の端部における一対のピン保持板81a間に固定部材79の端部が連結ピン81bを介して枢結されている。
【0028】
図3に示すように、下部固定部材43の下部周縁には環状のワイヤ固定板59が配設され、このワイヤ固定板59を貫通する複数のボルト61が下部固定部材43に設けられたねじ孔53に螺合してワイヤ固定板59と下部固定部材43間にワイヤ55を挟み込んで固定している。
【0029】
尚、フック83は、図9(a)に示すように、フック83の開口部83a側におけるフック83の基部に固定部材79の他方の端部側へ傾斜する傾斜面84を設けることができる。更に、図9(b)に示すように、連結部材81は、一対のピン保持板81aの外側外周面に固着されて一対のピン保持板81aから上方及び下方へ突出して固定部材79に対して連結部材81を水平方向に揺動させる揺動把手82を有して構成することができる。また、揺動把手82は一対のピン保持板81aから上方及び下方へ突出させる場合に限ることはなく、揺動把手82を上方に配設されたピン保持板81aから上方へ突出させ、又は下方に配設されたピン保持板81aから下方へ突出させることができる。
【0030】
次に、本発明のケーブル牽引装置10の作用を、地下に布設されたトリプレックスケーブルを撤去させる撤去作業及び滑り防止装置の脱着作業に併せて説明する。尚、トリプレックスケーブルとは3本のケーブルを撚り合わせて1本のケーブルにしたものである。最初に、図5に示すように、地下に布設されたトリプレックスケーブル85を撤去させるため作業現場にケーブル作業車1を移動させる。そして、隣接するケーブル作業穴87に作業者(図示せず)が入り、布設されたトリプレックスケーブル85を切断して所定の長さにする。トリプレックスケーブル85が所定の長さに切断されると、作業者はケーブル作業車1の縁切りウィンチ6から図示しない牽引ワイヤを繰り出してその先端部を切断されたトリプレックスケーブル(以下、単に「ケーブルC」と記す。)の先端部に連結させた後に、縁切りウィンチ6を作動させてケーブルCを車両側へ牽引する。そして、キャプスタンウィンチ11を作動させてキャプスタン15を矢印A方向に回転させ、ケーブルCをキャプスタン15に約3回捲回させる。そして、キャプスタン15からケーブルCを引き出して図6に示す繰出装置20の一対の牽引ローラ27間にケーブルCを挟装させる。
【0031】
ここで、ケーブルCを一対の牽引ローラ27間に挟装させる際に、ケーブルCの表面に滑剤と呼ばれる潤滑剤が塗布されていたり泥や水が付着している場合には、ケーブルCと牽引ローラ27間で滑りが発生する虞がある。そこで、この滑りを防止するために作業者は一対の牽引ローラ27の各々に滑り防止装置40を次の手順で装着する。即ち、図4(b)に示す下部固定部材43における一方の固定部材79のフック83を連結部材81から取り外し、他の連結部材81をヒンジとして使用して固定部材79を左右方向へ揺動させて下部固定部材43を拡開させる。そして、図3に示すように、滑り防止装置40を牽引ローラ27の上方から被せ、上部固定部材41を上板29の径方向外側に載置し、滑り防止部材45をチューブ状胴部33の周面外側に配設させ、拡開された下部固定部材43を底板31の径方向外側に掛け回す。そして、下部固定部材43を締め上げ、図4(b)に示すフック83を連結部材81の先端側の連結ピン81bに掛止して、図3に示す下部固定部材43を牽引ローラ27の下部に密着させる。
【0032】
下部固定部材43が牽引ローラ27の下部に密着した状態になると、下面係止突起69が係止穴35に係止された状態になるが、下面係止突起69が係止穴35に係止されていない場合には、回転防止本体部67の位置を調整して下面係止突起69を係止穴35に係止させる。下部固定部材43が牽引ローラ27の下部に密着した状態にあり、且つ下面係止突起69が係止穴35に係止された状態になると、作業者はねじ本体部75の摘み75bを回して当接部75aを回転防止本体部67の上面に当接させて支持部材63を介して上部固定部材41を上方へ引き上げる。上部固定部材41が上方へ引き上げられると、滑り防止部材45であるワイヤ55が上方へ締め上げられて、ワイヤ55がチューブ状胴部33の外周面に確実強固に密着されて、滑り防止装置40が牽引ローラ27に装着される。
【0033】
図6に示すように、一対の牽引ローラ27間に滑り防止装置40が装着された状態でこれらの間にケーブルCが挟装されると、作業者は駆動軸37を回転駆動させて一対の牽引ローラ27を回転させる。一対の牽引ローラ27が回転すると牽引ローラ27がケーブルCを図5に示すケーブル作業車1の前方側へ繰り出す。ケーブルCが繰り出される際、一対の牽引ローラ27は弾性変形しているので牽引ローラ27とケーブルC間の接触面積は大きくなっている。また、牽引ローラ27のチューブ状胴部33に密着されたワイヤ55がケーブルCに当接して牽引ローラ27とケーブルC間の滑りを防止するとともに、牽引ローラ27の繰り出し力をケーブルCに確実に伝達させる。このため、図5に示すように、キャプスタン15から引き出されたケーブルCは大きな尻手力で牽引される。そして、この状態で、キャプスタン15を回転駆動させるとキャプスタン15に捲回されたケーブルCがキャプスタン15上を滑ることなく牽引ローラ27側へ牽引される。このため、地下に布設されたケーブルCが順次牽引されて地下からこのケーブルCを撤去することができる。
【0034】
尚、図3に示すように、牽引ローラ27に装着されたワイヤ55の素線の撚り目77はケーブルCの延出方向に対して略垂直に当たるように配設されているので、牽引ローラ27の回転力の殆どそのままをケーブルCの繰り出す方向に作用させることができ大きな尻手力を得ることができる。また、図6に示すように、ケーブルCはトリプレックスケーブル85であり、これを牽引する際にケーブルC自体が捩れるとケーブルC全体の径が変化する場合があるが、この場合には、牽引ローラ27が弾性変形してケーブル径の変化を吸収することができる。
【0035】
さて、前述した実施の形態では牽引ローラ27のチューブ状胴部33の外周面を覆う手段としてワイヤ55を使用した例を示したが、これに限るものではなく、図7に示すように、エキスパンドメタル89を使用することができる。この場合、図7(a)及び(b)に示すように、エキスパンドメタル89は所定の幅を有した長方形状であり、隣接するエキスパンドメタル89と所定の間隙を有して上部固定部材41と下部固定部材43間に複数配設されている。エキスパンドメタル89の上部は上部固定部材41に取り付けられ、エキスパンドメタル89の下部は下部固定部材43である有限長の下部固定ワイヤ91に取り付けられている。下部固定ワイヤ91の両端部には一対のフック93が設けられている。この一対のフック93を掛止することで、下部固定部材43を牽引ローラ27の下部に装着させることができる。このエキスパンドメタル89を有した滑り防止装置40を使用することで、図3に示すワイヤ55を有した滑り防止装置40と同様の効果を得ることができる。
【0037】
次に、牽引ローラ27に装着された滑り防止装置40を脱着させる場合の作用について説明する。最初に、作業者が、図4(a)に示す連結部材81の両端部に連結された一対の固定部材79、79を両手で把持し、これらを連結部材81側(矢印A方向側)へ引き寄せる。一対の固定部材79、79が連結部材81側へ引き寄せられると、図4(b)に示す連結部材81の先端側の連結ピン81bがフック83の基部側へ移動する。そして、作業者が連結部材81に枢結された左側の固定部材79を手前側へ引き、又は連結部材81を把持して手前側へ揺動させると、連結部材81の先端側の連結ピン81bがフック83から取り外されて一対の固定部材79間の連結が解除される。そして、図4(a)に示す下部固定部材43を拡開させ、滑り防止装置40を上方へ引き上げて、滑り防止装置40を図3に示す牽引ローラ27から脱着する。
【0038】
また、図9に示す揺動把手82や傾斜面84を有した下部固定部材43を備えた滑り防止装置40を脱着させるには、作業者が、図9(a)に示すように、連結部材81の両端部に連結された一対の固定部材79、79を両手で把持し、これらを連結部材81側(矢印A方向側)へ引き寄せる。一対の固定部材79、79が連結部材81側へ引き寄せられると、連結部材81の先端側の連結ピン81bがフック83の基部に形成された傾斜面84側へ移動して傾斜面84に当接する。そして、更に一対の固定部材79、79が連結部材81側へ引き寄せられると、傾斜面84に当接していた連結ピン81bが傾斜面84に沿ってフック83の開口部83a側(矢印B方向側)へ移動する。
【0039】
これと同時に、連結部材81が連結部材基端側の連結ピン81bを揺動中心として外側へ揺動する。このため、連結部材先端側の連結ピン81bがフック83から取り外されて一対の固定部材79間の連結を解除する。尚、連結ピン81bがフック83の開口部83aの近傍に移動している場合、一対の固定部材79を連結部材81側へ更に引き寄せなくても、作業者が揺動把手82の上端及び下端のいずれかを把持して手前側へ引き寄せることで、連結部材先端側の連結ピン81bをフック83から容易に取り外すことができる。そして、下部固定部材43を拡開させ、滑り防止装置40を上方へ引き上げることで、滑り防止装置40が図3に示す牽引ローラ27から脱着される。このように、傾斜面84や揺動把手82を設けることで、一対の固定部材79間の連結解除をより容易に行なうことができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のケーブル牽引装置によれば、牽引ローラの表面に滑り防止手段を装着することで、ケーブルの表面が滑り易い状態であってもケーブルと牽引ローラ間の滑りを防止することができ、布設されたケーブルを容易に撤去することができる。また、作業現場においてケーブルの表面状態に応じて滑り防止手段を牽引ローラに着脱することで、ケーブルの撤去作業を効率的に行なうことができる。更に、滑り防止手段を牽引ローラに着脱させることで、布設されたケーブルの表面を傷つけずに再使用するケーブルや傷つけてもよい廃棄ケーブルの両ケーブルの撤去作業を行なうことができ、廃棄ケーブル用の牽引ローラと再使用ケーブル用の牽引ローラの2種類のローラが不要となり経済的である。また、上部固定部材と下部固定部材の各周縁間に配設されたチューブ状胴部の外周面に滑り防止部材を覆い、張力調整手段により滑り防止部材の張力を調整し、回転防止部材により滑り防止部材の牽引ローラに対する回転を防止することで、牽引ローラのチューブ状胴部の外周面に滑り防止部材を確実に密着させることができ、ケーブルの表面が滑り易い状態であっても、ケーブルと牽引ローラ間の滑りを防止して、ケーブルを確実に牽引することができる。更に、牽引ローラは弾性変形可能なチューブ状胴部を有することで、一対の牽引ローラの中心間距離を調整する機構が不要であり、牽引ローラの構造を簡単にすることができる。
【0041】
また、滑り防止部材は上部固定部材と下部固定部材間の周方向に所定の間隙を有して接続された複数のワイヤロープを有し、一対の牽引ローラ間にケーブルを挟装させた状態においてワイヤロープの素線の撚り目をケーブルの延出方向に対して略垂直に配設するとともに、ワイヤロープの張設方向を傾斜させて他のワイヤロープと交差させる場合には、ケーブルと牽引ローラ間の滑りを防止することができ、ケーブルに当接するワイヤロープの接触面積を大きくすることができ、一対の牽引ローラ間に挟装されたケーブルを確実に牽引させることができる。
【0042】
更に、下部固定部材は少なくとも2つの固定部材を有し、ヒンジを介して拡開自在とし連結部材を介して連結可能とする場合には、滑り防止部材を牽引ローラに容易に着脱させることができる。また、下面係止突部を係止穴に係止させ側面係止突部を突出部材と係合させる場合には、回転防止本体部が上板に固定されて滑り防止部材の牽引ローラに対する回転を防止することができる。更に、上部固定部材に突設された支持部材に上下方向に移動可能なねじ本体部を設ける場合には、ねじ本体部を移動させることで牽引ローラに対して上部固定部材を上下方向に移動させて、滑り防止部材の張力調整を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるケーブル牽引装置を搭載したケーブル作業車の正面図を示す。
【図2】本発明の一実施の形態におけるケーブル牽引装置を搭載したケーブル作業車の平面図を示す。
【図3】本発明の一実施の形態における滑り防止装置を装着した牽引ローラの正面図を示す。
【図4】本発明の一実施の形態における滑り防止装置を示し、同図(a)は滑り防止装置の斜視図であり、同図(b)は下部固定部材の要部を示した斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態におけるケーブル牽引装置の作用を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施の形態におけるケーブル牽引装置の作用を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施の形態における滑り防止装置を示し、同図(a)は滑り防止装置の斜視図であり、同図(b)は滑り防止装置を装着した牽引ローラの正面図である。
【図8】本発明の一実施の形態における滑り防止装置を示し、同図(a)は滑り防止装置の斜視図であり、同図(b)は滑り防止装置を装着した牽引ローラの正面図である。
【図9】本発明の一実施の形態における下部固定部材を示し、同図(a)は下部固定部材の要部平面図であり、同図(b)は連結部材の正面図である。
【符号の説明】
10 ケーブル牽引装置
27 牽引ローラ
29 上板
31 底板
33 チューブ状胴部
35 係止穴
40 滑り防止装置(滑り防止手段)
41 上部固定部材
43 下部固定部材
45 滑り防止部材
47 回転防止部材
49 張力調整手段
55 ワイヤ(ワイヤロープ)
63 支持部材
65 挿通孔(係合凹部)
67 回転防止本体部
69 下面係止突起(下面係止突部)
71 側面係止突起(側面係止突部)
75 ねじ本体部
77 撚り目
79 固定部材
81 連結部材(ヒンジ)

Claims (3)

  1. 上下方向に所定の間隙を有して対向配置された上板及び底板と、前記上板及び底板の各周縁間に接続され内部に空気が注入されて径方向外側へ膨張し弾性変形可能なチューブ状胴部とを有する一対の牽引ローラを備えたケーブル牽引装置において、
    前記一対の牽引ローラの各表面に着脱自在に装着可能な滑り防止手段を有し、前記滑り防止手段は、前記牽引ローラの上部であって前記上板の径方向外側に配設された環状の上部固定部材と、前記牽引ローラの下部であって前記底板の径方向外側に着脱自在に配設された環状の下部固定部材と、前記上部固定部材及び前記下部固定部材の各周縁間に接続され前記チューブ状胴部の外周面を覆う滑り防止部材と、前記滑り防止部材の前記牽引ローラに対する回転を防止するため前記上板上に着脱自在に装着されて前記上部固定部材と接続された回転防止部材と、前記滑り防止部材の張力を調整するため前記上部固定部材に接続され前記回転防止部材に対して前記上部固定部材を上下方向へ移動させる張力調整手段とを有してなり、
    前記滑り防止部材は、前記上部固定部材と前記下部固定部材間の周方向に所定の間隙を有して接続された複数のワイヤロープを有し、前記ワイヤロープは複数の素線を撚ってなり、前記複数のワイヤロープは所定の角度で傾斜して隣接する他の前記ワイヤロープと交差することを特徴とするケーブル牽引装置。
  2. 前記複数のワイヤロープは、前記素線の撚り目が前記ケーブルの進行方向に対して略垂直に当たるように配設されていることを特徴とする請求項1記載のケーブル牽引装置。
  3. 前記下部固定部材は少なくとも2つの固定部材を有し、一方の前記固定部材の一端が隣接する他方の前記固定部材の一端とヒンジを介して連結され、前記一方の固定部材の他端が隣接する前記他方の固定部材の他端と連結部材を介して連結され、
    前記上板の上面に互いに所定の間隙を有して配設された複数の係止穴を有し、
    前記回転防止部材は、前記上板上に載置される回転防止本体部と、前記回転防止本体部の下面に突設して前記係止穴に係止される下面係止突部と、前記回転防止本体部の側面に突設された側面係止突部と、前記上部固定部材の上面に突設された支持部材と、
    前記支持部材に設けられ前記側面係止突部と係合して前記上部固定部材の回転を防止するとともに前記上部固定部材の上下方向の移動を許容する係合凹部とを有して構成され、
    前記張力調整手段は、前記上部固定部材の上面に突設されて前記回転防止本体部の上方に延出した前記支持部材と、前記回転防止本体部の上方の前記支持部材に螺合して上下方向に移動可能であり下端部が前記回転防止本体部の上面に当接して前記支持部材を介して前記上部固定部材を上下方向に移動させるねじ本体部と、を有してなり、前記ねじ本体部を上下方向に移動させることで、前記上部固定部材を介して前記滑り防止部材の張力を調整するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のケーブル牽引装置。
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