JP4331964B2 - チューブ切断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、チューブ切断装置に関するものであり、特に、蛇腹状に形成された蛇腹チューブを切断するチューブ切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車の内部においては、多くの電送ケーブルが配設されており、電送ケーブルの途中が、自動車を構成する他の部材と当接し、自動車の走行等に伴い発生する振動により、その当接した部分が他の部材と擦れ合い、電送ケーブルの電線の被覆材が摩耗して電線が露出し、漏電やショートの原因となったり、電送ケーブルが切断してしまったりすることを防ぐために、電送ケーブルを蛇腹状の蛇腹チューブで覆い、電送ケーブルが他の部材と直接当接しないようにしている。この蛇腹チューブは、合成樹脂からなり、所定の長さに切断されており、その内部に電送ケーブルを挿入することで、電送ケーブルを保護するものである。
【0003】
このチューブを切断するチューブ切断装置としては、チューブを把持して軸方向に送る一対のベルト装置と、チューブの軸直角方向に切断する切断装置とを備えたものが知られている。ベルト装置は、駆動プーリ及び従動プーリにベルトを巻き掛けたもので、プーリ間のベルトが直線状になった部分を互いに対向するように夫々配設されており、その間にチューブが挿入され、一対のベルト装置によりチューブが把持される。また、一対のベルト装置が互いに逆方向にベルトを回転させることで、把持したチューブを送り出すことができる。そして、一対のベルト装置のプーリの回転数を検出する等して、チューブを所定長さ分送りだした後に、切断装置によって、チューブを所定の長さに切断するものである。
【0004】
出願人は、本願出願時において、以上の従来技術が記載されている文献を知見していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のチューブ切断装置においては、一対のベルト装置でチューブを把持する際に、その把持力を大きくするとチューブがその軸直角方向に押圧されて潰れてしまい、チューブが不良品となってしまう恐れがあり、その把持力を大きくすることができなかった。そのため、一対のベルト装置でチューブを送り出す場合、チューブとベルトとの間で、チューブが滑ってしまうことがあり、ベルトの送り量に対して、実際のチューブの送られる量が異なってしまい、チューブを所定の長さに切断できないことがあった。
【0006】
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、チューブを潰すことなく押圧・保持し、チューブを所定長さに切断することができるチューブ切断装置の提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明にかかるチューブ切断装置は、長尺円筒状のチューブの内部に挿入し該チューブの形状を保持する保持手段と、該保持手段を挿入した前記チューブを前記保持手段の方向に押圧する押圧手段と、該押圧手段により押圧した前記チューブをその軸方向に送る送り手段と、該送り手段によって送る前記チューブの長さを測定する測定手段と、該測定手段の測定結果に基いて前記チューブを所定の長さに切断する第一切断手段と、該第一切断手段、前記押圧手段、及び前記送り手段を少なくとも支持する装置本体と、該装置本体の所定位置に配置され前記チューブを軸方向に切断する第二切断手段と、該第二切断手段によって切断される前記チューブの周方向位置と略同一となる位置で前記保持手段からその軸直角方向へ延び、前記第二切断手段によって切断された前記チューブの軸方向の切断開口部を介して前記保持手段を前記装置本体に固定する固定片とを具備するものである。
【0008】
ここで、「チューブ」としては、その具体的な構成をなんら限定するものではないが、「表面が円滑な円筒状のストレートチューブ」、「蛇腹状の蛇腹チューブ」、「表面が螺旋状の螺旋チューブ」、「表面が網状のチューブ」、等を例示することができる。また、「保持手段」としては、その具体的な構成を何ら限定するものではないが、「棒状又は筒状のもの」、「多角柱状のもの」、「円弧形状の板体からなるもの」、「線材を束ねた又は撚ったもの」、等を例示することができる。
【0009】
また、「押圧手段」としては、その具体的な構成を何ら限定するものではないが、「シリンダとピストンからなり、シリンダ内の圧縮流体の圧縮エネルギーによりピストンを作動させて押圧するもの」、「雄螺子部及び雌螺子部を有し、互いに螺合させて、どちらか一方を回転させることで、他方を移動させて押圧するもの」、「弾性体からなり、その弾性力により押圧するもの」、「通常のチューブの外径よりも狭い空間を形成して、その空間にチューブを圧入することで押圧するもの」、等を例示することができる。さらに、「送り手段」としては、その具体的な構成を何ら限定するものではないが、「ローラを回転させることで送るもの」、「一対のプーリ又はドラムにベルトを巻き掛けて、プーリ又はドラムの回転により送るもの」、「車輪とレールとを設け、車輪の転動により送るもの」、等を例示することができる。
【0010】
また、「測定手段」としては、その具体的な構成を何ら限定するものではないが、「ローラを回転させてチューブを送るものの場合は、ローラ或いは、ローラの駆動モータ等の回転数を検出して長さを測定するもの」、「一対のプーリ又はドラムにベルトを巻き掛けて、プーリ又はドラムの回転によりチューブを送るものの場合は、プーリ又はドラム、或いは、プーリ又はドラムの駆動モータ等の回転数を検出して長さを測定するもの」、「送り手段の送りに拠らず、チューブ自体を検出して長さを測定するもの。例えば、蛇腹状のチューブの場合は、その山部又は谷部を検出して長さを測定するもの、或いは、チューブの模様又はチューブに施した測定用のマーキングを検出して長さを測定するもの」、等を例示することができる。なお、単にローラ、プーリ或いはモータを所定数回転させるだけのものも測定手段に含まれる。
【0011】
さらに、「第一切断手段」としては、その具体的な構成を何ら限定するものではないが、「単体の刃により切断するもの」、「2以上の刃を噛み合わせることにより切断するもの」、「鋸刃により切断するもの」、「回転刃により切断するもの」、「剪断力により切断するもの」、「高圧流体の噴射により切断するもの」、等を例示することができる。
【0012】
請求項1の発明のチューブ切断装置によれば、チューブの内部に保持手段を挿入し、この保持手段を挿入した位置において、押圧手段によりチューブを押圧して、チューブを送るようにしていることから、チューブは押圧手段によって押し潰されることはなく、チューブへの押圧力を高くすることができるので、チューブを送る際、チューブと送り手段とが滑ることが無く、送り手段の送り量と、実際のチューブの送り量とを、略同じにすることができ、チューブを所定の長さに切断することができる。
【0014】
ここで、「第二切断手段」としては、第一切断手段と同様の構成とすることができる。なお、第二切断手段は、チューブを2以上に分離するように切断するものであってもよいし、チューブの周方向の1箇所を切断するものであってもよい。
【0015】
ところで、電送ケーブルを保護するチューブに電送ケーブルを挿入する方法としては、チューブの軸方向から電送ケーブルを挿入する方法と、チューブの周方向の1箇所においてその軸方向に全長に亘って切断して、この切断部を広げてそこから電送ケーブルをチューブ内へ挿入する方法とがある。しかしながら、電送ケーブルをチューブの軸方向から挿入する場合は、チューブが長いと挿入に手間がかかる。また、電送ケーブルの両端に接続用のコネクタ等を備えているものは、コネクタの大きさによっては、チューブに挿入することができなかった。
【0016】
一方、チューブの周方向1箇所を切断したものの場合は、電送ケーブルを容易にチューブに挿入することができるが、チューブの切断を手作業で行っており、切断作業が大変であった。また、従来のチューブ切断装置に、軸方向に切断する切断手段を付加することが考えられるが、チューブを十分な力で把持することができなかったので、チューブを切断する際の切断抵抗によって、チューブが滑ってしまいチューブを送ることができなくなったり、チューブが装置から外れてしまったりする恐れがあった。
【0017】
そこで、請求項1の発明のチューブ切断装置によれば、切断手段にチューブを軸方向に切断する第二切断手段をさらに具備しており、チューブの軸方向に抵抗力をかけてもチューブと送り手段とが滑ることが無いので、チューブを軸方向に切断する第二切断手段を備えることができ、チューブが滑って送ることができなくなったりすることが無く、チューブをその軸方向に確実に切断することができる。
【0018】
また、第二切断手段によって切断されたチューブの軸方向の切断開口部を介して保持手段を支持するようにしている。すなわち、保持手段をチューブの軸直角方向から支持しているので、保持手段をチューブの軸方向から支持する場合に比べて、保持手段の長さを短いものとすることができる。また、装置本体と保持手段との取り付け位置を押圧手段により押圧される位置と可及的に近づけることができるので、押圧手段による押圧力を高くしても保持手段が移動したりすることがなく、押圧力をさらに高めることができる。
【0019】
請求項2の発明にかかるチューブ切断装置は、請求項1に記載のチューブ切断装置において、前記第二切断手段は、前記固定片の前端に設けられているものである。
【0020】
請求項2の発明のチューブ切断装置によれば、第二切断手段が固定片の前端に設けられており、保持手段の取り付けと同時に第二切断手段を取り付けることができるので、装置の部品点数及び、組み付け工数を減らすことができ、チューブ切断装置のコストを低くすることができる。
【0021】
請求項3の発明にかかるチューブ切断装置は、請求項1又は請求項2に記載のチューブ切断装置において、前記押圧手段は、前記送り手段を介して前記チューブを前記保持手段の方向に押圧するものである。
【0022】
請求項3の発明のチューブ切断装置によれば、送り手段を介してチューブを押圧するものとしたことで、チューブを押圧する場所と送る場所とを同じ場所とすることができ、チューブ切断装置を小型化することができる。
【0023】
請求項4の発明にかかるチューブ切断装置は、請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載のチューブ切断装置において、前記チューブの軸方向の位置を検出する位置検出手段をさらに具備し、前記チューブは蛇腹チューブとされ、前記位置検出手段が前記蛇腹チューブの山部又は谷部の位置を検出し、前記位置検出手段の検出結果を基に、前記第一切断手段が前記チューブをその軸方向所定位置で切断するものである。
【0024】
ここで、「位置検出手段」としては、その具体的な構成を何ら限定するものではないが、「発光部及び受光部を具備し、発光部からの反射光又は、投影光を受光部で受光して位置を検出するもの」、「当接部材を当接させ、その当接部材の移動量を基に位置を検出するもの」、「音波を反射させて位置を検出するもの」、「撮像器を用いて撮像し、その撮像を解析して位置を検出するもの」、等を例示することができる。
【0025】
ところで、蛇腹チューブを所定長さするためにその軸直角方向に切断する際に、その切断位置によっては、切断部端面が蛇腹チューブの半径方向に鋭く切断された形状となり、その部分に電送ケーブルが擦れたり、引っ掛かったりして、電送ケーブルの不具合の発生原因となっていた。そのため蛇腹チューブを切断する場合は、その切断位置に注意しながら切断する必要があり、手間がかかっていた。
【0026】
請求項4の発明のチューブ切断装置によれば、チューブとして特に蛇腹チューブとした場合、位置検出手段によって、蛇腹チューブの山部又は谷部の位置を検出することができ、その検出結果を基に、蛇腹チューブを所定の位置、すなわち、蛇腹チューブの切断部端面が蛇腹チューブの半径方向に向かない位置で切断することができる。これにより、蛇腹チューブを所定位置において容易に切断することができる。また、蛇腹チューブの切断部端面が蛇腹チューブの軸方向と略同じ方向を向くので、蛇腹チューブの端部において、その軸方向と略同じ方向の面が形成され、その面に電送ケーブルが当接しても面で接しているので、電送ケーブルに与える影響を少なくすることができ、電送ケーブルが切断してしまったりする不具合を防止することができる。
【0027】
なお、上記の位置検出手段と測定手段とを兼用させてもよい。これによって、チューブ切断装置の構成部品を減らすことができるので、装置のコストを低減することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態であるチューブ切断装置について、図1及び図2に基づき説明する。図1は、チューブ切断装置の全体構成を示す正面図であり、図2は、保持手段及び第二切断手段の構成を示す斜視図である。
【0029】
図1に示すように、チューブ切断装置1は、装置本体2に、蛇腹状のチューブ3を図中左側へと送る送り手段4と、その送り手段4をチューブ3に押圧する押圧手段5と、送り手段4の略中心に配置され、左右方向に延びる保持手段6と、保持手段6の中央付近に配置された第二切断手段7と、保持手段6の後端外側、且つ、送り手段4の後方に配置された第一切断手段8と、送り手段5と第一切断手段8との間に配置された位置検出手段9とが備えられている。
【0030】
この送り手段4は、チューブ3を図中右方向から左方向へ送るもので、左右方向に離間した一対のプーリ10にベルト11を巻き掛けたベルト装置12を一対備え、これらベルト装置12は、互いに向かい合うように、上下方向に保持手段6を挟んで対象に配設されている。ベルト装置12のプーリ10間のベルト11において、保持手段6が設けられている側のベルト11の内周面側には、ベルト11の内周面側への移動を規制するガイドローラ13が設けられている。また、ガイドローラ13とは反対側のベルト11の内周面側には、ベルト11を内周面側から外側へ付勢するテンションローラ14が設けられており、このテンションローラ14によって、ベルト11に所定の張力を付与している。
【0031】
ベルト装置12における一対のプーリ10のいずれか一つの回転軸は、図示しないモータの回転軸と接続しており、そのモータの回転駆動によりプーリ10が回転し、ベルト11が駆動するようになっている。そして、図中上側のベルト装置12は時計周りに、下側のベルト装置12は反時計周りに、夫々ベルト11を回転駆動することで、上下のベルト装置12の間に挟まれたチューブ3を送ることができるようになっている。なお、ベルト11の表面、すなわち、チューブ3と当接する側の面は、チューブ3との接触面積が大きくなるように、チューブ3の外径に略沿った円弧形状の面となっている。また、ベルト11の表面にチューブ3との摩擦力を大きくするための小突起等を設けてもよい。
【0032】
ベルト装置12のプーリ10又はモータには、その回転数を検出する回転検出手段(図示しない)が設けられており、この回転検出手段からの検出結果に基き図示しない制御手段が、ベルト装置12の送り量、すなわち、チューブ3の送り量を測定しており、所定の送り量となったところで、モータの回転を停止させて、第一切断手段8によりチューブを3を切断することで、チューブ3を所定長さとすることができる。なお、本発明の測定手段として、本例のベルト装置12、回転検出手段、及び、制御手段を含めることができる。
【0033】
ところで、上下に配設した一対のベルト装置12は、装置本体2に夫々上下方向に摺動可能な摺動プレート15に取り付けられており、この摺動プレート15は、図示しないモータ、シリンダ、或いは、人力等の駆動力を用いた周知の駆動機構により、上下方向に摺動させることができる。これら摺動プレート15及びその駆動機構は、本発明の押圧手段5に相当している。この摺動プレート15をチューブ3の方向に摺動させることで、ベルト装置12をチューブ3に押圧することができる。すなわち、この押圧手段5によって、ベルト装置12を互いに接近及び離反する方向に移動することができ、互いに接近させることで、ベルト装置12のベルト11をチューブ3に当接させて、チューブ3を保持手段6の方向へ押圧することができる。また、その移動量を微妙に調節することができ、押圧力を微調整することができる。
【0034】
図2に示すように、保持手段6は、チューブ3の内部に挿入して、押圧手段5からの押圧力に抗してチューブ3の形状を保持すると共に、チューブ3の軸直角方向の移動を規制するものであり、全体が円柱状をなした本体部16を有し、その外径が、チューブ3の内径より若干小径とされている。また、この本体部16の先端は、先細りとなるテ−パ面17とされており、このテ−パ面17により、本体部16をチューブ3の内部への挿入を容易にしている。この本体部16には、その軸直角方向、且つ、軸方向に延びる固定片18,19が取り付けられており、固定片18,19は、本体部16の周方向に対して、略同一の周方向位置となるように夫々位置している。
【0035】
また、これら固定片18,19の外側端部には、固定片18,19に対して直角方向に延びる取付フランジ20,21が夫々設けられている。この取付フランジ20,21を、ボルトなどを介して装置本体2に取り付けることで、本体部16、すなわち、保持手段6が装置本体2に取り付けられ支持されるようになっている。なお、この本体部16の表面にローラ又はボール等の転動手段を設けて、本体部16とチューブ3との摺動抵抗を減らすように構成してもよい。
【0036】
第二切断手段7は、チューブ3を軸方向に切断するもので、固定刃24を有しており、この固定刃24は、保持手段6の本体部16を装置本体2に固定する固定片18の前端に設けられている。
【0037】
第一切断手段8は、チューブ3を軸直角方向に切断するもので、図1に示すように、上下方向に配置した一対の切断刃26,27を有し、これら切断刃26,27は、装置本体2に上下方向に摺動可能に設けられた摺動部28,29に夫々取り付けられている。この第一切断手段8は、これら摺動部28,29を、図示しないモータ或いはシリンダ等の周知の駆動手段により互いに接近及び離反するように駆動することができ、これら摺動部28,29を、互いに接近させることで、切断刃26,27を噛み合わせてチューブ3を切断するものである。
【0038】
位置検出手段9は、チューブ3に形成された山部又は谷部の位置を検出するもので、発光部30からチューブ3に光を照射し、受光部31において受光した光量の変化を検出して位置を検出するものである。この位置検出手段9からの検出結果が図示しない制御手段へと送られ、制御手段によってベルト装置12を回転駆動するモータの回転量をコントロールして、チューブ3の送り量をコントロールすることができる。
【0039】
次に、本例のチューブ切断装置1の動作について図3乃至図5を基に説明する。図3はチューブ切断装置の動作を示す説明図であり、図4は第一切断手段によるチューブの切断位置を示す説明図である。また、図5は切断されたチューブを示す斜視図である。
【0040】
まず、切断するチューブ3の大きさに合わせた、保持手段6を用意し装置本体2に取り付ける。また、チューブ3に所定の押圧力がかかるように、予め、押圧手段5によって送り手段4の一対のベルト装置12を互いに接近させる。そして、ベルト装置12を互いに逆方向に回転駆動させる。この状態で、図中右側より、チューブ3を保持手段6に挿入されるように左方向へ前進させる。チューブ3の先端は、保持手段6の先端に設けられたテ−パ面17により案内され、チューブ3の前進に伴なって、その軸心が保持手段6の軸心と略同軸状に位置させられると共に、チューブ3の外面がベルト11に当接するようになる。そして、チューブ3に、ベルト11の駆動力がかかるようになり、チューブ3は、さらに前方(図中左方向)へと送られる。
【0041】
また、チューブ3の送りに伴なって、その内部に保持手段6が入り込んで行くと共に、チューブ3の外側からは、ベルト11を介して押圧手段5からの押圧力がかかるようになるが、チューブ3の内部に保持手段6が挿入されているので、チューブ3は、その形状を保持したまま、すなわち、潰れることなく前進する。一方、ベルト11を介してチューブ3を押圧することで、ベルト11にその反力がかかるが、ベルト11の内周面側に設けられたガイドローラ13によって、ベルト11は内周面方向への移動が規制され、押圧手段5からの押圧力が確実にチューブ3にかかるようになっている。そのため、チューブ3はベルト11と滑ることが無くチューブ3は、確実に前方に送られる。
【0042】
そして、チューブ3の先端が、第二切断手段7の位置に達すると、固定刃24により、チューブ3は周方向所定位置において切断されると共に、さらに前方へ送られることで、チューブ3が周方向所定位置において軸方向に切断されていく。ここでも、チューブ3は保持手段6にベルト11を介して押圧されており、チューブ3に切断抵抗がかかってもチューブ3が移動したりすることがなく、固定刃24によって真っ直ぐ切断されていく。そして、チューブ3は、固定刃24により周方向所定位置が切断されているので、その切断開口部を介して保持手段6を装置本体2に支持している固定片18,19が通ることができ、チューブ3は、固定片18,19に引っ掛かることなくさらに前方へと送られ、チューブ切断装置1の外側(図中左側)へと延び出すこことなる。
【0043】
ところで、チューブ3は、送り手段4と第一切断手段8との間に配置された位置検出手段9により、その先端を検出すると共に、蛇腹状に形成されたチューブ3の夫々の山部又は谷部を検出している。そして、制御手段において、位置検出手段9からの検出結果と、送り手段4におけるベルト装置12のプーリ10又はモータの回転数とを基にチューブ3の送り量を割り出し、チューブ3を所定長さ送り出したところでベルト装置12の回転を停止させる。このとき、第二切断装置7による切断位置は、チューブ3の山部又は谷部の位置(図4において一点鎖線で示すA又はBの位置)となるようにチューブ3の送りが停止させられる。そして、チューブ3の送りが停止すると、第一切断手段8の切断刃26,27が互いに接近し、噛み合わされることでチューブ3が所定長さに切断され、チューブ3は、図5に示すような状態となる。
【0044】
このように、上記のチューブ切断装置1では、チューブ3の内部に保持手段6を挿入し、この保持手段6を挿入した位置において、押圧手段5により送り手段4を介してチューブ3を押圧するようにし、送り手段4によりチューブ3を送るようにしていることから、チューブ3はその形状を保持したまま押し潰されることはなく、チューブ3への押圧力を高くすることができるので、チューブ3を送る際、チューブ3とベルト11とが滑ることが無く、ベルト装置12の送り量と、実際のチューブ3の送り量とを、略同じにすることができ、チューブ3を所定の長さに切断することができる。
【0045】
また、チューブ3とベルト11とが滑ることが無いので、測定手段として、ベルト装置12のプーリ10又はモータの回転数を検出するものを用いることができるので、測定手段を簡単な構成とすることができ、チューブ切断装置1のコストを安価なものとすることができる。
【0046】
また、保持手段6を第二切断手段7によって切断された切断開口部を介して支持しており、これにより、チューブ3をその軸方向から支持する場合に比べて、保持手段6の長さを短いものとすることができる。また、装置本体2と保持手段6との取り付け位置を、チューブ3を押圧する位置と可及的に近づけることができるので、押圧力を高くしても保持手段6が移動したりすることがなく、チューブ3への押圧力をさらに高めることができる。
【0047】
さらに、位置検出手段9によって、蛇腹状に形成されたチューブ3の山部又は谷部の位置を検出することができ、その検出結果を基に、チューブ3を所定の位置、すなわち、チューブ3の切断部端面がその半径方向に向かない位置で切断することができる。これにより、チューブ3を所定位置において容易に切断することができる。また、チューブ3の切断部端面がその軸方向と略同じ方向を向くので、チューブ3の端部において、その軸方向と略同じ方向の面が形成され、その面に電送ケーブルが当接しても面で接しているので、電送ケーブルに与える影響を少なくすることができ、電送ケーブルが切断してしまったりする不具合を防止することができる。
【0048】
以上、本発明について好適な実施の形態を挙げて説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
【0049】
すなわち、本実施の形態では、送り手段4として、一対のプーリ10にベルト11を巻き掛けたベルト装置12を示したが、これに限定するものではなく、例えば、ローラを単体或いは、軸方向に列設したものとすることもできる。また、本実施の形態では、ベルト11を内周面側へ移動するのを規制するものとして、ガイドローラ13を示したが、これに換えて、板状のガイドプレートとすることもできる。これらの場合においてもまた、上記の例と同様の効果を奏することができる。
【0050】
また、本実施の形態では、保持手段6の上下に送り手段4の一対のベルト装置12を配設し、夫々のベルト装置12を押圧手段5によって互いに接近させて保持手段6が挿入されたチューブ3を押圧するものを示したが、これに限定するものではなく、例えば、送り手段を保持手段の上側或いは、下側にのみに配設し、チューブを片側からのみ押圧するようにしてもよい。或いは、摺動プレート15などのベルト装置12を上下移動させる機構を廃止して、一対のベルト装置を、それらの間隔がチューブの外径よりも小さい間隔となるように装置本体に固定しておき、そのベルトの間にチューブを圧入することで、チューブに押圧力を作用させるようにしてもよい。これらにより、チューブ切断装置の構成部品を少なくすることができ、装置を安価なものとすることができる。
【0051】
さらに、本実施の形態では、チューブ3として蛇腹チューブを示したが、これに限定するものではなく、例えば、ストレートチューブ、螺旋チューブ等種々のチューブを切断することができる。また、本実施の形態では、チューブ3を蛇腹チューブとして、第一切断手段8によるチューブ3の切断位置を、蛇腹チューブの山部又は谷部の中央付近として示したが、これに限定するものではなく、第一切断手段8による切断部端面がチューブの半径方向に向かないような位置であれば、どの位置で切断してもよい。なお、チューブの軸方向を向く面が長くなるような位置で切断することが望ましい。
【0052】
また、本実施の形態では、第二切断手段7として、保持手段6の固定片18の先端に設けた固定刃24をしめしたが、これに限定するものではなく、例えば、固定刃24に換えて、固定片の前方に保持手段を支持しない別途の切断刃を、装置本体に備えて、チューブを軸方向に切断するようにすることもできる。この場合、その切断刃を回転する回転刃としてもよい。この場合においても、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、チューブ内部に保持手段を挿入しているので、チューブへの押圧力を高くしてもチューブはその形状が保持されて潰れることがなく、チューブと送り手段とが滑ることが無いので、送り手段の送り量と、実際のチューブの送り量とを、略同じにすることができ、チューブを所定の長さに切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるチューブ切断装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】保持手段及び第二切断手段の構成を示す斜視図である。
【図3】チューブ切断装置の動作を示す説明図である。
【図4】第一切断手段によるチューブの切断位置を示す説明図である。
【図5】切断されたチューブの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 チューブ切断装置
2 装置本体
3 チューブ
4 送り手段
5 押圧手段
6 保持手段
7 第二切断手段
8 第一切断手段
9 位置検出手段
12 ベルト装置
Claims (4)
- 長尺円筒状のチューブの内部に挿入し該チューブの形状を保持する保持手段と、
該保持手段を挿入した前記チューブを前記保持手段の方向に押圧する押圧手段と、
該押圧手段により押圧した前記チューブをその軸方向に送る送り手段と、
該送り手段によって送る前記チューブの長さを測定する測定手段と、
該測定手段の測定結果に基いて前記チューブを所定の長さに切断する第一切断手段と、
該第一切断手段、前記押圧手段、及び前記送り手段を少なくとも支持する装置本体と、
該装置本体の所定位置に配置され前記チューブを軸方向に切断する第二切断手段と、
該第二切断手段によって切断される前記チューブの周方向位置と略同一となる位置で前記保持手段からその軸直角方向へ延び、前記第二切断手段によって切断された前記チューブの軸方向の切断開口部を介して前記保持手段を前記装置本体に固定する固定片と
を具備することを特徴とするチューブ切断装置。 - 前記第二切断手段は、前記固定片の前端に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のチューブ切断装置。
- 前記押圧手段は、前記送り手段を介して前記チューブを前記保持手段の方向に押圧することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチューブ切断装置。
- 前記チューブの軸方向の位置を検出する位置検出手段をさらに具備し、
前記チューブは蛇腹チューブとされ、前記位置検出手段が前記蛇腹チューブの山部又は谷部の位置を検出し、前記位置検出手段の検出結果を基に、前記第一切断手段が前記蛇腹チューブをその軸方向所定位置で切断することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載のチューブ切断装置。
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