JP4329826B2 - 指紋読取装置、及び、指紋読取方法 - Google Patents

指紋読取装置、及び、指紋読取方法 Download PDF

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Description

本発明は指紋読取装置、及び、指紋読取方法に係り、特に、外乱光が強い環境下で使用される指紋読取装置、及び、指紋読取方法に関する。
近年、コンピュータなどのセキュリティーの向上が求められる中、指紋などの生体認証が行われるようになっている。生体認証を実現するためのデバイスとして、指紋読取装置がある。指紋読取装置は、読取面に指を接触させることにより指紋の画像を光学的に、あるいは、静電などにより読み取る装置である。
また、指紋読取装置としては、記録面に対して指をスイープさせ、指紋画像をライン毎に読み取り、読み取ったライン毎の指紋画像を組み合わせることによって、指紋画像を取得するスイープ式指紋読取装置がある。
このような指紋読取装置において指紋を読み取る方法として、空気層、すなわち、指紋の凹部と皮膚、すなわち、指紋の凸部との屈折率の違いをイメージガイドと呼ばれる光ファイバ束を利用した光学装置によって読み取ることにより、指紋の画像を読み取る光学式指紋読取装置が提案されている。
このとき、ラインイメージセンサに内蔵LEDから照射する赤外光以外に太陽光が強烈に照射されると、想定の読取時間を超えてしまい、飽和状態もしくは誤動作を起こす可能性がある。具体的には、ラインイメージセンサから出力されるアナログ信号は通常は光の照度に応じて出力されるが、太陽光が強烈に照射されると、限界値に保持されるか、意図しない値で出力されてしまう。
指紋読取装置では画像は指の凹凸に合わせて信号が出力されるが、飽和状態では信号が平坦になり、画像が取得できない、あるいは、鮮明な画像が取得できず、よって、指紋認証が行えなくなる。このため、必要な信号レベルで画像が得られるようにするために、感度を調整する必要があった。
感度調整方法として、感度を複数段に変えて特定の測定量を抽出し、抽出した測定量に基づいて最適感度を設定する2次元画像読取装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の感度調整方法として、露光過多の場合には露光量が少なくなるように蓄積時間を制御し、露光不足の場合には露光量が多くなるように光源の光の強さを制御する画像処理装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3116950号公報 特開2003−32453号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、外乱光が強い環境下でも、誤動作なく検出し、指紋を読み取ることができる指紋読取装置、及び、指紋読取方法を提供することを目的とする。
本発明は、一面が読取面とされ、読取面に指が接触した部分で、読取面から光を他面にガイドし、読取面に指が接触しない部分で読取面からの光を読取面で反射させるイメージガイド(114)と、イメージガイド(115)に入射した光をライン毎に読み取り、電気信号に変換するラインイメージセンサ(115)とを含み、ラインイメージセンサ(115)により読取面に指が接触したことを検出したときに指の指紋の読取を開始する指紋読取装置であって、指が読取面に接触しているか否かを検出する指検出処理時に、ラインイメージセンサ(115)の読取時間を最小値に設定し、光源(112)から導光ブロック(113)を通して読取面から一定のパワーの光を出射し、ラインイメージセンサ(115)により変換される電気信号の最大値が所定値に達するまでラインイメージセンサ(115)の読取時間を増加させた後に、指検出処理を実行する読取制御部(117)を含むものである。
本発明の読取制御部(117)は、検出強度が所定の強度に達していなければ、読取時間を長くするものである。
また、本発明の読取制御部(117)は、読取時間を所定時間単位で長くする。
さらに、本発明の読取制御部(117)は、画像読取部(115)で読取時間に読み取った画像を読取時間終了後に設けられた転送時間に画像読取部(115)から出力させており、このとき、転送時間を一定とする。
本発明は、一面が読取面とされ、読取面に指が接触した部分で、読取面から光を他面にガイドし、読取面に該指が接触しない部分で読取面からの光を読取面で反射させるイメージガイド(114)に入射した光をライン毎に読み取り、電気信号に変換するラインイメージセンサ(115)により読取面に指が接触したことを検出したときに指の指紋の読取を開始する指紋読取方法であって、指が読取面に接触しているか否かを検出する指検出処理時に、ラインイメージセンサ(115)の読取時間を最小値に設定し、光源(112)から導光ブロック(113)を通して読取面から一定のパワーの光を出射し、ラインイメージセンサ(115)により変換される電気信号の最大値が所定値に達するまでラインイメージセンサ(115)の読取時間を増加させた後に、指検出処理を実行するものである。
なお、上記参照符号はあくまでも参考であり、これによって特許請求の範囲が制限されるものではない。
本発明によれば、画像読取部への入射光の強度を検出し、検出強度が所定値より小さい場合に画像読取部の画像の読取時間を順次に増大させることにより、外乱光が強い環境下でも、即座に画像検出をすることが可能となる。また、外乱光の強度に応じて読取時間が制御されて、感度調節が行われるため、所望のレベルで読取信号を取得でき、よって、画像を確実に読み取れる。
図1は本発明の一実施例のブロック構成図、図2は本発明の一実施例の斜視図を示す。
本実施例では、読取対象の画像を読み取る画像読取部と、画像読取部から読取対象の画像を順次取り込み、読取対象の画像を取得する画像処理部とを有する画像読取装置としてスイープ型指紋読取装置を例に説明を行う。
本実施例のスイープ型指紋読取装置100は、プリント配線板111上にLED112、導光ブロック113、イメージガイド114、ラインイメージセンサ115、アナログ−ディジタル変換回路116、処理装置117、メモリ118、コネクタ119を搭載し、モールド樹脂120によりモールドした構成とされている。
LED112は、処理装置117からの駆動信号により駆動されて、発光する。LED112から出射した光は、導光ブロック113に入射する。導光ブロック113は、例えば、透明、半透明樹脂材から構成されており、LED112から出射した光を読取面Sまでガイドして、読取面Sから矢印Z1方向に出射する。
読取面Sには、読取対象となる指が接触し、例えば、矢印X1方向にスイープされる。導光ブロック113から出射した光は、指に入射し、指内部で乱反射し、イメージガイド114に入射する、イメージガイド114は、例えば、光ファイバを束にして、固着し、その両端面が互いに平行となり、かつ、光ファイバの延在方向に対して所定の角度に傾斜して切断したものであり、長手方向が矢印Y1、Y2方向に延在するように配置されている。イメージガイド114は、指と密着した部分、すなわち、指紋の凸部からの光は入射し、他端面にガイドされ、指と離間した部分、すなわち、指紋の凹部からの光は反射し、他端面には到達しない。これによって、イメージガイド114の他端には、指紋に応じた明暗が発生する。イメージガイド114の他端面には、ラインイメージセンサ115が配置されている。
ラインイメージセンサ115は、イメージガイド114の他端に現れる光学的なイメージを電気信号に変換するセンサである。ラインイメージセンサ115は、フォトダイオードあるいはフォトトランジスタを矢印Y1、Y2方向に1又は複数列にわたって配列したものであり、ライン毎に光学的イメージを画像信号に変換する構成とされている。このとき、ラインイメージセンサ115は、処理装置117から供給されるタイミング制御信号によって読取期間、すなわち、電荷の蓄積期間、転送期間などの各種タイミングが制御されている。
ラインイメージセンサ115で読み取られた画像信号は、アナログ−ディジタル変換回路116に供給される。アナログ−ディジタル変換回路116は、ラインイメージセンサ115の各画素の画像信号をディジタルデータに変換する。アナログ−ディジタル変換回路116で変換されたディジタルデータは、処理装置117に供給される。
処理装置117は、ASIC、マイコンなどから構成されており、指紋読取動作時には、アナログ−ディジタル変換回路116から供給されたディジタルデータから指紋画像を組み立てる処理を行い、ポインティング動作時には指紋画像の移動に基づいてポインタなどを移動させるためのデータを作成する処理を行う。指紋読取動作は、読取面Sを操作される指の指紋をライン毎に読み取り、指紋の画像を組み立てる処理を実行する。また、ポインティング動作時には読み取った指紋画像の移動量、及び、方向を検出し、ポインタを移動させるためのデータを生成し、コネクタ119を介してホストコンピュータに送信する処理を実行する。このとき、処理装置117は、ラインイメージセンサ115で検出された信号に基づいて入射外乱光の強度を検出し、検出された入射外乱光の強度に基づいてラインイメージセンサ115の読取期間、すなわち、電荷の蓄積時間を制御する。
また、処理装置117は、LED112の発光タイミングを制御する。例えば、指の移動速度が所定速度より遅いときに読取間隔が大きくなるようにラインイメージセンサ115を制御する。また、処理装置117は、指の移動速度が所定速度より遅いときに処理装置117自体及びLED112、並びに、ラインイメージセンサ115などの各部が間欠的に動作するように制御する。また、メモリ118は、SRAMなどから構成されており、処理装置117の作業用記憶領域として用いられる。
次に、処理装置117での指紋画像読取動作時の処理について説明する。
図3は処理装置117の指紋画像読取動作時の処理フローチャートを示す。
処理装置117による指紋画像読取動作は、図3、ステップS1−1の指検出処理、ステップS1−2の感度調節処理、ステップS1−3の画像取得処理から構成される。
ステップS1−1の指検出処理は、読取対象である指が、読取面Sが存在するか否かを判定するための処理ステップである。
ステップS1−2の感度調節処理は、ラインイメージセンサ115の蓄積時間(読取時間)を制御し、指紋画像を鮮明に取得するために適正な感度に調節するための処理ステップである。ステップS1−3の画像取得処理は、指紋画像を取得するための処理ステップである。
次に、各ステップの処理について説明する。
まず、ステップS1−1の指検出処理について説明する。
図4は処理装置117の指検出処理の処理フローチャートを示す。
まず、指検出処理において、処理装置117は、ステップS2−1で感度調節パラメータを設定する。感度調節パラメータは、ラインイメージセンサ115の読取時間(蓄積時間)、あるいは、ラインイメージセンサ115の出力画像信号を増幅する増幅回路の増幅率などであり、予め登録された値である。なお、このとき、読取時間は最小時間T2に設定される。最小時間T2は、例えば、ラインイメージセンサ115により画像読取可能な最小の蓄積時間である。読取時間を最小時間T2に設定しておくことにより、太陽光が強烈に照射される環境下でも指検出を確実に行うことができる。
次に処理装置117は、ステップS2−2で指検出パラメータを設定する。指検出パラメータは、例えば、ラインイメージセンサ115の出力画像信号を増幅する増幅回路の増幅率などであり、指検出用に予め設定された値である。
処理装置117は、ステップS2−3で指検出を開始する。処理装置117は、ステップS2−4でLED112の発光パワーを一定に制御する。
次に、処理装置117は、ステップS2−5で感度調節を行う。ステップS2−5で行われる感度調節は、例えば、ラインイメージセンサ115から供給される1ラインを構成する複数画素の画素信号のうち最大信号値Vmaxを抽出し、抽出した最大信号値Vmaxが所定値に達していなければ、ラインイメージセンサ115の読取時間を所定時間ステップずつ長くすることにより、感度調整を行う処理を実行する。
処理装置117は、感度調節後、ステップS2−6で指検出を行う。ステップS2−6の指検出は、例えば、ラインイメージセンサ115から供給される1ライン分の画素信号の最大信号値Vmaxが所定値より大きければ、指が読取面Sに存在すると判定し、検出した最大信号値Vmaxが所定値より小さければ、指が読取面Sに存在しないと判定する。なお、本実施例では、判定の値として1ラインを構成する複数画素の画素信号のうち最大信号値Vmaxを抽出するようにしたが、平均値、あるいは、最大値と最小値を除いた画素信号の平均値を抽出するようにしてもよい。
処理装置117は、ステップS2−7で指が存在すると判断されると、ステップS1−2の感度調節処理に移行する。また、処理装置117は、ステップS2−7で指が存在しないと判断されると、ステップS2−4に戻って処理を指の検出を継続する。
なお、指検出処理は低消費電力化を実現するために数十ms間隔で動作し、LED112も間欠的に駆動するようにする。
LED112は数十ms間隔で、100μ程度点灯させる。このため、LED112はほとんどの時間消灯状態となる。LED112が消灯状態の間に下記に説明するステップS1−2の感度調節処理を行う。
次に、ステップS1−2の感度調節処理について説明する。
図5は処理装置117の感度調節処理の処理フローチャートを示す。
処理装置117は、ステップS3−1で感度調節パラメータを設定する。感度調節パラメータは、例えば、ラインイメージセンサ115の蓄積時間、ラインイメージセンサ115の出力画像信号を増幅する増幅回路の増幅率である。このとき、蓄積時間は中間時間T1(>最小時間T2)に設定される。
これは、感度が高い状態で太陽光が照射されると飽和状態もしくは誤動作してしまうためである。
処理装置117は、ステップS3−2、S3−3でLED112の照度を自動制御するためのLED自動照度制御パラメータ、その他感度調節を行うための各種パラメータを設定する。LED自動照度制御パラメータは、例えば、LED112を制御する閉ループなどの利得などである。他のパラメータは、例えば、ラインイメージセンサ115で読み取られた画像信号の増幅率、ラインイメージセンサ115に蓄積された画像信号を処理装置117に転送する転送時間などである。
処理装置117は、ステップS3−4でラインイメージセンサ115にタイミング信号を供給し、ラインイメージセンサ115に画像読取を開始させる。
処理装置117は、ステップS3−5で、ラインイメージセンサ115で読み取られた画像信号に基づいてLED自動照度制御を行う。
LED自動照度制御は、例えば、読み取られたラインの画像信号の平均値が所定値となるようにLED112の照度を制御する処理である。
処理装置117は、ステップS3−6で感度調節を行う。感度調節では、ラインイメージセンサ115の読取時間を読み取られたラインの画像信号の平均値が所定値となるように調節する処理が行われる。処理装置117は、ステップS3−7で設定されたLED照度、感度でラインイメージセンサ115から画像信号を取得する。
処理装置117は、ステップS3−8でラインイメージセンサ115から画像を取得した回数が規定ライン数に達したか否かを判定する。
処理装置117は、ステップS3−8でラインイメージセンサ115から画像を取得した回数が規定ライン数に達していなければ、ステップS3−10で取得したラインの画像信号を破棄して、ステップS3−5に戻って次のラインの画像信号を取得する。
処理装置117は、ステップS3−8でラインイメージセンサ115から画像を取得した回数が規定ライン数に達した場合には、ステップS3−9で最後に取得したラインの画像信号のうち最大の画像信号を抽出する。
次に処理装置117は、ステップS3−11で、抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vsh1より小さいか否かを判定する。処理装置117は、ステップS3−11で抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vsh1より大きい場合には、ステップS3−12で蓄積時間を最小時間T2(<T1<T0)に設定するとともに、ステップS3−13でLED自動照度制御量を最小制御量LED2(<LED1<LED0)に設定する。
また、処理装置117は、ステップS3−11で抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vsh1より小さい場合には、ステップS3−13で抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vsh2(<Vsh1)より小さいか否かを判定する。処理装置117は、ステップS3−13で抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vsh2(<Vsh1)より大きい場合、すなわち、〔Vth2<Vmax<Vth1〕の場合には、ステップS3−15で蓄積時間を中間時間T1(>T2)に設定するとともに、ステップS3−16でLED自動照度制御量を中間制御量LED1(>LED2)に設定する。
処理装置117は、ステップS3−14で抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vsh2(<Vsh1)より小さい場合、すなわち、〔Vmax<Vth2<Vth1〕の場合には、ステップS3−17で蓄積時間を最大時間T0(>T1>T2)に設定するとともに、ステップS3−18でLED自動照度制御量を最大制御量LED0(>LED1>LED2)に設定する。
上記処理によって、ラインイメージセンサ15から出力される画素信号から抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vth1より大きいときにはラインイメージセンサ115の読取時間(蓄積時間)が最小時間T2に設定される。また、ラインイメージセンサ115から出力される画素信号から抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vth1と閾値Vth2との間にあるときはラインイメージセンサ115の読取時間(蓄積時間)が中間時間T1に設定される。さらに、ラインイメージセンサ115から出力される画素信号から抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vth2より小さいときにはラインイメージセンサ15の読取時間(蓄積時間)が最大時間T0に設定される。
以上により、ラインイメージセンサ115は外乱光が少ない場合には順次に読取時間が長くなり、感度が増大し、これによって、最適な感度で指紋画像を読み取ることが可能となる。
なお、このとき、読取時間(蓄積時間)にラインイメージセンサ115に読み取られた画像信号を処理装置117に供給する転送時間は、一定時間とされる。すなわち、本実施例では、ラインイメージセンサ115の転送時間は一定のまま、読取時間が可変されるように制御される。
なお、本実施例では、感度調節に1ラインを構成する複数画素の画素信号のうち最大信号値Vmaxを抽出し、用いているが、平均値、あるいは、最大値と最小値を除いた画素信号の平均値を抽出するようにしてもよい。
また、LED112の点灯時に出力される画像信号について、LED112の点灯によって加算される分が少ない場合、感度がまだ低いことになるため、間欠動作中のLED112の点灯時においてのデータについても同様の判定を行い、所望の値でなければ、再度感度調節を行うようにしてもよい。
上記感度調節処理により感度が設定されると、次に、ステップS1−3の画像読取処理が実行される。
図6は処理装置117の画像読取処理の処理フローチャートを示す。
処理装置117はステップS4−1で画像取得を開始すると、ステップS4−2でLED自動照度制御処理を実行する。LED自動照度制御処理は、LED112の照度がステップS1−2で設定された制御量となるようにLED112の発光を制御する処理である。
処理装置117は、ステップS4−3でラインイメージセンサ115から画像信号を取得する。処理装置117はステップS4−4で所定ライン数分、画像信号が取得されるまで、ステップS4−2〜S4−5の処理を継続する。
以上のようにラインイメージセンサ115の読取時間を制御することにより、太陽光などの外乱光が強く、LED112の照度制御がきかない場合であっても感度を最適化することができる。
図7は本発明の一実施例の動作説明図を示す。図7(A)は読取タイミング、図7(B)は転送タイミングを示す。
時刻t0で感度調節処理が開始されると、まず、ラインイメージセンサ115の読取時間は最小時間T2に設定され、画像の読み取りが行われる。なお、ここで、ラインイメージセンサ115から出力される画素信号から抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vth2、及び、閾値Vth1のいずれよりも小さいとする。
読取時間T2で読み取られた信号は次の時刻t1〜t2の転送時間T10で処理装置117に転送される。なお、転送時間T10は、十分に設定されており、時刻t2より前に転送は完了する。転送完了後、処理装置117はラインイメージセンサ115から供給された信号の最大信号値Vmaxを抽出する。このとき、処理装置117は、最大信号値Vmaxが閾値、Vth1、Vth2より小さいので、ラインイメージセンサ115の読取時間を中間時間T1に設定する。
時刻t3で転送時間T10が終了すると、ラインイメージセンサ115は、最小時間T2より大きい、時刻t3〜t4の中間時間T1を読取時間に設定する。ラインイメージセンサ115は中間時間t1の間読み取りを行う。ラインイメージセンサ115は時刻t4で中間時間T1が終了すると、時刻t4〜t5の転送時間T10で読み取った信号を処理装置117に転送する。
時刻t5より前に転送は完了し、転送完了後、処理装置117はラインイメージセンサ115から供給された信号の最大信号値Vmaxを抽出する。このとき、処理装置117は、最大信号値Vmaxが閾値Vth1、Vth2より小さいので、ラインイメージセンサ115の読取時間を最大時間T0に設定する。
なお、ラインイメージセンサ115から出力される画素信号から抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vth2と閾値Vth1との間にあれば、ラインイメージセンサ115の読取時間は中間時間T1に設定され、ラインイメージセンサ115から出力される画素信号から抽出された最大信号値Vmaxが閾値Vth1より大きければ、ラインイメージセンサ115の読取時間は最小時間T0に設定される。
以上によりラインイメージセンサ115の読取時間の制御による感度調節が完了する。ラインイメージセンサ115の読取時間の制御による感度調節が完了後、ステップS1−3の画像読取処理が実行される。
また、上記ステップS1−2の感度調節処理は、ステップS1−3の画像取得処理中のステップS4−3においても同様に行われる。
本実施例によれば、ラインイメージセンサ115の読取時間、すなわち、電荷の蓄積時間をリアルタイムで調節することにより、適当な照度が得られ、強い太陽光が入射するような環境下で使用した場合でも誤動作なく鮮明な指紋画像を取得できる効果が得られる。このため、特に、携帯電話に搭載した場合、非常の大きなメリットが予測される。
また、通常の画像取得またはポインティング機能時も指検出処理は継続して行われ、一定間隔でLEDが消灯される区間があり、そこで、感度調節を行ようにしてもよい。これにより、動作時に周囲環境の変化に対応することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形例が考えられることは言うまでもない。
本発明の一実施例のブロック構成図である。 本発明の一実施例の斜視図である。 処理装置117の指紋画像読取動作時の処理フローチャートである。 処理装置117の指検出処理の処理フローチャートである。 処理装置117の感度調節処理の処理フローチャートである。 処理装置117の画像読取処理の処理フローチャートである。 本発明の一実施例の動作説明図である。
符号の説明
100 スイープ型指紋読取装置
111 プリント配線板、112 LED、113 導光ブロック
114 イメージガイド、115 ラインイメージセンサ
116 アナログ−ディジタル変換回路、117 処理装置、118 メモリ
119 コネクタ、120 モールド樹脂

Claims (4)

  1. 一面が読取面とされ、該読取面に指が接触した部分で、該読取面から光を他面にガイドし、該読取面に該指が接触しない部分で該読取面からの光を該読取面で反射させるイメージガイドと、前記イメージガイドに入射した光をライン毎に読み取り、電気信号に変換するラインイメージセンサと含み、前記ラインイメージセンサにより前記読取面に前記指が接触したことを検出したときに前記指の指紋の読取を開始する指紋読取装置であって、
    前記指が前記読取面に接触しているか否かを検出する指検出処理時に、前記ラインイメージセンサの読取時間を最小値に設定し、光源から導光ブロックを通して前記読取面から一定のパワーの光を出射し、前記ラインイメージセンサにより変換される電気信号の最大値が所定値に達するまで前記ラインイメージセンサの前記読取時間を増加させた後に、前記指検出処理を実行する読取制御部を含む指紋読取装置。
  2. 前記読取制御部は、前記検出強度が所定の強度に達するまで、前記読取時間を所定時間ずつ増大させる請求項1記載の指紋読取装置。
  3. 前記読取制御部は、前記画像読取部で前記読取時間に読み取った画像を前記読取時間終了後に設けられた転送時間に前記画像読取部から出力させており、
    前記転送時間は、一定である請求項1記載の指紋読取装置。
  4. 一面が読取面とされ、該読取面に指が接触した部分で、該読取面から光を他面にガイドし、該読取面に該指が接触しない部分で該読取面からの光を該読取面で反射させるイメージガイドに入射した光をライン毎に読み取り、電気信号に変換するラインイメージセンサにより前記読取面に前記指が接触したことを検出したときに前記指の指紋の読取を開始する指紋読取方法であって、
    前記指が前記読取面に接触しているか否かを検出する指検出処理時に、前記ラインイメージセンサの読取時間を最小値に設定し、
    光源から導光ブロックを通して前記読取面から一定のパワーの光を出射し、
    前記ラインイメージセンサにより変換される電気信号の最大値が所定値に達するまで前記ラインイメージセンサの前記読取時間を増加させた後に、前記指検出処理を実行する指紋読取方法。
JP2007035411A 2007-02-15 2007-02-15 指紋読取装置、及び、指紋読取方法 Expired - Fee Related JP4329826B2 (ja)

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