JP4329377B2 - 軸力計付きナットランナー - Google Patents

軸力計付きナットランナー Download PDF

Info

Publication number
JP4329377B2
JP4329377B2 JP2003090951A JP2003090951A JP4329377B2 JP 4329377 B2 JP4329377 B2 JP 4329377B2 JP 2003090951 A JP2003090951 A JP 2003090951A JP 2003090951 A JP2003090951 A JP 2003090951A JP 4329377 B2 JP4329377 B2 JP 4329377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
axial force
probe
bolt
nut runner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003090951A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004291217A (ja
Inventor
徳哲 金原
徳明 金原
博明 矢野
穰 田中
Original Assignee
センサ・システム株式会社
徳哲 金原
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by センサ・システム株式会社, 徳哲 金原 filed Critical センサ・システム株式会社
Priority to JP2003090951A priority Critical patent/JP4329377B2/ja
Publication of JP2004291217A publication Critical patent/JP2004291217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4329377B2 publication Critical patent/JP4329377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸力計付きナットランナーに係わり、更に詳しくは軸力計付きナットランナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ソケットに回転力を伝達するシャフトにトルク計を組み込んで、ボルトの締付力を確認できる構造のナットランナーが提供されている。しかし、トルク計で計測されるトルク値は、ボルト締付時のボルトと被締付部材との間の摩擦力等によってその値は大きく変動し、しかも被締付部材の締付力、即ちボルトの軸力を直接表すものではないのである。
【0003】
そこで、特許文献1には、締結ボルトの軸力を計測できるボルト締結機が開示されている。つまり、ナットランナー制御装置を備えたナットランナーのツ−ルユニットには、回転伝達用のシャフト部が設けられ、このシャフト部には、締結ボルトの頭部に適合する係合穴を形成したソケットが取付けられている。この係合穴の奥側には、圧電素子を備えた測定センサーが組込まれ、この圧電素子が外部の超音波送受信装置及び測定系ユニットにそれぞれ電気的に接続される。この圧電素子は、縦波及び横波の両超音波を同時発信するもので、締結ボルトの頭部からネジ部に至る往復の伝播時間を測定分析することによって精密なボルトの軸力が計測できる。
【0004】
しかし、特許文献1に記載のボルト締結機は、シャフト部と同軸で一体回転するソケットの軸芯部に設けた圧電素子をボルトの頭部に直接接触又はグリセリン系の粘性流動体を介して間接接触させ、圧電素子の縦波、横波発生用の圧電ドメインで発生した振動をボルトに伝達し、その反射波を同じく圧電素子で受信する構造であるので、従来のボルトの外部から超音波を導入する原理の軸力計と同様に、ボルト頭部の研磨や粘性流動体を介在させる等の前処理に手間と時間がかかるといった問題を残しているとともに、圧電素子からなるセンサがソケットと共に常時回転し、また振動を受けるので、センサの耐久性に問題があり、更にセンサと制御装置との間のケーブルがシャフト部に設けられたスリップリングを介して接続されているので、スリップリングの耐久性の問題やスリップリング自体がノイズの発生源となるといった問題を有している。
【0005】
尚、本出願人のセンサ・システム株式会社は、既に特許文献2,3に示すようなボルトの軸力を直接測定可能なボルト締付力検査装置を提供している。つまり、特許文献2には、軸心に貫通孔を有し、該貫通孔の半径方向外周において、軸方向に互いに相反する磁極を有する環状磁石と励振コイルとを同軸状に配設して構成される振動生成体と、前記振動生成体にボルト頭部が当接したとき前記貫通孔を通して突出してボルト頭部に一端を当接する振動伝達棒と、該振動伝達棒の他端に接続した振動検出器とを有する振動検出体と、を備えるとともに、前記励振コイルに段階的に周波数の変動するパルス電流を供給する励振回路と、前記振動検出器において前記振動伝達棒の縦振動を検出して出力される発振信号をデジタル信号に変換するA−D変換器と、該A−D変換器の出力信号に基づき共振周波数を算出する演算部とからなる制御装置を備えたボルト締付力検査装置を提供している。このボルト締付力検査装置は、電磁的にボルトに直接振動を発生させるので、従来の超音波を外部から導入する方式のものに比べて、前処理が不要、取扱いが簡単といった利点がある。また、振動生成体と振動検出体が分離しているので、振動ノイズに対しても強いといった特長がある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−141241
【特許文献2】
特許第3172722号
【特許文献3】
WO 02/095346 A1
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、締付けたボルトの軸力を瞬時に測定することができ、あるいは軸力の良否を瞬時に検査することができ、またボルトに前処理を施す必要がなく、取扱いが容易であり、更に耐久性にも優れた軸力計付きナットランナーを提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、ベース体に対して可動体を直線駆動可能に連結し、該可動体に設けた保持枠に、サーボモータと減速機を少なくとも備えたトルク発生体を取付けるとともに、一端部にボルト頭部と係合する係合穴を設け且つ他端部を開放した円筒状のソケット体を、前記トルク発生体の駆動軸と軸芯をずらせて回転可能に取付け、前記駆動軸とソケット体を回転伝達機構にて連結してなり、そしてボルト頭部を電磁力により縦振動させる振動生成体及びこの縦振動を検出して信号に変換し出力する振動検出体を有するプローブを、少なくとも該振動検出体が前記ソケット体の内部に位置するように配置するとともに、該プローブを前記可動体に対して直線駆動可能な可動部材に取付け、前記ソケット体の係合穴に係合したボルト頭部に前記プローブを接触させてその軸力を測定することを特徴とする軸力計付きナットランナーを構成した。
【0009】
ここで、前記回転伝達機構が、前記駆動軸に固定した第1歯車と、前記ソケット体の外周に設けた第2歯車との噛合によるものであること、また前記ソケット体の内部に、前記プローブを非接触状態で配置してなること、また前記ソケット体の一端部に、中心に前記係合穴を有する円板を着脱可能に取付けてなること、更に前記トルク発生体には、前記減速機と駆動軸の間にトルクセンサを配置してなることが好ましい。
【0010】
そして、前記振動生成体は、軸心に振動伝達棒が挿通し得る貫通孔を有し、この貫通孔の半径方向外周において、軸方向に互いに相反する磁極を有するように着磁した環状磁石を単又は複数軸方向に配置し、環状磁石の外周側又は内周側に励振コイルを同軸状に配置したものであり、前記振動検出体は、円筒状のスリーブ内に振動検出器を軸方向へスライド可能に配し且つ先端方向へ弾性付勢するとともに、該振動検出器に前記振動伝達棒が振動を伝達できるように連結されたものであり、円筒状のケーシング内に少なくとも前記スリーブの両端部を振動を吸収する防振材を介して密着保持するとともに、先端に前記振動検出体を取付けてその貫通孔から前記振動伝達棒の先端を露出させたプローブを用いてなるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明する。図1〜図9は、本発明に係る軸力計付きナットランナーを示し、図10〜図12はボルト軸力計を示し、図中符号1はベース体、2は可動体、3は保持枠、4はトルク発生体、5はサーボモータ、6は減速機、7は駆動軸、8はソケット体、9は回転伝達機構、10は係合穴、11は可動部材、100はプローブ、101は振動生成体、102は振動検出体、103は制御装置、104は振動伝達棒をそれぞれ示している。
【0012】
本発明に係る軸力計付きナットランナーは、ベース体1に対して可動体2を直線駆動可能に連結し、該可動体2に設けた保持枠3に、サーボモータ5と減速機6を少なくとも備えたトルク発生体4を取付けるとともに、一端部にボルト頭部と係合する係合穴10を設け且つ他端部を開放した円筒状のソケット体8を、前記トルク発生体4の駆動軸7と軸芯をずらせて回転可能に取付け、前記駆動軸7とソケット体8を回転伝達機構9にて連結してなり、そしてボルト頭部を電磁力により縦振動させる振動生成体101及びこの縦振動を検出して信号に変換し出力する振動検出体102を有するプローブ100を、少なくとも該振動検出体102が前記ソケット体8の内部に位置するように配置するとともに、該プローブ100を前記可動体2に対して直線駆動可能な可動部材11に取付け、前記ソケット体8の係合穴10に係合したボルト頭部に前記プローブ100を接触させてその軸力を測定するようにしたものである。ここで、前記駆動軸7とソケット体8の軸芯をずらせるとは、平行に変位させることは勿論、直角に変位させたり、任意の角度だけ変位させることも含む概念である。
【0013】
更に詳しくは、前記ベース体1は、板状又はチャンネル状の長尺部材であり、図7に示すように固定部Cやロボットアーム等の可動部(図示せず)に取付けるものである。そして、前記ベース体1には、その長手方向に沿ってガイドレール12を設けてあり、前記可動体2に取付けたライナー13が前記ガイドレール12に案内されて直線移動できるように連結されている。また、前記ベース体1の一端部(図面では上端部)には前記ガイドレール12と略直角に固定板14を取付け、該固定板14にエアシリンダー15を取付け、該エアシリンダー15のピストン16と前記可動体2の端部とを連結具17にて連結している。従って、前記エアシリンダー15に加圧空気を供給することにより、前記ベース体1に対して前記可動体2を直線駆動可能としている。尚、前記エアシリンダー15に代えて、油圧シリンダーは勿論、ラックとピニオン、スプロケットとチェーン、プーリとタイミングベルト等の他の直線駆動手段を用いることが可能である。
【0014】
そして、図1及び図4に示すように、前記可動体2の端部(図面では下端部)に設けた保持枠3に、前記トルク発生体4を取付けるとともに、前記ソケット体8を回転可能に取付けている。前記保持枠3は、前記可動体2の端部に上下に間隔を設けて上板18と下板19と中間板20を取付けるとともに、両上板18と下板19の端部間を連結板21で連結したものであり、更に両側にカバー板22,22を取付けて周囲を完全に塞いでボックス状としたものである。そして、前記トルク発生体4の本体を前記保持枠3の上板18に固定するとともに、該保持枠3の内部には衝撃緩衝体23を介して前記駆動軸7が延び、該駆動軸7は前記下板19と中間板20とに軸受24,24にて回動可能に支持されている。また、前記ソッケト体8は、前記駆動軸7と平行に同様に前記下板19と中間板20とに軸受25,25にて回動可能に支持されている。また、前記ソッケト体8の中心軸を延長した前記上板18には前記プローブ100が通過可能な開口26を形成している。
【0015】
更に、前記プローブ100を、少なくとも該振動検出体102が前記ソケット体8の内部に位置するように非接触状態で配置するとともに、該プローブ100を前記可動体2に対して直線駆動可能な可動部材11に取付けている。それには、前記可動体2に直線状のガイドレール27を取付け、前記可動部材11に取付けたランナー28を前記ガイドレール27に沿って直線移動可能に連結し、更に前記可動体2の上部に取付けたエアシリンダー29のピストン30を緩衝連結具31にて前記可動部材11の状端部と連係させている。尚、前記同様に、エアシリンダー29は他の直線駆動手段で置き換え可能である。
【0016】
ここで、前記緩衝連結具31は、図1、図3及び図4に示すように、軸体32の上下端部にフランジ部33,33を突設し、前記可動部材11の上端に取付けた支持板34の孔を前記フランジ部33,33間の軸体32に上下移動可能に外装するとともに、該支持板34と上方のフランジ部33間で軸体32に圧縮コイルばね35を介装している。そして、前記可動部材11の下端部は、前記開口26を通して保持枠3の内部に至り、その下端に設けた装着部36に前記プローブ100の上部を保持している。この場合、前記エアシリンダー29を駆動しても、前記圧縮コイルばね35の弾性力で上限が規制された押圧力で前記プローブ100を下方へ駆動してボルト頭部Bに接触させるようになっている。尚、前記プローブ100の上端に接続されたケーブル128は、前記上板18の開口26を通して支持枠3から引き出されている。
【0017】
次に、前記回転伝達機構9は、図4及び図6に示すように、前記駆動軸7に固定した第1歯車37と、前記ソケット体8の外周に設けた第2歯車38との噛合によるものである。本実施形態では、前記第2歯車38は、複数のローラピン39,…をソケット体8の外周に形成した環状溝内に軸方向に平行で且つ等間隔に取付けたものであり、前記第1歯車37は前記ローラピン39を受入れる凹部を全周に形成したものである。尚、前記回転伝達機構9としては、通常の平歯車や、傘歯歯車、スプロケットとチェーン等の回転伝達手段を採用することができる。
【0018】
また、前記ソケット体8の一端部に、中心に前記係合穴10を有する円板40を着脱可能に取付けている。こうすることによって、異なる大きさのボルトBでも、それに対応する係合穴10を有する円板40を取り替えることで済むのである。
【0019】
また、前記トルク発生体4の本体部には、前記減速機6と駆動軸7の間にトルクセンサ41を配置すれば、前記プローブ100によるボルトBの軸力の測定と同時に締付トルクを測定することができ、ボルトBの締付状態をより信頼性を高めてモニターすることができる。
【0020】
図7〜図9は、本発明に係る軸力計付きナットランナーを用いて、被締付部材AにボルトBを締付け、その軸力を測定する手順を示したものである。先ず、図7のボルト頭部Bとソケット体8が離れた状態から、前記エアシリンダー15を駆動して前記可動体2を下降させ、前記ソケット体8の係合穴10にボルト頭部Bを受入れる。この状態では、前記プローブ100の振動伝達棒104はボルト頭部Bに接触していない。それから、前記サーボモータ5を回転させて駆動軸7を回転させ、回転伝達機構9を介して前記ソケット体8を回転させて前記ボルトBを被締付部材Aに締付ける。この場合、前記プローブ100は静止したままである。それから、前記エアシリンダー29を駆動して前記可動部材11を降下させ、前記プローブ100の振動伝達棒104をボルト頭部Bに圧接するとともに、プローブ100の先端をボルト頭部Bに圧接する。前記プローブ100の先端部には、振動生成体101が内蔵されており、制御装置103から振動生成体101に供給された励磁パルスによってボルトBに振動を発生させ、その振動を振動伝達棒104を介してプローブ100に内蔵した振動検出体102で振動を検出し、その検出信号を制御装置103で処理して共振振動数を算出し、ボルトの軸力と対応づけるのである。
【0021】
次に、図10〜図17に基づいて、本実施形態に用いたプローブ100と制御装置103とからなるボルト軸力計を更に詳細に説明する。前記プローブ100は、図10に示すように、ボルト頭部Bを電磁力により縦振動させる振動生成体101と、この縦振動を検出して信号に変換し出力する振動検出体102と、制御装置103とを備えて構成される。
【0022】
更に詳しくは、前記振動生成体101は、軸心に振動伝達棒104が挿通し得る貫通孔105を有し、この貫通孔105の径方向外周において、軸方向に互いに相反する磁極を有するように着磁した環状磁石106を単又は複数軸方向に配置するとともに、環状磁石106の外周に励振コイル107を同軸状に配置して構成されている。図示した例では、環状磁石106を下面にS極、上面にN極を着磁し、この二つの環状磁石106,106を軸方向に接触させて配置したが、磁力が不足する場合には更に多数の環状磁石106を軸方向に配置する。尚、環状磁石106の磁極は、S極とN極を逆にしても良いが、全ての環状磁石106の磁極の磁化方向は同じ向きに設定する必要がある。前述の環状磁石106と励振コイル107は、キャップ状のカバー108に固定材109によって封入されており、カバー108の下面には前記振動伝達棒104が突出する孔110が形成されている。
【0023】
また、前記振動検出体102は、円筒状のスリーブ111内にアコースティック・エミッションセンサ(AEセンサ)などの振動検出器112を抵抗無く軸方向へスライド可能に配するとともに、該振動検出器112に前記振動伝達棒104が振動を伝達できるように連結され、該スリーブ111の上端と下端には該スリーブ111の外径よりも直径が大きなリング状のフランジ113,114が固定され、上部のフランジ113と振動検出器112との間には、コイルばね115を介装して前記振動伝達棒104が突出する方向に弾性付勢したものである。ここで、下部のフランジ114の孔116には、前記振動伝達棒104が貫通し、図10に示した不使用状態では、フランジ114に前記振動検出器112の下端又は振動伝達棒104の基部の連結部が当止するようになっている。また、上部のフランジ113の孔117からは前記振動検出器112の図示しないリード線が引き出される。
【0024】
ここで、前記振動伝達棒104としては、内部に渦電流が発生し外部磁界と作用して振動しないように、非磁性且つ電気絶縁性の無機質固体が好ましく、無機質固体の中でも電磁場に対する絶縁性と硬質性の両方を兼ね備える点からは、非磁性且つ電気絶縁性のセラミックスが好ましく、特に高純度のアルミナを用いたファインセラミックスがより好ましい。セラミックスに代表される無機質固体を用いると、振動伝達棒の弾性率がボルトBの弾性率より大きく且つその共振点が測定域より遥かに高くなるため、たとえ振動伝達棒が共振したとしてもこの共振振動がノイズとして測定結果に影響を与えないという利点がある。また、振動伝達棒104の横振動からくるノイズの発生を防ぐため、振動伝達棒104の直径は約3mm以上に設定されるのが好ましく、振動伝達棒104の先端部を丸く形成するのが好ましい。
【0025】
そして、前記振動検出体102は、プローブ100の外形を構成する円筒状のケーシング118内に振動を吸収する防振材を介して保持されている。つまり、前記スリーブ111の上下端部の外周に円筒状防振材119,120を装着した状態でケーシング118内に内挿し、上下から環状防振材121,122を前記フランジ113,114に接触させて内挿している。更に、ケーシング118の上端部内に押え部材123を内挿した状態でケーブル装着部材124をネジ止めし、押え部材123を介して環状防振材121をフランジ113に圧接している。一方、ケーシング118の下端部には、連結部材125の上部を内挿するとともに、連結部材125の外周に形成した環状の突縁126をケーシング118の下端縁に当接した状態で固着し、前記環状防振材122をフランジ114に圧接している。また、前記連結部材125の中心部には、前記振動伝達棒104が貫通する貫通孔127が設けられている。
【0026】
ここで、前記円筒状防振材119,120及び環状防振材121,122の材料には、防振ゲルや防振ゴムなどが好ましく使用されるが、特に本実施形態では防振ゲルを用いて良好な防振効果が得られている。この防振ゲルは、商品名「ゲルナック」(株式会社日本オートメーション提供製品)を採用した。このように振動伝達棒104以外の部材から伝わる振動は前記円筒状防振材119,120及び環状防振材121,122に吸収され、振動検出器112に伝達することが防止される。よって、ボルトBの縦振動を示す検出信号中にノイズが混入し難くなり、非常に感度の良い検出信号を得ることが可能となる。
【0027】
そして、前記連結部材125の下部に、前記振動生成体101を構成するカバー108の上端開口部を外嵌させた状態でネジ止めされ、同一外径に設定した前記ケーシング118とカバー108とは外形において連続する。ここで、プローブ100の外形は、直径2cm、長さ約12cmである。尚、前記励振コイル107に接続する図示しないリード線は、前記スリーブ111とケーシング118の間を通してケーブル装着部材124まで引き出される。
【0028】
ここで、前記環状磁石106と励振コイル107の配置は任意である。本実施形態の場合には、環状磁石106を半径方向内側に配置し、励振コイル107を半径方向外側に配置したが、このような配置はボルト頭部Bの外形が励振コイル107の外形に略等しいかそれよりも大きい場合に汎用的に適用される。特に、図12(a)に示すように、ボルト頭部Bの中央部に回転工具を嵌合する凹部B1を有する場合、頭部Bの外周部分B2に励振コイル107を接近させることができるので、ボルトBを効率良く振動させるのに適している。また、図12(b)に示すように、ボルト頭部Bの外形がプローブ100の外形よりもかなり小さい場合で頭部Bの上面が平面である場合には、励振コイル107を半径方向内側に配置し、環状磁石106を半径方向外側に配置して、励振コイル107を頭部Bの上面内に収まるようにすることが望ましい。
【0029】
次に、図13を参照しつつ、励振コイル107にパルス電流を供給するとともに、ボルトが固有振動数で振動したときの共振周波数を算出する制御装置103について詳説する。図13は、制御装置103の概略構成を示すブロック図である。図13において、符号112は振動検出器、104は振動伝達棒、106は環状磁石、107は励振コイルを示している。
【0030】
制御装置103は、励振コイル107へパルス電流を供給する励振回路130、振動検出器112の出力信号を増幅する増幅回路131、振動検出器112の出力信号をデジタル信号に変換するA−D変換器132、これらを制御するCPU133、RAM134、所定の手順に従い各種処理を実行するプログラムが格納されたROM135、ボルトや板材の物理特性、検量線などのデータが格納された書き換え可能なEEPROM136、検出結果などを表示する表示手段137、条件設定などを入力する入力手段138、コンピュータ139や携帯型情報機器(PDA)140などの外部機器との接続を介するインターフェース回路141、を有する。
【0031】
前記励振回路130においては、CPU133の制御に従って図14に示すような立上がり若しくは立下がりの鋭いパルス電圧を励振コイル107に印加しパルス電流が供給される。本実施例ではパルス電圧として矩形波が好適であるが、本発明ではこれに限らず他のパルス波でも構わない。このようなパルス電流の励振周波数は、CPU133の制御に従って、1Hz〜20Hzの範囲内の単位で段階的に変化させることができる。例えば、周波数を最大値50kHzから始めた場合、10Hz単位で段階的に所望の最小値まで減少させるのである。このように励振周波数を最大値から最小値まで段階的に変化させる1サイクルの時間を1周期と呼ぶ。このようなパルス電流を励振コイル107に供給すると、振動検出器112はボルトBの縦振動を検出して、図15に示すような波形を有する発振信号を出力する。
【0032】
また、図16のタイムチャートで例示すると、n回目またはn+1回目の測定周期において、CPU133は、励振回路130から出力される励振信号のタイミングを図16(a)の波形に従って信号出力時間τで制御し、また、振動検出器112の出力信号を取り込む信号入力タイミングを図16(b)の波形に従って、信号出力時間τの中の終端時間t1で制御している。つまり、時間τの間、一定の周波数のパルス電流でボルトが励振されるが、そのボルトの振動が安定するのを待って終端時間t1の間だけ振動検出器112の出力信号を取り込むのである。
【0033】
各回の測定周期において、図16(a)の波形に従って信号出力時間τの間に、図14に示したような一定周波数のパルス信号を励振コイル107に供給し、次の時間τの間、前回の周波数よりも10Hz減じた一定周波数のパルス信号を励振コイル107に供給し・・・ということを繰り返し実行し、段階的に励振周波数を下げていく。このように励振周波数は、図16(d)に示すように、最大値から最小値へ階段状に減少させられる。振動検出器112は各々の励振周波数に応じてボルトBの振動を検出して発振信号を出力し、この発振信号は、図16(b)に示す終端時間t1の間にA−D変換器によってデジタル信号に変換された後にCPUに取り込まれる。このような発振信号は、図17(a)に示すような波形を示し、励振周波数が共振周波数に一致する時点でピークを形成する。このように、信号出力時間τを設定して段階的に変化する励振周波数でパルス電流を励振コイル107に供給するから、当該信号出力時間τの間に、当該励振周波数に対応する発振信号を極めて正確に検出し識別することが可能である。
【0034】
また、各回の測定周期の終わりには、CPU133は、図16(c)の制御信号に従って信号処理時間t2の間、デジタル変換した発振信号(デジタル入力信号)を処理して共振周波数を算出する。具体的には、デジタル入力信号の値は、CPU133で処理されて、対応する励振周波数や周期とともに一時的に記憶テーブルに記憶される。次いで、ROM135に格納されたプログラムの中から共振周波数算出手段を呼び出し、前記記憶テーブルを参照し、図17(b)に示すように同図(a)の波形の包絡線波形143に示される波形データを得て、そのピーク値を見出しこのピーク値に対応する発振周波数を共振周波数とするのである。このような処理は、測定周期毎になされる。尚、測定周期の回数は1回でもよいし、複数回でもよい。複数回の測定周期から、共振周波数の平均値を算出しても構わない。
【0035】
次いで、ROM135に格納されたプログラムの中からボルト締付力評価手段を呼び出し、この手段を用いてEEPROM136に格納された検量線テーブルを参照し、共振周波数に相当するボルト軸力(ボルト締付力)を算出するのである。ボルト軸力が算出された後は、表示手段137にボルト軸力の値を表示させてもよいし、ボルト軸力の大きさに応じて表示ランプ(図示せず)に表示させたり、スピーカー(図示せず)からボルト軸力の大きさに応じたトーンの音を出力してもよい。
【0036】
また、振動検出器112は、必ずしも図17(a)に示すように明瞭なピークをもつ波形を出力するとは限らず、図17(c)に示すように複数のピークを有する波形を出力し、共振周波数に対応するピーク値を識別するのが困難な場合がある。かかる場合は、ピークをもつピーク波形の群(波形群)を選別し、図17(d)に示すように各波形群において波形合成処理を実行して合成波形144a,144bを生成し、合成波形144a,144bのピーク値の中から最大値を見出しこれに対応する発振周波数を共振周波数とするのが好ましい。尚、図17(d)の合成波形は、図17(c)の波形と比べて若干縮小表示されている。
【0037】
また、前記検量線テーブルとしては、「ボルトの種類」や「ボルトのサイズ」、締結した「板材の厚み」、「最大軸力」、「オフセット値」などを予め入力しテーブル化したものを使用しても良いし、多項式の係数を最小自乗法で算出し補間式を求めて利用しても良い。このような最小自乗法などを実行するには上記コンピュータ139を用いた方が簡便な場合がある。かかる場合は、多項式の係数などをコンピュータ139で算出した後に、そのデータを図13に示したインターフェース回路141を介してCPU133に転送し、EEPROM136などに記憶させるのが好ましい。
【0038】
また、ボルトの締付状態を点検するだけならば、ボルトの締付力の基準値(基準締付力)苦しくはこの基準締付力に対応する共振周波数(基準共振周波数)を登録し、この基準締付力若しくは基準共振周波数を中心とした上限値と下限値を設定しておき、測定した締付力若しくは共振周波数が上限値と下限値間にある場合は合格圏内にあるとし、外れた場合は不合格とすることもできる。
【0039】
また、前記インターフェース回路141に携帯型情報機器140を接続し、制御装置103で得られた検査結果のデータをインターネット142を介して図示しないセンターのメインコンピュータに送り、このメインコンピュータで検査結果の詳しい解析や履歴の保存等を行うようにし、解析結果等をインターネット142を介して制御装置103に送り返し、表示手段137に表示させることも可能である。この場合には、制御装置103で処理する情報量は格段に少なくなるので、CPU133の性能や各種メモリーの記憶容量を小さくでき、制御装置103をコンパクトなものにすることが可能である。また、制御装置103自体に通信機能を設けることも勿論可能である。更には、励振コイル107に電力を供給するためのバッテリーを除き、プローブ100と制御装置103とを無線で接続することも可能になる。あるいは、コンピュータ139と制御装置103とを無線LANやBluetooth技術で接続することも可能であり、この場合コンピュータ139はインターネット142に接続しておけば、センターのメインコンピュータでデータ処理することができる。
【0040】
前記プローブ100と制御装置103からなる軸力計は、個々のボルトBの締付力を正味の絶対値として測定することができるが、それには締付力が既知のボルトで絶対校正することが必要である。しかし、複数のボルトの締付力のバラツキを測定したり、正常に締付けられているボルトと他のボルトの締付力とを比較する場合には、絶対校正は不要である。例えば、正常に締付けられているボルトを測定した際に、得られた固有振動数の値を「100%」として換算するように設定すれば、他のボルトを測定した際にその固有振動数の値を「110%」や「90%」と表示させるような使用方法も可能である。
【0041】
本実施形態の軸力計は、軸方向に互いに相反する磁極を有する環状磁石と励振コイルとを半径方向内外に同軸状に配設して構成される振動生成体を備えることにより、外部磁界をボルト頭部に効率良く浸透させることができ、また前記励振コイルに立上がり若しくは立下がりの鋭いパルス電流を供給して、ボルト頭部において大きな誘導起電力を生起させることができるから、ボルトの共振レベルが向上し感度の高い共振周波数を得ることができ、よって正確なボルト軸力を算出することが可能となる。また、周波数を段階的に変化させたパルス電流を用いることにより、その周波数が変化する間の一定周波数の継続時間を制御して当該継続時間内にボルトの共振を検出すると共に正確な共振周波数を得ることができるから、正確なボルト軸力を算出してその測定精度を向上させることが可能となる。
【0042】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明の軸力計付きナットランナーは、ボルトを締付けることができ、しかも締付けたボルトの軸力を瞬時に測定することができ、あるいは軸力の良否を瞬時に検査することができる。また、従来のようにボルトに前処理を施す必要がなく、取扱いが容易である。更に、トルク発生体とソケット体とを軸をずらせて配置し、該ソケット体の内部にプローブを配置したので、ボルト締付時にもプローブが回転せず、よって耐久性にも優れている。
【0043】
請求項2によれば、回転伝達機構が、駆動軸に固定した第1歯車と、ソケット体の外周に設けた第2歯車との噛合によるものであるので、装置がコンパクトになり、またトルク発生体からソケット体へ確実にトルクを伝達することができる。
【0044】
請求項3によれば、ソケット体の内部に、プローブを非接触状態で配置してなるので、プローブに余計な振動や負荷を与えないので、耐久性が向上することは勿論、他の部分で発生した振動ノイズのプローブへの伝達を抑制できるので、高感度で精度よく軸力を測定することができる。
【0045】
請求項4によれば、ソケット体の一端部に、中心に係合穴を有する円板を着脱可能に取付けてなるので、ボルトの大きさが異なっても、それに対応した係合穴を有する円板に交換すればよいのである。また、長期間の使用によって係合穴が磨耗したときにもその交換が容易である。
【0046】
請求項5によれば、トルク発生体には、減速機と駆動軸の間にトルクセンサを配置してなるので、プローブと制御装置によるボルト軸力の測定と同時に、締付トルクを測定できるので、より信頼性の高い締付力の評価ができる。
【0047】
請求項6によれば、振動検出体をケーシングに対して防振材を介して保持しているので、振動伝達棒以外の部材から伝達する振動は防振材に吸収されるため振動検出器の出力信号にノイズが混入することが防止され、検出精度が向上するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軸力計付きナットランナーを一部断面で示した側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく可動体と可動部材の直線駆動機構を示す省略正面図である。
【図4】同じく要部の拡大断面図である。
【図5】同じく省略底面図である。
【図6】回転伝達機構を示す簡略平面図である。
【図7】本発明の使用例を示し、ボルトの締付前の状態を示す簡略側面図である。
【図8】同じくボルト締付後の状態を示す簡略側面図である。
【図9】同じくボルトの軸力を測定中の状態を示す要部拡大断面図である。
【図10】プローブの概略断面図である。
【図11】軸力測定状態のボルトとプローブの関係を示す概略断面図である。
【図12】ボルト頭部の形状とプローブの先端構造との関係を示し、(a)はボルト頭部の中央部に凹部を有する場合のプローブの先端構造を示す省略斜視図、(b)はボルト頭部が平面である場合のプローブの先端構造を示す省略斜視図である。
【図13】制御装置の一実施例を示す概略ブロック図である。
【図14】励振回路が出力するパルス電圧の一例を示す図である。
【図15】振動検出器が出力したボルトの振動波形を示す図である。
【図16】各種信号を示すタイムチャートである。
【図17】発振信号とその処理信号を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ベース体 2 可動体
3 保持枠 4 トルク発生体
5 サーボモータ 6 減速機
7 駆動軸 8 ソケット体
9 回転伝達機構 10 係合穴
11 可動部材 12 ガイドレール
13 ライナー 14 固定板
15 エアシリンダー 16 ピストン
17 連結具 18 上板
19 下板 20 中間板
21 連結板 22 カバー板
23 衝撃緩衝体 24 軸受
25 軸受 26 開口
27 ガイドレール 28 ランナー
29 エアシリンダー 30 ピストン
31 緩衝連結具 32 軸体
33 フランジ部 34 支持板
36 装着部 37 第1歯車
38 第2歯車 39 ローラピン
40 円板 41 トルクセンサ
100 プローブ 101 振動生成体
102 振動検出体 103 制御装置
104 振動伝達棒 105 貫通孔
106 環状磁石 107 励振コイル
108 カバー 109 固定材
110 孔 111 スリーブ
112 振動検出器 113,114 フランジ
116,117 孔 118 ケーシング
119,120 円筒状防振材
121,122 環状防振材
123 押え部材 124 ケーブル装着部材
125 連結部材 126 突縁
127 貫通孔 128 ケーブル
130 励振回路 131 増幅回路
132 A−D変換器 137 表示手段
138 入力手段 139 コンピュータ
140 携帯型情報機器 141 インターフェース回路
142 インターネット 143 包絡線波形
144a,144b 合成波形
A 被締付部材
B ボルト
C 固定部

Claims (6)

  1. ベース体に対して可動体を直線駆動可能に連結し、該可動体に設けた保持枠に、サーボモータと減速機を少なくとも備えたトルク発生体を取付けるとともに、一端部にボルト頭部と係合する係合穴を設け且つ他端部を開放した円筒状のソケット体を、前記トルク発生体の駆動軸と軸芯をずらせて回転可能に取付け、前記駆動軸とソケット体を回転伝達機構にて連結してなり、そしてボルト頭部を電磁力により縦振動させる振動生成体及びこの縦振動を検出して信号に変換し出力する振動検出体を有するプローブを、少なくとも該振動検出体が前記ソケット体の内部に位置するように配置するとともに、該プローブを前記可動体に対して直線駆動可能な可動部材に取付け、前記ソケット体の係合穴に係合したボルト頭部に前記プローブを接触させてその軸力を測定することを特徴とする軸力計付きナットランナー。
  2. 前記回転伝達機構が、前記駆動軸に固定した第1歯車と、前記ソケット体の外周に設けた第2歯車との噛合によるものである請求項1記載の軸力計付きナットランナー。
  3. 前記ソケット体の内部に、前記プローブを非接触状態で配置してなる請求項1又は2記載の軸力計付きナットランナー。
  4. 前記ソケット体の一端部に、中心に前記係合穴を有する円板を着脱可能に取付けてなる請求項1〜3何れかに記載の軸力計付きナットランナー。
  5. 前記トルク発生体には、前記減速機と駆動軸の間にトルクセンサを配置してなる請求項1〜4何れかに記載の軸力計付きナットランナー。
  6. 前記振動生成体は、軸心に振動伝達棒が挿通し得る貫通孔を有し、この貫通孔の半径方向外周において、軸方向に互いに相反する磁極を有するように着磁した環状磁石を単又は複数軸方向に配置し、環状磁石の外周側又は内周側に励振コイルを同軸状に配置したものであり、前記振動検出体は、円筒状のスリーブ内に振動検出器を軸方向へスライド可能に配し且つ先端方向へ弾性付勢するとともに、該振動検出器に前記振動伝達棒が振動を伝達できるように連結されたものであり、円筒状のケーシング内に少なくとも前記スリーブの両端部を振動を吸収する防振材を介して密着保持するとともに、先端に前記振動検出体を取付けてその貫通孔から前記振動伝達棒の先端を露出させたプローブを用いてなる請求項1〜5何れかに記載の軸力計付きナットランナー。
JP2003090951A 2003-03-28 2003-03-28 軸力計付きナットランナー Expired - Fee Related JP4329377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003090951A JP4329377B2 (ja) 2003-03-28 2003-03-28 軸力計付きナットランナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003090951A JP4329377B2 (ja) 2003-03-28 2003-03-28 軸力計付きナットランナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004291217A JP2004291217A (ja) 2004-10-21
JP4329377B2 true JP4329377B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=33404445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003090951A Expired - Fee Related JP4329377B2 (ja) 2003-03-28 2003-03-28 軸力計付きナットランナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4329377B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE0900391A1 (sv) * 2009-03-27 2010-09-14 Atlas Copco Tools Ab Förfarande och anordning för mätning med hjälp av ultraljud
CN106271548B (zh) * 2016-08-30 2018-06-12 浙江薪人机电科技有限公司 电机转子组装装置
KR102323514B1 (ko) * 2017-05-15 2021-11-05 현대자동차주식회사 볼트 축력 측정방법
JP6971829B2 (ja) * 2017-12-21 2021-11-24 株式会社きんでん 軸力測定装置
JP6973352B2 (ja) 2018-10-29 2021-11-24 オムロン株式会社 底付き判定基準設定方法
JP7375684B2 (ja) * 2020-06-22 2023-11-08 オムロン株式会社 ねじ締め装置
CN113941844B (zh) * 2020-07-15 2022-11-22 中国航发商用航空发动机有限责任公司 安装与检测工具
CN117943825B (zh) * 2024-03-27 2024-06-25 黎明职业大学 一种可检测完整性及防误伤螺栓的螺栓装配机和装配方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004291217A (ja) 2004-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100561215B1 (ko) 탄성 초음파를 발생 및 측정할 수 있는 자기변형트랜스듀서와 이를 이용한 구조진단 장치
KR101030325B1 (ko) 다이나믹 댐퍼용 고유진동수 측정장치
US7621189B2 (en) Apparatus and method for generating and sensing torsional vibrations using magnetostriction
JP4329377B2 (ja) 軸力計付きナットランナー
JP6041474B2 (ja) ねじり試験機
US7515019B2 (en) Non-contact position sensor with sonic waveguide
US6779409B1 (en) Measurement of torsional dynamics of rotating shafts using magnetostrictive sensors
JP5427259B2 (ja) 超音波探触子の位置決め構造
JPWO2002095346A1 (ja) ボルト締付力検査装置
JP4605307B1 (ja) ボルト締付力検査装置
JP3907267B2 (ja) 生体表面部の力学特性測定のためのセンサ内蔵形加振器
JP2005037390A (ja) 軸支されたシャフトを備えている軸受システムの固有周波数の判定方法及び装置
Kim et al. A novel Terfenol-D transducer for guided-wave inspection of a rotating shaft
JP3172722B1 (ja) ボルト締付力検査装置
JP2998725B2 (ja) ボルト締付力検査装置
TW201346237A (zh) 壓電真空計與其量測方法
CN103776527A (zh) 一种带载状态下的电机振动测试装置
JP2019219269A (ja) 粘弾性特性測定プローブ
EP2565642B1 (en) L-mode guided wave sensor
CN210803370U (zh) 岩土芯样波速测试***
KR101253965B1 (ko) 단방향 초음파 발생 트랜스듀서
WO2006131813A1 (en) Monitoring device for a rotatable shaft
JP2004264275A (ja) 軸芯合わせシステムおよびその軸芯合わせ方法
CN101231269A (zh) 一种可对内置永磁体充退磁的电磁超声传感器及使用方法
CN105675118B (zh) 一种带载状态下的电机振动测试装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees