JP4328901B1 - 理美容用フェースカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】理美容における頭髪のカットの際に、カットされた前髪が被施術者の顔面に付着することを防止することである。
【解決手段】カバーシート11が顔面の左右の耳前部付近から額の生え際に沿う上端辺13を有するとともにその上端辺13から顔面前方をカバーする大きさに拡がり、Yの字形の支持スティック12の上端部に取り付け部16、下端部に把持部18が設けられ、その取り付け部16が前記上端辺13の両端部においてカバーシート11に接着され、顔面に装着した状態でカバーシート11が前傾状態に顔面前方をカバーし、被施術者が胸元で支持スティック12を把持する。支持スティック12を前方に傾斜させると、カバーシート11の前傾角度が深くなる。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
この発明は、理容又は美容(以下、単に理美容という。)の分野において、被施術者の顔面をカバーする用具、即ちフェースカバーに関するものである。
理美容の分野において、カットした頭髪が被施術者の身体や着衣に付くことを防止するために、布製のカバー(いわゆる、刈布)の一端部を首の周囲に巻き付け、残りの部分を身体の上半分に垂らすことが従来から一般に行われている。
この刈布を着用した状態では顔面が露出しているため、前髪をカットした場合に、カットされ身体から離脱した頭髪が顔面に沿って落下する際に顔面に付着することがある。顔面に付着した頭髪は施術者が刷毛によって払い落としたり、タオル等で拭き取ったりするようにしている。
しかし、刷毛で払い落としたり、拭き取ったりすると、顔面に化粧を施している女性の場合は、化粧が崩れたり落ちたりすることがあり、施術後、頭髪がきれいに仕上がっても、顔面の化粧がそれにそぐわない状態になっていることが多い。このため、化粧した女性の場合は、カットした頭髪が顔面に付着することを避けたがるのが通常である。
カットした頭髪が顔面に付着することを防止するため、被施術者の顔面にフェースカバーを装着することが考えられる。理美容の分野において、被施術者に装着するフェースカバーとして、従来から知られているものに、顔の前面をカバーするカバーシートの左右両側辺にベルトを取り付け、その左右のベルトを頭部の後方に回して面ファスナー等で結合するようにしたものが知られている(特許文献1)。
また、カットされた頭髪の付着を防止する目的ではないが、ヘアマニキュア等の染毛剤が顔面等に付着するのを防止するために、頭部周囲に嵌めるリングにカバーシートを垂らし、これによって顔面及びその周辺をカバーする用具も知られている(特許文献2)。この用具を装着した場合、カットされた頭髪が顔面に付着することを一応防止することができる。
さらに、フェースカバーとY字形の支持スティックとの組み合わせからなるヘアースプレー除けも従来から知られている(特許文献3)。このヘアースプレーカバーは、カバーの上端縁を額前部から左右の耳付近までの髪の生え際に添わせるように湾曲させ、前傾状態で顔面前方をカバーするようになっている。支持スティックは、その湾曲状態と前傾状態を維持するとともに、そのカバーの重量を支持する機能を有するものである。
このヘアースプレー除けを、カットされた前髪が顔面に付着するのを防止する道具に転用することが考えられる。
特開2003−111615号公報 特開平11−700154号公報 実公昭45−27005号公報
前記特許文献1及び2のようなフェースカバーは次のような問題がある。
1)被施術者の頭部の周囲にベルトを巻き付けて装着したり、リングを被せたりする作業は、通常は施術者が行う作業となるため手間がかかり、施術の能率が低下する。
2)頭部の周囲に装着したベルトやリングが頭髪の施術の際に邪魔になる。
3)被施術者は、施術中顔面の前面が閉塞される息苦しさがある。
前記特許文献3の場合は次のような問題がある。即ち、この場合のフェースカバーは、前傾角度が一定しており、ヘアースプレーする際の角度より、さらに深く傾斜させるなど、その傾斜角度を一層深い角度に自由に変更することはできない構造である。そのような機能は、その用途からみて考慮されていないということができる。
一方、前髪カットの際は、額接して垂れ下った前髪の背面側に、フェースカバーを差し込んでその前面に垂らせる必要がある。さらに、その前髪を切り揃える場合はフェースカバーの前傾角度が浅いと前髪が持ち上げられた状態となり、正確な垂れ下り位置が判明し難いし、カットにも支障をきたすことがある。このため、前髪カットの際は、フェースカバーと額との間にすきまを生じさせることなく前傾角度を深くして出来るだけ額に接近させる必要がある。
また、頭頂部や後頭等の髪をカットする場合は、カットされた髪が顔面にか かることがないので、息苦しさを避けるためにフェースカバーの前傾角度が浅くなるように変更できることが望ましい。
このように、前髪カットの場合は、フェースカバーの前傾角度を適宜変更できることが望ましいが、特許文献3のフェースカバーではそのような要求に応じることができない。
以上のような点を考慮して、この発明は、フェースカバーを被施術者が必要に応じて着脱するようにすることにより施術者が装着する手間を省き、装着状態においても施術の邪魔になることがないようにし、さらに、カットする頭髪の部位に応じてフェースカバーの前傾角度を自由に変えることがでる理美容用フェースカバーを提供することを課題とする。
前記の課題を解決する理美容用のフェースカバーは、カバーシート11と、支持スティック12の組み合わせによって構成され、前記カバーシート11は、顔面の左右の耳前部付近から額の生え際に沿う範囲に接する長さの上端辺13を有するとともに、その上端辺13から顔面前面をカバーする大きさに拡がり、前記支持スティック12は、左右一対のスティック部15を有し、各スティック部15は前記カバーシート11に対する取り付け部16と、その取り付け部16に連続した支持部17と、その支持部17に連続した把持部18とから形成され、前記把持部18はその端部において相互に引き揃えて結合され、前記支持スティック12の各取り付け部16が前記カバーシート11の上端辺の両端部又はその近傍のカバーシート11の部分と一体化され、前記支持部17が前記上端辺13の延長方向に延び、前記支持スティック12は、前記一対のスティック部15が相互に接近離反する方向の弾性を有し、不使用状態においてその取り付け部16相互が顔面の左右の耳前部付近間の幅より若干小さい幅を持って対向するように形成され、使用状態において、前記取り付け部16が取り付けられたカバーシート11の部分がスティック部15の弾性によって左右の耳前部付近の顔面に押し当てられ、前記支持部17が耳前部付近からあごの下方に延び、前記把持部18があごの下方に垂下し、前記支持スティック12が前記取り付け部16を基点として前後方向に揺動可能となるように構成したものである。
上記の構成でなるこの発明の理美容用フェースカバーは、被施術者が支持スティック12を左右に拡げるか又はカバーシート11の上端辺13の両端部を左右に拡げながら、自身の左右の耳前付近から額の生え際にその上端辺13を密着させる。
上端辺13の中央部は額の生え際の中間部にあり、上端辺13の両端部は耳前部付近にあるという前後方向の位置関係によって、上端辺13は前方に傾斜した状態に装着される。
上端辺13の傾斜状態に応じてカバーシート11は前傾状態となる。また、カバーシート11はそれ自体の弾性により、上端辺13の部分に比べ、前辺22側が左右に拡がる。
支持スティック12は、左右の取り付け部16がそれぞれ左右の耳前部付近でそれぞれ内向きの弾性を及ぼし、カバーシート11を適当な弾性で顔面の左右に押し当てる。支持スティック12の支持部17が左右のあご骨に沿って前傾し、把持部18があご下で垂れ下がる。
カバーシート11は上記の装着状態において、上端辺13が顔面に接することによる摩擦と、支持スティック12の内向きの弾性によってカバーシート11が顔面の左右に押し当てられることにより一応安定状態に装着される。被施術者が支持スティック12の把持部18を軽く把持すると、カバーシート11の装着状態は一層安定する。
支持スティック12の把持部18があご下で垂れた自然の状態から、被施術者が把持部18を把持して前方に軽く力を加えると、支持スティック12は、取り付け部16を基点にして前方に傾斜する。
取り付け部16が取り付けられたカバーシート11の両側辺21に沿った部分が取り付け部16の傾斜に伴い両側に膨らみ、その膨らみにより生じるテンションによりカバーシート11の全体が顔面に接近する。即ち、カバーシート11の前傾角度が深くなる。
施術の休止時や完了後においては、左右のスティック部15又は上端辺13の両端部を左右に拡げると、カバーシート11が顔面から外れる。
なお、この発明において「耳前部付近」というのは、被施術者のコメカミからその下方の耳前部を経てあご骨に達する上下方向の範囲を意味する。このような表現としたのは、上端辺13の長さが一定であるとすると、被施術者の顔の大きさによって、その両端部の位置が一定せず、上記の範囲でばらつくことを考慮したものである。
この発明の理美容用フェースカバーは以上のようなものであり、カットされた頭髪(主として前髪)はカバーシート11上に落下して下方に滑り落ちる。このため、カットされた頭髪が被施術者の顔面に付着することが防止される。
また、このフェースカバーは、カバーシート11の上端辺13の摩擦や支持スティック12の弾性により、又はこれに被施術者による支持スティック12を把持する力によって支持されるものである。このため、頭部の周りにバンドやリングを装着する必要がないので施術の邪魔になることがない。
被施術者が、施術の状況に応じて自身で装着したり外したりすることができるので、施術の能率を妨げない。
装着状態において、カバーシート11が前方に傾斜しているため、鼻や口周辺から十分な距離があり、息苦しさを与えることがない。
装着状態において、支持スティック12を前方に押し出すようにその傾斜角度を変えると、カバーシート11の前傾角度が深くなって額に接近するので、カバーシート11によって持ち上げられていた前髪が額に接近する。このため、額上に垂れ下がった前髪のカット位置を正しく定めることができる。
以下、この発明を添付図面に示した実施例に基づいて説明する。
図1から図6に示した実施例1の理美容用フェースカバーは、カバーシート11と、支持スティック12の組み合わせよって構成される。
カバーシート11は、図1又は図2(a)に示したように、顔面の両方の耳前部付近から額の生え際に沿う範囲に接する長さの上端辺13を有する。カバーシート11はその上端辺13から顔面の前面をカバーする大きさに拡がる。上端辺13は不使用状態においては図3に示したように逆U字形に湾曲するので、カバーシート11もその湾曲に従って緩やかに逆U字形に湾曲する。
カバーシート11は、透明又は半透明のある程度の腰のあるプラスチックシート(例えば、厚さ0.2〜0.4mmのPE又はPPEシート)によって形成される。そのカバーシート11は、図2(a)に示したように、上端辺13と、その上端辺13の両端部に直角に形成された側辺21と、その側辺21から緩やかなカーブを描いて台形状に延び出す前辺22によって囲まれる。上端辺13の中間点と、前辺22の中間点との間に緩やかな山形折り目19が形成され、その折り目19の部分が最も長く前方に延び出し、カバーシート11は全体として顔面前方のほぼ全体をカバーする大きさを有する。
上端辺13は直線か又は多少の曲線を含んだ形状をなし、カバーシート11の端縁部の表面と裏面に不織布等の保護テープ14を接合することにより形成される(図2(b)参照)。保護テープ14は、カバーシート11の切断縁が直接肌に触れることを防止し感触をやわらげる。
支持スティック12は、図1、図3等に示したように、左右一対のスティック部15、15の下端部を引き揃えて結合して、全体としてYの字形に形成されたものであり、所要の弾性を備えたプラスチック成形品である。
各スティック部15の先端部(上端部)には、同じ高さにおいて平板状の取り付け部16が相互に対面するように設けられる。その取り付け部16の下端に支持部17が形成され、その支持部17から下方は把持部18となっている。支持部17は下方に至るに従い相互に接近し、把持部18が相互にほぼ平行に引き揃えられ、下端においてUの字形に結合される。平板状の取り付け部16を除き支持部17及び把持部18は、断面が円形又は楕円形をなす棒状体である。
前記支持スティック12は、通常状態においては、左右の取り付け部16相互間の間隔が、顔面の左右の耳前部付近の間隔より若干狭く形成されている。使用時に左右の耳前部付近まで広げることにより(図5の一点鎖線参照)、復元方向の弾性が生じる。
支持部17は、耳前部付近からあご骨に沿って前傾し、あご下に達する長さに形成される(図1参照)。把持部18は、あごの下方から胸元に達する長さに形成され、被施術者が片手で把持し易い位置まで垂下する。
支持スティック12とカバーシート11との結合構造は、図3に示したように、支持スティック12の両方の取り付け部16を、上端辺13の両端部近傍のカバーシート11の外表面に接着又は溶着することによって取り付ける。支持スティック12は、上端辺13と実質的に平行(即ち、側辺21に対し直角)に配置され、把持部18が最もカバーシート11から離れた位置となる。
支持スティック12は上記のように、上端辺13と平行となるように取り付けられる場合のほか、上端辺13に対してカバーシート11側に多少角度をもって斜めに取り付けられる場合もある。また、取り付け部16を上端辺13の端部に接合する構成もとることができる。
カバーシート11は、その上端辺13が逆Uの字形に湾曲され、その湾曲形に従ってカバーシート11全体は、折り目19を中心として全体に逆Uの字形に湾曲される(図4の実線参照)。この状態が不使用状態である。
前記の不使用状態において、上端辺13側からカバーシート11を見ると、図4に示したように、カバーシート11の左右の部分が上端辺13の左右に張り出して見えるが、これはカバーシート11がそれ自身の弾性によって左右に膨出した状態となっていることを示している。
実施例1のフェースカバーは以上のような構成であり、次にその使用法について説明する。
理美容の施術途中において、前髪をカットする作業に入る前に、施術者が被施術者にこのフェースカバーを渡し装着を依頼する。
被施術者は、カバーシート11の上端辺13の左右両端部又は支持スティック12の左右の支持部17、17を左右の手で保持し、顔面の幅より多少広くなるように拡げながら顔面の前方に持ち上げ、上端辺13を額の生え際から、左右の耳前方付近に沿わせて押し当てる。手を離すと支持スティック12の弾性によって左右の取り付け部16が上端辺13を含むカバーシート11を左右から内向きに所要の弾力で顔面に押し当てる。同時に上端辺13が顔面に密着して摩擦を生じ、装着状態となる。
図1及び図5は上記の装着状態を示す。図示の被施術者は比較的顔が小さいため、上端辺13の両端部の位置(取り付け部16の位置)は耳前部付近の最も下位、即ち、あご骨部分にある。この被施術者より顔が大きい場合は、前記の位置が高くなり、最も高い場合は、コメカミ部分に達する。
支持スティック12とカバーシート11は左右に拡がり、カバーシート11は中央部の折り目19を含んだ部分が稜線となって緩やかに湾曲し、全体に左右方向へ拡がる(図4の一点鎖線参照)。
上端辺13の中央部(生え際の額中央部)と、その両端部(耳前方付近)の前後方向の位置関係は、上端辺13の中央部の方が前方にあり、両端部が後方に位置するので、上端辺13は全体として前方へ傾く(図5参照)。その傾きに従いカバーシート11は、前辺22の部分が折り目19を中心として最も前方に突き出すように全体が前傾し、下方に至るに従い顔面から離れる。このため、カバーシート11の顔面への装着状態において、鼻や口部分の前方に十分な空間が生じる。
このとき支持スティック12は、支持部17が耳前方付近からあご骨の位置に沿って前傾し、把持部18があごの下方の胸前に自然に垂れ下がる。支持スティック12は、その復元弾性によって、耳前方付近を左右から挟むことによりカバーシート11は一応の安定状態となる。一層安定良く支持させるために、被施術者が把持部18を片手で把持するとよい。
前述のように、支持スティック12は上端辺13に対し平行又は多少の角度をもって取り付けられているので、前記の装着状態において、取り付け部16を基点として上端辺13に対して前方に屈曲してその把持部18が胸部分に接触する(図5の一点鎖線参照)。取り付け部16を基点とした支持スティック12の屈曲角は、取り付け部16の位置が低い図1、図5の場合は比較的小さい角度であるが、その位置が高くなるほど屈曲角は大きくなる。
支持スティック12が取り付け部16を基点として屈曲角をとると、カバーシート11の側辺21に沿った部分が左右方向に一層張り出すので、カバーシート11にテンションが付与されて左右に拡がり、顔面に接近する傾向をもつ。
被施術者が把持部18を把持して、図5の一点鎖線で示した自然状態の位置から把持部18を矢印Aで示したように実線位置まで移動させる。即ち、支持スティック12の傾斜角を大きくさせと、カバーシート11は一点鎖線の状態から実線で示したように顔面に接近する(図6の矢印A参照)。即ち、カバーシート11の前傾角度が深くなる。
このとき、カバーシート11の両側部は左右方向に一層膨出する。図6においてその膨出部aを示す。さらに、支持スティック12を矢印Bで示したように、二点鎖線で示した位置まで大きく傾斜させると、カバーシート11は、前記の膨出に伴うテンションの増大によって一層左右に拡がり顔面に接近する。この接近状態を図6において矢印Bで示し、カバーシート11の前傾角度が一層深くなり、さらに顔面に接近することを示す。
通常の施術状態では、把持部18の位置は図5の一点鎖線又は実線で示したように比較的浅い前傾角度に保持する。カットされた前髪はカバーシート11の上に落下して滑り落ちるので、顔面に接触することはない。また、把持部8を把持する被施術者の手にも髪が掛かることもない。
施術の途中において、ヘアースタイルによっては、前髪が額上に垂れた場合があり、その前髪を額に添わせて切り揃える必要が生じることがある。この場合、カバーシート11の傾斜が図5の一点鎖線又は実線で示したような緩やかな前傾状態では、これに沿って前髪が持ち上がり、額に沿った状態とはならない。このときは、被施術者に支持スティック12の傾斜角を大きくとるよう、即ち、矢印Bで示したように前方に操作することを依頼する。
この操作によってカバーシート11の前傾角度が一層深くなって顔面に接近し、額とほぼ平行となる(図5の二点鎖線参照)。この状態で前髪をカバーシーと11に沿わせ前記のカットを行うと、額に接近した状態でカットを行うことができ、カット位置を誤ることがない。
頭頂部やその近傍の前頭部の前髪をカットする場合は、カバーシート11の前傾角度は浅くてよいので、息苦しさから解放される。前髪カットの施術が終了すれば、被施術者がカバーシート11を左右に拡げてこれを外す。
図7に示した実施例2は、支持スティック12を針金のような、塑性変形し易い線材によって形成した例である。この場合の支持スティック12は不使用状態において、左右のスティック部15が接近しており、カバーシート11も央の折り目19において二つ折れに畳まれる。
支持スティック12の左右の取り付け部16がカバーシート11の左右の外表面に接着されることは、前記の場合と同様であり、支持部17、把持部18が上端辺13と平行に延びていることも同様である。
これを顔面に装着する場合、前記の場合と同様の要領で上端辺13を拡げて、額の生え際に沿わせると、支持スティック12は、多少の弾性を持ちながら塑性変形して左右に拡がる(図7の一点鎖線参照)。これに応じて支持スティック12がYの字形に拡げられる。
装着方法や施術の際の操作は前述の実施例1の場合と同様であるので、その説明を省略する。使用後は左右のスティック部15が接近するように塑性変形させると、カバーシート11も二つ折れ状態に戻る。
この実施例2の場合は、不使用時は二つ折に畳まれるので、収納・運搬等に便利である。
図8(a)(b)及び図9(a)(b)に示した実施例3は、カバーシート11に対する支持スティック12の取り付け部16の一体化構造の例を示す。
図8(a)(b)の場合は、カバーシート11の外表面と、取り付け部16の内面にそれぞれ面ファスナー25,26を接着したものである。これによって、取り付け部16は、カバーシート11に対し着脱自在に結合一体化される。
図9(a)(b)の場合は、カバーシート(11)に設けたポケット型の差し込み部27に対して前記取り付け部16を抜き差し自在に差し込んで取り付けた構造である。差し込み部27は、カバーシート11の側辺21に近い辺が開放され、他の3辺が接着又は溶着される。取り付け部16は、その差し込み部27に対し、ガタつきなく嵌合一体化される。
上記いずれの場合も、カバーシート11と支持スティック12が分離できるので、収納等に便利である。
実施例1の使用状態の斜視図 (a)は実施例1のカバーシートの平面図、(b)は(a)図のb−b線の断面図 実施例1の通常状態における斜視図 同上の正面図 同上の使用状態の一部省略側面図 図5のX−X線の断面図 実施例2の通常状態における正面図 (a)実施例3の一部側面図、(b)(a)図の断面図 (a)実施例3の他の例の一部側面図、(b)(a)図の断面図
符号の説明
11 カバーシート
12 支持スティック
13 上端辺
14 保護テープ
15 スティック部
16 取り付け部
17 支持部
18 把持部
19 折り目
21 側辺
22 前辺
25 面ファスナー
26 面ファスナー
27 差し込み部

Claims (5)

  1. カバーシート(11)と、支持スティック(12)の組み合わせによって構成され、
    前記カバーシート(11)は、顔面の左右の耳前部付近から額の生え際に沿う範囲に接する長さの上端辺(13)を有するとともに、その上端辺(13)から顔面前面をカバーする大きさに拡がり、
    前記支持スティック(12)は、左右一対のスティック部(15)を有し、各スティック部(15)は前記カバーシート(11)に対する取り付け部(16)と、その取り付け部(16)に連続した支持部(17)と、その支持部(17)に連続した把持部(18)とから形成され、前記把持部(18)はその端部において相互に引き揃えて結合され、
    前記支持スティック(12)の各取り付け部(16)が前記カバーシート(11)の上端辺の両端部又はその近傍のカバーシート(11)の部分と一体化され、前記支持部(17)が前記上端辺(13)の延長方向に延び、
    前記支持スティック(12)は、前記一対のスティック部(15)が相互に接近離反する方向の弾性を有し、不使用状態においてその取り付け部(16)相互が顔面の左右の耳前部付近間の幅より若干小さい幅を持って対向するように形成され
    使用状態において、前記取り付け部(16)が取り付けられたカバーシート(11)の部分がスティック部(15)の弾性によって左右の耳前部付近の顔面に押し当てられ、前記支持部(17)が耳前部付近からあごの下方に延び、前記把持部(18)があごの下方に垂下し、
    前記支持スティック(12)が前記取り付け部(16)を基点として前後方向に揺動可能となる理美容用フェースカバー。
  2. 前記カバーシート(11)は、前記上端辺(13)の中間部から前記カバーシート(11)の前辺(22)の中間部にわたり折り目(19)が形成されている請求項1に記載の理美容用フェースカバー
  3. 前記取り付け部(16)の前記カバーシート(11)に対する一体化構造が、前記カバーシート(11)と前記取り付け部(16)の両方に接合した面ファスナー(25)(26)の着脱自在の結合によるものである請求項1又は2に記載の理美容用フェースカバー。
  4. 前記取り付け部(16)の前記カバーシート(11)に対する一体化構造が、前記カバーシート(11)に設けたポケット型の差し込み部(27)に対して前記取り付け部(16)を抜き差し自在に差し込んで取り付けた構造である請求項1又は2に記載の理美容フェースカバー。
  5. 前記支持スティック(12)は、塑性変形可能は針金によって構成され、不使用状態において左右のスティック部(15)が相互に接近するように形成され、前記カバーシート(11)が前記折り目(19)から二つ折れ状態となっている請求項2に記載の理美容用フェースカバー。
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