JP4327886B1 - 音質補正装置、音質補正方法及び音質補正用プログラム - Google Patents

音質補正装置、音質補正方法及び音質補正用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、再生すべきオーディオ信号に含まれる音声信号と音楽信号とに対して、それらの含まれる割合を定量的に評価し、その割合に応じて適応的な音質補正処理を施すことを可能とした音質補正装置、音質補正方法及び音質補正用プログラムを提供することを目的としている。
【解決手段】入力オーディオ信号から音声信号と音楽信号とを判別するための各種特徴パラメータを算出し、音声信号であることを示している特徴パラメータに付したスコアの総和と、音楽信号であることを示している特徴パラメータに付したスコアの総和とのスコア差分(Ssub)に基づいて、入力オーディオ信号が音声信号に近いか音楽信号に近いかを判別し、音声向けまたは音楽向けの音質補正処理を施している。
【選択図】 図3

Description

この発明は、再生すべきオーディオ(可聴周波数)信号に含まれる音声信号と音楽信号とに対して、それぞれ適応的に音質補正処理を施す音質補正装置、音質補正方法及び音質補正用プログラムに関する。
周知のように、例えばテレビジョン放送を受信する放送受信機器や、情報記録媒体からその記録情報を再生する情報再生機器等にあっては、受信した放送信号や情報記録媒体から読み取った信号等からオーディオ信号を再生する際に、オーディオ信号に音質補正処理を施すことによって、より一層の高音質化を図るようにしている。
この場合、オーディオ信号に施す音質補正処理の内容は、オーディオ信号が人の話し声のような音声信号であるか、楽曲のような音楽(非音声)信号であるかに応じて異なる。すなわち、音声信号に対しては、トークシーンやスポーツ実況等のようにセンター定位成分を強調して明瞭化するように音質補正処理を施すことで音質が向上し、音楽信号に対しては、ステレオ感を強調した拡がりのある音質補正処理を施すことで音質が向上する。
このため、取得したオーディオ信号が音声信号か音楽信号かを判別し、その判別結果に応じて対応する音質補正処理を施すことが考えられている。しかしながら、実際のオーディオ信号では、音声信号と音楽信号とが混在している場合が多いことから、それらの判別処理が困難になっているため、オーディオ信号に対して適切な音質補正処理が施されているとは言えないのが現状である。
特許文献1には、入力される音響信号の零交差回数やパワー変動等を分析することによって、音響信号を「音声」と「非音声」と「不定」との3種類に分類し、音響信号に対する周波数特性を、「音声」と判別されたとき音声帯域を強調した特性に、「非音声」と判別されたときフラットな特性に、「不定」と判別されたとき前の判定による特性を維持するように制御する構成が開示されている。
特開平7−13586号公報
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、再生すべきオーディオ信号に含まれる音声信号と音楽信号とに対して、それらの含まれる割合を定量的に評価し、その割合に応じて適応的な音質補正処理を施すことを可能とした音質補正装置、音質補正方法及び音質補正用プログラムを提供することを目的とする。
この発明に係る音質補正装置は、入力オーディオ信号から音声信号と音楽信号とを判別するための各種の特徴パラメータを算出する特徴パラメータ算出手段と、特徴パラメータ算出手段で算出された各種の特徴パラメータのうち、音声信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音声特性スコアとして算出する音声特性スコア算出手段と、特徴パラメータ算出手段で算出された各種の特徴パラメータのうち、音楽信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音楽特性スコアとして算出する音楽特性スコア算出手段と、音声特性スコア算出手段で算出された音声特性スコアと音楽特性スコア算出手段で算出された音楽特性スコアとのスコア差分に基づいて、入力オーディオ信号が音声信号に近いか音楽信号に近いかを評価し、音声向けまたは音楽向けの音質補正処理を施す補正手段とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る音質補正方法は、入力オーディオ信号を特徴パラメータ算出手段に供給して、音声信号と音楽信号とを判別するための各種の特徴パラメータを算出する工程と、算出された各種の特徴パラメータを音声特性スコア算出手段に供給して、音声信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音声特性スコアとして算出する工程と、算出された各種の特徴パラメータを音楽特性スコア算出手段に供給して、音楽信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音楽特性スコアとして算出する工程と、音声特性スコアと音楽特性スコアとのスコア差分を補正手段に供給して、入力オーディオ信号が音声信号に近いか音楽信号に近いかを評価し、音声向けまたは音楽向けの音質補正処理を施す工程とを有するようにしたものである。
さらに、この発明に係る音質補正用プログラムは、入力オーディオ信号から音声信号と音楽信号とを判別するための各種の特徴パラメータを算出する処理を、コンピュータに実行させるための特徴パラメータ算出手段と、特徴パラメータ算出手段で算出された各種の特徴パラメータのうち、音声信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音声特性スコアとして算出する処理を、コンピュータに実行させるための音声特性スコア算出手段と、特徴パラメータ算出手段で算出された各種の特徴パラメータのうち、音楽信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音楽特性スコアとして算出する処理を、コンピュータに実行させるための音楽特性スコア算出手段と、音声特性スコア算出手段で算出された音声特性スコアと音楽特性スコア算出手段で算出された音楽特性スコアとのスコア差分に基づいて、入力オーディオ信号が音声信号に近いか音楽信号に近いかを評価し、音声向けまたは音楽向けの音質補正処理を施す処理を、コンピュータに実行させるための補正手段とを備えるようにしたものである。
上記した発明によれば、入力オーディオ信号が音声信号特性に近いか音楽信号特性に近いかをスコアにより判定し、そのスコアに応じて音質の補正方法及び補正度合いを制御するようにしているので、再生すべきオーディオ信号に含まれる音声信号と音楽信号とに対して、それらの含まれる割合を定量的に評価し、その割合に応じて適切な音質補正処理を施すことができるようになる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明するデジタルテレビジョン放送受信装置11の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置11を中心として構成されるネットワークシステムの一例とを概略的に示している。
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、主として、薄型のキャビネット12と、このキャビネット12を起立させて支持する支持台13とから構成されている。そして、このキャビネット12には、例えばSED(surface-conduction electron-emitter display)表示パネルまたは液晶表示パネル等でなる平面パネル型の映像表示器14、一対のスピーカ15,15、操作部16、リモートコントローラ17から送信される操作情報を受ける受光部18等が設置されている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11には、例えばSD(secure digital)メモリカード、MMC(multimedia card)及びメモリスティック等の第1のメモリカード19が着脱可能となっており、この第1のメモリカード19に対して番組や写真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置11には、例えば契約情報等の記録された第2のメモリカード[IC(integrated circuit)カード等]20が着脱可能となっており、この第2のメモリカード20に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、第1のLAN(local area network)端子21、第2のLAN端子22、USB(universal serial bus)端子23及びIEEE(institute of electrical and electronics engineers)1394端子24を備えている。
このうち、第1のLAN端子21は、LAN対応HDD(hard disk drive)専用ポートとして使用される。すなわち、この第1のLAN端子21は、それに接続されたNAS(network attached storage)であるLAN対応のHDD25に対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される。
このように、デジタルテレビジョン放送受信装置11にLAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子21を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD25に対してハイビジョン画質による放送番組の情報記録を安定して行なうことができる。
また、第2のLAN端子22は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用される。すなわち、この第2のLAN端子22は、ハブ26を介して、LAN対応のHDD27、PC(personal computer)28、HDD内蔵のDVD(digital versatile disk)レコーダ29等の機器を接続して、例えば家庭内ネットワークを構築し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
この場合、PC28及びDVDレコーダ29については、それぞれ、家庭内ネットワークにおいてコンテンツのサーバ機器として動作するための機能を持ち、さらにコンテンツのアクセスに必要なURI(uniform resource identifier)情報を提供するサービスを備えたUPnP(universal plug and play)対応機器として構成される。
なお、DVDレコーダ29については、第2のLAN端子22を介して通信されるデジタル情報が制御系のみの情報であるため、デジタルテレビジョン放送受信装置11との間でアナログの映像及びオーディオ情報を伝送するために、専用のアナログ伝送路30が設けられている。
さらに、この第2のLAN端子22は、ハブ26に接続されたブロードバンドルータ31を介して、例えばインターネット等の外部のネットワーク32に接続される。そして、この第2のLAN端子22は、ネットワーク32を介してPC33や携帯電話34等と情報伝送を行なうためにも使用される。
また、上記USB端子23は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ35を介して、携帯電話36、デジタルカメラ37、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ38、HDD39、キーボード40等のUSB機器を接続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。
さらに、上記IEEE1394端子24は、例えばAV−HDD41及びD(digital)−VHS(video home system)42等のような複数の情報記録再生機器をシリアル接続し、各機器と選択的に情報伝送を行なうために使用される。
図2は、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置11の主要な信号処理系を示している。すなわち、BS/CS(broadcasting satellite/communication satellite)デジタル放送受信用のアンテナ43で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子44を介して衛星デジタル放送用のチューナ45に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ45で選局された放送信号は、PSK(phase shift keying)復調器46及びTS(transport stream)復号器47に順次供給されることにより、デジタルの映像信号及びオーディオ信号に復調された後、信号処理部48に出力される。
また、地上波放送受信用のアンテナ49で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子50を介して地上デジタル放送用のチューナ51に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ51で選局された放送信号は、例えば日本ではOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)復調器52及びTS復号器53に順次供給されることにより、デジタルの映像信号及びオーディオ信号に復調された後、上記信号処理部48に出力される。
また、上記地上波放送受信用のアンテナ49で受信した地上アナログテレビジョン放送信号は、入力端子50を介して地上アナログ放送用のチューナ54に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。そして、このチューナ54で選局された放送信号は、アナログ復調器55に供給されてアナログの映像信号及びオーディオ信号に復調された後、上記信号処理部48に出力される。
ここで、上記信号処理部48は、TS復号器47,53からそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及びオーディオ信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部56及びオーディオ処理部57に出力している。
また、上記信号処理部48には、複数(図示の場合は4つ)の入力端子58a,58b,58c,58dが接続されている。これら入力端子58a〜58dは、それぞれ、アナログの映像信号及びオーディオ信号を、デジタルテレビジョン放送受信装置11の外部から入力可能とするものである。
信号処理部48は、上記アナログ復調器55及び各入力端子58a〜58dからそれぞれ供給されたアナログの映像信号及びオーディオ信号を選択的にデジタル化し、このデジタル化された映像信号及びオーディオ信号に対して所定のデジタル信号処理を施した後、グラフィック処理部56及びオーディオ処理部57に出力する。
グラフィック処理部56は、信号処理部48から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(on screen display)信号生成部59で生成されるOSD信号を重畳して出力する機能を有する。このグラフィック処理部56は、信号処理部48の出力映像信号と、OSD信号生成部59の出力OSD信号とを選択的に出力すること、また、両出力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力することができる。
グラフィック処理部56から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部60に供給される。この映像処理部60は、入力されたデジタルの映像信号を、前記映像表示器14で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器14に出力して映像表示させるとともに、出力端子61を介して外部に導出させる。
また、上記オーディオ処理部57は、入力されたデジタルのオーディオ信号に対して、後述する音質補正処理を施した後、前記スピーカ15で再生可能なフォーマットのアナログオーディオ信号に変換している。そして、このアナログオーディオ信号は、スピーカ15に出力されてオーディオ再生に供されるとともに、出力端子62を介して外部に導出される。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部63によって統括的に制御されている。この制御部63は、CPU(central processing unit)64を内蔵しており、前記操作部16からの操作情報、または、リモートコントローラ17から送出され前記受光部18に受信された操作情報を受けて、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部63は、主として、そのCPU64が実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)65と、該CPU64に作業エリアを提供するRAM(random access memory)66と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ67とを利用している。
また、この制御部63は、カードI/F(interface)68を介して、前記第1のメモリカード19が装着可能なカードホルダ69に接続されている。これによって、制御部63は、カードホルダ69に装着された第1のメモリカード19と、カードI/F68を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部63は、カードI/F70を介して、前記第2のメモリカード20が装着可能なカードホルダ71に接続されている。これにより、制御部63は、カードホルダ71に装着された第2のメモリカード20と、カードI/F70を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部63は、通信I/F72を介して第1のLAN端子21に接続されている。これにより、制御部63は、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25と、通信I/F72を介して情報伝送を行なうことができる。この場合、制御部63は、DHCP(dynamic host configuration protocol)サーバ機能を有し、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25にIP(internet protocol)アドレスを割り当てて制御している。
さらに、上記制御部63は、通信I/F73を介して第2のLAN端子22に接続されている。これにより、制御部63は、第2のLAN端子22に接続された各機器(図1参照)と、通信I/F73を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部63は、USB I/F74を介して前記USB端子23に接続されている。これにより、制御部63は、USB端子23に接続された各機器(図1参照)と、USB I/F74を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部63は、IEEE1394 I/F75を介してIEEE1394端子24に接続されている。これにより、制御部63は、IEEE1394端子24に接続された各機器(図1参照)と、IEEE1394 I/F75を介して情報伝送を行なうことができる。
図3は、上記オーディオ処理部57内に備えられる音質補正処理部76を示している。この音質補正処理部76では、入力端子77に供給されたオーディオ信号が、原音遅延補償部78、音声用補正処理部79及び音楽用補正処理部80にそれぞれ供給されるとともに、特徴パラメータ算出部81に供給されている。
このうち、特徴パラメータ算出部81は、入力されたオーディオ信号を、数100msec程度のフレーム単位に切り出し、さらに、各フレームを数10msec程度のサブフレーム単位に分割する。そして、特徴パラメータ算出部81は、サブフレーム単位で、パワー値、零交差周波数、周波数領域でのスペクトル変動、ステレオの場合には左右(LR)信号のパワー比(LRパワー比)等を求め、これらについてフレーム単位で統計量(平均/分散/最大/最小等)をそれぞれ算出することにより、特徴パラメータを得ている。
この特徴パラメータ算出部81で算出された各特徴パラメータは、音声特性スコア算出部82及び音楽特性スコア算出部83にそれぞれ供給される。このうち、音声特性スコア算出部82では、特徴パラメータ算出部81で求めた各特徴パラメータに基づいて、入力端子77に供給されたオーディオ信号が、スピーチのような音声信号の特性に近いか否かを定量的に示すスコア(音声特性スコア)Ssを算出している。
また、音楽特性スコア算出部83では、特徴パラメータ算出部81で求めた各特徴パラメータに基づいて、入力端子77に供給されたオーディオ信号が、音楽(楽曲)信号の特性に近いか否かを定量的に示すスコア(音楽特性スコア)Smを算出している。なお、音楽特性スコア算出部83及び音楽特性スコア算出部83の詳細については後述する。
一方、上記音声用補正処理部79は、入力されたオーディオ信号内の音声信号を強調するように音質補正処理を行なうもので、例えば、スポーツ番組の実況や音楽番組のトークシーンにおける音声信号を強調して明瞭化するものである。これらの音声信号は、その多くがステレオの場合センターに定位しているため、センターの信号成分を強調することによって、音声信号に対する音質補正が可能となる。
また、上記音楽用補正処理部80は、入力されたオーディオ信号内の音楽信号に対して音質補正処理を施すもので、例えば、音楽番組での楽曲演奏シーンにおける音楽信号に対して、ワイドステレオ処理やリバーブ処理を施すことにより、拡がり感のある音場を実現させている。
さらに、上記原音遅延補償部78は、入力オーディオ信号そのままの原音信号と、音声用補正処理部79及び音楽用補正処理部80から得られる音声信号及び音楽信号との処理遅延を吸収するために設けられたものである。これにより、後段における原音信号、音声信号及び音楽信号のミクシング時(あるいは切り替わり時)に、各信号の時間ずれに伴なう異音の発生を防ぐことができる。
そして、上記原音遅延補償部78、音声用補正処理部79及び音楽用補正処理部80から出力される原音信号、音声信号及び音楽信号は、それぞれ、可変利得増幅器84,85,86に供給されて所定のゲインで増幅された後、加算器87でミクシングされる。これにより、上記原音信号、音声信号及び音楽信号に対して、それぞれゲイン調整により適応的に音質補正処理の施されたオーディオ信号が生成され、出力端子88を介して上記スピーカ15での再生に供される。
なお、上記音声特性スコア算出部82及び音楽特性スコア算出部83から出力される各スコアは、ミクシング制御部89に供給される。このミクシング制御部89は、入力された音声特性スコアSsと音楽特性スコアSmとの差分Ssubを、音声用補正処理部79及び音楽用補正処理部80に出力している。音声用補正処理部79及び音楽用補正処理部80では、それぞれ、このスコア差分Ssubに基づいて音声信号及び音楽信号に対する音質補正処理の度合いが設定される。
また、ミクシング制御部89では、入力された音声特性スコアSsと音楽特性スコアSmとの差分Ssubに基づいて、可変利得増幅器84,85,86にそれぞれ与えるゲインGo,Gs,Gmを設定している。これにより、上記原音遅延補償部78、音声用補正処理部79及び音楽用補正処理部80から出力される原音信号、音声信号及び音楽信号に対して、ゲイン調整による最適な音質補正処理が行なわれるようになる。
図4は、上記音声特性スコア算出部82を示している。この音声特性スコア算出部82では、特徴パラメータ算出部81で算出されたパワー変動、零交差周波数、スペクトル変動の各統計量が特徴パラメータとして、入力端子82a,82b,82cにそれぞれ供給されている。
このうち、入力端子82aに供給されたパワー変動の統計量は、音声用パワー変動スコア算出部82dに供給される。パワー変動に関して言えば、一般に、音声は、発話している区間と沈黙している区間とが交互に現れるため、サブフレーム間での信号パワーの違いが大きくなり、フレーム単位で見ると各サブフレーム間のパワー値の分散が大きくなる傾向にある。このため、音声用パワー変動スコア算出部82dでは、このパワー変動分散が一定値以上になる特性の場合に、音声信号である可能性が高いと判断して、その特徴パラメータ(パワー変動)に音声特性スコアSspを与え、一定値未満の場合はスコア0としている。
また、入力端子82bに供給された零交差周波数の統計量は、音声用零交差周波数スコア算出部82eに供給される。零交差周波数に関して言えば、前述の発話区間と沈黙区間との違いに加えて、音声信号は零交差周波数が子音では高く母音では低くなるため、フレーム単位で見ると各サブフレーム間の零交差周波数の分散が大きくなる傾向にある。このため、音声用零交差周波数スコア算出部82eでは、この零交差周波数が一定値以上になる特性の場合に、音声信号である可能性が高いと判断して、その特徴パラメータ(零交差周波数)に音声特性スコアSszを与え、一定値未満の場合はスコア0としている。
さらに、入力端子82cに供給されたスペクトル変動の統計量は、音声用スペクトル変動スコア算出部82fに供給される。スペクトル変動に関して言えば、音声信号は、音楽信号のようにトーナル(調音構造的)な信号に比べて周波数特性の変動が激しいため、フレーム単位で見るとスペクトル変動分散が大きくなる傾向にある。このため、音声用スペクトル変動スコア算出部82fでは、このスペクトル変動分散が一定値以上になる特性の場合に、音声信号である可能性が高いと判断して、その特徴パラメータ(スペクトル変動)に音声特性スコアSsfを与え、一定値未満の場合はスコア0としている。
そして、この音声特性スコア算出部82では、音声用パワー変動スコア算出部82d、音声用零交差周波数スコア算出部82e及び音声用スペクトル変動スコア算出部82fで設定された各スコアを、加算器82gで加算し、その加算値(総和)を音声特性スコアSsとして出力端子82hから出力している。
図5は、上記音楽特性スコア算出部83を示している。この音楽特性スコア算出部83では、特徴パラメータ算出部81で算出されたパワー変動、零交差周波数、スペクトル変動、LRパワー比の各統計量が特徴パラメータとして、入力端子83a,83b,83c,83dにそれぞれ供給されている。
このうち、入力端子83aに供給されたパワー変動の統計量は、音楽用パワー変動スコア算出部83eに供給され、入力端子83bに供給された零交差周波数の統計量は、音楽用零交差周波数スコア算出部83fに供給され、入力端子83cに供給されたスペクトル変動の統計量は、音楽用スペクトル変動スコア算出部83gに供給される。
一般的に、音楽信号は、音声信号に比べてトーナルで定常的な特性を持つため、パワー変動、零交差周波数、スペクトル変動に関する統計量(分散)は、フレーム単位で見ると小さくなる傾向にある。このため、音楽用パワー変動スコア算出部83e、音楽用零交差周波数スコア算出部83f、音楽用スペクトル変動スコア算出部83gでは、それぞれ、入力された特徴パラメータ(パワー変動、零交差周波数、スペクトル変動の各統計量)が一定のしきい値以下になる特性の場合に、音楽信号である可能性が高いと判断して、その特徴パラメータに音楽特性スコアSmp、Smz、Smfを与え、一定値を越える場合にはスコア0としている。
また、入力端子83dに供給されたLRパワー比の統計量は、音楽用LRパワー比スコア算出部83hに供給される。LRパワー比に関して言えば、音楽信号では、ボーカル以外の楽器演奏がセンター以外に定位していることが多いため、左右のチャンネル間のパワー比が大きくなる傾向にある。このため、音楽用LRパワー比スコア算出部83hでは、このLRパワー比が一定値以上になる特性の場合に、音楽信号である可能性が高いと判断して、その特徴パラメータ(LRパワー比)に音楽特性スコアSmcを与え、一定値未満の場合はスコア0としている。
そして、この音楽特性スコア算出部83では、音楽用パワー変動スコア算出部83e、音楽用零交差周波数スコア算出部83f、音楽用スペクトル変動スコア算出部83g及び音楽用LRパワー比スコア算出部83hで設定された各スコアを、加算器83iで加算し、その加算値(総和)を音声特性スコアSmとして出力端子83jから出力している。
上述したように、オーディオ信号に含まれる音声信号と音楽信号とに対して、それぞれ特徴パラメータ毎にスコアリングを行なうことにより、音声信号と音楽信号との含まれる割合を定量的に評価することができる。そして、音声特性スコア算出部82及び音楽特性スコア算出部83で得られた各スコアSs,Smが、上記ミクシング制御部89に供給される。
ここで、ミクシング制御部89が、入力された音声特性スコアSsと音楽特性スコアSmとに基づいて、可変利得増幅器84,85,86に与えるゲインGo,Gs,Gmを設定する手法について説明する。すなわち、ミクシング制御部89は、音声特性スコアSs及び音楽特性スコアSmからゲインGo,Gs,Gmを設定するに当たって、まず、両スコアSs,Smの差分Ssub(=Ss−Sm)を計算する。スコア差分Ssubが正の場合には、音声信号が強いことを意味しており、逆に負の場合には、音楽信号が強いことを意味している。
図6は、このスコア差分SsubとゲインG(GsまたはGm)との関係を示している。すなわち、スコア差分Ssubの絶対値|Ssub|が予め設定されたしきい値TH1よりも小さいとき、つまり、|Ssub|<TH1のとき、ゲインGはGminに設定される。また、スコア差分Ssubの絶対値|Ssub|が予め設定されたしきい値TH2以上であるとき、つまり、|Ssub|≧TH2のとき、ゲインGはGmaxに設定される。
さらに、スコア差分Ssubの絶対値|Ssub|がしきい値TH1以上でしきい値TH2よりも小さいとき、つまり、TH1≦|Ssub|<TH2のとき、ゲインGは、
G=Gmin +(Gmax−Gmin)/(TH2−TH1)・(|Ssub|−TH1)
となる。
スコア差分Ssubの絶対値|Ssub|がしきい値TH1よりも小さいときと、しきい値TH2以上のときとでゲインGを飽和させているのは、音声あるいは音楽の判定が定常的になっている状態でのゲインGのふらつきを抑制するためである。
そして、スコア差分Ssubが正の場合には、音楽信号を増幅する可変利得増幅器86に与えるゲインGmは0に制御され、音声信号を増幅する可変利得増幅器85に与えるゲインGsが、スコア差分Ssubに応じて図6に示した特性から決定される。また、スコア差分Ssubが負の場合には、音声信号を増幅する可変利得増幅器85に与えるゲインGsは0に制御され、音楽信号を増幅する可変利得増幅器86に与えるゲインGmが、スコア差分Ssubに応じて図6に示した特性から決定される。
なお、入力オーディオ信号(原音信号)を増幅する可変利得増幅器84に与えるゲインGoは、加算器87によるミクシング後の信号パワーを揃えるために、他のゲインG(GsまたはGm)に基づいて、Go=1.0−Gのように設定する。ここで、ゲインG(GsまたはGm)が0の場合は、可変利得増幅器85,86の動作を停止させてもよい。
上記のように求められたゲインGo,Gs,Gmを原音信号、音声信号及び音楽信号に乗算した信号を加算することにより、音質補正処理後のオーディオ信号とする。また、上記ではゲインGo,Gs,Gmの算出に当たってスコア差分Ssubを用いたが、スコア比あるいはその対数値を用いるようにしても同様のゲイン制御が可能である。
図7は、上記音声用補正処理部79を示している。この音声用補正処理部79は、前述したように、センターに定位する音声信号を強調するように機能する。すなわち、入力端子79a,79bに供給された左(L)及び右(R)チャンネルのオーディオ信号は、それぞれフーリエ変換部79c,79dに供給されて周波数領域信号(スペクトル)に変換される。
そして、フーリエ変換部79cから出力されたLチャンネルオーディオ信号成分は、MSパワー比算出部79e、チャンネル間相関算出部79f及びゲイン補正部79gにそれぞれ供給される。また、フーリエ変換部79dから出力されたRチャンネルオーディオ信号成分は、MSパワー比算出部79e、チャンネル間相関算出部79f及びゲイン補正部79hにそれぞれ供給される。
このうち、MSパワー比算出部79eは、両チャンネルの周波数bin毎の和信号(M信号)と差信号(S信号)とからMSパワー比(M/S)を算出している。このM/Sパワー比を算出するのは、センターに定位するスペクトル成分を抽出するためであり、M/Sパワー比が大きいほど、センターに定位した信号成分と判断できるからである。
また、上記チャンル間相関算出部79fは、両チャンネルのスペクトル間の相関係数をバーク帯域毎に算出している。このチャンネル間相関を算出するのは、MSパワー比と同様に、相関係数が大きい(1に近い)ほどセンターに定位したスペクトル信号成分と判断することができるからである。
そして、MSパワー比算出部79eで算出されたMSパワー比と、チャンル間相関算出部79fで算出されたチャンネル間相関係数とは、補正ゲイン算出部79iにそれぞれ供給される。この補正ゲイン算出部79iは、入力されたパラメータ(MSパワー比とチャンネル間相関係数)にそれぞれ重み付けを施して加算することにより、センター定位スコアを算出する。そして、このセンター定位スコアに基づいて、図6と同様の関係にしたがい(ただし、しきい値は図8に示すようにTH3,TH4)、センターに定位するスペクトル成分を強調するために周波数bin毎の補正ゲインを求めるものである。
つまり、補正ゲイン算出部79iは、センター定位スコアが高い周波数成分のゲインを大きくし、センター定位スコアが低い周波数成分のゲインを小さくする。この補正ゲイン算出部79iでは、図3に示したミクシング制御部89による各可変利得増幅器84〜86でのゲイン制御の代替、または、並列処理として特性スコアに応じて強調効果を制御することが可能である。
具体的に言えば、補正ゲイン算出部79iは、入力端子79jを介して供給されるスコア差分Ssubが正の場合に音声信号であると判断できるため、スコア差分Ssubに基づいて、図8に示すように補正ゲイン下限を増加(あるいはしきい値TH3を減少)させるよう補正特性を制御することで強調効果を得られ易くしている。
そして、この補正ゲイン算出部79iで算出された補正ゲインは、平滑化部79kに供給される。この平滑化部79kは、補正ゲイン算出部79iで算出された補正ゲインが、隣接する周波数bin間で違いが大きい場合に異音が生じるので、これを避けるため補正ゲインに対して平滑化を行なった後、上記ゲイン補正部79g,79hに供給している。
これらのゲイン補正部79g,79hでは、それぞれ、入力されたL及びRチャンネルオーディオ信号成分に対して、補正ゲインを周波数bin毎に乗算することにより強調処理を行なっている。そして、各ゲイン補正部79g,79hで補正の行なわれたL及びRチャンネルオーディオ信号成分は、それぞれ、逆フーリエ変換部79l,79mに供給されることにより周波数領域信号を時間域信号に戻され、出力端子79n,79oを介して可変利得増幅器85に出力される。
なお、図7では、2チャンネルのオーディオ信号に対してセンターを強調することについて説明したが、マルチチャンネルのオーディオ信号の場合には、センターチャンネルの強調を行なうことで同様の処理が可能となる。
図9は、上記音楽用補正処理部80を示している。この音楽用補正処理部80は、前述したように、音楽信号に対してワイドステレオ処理やリバーブ処理を行なうことにより、拡がり感のある音場を実現するように機能する。すなわち、入力端子80a,80bに供給された左(L)及び右(R)チャンネルのオーディオ信号は、ステレオ感を強調する(ワイド感を出す)ために、減算器80cに供給されてそれらの差分が求められる。
そして、その差分は、さらに、聴感特性を向上させるために、カットオフ周波数が1kHz程度の低域通過フィルタ80dに通された後、ゲイン調整部80eに供給されて、入力端子80fを介して供給されるスコア差分Ssubに基づいたゲイン調整が施される。このゲイン調整後の信号は、加算器80gにより、入力端子80aに供給されたLチャンネルオーディオ信号と、入力端子80a,80bに供給されたL及びRチャンネルオーディオ信号を加算器80hで加算し増幅器80iで増幅した信号と加算される。
また、上記ゲイン調整部80eでゲイン調整された信号は、逆相変換器80jで逆相にされた後、加算器80kにより、入力端子80bに供給されたRチャンネルオーディオ信号と、増幅器80iの出力信号と加算される。このように、LチャンネルとRチャンネルとでオーディオ信号を逆相にして加算することにより、LRの差分を強調することができる。
ここで、上記ゲイン調整80eでは、図3に示したミクシング制御部89による各可変利得増幅器84〜86でのゲイン制御の代替、または、並列処理として特性スコアに応じて強調効果を制御することが可能である。具体的に言えば、ゲイン調整部80eは、スコア差分Ssubが負の場合に音楽信号であると判断できるため、|Ssub|に応じて減算器80cから得られる差分信号のゲインを制御する(つまり、図6に示したの特性のように|Ssub|が大きいほどゲインを大きくする)ことで補正効果を得られ易くしている。
また、差分信号強調に伴なうセンター成分の低下を補うために、L及びRチャンネルのオーディオ信号を加算器80hにより加算した和信号を増幅器80iでゲイン調整した(減衰させた)信号を、各加算器80g,80kで各々に加算している。
そして、各加算器80g,80kの出力は、それぞれ、イコライザ部80l,80mに供給される。これらのイコライザ部80l,80mは、ステレオ信号に対する聴覚特性向上の観点と、差分信号を低域通過フィルタ80dに通したことによる高域の相対的な落ち込みを補償するために高域部を強調するとともに、補正前後でのパワー変動による違和感を抑圧するため、全体のゲイン調整を行なっている。
その後、各イコライザ部80l,80mの出力は、それぞれ、リバーブ部80n,80oに供給される。これらのリバーブ部80n,80oは、再生環境(部屋等)の残響を模擬した遅延特性を持つインパルス応答の畳み込みを行なうもので、音楽視聴に適した拡がり感のある音場効果を与える補正音を生成している。そして、各リバーブ部80n,80oの出力が、出力端子80p,80qを介して可変利得増幅器86に出力される。
図10及び図11は、上記した音質補正処理部76が行なう一連の音質補正動作をまとめたフローチャートを示している。すなわち、処理が開始(ステップS1)されると、音質補正処理部76は、ステップS2で、音声特性スコアSs及び音楽特性スコアSmを算出し、ステップS3で、音声特性スコアSsが音楽特性スコアSmよりも大きいか否か、つまり、Ss>Smであるか否かを判別する。
そして、Ss>Smであると判断された場合(YES)、音質補正処理部76は、ステップS4で、音声特性スコアSsから音楽特性スコアSmを減算してスコア差分Ssub(=Ss−Sm)を算出する。その後、音質補正処理部76は、ステップS5で、スコア差分Ssubが予め設定された音声信号用の上限しきい値TH2s以上であるか否か、つまり、Ssub≧TH2sであるか否かを判別する。そして、Ssub≧TH2sであると判断された場合(YES)、音質補正処理部76は、ステップS6で、音声信号の補正用出力ゲイン(可変利得増幅器85に与えるゲイン)GsをGsmaxに設定する。
また、上記ステップS5でSsub≧TH2sでないと判断された場合(NO)、音質補正処理部76は、ステップS7で、スコア差分Ssubが予め設定された音声信号用の下限しきい値TH1sより小さいか否か、つまり、Ssub<TH1sであるか否かを判別する。そして、Ssub<TH1sであると判断された場合(YES)、音質補正処理部76は、ステップS8で、音声信号の補正用出力ゲイン(可変利得増幅器85に与えるゲイン)GsをGsminに設定する。
さらに、上記ステップS7でSsub<TH1sでないと判断された場合(NO)、音質補正処理部76は、ステップS9で、音声信号の補正用出力ゲイン(可変利得増幅器85に与えるゲイン)Gsを、図6に示した特性のTH1≦Ssub<TH2の範囲に基づいて設定する。
そして、上記ステップS6、S8またはS9の後、音質補正処理部76は、ステップS10で、音声用補正処理部79による音声信号に対しての音質補正処理を実行する。その後、音質補正処理部76は、ステップS11で、音楽信号に対する補正用出力ゲイン(可変利得増幅器86に与えるゲイン)Gmを0に設定する。
また、音質補正処理部76は、ステップS12で、原音信号に対する補正用出力ゲイン(可変利得増幅器84に与えるゲイン)Goを1.0−Gsなる演算により算出する。その後、音質補正処理部76は、ステップS13で、各利得可変増幅器84〜86の出力をミクシングして、処理を終了(ステップS14)する。
一方、上記ステップS3でSs>Smでないと判断された場合(YES)、音質補正処理部76は、ステップS15で、音楽特性スコアSmから音声特性スコアSsを減算してスコア差分Ssub(=Sm−Ss)を算出する。その後、音質補正処理部76は、ステップS16で、スコア差分Ssubが予め設定された音楽信号用の上限しきい値TH2m以上であるか否か、つまり、Ssub≧TH2mであるか否かを判別する。そして、Ssub≧TH2mであると判断された場合(YES)、音質補正処理部76は、ステップS17で、音楽信号の補正用出力ゲイン(可変利得増幅器86に与えるゲイン)GmをGmmaxに設定する。
また、上記ステップS16でSsub≧TH2mでないと判断された場合(NO)、音質補正処理部76は、ステップS18で、スコア差分Ssubが予め設定された音楽信号用の下限しきい値TH1mより小さいか否か、つまり、Ssub<TH1mであるか否かを判別する。そして、Ssub<TH1mであると判断された場合(YES)、音質補正処理部76は、ステップS19で、音楽信号の補正用出力ゲイン(可変利得増幅器86に与えるゲイン)GmをGmminに設定する。
さらに、上記ステップS18でSsub<TH1mでないと判断された場合(NO)、音質補正処理部76は、ステップS20で、音楽信号の補正用出力ゲイン(可変利得増幅器86に与えるゲイン)Gmを、図6に示した特性のTH1≦Ssub<TH2の範囲に基づいて設定する。
そして、上記ステップS17、S19またはS20の後、音質補正処理部76は、ステップS21で、音楽用補正処理部80による音楽信号に対しての音質補正処理を実行する。その後、音質補正処理部76は、ステップS22で、音声信号に対する補正用出力ゲイン(可変利得増幅器85に与えるゲイン)Gsを0に設定する。
また、音質補正処理部76は、ステップS23で、原音信号に対する補正用出力ゲイン(可変利得増幅器84に与えるゲイン)Goを1.0−Gmなる演算により算出し、上記ステップS13の処理に移行される。
以上に述べたように、この実施の形態では、入力オーディオ信号が、音声信号特性に近いか音楽信号特性に近いかをスコアにより判定し、そのスコアに応じて補正方法及び補正度合いを制御することにより、最適な音質補正を精度よく低遅延で行なうことができるようになる。
また、上記した実施の形態では、スコア差分Ssubに基づいて、音声用補正処理部79及び音楽用補正処理部80による音質補正処理と、可変利得増幅器84〜86による音質補正処理との両方を行なうようにしているが、可変利得増幅器84〜86による音質補正処理は、必要に応じて付加すればよいものである。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
この発明の実施の形態を示すもので、デジタルテレビジョン放送受信装置とそれを中心としたネットワークシステムの一例とを概略的に説明するために示す図。 同実施の形態におけるデジタルテレビジョン放送受信装置の主要な信号処理系を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態におけるデジタルテレビジョン放送受信装置のオーディオ処理部に含まれる音質補正処理部を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における音質補正処理部が備える音声特性スコア算出部を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における音質補正処理部が備える音楽特性スコア算出部を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における音質補正処理部が備える各可変利得増幅器に与えるゲインの設定手法を説明するために示す特性図。 同実施の形態における音質補正処理部が備える音声用補正処理部を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における音声用補正処理部で使用される補正ゲインの設定手法を説明するために示す特性図。 同実施の形態における音質補正処理部が備える音楽用補正処理部を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における音質補正処理部が実行する動作の一部を説明するために示すフローチャート。 同実施の形態における音質補正処理部が実行する動作の残部を説明するために示すフローチャート。
符号の説明
11…デジタルテレビジョン放送受信装置、12…キャビネット、13…支持台、14…映像表示器、15…スピーカ、16…操作部、17…リモートコントローラ、18…受光部、19…第1のメモリカード、20…第2のメモリカード、21…第1のLAN端子、22…第2のLAN端子、23…USB端子、24…IEEE1394端子、25…HDD、26…ハブ、27…HDD、28…PC、29…DVDレコーダ、30…アナログ伝送路、31…ブロードバンドルータ、32…ネットワーク、33…PC、34…携帯電話、35…ハブ、36…携帯電話、37…デジタルカメラ、38…カードリーダ/ライタ、39…HDD、40…キーボード、41…AV−HDD、42…D−VHS、43…アンテナ、44…入力端子、45…チューナ、46…PSK復調器、47…TS復号器、48…信号処理部、49…アンテナ、50…入力端子、51…チューナ、52…OFDM復調器、53…TS復号器、54…チューナ、55…アナログ復調器、56…グラフィック処理部、57…オーディオ処理部、58a〜58d…入力端子、59…OSD信号生成部、60…映像処理部、61,62…出力端子、63…制御部、64…CPU、65…ROM、66…RAM、67…不揮発性メモリ、68…カードI/F、69…カードホルダ、70…カードI/F、71…カードホルダ、72,73…通信I/F、74…USB I/F、75…IEEE1394 I/F、76…音質補正処理部、77…入力端子、78…原音遅延補償部、79…音声用補正処理部、80…音楽用補正処理部、81…特徴パラメータ算出部、82…音声特性スコア算出部、83…音楽特性スコア算出部、84〜86…可変利得増幅器、87…加算器、88…出力端子、89…ミクシング制御部。

Claims (8)

  1. 入力オーディオ信号から音声信号と音楽信号とを判別するための各種の特徴パラメータを算出する特徴パラメータ算出手段と、
    前記特徴パラメータ算出手段で算出された各種の特徴パラメータのうち、音声信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音声特性スコアとして算出する音声特性スコア算出手段と、
    前記特徴パラメータ算出手段で算出された各種の特徴パラメータのうち、音楽信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音楽特性スコアとして算出する音楽特性スコア算出手段と、
    前記音声特性スコア算出手段で算出された音声特性スコアと前記音楽特性スコア算出手段で算出された音楽特性スコアとのスコア差分に基づいて、前記入力オーディオ信号の音声信号または音楽信号との近さを求め、音声向けまたは音楽向けの音質補正処理を施す補正手段とを具備することを特徴とする音質補正装置。
  2. 前記特徴パラメータ算出手段は、パワー変動、零交差周波数、周波数領域でのスペクトル変動、ステレオの左右信号のパワー比のいずれかを含む各種の特徴パラメータを算出することを特徴とする請求項1記載の音質補正装置。
  3. 前記補正手段は、前記音声特性スコアと音楽特性スコアとのスコア差分に基づいて、前記入力オーディオ信号が音声信号に近いとされたとき、前記入力オーディオ信号に対して前記スコア差分に応じたセンター定位成分を強調する補正を行なう音声用補正処理手段を備えることを特徴とする請求項1記載の音質補正装置。
  4. 前記補正手段は、前記音声特性スコアと音楽特性スコアとのスコア差分に基づいて、前記入力オーディオ信号が音声信号に近いとされたとき、前記音声用補正処理手段の出力信号に対して前記スコア差分に応じたゲインでの増幅処理を施す音声用増幅手段を備えることを特徴とする請求項3記載の音質補正装置。
  5. 前記補正手段は、前記音声特性スコアと音楽特性スコアとのスコア差分に基づいて、前記入力オーディオ信号が音楽信号に近いとされたとき、前記入力オーディオ信号に対して前記スコア差分に応じた拡がり感のある音場を生成する補正を行なう音楽用補正処理手段を備えることを特徴とする請求項1記載の音質補正装置。
  6. 前記補正手段は、前記音声特性スコアと音楽特性スコアとのスコア差分に基づいて、前記入力オーディオ信号が音楽信号に近いとされたとき、前記音楽用補正処理手段の出力信号に対して前記スコア差分に応じたゲインでの増幅処理を施す音楽用増幅手段を備えることを特徴とする請求項5記載の音質補正装置。
  7. 入力オーディオ信号を特徴パラメータ算出手段に供給して、音声信号と音楽信号とを判別するための各種の特徴パラメータを算出する工程と、
    算出された各種の特徴パラメータを音声特性スコア算出手段に供給して、音声信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音声特性スコアとして算出する工程と、
    算出された各種の特徴パラメータを音楽特性スコア算出手段に供給して、音楽信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音楽特性スコアとして算出する工程と、
    前記音声特性スコアと前記音楽特性スコアとのスコア差分を補正手段に供給して、前記入力オーディオ信号の音声信号または音楽信号との近さを求め、音声向けまたは音楽向けの音質補正処理を施す工程とを有することを特徴とする音質補正方法。
  8. 入力オーディオ信号から音声信号と音楽信号とを判別するための各種の特徴パラメータを算出する処理を、コンピュータに実行させるための特徴パラメータ算出手段と、
    前記特徴パラメータ算出手段で算出された各種の特徴パラメータのうち、音声信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音声特性スコアとして算出する処理を、前記コンピュータに実行させるための音声特性スコア算出手段と、
    前記特徴パラメータ算出手段で算出された各種の特徴パラメータのうち、音楽信号であることを示している特徴パラメータにスコアを付し、付したスコアの総和を音楽特性スコアとして算出する処理を、前記コンピュータに実行させるための音楽特性スコア算出手段と、
    前記音声特性スコア算出手段で算出された音声特性スコアと前記音楽特性スコア算出手段で算出された音楽特性スコアとのスコア差分に基づいて、前記入力オーディオ信号の音声信号または音楽信号との近さを求め、音声向けまたは音楽向けの音質補正処理を施す処理を、前記コンピュータに実行させるための補正手段とを具備することを特徴とする音質補正用プログラム。
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