JP4327540B2 - 電気掃除機の集塵容器 - Google Patents

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Description

この発明は、塵埃吸込口から掃除機本体の電動送風機の吸込開口までの吸込風路途中に着脱可能に設けられて、塵埃吸込口から吸い込まれる塵埃を捕捉するようにした電気掃除機の集塵容器に関するものである。
この種の集塵容器としては、上端が開口するカップ状の容器本体の側面に塵埃吸込口を設け、前記開口に着脱可能なフィルタを取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この集塵容器では、容器本体内の集塵室に捕捉した塵埃を捨てる場合、フィルタを取り外す必要があるため、塵埃を捨てるのに手間がかかるものであった。
そこで、この様な問題を解決する集塵容器としては、上述したカップ状の容器本体を斜め又は縦の分割ラインで2つの分割容器に分割すると共に、この2つの分割容器を開閉可能に上部で結合した集塵ケースも知られている(例えば、特許文献2参照)。この集塵容器では、2つの分割容器を下端が互いに離反するように開くことで、塵埃を容易に捨てることができるようにしている。
しかし、この集塵容器では、一方の分割容器に取手が一体に設けられているため、この取手が設けられた側の分割容器の底壁に堆積した塵埃を捨てるには、この分割容器を作業者が取手と共に傾斜させて底壁を傾斜させる必要があった。
このれを解消する集塵容器としては、下端が開口する容器本体の側面に上下に延びる取手を設け、底蓋を取手とは反対側の部分にヒンジで取り付け、底蓋の取手側の部分と容器本体の下端部との間に底蓋のロック装置を介装すると共に、取手にロック装置のロック解除ボタンを取り付けた底蓋開閉式のものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−219994号公報 特開2002−325704号公報 特開2003−19097号公報
しかしながら、底蓋開閉式の集塵容器では、上述したようにロック解除ボタンを押すと、ロック装置による蓋体のロックが解除されて、蓋体が取手とは反対側のヒンジを中心に開く構造であると共に、底蓋の回転半径が大きいため、ゴミ箱上でのゴミ捨て時に、ゴミやホコリの飛散防止を十分にできないものであった。
また、綿埃等の塵埃が集塵容器の底部に圧縮した状態で堆積させられている場合、綿埃が容器本体の内周面に摩擦係止させられることもある。この場合、単に底蓋を開いても、綿埃が落下しない場合があるという問題があった。
そこで、この発明は、ゴミ捨て時に、ゴミやホコリの飛散防止を十分にできると共に、綿埃等の塵埃が容器本体の内周面に摩擦係止させられていても、蓋体を開くことで綿埃等の塵埃を容易に落下させることができる電気掃除機の集塵容器を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、この発明は、塵埃吸込口から掃除機本体の電動送風機の吸込開口までの吸込風路途中に着脱可能に設けられて前記塵埃吸込口から吸い込まれる塵埃を捕捉する集塵室を有した集塵容器本体と、前記集塵容器本体に設けられた持ち運び用の取手と、前記集塵容器本体にヒンジで取り付けられて前記集塵室のゴミ捨て用の開口を開閉する蓋体と、前記蓋体が前記開口を閉成している状態で前記蓋体を前記集塵容器本体にロックするロック装置と、前記ロック装置のロックを解除するロック解除手段を備え前記蓋体は、底板と、前記底板に隣接する面に亘る側壁とを有する一対の分割蓋体を備え、前記ヒンジは、前記側壁の上縁部に設けられ、前記一対の分割蓋体は前記集塵容器本体に観音開き状にり付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ゴミ捨て時に一対の分割蓋体を下方にしてロック解除手段を操作することにより、一対の分割蓋体が互いに離反する方向に開いて、集塵容器本体内の塵埃が一対の分割蓋体の開放端間の中央部に集まるようにして下方に落下することになる。しかも、この際の分割蓋体の回動半径は分割する一つの蓋体の場合の半分になる。この結果、ゴミ箱上でのゴミ捨て時に、ゴミやホコリの飛散防止を十分にできる。また、綿埃等の塵埃が容器本体の内周面に摩擦係止させられていても、蓋体を開くことで綿埃等の塵埃を容易に落下させることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1において、1は電気掃除機の掃除機本体、2は一端が掃除機本体1に接続される集塵ホース、3は集塵ホース2の自由端部に一体に設けられた手元操作パイプ、4は手元操作パイプ3に接続された延長パイプ(延長管)、5は延長パイプ4に接続された吸込口体である。
手元操作パイプ3は、把手部3aを有すると共に、操作パネル3bを有する。この操作パネル3bには「弱/中」吸込風量切り替え用のスイッチS1と、「強」吸込風量用のスイッチS2と、「切り」用のスイッチS3が設けられている。
掃除機本体1は、図3に示したようにケース本体6,電動送風機7,バッテリー8,集塵容器9,ケース側蓋体10を有する。
ケース本体6は、図2,図3に示したように後ケース部6a及び後ケース部6aの前側下部に連設された載置部6bを有する。この後ケース部6aの前端には端壁6cが設けられ、端壁6cには連通口(連通路)6dが形成されている。
そして、図3に示したように電動送風機7は後ケース部6aの上部に配設され、バッテリー8は後ケース部6aの下部に配設されている。この電動送風機7は、遠心ファン部7aと、遠心ファン部7aの図示しない遠心ファンを回転駆動するモータ部7bを有する。この遠心ファン部7aの前端には連通口6dに連通する吸込開口7cが設けられ、モータ部7bには排気口7dが設けられている。
そして、吸込開口7cから吸い込まれたエア(空気)は、モータ部7d内を流れて内部を冷却した後、排気口7dからモータ部7dの外に排気されるようになっている。そして、この排気されたエアは、後部ケース6aの側部に設けられた多数の排気孔11から大気中に排気されるようになっている。
また、載置部6bには、図3に示したように上方に開放する載置凹部12が形成されている。この載置凹部12内には、上述した集塵容器9の下部が配設されている。
この集塵容器9は集塵容器本体13を有する。この集塵容器本体13は、上下に延び且つ下方に開口する筒状容器部13aと、筒状容器部13aの後部側(図3,4の右側)に連設され且つ後方に開口する筒状部13bを有する。この筒状容器部13a内には下方に開口する第1の集塵室14が形成され、筒状部13b内には後方に開口する第2の集塵室15が形成されている。
また、筒状容器部13aの上端部には、前側(図2,図3の左側)に突出し且つ集塵室14の上端部に連通する小径筒部16が形成されている。この小径筒部16の前端には上方に向かうに従って後方に傾斜するフランジ16aが一体に形成されている。16bは小径筒部16内に形成された風路(掃除機本体1の塵埃吸込口)である。
この集塵室14,15は筒状容器部13aの後壁13a1で区画されている。この後壁13a1には、集塵室14,15を連通させる連通口17が形成されている。この連通口17はネットフィルタ18で覆われている。
このネットフィルタ18は、図3,図4に示したように連通口17に嵌合され且つ後壁13a1に図示しないビスで着脱可能に取り付けられたフィルタ枠18aと、フィルタ枠18aの集塵室14側の面を覆うようにフィルタ枠18aに固着されたネット部材18bを有する。
このフィルタ枠18は、風路16bに対向し且つ風路16bの径よりも僅かに大きい塵埃衝突部(塵埃突当部)18a1を有する。
また、ネット部材18bは、例えばメッシュ状の樹脂繊維フィルタの表面にスパッタリングにより金属被膜層を形成したものが用いられていて、非常にゴミが付着しにくいように滑りやすくなっている。尚、この金属被膜層に変えてネット部材18bの表面をテフロン(登録商標)加工やフッ素加工を施して、ネット部材18bの表面に滑りやすい被膜層を形成してもよい。
また、集塵室15の後部開口には、図3,図4に示したように細塵フィルタ19が着脱可能に嵌合されている。この細塵フィルタ19は、集塵室15の後部開口に着脱可能に嵌合された筒状のフィルタ枠19aと、フィルタ枠19a内に装着されたフィルタ部材19bを有する。この集塵室15は、図3に示したように細塵フィルタ19及び端壁6cの連通口(連通路)6dを介して電動送風機7の吸込開口7cに連通させられている。
尚、本実施例では、フィルタ部材19bにプリーツ加工を施した波形状のプリーツフィルタが用いられている。そして、後壁13a1の下端部と細塵捕捉フィルタ19の下端部との間には集塵部20が形成されている。
しかも、筒状容器部13aの外側面には、図2〜図5に示したように、筒状部13bとは反対側に位置させて取手(ハンドル)21が一体に設けられている。この取手21は、上下に延び且つ筒状容器部13aの外側面に固定された中空取付部22と、中空取付部22と間隔をおいて上下に延びる握り部23と、中空取付部22の上端部と握り部23の上端部を連設している中空連設部24から逆U字状に形成されている。
尚、中空取付部22は、図14に示したように壁部22aと、壁部22aの内面に上下に間隔を置いて一体に設けられた補強板部22b,22cを有する。この補強板部22b,22cの筒状容器部13a側の部分には互いに対応する切欠22b1,22c1が形成されている。
また、筒状容器部13aの両側には、後壁13a1の両側縁から中空取付部22の下方に向けて斜めにカットされた下端縁25,25が形成されている。これにより筒状容器部13aの下端部すなわち集塵室14の下端部は下方及び側方に向けて開口している。
この集塵室14の開口は、底蓋26により開閉可能に設けられている。この底蓋(蓋体)26は、一対の分割底蓋(分割蓋体)27,27を有する。この各分割底蓋27は、底板27a及び側壁27bを有する。そして、各分割底蓋27の側壁27bは、後側上縁部がヒンジ28により筒状容器部13aの左右の部分に左右に回動可能にそれぞれ取り付けられている。
これにより、一対の分割底蓋27,27は図7,図9,図10,図12に示すように左右に観音開きするようになっている。尚、分割底蓋27,27を閉じたときには、側壁27b,27bの上縁は筒状容器部13aの下端縁25,25に気密に係合し、底板27a,27aも気密に係合するようになっている。
この側壁27b,27bの後端部の上端部には、一対の分割底蓋(分割蓋体)27,27が閉じているとき、図11の如く起立した状態でネットフィルタ18の左右の側部に位置する塵埃掻落部材としてのワイパー29,29がそれぞれ一体に設けられている。また、ワイパー29,29は、一対の分割底蓋(分割蓋体)27,27が図12の如くひらいたときに、ネットフィルタ18の下縁部に位置するようになっている。
この分割底蓋27,27が開く際、ワイパー29,29は矢印30で示したように分割底蓋27,27と一体にヒンジ28,28の支持軸28a,28aを中心にそれぞれ回動するようになっている。尚、図11,図12以外の図では、ワイパー29,29以外の部分の説明の便宜上、ワイパー29,29の図示を省略してある。
このワイパー29,29のネットフィルタ18側の部分には、ゴムや軟質の合成樹脂或いは刷毛等からなる軟質払拭部材(図示略)が設けられている。この軟質払拭部材(図示略)は、ネットフィルタ18に軽く接触しても良いし、ネットフィルタ18との間に微小間隙を形成するように配設されていても良い。要は、ワイパー29,29が図11の位置から図12の如く矢印30で示したように回動したとき、ネットフィルタ18に付着した綿埃等の塵埃を掻き落とすことができればよい。
また、分割底蓋27,27の底板27a,27aには、取手21の中空取付部22側に位置させて係止爪27c,27cが一体に形成されている。この係止爪27c,27cは、分割底蓋27,27を図6,図8,図11の如く閉じたとき、図17の如く揃うようになっている。
この分割底蓋27,27は、閉じたときに係止爪27c,27cが図14〜図16のロック装置28によりロックされるようになっている。このロック装置31は、中空取付部22の壁部22aに間隔をおいて取り付けられた支持軸32と、支持軸32に回動自在に保持されたロック爪33と、支持軸32に捲回され且つ両端部がロック爪33と中空取付部22の壁部22aとの間に介装されたトーションバネ(回動付勢手段)34を有する。
尚、支持軸32は、中空取付部22内に配設されていると共に、取手を上下方向に向けたときに中空取付部22の幅方向(左右方向)に延びている。そして、トーションバネ31は、ロック爪33を集塵容器部13a側に回動付勢して、分割底蓋27,27が閉じられたときに、ロック爪33を図17の如く係止爪27c,27cに同時に係止(ロック)するようになっている(図14〜図16参照)。33aは、ロック爪33と一体に設けられ且つ筒状容器部13a側に延びる押圧レバー部である。
また、取手21には、図14に示したようにロック装置31のロック解除をさせるロック解除装置(ロック解除手段)35が設けられている。
このロック解除装置35は、ロック解除ボタン36,コイルスプリング(付勢手段)37,ロック解除ロッド38を有する。このロック解除ボタン36は、下部が中空連設部24内に配設され、上部が中空連設部24の上壁24aに形成した開口24bから上方に突出している。また、コイルスプリング37は、中空連設部24内のバネ受39とロック解除ボタン36との間に介装されていて、ロック解除ボタン36を上方にバネ付勢している。
更に、ロック解除ロッド38は、上端部38aがロック解除ボタン36に保持されている。このロック解除ロッド38は、上下に向けて延びる下ロッド部38bを有する。この下ロッド部38bは、補強板部22b,22cに設けた切欠22b1,22c1に挿通されていて、下端がロック爪33と一体の押圧レバー部33aの先端部上に近接配置されている。
また、ケース側蓋体10の後端部には図2に示したようにがヒンジアーム40が一体に設けられている。このヒンジアーム40は、下端部(図示せず)が後ケース部6aの前端部且つ上部に上下回動自在に保持されている。これにより、ケース側蓋体10は上下に回動可能に後ケース部6aに取り付けられている。
このケース側蓋体10の自由端部には、ケース側蓋体10で集塵容器9の上面を押さえ付けたときに、集塵容器9の取手21に係止される蓋係止爪(図示せず)が設けられている。この蓋係止爪の係止は、ケース側蓋体10の自由端部に設けた係止解除ボタン10aを押すことで解除される。しかも、このケース側蓋体10で集塵容器9の上面を押さえ付けたときに、ケース側蓋体10の自由端部に設けた図示しない突起で押圧されて、取手21の下端部を載置部6bから前側に突出する突部6b1に固定するロック装置(図示せず)が取手21の握り部23内に設けられている。この様なケース側蓋体10と取手21との係止構造や取手21のロック装置としては、例えば特開2003−19446号公報に開示された様な構造を採用できるので、その詳細な説明は省略する。
また、このケース側蓋体10の自由端部内には、ケース側蓋体10で集塵容器9の上面を押さえ付けたときに、集塵容器9に設けた小径筒部16の風路16bに接続されて連通するホース接続口10bが形成されている。
尚、集塵容器9の側方には図5に示したようなカバー板9aが取り付けられるが、図1,図2,図5以外の図面では説明の便宜上カバー板9aの図示を省略している。
[作用]
次に、この様な構成の電気掃除機及び集塵容器9の作用を説明する。
図1の手元操作パイプ3に設けた「弱/中」吸込風量切り替え用のスイッチS1又は「強」吸込風量用のスイッチS2をオン操作すると、図3の電動送風機7が作動させられて、吸込負圧が吸込開口7cに発生する。この吸込負圧は、図3の細塵フィルタ19,第2の集塵室15,ネットフィルタ18を介して第1の集塵室14に作用させられる。しかも、この第1の集塵室14に作用する吸込負圧は、風路16b,集塵ホース2,手元操作パイプ3及び延長パイプ4を介して吸込口体5に作用する。
そして、この吸込負圧により、清掃面の塵埃がエア(空気)と共に吸込口体5に吸い込まれることになる。この吸込口体5に吸い込まれた塵埃及びエア(空気)は、延長パイプ4,手元操作パイプ3,集塵ホース2及び図3の風路16bを介して第1の集塵室14内に流入させられる。
この塵埃及びエアは、図3において風路16bから第1の集塵室14内に流入するときに直進して、ネットフィルタ18の塵埃衝突部18a1に衝突する。この際、塵埃及びエアの一部は放射方向に流れるが、エア及び塵埃の大半は下方に流れる。そして、エアは下方に流れながらネットフィルタ18を透過して第2の集塵室15内に流入する。この際、ネットフィルタ18の網目の開口より小さい塵埃もネットフィルタ18を透過して第2の集塵室15内に流入する。
一方、ネットフィルタ18の網目の開口より大きい塵埃は、第1の集塵室14の下部に流下して堆積させられ、その一部がネットフィルタ18を通過するエアによりネットフィルタ18に付着させられる。
このネットフィルタ18に付着させられた塵埃は、第1の集塵室14内に連続して流入するエア及び塵埃により剥離されて下方に流下させられ、第1の集塵室14の底部側に圧縮するようにして堆積させられる。
また、ネットフィルタ18を透過したエアは、細塵フィルタ19を透過した後、吸込開口7cから電動送風機7内に吸い込まれる。この際、エアに含まれる細塵は細塵フィルタ19に捕捉されることになる。そして、電動送風機7内に吸い込まれたエアは、モータ部7b内を冷却して、排気口7dからモータ部7b外に排気された後、排気孔11から大気に排気される。
このようにして集塵容器9内に捕集された塵埃を捨てる場合には、先ず図1,図2のケース側蓋体10の自由端部に設けたロック解除ボタン10aを押して、ケース側蓋体10の自由端部と集塵容器9の取手21との係止及び取手21の握り部23と載置部6bから前側に突出する突部6b1とのロック装置によるロックを解除する。
次に、ケース側蓋体10の自由端部を図2の如く上方に持ち上げて、ケース側蓋体10を開くことにより、集塵容器9の上方を開放して、集塵容器9を上方に持ち上げることができるようにする。この状態で、取手21の握り部23を掴んで集塵容器9を載置部6bから上方に取り出した後、集塵容器9をゴミ箱等の上まで移動させる。
そして、図14においてロック解除ボタン36をコイルスプリング37のバネ力に抗して下方に押し下げることにより、ロック解除ロッド38を下方に変位させる。これにより、ロック爪33と一体の押圧レバー部33aの先端部が図14,図15の状態からロック解除ロッド38によりトーションバネ34のバネ力に抗して図16に示したように下方に押圧変位させられ、ロック爪33が支持軸32を中心に図14,図15の状態から図16の位置まで時計回り方向に回動させられる。
この回動により、係止爪27c,27cの係止爪33による係止(ロック)が解除されて、分割底蓋27,27がヒンジ28,28を中心に図7,図9,図10,図12の如く取手21の左右に開かれ、集塵室14内に捕集された塵埃が下方のゴミ箱等に落下させられ捨てられることになる。
この際、塵埃払拭部材であるワイパー29,29は、図12に矢印30で示したように分割底蓋27,27と一体に下方に回動してネットフィルタ18に付着した塵埃を下方に掻き落とすことになる。
このように分割底蓋27,27が左右に開くことで、塵埃が分割底蓋27,27の一方に偏るようにして落下することがない。しかも、分割底蓋27,27は、開くときの回動半径が一つの底蓋を用いた場合に比べて略半分になる。これらの結果、分割底蓋27,27を左右に開いて塵埃を落下させる際に、塵埃の飛散を防止できる。
以上説明したように、この発明の実施の形態の電気掃除機の集塵容器9は、塵埃吸込口(風路16b)から掃除機本体1の電動送風機7の吸込開口7cまでの吸込風路途中に着脱可能に設けられて前記塵埃吸込口(風路16b)から吸い込まれる塵埃を捕捉する集塵室(第1の集塵室14)を有した集塵容器本体13と、前記集塵容器本体13に設けられた取手21と、前記集塵容器本体13にヒンジで取り付けられて前記集塵室(第1の集塵室14)のゴミ捨て用の開口を開閉する蓋体(底蓋26)と、前記蓋体(底蓋26)が前記開口を閉成している状態で前記蓋体(底蓋26)を前記集塵容器本体13にロックするロック装置31と、前記ロック装置31のロックを解除するロック解除手段(ロック解除装置35)を備えている。しかも、前記蓋体(底蓋26)は前記集塵容器本体13の前記ゴミ捨て用の開口面からそれに隣接する面に亘る一対の分割蓋体(分割底蓋27,27)を備え、前記一対の分割蓋体(分割底蓋27,27)は観音開き状に前記集塵容器本体13にヒンジ28で取り付けられている。
この構成によれば、ゴミ捨て時に一対の分割蓋体(分割底蓋27,27)を下方にしてロック解除手段(ロック解除装置35)を操作することにより、一対の分割蓋体(分割底蓋27,27)が互いに離反する方向に開いて、集塵容器本体13内の塵埃が一対の分割蓋体(分割底蓋27,27)の開放端間の中央部に集まるようにして下方に落下することになる。しかも、この際の分割蓋体(分割底蓋27,27)の回動半径は分割していない一つの蓋体の場合の半分になる、これらの結果、ゴミ箱上でのゴミ捨て時に、ゴミやホコリの飛散防止を十分にできる。また、綿埃等の塵埃が集塵容器本体13の内周面に摩擦係止させられていても、蓋体(底蓋26)を開くことで綿埃等の塵埃を容易に落下させることができる。
尚、本実施例では、集塵容器本体13の下部を下方に開口させて、一対の分割蓋体(分割底蓋27,27)で観音開きするようにしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。
例えば、集塵容器本体13の後部側の筒状部13b及び後壁13a1を省略して、集塵容器本体13の後端を後方に開口させ、この開口を一対の分割蓋体で観音開きするようにしてもよい。この場合にも、分割蓋体は集塵容器本体の周面まで回り込ませるようにする。尚、この場合、集塵容器本体13の側壁に開口を設けて、この開口にネットフィルタを取り付けるようにすると共に、このネットフィルタに近接させて細塵フィルタを設け、この細塵フィルタを介して集塵容器本体内のエアがネットフィルタ及び細塵フィルタを介して電動送風機7の吸込開口7cに吸い込まれるようにすると良い。そして、塵埃を捨てるときには集塵容器本体の後部を下方に向けて、一対の分割蓋体を開くことにより、塵埃を下方に落下させることができる。
また、この発明の実施の形態の電気掃除機の集塵容器9は、前記取手21は前記集塵容器本体13の側面に取り付けられ、前記一対の分割蓋体(分割底蓋27,27)は前記取手21を中心に左右に配設されている。
この構成によれば、一対の分割蓋体(分割底蓋27,27)は取手21を基準に左右に開くので、ゴミ箱上でのゴミ捨て時に、ゴミやホコリが作業者側に飛散するのを十分に防止できる。尚、取手21にロック解除手段(ロック解除装置35)のロック解除ボタン36を設けた場合には、取手21の部分でロック解除手段(ロック解除装置35)のロック解除ができるので、ロック解除を容易に行うことができる。
更に、この発明の実施の形態の電気掃除機の集塵容器9は、前記集塵容器本体13には前記集塵室(第1の集塵室14)と前記電動送風機7の吸込開口7cとを連通させる連通口6dが形成され、前記連通口6dには前記塵埃吸込口(風路16b)から前記集塵室(14)内に吸い込まれる塵埃を捕捉するネットフィルタ18が取り付けられていると共に、前記分割蓋体(分割底蓋27,27)の開動作に連繋して動作して前記ネットフィルタ18の集塵室(14)側の面に捕捉された塵埃を前記ゴミ捨て用の開口側に掻き落とす塵埃払拭部材(ワイパー29)が設けられている。
この構成によれば、塵埃払拭部材(ワイパー29)が分割蓋体(分割底蓋27)に連繋して前記ネットフィルタ18の集塵室(14)側の面に捕捉された塵埃を掻き落とすので、ネットフィルタ18の清掃を自動的に行うことができる。尚、ここで塵埃払拭部材(ワイパー29)が分割蓋体(分割底蓋27,27)に連繋する場合の構成としては以下の場合が考えられる。例えば、分割蓋体(分割底蓋27,27)が開く際に塵埃払拭部材(ワイパー29)が分割蓋体(分割底蓋27,27)に連動する場合である。この例としては、塵埃払拭部材(ワイパー29)が分割蓋体(分割底蓋27,27)に一体に設けられていて、分割蓋体(分割底蓋27,27)が開く際に塵埃払拭部材(ワイパー29)が分割蓋体(分割底蓋27,27)に連動する場合と、塵埃払拭部材(ワイパー29)が分割蓋体(分割底蓋27,27)と別体に設けられていて、分割蓋体(分割底蓋27,27)が開く際に塵埃払拭部材(ワイパー29)がリンクやギヤ等を介して分割蓋体(分割底蓋27,27)に連動する場合が考えられる。また、塵埃払拭部材(ワイパー29)が分割蓋体(分割底蓋27,27)と別体に設けられていて、ロック解除手段(ロック解除装置35)によりロック装置31のロックを解除する際、このロック解除手段(ロック解除装置35)のロック解除操作に連動して塵埃払拭部材(ワイパー29)が開く場合が考えられる。
この発明の集塵容器を備える電気掃除機の概略斜視図である。 図1の掃除機本体のケース側蓋体を開いたときの側面図である。 図1の掃除機本体の前側の部分のみを部分的に破断して示した掃除機本体の部分断面側面図である。 図3の集塵容器の拡大断面図である。 図2,図3の集塵容器を斜め前側から見た斜視図である。 図5の集塵容器の正面図である。 図5の分割底蓋が左右に開いた状態を示す説明図である。 図5の集塵容器からカバー板を除いて別の角度から見た斜視図である。 図8の分割底蓋が左右に開いた状態を示す説明図である。 図9の一部を部分的に破断して示した説明図である。 図6の一部をネットフィルタが見えるように部分的に破断して示した説明図である。 図11の分割底蓋が左右開いた状態を示す説明図である。 図4の集塵容器の分解斜視図である。 図4の集塵容器の取手及び底蓋のロック装置の断面図である。 図14のロック装置の拡大断面図である。 図14のロック装置の作用説明図である。 図14の底蓋の係止爪の斜視図である。
符号の説明
9…集塵容器
16b…風路(塵埃吸込口)
1…掃除機本体
7…電動送風機
7c…吸込開口
14…第1の集塵室(集塵室)
13…集塵容器本体
21…取手
26…底蓋(蓋体)
31…ロック装置
35…ロック解除装置(ロック解除手段)
27…分割底蓋(分割蓋体)
28…ヒンジ
29…ワイパー(塵埃払拭部材)

Claims (3)

  1. 塵埃吸込口から掃除機本体の電動送風機の吸込開口までの吸込風路途中に着脱可能に設けられて前記塵埃吸込口から吸い込まれる塵埃を捕捉する集塵室を有した集塵容器本体と、
    前記集塵容器本体に設けられた持ち運び用の取手と、
    前記集塵容器本体にヒンジで取り付けられて前記集塵室のゴミ捨て用の開口を開閉する蓋体と、
    前記蓋体が前記開口を閉成している状態で前記蓋体を前記集塵容器本体にロックするロック装置と、
    前記ロック装置のロックを解除するロック解除手段を備え
    前記蓋体は、底板と、前記底板に隣接する面に亘る側壁とを有する一対の分割蓋体を備え、
    前記ヒンジは、前記側壁の上縁部に設けられ、
    前記一対の分割蓋体は前記集塵容器本体に観音開き状にり付けられていることを特徴とする電気掃除機の集塵容器。
  2. 前記取手は前記集塵容器本体の側面に取り付けられ、前記一対の分割蓋体は前記取手を中心に左右に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機の集塵容器。
  3. 前記集塵容器本体には前記集塵室と前記電動送風機の吸込開口とを連通させる連通口が形成され、前記連通口には前記塵埃吸込口から前記集塵室内に吸い込まれる塵埃を捕捉するネットフィルタが取り付けられていると共に、前記分割蓋体の開動作に連繋して動作して前記ネットフィルタの集塵室側の面に捕捉された塵埃を前記ゴミ捨て用の開口側に掻き落とす塵埃払拭部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気掃除機の集塵容器。
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