JP4326833B2 - スピーカブラケットの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピーカブラケットの取付構造に関し、特に、車両のドアパネルに設けられたスピーカを保持するスピーカブラケットの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
このようなスピーカブラケットは、ドアパネルの内側に配設されたインナパネルに取り付けられているものがある。インナパネルには、ドアパネルの内側に設けられたインナパネル本体と該インナパネル本体の端部に溶接等により接合されたヒンジリンホースとを有して構成されたものがある。このようなインナパネルに取り付けられるスピーカブラケットは、インナパネル本体にインナパネル本体とヒンジリンホースとの接合部を超えて配置されて、一端部がインナパネル本体に接続されるとともに、他端部がヒンジリンホースに接続されている。
【0003】
また、スピーカブラケットは、一体成形されたインナパネルにねじ等により取り付けられているものもある(例えば、特許文献1参照)。このインナパネルの内側にヒンジロッドが取り付けられてドアパネル内に延び、ヒンジロッドの先端部にドアパネル内に設けられたウィンドウガラスを案内するドアサッシュが設けられている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−297949号公報(第2頁、第5図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
通常、インナパネルは、インナパネル本体とヒンジリンホースとの2部品を有して構成される。このようなものでは、ドアパネルの外側から障害物がドアパネルに側面衝突した場合には、障害物がドアパネルのアウタパネルを変形させ、さらに障害物がインナパネル本体とヒンジリンホースとの接合部を破断して、インナパネル本体とヒンジリンホースとを分離状態にすることが考えられる。そのような場合には、インナパネルの変形による衝撃の吸収が効率よく行なわれない虞が生じる。そこで、接合部の強度を増加させると、ドアパネルの製造コストが増加して良好な生産性が得られないという問題が生じる。
【0006】
また、インナパネルが一体成形されたものでは、ヒンジロッドは片持ち支持された状態でドアパネル内に延びているので、ドアサッシュに案内支持されるウィンドウガラスの姿勢が不安定になる虞がある。また、一体成形されるインナパネルは、通常、小型車両のドアに用いられ、その肉厚は薄いので、剛性が低い。このため、肉厚の薄いインナパネルにスピーカブラケットを介してスピーカを取り付けても、取付部の剛性不足によりスピーカから出る音の音質が劣化し易いという問題が生じる。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ドアパネルの製造コストを増加させずに、障害物がドアパネルに側面衝突したときに障害物がインナパネル本体とヒンジリンホースを分離状態とする虞を抑制し、ウィンドウガラスの姿勢を安定化させ、スピーカの音質を劣化させないスピーカブラケットの取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係わる発明は、ドアパネルの内側に配設されたインナパネルに設けられたスピーカを保持するスピーカブラケットの取付構造において、インナパネルは、ドアパネルの内側に配設されたインナパネル本体と該インナパネル本体の端部に接合されたヒンジリンホースとを有してなり、スピーカブラケット、インナパネル本体及びヒンジリンホースの3部材を共通の締結手段により締結する。
【0009】
上記構成のスピーカブラケットの取付構造によれば、スピーカブラケット、インナパネル本体及びヒンジリンホースの3部材を共通の締結手段により締結することで、インナパネル本体とヒンジリンホースとを接合部以外の場所でさらに結合して、インナパネル本体とヒンジリンホースとの結合状態をより強化することができる。このため、障害物の側面衝突により接合部が破断状態となるのを抑制する。つまり、インナパネル本体とヒンジリンホースとの連結状態を維持することができる。またインナパネル本体の結合状態がより強化されるので、接合部の接合強度をより高くする必要性が無くなり、ドアパネルの製造コストの上昇を抑制して良好な生産性を得ることができる。また、ヒンジリンホースはインナパネル本体と共通の締結手段により連結される。従って、この連結された部分の剛性は強化され、この剛性が強化された部分にスピーカブラケットが締結されるので、スピーカの音質劣化を防止することができる。
【0010】
また、上記構成のスピーカブラケットの取付構造において、締結手段は、ドアパネル内を延びるドアサッシュと、該ドアサッシュに設けられて3部材を貫通する雄ねじ部と、3部材を貫通した該雄ねじ部に螺合する雌ねじ部とを有して構成されてもよい。
【0011】
上記構成のスピーカブラケットの取付構造によれば、ドアサッシュに3部材を貫通する雄ねじ部を設け、3部材を貫通した雄ねじ部に雌ねじ部を螺合させることで、3部材をドアサッシュにしっかりと固定することができる。従って、この連結された部分の剛性はより強化され、この剛性が強化された部分にスピーカブラケットが締結されるので、スピーカの音質劣化を確実に防止することができる。
【0012】
また、上記構成のスピーカブラケットの取付構造において、締結手段は、ドアパネル内を延びるドアサッシュと、該ドアサッシュに設けられた雌ねじ部と、3部材を貫通し該雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を有し構成されてもよい。
【0013】
上記構成のスピーカブラケットの取付構造によれば、ドアサッシュに雌ねじ部を設け、3部材を貫通した雌ねじ部に雄ねじ部を螺合することで、3部材をドアサッシュにしっかりと固定することができる。従って、この連結された部分の剛性はより強化され、この剛性が強化された部分にスピーカブラケットが締結されるので、スピーカの音質劣化を確実に防止することができる。
【0014】
また、本発明に係わる発明は、ドアパネルの内側に配設されたインナパネルに設けられたスピーカを保持するスピーカブラケットの取付構造において、インナパネルにスピーカを保持するスピーカブラケットを配置させ、インナパネルの一側面に面接触してドアパネル内を延びるドアサッシュ、該ドアサッシュに設けられてインナパネルとスピーカブラケットとを貫通する雄ねじ部及び雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有してなる共通の締結手段により、インナパネルとスピーカブラケットとを締結する。
【0015】
上記構成のスピーカブラケットの取付構造によれば、インナパネル及びスピーカブラケットを、ドアサッシュ、雄ねじ部及び雌ねじ部よりなる共通の締結手段により締結することで、ドアサッシュにインナパネル及びスピーカブラケットをしっかりと固定することができる。従って、ドアサッシュの取り付け部分の剛性が強化され、ドアサッシュ内を移動するウィンドウガラスの姿勢の安定性をより向上させることができる。また、スピーカブラケットが取り付けられるインナパネルの剛性がドアサッシュにより強化されるので、スピーカの音質劣化を防止することができる。
【0016】
上記構成のスピーカブラケットの取付構造において、インナパネルは、ドアパネルの内側に設けられたインナパネル本体と該インナパネル本体の端部に接合されたヒンジリンホースとを有してなり、スピーカブラケットとヒンジリンホースの2部材を共通の締結手段により締結するようにしてもよい。
【0017】
上記構成のスピーカブラケットの取付構造によれば、インナパネルはインナパネル本体とこの端部に接合されたヒンジリンホースとを有してなり、スピーカブラケットとヒンジリンホースの2部材を共通の締結手段により締結することで、ドアサッシュを2部材に面接触させた状態で固定することができる。従って、ドアサッシュの取り付け部分の剛性が強化され、ドアサッシュ内を移動するウィンドウガラスの姿勢の安定性をより向上させることができる。また、2部材にドアサッシュが面接触した状態で固定されるので、スピーカブラケットの取り付け部分の剛性が強化され、スピーカの音質劣化を防止することができる。
【0018】
上記構成のスピーカブラケットの取付構造において、ドアパネル内を延びるドアサッシュと、ドアサッシュが取り付けられたサッシュブラケットとを備え、締結手段は、スピーカブラケット、インナパネル本体、ヒンジリンホース及び、サッシュブラケットの4部材を締結してもよい。
【0019】
上記構成のスピーカブラケットの取付構造によれば、締結手段には、スピーカブラケット、インナパネル本体、ヒンジリンホース及び、サッシュブラケットの4部材を締結することで、インナパネル本体とヒンジリンホースとを接合部以外の場所でさらに結合して、インナパネル本体とヒンジリンホースとの結合状態をより強化することができる。このため、障害物の側面衝突により接合部が破断状態となるのを抑制し、またインナパネル本体の結合状態がより強化されるので、接合部の接合強度をより高くする必要性が無くなり、ドアパネルの製造コストの上昇を抑制することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図1から図5に基づいて説明する。なお、本実施の形態は車両前側の車両幅方向左側に配設された左フロントドアのドアパネルを例にして説明する。ドアパネル10は、図1(a)(側面図)に示すように、車両1の左側前部に配設されたフロントフェンダ3の後端部に車両幅方向に揺動自在に取り付けられる。このドアパネル10は、図1(b)(断面図)に示すように、外側に車両前後方向に延びるアウタパネル11と、アウタパネル11の内側に所定の間隙を有して対向配置されてアウタパネル11に沿って車両前後方向に延びるインナパネル20とを有して構成される。
【0021】
インナパネル20は、ドアパネル10の内側に配設されて車両前側から後方側へ延びるインナパネル本体21と、インナパネル本体21の前端部に接合されて車両前側に延びてアウタパネル11の先端部に接続されたヒンジリンホース31とを有して構成される。インナパネル本体21は、図2(側面図)に示すように、側面視において略矩形状であり、車両後端側の端部と下端部の周縁部21aは板状に形成され、周縁部21aの内側には車両内側へ突出して先端部が平面状の段部21bが形成されている。なお、図2は、車室内からドアパネル10を見たときのドアパネル10の側面図である。段部21bとアウタパネル11との間には図1(b)に示す空間部23が形成される。段部21bの前側下部にはスピーカSを保持するスピーカブラケット40を設置するためのスピーカ装着面25が形成される。このスピーカ装着面25の中央部には、図1(b)に示すように、スピーカSを挿入するスピーカ挿入孔26が形成されている。スピーカ挿入孔26の外側周縁のスピーカ装着面25には所定の間隙を有して配置された固定孔27が複数形成される。また、図2に示すように、段部21bの前側上部にはドアパネル10の図1(b)に示す空間部23内に配設されたウィンドウガラス(図示せず)の移動を案内するためのドアサッシュ50の上端部を固定するドアサッシュ装着面28が形成される。ドアサッシュ50については後述する。
【0022】
ヒンジリンホース31は、図1(b)に示すように、インナパネル本体21よりも厚肉である。ヒンジリンホース31は、インナパネル本体21の先端部に接合された頂部32と、頂部32の基端側に繋がってアウタパネル11側へ延びる側板部35とを有して構成される。インナパネル本体21とヒンジリンホース31の頂部32との接合は、スポット溶接等によって接合される。なお、この接合部分を、以下、「接合部13」と記す。
【0023】
頂部32は平面状に形成され、この頂部32の下部であって接合部13よりも側板部35側には貫通孔34が形成されている。側板部35の先端部は折り曲げ加工されたアウタパネル11の周縁部に挟持された状態で固定されている。
【0024】
次に、本発明に係わるスピーカブラケット40の取付構造について説明する。インナパネル本体21に、スピーカSを保持するスピーカブラケット40がインナパネル本体21とヒンジリンホース31との接合部13を超えて配設されている。スピーカブラケット40は、図2に示すように、ブラケット装着面25上に装着され、内側にスピーカSを装着する図1(b)に示す装着孔41を有した円板状のブラケット本体部42と、ブラケット本体部42の側部から突出するスピーカ取付け部45とを有して構成される。スピーカ取付け部45は接合部13を超えてヒンジリンホース31側に延びる。図2に示すブラケット本体部42の周縁部には周方向に所定の間隙を有して突出したフランジ部43が複数形成される。フランジ部43には、図1(b)に示すように、ねじ61を通すための挿通孔44が形成される。この複数の挿通孔44は、それぞれ対応する前述したスピーカ装着面25に形成された固定孔27に連通する。スピーカ取付け部45には、雄ねじ部51を挿通する貫通孔46が形成されている。この貫通孔46は頂部32に形成された貫通孔34と連通する。
【0025】
スピーカSの周縁部に設けられたフランジ部Saに挿通されたねじ61は、挿通孔44及びスピーカ装着面25の固定孔27を挿通する。このねじ61の先端部にナット64が螺合されて、スピーカSがスピーカブラケット40を介してインナパネル本体21に固定される。また、スピーカ取付け部45はヒンジリンホース31の頂部32の表面側に対向配置される。頂部32及びスピーカ取付け部45に形成された貫通孔34,46にドアサッシュ50に設けられた雄ねじ部51が挿通される。雄ねじ部51の先端部にはナット65が螺合される。スピーカ取付け部45及びヒンジリンホース31の2部材が、雄ねじ部51の基部に形成された座面52、雄ねじ部51及びナット65からなる共通の締結手段55により締結される。
【0026】
ドアサッシュ50は頂部32の裏側に配設され、平面視において逆コ字状に形成されて空間部23内を上下方向に延びる。ドアサッシュ50の下端部の側面には前述した雄ねじ部51が突出して設けられている。座面52は板状であってドアサッシュ50の延伸方向に沿って延び、頂部32の裏面に面接触している。ドアサッシュ50の上端部は、図2に示す前述したドアサッシュ装着面28にボルト66を介して接続される。
【0027】
ここで、ドアサッシュ50は、逆コ字状に形成されているのでドアサッシュ50の剛性は高い。またヒンジリンホース31の頂部32に座面52が面接触した状態でドアサッシュ50が頂部32に固定されている。従って、頂部32の剛性は強化されている。このため、スピーカ取付け部45は剛性が強化された頂部32に締結されているので、スピーカブラケット40に固定されたスピーカSをしっかりとインナパネル20のヒンジリンホース31に固定することができる。その結果、スピーカSから出力される音質の劣化を未然に防止することができる。また、ドアサッシュ50は平面状の座面52を介して頂部32に固定されているので、ドアサッシュ50内を案内移動されるウィンドウガラス(図示せず)の姿勢をより安定化させることができる。
【0028】
なお、スピーカブラケット40の取付構造は、前述した構成に限るものではなく、図3(a)に示すように、ヒンジリンホース31に接合されたインナパネル本体21の先端部に接合部13を超えてヒンジリンホース31側に延びる延出部29を形成し、スピーカ取付け部45、インナパネル本体21の延出部29及びヒンジリンホースの頂部32の3部材を共通の締結手段55により締結するようにしてもよい。
【0029】
このように構成することで、インナパネル本体21とヒンジリンホース31とを接合部13以外の場所でさらにこれらを結合することができる。その結果、インナパネル本体21とヒンジリンホース31との結合状態をより強化することができる。このため、障害物(図示せず)がアウタパネル11の外側からドアパネル10に側面衝突して、障害物が接合部13の接合を破断状態とするのを抑制する。つまり、インナパネル本体21とヒンジリンホース31との連結状態は維持される。またインナパネル本体21の結合状態がより強化されるので、接合部13の接合強度をより高くする必要性が無くなる。従って、ドアパネル10の製造コストの上昇を抑制することができ、ドアパネル10の良好な生産性を得ることができる。
【0030】
また、図4に示すように、ドアサッシュ50のヒンジリンホース31の側板部35側に頂部32側へ延びるサッシュブラケット70を取り付け、サッシュブラケット70の先端側を頂部32の裏側に対向配置し、サッシュブラケット70、スピーカ取付け部45、インナパネル本体20の延出部29及びヒンジリンホース31の頂部32の4部材を共通の締結手段57で締結してもよい。締結手段57は、ドアパネル10の内側から4部材に挿通されたボルト67と、サッシュブラケット70の先端内側に固着されたナット65とを有して構成される。ナット65はサッシュブラケット70に溶接等により固着される。このように構成することで、図3(a)に示すスピーカブラケット40の取付構造と同様に、接合部13が破断状態となるのを抑制し、またドアパネル10の製造コストの上昇を抑制することができる。
【0031】
また、図3(b)に示すように、頂部32の裏側に図3(a)に示すドアサッシュ50を設けずに、スピーカ取付け部45、インナパネル本体21の延出部29及びヒンジリンホース31の頂部32の3部材を共通の締結手段58により締結するようにしてもよい。締結手段58は、3部材を内側から挿通するボルト68と、3部材を貫通したボルト68に螺合するナット65を有してなる。このように構成することで、図3(a)に示したスピーカブラケット40の取付構造と同様に、接合部13が破断状態となるのを抑制し、またドアパネル10の製造コストの上昇を抑制することができる。
【0032】
また、図5に示すように、インナパネル20が、前述した図3(a)に示すヒンジリンホース31とインナパネル本体21との2部品から構成されるものではなく、一体成形されたものである場合には、インナパネル本体21にスピーカブラケット40を対向配置して、インナパネル本体21の頂部32及びスピーカ取付け部45の2部材を、ドアサッシュ50、雄ねじ部51及びナット65を有してなる共通の締結手段55により締結するようにしてもよい。このように構成することで、ドアサッシュ50を2部材にしっかりと固定することができる。従って、ドアサッシュ50内を移動するウィンドウガラス(図示せず)の姿勢の安定性をより向上させることができる。またスピーカブラケット40が取り付けられたインナパネル20の剛性はドアサッシュ50により強化されているので、スピーカSの音質劣化を防止することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係わるスピーカブラケットの取付構造によれば、スピーカブラケット、インナパネル本体及びヒンジリンホースの3部材を共通の締結手段により締結することで、インナパネル本体とヒンジリンホースとを接合部以外の場所でさらに結合して、インナパネル本体とヒンジリンホースとの結合状態をより強化することができる。このため、障害物の側面衝突により接合部が破断状態となるのを抑制する。つまり、インナパネル本体とヒンジリンホースとの連結状態を維持することができる。またインナパネル本体の結合状態がより強化されるので、接合部の接合強度をより高くする必要性が無くなり、ドアパネルの製造コストの上昇を抑制して良好な生産性を得ることができる。また、ヒンジリンホースはインナパネル本体と共通の締結手段により連結される。従って、この連結された部分の剛性は強化され、この剛性が強化された部分にスピーカブラケットが締結されるので、スピーカの音質劣化を防止することができる。
【0034】
また、本発明に係わるスピーカブラケットの取付構造によれば、インナパネル及びスピーカブラケットを、ドアサッシュ、雄ねじ部及び雌ねじ部よりなる共通の締結手段により締結することで、ドアサッシュにインナパネル及びスピーカブラケットをしっかりと固定することができる。従って、ドアサッシュの取り付け部分の剛性が強化され、ドアサッシュ内を移動するウィンドウガラスの姿勢の安定性をより向上させることができる。また、スピーカブラケットが取り付けられるインナパネルの剛性がドアサッシュにより強化されるので、スピーカの音質劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係わるスピーカブラケットの取付構造を示し、同図(a)はスピーカブラケットの取付構造を有したドアパネルを搭載した車両の部分側面図であり、同図(b)は同図(a)のI−I矢視に相当する部分の断面図である。
【図2】 車室側から見たドアパネルの側面図を示す。
【図3】 本発明の一実施の形態に係わるスピーカブラケットの取付構造の断面図を示す。
【図4】 本発明の一実施の形態に係わるスピーカブラケットの取付構造の断面図を示す。
【図5】 本発明の一実施の形態に係わるスピーカブラケットの取付構造の断面図を示す。
【符号の説明】
10 ドアパネル
20 インナパネル
21 インナパネル本体
31 ヒンジリンホース
40 スピーカブラケット
50 ドアサッシュ
51 雄ねじ部
55 締結手段
65 ナット(雌ねじ部)
67 ボルト(雄ねじ部)
70 サッシュブラケット
S スピーカ

Claims (7)

  1. ドアパネルの内側に配設されたインナパネルに設けられたスピーカを保持するスピーカブラケットの取付構造において、
    前記インナパネルは、前記ドアパネルの内側に配設されたインナパネル本体と該インナパネル本体の端部に接合されたヒンジリンホースとを有してなり、
    前記スピーカブラケット、前記インナパネル本体及び前記ヒンジリンホースの3部材を共通の締結手段により締結することを特徴とするスピーカブラケットの取付構造。
  2. 前記締結手段は、前記ドアパネル内を延びるドアサッシュと、該ドアサッシュに設けられて前記3部材を貫通する雄ねじ部と、前記3部材を貫通した該雄ねじ部に螺合する雌ねじ部とを有してなることを特徴とする請求項1に記載のスピーカブラケットの取付構造。
  3. 前記締結手段は、前記ドアパネル内を延びるドアサッシュと、該ドアサッシュに設けられた雌ねじ部と、前記3部材を貫通し該雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を有してなることを特徴とする請求項1に記載のスピーカブラケットの取付構造。
  4. ドアパネルの内側に配設されたインナパネルに設けられたスピーカを保持するスピーカブラケットの取付構造において、
    前記インナパネルに前記スピーカを保持する前記スピーカブラケットを配置させ、
    前記インナパネルの一側面に面接触して前記ドアパネル内を延びるドアサッシュ、該ドアサッシュに設けられて前記インナパネルと前記スピーカブラケットとを貫通する雄ねじ部及び前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有してなる共通の締結手段により、前記インナパネルと前記スピーカブラケットとを締結することを特徴とするスピーカブラケットの取付構造。
  5. 前記インナパネルは、前記ドアパネルの内側に設けられたインナパネル本体と該インナパネル本体の端部に接合されたヒンジリンホースとを有してなり、
    前記スピーカブラケットと前記ヒンジリンホースの2部材を前記締結手段により締結することを特徴とする請求項4に記載のスピーカブラケットの取付構造。
  6. 前記ドアパネル内を延びるドアサッシュと、
    前記ドアサッシュが取り付けられたサッシュブラケットとを備え、
    前記締結手段は、前記スピーカブラケット、前記インナパネル本体、前記ヒンジリンホース及び、前記サッシュブラケットの4部材を締結することを特徴とする請求項1に記載のスピーカブラケットの取付構造。
  7. 前記締結手段は、前記サッシュブラケットに設けられた雌ねじ部と、前記4部材を貫通し前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部とを有してなることを特徴とする請求項6に記載のスピーカブラケットの取付構造。
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