JP4326478B2 - 一重二重効用吸収式冷凍機 - Google Patents

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Description

本発明は、一重二重効用吸収式冷凍機(吸収冷温水機を含む)に係わるものである。
この種の吸収式冷凍機としては、例えば図2に示したようにガスバーナ4で生成する燃焼熱を熱源として吸収液を加熱し冷媒を蒸発分離する高温再生器5、その高温再生器5から供給される冷媒蒸気を熱源として吸収液を加熱し冷媒を蒸発分離する二重効用再生器の低温再生器6、その低温再生器6に並設され、低温再生器6から供給される冷媒蒸気を凝縮する二重効用凝縮器の凝縮器7、コージェネレーション装置などから低熱源供給管19を介して供給される、例えば80℃程度の比較的低温度の温排水を熱源として吸収液を加熱し冷媒を蒸発分離する一重効用再生器の低熱源再生器9、その低熱源再生器9に並設され、低熱源再生器9から供給される冷媒蒸気を凝縮する一重効用凝縮器の凝縮器10、凝縮器7および凝縮器10から供給される冷媒液を蒸発させる蒸発器1、その蒸発器1で蒸発した冷媒蒸気を低温再生器6から供給される濃吸収液に吸収させる吸収器2、稀吸収液ポンプP1、中間吸収液ポンプP2、冷媒ポンプP4などを備えた一重二重効用の吸収式冷凍機100Xが周知である(例えば、特許文献1参照。)。
なお、図中12は低温熱交換器、13は高温熱交換器、15Xは排熱回収器、17は図示しない熱負荷に冷熱または温熱を循環供給して冷暖房などを行うためのブライン(例えば水)が内部を流れるブライン管、18は冷却水管である。
上記構成の吸収式冷凍機100Xにおいては、二重効用運転、又は一重二重効用運転から、ガスバーナ4におけるガスの燃焼を停止し、低熱源供給管19から伝熱管9Bに供給する温排水だけで吸収液の加熱再生と、冷媒蒸気の生成を行う一重効用運転に移行した時には、高温再生器5の残圧により高温再生器5内の吸収液の液面が次第に低下する。
そのため、高温再生器5内の吸収液液面が一定となるように制御される中間吸収液ポンプP2は運転と停止を繰り返し、冷媒を蒸発分離して冷媒吸収が可能に再生されて低熱源再生器9から吸収器2に流入する吸収液の量が変動するので、吸収器2において吸収液に吸収される冷媒の量が変動する。したがって、蒸発器1における冷媒の蒸発量が変動し、蒸発器1から熱負荷に循環供給するブラインの温度が変動すると云った問題点があった。
特開平11−281186号公報
そのため、一重二重効用吸収式冷凍機において、二重効用運転又は一重二重効用運転から一重効用運転に移行した時にも、蒸発器から取り出して熱負荷に供給するブラインの温度が変動しないようにする必要があり、その解決が課題となっていた。
本発明は、上記の課題を解決するため、
蒸発器と吸収器とを収納した蒸発器吸収器胴、低温再生器と凝縮器とを収納した低温再生器凝縮器胴、温排水などを熱源とする低熱源再生器と凝縮器とを収納した低熱源再生器凝縮器胴、高温再生器、低温熱交換器、高温熱交換器、冷媒ポンプ、吸収液ポンプなどを配管接続して構成した一重二重効用吸収式冷凍機において、
上記の高温再生器から上記の低温再生器に至る冷媒配管と、上記の低熱源再生器凝縮器胴及び/又は上記の低熱源再生器凝縮器胴の凝縮器とを開閉弁が介在する均圧管により接続し、
上記の低熱源再生器へ流入する上記の熱源の温度及び上記の高温再生器に備えられたガスバーナの運転状態により、上記の開閉弁を開閉することを特徴とする一重二重効用吸収冷凍機と、
上記の一重二重効用吸収式冷凍機において、
上記の高温再生器における吸収液の加熱を停止し、上記の低熱源再生器凝縮器胴の上記の低熱源再生器における吸収液の加熱のみに切替えた時に、上記の均圧管の上記の開閉弁を開弁する構成と
を提供するものである。
本発明によれば、高温再生器から低温再生器に至る冷媒蒸気管と、低温再生器凝縮器胴及び/又は熱源再生器凝縮器胴の凝縮器とを接続している均圧管の開閉弁が、二重効用運転又は一重二重効用運転から一重効用運転に切り換わる時に開弁されるので、高温再生器で生成された高温・高圧の冷媒蒸気は冷却水に放熱して高温再生器の残圧は速やかに低下し、高温再生器に吸収液を搬送する吸収液ポンプは運転と停止を繰返すことがない。
そのため、冷媒を蒸発分離して冷媒吸収が可能に再生された低熱源再生器から吸収器に流入する吸収液の量が安定し、吸収器において吸収液に吸収される冷媒の量が安定するので、蒸発器における冷媒の蒸発量が安定し、蒸発器で冷却して熱負荷に循環供給するブラインの温度は安定する。
蒸発器と吸収器とを収納した蒸発器吸収器胴、低温再生器と凝縮器とを収納した低温再生器凝縮器胴、温排水などを熱源とする低熱源再生器と凝縮器とを収納した低熱源再生器凝縮器胴、高温再生器、低温熱交換器、高温熱交換器、冷媒ポンプ、吸収液ポンプなどを配管接続して構成する一重二重効用吸収式冷凍機において、高温再生器から低温再生器に至る冷媒蒸気管と、低温再生器凝縮器胴及び/又は熱源再生器凝縮器胴の凝縮器とを開閉弁が介在する均圧管により接続すると共に、高温再生器における吸収液の加熱を停止し、低熱源再生器凝縮器胴の低熱源再生器における吸収液の加熱のみに切替えた時に、均圧管の開閉弁を開弁するようにした。
以下、本発明の一実施例を図1A・図1Bに基づいて詳細に説明する。なお、理解を容易にするため、この図1A・図1Bにおいても、前記図2において説明した部分と同様の機能を有する部分には、同一の符号を付した。
図1A・図1Bに例示した本発明の吸収式冷凍機100は、冷媒に水を、吸収液に臭化リチウム(LiBr)水溶液を使用した一重二重効用の吸収式冷温水機であり、蒸発器1と 吸収器2とを収納した蒸発器吸収器胴3、ガスバーナ4を備えた高温再生器5、低温再生器6、低温再生器6に並設された凝縮器7、低温再生器6と凝縮器7と を収納した低温再生器凝縮器胴8、温排水などを熱源とする低熱源再生器9、低熱源再生器9に並設された凝縮器10、低熱源再生器9と凝縮器10とを収納し た低熱源再生器凝縮器胴11、低温熱交換器12、高温熱交換器13、冷媒ドレン熱回収器14、第1の排ガス熱回収器15、第2の排ガス熱回収器16、ブラ イン(例えば水)が流れるブライン管17、冷却水管18、低熱源供給管19、稀吸収液ポンプP1、中間吸収液ポンプP2、濃吸収液ポンプP3、冷媒ポンプ P4などを備えており、それらは図示したように配管接続されている。また、符号Cは制御器である。
すなわち、本発明の吸収式冷凍機100においては、吸収器2の下部に形成された稀吸収液溜りと低熱源再生器9の気相部とを接続している吸収液管21の上流側に稀吸収液ポンプP1が設けられている。
そして、吸収液管21の稀吸収液ポンプP1の吐出側、すなわち下流側は吸収器2の上部側に設けられた溶液冷却吸収器2Aを経由した後、低温熱交換器12が介在する吸収液管21Aと、冷媒ドレン熱回収器14が介在する吸収液管21Bとに分岐し、その後合流して低熱源再生器9内の上部に配置された散布器9Aに接続されている。
低熱源再生器9の下部に形成された中間吸収液溜りと高温再生器5の気相部とは、中間吸収液ポンプP2、高温熱交換器13、第1の排ガス熱回収器15、開閉弁V1が上流側から直列に介在する吸収液管22により接続されている。なお、この吸収液管22には、開閉弁V2が介在する吸収液管22Aが図示したように接続されている。
また、高温再生器5の吸収液溜りと低温再生器6の気相部とは、高温熱交換器13を経由する吸収液管23により接続され、その吸収液管23の高温熱交換器13上流側と吸収器2とは開閉弁V3が介在する吸収液管24により接続されている。
また、低温再生器6の吸収液溜りと溶液冷却吸収器2Aの散布器2Bとを接続する濃吸収液管25は、濃吸収液ポンプP3、低温熱交換器12を経由して配管され、濃吸収液ポンプP3の上流側と低温熱交換器12下流側とはバイパス管26により接続され、中間吸収液ポンプP2の上流側と濃吸収液ポンプP3の上流側とはバイパス管27により接続されている。
また、高温再生器5の気相部と凝縮器7の底部とは、低温再生器6の底部に配管された伝熱管6Aと、冷媒ドレン熱回収器14とを経由する冷媒管31により接続され、その冷媒管31の伝熱管6A上流側と吸収器2の気相部とは開閉弁V4が介在する冷媒管32により接続され、冷媒管31の伝熱管6A上流側と低熱源再生器凝縮器胴11に収納された凝縮器10の気相部とは開閉弁V5が介在する均圧管41により接続されている。
また、凝縮器7の底部側と蒸発器1の気相部とはUシール部が介在する冷媒管33により接続され、その冷媒管34のUシール部近傍と、凝縮器10の底部側とが冷媒管34により接続されている。また、蒸発器1の冷媒液溜りと蒸発器1内上部の散布器1Aとは冷媒ポンプP4が介在するに冷媒管35により接続され、その冷媒管35の冷媒ポンプP4下流側と吸収器2の吸収液溜りとは開閉弁V6が介在する冷媒管36により接続されている。
また、蒸発器1と凝縮器7の7の気相部同士は均圧管42により接続され、蒸発器1と凝縮器10の気相部同士は均圧管43により接続され、ブライン管17の蒸発器1出口側と冷却水管18の凝縮器7と凝縮器10との間は開閉弁V7が介在する均圧管44により接続されている。
なお、低熱源再生器凝縮器胴11の低熱源再生器9においては、低熱源供給管19が接続された伝熱管9Bが散布器9Aの下方に設置され、中間吸収液管22は低熱源再生器9の底部分に接続されている。
そして、冷房等の冷却運転時においては、ブライン管17を介して図示しない熱負荷に循環供給されるブライン(例えば冷水)の蒸発器1出口側温度、すなわち蒸発器1の冷媒液溜りに溜り、冷媒ポンプP4により揚液されて散布器1Aから伝熱管1Bの上に散布された冷媒液が蒸発する際の気化熱により、伝熱管1B内を流れる際に冷却され、蒸発器1から吐出して温度センサS1により計測されたブラインの蒸発器1出口側温度が所定の設定温度、例えば7℃になるように吸収式冷凍機100に投入される熱量が制御器Cにより制御される。
例えば、熱負荷が大きく、且つ、低熱源供給管19を介して低熱源再生器9に供給する温排水の温度が所定温度、例えば85℃に達している時には、低熱源供給管19から低熱源再生器9に温排水を定格量供給すると共に、全てのポンプを起動し、且つ、ガスバーナ4においてガスを燃焼させる一重二重効用運転を行い、温度センサS1が計測するブラインの温度が、所定の7℃となるようにガスバーナ4の火力が制御器Cにより制御される。
この一重二重効用運転時の冷媒と吸収液の挙動を説明すると、吸収器2から吸収液管21を介して稀吸収液ポンプP1により低熱源再生器凝縮器胴11の低熱源再生器9に搬送された稀吸収液は、滴下される過程で低熱源供給管19から供給される温排水により伝熱管9Bの管壁を介して加熱され、冷媒を蒸発分離する。
冷媒を蒸発分離して吸収液濃度が高くなった中間吸収液は、吸収液管22の中間吸収液ポンプP2により高温熱交換器13、第1の排ガス熱回収器15を経由して加熱され高温再生器5に送られる。
高温再生器5に搬送された中間吸収液は、ここでガスバーナ4による火炎および高温の燃焼ガスにより加熱されて冷媒が蒸発分離する。高温再生器5で冷媒を蒸発分離して濃度が上昇した中間吸収液は、従来の二重効用吸収式冷凍機と同様に高温熱交換器13を経由して低温再生器6へ送られる。
そして、中間吸収液は低温再生器6において、高温再生器5から冷媒蒸気管31を介して供給されて伝熱管6Aに流入する高温の冷媒蒸気により加熱され、さらに冷媒が分離して濃度が一段と高くなり、この濃吸収液が低温熱交換器12を経由して吸収器2へ送られ、溶液冷却吸収器2Aの上方から散布される。
一方、低熱源再生器9で分離生成した冷媒は凝縮器10に入って凝縮し、低温再生器6で分離生成した冷媒は凝縮器7に入って凝縮する。そして、凝縮器7で生成された冷媒液は冷媒管33を、凝縮器10で凝縮生成した冷媒液は冷媒管34を経由して蒸発器1に入り、冷媒ポンプ4の運転により揚液されて散布器1Aから伝熱管1Bの上に散布される。
伝熱管1Bの上に散布された冷媒液は、伝熱管1Bの内部を通るブラインから気化熱を奪って蒸発するので、伝熱管1Bの内部を通るブラインは冷却され、こうして温度を下げたブラインがブライン管17から熱負荷に供給されて冷房等の冷却運転が行われる。
そして、蒸発器1で蒸発した冷媒は吸収器2へ入り、低温再生器6より供給されて上方から散布される濃吸収液に吸収されて、吸収器2の吸収液溜りに溜り、稀吸収液ポンプP1によって低熱源再生器凝縮器胴11の低熱源再生器9に搬送される循環を繰り返す。
上記一重二重効用運転時においては、前記したように温度センサS1が計測する温度、すなわち蒸発器1内の伝熱管1B内で冷却され、ブライン管17に吐出して熱負荷に循環供給されるブラインの温度が所定の7℃になるように、ガスバーナ4による加熱量、具体的にはガスバーナ4に供給するガス量が制御器Cにより制御される。
そして、ガスバーナ4による加熱量を最小にしても、温度センサS1が所定の7℃より低い温度を計測すると、ガスの燃焼を止めてガスバーナ4による加熱を停止すると共に、中間吸収液ポンプP2の運転も停止する。
この場合の吸収液は、低熱源供給管19から供給される温排水により低熱源再生器凝縮器胴11の低熱源再生器9においてだけ加熱されて冷媒を蒸発分離する。そして、吸収液濃度が高くなった吸収液は、濃吸収液ポンプP3の運転によりバイパス管27、低温熱交換器12を経由して溶液冷却吸収器2Aに戻される。
一方、低熱源再生器9で分離生成した冷媒蒸気は凝縮器10に入って凝縮し、冷媒管34を経由して蒸発器1に入り、冷媒ポンプP4の運転により散布器1Aから伝熱管1Bの上に散布され、伝熱管1B内を通るブラインから熱を奪って蒸発し、吸収器2に入って上方から散布される吸収液に吸収されると云った循環が行われる。
上記一重効用運転時においては、温度センサS1が計測する温度、すなわち蒸発器1内の伝熱管1Bで冷却され、ブライン管17に吐出して熱負荷に循環供給されるブラインの温度が所定の7℃になるように、低熱源再生器9における加熱量、具体的には低熱源供給管19から伝熱管9Bに取り込む温排水の量、すなわち三方弁V7の開度が制御器Cにより制御される。
そして、低熱源供給管19を流れる温排水の全量が伝熱管9Bに流れるように三方弁V7を操作しても、温度センサS1が所定温度の7℃以下の温度を計測しない時、すなわち伝熱管1Bで冷却されてブライン管17に吐出したブラインが所定の7℃まで低下しない時には、前記のようにガスバーナ4でガスを燃焼させ、高温再生器5における吸収液の加熱再生と冷媒蒸気の生成とを再開し、前記一重二重効用運転に戻る。
なお、熱負荷は大きいが、低熱源供給管19を介して低熱源再生器9に供給する温排水の温度が所定の85℃に達していない時には、低熱源供給管19から低熱源再生器9に温排水が供給されないように三方弁V7を切替えると共に、全てのポンプを起動し、且つ、ガスバーナ4においてガスを燃焼させる二重効用運転を行う。この場合も、温度センサS1が計測するブラインの温度が所定温度の7℃となるように、ガスバーナ4の火力が制御器Cにより制御される。
この二重効用運転では、吸収器2の吸収液溜りにある稀吸収液は稀吸収液ポンプP1により低熱源再生器9に搬送されて散布器9Aから伝熱管9Bの上に散布されるが、伝熱管9Bには熱源としての温排水は供給されていないので、加熱されることなく滴下し、中間吸収液ポンプP2の運転により高温熱交換器13を経由して高温再生器5に搬送され、その後は前記一重二重効用運転時と同様に循環しながら加熱されて、高温再生器5と低温再生器6とで吸収液の濃縮再生と冷媒の分離生成とがなされる。
そして、ガスバーナ4によりガスを燃焼させて高温再生器5で吸収液を加熱再生すると共に、冷媒蒸気を生成する運転状態、すなわち二重効用運転、又は一重二重効用運転から、ガスバーナ4におけるガスの燃焼を停止し、低熱源供給管19から伝熱管9Bに供給する温排水だけで吸収液の加熱再生と、冷媒蒸気の生成を行う時には、制御器Cにより開閉弁V5を開弁して、高温再生器5で生成された冷媒蒸気を冷媒管31と均圧管41を介して凝縮器10に直接流し、冷却水管18の内部を流れる冷却水に放熱させて凝縮させる。
それ故、本発明の吸収式冷凍機100においては、二重効用運転、又は一重二重効用運転から、ガスバーナ4におけるガスの燃焼を停止し、低熱源供給管19から伝熱管9Bに供給する温排水だけで吸収液の加熱再生と、冷媒蒸気の生成を行う一重効用運転に移行する時には高温再生器5の残圧は速やかに低下し、中間吸収液ポンプP2は運転と停止を繰返すことがない。
そのため、冷媒を蒸発分離して冷媒吸収が可能に再生され、低熱源再生器9から吸収器2に流入する吸収液の量は安定する。したがって、吸収器2において吸収液に吸収される冷媒の量が安定し、蒸発器1における冷媒の蒸発量が安定するので、蒸発器1からブライン管17を介して熱負荷に循環供給するブラインの温度が安定する。
なお、本発明の吸収式冷凍機100においては、ガスバーナ4で生成される燃焼排ガスが第1、第2の排ガス熱回収器15、16を経由して排気されるように構成してある。したがって、第1の排ガス熱回収器15においては高温再生器5に流入する中間吸収液により燃焼排ガスが保有する廃熱が回収され、第2の排ガス熱回収器16においてはガスバーナ4に供給される燃焼用空気により燃焼排ガスが保有する廃熱が回収される。そのため、高温再生器5に流入する中間吸収液とガスバーナ4に供給される燃焼用空気の温度が上昇し、ガスバーナ4で燃焼する燃料の消費が抑えられる。
ところで、本発明は上記実施例に限定されるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
そして、図1Bに示す構成が〔課題を解決するための手段〕に対応する構成であるが、
例えば、冷媒管31の伝熱管6A上流側と低温再生器凝縮器胴8に収納された凝縮器7の気相部とが、開閉弁V5が介在する均圧管41により接続されても良いし、冷媒管31の伝熱管6A上流側が低熱源再生器凝縮器胴11に収納された凝縮器10の気相部と低温再生器凝縮器胴8に収納された凝縮器7の気相部の両方 に、開閉弁V5が介在する均一管41により接続されても良い。
また、冷媒ドレン熱回収器14、吸収器2に設けた溶液冷却吸収器2A等は必ずしも備える必要はない。
本発明の吸収式冷凍機の構成を示す説明図である。 本発明の吸収式冷凍機の構成を示す説明図である。 従来技術を示す説明図である。
符号の説明
1 蒸発器
2 吸収器
3 蒸発器吸収器胴
5 高温再生器
6 低温再生器
7 凝縮器
8 低温再生器凝縮器胴
9 低熱源再生器
10 凝縮器
11 低熱源再生器凝縮器胴
12 低温熱交換器
13 高温熱交換器
14 冷媒ドレン熱回収器
17 ブライン管
18 冷却水管
19 低熱源供給管
21〜25 吸収液管
31〜34 冷媒管
41〜44 均圧管
C 制御器
P1 稀吸収液ポンプ
P2 中間吸収液ポンプ
P3 濃吸収液ポンプ
P4 冷媒ポンプ
S1 温度センサ
V1〜V6 開閉弁
V7 三方弁
100、100X 吸収式冷凍機

Claims (2)

  1. 蒸発器と吸収器とを収納した蒸発器吸収器胴、低温再生器と凝縮器とを収納した低温再生器凝縮器胴、温排水などを熱源とする低熱源再生器と凝縮器とを収納した低熱源再生器凝縮器胴、高温再生器、低温熱交換器、高温熱交換器、冷媒ポンプ、吸収液ポンプなどを配管接続して構成した一重二重効用吸収式冷凍機において、
    前記高温再生器から前記低温再生器に至る冷媒配管と、前記低熱源再生器凝縮器胴及び/又は前記低熱源再生器凝縮器胴の凝縮器とを開閉弁が介在する均圧管により接続し、
    前記低熱源再生器へ流入する前記熱源の温度及び前記高温再生器に備えられたガスバーナの運転状態により、前記開閉弁を開閉することを特徴とする一重二重効用吸収冷凍機。
  2. 前記高温再生器における吸収液の加熱を停止し、前記低熱源再生器凝縮器胴の前記低熱源再生器における吸収液の加熱のみに切替えた時に、前記均圧管の前記開閉弁を開弁することを特徴とする請求項1記載の一重二重効用吸収式冷凍機。
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