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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は物品案内装置に関し、より詳しくは、例えば内部を格子状の仕切板で仕切った箱内に容器が収納されるのを案内する物品案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品案内装置として次のような構成を備えたものは知られている。すなわち、X方向と平行に配置されて相互に離隔させて設けた複数のX方向部材と、X方向部材と直交するY方向と平行に配置されて相互に離隔させて設けた複数のY方向部材と、上記隣り合う一対のX方向部材およびそれらと交差する隣り合う一対のY方向部材によって区画され、物品を通過させる方形のガイド孔と、このガイド孔の四辺を構成する一対のX方向部材および一対のY方向部材にそれぞれ取り付けられて、ガイド孔を通過する物品を箱内に案内する案内片とを備えた物品案内装置は知られている(特開平4−311417号公報)。
上記従来の物品案内装置では、ガイド孔を区画する四辺の長さを変更することによりガイド孔の大きさを変更できるので、異なる大きさの容器に兼用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の装置では、各案内片は、X方向部材とY方向部材との交点となるガイド孔の四隅に配置されていたものである。
このため、容器を箱内に案内する際に、各案内片は箱における仕切板の交差部分に位置することになる。そのため、断面円形の容器を箱内に案内する場合には問題はないが、偏平の容器や断面が非円形の容器の場合には、ガイド孔内で容器がふらつき、容器の底部が箱の仕切板の上端に当接して収納動作が阻害されるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような事情に鑑み、本発明は、上述した物品案内装置において、
上記X方向部材をY方向に移動させるY方向移動機構と、上記Y方向部材をX方向に移動させるX方向移動機構を設け、上記一対のX方向部材およびY方向部材を接近離隔させることにより、区画されるガイド孔内で対向する一対の案内片の間隔を変更するように構成したものである。
【0005】
【作用】
このような構成によれば、収納空間を区画する仕切り板の上端辺の位置に案内片を配置することができるとともに、案内片の各々対向する間隔を変更することができる。これにより、容器や収納空間のサイズの変更に対応し、扁平な容器や非円形の容器であっても支障なく箱内へ案内することができる。
【0006】
【実施例】
以下、図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図2において、1は容器収納装置であり、収納位置Aに停止させた3つの箱2内にそれぞれ6個の容器3を収納することができるようになっている。
この容器収納装置1は、X方向と平行に配置した箱搬送コンベヤ4および容器搬送コンベヤ5と、容器搬送コンベヤ5上となる待機位置Bの複数の容器3を把持して箱搬送コンベヤ4上の収納位置Aまで移動して箱2内に容器3を収納し、把持状態を解放する把持機構6と、箱搬送コンベヤ4上の収納位置Aに昇降可能に設けられて、把持機構6が把持した容器3を箱2内に案内する物品案内装置8とを備えている。
各箱2は、図1に示すように、上面を開口させてあり、その内部は、縦横3枚の仕切り板を格子状に配置して仕切ってあり、それによって箱2の内部に、容器3を収納する6箇所の収納空間2Aを形成している。このように構成した箱2は、縦一列で所定間隔を維持して箱搬送コンベヤ4上に供給されるようになっている。そして、箱搬送コンベヤ4は間欠的に循環走行されて、相前後する3個の箱2を1グループとして、その1グループ3個の箱2が収納位置Aに順次停止させるようになっている。
【0007】
本実施例の容器3は扁平な形状をしており、その内部に充填液を充填してあり、その上端口部に既にキャップが取り付けられている。容器3は、縦2列で、かつ相前後するものが当接するように容器搬送コンベヤ5上に供給される。容器搬送コンベヤ5の搬送過程の所定位置には、左右一対の係合部材7,7’を配置している。縦2列で搬送される容器3は、搬送過程において両係合部材7,7’によって同期して搬送方向の3個づつに区分され、これによって、縦2列で搬送方向において3個当接した状態の合計6個の容器3が1グループとなるようにグルーピングされる。その状態の容器3が下流側へ搬送されるようになっている。本実施例の容器搬送コンベヤ5は間欠的に循環走行されて、3グループ分の合計18個の容器3を待機位置Bに順次停止させるようになっている。
次に、把持機構6は、箱搬送コンベヤ4上となる収納位置Aと容器搬送コンベヤ5上となる待機位置Bとに移動可能となっており、かつ昇降可能に構成されている。把持機構6は、6本一組の把持部材11を一直線上に3組備えている。
【0008】
把持機構6は、待機位置Bに停止した各6本の容器3の上方に位置すると、上昇端位置から所定量だけ下降されるので、6本一組の把持部材11は待機位置Bに待機する各6本の容器3の上端口部を把持する。
この後、把持機構6は、元の上昇端位置まで上昇されつつ、待機位置Bから収納位置Aまで移動される。こうして、把持機構6が収納位置Aに位置すると、把持部材11に把持した容器3は、収納位置Aに停止する3つの箱2における6個の収納空間2Aの上方に位置する。
収納位置Aの箱2の直上の位置には物品案内装置8を配置してあり、この物品案内装置8全体は、図示しない昇降機構によって上昇端位置と下降端位置とに昇降可能となっている。物品案内装置8が上昇端に位置している状態において、その下方側に3個の箱2が供給される。すると、物品案内装置8が下降端まで下降されて、後述する4枚一組の案内片13の下方部分が各箱2の収納空間2Aに挿入される。この後、把持機構6に支持された容器3が収納位置Aまで移送されて、物品案内装置8の4枚一組の案内片13の上方に位置する。
この状態から把持機構6が下降されるので、それに把持された容器3は、物品案内装置8の4枚一組の案内片13の間に押し込まれ、それによって案内されつつ各箱2における収納空間2Aに収納される。この後、把持機構6は容器3の把持状態を解放した後、上昇されてから再度、待機位置Bまで移動する。また、これと同時に、物品案内装置8全体が上昇端まで上昇されるので、4枚一組の案内片13は、各箱2における収納空間2Aから抜き取られる。
このようにして、把持機構6を待機位置Bと収納位置Aとに往復動させるとともに、4枚一組の案内片13を箱に挿入してから抜き取ることにより、収納位置Aに停止する3個の箱2における6つの収納空間2Aに、容器3を円滑に収納できるようにしている。
この後、箱搬送コンベヤ4および容器搬送コンベヤ5が同期して所定量だけ走行されるので、既に容器3を収納した3つの箱2が収納位置Aの下流側に移送されるとともに、新たな3個の空の箱2が収納位置Aに停止する。また、これと同時に、新たな3箱分の合計18本の容器3が待機位置Bに停止する。
この後、把持機構6は、上述した様にして待機位置Bと収納位置Aとを往復動することにより、各箱2内の6個の収納空間2Aに容器3を収納するようになっている。
上述した構成と作動は、従来公知のものと基本的に変わるところはない。
【0009】
本実施例は、収納位置Aに設けた物品案内装置8を改良することにより、その汎用性と処理能力を向上させたものである。
図3は図1に示した物品案内装置8の左半分を示した平面図であり、図4は図1に示した物品案内装置8の右半分を示したものである。この図3ないし図4に示すように、本実施例の物品案内装置8は全体として長方形に形成してあり、収納位置Aに停止した3つの箱2の上方にわたって水平に配置している。
物品案内装置8は、第1の箱2に容器3を案内する第1案内部8Aと、第2の箱2に容器3を案内する第2案内部8Bと、第3の箱2に容器3を案内する第3案内部8Cとを備えている。第1案内部8Aは収納位置Aの最下流側に停止した第1の箱2の上方に位置し、その箱2の各収納空間2Aに容器3を案内する。また、第2案内部8Bは、収納位置Aの中央側に停止した第2の箱2の上方に位置し、その箱2の各収納空間2Aに容器3を案内する。さらに、第3案内部8Cは、収納位置Aの最上流側に停止した第3の箱2の上方に位置し、その箱2の各収納空間2Aに容器3を案内するようになっている。
上記各案内部8A、8B、8Cは、各箱2の収納空間2Aの位置に合わせて長方形をした6か所のガイド孔12を備えるとともに、これら各ガイド孔12を構成する四辺のそれぞれに設けた4枚一組の案内片13を備えている。これにより、各ガイド孔12内を通過する容器3は、4枚一組の案内片13によって案内されつつ箱2の各収納空間2Aに収納されるようになっている。
【0010】
しかして、本実施例は、各ガイド孔12を構成する四辺の長さを変更することでガイド孔12の大きさを一斉に変更できるようにしてあり、かつ、上記各ガイド孔12の大きさを変更した際に、上記各案内片13が各ガイド孔12を構成する四辺の中央に位置するように構成したものである。
すなわち、図3ないし図4に示すように、物品案内装置8は、長方形の支持フレーム14を備えており、この支持フレーム14は、図示しない支持部材によって収納位置Aとなる箱搬送コンベヤ4の上方所定位置に水平に支持されている。また、水平に支持されたまま、上述したように、図示しない昇降機構によって上昇端位置と下降端位置とに昇降されるようになっている。支持フレーム14は、その長辺が箱搬送コンベヤ4の搬送方向(X方向)と平行となるように配置してあり、したがって、支持フレーム14の短辺は、箱搬送コンベヤ4の搬送方向と直交する方向(Y方向)に支持されている。
この支持フレーム14の両短辺に、軸受部材を介して一対の回転軸15,16を回転自在に軸支してあり、さらに、支持フレーム14の一方の長辺の近接内方位置に、回転軸17を回転自在に軸支している。これらの回転軸15,16,17は、2組の傘歯車18を介して連動しており、回転軸15が図示しないモータに連動して正逆に回転されると、回転軸16も回転軸15と同一方向に同一量だけ同期して回転する。
両回転軸15,16における両端部およびそれと隣接する箇所は、軸方向中央側よりも小径としてあり、その小径部分の外周部をねじ部15A,16Aとしている。また、これらのねじ部15A,16Aの隣接中央側もねじ部15B,16Bとしている。外方側のねじ部15Aとねじ部16Aのピッチは同一に設定しているが、図3,図4における軸方向一端側(下方側)のねじ部15A、16Aが右ねじであるのに対して、他端側(上方側)のねじ部15A、16Aは、左ねじとなっている。また、中央側のねじ部15Bとねじ部16Bのピッチは同一にしているが、軸方向一端側(下方側)のねじ部15B、16Bが右ねじであるのに対して他端側(上方側)のねじ部15B、16Bは、左ねじとなっている。
【0011】
両回転軸15,16の対向位置となるねじ部15B,16Bに、一対の枠状部材21、21’の両端部に取り付けたナット21A,21A’を螺合している。また、同様に、両回転軸15,16の対向位置となるねじ部15A,16Aに、一対のガイド部材22、22’の両端部に取り付けたナット22A,22A’を螺合している。枠状部材21、21’およびガイド部材22、22’は、X方向と平行に支持されている。
支持フレーム14の両短辺の中央部にわたって、X方向と平行に細長い棒状部材23を固定してあり(図5参照)、この棒状部材23には、長手方向の等間隔位置に合計12個のスライドガイド24を嵌装している。スライドガイド24は、丸棒状に形成してあり軸方向の両端部以外の箇所に、軸心と直交させて断面が+形となる直交する貫通孔を形成してあり、この貫通孔に棒状部材23を貫通させている。
棒状部材23は、両枠状部材21、21’が隔てた中央位置に位置しており、また、ガイド部材22、22’が隔てた中央位置に位置している。両回転軸15,16が同期して正逆に回転されると、枠状部材21、21’が、棒状部材23を挟んで同一距離だけY方向に近接あるいは離隔すると同時に、ガイド部材22、22’も棒状部材23を挟んで同一距離だけY方向に近接あるいは離隔する様になっている。
【0012】
次に、各案内部8A,8B,8Cの位置には、上記両ガイド部材22,22’にわたって、それぞれ4対のスライド部材25A、25Bを取り付けている。つまり、全体では、12対のスライド部材25A、25Bを設けている。
図3で下方側に位置する各スライド部材25Aの基部25A’は、ガイド部材22の下面側にX方向に摺動自在に係合させている。また、これらスライド部材25Aは、後述する枠状部材21側のスライド軸36,37にX方向に移動可能に設けたスライドガイド19に貫通させるとともに、棒状部材23の下方側を交差させてスライドガイド24を貫通させ、さらに枠状部材21’側のスライド軸36,37にX方向に移動可能に設けたスライドガイド19’に貫通させ、ガイド部材22’の下方を交差するように設けている。
一方、図面上で上方側の各スライド部材25Bの基部25B’は、図8に示すようにコ字形に形成して、ガイド部材22’にX方向に摺動自在に係合させている。また、これらのスライド部材25Bは、後述する枠状部材21’側のスライド軸36,37にX方向に移動可能に設けたスライドガイド19’に貫通させるとともに、棒状部材23の上方側を交差させてスライドガイド24を貫通させてあり、さらに枠状部材21にX方向に移動可能に設けたスライドガイド19を貫通させてあり、ガイド部材22の上方を交差するように設けている(図6)。
上下一対のスライド部材25A,25Bは、スライドガイド19、24、19’によってY方向と平行に一直線上に支持されている。
上下一対のスライド部材25A,25Bは、ガイド部材22,22’に案内されてX方向に一体となって移動することができる。両ガイド部材22,22’が棒状部材23を挟んで同一距離だけY方向に近接し、あるいは離隔する際には、上下一対のスライド部材25A、25Bが、スライドガイド19、24、19’によって同一直線上に支持された状態で、相互に近接し、あるいは離隔される。これらスライド部材25A、25Bは、各ガイド孔12を構成する四辺のうちのY方向の2辺を構成するものであり、ガイド部材22,22’を移動させることにより、これらY方向の2辺の長さを伸縮することができる。
下方側に位置するスライド部材25Aには、スライドガイド19とスライドガイド24との間の所定位置に案内片13を取り付けている。また、上方側に位置するスライド部材25Bにも、スライドガイド19’とスライドガイド24との間の所定位置に案内片13を取り付けている。なお、各案内部8A,8B,8Cにおける中央側となる2組のスライド部材25A、25Bには、背中合わせで2枚の案内片13を取り付けている。
【0013】
これらのスライド部材25A、25Bに取り付けた案内片13は、棒状部材23を挟んでガイド部材22,22’がY方向において近接し、あるいは離隔することに伴って、近接し、あるいは離隔する。この時、本実施例では、ねじ部15B(16B)のねじのピッチを、ねじ部15A(16A)のねじのピッチの2倍に設定しているので、各案内片13は、隣り合うスライドガイド19、24(19’,24)が隔てた中央に常に位置するように構成している。換言すると、本実施例においては、各ガイド孔12を構成する四辺のうちのY方向の2辺が、その長さを変更されても、各案内片13は常にそれら2辺の中央位置に位置するようになっている。
次に、枠状部材21,21’には、その内部空間を介して2枚の板状部材26,27を直交させて配置している。各板状部材26,27は、隣り合う各案内部8A,8B,8Cの境界となる位置に配置している。これら板状部材26,27の両端部には、ナット部材をそれぞれ取り付けている。板状部材26の両端部のナットは左ねじとしているが、板状部材27の両端部のナットは右ねじとしている。
一方、支持フレーム14には、その各長辺に沿って2本の回転軸28,31を回転自在に軸支している。また、図4に示すように、支持フレーム14の右方側の短辺には、上記回転軸28,31の右方側の端部に近接させて、駆動軸32を回転自在に軸支している。2本の回転軸28,31は、2組の傘歯車33によって駆動軸32と連動している。したがって、図示しないモータによって駆動軸32が正逆に回転されると、回転軸28,31は同一方向に同一量だけ回転するようになっている。
【0014】
回転軸28,31の外径は、左方側となる先端部が順次小径となるようにしてあり、軸方向中央側となる中径部にねじ部28A、31Aを形成するとともに、先端部側の小径部にもねじ部28B、31Bを形成している。
ねじ部28A、31Aは右ねじとしてあり、他方、ねじ部28B、31Bは左ねじとしている。そして、板状部材27の両端に取り付けたナット部材を上記回転軸28,31の各ねじ部28A、31Aに螺合させてあり、また、板状部材26の両端に取り付けたナット部材を回転軸28,31の各ねじ部28B、31Bに螺合している。
これにより、両回転軸28,31が同期して正逆に回転されると、対向する板状部材26,27は、支持フレーム14のX方向の中央部(第2案内部8BのX方向の中央部)を挟んで、近接し、あるいは離隔するようになっている。
各ねじ部28B、31Bのピッチは同一にしてあり、またねじ部28A、31Aのピッチも同一にしている。さらに、各ねじ部28B、31Bのピッチは、他方のねじ部28A、31Aのピッチと同一に設定している。これにより、対向する板状部材26,27は、支持フレーム14の長辺の中央部を挟んでX方向において近接し、あるいは離隔するようになっている。また、このように、板状部材26,27が近接し、あるいは離隔する際のそれらのX方向における移動量は同一となるように構成している。
【0015】
次に、両板状部材26,27の長手方向中央部には図示しない貫通孔を穿設してあり、これらの貫通孔に上記棒状部材23および上下一対のスライド部材34,35を貫通させて設けている(図5)。スライド部材34,35の全長は、棒状部材23よりも短くしてあり、スライド部材34は、上記棒状部材23の上面に重合させてあり、かつ棒状部材23が貫通したスライドガイド24にも貫通させている。また、下方のスライド部材35は、棒状部材23の下面に重合させてあり、かつ棒状部材23が貫通した一直線上のスライドガイド24にも貫通させている。
つまり、スライド部材34,35は、棒状部材23と重合し、それによって、上記各一対のスライド部材25A,25Bと直交し、X方向に支持されている。上側のスライド部材34は、右方側の板状部材27に連結してあり、他方、下側のスライド部材35は左方側の板状部材26に連結している。
各案内部8A,8B,8Cに位置するスライド部材35には、左端の位置とその隣接右方側のスライドガイド24との間の位置に、背中合わせでそれぞれ2枚一組の案内片13を取り付けている(図5)。
他方、各案内部8A,8B,8Cに位置するスライド部材34には、右端の位置とその隣接左方側のスライドガイド24との間の位置に、背中合わせでそれぞれ2枚一組の案内片13を取り付けている。
さらに、各案内部8A,8B,8Cに位置する棒状部材23には、中央側の隣り合うスライドガイド24の間の位置に、背中合わせでそれぞれ2枚一組の案内片13を取り付けている。
棒状部材23の両端は支持フレーム14の短辺に固定してあるので、各案内部8A,8B,8Cにおける中央位置となる3組の案内片13は、その位置に固定されたままでX方向に移動されることはない。これに対して、スライド部材35に連結した左方側の3組の案内片13および、スライド部材34に連結した右方側の3組の案内片13は、図面上でY方向(上下方向)には移動することは出来ないが、X方向(左右方向)に移動できるようになっている。
【0016】
次に、一対の枠状部材21,21’内には、その内部に隠れるように上方側のスライド軸36と下方側のスライド軸37とをそれぞれX方向に配置してあり(図6)、上記スライド部材25A、25Bと直交させている。また、両スライド軸36、37の長さは、枠状部材21,21’の長手方向寸法よりも短くしてあり、両スライド軸36、37は、上下一対のスライド部材25A,25Bが貫通するスライドガイド19、19’にX方向に貫通させている。また、スライド軸36、37は、板状部材26,27に設けたY方向に長い長穴(図4に板状部材27に設けた長穴を27aとして図示)にも貫通させてあり、かつ上方側のスライド軸36は、板状部材27に対しX方向に移動しないように支持されている。他方、下方側のスライド軸37は、板状部材26に対しX方向に移動しないように支持されている。これにより、板状部材26,27は、スライド軸36,37のY方向への移動を許容するとともに、板状部材26のX方向への移動に伴ってスライド軸37が、板状部材27の移動に伴ってスライド軸36がX方向に移動するようになっている。
枠状部材21,21’の各案内部8A,8B,8CにおけるX方向の中央の位置には、X方向の貫通孔を有する支持部材42を固定して設けている。上述した上下一対のスライド軸36,37は、これら支持部材42を貫通させてあり、これによって、スライド軸36,37はX方向に移動可能に支持されている。また、枠状部材21,21’をY方向に移動させることにより、それらに設けたスライド軸36,37をY方向に移動させることができる。
各案内部8A,8B,8C内における上記支持部材42を挟んだX方向の両側には、それぞれ2つのスライドガイド19(19’)を配置してあり、これらのスライドガイド19(19’)は、スライド軸36,37に案内されX方向に移動可能となっている。そして、上述した上下一対のスライド軸36,37は、各スライドガイド19(19’)が支持するスライド部材25A,25Bの間をX方向に交差して貫通している。
各案内部8A,8B,8Cにおける支持部材42よりも左方側の2つのスライドガイド19(19’)の間には、支持部材38を配置する一方、支持部材42よりも右方側の2つのスライドガイド19(19’)の間には支持部材41を配置している。そして、上記各支持部材38,42,41にそれぞれ案内片3を取り付けている。
支持部材38はスライド軸37に固着されるとともに、支持部材38に設けたX方向の貫通孔にスライド軸36を摺動自在に貫通させている。また、支持部材41はスライド軸36に固着されるとともに、支持部材41に設けたX方向の貫通孔にスライド軸37を摺動自在に貫通させている。これにより、支持部材38,41がX方向に近接し、あるいは離隔することができ、またそれと同時に、スライド軸36,37がX方向に相対移動することができる(図9)。
【0017】
次に、各案内部8A,8B,8Cおける枠状部材21,21’の案内片13を設けた位置の反対側には、Xを連続させた形状のリンク機構43をそれぞれ配置している。このリンク機構43は、その伸縮方向(X方向)において、高さ方向の中央位置にリンクが交差する7か所の交点を備えており、それぞれの交点をピンによって揺動自在に支持している。
図7および図10に示すように、リンク機構43の伸縮方向(X方向)における両端部とそれらから1つ置きの位置となる交点のピンは、各案内部8A,8B,8Cにおけるスライドガイド19,19’に連結している。そして、上述したように、これら各案内部8A,8B,8Cにおけるスライドガイド19,19’には、スライド部材25A,25BをY方向に貫通させている。また、リンク機構43の伸縮方向(左右方向の)における1つおきの交点となるピンは、上記各支持部材38,41,42に連結している。
換言すると、リンク機構43の伸縮方向(左右方向)の中央となるピンは、固定されている支持部材42に連結されており、リンク機構43の伸縮方向(左右方向)におけるピンは、スライドガイド19(19’)あるいは支持部材38,41に連結されている。そのため、支持部材38,41がX方向に移動されることに伴ってリンク機構43もX方向に伸縮し、それに伴って、X方向の隣合うスライドガイド19(19’)は、それらが隔てた間隔が等しくなるように、X方向に移動される。また、各案内部8A,8B,8CにおけるX方向の中央の支持部材42はX方向に移動することなく、支持部材42の両側の支持部材38,41を支持部材42を挟んで同一距離だけX方向に移動させることができる。これによって、各ガイド孔12を構成する四辺のうちのX方向の長さが一斉に変更され、それと同時に、各ガイド孔12を構成する四辺のうちのX方向の2辺の中央位置に、案内片13を位置させることができる。
【0018】
上述したように、物品案内装置8が有する各案内部8A,8B,8Cは、それぞれ合計6個のガイド孔12を備えている。また、各ガイド孔12を構成する四辺のうちのX方向の2辺(X方向部材)は、互い違いに設けた一対のスライド部材34,35あるいは一対のスライド軸36,37で構成され、他方、各ガイド孔12を構成する四辺のうちのY方向の2辺(Y方向部材)は、各一対のスライド部材25A,25Bによって構成される。
回転軸28,31の回転により板状部材26,27をX方向へ移動させ、これに伴ってスライド軸36,37を逆方向に移動させて支持部材38,41を支持部材42を中心にX方向に移動させることにより、連動するリンク機構43を介してX方向の隣り合うスライドガイド19(19’)の間隔が変更され、スライドガイド19,19’により支持されたスライド部材25A,25B(Y方向部材)がガイド部材22,22’に案内されてX方向へ移動される(X方向移動機構)。また回転軸15,16の回転により枠状部材21,21’を棒状部材23およびスライド部材34,35を中心に同量移動させ、これに伴って枠状部材21,21’に固定された支持部材42に支持されるスライド軸36,37(X方向部材)がY方向へ移動される(Y方向移動部材)。
リンク機構43により支持部材38,41はスライドガイド19(19’)間の中央に位置し、かつ板状部材26,27の移動に伴いスライド部材34,35を逆方向に移動させ各々取り付けた案内片13を対向する支持部材38,41に取り付けた案内片13と同量ずつ移動させる(X方向調整機構)。また、回転軸15,16の回転に伴いガイド部材22,22’がY方向へ逆方向に移動しスライド部材25A,25Bを所定量逆方向に移動させることにより、スライド軸36,37と棒状部材23およびスライド部材34,35の中心に取り付けた案内片13を位置させる(Y方向調整機構)。
【0019】
したがって、本実施例によれば、物品案内装置8によって箱2内へ案内する容器3の大きさを変更できるので、物品案内装置8の汎用性を向上させることができる。また、案内片13は、方形のガイド孔12の四辺に設けてあり、かつ、四辺の長さを変更してガイド孔12の大きさを変更した際にも常に各辺の長手方向中央に位置する。
そのため、処理すべき容器が断面円形ではない扁平な容器であったり、非円形な容器であっても、物品案内装置8の4枚一組の案内片13によって、容器3を箱2内の収納空間2Aに円滑に案内させることができる。したがって、上述した従来のものと比較して、容器3を箱2内の収納空間2Aに収納する際に容器がふらついたり、方向がずれたりすることを防止することができる。
さらに、本実施例では、各案内部8A,8B,8CにおけるX方向における中央位置の4枚の案内片13は、図面上のX方向に移動することはなく、しかも、それらのうち、Y方向の中央の2枚の案内片13は、Y方向にも移動することはない。換言すると、各案内部8A,8B,8CにおけるXY方向の中央に位置する2枚の案内片13の位置を基準として、その他の案内片13を移動させるようになっている。
【0020】
上述したように、本実施例では、ガイド孔12の四辺の長さを変更するについて、各案内部8A,8B,8CのXY方向の中央部の案内片13の位置を基準として、ガイド孔12の四辺を構成する部材を移動させて、ガイド孔12の四辺の長さを伸縮させているが、その他の箇所を基準としてガイド孔12の四辺の長さを変更するようにしても良い。
図11に示すように各案内部における左端部のY方向の中央の箇所を基準とする場合には、物品案内装置8における各案内部8A,8B,8Cの左端のスライドガイド24を貫通させたスライド部材25Aをガイド部材22に、25Bをガイド部材22’にそれぞれ固定して左端に位置するスライドガイド24,19,19’のX方向への移動を固定する。この状態で、各スライドガイド24を貫通させたスライド部材34,35とともに棒状部材23もX方向へ移動可能とし、案内部8Cの右方側に新たに板状部材を配置し他の板状部材26,27と同様に回転軸28,31に形成したねじ部により移動できるよう構成する。この場合、回転軸28,31に形成するねじの方向は同一とし、ピッチは板状部材26よりも板状部材27の移動量が多くなるように設定するとともに新たに設けた板状部材はそれらの中間量となるように各々所定量ずつ異ならせて設定する。そして、新たに設けた板状部材に棒状部材23を固定して棒状部材23、スライド部材34,35が同一方向に所定量ずつ移動するようにする(X方向調整機構)。また、スライド軸は支持部材41を固着した36のみを設け、その他の支持部材38,42ならびにスライドガイド19(19’)はスライド軸36を貫通させるとともにこれに案内されてX方向へ移動できるように構成する。この場合、各案内部8A,8B,8Cの左端のスライドガイド19(19’)は枠状部材21,21’に固定とし、板状部材27の移動に伴ってスライド軸36がX方向へ移動することにより支持部材41を移動させリンク機構43を介してその他の支持部材38,42ならびにスライドガイド19(19’)を移動させる。これにより左端のスライド部材25A,25B以外のスライド部材25A,25BがX方向へ移動されるようになり、棒状部材23、スライド部材34,35に取り付けられた案内片13はこれらの中央に位置するようその移動量を設定する。その他の動作は前記実施例と同様である。
さらに、図12に示すように各案内部における左端部のY方向の下端の箇所を基準とする場合には、上記図11に関し示した構成に加え、枠状部材21’を回転軸15,16に固定してY方向への移動を固定するとともに、棒状部材23、スライド部材34,35を各々X方向へ移動可能に支持する枠状部材を新たに配置するとともに他の枠状部材21と同様に回転軸15,16の回転によりY方向へ移動可能に構成する。この場合、ねじの方向は同一としそのピッチは枠状部材21が新たに設けた枠状部材よりも移動量が多くなるように設定する。そして、ガイド部材22,22’のねじ部15A,16Aの方向を同一とするとともにガイド部材22の移動量がガイド部材22’の移動量よりも多くなるように設定し、これらに取り付けられる案内片13がY方向へ移動する各枠状部材の中央に位置するようにする(Y方向調整機構)。なお、板状部材26,27および新たに設けた板状部材には、棒状部材23、スライド部材34,35が貫通する位置にスライド軸36,37が貫通する位置と同様にY方向に長い長穴を形成して棒状部材23、スライド部材34,35のY方向への移動を許容するとともに、これら棒状部材23、スライド部材34,35を各々X方向へ移動させる板状部材に対してはX方向へ移動しないよう支持している。
以上のように構成した場合においても、各ガイド孔の四辺の中央に案内片を位置させることができる。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、汎用性および処理能力が高い物品案内装置を提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】図1に示した物品収納装置の正面図
【図3】図1に示した物品収納装置の左半分を示す拡大図
【図4】図1に示した物品収納装置の右半分を示す拡大図
【図5】図3のV−V線に沿う要部の断面図
【図6】図3のVI−VI線に沿う要部の断面図
【図7】図3のVII−VII線に沿う要部の断面図
【図8】図3の要部を示す斜視図
【図9】図3の要部の構成を簡略化して示す断面図
【図10】図3の要部の構成を簡略化して示す側面図
【図11】本発明の別の実施例を示す要部の模式図
【図12】本発明の別の実施例を示す要部の模式図
【符号の説明】
1 容器収納装置 2 箱
3 容器 8 物品案内装置
12 ガイド孔 13 案内片
25A スライド部材 25B スライド部材
34 スライド部材 35 スライド部材
36 スライド軸 37 スライド軸[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an article guide device, and more particularly, to an article guide device that guides the storage of a container in a box whose interior is partitioned by a grid-like partition plate.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, an article guidance apparatus having the following configuration is known. That is, a plurality of X direction members arranged parallel to the X direction and spaced apart from each other, and a plurality of Y direction members arranged parallel to the Y direction orthogonal to the X direction member and spaced apart from each other And a pair of adjacent X-direction members and a pair of adjacent Y-direction members intersecting with each other, and a rectangular guide hole through which an article passes, a pair of X-direction members constituting the four sides of the guide hole, and There is known an article guide device provided with a guide piece attached to a pair of Y-direction members and guiding an article passing through a guide hole into a box (Japanese Patent Laid-Open No. 4-311417).
In the above-described conventional article guide device, the size of the guide hole can be changed by changing the lengths of the four sides defining the guide hole, so that it can also be used for containers of different sizes.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional apparatus mentioned above, each guide piece is arrange | positioned at the four corners of the guide hole used as the intersection of an X direction member and a Y direction member.
For this reason, when guiding a container in a box, each guide piece will be located in the intersection of the partition plate in a box. Therefore, there is no problem when guiding a container with a circular cross section into the box, but in the case of a flat container or a container with a non-circular cross section, the container fluctuates in the guide hole, and the bottom of the container is the partition of the box. There was a drawback that the storing operation was hindered by contacting the upper end of the plate.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In view of such circumstances, the present invention provides the above-described article guide device,
By providing a Y direction moving mechanism for moving the X direction member in the Y direction and an X direction moving mechanism for moving the Y direction member in the X direction, the pair of X direction members and the Y direction member are moved closer to and away from each other, The distance between the pair of guide pieces facing each other in the partitioned guide hole is changed.
[0005]
[Action]
According to such a configuration, the guide pieces can be arranged at the position of the upper end side of the partition plate that divides the storage space, and the interval between the guide pieces can be changed. Thereby, even if it is a flat container and a non-circular container, it can guide in a box without trouble corresponding to the change of the size of a container or storage space.
[0006]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the illustrated embodiments. In FIGS. 1 and 2,
The
As shown in FIG. 1, each
[0007]
The
Next, the
[0008]
When the
Thereafter, the
An
Since the
In this way, the
Thereafter, the box transport conveyor 4 and the
Thereafter, the
The configuration and operation described above are basically the same as those conventionally known.
[0009]
In this embodiment, the versatility and the processing capability are improved by improving the
3 is a plan view showing the left half of the
The
Each of the
[0010]
Thus, in this embodiment, the size of the guide holes 12 can be changed all at once by changing the lengths of the four sides constituting each
That is, as shown in FIGS. 3 to 4, the
A pair of
Both end portions of the
[0011]
A long and narrow bar-
The rod-
[0012]
Next, four pairs of
A
On the other hand, the
The pair of upper and
The pair of upper and
A
[0013]
The
Next, two plate-
On the other hand, two rotating
[0014]
The outer diameters of the
The
As a result, when the
The pitches of the
[0015]
Next, through holes (not shown) are formed in the longitudinal center portions of both plate-
That is, the
A pair of
On the other hand, the
Further, a set of two
Since both ends of the rod-
[0016]
Next, in the pair of frame-shaped
A
Two slide guides 19 (19 ′) are arranged on both sides in the X direction across the
A
The
[0017]
Next, a
As shown in FIGS. 7 and 10, both ends of the
In other words, the pin at the center of the expansion / contraction direction (left / right direction) of the
[0018]
As described above, each of the
The
The
[0019]
Therefore, according to the present embodiment, the size of the
Therefore, even if the container to be processed is a flat container that is not circular in cross section or a non-circular container, the
Furthermore, in the present embodiment, the four
[0020]
As described above, in this embodiment, the guide holes 12 are changed based on the position of the
As shown in FIG. 11, when the center portion in the Y direction of the left end portion of each guide portion is used as a reference, the left
Further, when the position of the lower end in the Y direction of the left end portion of each guide portion is used as a reference as shown in FIG. 12, in addition to the configuration shown in FIG. In addition to fixing the movement in the Y direction, the frame-shaped member that supports the rod-shaped
Even when configured as described above, the guide piece can be positioned at the center of the four sides of each guide hole.
[0021]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide an article guide device having high versatility and high processing capability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the article storage device shown in FIG.
3 is an enlarged view showing the left half of the article storage device shown in FIG. 1. FIG.
4 is an enlarged view showing the right half of the article storage device shown in FIG. 1. FIG.
5 is a cross-sectional view of a main part taken along line VV in FIG.
6 is a cross-sectional view of a main part taken along line VI-VI in FIG. 3;
7 is a cross-sectional view of a main part taken along line VII-VII in FIG. 3;
8 is a perspective view showing the main part of FIG.
9 is a cross-sectional view showing a simplified configuration of the main part of FIG.
10 is a side view showing a simplified configuration of the main part of FIG. 3. FIG.
FIG. 11 is a schematic view of the main part showing another embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a schematic view of the main part showing another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1
3
12
34
36
Claims (4)
上記X方向部材をY方向に移動させるY方向移動機構と、上記Y方向部材をX方向に移動させるX方向移動機構を設け、上記一対のX方向部材およびY方向部材を接近離隔させることにより、区画されるガイド孔内で対向する一対の案内片の間隔を変更するように構成するとともに、上記各X方向部材ならびに各Y方向部材を接近離隔させた際に、上記案内片をガイド孔の四辺を構成する一対のX方向部材および一対のY方向部材の各々中央に位置させる調整手段を設けたことを特徴とする物品案内装置。A plurality of X direction members disposed in parallel to the X direction and spaced apart from each other; a plurality of Y direction members disposed in parallel to the Y direction perpendicular to the X direction member and spaced apart from each other; A rectangular guide hole that is defined by the pair of adjacent X-direction members and a pair of adjacent Y-direction members that intersect with them, and a pair of X-direction members that constitute four sides of the guide hole and a pair of the guide holes. In the article guide device provided with guide pieces attached to the Y direction members and guiding the articles passing through the guide holes into the box,
By providing a Y direction moving mechanism for moving the X direction member in the Y direction and an X direction moving mechanism for moving the Y direction member in the X direction, the pair of X direction members and the Y direction member are moved closer to and away from each other, The distance between a pair of guide pieces facing each other in the partitioned guide holes is changed, and when the X direction members and the Y direction members are separated from each other, the guide pieces are arranged on the four sides of the guide holes. An article guiding apparatus, characterized in that an adjusting means is provided that is positioned at the center of each of the pair of X direction members and the pair of Y direction members.
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