JP4324762B2 - プリント基板 - Google Patents
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はコネクタを実装したプリント基板、特にコネクタを外来ノイズから遮蔽するフェライト素子をコネクタの周囲に配置したプリント基板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
プリント基板に実装されたコネクタを外来ノイズから遮蔽するために、コネクタの周囲に配置することが知られている。例えば、特許文献１には、電気回路基板に実装されたＵＳＢコネクタの周囲にフェライト素子を配置した電子機器が開示されている。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−３１３５００号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のプリント基板では、フェライト素子を接着剤で固定しているので、固定保持力が弱く、振動等によりフェライト素子がプリント基板から脱落するという問題があった。また、接着剤の液だれによりプリント基板を汚損するという問題もあった。また接着作業は手間がかかるという問題もあった。
そこで本発明は、フェライト素子を簡単かつ確実に固定できるプリント基板を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項１の発明は他のプリント基板あるいは外部機器と通信を行なうためのコネクタを実装したプリント基板において、前記コネクタの周囲を取り囲むフェライト素子と、プリント基板に半田付け固定された押さえ金具を備え、前記押さえ金具と前記プリント基板で前記フェライト素子を挟持し、かつ、前記押さえ金具のリード部を前記プリント基板の前記コネクタ固定用穴に挿入して前記コネクタと共に半田付け固定するものである。
また、請求項２の発明はプリント基板を備えた電子機器において、前記プリント基板を、請求項１に記載のプリント基板で構成したことを特徴とするものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図１は本発明の実施例を示すプリント基板の斜視図である。図１において、１は電子部品を搭載したプリント基板であり、２は他のプリント基板と電気的に接続するためのコネクタである。３はコネクタ２の周囲を取り囲んで外来ノイズを遮蔽するフェライト素子であり、５は押さえ金具である。フェライト素子３はプリント基板１と押さえ金具５に挟まれてプリント基板１に固定されている。
【０００７】
図２は押さえ金具５の斜視図である。
押さえ金具５は額縁状の外周部６と、外周部から直角に折り曲げられて下方に伸びるリード部８、リード部９から構成される。押さえ金具５は薄板板金に打ち抜き加工および曲げ加工を行なって製作される板金曲げ加工品であり、プリント基板１と比べ十分な強度を備え、また、半田濡れ性が良いメッキ処理を施している。
【０００８】
図３は本発明の実施例を示すプリント基板の分解斜視図であり、図４はその側面図である。以下、図３および図４を引用して、本発明のプリント基板の組立手順を説明する。
まず、プリント基板１のスルーホール１２、１３にコネクタ２のリード部１０、１１をそれぞれ挿入する。次に、フェライト素子３をコネクタ２を囲むようにして通し、プリント基板１の表面に配置する。それから、押さえ金具５のリード部８、９を、図４に示すようにコネクタ２の外側面とフェライト素子３の内側面の間の間隙部１５に挿入し、外周部６がフェライト素子３の上端面に接触するまで押し入れる。このとき、リード部８は、プリント基板１のスルーホール１２を貫通する。もう一方の押さえ金具リード部９は、プリント基板１のスルーホール１３を貫通する。すなわち、このとき、プリント基板１のスルーホール１２には、コネクタ２のリード部１０と押さえ金具のリード部８が一緒に挿入されている。また、同様に、プリント基板１のスルーホール１３には、コネクタ２のリード部１１と押さえ金具のリード部９が一緒に挿入されている。この状態で、通常のコネクタ部品の半田工程を行なう。つまり、半田フロー工程を行なうことで、半田１４によって、コネクタ３のリード部１０と押さえ金具５のリード部８が共付け半田される。コネクタ３のリード部１１と押さえ金具５のリード部９も同様に共付け半田される。これらにより、プリント基板１にコネクタ部品２と押さえ金具５が２点で半田固定され、プリント基板１の表面と押さえ金具５の外周部６の２つの平面によってフェライト製部品３は挟み込まれ、固定される。
なお、実施例においては、プリント基板相互を接続するコネクタの周囲に配置するフェライト素子を例に取り上げたが、本発明はこれに限られるものではなく、他のコネクタ、例えば外部機器と通信を行なうためのコネクタの周囲に配置するフェライト素子の固定にも適用できることは言うまでもない。
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、フェライト素子を押さえ金具で挟持し、前記押さえ金具をプリント基板に半田付けするので、フェライト素子を簡単かつ確実に固定でき、プリント基板の耐振動性と組立作業性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示すプリント基板の斜視図である。
【図２】本発明の実施例を示す押さえ金具の斜視図である。
【図３】本発明の実施例を示すプリント基板の分解斜視図である。
【図４】本発明の実施例を示すプリント基板の側面図である。
【符号の説明】
１ プリント基板、２ コネクタ、３ フェライト素子、５ 押さえ金具、６ 外周部、８ リード部、９ リード部、１０ リード部、１１ リード部、１２スルーホール、１３ スルーホール、１４ 半田、１５ 間隙
【発明の属する技術分野】
本発明はコネクタを実装したプリント基板、特にコネクタを外来ノイズから遮蔽するフェライト素子をコネクタの周囲に配置したプリント基板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
プリント基板に実装されたコネクタを外来ノイズから遮蔽するために、コネクタの周囲に配置することが知られている。例えば、特許文献１には、電気回路基板に実装されたＵＳＢコネクタの周囲にフェライト素子を配置した電子機器が開示されている。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−３１３５００号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のプリント基板では、フェライト素子を接着剤で固定しているので、固定保持力が弱く、振動等によりフェライト素子がプリント基板から脱落するという問題があった。また、接着剤の液だれによりプリント基板を汚損するという問題もあった。また接着作業は手間がかかるという問題もあった。
そこで本発明は、フェライト素子を簡単かつ確実に固定できるプリント基板を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項１の発明は他のプリント基板あるいは外部機器と通信を行なうためのコネクタを実装したプリント基板において、前記コネクタの周囲を取り囲むフェライト素子と、プリント基板に半田付け固定された押さえ金具を備え、前記押さえ金具と前記プリント基板で前記フェライト素子を挟持し、かつ、前記押さえ金具のリード部を前記プリント基板の前記コネクタ固定用穴に挿入して前記コネクタと共に半田付け固定するものである。
また、請求項２の発明はプリント基板を備えた電子機器において、前記プリント基板を、請求項１に記載のプリント基板で構成したことを特徴とするものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図１は本発明の実施例を示すプリント基板の斜視図である。図１において、１は電子部品を搭載したプリント基板であり、２は他のプリント基板と電気的に接続するためのコネクタである。３はコネクタ２の周囲を取り囲んで外来ノイズを遮蔽するフェライト素子であり、５は押さえ金具である。フェライト素子３はプリント基板１と押さえ金具５に挟まれてプリント基板１に固定されている。
【０００７】
図２は押さえ金具５の斜視図である。
押さえ金具５は額縁状の外周部６と、外周部から直角に折り曲げられて下方に伸びるリード部８、リード部９から構成される。押さえ金具５は薄板板金に打ち抜き加工および曲げ加工を行なって製作される板金曲げ加工品であり、プリント基板１と比べ十分な強度を備え、また、半田濡れ性が良いメッキ処理を施している。
【０００８】
図３は本発明の実施例を示すプリント基板の分解斜視図であり、図４はその側面図である。以下、図３および図４を引用して、本発明のプリント基板の組立手順を説明する。
まず、プリント基板１のスルーホール１２、１３にコネクタ２のリード部１０、１１をそれぞれ挿入する。次に、フェライト素子３をコネクタ２を囲むようにして通し、プリント基板１の表面に配置する。それから、押さえ金具５のリード部８、９を、図４に示すようにコネクタ２の外側面とフェライト素子３の内側面の間の間隙部１５に挿入し、外周部６がフェライト素子３の上端面に接触するまで押し入れる。このとき、リード部８は、プリント基板１のスルーホール１２を貫通する。もう一方の押さえ金具リード部９は、プリント基板１のスルーホール１３を貫通する。すなわち、このとき、プリント基板１のスルーホール１２には、コネクタ２のリード部１０と押さえ金具のリード部８が一緒に挿入されている。また、同様に、プリント基板１のスルーホール１３には、コネクタ２のリード部１１と押さえ金具のリード部９が一緒に挿入されている。この状態で、通常のコネクタ部品の半田工程を行なう。つまり、半田フロー工程を行なうことで、半田１４によって、コネクタ３のリード部１０と押さえ金具５のリード部８が共付け半田される。コネクタ３のリード部１１と押さえ金具５のリード部９も同様に共付け半田される。これらにより、プリント基板１にコネクタ部品２と押さえ金具５が２点で半田固定され、プリント基板１の表面と押さえ金具５の外周部６の２つの平面によってフェライト製部品３は挟み込まれ、固定される。
なお、実施例においては、プリント基板相互を接続するコネクタの周囲に配置するフェライト素子を例に取り上げたが、本発明はこれに限られるものではなく、他のコネクタ、例えば外部機器と通信を行なうためのコネクタの周囲に配置するフェライト素子の固定にも適用できることは言うまでもない。
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、フェライト素子を押さえ金具で挟持し、前記押さえ金具をプリント基板に半田付けするので、フェライト素子を簡単かつ確実に固定でき、プリント基板の耐振動性と組立作業性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示すプリント基板の斜視図である。
【図２】本発明の実施例を示す押さえ金具の斜視図である。
【図３】本発明の実施例を示すプリント基板の分解斜視図である。
【図４】本発明の実施例を示すプリント基板の側面図である。
【符号の説明】
１ プリント基板、２ コネクタ、３ フェライト素子、５ 押さえ金具、６ 外周部、８ リード部、９ リード部、１０ リード部、１１ リード部、１２スルーホール、１３ スルーホール、１４ 半田、１５ 間隙
Claims (2)
- 他のプリント基板あるいは外部機器と通信を行うためのコネクタを実装したプリント基板において、
前記コネクタの周囲を取り囲むフェライト素子と、プリント基板に半田付け固定された押さえ金具を備え、前記押さえ金具と前記プリント基板で前記フェライト素子を挟持し、かつ、前記押さえ金具のリード部を、前記プリント基板の前記コネクタ固定用穴に挿入して前記コネクタと共に半田付け固定することを特徴とするプリント基板。 - プリント基板を備えた電子機器において、前記プリント基板を、請求項１に記載のプリント基板で構成したことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003008135A JP4324762B2 (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | プリント基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003008135A JP4324762B2 (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | プリント基板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004221391A JP2004221391A (ja) | 2004-08-05 |
| JP4324762B2 true JP4324762B2 (ja) | 2009-09-02 |
Family
ID=32898028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003008135A Expired - Fee Related JP4324762B2 (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | プリント基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4324762B2 (ja) |
-
2003
- 2003-01-16 JP JP2003008135A patent/JP4324762B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP2004221391A (ja) | 2004-08-05 |
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