JP4324171B2 - ハイブリッド車両の制御装置および制御方法ならびにその制御装置を備えたハイブリッド車両 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置および制御方法ならびにその制御装置を備えたハイブリッド車両 Download PDF

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Description

この発明は、ハイブリッド車両の制御装置および制御方法ならびにその制御装置を備えたハイブリッド車両に関し、特に、動力源として内燃機関と電動機とを搭載するハイブリッド車両の制御装置および制御方法に関する。
近年、環境に配慮した自動車として、ハイブリッド車両(Hybrid Vehicle)が大きく注目されている。ハイブリッド車両は、従来のエンジンに加え、蓄電装置とインバータとインバータによって駆動される電動機とを動力源とする自動車である。
特開2004−254434号公報(特許文献1)は、このようなハイブリッド車両に搭載される電動機の制御装置を開示する。この制御装置は、車輪に連結された動力伝達部材にエンジンおよび電動機が並列に連結されるとともに動力伝達部材に噛合い機構が連結された電動機の制御装置であって、電動機のトルクが実質的に零に制御される場合であっても、エンジントルクの変動により噛合い機構で衝撃(がた打ち)が発生する場合には、電動機のトルクを実質的に零以外のトルクに制御する。
この電動機の制御装置によれば、電動機のトルクが実質的に零に制御されているときにエンジントルクの変動により噛合い機構で衝撃が発生する場合、電動機のトルクが実質的に零以外のトルクに制御され、その結果噛合い機構を構成する部材同士の押付力が増すので、噛合い機構における衝撃が抑制される(特許文献1参照)。
特開2004−254434号公報 特開平11−93725号公報
しかしながら、特開2004−254434号公報に開示される電動機の制御装置では、以下の理由により、エンジン回転数のハンチングが発生し得る。上記の制御装置では、電動機のトルクが零近傍のとき、電動機のトルクを増大させる(以下、この電動機のトルクを増大させる制御を「トルク零回避制御」とも称する。)。ここで、動力伝達部材の出力状態を維持しつつ電動機のトルクを増大させるには、エンジン回転数を上昇させてエンジンのトルクを減少させる必要がある(エンジンの出力は一定とする。)。言い換えると、電動機のトルクが零近傍のとき、エンジン回転数を上昇させることにより電動機のトルクを増大させる。
一方、エンジン回転数は、通常、最大効率の観点から要求パワーに応じて適切な回転数に決定されるので、エンジン回転数の上昇により電動機のトルクが増大し、その結果上記のトルク零回避制御が機能停止すると、エンジン回転数は、最大効率の観点から決定された元の回転数に戻る(低下する)。そうすると、電動機のトルクは再び零近傍になり、トルク零回避制御が再び動作してエンジン回転数が上昇する。
このように、トルク零回避制御の動作に伴なってエンジン回転数が増減を繰返し、エンジン回転数のハンチングが発生し得る。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、動力源として内燃機関と電動機とを搭載するハイブリッド車両において、ギヤ機構(噛合い機構)における「がた打ち」を防止しつつ、内燃機関の回転数のハンチングを防止可能な制御装置を提供することである。
また、この発明の別の目的は、動力源として内燃機関と電動機とを搭載するハイブリッド車両において、ギヤ機構における「がた打ち」を防止しつつ、内燃機関の回転数のハンチングを防止可能な制御方法を提供することである。
また、この発明の別の目的は、動力源として内燃機関と電動機とを搭載し、ギヤ機構における「がた打ち」を防止しつつ、内燃機関の回転数のハンチングを防止したハイブリッド車両を提供することである。
この発明によれば、ハイブリッド車両の制御装置は、動力源として内燃機関と電動機とを搭載する。そして、この制御装置は、内燃機関の出力軸、電動機の回転軸およびハイブリッド車両の駆動軸が結合されるギヤ機構と、電動機のトルクに基づいて内燃機関の動作点を変更する変更手段と、変更手段により動作点を変更する際の動作点の変化レートを制限する制限手段とを備える。
好ましくは、変更手段は、電動機のトルクの絶対値が所定値よりも小さくなると、内燃機関の回転数が増大するように内燃機関の目標回転数を変更する。
好ましくは、制限手段は、変更手段により目標回転数を変更する際の目標回転数の変化レートを制限する。
また、この発明によれば、ハイブリッド車両の制御方法は、動力源として内燃機関と電動機とを搭載するハイブリッド車両の制御方法であって、ハイブリッド車両は、内燃機関の出力軸、電動機の回転軸およびハイブリッド車両の駆動軸が結合されるギヤ機構を備える。そして、この制御方法は、電動機のトルクに基づいて、内燃機関の動作点を変更するための指令値を生成する第1のステップと、指令値の変化レートを制限する第2のステップと、変化レートが制限された指令値に基づいて内燃機関の動作点を変更する第3のステップとを含む。
好ましくは、指令値は、内燃機関の目標回転数である。第1のステップは、電動機のトルクの絶対値が所定値よりも小さくなると、内燃機関の回転数が増大するように目標回転数を生成する。
また、この発明によれば、ハイブリッド車両は、動力源としての内燃機関および電動機と、上述したいずれかの制御装置とを備える。
この発明においては、変更手段は、電動機のトルクに基づいて内燃機関の動作点を変更するので、電動機のトルクが小さい場合に内燃機関の動作点を変更することにより、電動機のトルクを増大させてギヤ機構における「がた打ち」を防止し得る。ここで、制限手段は、変更手段により内燃機関の動作点を変更する際の動作点の変化レートを制限するので、内燃機関の動作点を変更する際の内燃機関の回転数の変化レートが制限される。
したがって、この発明によれば、ギヤ機構における「がた打ち」を防止しつつ、内燃機関の回転数のハンチングの発生を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態によるハイブリッド車両の全体ブロック図である。図1を参照して、ハイブリッド車両10は、動力伝達ギヤ12と、ディファレンシャルギヤ14と、駆動輪16R,16Lと、プラネタリギヤ18と、動力取出ギヤ20と、チェーンベルト22と、モータジェネレータMG1,MG2と、エンジン24と、レゾルバ26〜28と、ダンパ30と、蓄電装置32と、インバータ34,36と、MG−ECU(Electronic Control Unit)38と、エンジンECU40と、HV−ECU42とを備える。
エンジン24のクランクシャフト25は、ダンパ30を介してプラネタリギヤ18およびモータジェネレータMG1に接続される。ダンパ30は、クランクシャフト25のねじり振動の振幅を抑制する。
動力取出ギヤ20は、チェーンベルト22を介して動力伝達ギヤ12に接続される。また、動力取出ギヤ20は、プラネタリギヤ18のリングギヤ54と結合され、リングギヤ54から受ける動力をチェーンベルト22を介して動力伝達ギヤ12に伝達する。動力伝達ギヤ12は、ディファレンシャルギヤ14を介して駆動輪16R,16Lに動力を伝達する。
プラネタリギヤ18は、クランクシャフト25と同軸のキャリア軸64に軸中心を貫通された中空のサンギヤ軸60に結合されたサンギヤ52と、キャリア軸64と同軸のリングギヤ軸62に結合されたリングギヤ54と、サンギヤ52とリングギヤ54との間に配置され、サンギヤ52の外周を自転しながら公転する複数のプラネタリピニオンギヤ56と、キャリア軸64の端部に結合され、各プラネタリピニオンギヤ56の回転軸を軸支するプラネタリキャリア58とから構成される。
このプラネタリギヤ18では、サンギヤ52、リングギヤ54およびプラネタリキャリア58にそれぞれ結合されたサンギヤ軸60、リングギヤ軸62およびキャリア軸64の3軸が動力の入出力軸とされ、3軸のいずれか2軸へ入出力される動力が決定されると、残りの1軸に入出力される動力は、決定された2軸へ入出力される動力に基づいて定まる。
エンジン24は、エンジンECU40からの制御信号に基づいて、吸気管に設けられるスロットルバルブや、点火装置、噴射装置など(いずれも図示せず)を動作させてトルクを発生し、その発生したトルクをクランクシャフト25へ出力する。
モータジェネレータMG1,MG2は、3相交流電動機から成る。モータジェネレータMG1,MG2の各々は、外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する3相コイルが巻回されたステータとを含む。モータジェネレータMG1のロータは、サンギヤ軸60に結合され、モータジェネレータMG2のロータは、リングギヤ軸62に結合される。この各モータジェネレータMG1,MG2は、永久磁石による磁界と3相コイルによって形成される磁界との相互作用によりロータを回転駆動する電動機として動作するとともに、永久磁石による磁界とロータの回転との相互作用により3相コイルの両端に起電力を生じさせる発電機として動作する。
そして、モータジェネレータMG1は、エンジン24によって駆動される発電機として動作し、かつ、エンジン24の始動を行ない得る電動機として動作するものとしてハイブリッド車両10に組込まれ、モータジェネレータMG2は、駆動輪16R,16Lを駆動する電動機としてハイブリッド車両10に組込まれる。
蓄電装置32は、充放電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池からなる。蓄電装置32は、インバータ34,36へ直流電力を供給する。また、蓄電装置32は、エンジン24の出力を用いてモータジェネレータMG1により発電された電力および回生制動時にモータジェネレータMG2により発電された電力によって充電される。なお、蓄電装置32として大容量のキャパシタを用いてもよい。
インバータ34,36は、蓄電装置32から直流電圧を受け、その受けた直流電圧を交流電圧に変換してそれぞれモータジェネレータMG1,MG2へ出力する。また、インバータ34,36は、モータジェネレータMG1,MG2によって発電された交流電圧を直流電圧に変換して蓄電装置32を充電する。
MG−ECU38は、HV−ECU42からモータジェネレータMG1のトルク指令TGおよびモータジェネレータMG2のトルク指令TMを受ける。また、MG−ECU38は、図示されない電流センサからモータジェネレータMG1,MG2のモータ電流I1,I2の検出値を受け、図示されない電圧センサから蓄電装置32の電圧VBの検出値を受ける。
そして、MG−ECU38は、モータジェネレータMG1,MG2のトルク指令TG,TMおよび上記各検出値に基づいて、インバータ34を駆動するための制御信号PWM1およびインバータ36を駆動するための制御信号PWM2を生成し、その生成した制御信号PWM1,PWM2をそれぞれインバータ34,36へ出力する。
エンジンECU40は、HV−ECU42からエンジンパワー指令PEおよびエンジン回転数指令NERを受ける。そして、エンジンECU40は、エンジンパワー指令PEおよびエンジン回転数指令NERに基づいて、エンジン24を駆動するための制御信号を生成し、その生成した制御信号をエンジン24へ出力する。また、エンジンECU40は、エンジン24のエンジン回転数NEを検出し、その検出したエンジン回転数NEをHV−ECU42へ出力する。
HV−ECU42は、アクセル開度を示す信号AP、ブレーキ踏込量を示す信号BP、車両速度SV、および図示されない電池ECUによって算出された蓄電装置32の充電状態(State of Charge;SOC)を示す信号SOCを受ける。また、HV−ECU42は、レゾルバ26〜28からそれぞれキャリア軸64、サンギヤ軸60およびリングギヤ軸62の回転角度の検出値を受け、エンジンECU40からエンジン回転数NEを受ける。
そして、HV−ECU42は、上記各信号および各検出値に基づいて、モータジェネレータMG1のトルク指令TGおよびモータジェネレータMG2のトルク指令TM、ならびにエンジン24のエンジンパワー指令PEおよびエンジン回転数指令NERを生成し、その生成したトルク指令TG,TMをMG−ECU38へ出力し、エンジンパワー指令PEおよびエンジン回転数指令NERをエンジンECU40へ出力する。
ここで、HV−ECU42は、モータジェネレータMG2のトルク指令TMの大きさ(絶対値)が予め設定されたしきい値よりも小さくなると、プラネタリギヤ18における「がた打ち」を防止するために、モータジェネレータMG2のトルクが増大するようにエンジン24の動作点を変更する。
詳しく説明すると、このハイブリッド車両10における動力出力機構は、流体継手であるトルクコンバータなどを備えておらず、動力源としてのモータジェネレータMG2およびエンジン24がプラネタリギヤ18の歯車を介して動力取出ギヤ20に機械的に直接接続されている。このため、歯車を介して伝達されるトルクが小さいとき(トルク反転時含む)、歯車間の押付力が小さいために歯車の「がた打ち」およびそれに伴なう衝撃音が発生し得る。
そこで、HV−ECU42は、エンジン24の出力を用いた走行中にモータジェネレータMG2のトルクが小さい場合、エンジン回転数指令NERを上昇させる。そうすると、エンジンパワー指令PEが一定のもとでエンジン24の直達トルクが減少するので、HV−ECU42は、所望の走行トルクを確保するためにモータジェネレータMG2のトルク指令TMを増大させる。その結果、歯車間に作用する押付力が増大し、がた打ちの発生が防止される。
なお、上記において、エンジン回転数指令NERを上昇させてエンジン24の直達トルクを減少させることは、モータジェネレータMG2のトルクが増大するようにエンジン24の動作点を変更することに対応する。
ここで、さらに、HV−ECU42は、がた打ち防止のためにエンジン24の動作点を変更する際、エンジン24の回転数のハンチングが発生しないように動作点の変化レートを制限する。すなわち、上述のように、HV−ECU42は、モータジェネレータMG2のトルクが小さくなると、がた打ち防止のためにエンジン回転数指令NERを上昇させる。ところが、エンジン24の動作点は、エンジン24が最大効率で動作するように定められているので、エンジン回転数指令NERの上昇に起因してモータジェネレータMG2のトルク指令TMが増大すると、HV−ECU42は、エンジン回転数指令NERをもとの設定回転数に戻す。
そして、エンジン回転数指令NERがもとの設定回転数に戻されると、エンジン24の直達トルクが増大し、その結果、モータジェネレータMG2のトルク指令TMが減少する。そうすると、HV−ECU42は、がた打ち防止のためにエンジン回転数指令NERを再び上昇させる。
このように、がた打ち防止のための制御に伴なってエンジン回転数が増減を繰返し、エンジン回転数のハンチングが発生し得るところ、この実施の形態においては、エンジン回転数指令NERの変化レートに制限を設け、エンジン回転数のハンチングの発生を防止するようにしたものである。
図2は、図1に示したエンジン24の回転数とトルクとの関係を示した図である。図2を参照して、横軸はエンジン24の回転数を示し、縦軸はエンジン24のトルクを示す。曲線kは、エンジン24の出力が同一であることを示す。すなわち、エンジン24の出力が同一となるエンジン24の動作点は種々存在する。
HV−ECU42は、ハイブリッド車両10の運転状況に応じてエンジン24のパワー指令を生成し、通常、エンジン24を最大効率で運転可能な動作点P1にエンジン24の動作点を設定する。
そして、HV−ECU42は、モータジェネレータMG2のトルクが小さくなると、エンジン24の動作点をP1からP2へ変更する。具体的には、HV−ECU42は、エンジンパワー指令PEを一定に維持しつつ、エンジン回転数指令NERをN1からN2に上昇させる。そうすると、エンジン24の直達トルクはT1からT2に減少し、その結果、上述のようにモータジェネレータMG2のトルク指令TMが増大する。
図3は、図1に示したHV−ECU42の機能ブロック図である。図3を参照して、HV−ECU42は、乗算部72と、加算部74と、エンジン目標回転数算出部76と、最大値演算部78と、減算部80,86と、TG算出部82と、トルク換算部84とを含む。また、HV−ECU42は、絶対値演算部88と、TM零回避制御部90と、変化レート制限処理部92とをさらに含む。
乗算部72は、車両要求トルクTPに車両速度VSを乗算することによってドライバ要求パワーを算出し、その算出したドライバ要求パワーを加算部74へ出力する。なお、車両要求トルクTPは、アクセル開度を示す信号APおよびブレーキ踏込量を示す信号BPに基づいて算出される。
加算部74は、乗算部72からのドライバ要求パワーに蓄電要求パワーBRおよび損失分LOSSを加算することによってエンジンパワー指令PEを算出し、その算出したエンジンパワー指令PEをエンジン目標回転数算出部76へ出力する。なお、蓄電要求パワーBRは、モータジェネレータMG1を用いて蓄電装置32を充電するのに必要なエンジン24のパワーであり、蓄電装置32のSOCに基づいて算出される。また、損失分LOSSは、フリクションによる損失や、モータジェネレータMG1,MG2の損失などを考慮したものである。
エンジン目標回転数算出部76は、エンジン24のパワーとエンジン24を最大効率で運転可能なエンジン回転数との関係を示す予め設定されたマップを用いて、加算部74からのエンジンパワー指令PEに基づいてベースエンジン目標回転数NEBSを算出し、その算出したベースエンジン目標回転数NEBSを最大値演算部78へ出力する。すなわち、このエンジン目標回転数算出部76によって算出されるベースエンジン目標回転数NEBSは、エンジン24を最大効率で運転可能なエンジン目標回転数である。
最大値演算部78は、エンジン目標回転数算出部76からのベースエンジン目標回転数NEBSと後述する変化レート制限処理部92からの補正エンジン目標回転数NELGとのうち大きい方を選択し、その選択した目標回転数をエンジン回転数指令NERとして設定する。
減算部80は、エンジンECU40からのエンジン回転数NEからエンジン回転数指令NERを減算し、その演算結果をTG算出部82へ出力する。
TG算出部82は、減算部80によって演算されたエンジン24の回転数偏差に基づいてモータジェネレータMG1のトルク指令TGを算出し、その算出したトルク指令TGをトルク換算部84へ出力する。より具体的には、TG算出部82は、減算部80からのエンジン24の回転数偏差を入力信号として比例積分演算を行ない、その演算結果をモータジェネレータMG1のトルク指令TGとして出力する。
トルク換算部84は、TG算出部82により算出されたモータジェネレータMG1のトルク指令TGを車両要求トルク軸すなわち動力取出ギヤ20に連結されるリングギヤ軸62上のトルクに換算する。なお、換算係数は、モータジェネレータMG1に結合されるサンギヤ52の歯数とリングギヤ軸62に結合されるリングギヤ54の歯数とに基づいて決定される。
減算部86は、車両要求トルクTPからトルク換算部84によって軸換算されたモータジェネレータMG1のトルク指令を減算することによって、モータジェネレータMG2のトルク指令TMを算出する。
絶対値演算部88は、モータジェネレータMG2のトルク指令TMの絶対値を算出し、その算出した値をTM零回避制御部90へ出力する。
TM零回避制御部90は、予め設定されたマップを用いて、絶対値演算部88からのトルク指令TMの絶対値に基づいて、「がた打ち」の発生を防止可能なエンジン目標回転数NE0を算出する。
図4は、図3に示したTM零回避制御部90により算出されるエンジン目標回転数NE0を示した図である。図4を参照して、横軸はモータジェネレータMG2のトルク指令TMの絶対値を示し、縦軸はエンジン目標回転数NE0を示す。図に示されるように、トルク指令TMの絶対値がしきい値Tth1以上のときは、エンジン目標回転数NE0は所定値N0に設定される。なお、この所定値N0は、図3に示されるエンジン目標回転数算出部76により算出されるベースエンジン目標回転数NEBSよりも常時低い値に設定される。
トルク指令TMの絶対値がしきい値Tth1を下回ると、エンジン目標回転数NE0は上昇し、トルク指令TMの絶対値がしきい値Tth2(<Tth1)をさらに下回ると、エンジン目標回転数NE0は、図2に示した動作点P2に対応する回転数N2に設定される。
再び図3を参照して、変化レート制限処理部92は、モータジェネレータMG2のトルク指令TMに応じて変化するエンジン目標回転数NE0の変化レートを制限する。具体的には、変化レート制限処理部92は、TM零回避制御部90から受けるエンジン目標回転数NE0の変化レートが所定値を超えないようにエンジン目標回転数NE0の変化レートを制限する。なお、上記所定値は、エンジン回転数のハンチングが発生しない適切な値に設定される。
そして、変化レート制限処理部92は、変化レートが制限されたエンジン目標回転数を補正エンジン目標回転数NELGとして最大値演算部78へ出力する。すなわち、この補正エンジン目標回転数NELGは、「がた打ち」の発生を防止し、かつ、エンジン回転数のハンチングの発生も防止可能なエンジン目標回転数である。
このHV−ECU42においては、車両要求トルクTP、車両速度VS、蓄電要求パワーBRおよび損失分LOSSに基づいてエンジンパワー指令PEが算出され、その算出されたエンジンパワー指令PEに基づいてエンジン目標回転数算出部76によりベースエンジン目標回転数NEBSが算出される。また、エンジン24の回転数実績を示すエンジン回転数NEおよびエンジン回転数指令NERを用いてTG算出部82によりモータジェネレータMG1のトルク指令TGが算出され、車両要求トルクTPおよびモータジェネレータMG1のトルク指令TGに基づいてモータジェネレータMG2のトルク指令TMが算出される。
一方、モータジェネレータMG2のトルク指令TMが小さいときに発生し得る「がた打ち」を防止するため、エンジン24の回転数を上昇させるためのエンジン目標回転数NE0がTM零回避制御部90により算出される。そして、エンジン目標回転数NE0に基づいて変化レート制限処理部92により算出される補正エンジン目標回転数NELGがベースエンジン目標回転数NEBSよりも高いとき、補正エンジン目標回転数NELGがエンジン回転数指令NERとして設定される。
ここで、ベースエンジン目標回転数NEBSよりも高い補正エンジン目標回転数NELGがエンジン回転数指令NERとして設定されると、モータジェネレータMG2のトルク指令TMは上昇する。そうすると、TM零回避制御部90から出力されるエンジン目標回転数NE0が低下するので、補正エンジン目標回転数NELGがベースエンジン目標回転数NEBSを下回り、ベースエンジン目標回転数NEBSがエンジン回転数指令NERとして設定される。
そして、ベースエンジン目標回転数NEBSがエンジン回転数指令NERとして設定されると、モータジェネレータMG2のトルク指令TMが低下するので、上述したように、補正エンジン目標回転数NELGがエンジン回転数指令NERとして再び設定される。
このように、エンジン回転数指令NERがベースエンジン目標回転数NEBSと補正エンジン目標回転数NELGとで切替わることによりエンジン24の回転数のハンチングが発生し得るところ、このHV−ECU42においては、変化レート制限処理部92により補正エンジン目標回転数NELGの変化レートが制限されるので、エンジン回転数指令NERが切替わる頻度が抑制される。その結果、エンジン回転数のハンチングの発生が防止される。
なお、エンジンパワー指令PEによっては、エンジン目標回転数算出部76により算出されるベースエンジン目標回転数NEBSが補正エンジン目標回転数NELGよりも常時高くなり得る(ベースエンジン目標回転数NEBS>N2となる。)。しかしながら、この場合は、エンジン回転数が高いのでエンジン24のトルク変動は小さく、問題となるような「がた打ち」は発生しない。
なお、エンジンパワー指令PEおよびエンジン回転数指令NERは、エンジンECU40へ出力される。また、モータジェネレータMG1のトルク指令TGおよびモータジェネレータMG2のトルク指令TMは、MG−ECU38へ出力される。
図5は、図3に示したHV−ECU42の制御構造を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、一定時間毎または所定の条件が成立するごとにメインルーチンから呼び出されて実行される。
図5を参照して、HV−ECU42は、車両要求トルクTP、車両速度VS、蓄電要求パワーBRおよび損失分LOSSに基づいてエンジンパワー指令PEを算出する(ステップS10)。次いで、HV−ECU42は、エンジン24のパワーとエンジン24を最大効率で運転可能なエンジン回転数との関係を示す予め設定されたマップを用いて、エンジンパワー指令PEに基づいてベースエンジン目標回転数NEBSを算出する(ステップS20)。
次いで、HV−ECU42は、予め設定されたマップを用いて、前回の処理実行時に算出されたモータジェネレータMG2のトルク指令TMに基づいて目標エンジン目標回転数NELGを算出する(ステップS30)。そして、HV−ECU42は、モータジェネレータMG2のトルク指令TMに応じて変化する目標エンジン目標回転数NELGの変化レートを制限する変化レート制限処理を実行する(ステップS40)。
目標エンジン目標回転数NELGが算出されると、HV−ECU42は、目標エンジン目標回転数NELGがベースエンジン目標回転数NEBSよりも大きいか否かを判定する(ステップS50)。HV−ECU42は、目標エンジン目標回転数NELGがベースエンジン目標回転数NEBSよりも大きいと判定すると(ステップS50においてYES)、目標エンジン目標回転数NELGをエンジン回転数指令NERとして設定する(ステップS60)。一方、HV−ECU42は、目標エンジン目標回転数NELGがベースエンジン目標回転数NEBS以下であると判定すると(ステップS50においてNO)、ベースエンジン目標回転数NEBSをエンジン回転数指令NERとして設定する(ステップS70)。
そして、HV−ECU42は、ステップS60またはS70において設定されたエンジン回転数指令NERおよびエンジンECU40からのエンジン回転数NEに基づいてモータジェネレータMG1のトルク指令TGを算出する(ステップS80)。次いで、HV−ECU42は、車両要求トルクTPおよびモータジェネレータMG1のトルク指令TGに基づいてモータジェネレータMG2のトルク指令TMを算出し(ステップS90)、一連の処理を終了する。
以上のように、この実施の形態によれば、変化レート制限処理部92により、トルク零回避制御に伴ない変更されるエンジン目標回転数の変化レートを制限するようにしたので、プラネタリギヤ18における「がた打ち」を防止しつつ、エンジン回転数のハンチングの発生を防止することができる。
なお、上記の実施の形態においては、直流電源として蓄電装置32がハイブリッド車両に搭載される場合について説明したが、蓄電装置32に代えて燃料電池(Fuel Cell)を搭載してもよい。
なお、上記において、エンジン24は、この発明における「内燃機関」に対応し、モータジェネレータMG2は、この発明における「電動機」に対応する。また、プラネタリギヤ18は、この発明における「ギヤ機構」に対応し、絶対値演算部88、TM零回避制御部90および最大値演算部78は、この発明における「変更手段」を形成する。さらに、変化レート制限処理部92は、この発明における「制限手段」に対応し、HV−ECU42は、この発明における「ハイブリッド車両の制御装置」に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態によるハイブリッド車両の全体ブロック図である。 図1に示すエンジンの回転数とトルクとの関係を示した図である。 図1に示すHV−ECUの機能ブロック図である。 図3に示すTM零回避制御部により算出されるエンジン目標回転数を示した図である。 図3に示すHV−ECUの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ハイブリッド車両、12 動力伝達ギヤ、14 ディファレンシャルギヤ、16R,16L 駆動輪、18 プラネタリギヤ、20 動力取出ギヤ、22 チェーンベルト、24 エンジン、25 クランクシャフト、26〜28 レゾルバ、30 ダンパ、32 蓄電装置、34,36 インバータ、38 MG−ECU、40 エンジンECU、42 HV−ECU、52 サンギヤ、54 リングギヤ、56 プラネタリピニオンギヤ、58 プラネタリキャリア、60 サンギヤ軸、62 リングギヤ軸、64 キャリア軸、72 乗算部、74 加算部、76 エンジン目標回転数算出部、78 最大値演算部、80,86 減算部、82 TG算出部、84 トルク換算部、88 絶対値演算部、90 TM零回避制御部、92 変化レート制限処理部、MG1,MG2 モータジェネレータ。

Claims (4)

  1. 動力源として内燃機関と電動機とを搭載するハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記内燃機関の出力軸、前記電動機の回転軸および前記ハイブリッド車両の駆動軸が結合されるギヤ機構と、
    前記電動機のトルクに基づいて前記内燃機関の動作点を変更する変更手段と、
    前記変更手段により前記動作点を変更する際の前記動作点の変化レートを制限する制限手段とを備え
    前記変更手段は、前記電動機のトルクの絶対値が所定値よりも小さくなると、前記内燃機関の回転数が増大するように前記内燃機関の目標回転数を変更する、ハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記制限手段は、前記変更手段により前記目標回転数を変更する際の前記目標回転数の変化レートを制限する、請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 動力源として内燃機関と電動機とを搭載するハイブリッド車両の制御方法であって、
    前記ハイブリッド車両は、前記内燃機関の出力軸、前記電動機の回転軸および前記ハイブリッド車両の駆動軸が結合されるギヤ機構を備え、
    前記制御方法は、
    前記電動機のトルクに基づいて、前記内燃機関の動作点を変更するための指令値を電子制御装置が生成する第1のステップと、
    前記指令値の変化レートを電子制御装置が制限する第2のステップと、
    前記変化レートが制限された指令値に基づいて前記内燃機関の動作点を電子制御装置が変更する第3のステップとを含み、
    前記指令値は、前記内燃機関の目標回転数であり、
    前記第1のステップにおいて、前記電動機のトルクの絶対値が所定値よりも小さくなると、前記内燃機関の回転数が増大するように前記目標回転数が電子制御装置によって生成される、ハイブリッド車両の制御方法。
  4. 動力源としての内燃機関および電動機と、
    請求項1または請求項2に記載の制御装置とを備えるハイブリッド車両。
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