JP4324027B2 - 埋込形照明器具の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、埋込型照明器具を、天井や棚板等に形成された埋込孔内に固定するための取付構造に関する。
一般にダウンライトと称される埋込型照明器具を、天井面等に形成された埋込孔内に挿入して固定する技術としては、照明器具の下縁フランジ部と、照明器具の外側に摺動自在に取り付けた取付金具との間に、天井板を挟み込んで固定する構造(例えば特許文献1〜2)や、照明器具の外側に張り出すようにして取り付けた板バネまたは棒バネを、天井板に弾性的に掛止させて固定する構造(例えば特許文献3〜6)等が知られている。
特公昭56−042087号公報 特開平02−288012号公報 特開昭56−086405号公報 特開平04−062709号公報 特開平06−290623号公報 特開平07−282607号公報
上記従来の取付構造のうち、取付金具を用いるものは、埋込孔に照明器具を挿入した後、照明器具の内部に指先を挿し込んで取付金具を操作するように構成されている。そのため、取付操作が面倒であるとともに、照明器具の内側に指先を動かして取付金具を操作し得るだけのスペースを確保しておく必要があり、これが器具本体を小型化する際の制約になる。
また、板バネや棒バネを利用するものは、様々な天井板の厚みに対して、照明器具の取付状態が安定するようにバネの変形状態を対応させるのが難しい。さらに、埋込孔の内周面と照明器具との間にバネを変形させ得るだけのスペースが必要になるので、やはり小型化の制約になる。
この種の埋込型照明器具は、天井板だけでなく、例えば食器棚やリビングボードのような家具の棚板に取り付けられる場合もある。このような態様では、照明器具のさらなる小型化や薄型化が要請されるとともに、棚板の上面に取付金具やバネが突出しないような取付構造を採用する必要がある。
本願発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、埋込型照明器具の小型化や薄型化に特に好適な取付構造を提供するものである。
上記した目的を達成するため、本発明の埋込形照明器具の取付構造は、取付面の埋込孔に挿入可能な外形略円筒状をなす外枠体に、該外枠体の側面を切り抜いて周方向の一端が自由端となる略帯状の可動片を設け、この可動片を、外枠体に連続する固定端側から自由端側に向かって徐々に肉厚が増すように形成するとともに、上記外枠体の内側に装着される灯具本体の側面に、上記可動片の内面に当接し得る突起部を設け、灯具本体を外枠体の内側で回動させると、上記突起部によって押し出された可動片の自由端が外方に張り出して埋込孔の内周面に圧接されることにより、灯具本体と外枠体とが埋込孔に固定されるように構成されたことを特徴とする。
すなわち、この発明は、外枠体の略円筒状をなす外枠体の側面の一部を切り抜いて弾性変形可能な可動片となし、この可動片を内側から押し出して埋込孔の内周面に圧接させるようにしたものである。これによると、外枠体に複雑な取付金具やバネを取り付ける必要がないので、外枠体や灯具本体の構造が簡素になる。また、取付金具やバネが外枠体の上方に突出しないので、取付のために必要な高さ寸法が外枠体の厚みの範囲内に収り、埋込型照明器具の薄型化に有利となる。なお、この構成において「外枠体の側面を切り抜いて」とは、外枠体を円筒状に形成した後に切開する工程に限定されるものではなく、上記のような形態の可動片と外枠体の円筒状部分とを予め一体に成形する工程を含むものとする。
上記可動片の外面には、埋込孔の内周面に対する摩擦抵抗を高めるために、例えばシボ加工などの粗面処理が施されているのが好ましいが、可動片の外面に、周方向に延びる複数本の突条を形成してもよい。突条の縦断面形状は、山谷の連続する鋸刃状や台形状など、適宜の形状から選択することができる。これによって可動片と埋込孔との摩擦抵抗が大きくなり、取付状態を安定させることができる。
また、上記可動片は、外枠体の周方向において少なくとも一箇所に設けられればよいが、構造的なバランスを向上させるには、外枠体の側面複数箇所に略等間隔で同じ向きに形成されるのがより好ましい。
同様に、可動片の内面と、これに当接する突起部の先端面についても、それらの少なくともいずれか一方に滑り止めのための粗面処理を施して、両者の摩擦抵抗を高めるのが好ましい。あるいは、可動片の内面と、これに当接する突起部の先端面の双方に、灯具本体の回動角に応じて段階的に係合する係合凸部と係合凹部とを形成してもよい。係合凸部と係合凹部は、互いに係合し合う形状であれば、いずれが外側(可動片側)で、いずれが内側(突起部側)であってもよい。
さらには、突起部に、その先端面から弾性的に突出するバネ突起を設けるとともに、可動片の内面に、灯具本体の回動角に応じて上記バネ突起が段階的に係合する係合凹部を形成してもよい。
これらの係合手段を採用すれば、灯具本体を回動させたときに、係合凸部と係合凹部とが係合する手応えを段階的に感じることができるとともに、取付後に灯具本体が抜き取り方向に緩んで取付状態が甘くなるのを防ぐこともできる。
また、上記可動片の下縁部に沿って、内方に張り出す灯具支持片を形成し、灯具本体の突起部を上記灯具支持片上に保持させるようにすると、灯具本体の脱落も防止することができ、取付状態がさらに安定する。
本発明の他の構成に係る取付構造は、取付面の埋込孔に挿入可能な外形略円筒状をなす外枠体に、該外枠体の側面を軸方向に切り抜いて、上端が自由端となる可動片を複数個隣接させて設け、これらの隣接する可動片を、外枠体の周方向に沿って徐々に肉厚が増すように形成するとともに、上記外枠体の内側に装着される灯具本体の側面に、上記可動片の内面に当接し得る突起部を設け、灯具本体を外枠体の内側で回動させると、上記突起部によって押し出された可動片の自由端が外方に張り出して埋込孔の内周面に圧接されることにより、灯具本体と外枠体とが埋込孔に固定されるように構成されたことを特徴とする。この構成によっても、上記発明と同様の作用効果を得ることができる。
上述のように構成される本発明の埋込形照明器具の取付構造によれば、外枠体に複雑な取付金具やバネを取り付けなくとも、簡素な構造によって、外枠体と灯具本体とを確実かつ容易に埋込孔に固定することができる。取付金具やバネを操作するためのスペースが不要なので、器具内部のスペース効率も向上する。
また、本発明によると、埋込形照明器具を、外枠体の高さの範囲内で取り付けることができるので、家具の棚板のような薄い板材に対しても、上方に部材を突出させずに、すっきりと取り付けることができる。例えば埋込形照明器具を天井面に取り付けるに際し、天井板の直上に野縁材等が配設されている場合でも、天井板に十分な厚みさえあれば、埋込形照明器具が野縁材に干渉するのを心配しなくて済む。また、設置面に形成された埋込孔の深さが外枠体の高さより大きい場合でも、本発明では設置面の裏側に外枠体の一部を突出させる必要がないので、特に支障なく取り付けることが可能になる。
本発明は、このように、埋込型照明器具の小型化、薄型化にとっては、きわめて有利な構造となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1〜図17は本発明の取付構造を採用した埋込型照明器具の各部を示す。
例示の埋込形照明器具1は、家具の棚板等に取り付けることを想定して設計された小径・薄型のダウンライトである。この埋込形照明器具1は、棚板等の取付面に形成された埋込孔Hに挿入される外枠体2(図1〜図4)と、外枠体2の内側に収容される灯具本体3(図5〜図8)と、外枠体2と灯具本体3との間に装着される内枠体4(図13〜図14)とにより構成される。
外枠体2は、略円筒状の筒部21と、筒部21の下側周縁部から外方へ張り出す鍔部22と、放射状の隙間を有する放熱カバー23とを備えている。筒部21と鍔部22は、耐熱性と適度な可撓性を有する合成樹脂等によって一体成形されており、放熱カバー23は、例えば耐熱性樹脂やアルミ合金等により形成されて、筒部21の天面に嵌着されている。
灯具本体3は、例えばアルミ合金等からなる略円筒状の本体ケース31に、ミニハロゲン球等の小型光源32を取り付け得るソケット33や、下向きの反射鏡面34を設け、天面には放熱部35を設けて形成されている。ただし、本発明において、灯具本体3の内部構造や光源の種類等は特に限定されない。
内枠体4は、耐熱性と適度な可撓性を有する合成樹脂によって形成された略円筒状の枠部41と、枠部41の下側開口面に放熱用の隙間を設けて嵌め込まれた耐熱ガラスカバー42とを備え、枠部41の外径が外枠体2の筒部21の内径にほぼ合致する大きさに形成されて、灯具本体3の下側から、外枠体2と灯具本体3との間に装着される。
本発明の要部は、外枠体2と灯具本体3とを埋込孔H内に固定する構造にある。以下、この点について詳述する。
図2〜図4に示すように、外枠体2の筒部21には、該筒部21の側面を切り抜いて形成した側面視略コ字形の可動片24が設けられている。この可動片24は、筒部21に連続する固定端24aから筒部21の周方向に沿って自由端24bへと延びる略帯状の形態をなし、固定端24a側から自由端24b側に向かって徐々に肉厚が増すように形成されている。可動片24の外面には、例えばシボ加工のような粗面処理が施されるとともに、縦断面略台形状の突条25が、筒部21の周方向に沿って複数本形成されている。可動片24の内面にも、同様の粗面処理が施されている。さらに、この形態では、可動片24の内面に、外枠体2の軸方向に延びる浅い係合凹部26が、複数本、適宜の間隔を設けて形成されている。
例示の形態では、筒部21の周長の約1/4の長さにわたって形成された可動片24が、筒部21の軸心を挟んで対向する二箇所に、可動片24の向きを揃えて配置されている。
一方、図5〜図8に示すように、灯具本体3の本体ケース31には、外側方に突出する突起部36が、本体ケース31の軸心を挟んで対向する二箇所に設けられている。突起部36の幅は、可動片24の長さよりも若干小さく形成されている。突起部36の先端面は、外枠体2の筒部21の内面に近似した曲率の円筒面となされ、その一側方が若干テーパーカットされている。
二箇所の突起部36のうち、ソケット33の反対側に位置する突起部36には、その先端面中央に縦長の切欠孔が形成されて、この切欠孔からバネ突起37が突出している。このバネ突起37は、板バネを屈曲形成したもので、上面視略U字状に折り曲げられた屈曲部が突起部36の先端面から僅かに出没するように取り付けられている。
図9〜図11に示すように、この灯具本体3を外枠体2の内側に挿入して、上記可動片24の固定端24a側から自由端24b側へと向かう方向に灯具本体3を回動させると、突起部36が可動片24の内面に当接して、徐々に可動片24を外方に押し出す。すると、図12に示すように、押し出された可動片24が埋込孔Hの内周面に圧接されて、その摩擦力により、外枠体2と灯具本体3とが埋込孔Hに固定される。この埋込型照明器具を、例えば交換や修理等の事情で取り外す場合は、灯具本体3を上記とは反対の方向に回動させる。すると、押し出されていた可動片24が内側に戻り、埋込孔Hとの摩擦が無くなって、外枠体2及び灯具本体3を簡単に埋込孔Hから抜き出すことができる。
可動片24の外面に形成された突条25は、埋込孔Hとの摩擦抵抗を高めて取付状態を強固にする役割をなす。また、突起部36の先端面から突出するバネ突起37は、灯具本体3の回動角に応じて、可動片24の内面に形成されたいずれかの係合凹部26に段階的に係合し、取付後に灯具本体3が抜き取り方向に回動して取付状態が甘くなるのを防ぐ役割をなす。
このような、可動片24と突起部36との係合手段は、例示のような形態に限らず、例えば可動片24の内面に、軸方向に伸びる断面半円形ないし台形の突条を複数本形成して係合凸部となし、突起部36の先端面には同様断面の凹溝を複数本形成して係合凹部となし、これらを互いに係合させるようにしてもよい。
なお、例示の形態では、可動片24の下縁部に沿って、内方に張り出す灯具支持片27が形成されている。この灯具支持片27は、可動片24を押し出す突起部36の下縁に係合して、灯具本体3が外枠体2から脱落するのを防止する。
また、例示の形態では、灯具本体3における反射鏡面34の内側に、内方へ突出する二箇所の突片38が、灯具本体3の軸心を挟んで相対するように形成されている。この突片38は、外枠体2の内側に挿入した灯具本体3を回動させる際の指掛かりとなるものである。
このような構成によれば、外枠体2に複雑な取付金具やバネを取り付ける必要がなく、外枠体2の筒部21に可動片24を一体成形することができるので、構造が簡素になり、器具内部のスペース効率も向上する。また、取付金具やバネが上方に突出したりせず、外枠体2の高さの範囲内で取り付けることができるので、設置面となる板材の厚みによって取付方法を調整する必要もなく、家具の棚板のような薄い板材であっても、あるいは外枠体2の高さよりも厚い板材であっても、すっきりと取り付けることができる。
作業面においても、外枠体2の内側で灯具本体3を回動させるだけの、きわめて簡単な操作で着脱することができる。設置面にビス孔等をあける必要もない。また、可動片24が押し出される寸法に適度な自由度があるので、埋込孔Hの内径に多少のばらつきが合っても、それに影響されずに取り付けることができる。したがって、小型で薄型の埋込型照明器具1には特に好適である。重量が過度に大きくならなければ、中型以上の埋込型照明器具にも適用することができる。
なお、上記実施形態では、外枠体2の可動片24と灯具本体3の突起部36とを、器具の軸心を挟んで二箇所に対向配置しているが、これら可動片24及び突起部36は、互いに対応する位置に設けられる限り、適当な間隔で三箇所以上に設けられてもよい。それら可動片24及び突起部36を周方向に等間隔で配置すれば、埋込孔Hへの取付状態が、力学的にもバランスの良いものとなる。また、可動片24の形状としては、上記実施形態のように高さ方向全体にわたって肉厚を変化させるのではなく、可動片24の内面に1本ないし数本のテーパーリブを形成し、このテーパーリブに灯具本体3の突起部36を当接させるようにしてもよい。
続いて、上記のように固定された外枠体2及び灯具本体3に内枠体4を取り付ける構造について説明する。
図13〜図14に示すように、内枠体4には、内枠体4を外枠体2に取り付けるための係合部43が設けられている。係合部43は、枠部41の上縁から上方に立ち上がる基部44と、基部44の上部から側方に延び、枠部41の周面と同じ曲率で湾曲した係合片45とを備えている。係合片45と枠部41の上縁との間には一定の隙間が形成されている。例示の形態では、係合部43は枠部41と一体に成形されており、係合片45は適当な可撓性をもって内外に湾曲しうるようになっている。この係合部43は、上記した外枠体2の可動片24及び灯具本体3の突起部36の配置に合わせて、軸心を挟む二箇所に向きを揃えて対向配置されている。
一方、外枠体2の筒部21における、可動片24が設けられていない部分の内面には、図3〜図4に示すように、上記内枠体4の係合部43を係合させるための係合突起51が形成されている。この係合突起51は、一方(図3における左側)の側面が、筒部21の内面に連続する緩傾斜の凹面となっており、この凹面の下半部52の曲率が上半部53の曲率よりも小さく形成されて、図4に示すように、下半部52と上半部53との間には、周方向に延びる上面視略弓形の段差54が設けられている。筒部21の周方向に沿う段差54の長さは、係合片45の長さの概ね1/3ないし1/2になっている。下半部52の内面は、筒部21の開口面側から上方へ向かうにつれて徐々に筒部21の内側へせり出す緩傾斜のテーパ面となっている。
係合突起51の他方(図3における右側)の側面は、図4に示すように、筒部21の内面に対してやや急角度で突出するように形成されており、この突出した側面が上記した灯具本体3の突起部36に対する回り止めとなっている(図11参照)。
係合突起51の最も内方に突出した頂面にも、上記他方の側面側が内方に突出する縦方向の段差55が設けられている。この係合突起51は、内枠体4の係合部43に合わせ、軸心を挟む二箇所に向きを揃えて対向配置されている。
図10〜図11に示したように、外枠体2に灯具本体3を取り付けた状態では、灯具本体3の突起部36が設けられていない部分と外枠体2との間に隙間が形成されているので、この隙間に下方から内枠体4の係合部43を挿入する。すると、図15〜図16に示すように、係合片45が係合突起51の下半部52に沿って内側に湾曲しながら押し込まれ、係合突起51の下半部52と上半部53との間に形成された周方向の段差54に乗り上げる。これにより、内枠体4が外枠体2から抜け出さないように係合された状態となる。
内枠体4を取り外す場合は、図17に示すように、内枠体4を係合片45の自由端側に向けて、図示右回りに回動させる。すると、係合片45の自由端は係合突起51の上半部53に沿って内側に湾曲しつつ係合突起51の頂面まで進み、縦方向の段差55に当接して、それ以上回動できなくなる。このとき、係合片45の自由端は最も内側に押し込まれた状態となり、係合突起51の段差54に乗り上げていた係合片45が、下半部52よりも内側に浮き上がって係合が解かれ、内枠体4が下方に滑落する。こうして、内枠体4を外枠体2から抜き出すことができる。
例示の形態では、内枠体4を外枠体2から抜き出しやすくするため、図14〜図15に示すように、内枠体4に抜出突起46を形成している。この抜出突起46は、係合片45の下方位置で、枠部41の上縁から側面視略三角形状に立ち上がっており、外枠体2に係合された内枠体4を抜き出し方向に回動させたときに、係合突起51の下半部52に当接し、その反力で内枠体4を下方に押し出す。これにより、内枠体4の重量に比べて係合箇所の接触摩擦が大きい場合でも、内枠体4を確実に取り出すことができる。
上記のような取付構造によって内枠体4の着脱も容易になる。内枠体4の係合片45が、周方向に沿う横長の形状に形成されているので、係合部分の構造的な高さ寸法を小さくすることができる。したがって、埋込型照明器具を薄型化するのにきわめて有利である。
図18〜図19は、外枠体と灯具本体との取付構造に関する他の実施形態を示す。この形態は、請求項8記載の構成に対応するもので、外枠体20の構成が上記実施例1に示した外枠体2とは異なっている。灯具本体3の構成は上記実施例1と共通である。
外枠体20には、その側面を軸方向に切り抜いて、上端が自由端となる可動片204が複数個隣接するように設けられている。これらの可動片204は、外枠体の周方向に沿う一方に向かって徐々に肉厚が増すように形成されている。そして、この外枠体20の内側に灯具本体3を装着して回動させると、灯具本体3の突起部36が、可動片の内面に当接して可動片204の自由端を外方に押し出し、この自由端が埋込孔Hの内周面に圧接されて、外枠体20と灯具本体3とが埋込孔Hに固定される。
各可動片204の間に形成された隙間には、灯具本体3の突起部36から突出するバネ突起37が係合して、灯具本体3が抜き取り方向に緩むのを防ぐ役割をなす。また、各可動片204の内側には、同じ高さで内方に張り出す灯具支持片207が形成されており、この灯具支持片207は突起部36の下縁に係合して、灯具本体3が外枠体20から下方に脱落するのを防止する役割をなす。
このように構成された取付構造も、上記実施例1と同様に、外枠体20に複雑な取付金具やバネを取り付ける必要がなく、外枠体20に可動片204を一体成形することができるので、構造が簡素になり、器具内部のスペース効率も向上する。また、取付金具やバネが上方に突出したりせず、外枠体20の高さの範囲内で取り付けることができるので、設置面となる板材の厚みによって取付方法を調整する必要もなく、家具の棚板のような薄い板材であっても、あるいは外枠体20の高さよりも厚い板材であっても、すっきりと取り付けることができる。
本発明の取付構造を採用した埋込型照明器具における外枠体の上面図である。 上記外枠体の側面図である。 上記外枠体のA−A’断面図である。 上記外枠体のB−B’断面図である。 本発明の取付構造を採用した埋込型照明器具における灯具本体の上面図である。 上記灯具本体の側面図である。 上記灯具本体のC−C’断面図である。 上記灯具本体の底面図である。 外枠体の内側に灯具本体を挿入した状態を、図2のB−B’断面から見た図である。 図9の状態から灯具本体を若干回動させたときの状態を示す図である。 図10の状態から灯具本体をさらに回動させたときの状態を示す図である。 図11の状態における外枠体及び灯具本体のD−D’断面図である。 上記埋込型照明器具における内枠体の上面図である。 上記内枠体のE−E’断面図である。 内枠体と外枠体との係合状態を示す部分斜視図である。 内枠体を外枠体に係合させたときの状態を、図2のB−B’断面から見た図である。 内枠体を外枠体から取り外すときの状態を、図2のB−B’断面から見た図である。 本発明の他の実施例にかかる外枠体の側面図である。 上記外枠体と、その内側に挿入した灯具本体の係合状態を示す上面図である。
符号の説明
1 埋込形照明器具
2 外枠体
24 可動片
24a 固定端
24b 自由端
25 突条
27 灯具支持片
20 外枠体
204 可動片
3 灯具本体
36 突起部
37 バネ突起
4 内枠体
H 埋込孔

Claims (8)

  1. 取付面の埋込孔に挿入可能な外形略円筒状をなす外枠体に、該外枠体の側面を切り抜いて周方向の一端が自由端となる略帯状の可動片を設け、この可動片を、外枠体に連続する固定端側から自由端側に向かって徐々に肉厚が増すように形成するとともに、
    上記外枠体の内側に装着される灯具本体の側面に、上記可動片の内面に当接し得る突起部を設け、灯具本体を外枠体の内側で回動させると、上記突起部によって押し出された可動片の自由端が外方に張り出して埋込孔の内周面に圧接されることにより、灯具本体と外枠体とが埋込孔に固定されるように構成された埋込形照明器具の取付構造。
  2. 可動片の外面に、周方向に延びる複数本の突条が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の埋込形照明器具の取付構造。
  3. 可動片は、外枠体の側面複数箇所に略等間隔で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の埋込形照明器具の取付構造。
  4. 可動片の内面と、これに当接する突起部の先端面の少なくともいずれか一方に、滑り止めのための粗面処理が施されたことを特徴とする請求項1に記載の埋込形照明器具の取付構造。
  5. 可動片の内面と、これに当接する突起部の先端面の双方に、灯具本体の回動角に応じて段階的に係合する係合凸部と係合凹部とが形成されたことを特徴とする請求項1に記載の埋込形照明器具の取付構造。
  6. 突起部に、その先端面から弾性的に突出するバネ突起が設けられるとともに、可動片の内面に、灯具本体の回動角に応じて上記バネ突起が段階的に係合する係合凹部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の埋込形照明器具の取付構造。
  7. 可動片の下縁部に沿って、内方に張り出す灯具支持片が形成され、灯具本体の突起部が上記灯具支持片上に保持されることを特徴とする請求項1に記載の埋込形照明器具の取付構造。
  8. 取付面の埋込孔に挿入可能な外形略円筒状をなす外枠体に、該外枠体の側面を軸方向に切り抜いて、上端が自由端となる可動片を複数個隣接させて設け、これらの隣接する可動片を、外枠体の周方向に沿って徐々に肉厚が増すように形成するとともに、
    上記外枠体の内側に装着される灯具本体の側面に、上記可動片の内面に当接し得る突起部を設け、灯具本体を外枠体の内側で回動させると、上記突起部によって押し出された可動片の自由端が外方に張り出して埋込孔の内周面に圧接されることにより、灯具本体と外枠体とが埋込孔に固定されるように構成された埋込形照明器具の取付構造。
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