JP4322447B2 - 噴出キャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は噴出キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
噴出キャップとして有頂筒状をなすキャップ本体と、該本体に開閉可能に設けた蓋体とからなる合成樹脂製のものが極一般的な形態として知られている。これらは、容器体等の口部に装着し、キャップ本体頂部に設けた噴出口より液を噴出する如く構成したものである。
【0003】
これら従来の噴出キャップでは開蓋操作が容易であるため、蓋体の不正開放や幼児によるいたずら等がしばしば発生し、噴出口周囲の汚れ発生とか、内容物の不正流出とか、内容液の品質劣化等が生じるという問題点があった。
【0004】
そこでこの様な問題点を解決すべく、噴出キャップが提案されている。このキャップは蓋体の開放をキャップ本体に対する一定の操作を経なければ達成できないようにし、不正開放発生を防止するとともに、確実な密閉性を得られるようにしたものである。
【0005】
該噴出キャップは、容器の口部に密に組み付く有頂筒形状をなす組み付き部を有し、頂板の周端縁から延設した外鍔の延出端から短筒状の垂下筒片を垂下設し、該垂下筒片の下端から外鍔状の外フランジを介してスカート筒を垂下設し、外鍔と垂下筒片と外フランジとスカート筒との組み合わせ物の側部に切欠を設けて弾片を起立状に残存形成し、該弾片の上端に係止片を突出設したキャップ本体と、該キャップ本体の後端部にヒンジ部により開閉回動可能にヒンジ結合され、垂下筒片に外嵌する周壁の側部に、係止片が内方から嵌入する係止孔を設けた蓋体とから構成された合成樹脂製のものである。
【0006】
上記噴出キャップは、弾片を押し込んで係止片を係止孔から外した後、操作形態の異なる開蓋を行うため、不正使用や誤使用の虞が少なく、蓋体が妄りに開姿勢となることがない。その結果、内容液が不正に流出して周囲を汚すとか、蒸発により内容液が劣化するとか、噴出口の周囲に誇り等が付着する等の不都合の発生を確実に防止することができる等の格別の効果を発揮できるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、不正使用や誤使用をあまり考慮する必要のない状態での使用の場合には、いちいち弾片を押して開蓋するのがかえって不便となり、煩わしくなるという問題がある。
【0008】
本発明は上記した点に鑑みなされたもので、上記した従来の噴出キャップの如き効果を発揮することができるとともに、必要に応じて簡単な操作により、使用時の煩わしさをなくすことができる噴出キャップを提案するものである。
【0009】
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、頂部に噴出口4を設けるとともに、下端を開口した有頂筒状をなすキャップ本体2と、該本体に開閉可能に設けた蓋体3とを備え、キャップ本体周壁5から頂壁6縁部に亘り帯状に画成するとともに、閉蓋状態の蓋体周壁14とその内側に於いて開蓋を防止する如く上端を係合し、且つ、前記係合を解除すべく内方への押込みが可能な係合片10を設けてなる合成樹脂製の噴出キャップであって、ミシン目を設けて上記係合片10を切り取り可能に構成したことを特徴とする噴出キャップとして構成した。
【0010】
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、上記係合片10が、キャップ本体周壁5外方へ倒した状態で成形するとともに、成形後基端縁より起立させ、且つ、上部側方に突設した突起13をキャップ本体周壁5内側に乗越え係止させてなる係合片である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
本発明の噴出キャップ1は合成樹脂製で、キャップ本体2と、蓋体3とを備えている。
【0013】
キャップ本体2は、頂部に噴出口4備えた有頂で下端を開口した筒状をなし、容器体等の口部に嵌着して使用する。図示例では、横長楕円筒状の周壁5上端縁より頂壁6を延設するとともに、頂壁6前部に噴出口4を開口している。この噴出口4は、ドーム状の突部の前面に開口している。また、周壁5の上端部は内向きフランジ7を介して縮径した縮径部5aに形成しており、この縮径部5a外周に蓋体3の周壁が嵌合する如く構成している。更に、頂壁6裏面中央部に噴出口4と連通する短いシール内筒8と、該シール内筒8外方所定位置に長いシール外筒9を垂設しており、各シール筒間に容器体等の口部を液密に嵌合する如く構成している。
【0014】
また、キャップ本体2には蓋体3の不正開放の防止等の目的で係合片10を設けている。該係合片10は、キャップ本体周壁5から頂壁6縁部に亘り帯状に画成するとともに、閉蓋状態で蓋体周壁14とその内側に於いて開蓋を防止する如く上端を係合し、且つ、前記係合を解除すべく内方への押込みが可能に構成している。
【0015】
図示例では、キャップ本体両側に於いて、周壁5下部より頂壁6縁部に至る帯状の窓孔11を備え、各窓孔11内にそれぞれ係合片10を押込み可能に立設している。係合片10は、窓孔11下面に下端縁を一体に連結したもので、キャップ本体周壁5に沿って立設した縦長板状をなし、上端部外面をキャップ本体の縮径部5aに於いて蓋体3の嵌合が可能に内方へ縮径し、該縮径部分外面に係合突条12を突設し、該係合突条12を蓋体3の後述する係合孔に係合可能に構成している。また、係合片10の上部側方に突設した突起13を、キャップ本体周壁5内側に乗越え係止させて外方への傾倒を防止するとともに、前記係合突条12と係合孔との係合を解除すべく内方への押込みが可能に構成している。尚、係合片10は図示例の如く2カ所設ける場合に限らず、1カ所であっても良い。
【0016】
本発明では係合片10を切り取り可能に構成している。切り取り可能な具体的構成としては、種々の形態を採用でき、例えば図示例の如く薄肉線aを形成したり、ミシン目等を形成したりすることにより行うことができる。これら薄肉線やミシン目などを形成する部分としては、図示例の如く、係合片10の下端縁に設けると良いが、その他の部分であっても良い。
【0017】
上記の如きキャップ本体2を形成するに当たり、図4に示す如く、係合片10をキャップ本体周壁5外方へ倒した状態で成形するとともに、成形後基端縁より起立させ、上記突起13をキャップ本体周壁5内側に乗越え係止させて行っている。
【0018】
蓋体3は、キャップ本体2に開閉可能に設けたもので、その後部下端をキャップ本体2の後部上端に薄肉ヒンジ等により回動可能に連結したものが採用される。また、単に薄肉ヒンジ等により回動可能に連結したものの外に、蓋体3を所定角度まで開くと開方向へ付勢されてそれ以降自動的に開蓋し、また、開蓋状態から所定角度まで閉じると閉方向へ付勢されてそれ以降自動的に閉蓋する所謂弾性反転機構を備えた連結手段を用いたものも使用できる。
【0019】
図示例では、キャップ本体2の縮径部5a外周に下端を嵌合させる周壁14の上端縁より頂壁15を延設した伏皿状をなし、周壁14の後部下端とキャップ本体2の後部上端を薄肉ヒンジ16により連結するとともに、その両側に於いてそれぞれ上下端縁を薄肉ヒンジで連結した一対の弾性板17を設けており、これら薄肉ヒンジと弾性板とで公知の弾性反転機構を構成している。また、周壁14の両側所定位置には、上記した係合片10の係合突条12がそれぞれ係合する係合孔18を穿設している。そして、キャップ本体と合成樹脂により一体に形成している。尚、この係合孔18に代えて係合凹部を設けても良い。更に、頂壁15裏面所定位置には上記ドーム状突部に嵌合して噴出口4を閉塞する栓筒19を一体に垂設している。
【0020】
上記の如き噴出キャップ1を使用する場合に付いて説明する。噴出キャップ1は、上記シール内筒8及びシール外筒9間に容器体等の口部を嵌着させて液密に装着する。使用に当たっては、両係合片10を内方へ押込み、係合突条12を係合孔18から外した後、蓋体3を開き、液の噴出を行う。従って、両係合片10の係合を解除した後その状態を維持しつつ開蓋操作を行わなければならないため、幼児のいたずらや、不用意な開蓋を防止することができる。使用後は各係合突条12と係合孔18とを嵌合させて閉蓋することができる。
【0021】
また、本発明では、誤使用する虞のない使用者が取り扱う場合には、各係合片10を切断除去して使用することができ、その場合にはいきなり開蓋することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明噴出キャップは、既述構成としたことにより、幼児等のいたずらによる不正開放を防止でき、液の不都合な漏出を防止できるものである。また、使用者が不正開放を心配する必要の無い人である場合には係合片10を切断除去することにより、通常の蓋体3の開閉操作を行えるものであり、係合片10の切断も容易に行えるものである。
【0023】
また、第2の手段の噴出キャップでは、各係合片10が常時外方へ戻ろうとするため、係合突条12が蓋体3に係止されて係合片10のガタ付きをより確実に防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、開蓋状態の斜視図である。
【図2】同実施例の半断面図である。
【図3】同実施例のキャップ本体部分の要部平面図である。
【図4】同実施例の組み立て前のの半断面図である。
【図5】同実施例の係合片を開いた状態の要部斜視図である。
【図6】同実施例の係合片を切断した状態の要部斜視図である。
【符号の説明】
2…キャップ本体,3…蓋体,4…噴出口,5…キャップ本体周壁,
6…キャップ本体頂壁,10…係合片,14…蓋体周壁,

Claims (2)

  1. 頂部に噴出口(4) を設けるとともに、下端を開口した有頂筒状をなすキャップ本体(2) と、該本体に開閉可能に設けた蓋体(3) とを備え、キャップ本体周壁(5) から頂壁(6) 縁部に亘り帯状に画成するとともに、閉蓋状態の蓋体周壁(14)とその内側に於いて開蓋を防止する如く上端を係合し、且つ、前記係合を解除すべく内方への押込みが可能な係合片(10)を設けてなる合成樹脂製の噴出キャップであって、ミシン目を設けて上記係合片(10)を切り取り可能に構成したことを特徴とする噴出キャップ。
  2. 上記係合片(10)が、キャップ本体周壁(5) 外方へ倒した状態で成形するとともに、成形後基端縁より起立させ、且つ、上部側方に突設した突起(13)をキャップ本体周壁(5) 内側に乗越え係止させてなる係合片である請求項1記載の噴出キャップ。
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