JP4321143B2 - 車両検知方法、車両検知システム、車両検知装置、車両検知用プログラム - Google Patents
車両検知方法、車両検知システム、車両検知装置、車両検知用プログラム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、VICS(Vehicle Information and Communication System)等を利用して、道路の渋滞、混雑度合い等の道路交通情報を利用者に提供する車両検知方法、車両検知システム、車両検知装置、及び車両検知用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
運転者に対して出発地から目的地まで経路案内を行なうナビゲーション装置が、近年急速に普及しつつある。このナビゲーション装置では、GPS(Global Positioning System)やジャイロで自分の自動車(車両)の現在位置情報を取得し、例えば、目的地や出発地を入力すると、両地点間の車両の走行経路を探索し、入力条件に合った走行経路や車両の現在位置、進行方向を示す矢印、走行軌跡等を道路地図と共にディスプレイに表示するだけでなく、走行道路上に設置された光及び電波ビーコンや、広域にわたる道路交通情報をカバーするFM多重放送等により一般道路や高速道路等での渋滞情報、区間所要時間、規制情報、事故情報、工事情報、イベント情報等の道路交通情報をリアルタイムに提供するVICS(Vehicle Information and Communication System)等のサービスが行なわれている。これらの道路交通情報が受信できるハードウェアを搭載していれば、事前に地図上の渋滞道路を知り、また渋滞回避できるルート等を案内する装置も存在するようになった。
【0003】
従来、これらの情報は、主に道路や高速道路の走行車線上などに設置されている車速度センサに得られる通行車両の速度情報を、基地局や管理センター等に送信し、この速度情報だけで、交通状況が「渋滞」、「混雑」、「順調」といった3段階の区分に分けられている。しかし、この速度センサだけでは、道路上にただ単に駐車している車に対しても反応してしまい、渋滞していないのにその道路は「渋滞」だと判断されてしまう問題があった。
【0004】
そこで、この問題を解決するため、車両自身に、駐車状態か、渋滞により停車しているかを検知するセンサを搭載し、車両から直接基地局などに駐車や停車等の情報を送信することにより、正確な交通状況を伝達する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、過去の渋滞情報を統計的に処理し、それぞれの道路に応じた渋滞発生頻度、および渋滞の度合いを算出することにより、路上駐車か、渋滞による停車であるかを見分ける技術も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−48300号公報
【特許文献2】
特開2002−286453号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の方法では、大多数の車両に対してこの装置を装備しなければ、正確な情報を得ることができず、また、その装置を装備するためには莫大なコストがかかり利用者に負担をかけ、普及しにくいという問題があった。
【0008】
また、後者の方法では、普段あまり混まない道路での突発的な事故などによる渋滞は、すべて路上駐車として誤認識してしまうという不都合が生じる問題があった。
【0009】
斯かる点に鑑み、本発明は、既存の道路交通情報を受信する装置およびシステムを使用して、路上駐車や事故などによる渋滞に関しても、正確に渋滞なのか、路上駐車なのかを検知することができる、車両検知方法、車両検知システム、車両検出装置、車両検知用プログラムを提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車両検知方法は、
車両検出手段及び速度検出手段を有する車両検知装置が、複数車線の道路のそれぞれの車線を監視するよう複数配置されるか、または所定間隔離れて同一車線を監視するよう複数設置されており、
各々の前記車両検知装置が、
前記車両検出手段により車両の有り無しを検出するステップと、
前記速度検出手段により車両の速度を検出するステップと、
前記車両検出手段が車両有りかつ前記速度検出手段が反応しなかった場合、同じ道路上の近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り無しの繰り返し及び前記速度検出手段が反応を示したときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両無し及び前記速度検出手段が反応しないときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り及び前記速度検出手段が反応しないときは、完全停車している渋滞であると判断するステップとを有する
ことを特徴とする。
また、本発明に係る車両検知システムは、
車両の有り無しを検出する車両検出手段と、車両の速度を検出する速度検出手段と、前記車両検出手段及び前記速度検出手段からの情報により交通状況を解析する解析手段と、前記車両検出手段及び前記速度検出手段からの情報、並びに前記解析手段からの交通情報を蓄積する蓄積手段と、情報の送受信を行う送受信手段とを備える車両検知装置が、複数車線の道路のそれぞれの車線を監視するよう複数配置されるか、または所定間隔離れて同一車線を監視するよう複数設置され、前記車両検知装置から送出される情報を受信する受信手段と、該受信手段にて受信した情報を外部に送信する送信手段とを備える情報送信装置が設けられた車両検知システムにおいて、
各々の前記車両検知装置の前記解析手段が、
前記車両検出手段により車両の有り無しを検出し、
前記速度検出手段により車両の速度を検出し、
前記車両検出手段が車両有りかつ前記速度検出手段が反応しなかった場合、同じ道路上の近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り無しの繰り返し及び前記速度検出手段が反応を示したときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両無し及び前記速度検出手段が反応しないときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り及び前記速度検出手段が反応しないときは、完全停車している渋滞であると判断する
ことを特徴とする。
【0011】
本発明に係る車両検知装置は、
車両の有り無しを検出する車両検出手段と、車両の速度を検出する速度検出手段と、前記車両検出手段及び前記速度検出手段からの情報により交通状況を解析する解析手段と、前記車両検出手段及び前記速度検出手段からの情報、並びに前記解析手段からの交通情報を蓄積する蓄積手段と、情報の送受信を行う送受信手段を備える車両検知装置において、
前記車両検知装置が、複数車線の道路のそれぞれの車線を監視するよう複数配置されるか、または所定間隔離れて同一車線を監視するよう複数設置されている場合、
前記解析手段が、
前記車両検出手段により車両の有り無しを検出し、
前記速度検出手段により車両の速度を検出し、
前記車両検出手段が車両有りかつ前記速度検出手段が反応しなかった場合、同じ道路上の近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り無しの繰り返し及び前記速度検出手段が反応を示したときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両無し及び前記速度検出手段が反応しないときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り及び前記速度検出手段が反応しないときは、完全停車している渋滞であると判断する
ことを特徴とする。
また、本発明に係る車両検知用プログラムは、
車両検出手段及び速度検出手段を有する車両検知装置が、複数車線の道路のそれぞれの車線を監視するよう複数配置されるか、または所定間隔離れて同一車線を監視するよう複数設置されている場合に、各々の前記車両検知装置に備えられたコンピュータに実行させるための車両検知用プログラムにおいて、
前記車両検出手段により車両の有り無しを検出する手順と、
前記速度検出手段により車両の速度を検出する手順と、
前記車両検出手段が車両有りかつ前記速度検出手段が反応しなかった場合、同じ道路上の近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り無しの繰り返し及び前記速度検出手段が反応を示したときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両無し及び前記速度検出手段が反応しないときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り及び前記速度検出手段が反応しないときは、完全停車している渋滞であると判断する
ことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、車両検知装置が、複数車線の道路のそれぞれの車線を監視するよう複数配置されるか、または所定間隔離れて同一車線を監視するよう複数設置されている場合、対象とする車両検知装置の近隣の車両検知装置の車両検出手段及び速度車両検出手段が検出した情報を調べて、対象とする車両検知装置とその近隣の車両検知装置とから得られる各情報の関連性を分析することにより、完全停車している渋滞なのか路上駐車なのかを検知する。
【0013】
これにより、路上駐車や事故などによる渋滞に関しても、正確に渋滞なのか、路上駐車なのかを検知することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図10を参照して、本発明の一実施の形態の例について説明する。
【0015】
既存するVICSにおいては、マイクロ波帯の電波を媒体として道路交通情報を発信する電波ビーコンと光(赤外線)を媒体として道路交通情報を発信する光ビーコンがあり、道路沿いに所定の間隔をもって設置されている。また、これらのビーコン以外に広域エリアをカバーするFM多重放送の電波を媒体とする交通情報やイベント情報等の発信も行っている。したがって、自動車等の車両に電波ビーコン受信機や光ビーコン受信機、あるいはFM多重受信機等の車載機(以下、総称して情報受信装置という。)を設けることにより、車両の運転者は、周囲の道路交通情報をリアルタイムに得ることができ、ナビゲーションシステムのディスプレイに表示することができる。また、それらの情報に基づいて、渋滞を回避したり、目的地までの到着時間を算出したりすることができる。
【0016】
図1は、上述VICSで発信する道路交通情報(以下、VICS情報ともいう。)を作成するため、道路上に設置された車両検知装置によって、走行する車両を監視している様子を表している。本例では、片側三車線の道路としているが、この車両検知装置は道路の車線数など必要に応じて設置される。三車線の各車線の上方に、車両検知装置1a,1b,1cがそれぞれ設置されており、それぞれの車線を走行する車両の走行状態を監視することができる。この例では、右車線上に自動車15,16,17,18が路上駐車されており、中央車線を自動車19が、左車線を自動車20が走行している例としてある。
【0017】
これらの車両検知装置1a,1b,1c及び図示しない他の車両検知装置が検出した情報を基にして作成された道路交通情報は、例えば、図2に示すような、自動車60に装備されたVICS情報受信機能を内臓するナビゲーション装置61に供給される。または、図示しない外付けのVICS情報受信装置で受信したVICS情報がナビゲーション装置61に供給される。これにより、運転者62はナビゲーション装置61のディスプレイ上に表示される道路交通情報を参照して、渋滞を回避したり、目的地の到着予想時刻を知るなどして、快適にドライブを楽しむことができる。尚、この道路交通情報の一部は、FM放送局から発信されるFM文字多重放送を受信することでも取得でき、ナビゲーション装置のディスプレイに表示することができる。
【0018】
図3に、本例の車両検知システムを構成する車両検知装置の構成を示す。車両検知装置は対物センサ2、速度センサ3、撮像装置4、情報蓄積装置5、情報解析装置6、情報伝達装置7、空中線8を備え、後述するナビゲーション装置等に情報を発信したり、ネットワークを介して情報送信装置(以下、基地局とも称する。)に情報を送信する。
【0019】
この対物センサ2は監視対象の車線上に車両等の物体の有り無しの検出を行うものであり、速度センサ3は車両検知装置が監視対象とする車線を走行する車両の速度を測定する。撮像装置4は、ビデオカメラ等、対象とする車線上の映像を取り込むことができるものであればよい。情報蓄積装置5は、対物センサ2及び速度センサ3で検出された情報及びこれらの情報を解析して得られる情報、あるいは後述する駐車禁止場所等の情報を保持、蓄積するものである。情報解析装置6はCPU等の制御装置から構成され、図示しないROMに格納されている、車両の有り無し及び速度情報を解析して交通状況を判断しその判断結果を外部に送信するプログラムやその他の制御プログラムに従って、情報の解析や演算、外部への情報伝達、あるいは撮像装置4の制御等、種々の演算・制御を行う。また、情報伝達装置7は、空中線8を通じて、ネットワークに接続することができ、情報の送受信を行うものであればよい。
【0020】
このような構成において、道路上に設置された車両検知装置1a,1b,1cそれぞれの速度センサ3により、各車両検知装置がそれぞれの対象とする車線を走行する自動車の速度を検出し、対物センサ2により、その車両検知装置が設置された付近の車線上に自動車が存在するかどうかを検出する。この対物センサ2としては、レーザーなど、比較的検出範囲が狭く車両をピンポイントに検知できるものが望ましい。
【0021】
これら対物センサ2及び対物センサ3の出力結果を情報解析装置6で解析し、路上駐車や渋滞等の道路状況を算出する。さらに必要とされる場合には、撮像装置4にて撮像した画像情報を使用して、道路交通状況の分析を行うことができる。各センサにて検知された情報や情報解析装置6による解析情報が、情報蓄積装置5に蓄えられる。そして、情報蓄積装置5に蓄積された各センサからの情報と算出された解析情報等が、情報伝達装置7により、情報送信装置としての基地局や、直接、後続の車両18,19,20などに伝えられる。
【0022】
図4に、本例の車両検知システムを構成する情報送信装置(基地局)の例を示す。基地局は、データ送受信装置9と、受信したデータの演算や処理を行うデータ処理装置10と、画像処理装置11と、データベース12と空中線14とを備えている。
【0023】
データ送受信装置9は、車両検知装置からの交通情報や画像データ、他の基地局のデータ送受信装置からのデータ等を受信するとともに、他の基地局やVICS情報受信機能を搭載したナビゲーション装置に対して交通情報を送信する。データ処理装置10は、情報解析装置6と同じように、ROMやCPUなどから構成され、受信したデータの演算や処理を行う。また、画像処理装置11は、車両検知装置の撮像装置にて撮像されたデータの処理を行う。データベース12は、例えば、データ送受信装置9で受信したデータ、データ処理装置10にて得られたデータ、画像処理装置11の画像データ、あるいは、駐車禁止場所等のデータが保持・蓄積されている。
【0024】
このように構成されている各基地局A,B,C,D間がネットワーク13により相互に接続されており、空中線14及びネットワーク13を通じて、基地局間で情報を共有することが可能である。そして、基地局付近を通過する車両に対して、道路交通情報を発信する。受信した車両はナビゲーション装置のディスプレイに表示する。
【0025】
次に、図5〜図7の道路状況と、図8のフローチャートを参照して道路上の車両の車両検知処理について説明する。まず、図5に、道路を走行する車両が比較的多い例を示す。片側3車線の道路のある時刻において、例えば、右車線を車両21,22,23,24が走行しており、中央車線を車両25,26,27,28,29が走行しており、左車線を車両30,31,32,33,34が走行している状態となっており、これら三車線を車両検知装置1a,1b,1cがそれぞれ監視している。
【0026】
このような道路の状況で、車両検知装置1a,1b,1cの各対物センサ2がオン(ON),オフ(OFF)を繰り返して(反応あり)、車の横断があると判断した場合(ステップS1)は、速度センサ3から得られる速度から渋滞の混雑程度を検知し(ステップS2)、情報解析装置6により、混雑度合いを算出することができる(ステップS3)。検出した速度に応じて、例えば、「順調」、または「混雑」、または「渋滞」などと判断する。さらに、正確に車両の速度を検知できる精度の高い速度センサを使用すれば、その地点を通過する車の平均時速などから、目的地までの正確な到着時間を逆算することも可能になる。
【0027】
上述ステップS2にて、速度センサ3の指示値が0(反応なし)の場合、対物センサ2または速度センサの故障であると判断する(ステップS4)。このとき、この故障情報をこの車両検知装置が設置されている場所情報などとともに、例えばVICSのシステムを管理する管理センター等に連絡することで、センサの故障及びその設置場所を認識でき、即座に点検等の対応が可能になるという効果が期待できる。
【0028】
次に、図6に、道路を走行する車両が比較的少ない例を示す。この図6において、図5と同じ片側三車線の道路のある時刻において、例えば、右車線を車両35が走行し、中央車線を車両36,37が走行しており、左車線には車両が走行していない状態となっている。
【0029】
このような道路状況で、車両検知装置1a,1b,1cの各対物センサ2が所定時間OFF、例えば、1分以上ON,OFFの繰り返しがなくその間ずっとOFFである場合に、速度センサ3の値が0(反応なし)であるとき(ステップS5)、情報解析装置6は道路の交通状況は「きわめて順調」であると判断する(ステップS6)。また、ステップS5にて速度センサ3がある値を示す(反応あり)とき、対物センサ2または速度センサ3の故障であると判断する(ステップS7)。尚、上述の「きわめて順調」と判断した場合、車両検知装置から車両または基地局へ交通情報を送信する際、特には順調状態を区別せず、「順調」であるとした交通情報を送信するようにしてもよい。あるいは、交通情報を受信する情報受信装置やナビゲーション装置側で「きわめて順調」と表示するか、または一括して「順調」と表示するか選択できるようにしてもよい。
【0030】
さらにまた、上述ステップS1にて、対物センサ2が所定時間ON(常に反応あり)の場合に、速度センサ3を調べ(ステップS8)、速度センサ3がある数値を示す(反応あり)とき、情報解析装置6は「かなりの渋滞」であると判断する。ただし、この速度が速いときは、対物センサ2または速度センサ3の故障であると判断する(ステップS9)。
【0031】
上述ステップS8において、車両検知装置1aの対物センサ2がON、速度センサ3が0を示し反応がないとき、図1に示すような右車線に路上駐車あり、または完全停車している渋滞があると判断する(ステップS10)。
【0032】
次に、上述のステップS10における路上駐車と渋滞を見分ける方法を、図1を参照して説明する。図1のような交通状況で、車両検知装置1aの対物センサ2が車両を検知(常にON)し、一定時間、例えば1分間以上対物センサ2に変化が見られないときは、ステップS10において路上駐車もしくは、完全停車している渋滞として検知される。その場合は、同じ道路上の近隣の車両検知装置1bや1cの情報と合わせて解析し、交通状況を判断する(ステップS11)。
【0033】
まず、近隣の、車両検知装置1bの対物センサ2を調べ(ステップS12)、対物センサ2がON,OFFの繰り返し(反応あり)のときは、速度センサ3の値を調べる(ステップS13)。速度センサ3がある一定の速度値以上を示すとき(反応あり)、上述の車両検知装置1aが設置されている付近に、路上駐車あり、かつ、速度に応じて「順調」、または「混雑」、または「渋滞」を判断する(ステップS14)。つまり、右車線に路上駐車はあるが、道路上に交通の流れがある状態である。また、速度センサ3が0を示して反応がないときは、対物センサ2か速度センサ3の故障であると判断する(ステップS15)。
【0034】
また、車両検知装置1bの対物センサ2が所定時間OFF、例えば、1分以上ON,OFFの繰り返しがなくその間ずっとOFFであった場合、速度センサ3の値を調べる(ステップS16)。速度センサ3が0(反応なし)であるとき、道路の交通状況は、「きわめて順調」であると判断する(ステップS17)。ただし、右車線の車両検知装置1aが設置された付近には、路上駐車ありと判断する。つまり、右車線に路上駐車はあるものの、道路上の交通の流れはスムーズであるといえる。また、ステップS16において速度センサがある値を示す(反応あり)とき、対物センサまたは速度センサの故障であると判断する(ステップS18)。
【0035】
一方、車両検知装置1bや1cでも、車両検知装置1aと同様に、ステップS12にて対物センサ2がON(常に反応あり)のときの、速度センサ3の値を調べる(ステップS19)。速度センサ3がなんらかの数値を示す(反応あり)とき、道路の交通状況は「かなりの渋滞」であると判断する。ただし、速度センサ3の示す速度が速いときは、対物センサ2か速度センサ3の故障であると判断する(ステップS20)。一方、ステップS19において、速度センサ3が0(反応なし)のとき、車両検知装置1aで反応した右車線の車両15,16および17,18も、路上駐車ではなく渋滞により停車していると判断することができる(ステップS21)。
【0036】
次に、図7に、片側一車線の道路の場合についての車両検知処理を説明する。車両検知装置41及び42には、図3に示すものと同じように、対物センサ2、速度センサ3、撮像装置4、情報蓄積装置5、情報解析装置6、情報伝達装置7及び空中線8を備える。今、車両検知装置41の監視領域付近に車両28及び29が路上駐車状態であり、車両検知装置42の監視領域付近では車両40が走行している状態となっている。
【0037】
車両検知装置41の出力は、対物センサ2が常にONで、速度センサ3が0、すなわち、ステップS10における路上駐車しているか、渋滞による停車のどちらかになる。その場合、前後の車両検知装置(ここでは、車両検知装置42)の情報を共有し解析することにより、路上駐車か渋滞かの判断を行なう。この図7の例の場合、後方から走行してくる車両40があるので、かつ、車両検知装置42の対物センサ2がON,OFFを繰り返し(通常走行の車両あり)、速度センサ3がある一定の値を示して、ステップS14に該当の車両38及び39は路上駐車であると検知することができる。このように、前後の各車両検知装置の情報データを参照し関連性を分析することにより、走行車線が1つの場合でも停車している車両が路上駐車か、渋滞かを判別することができる。同様に、車両検知装置41の前方の車両検知装置を調べることでも、車両38及び39が路上駐車か渋滞による停車かを判断できる。
【0038】
上述のようにして解析された道路交通状況の情報は、情報蓄積装置5に保持、蓄積されて、道路交通情報として当該車両検知装置付近を走行する車両に光及び電波ビーコンの形で送信される。あるいは、車両検知装置の情報伝達装置7より空中線8を介して、周辺の基地局に送信され、広域の道路交通情報として基地局よりFM多重放送にて発信される。そして、この道路交通情報を、自動車等の車両に装備された、これら光及び電波ビーコン、FM多重放送の受信機能を備える情報受信装置にて受信し、この情報受信装置よりナビゲーション装置に道路交通情報を供給して、地図情報等とともにディスプレイに表示される。
【0039】
このように、対象とする車両検知装置の近隣の車両検知装置の対物センサ及び速度センサが検出した情報を調べて、対象とする車両検知装置とその近隣の車両検知装置とから得られる各情報の関連性を分析することにより、交通状況を総合的に解析して、道路の駐停車状態及び渋滞状態を正確に知ることができる。したがって、路上駐車などの駐停車車両に影響されることなく、正確な渋滞情報を検知することができ、例えば、正確な目的地までの到着時間の算出や、渋滞回避ルートなどの検索を行うことができる。
【0040】
また、既存の情報受信装置やナビゲーション装置等をそのまま用いることができるので、コスト面でも利用者への負担がかからず、低コストで高精度な路上駐車及び渋滞の判断を行うことができる。さらに、VICS等に応用し、ナビゲーション装置の渋滞情報表示の精度を高めることができ、利用者の利便性が向上する。さらにまた、情報解析装置との組み合わせにより、車両の集中を防ぎ、渋滞緩和の効果も期待できる。
【0041】
路上駐車と渋滞を見分ける別の処理としては、図3の撮像装置4により撮像された撮像データの画像解析を行って、視覚的に見分けるという処理がある。例えば、撮像装置4に得られた撮像データを、直接または基地局を介して道路交通情報を監視するセンターに送信して、オペレータが直接、道路上の車両の状態を確認するというものである。これにより、一見して車両の交通状況、駐車状態等を把握することができる。
【0042】
次に、各車両検知装置が検出する情報の優先度について説明する。車両検知装置の設置状況及び検出される情報に対しての重み付けに関連するものである。一例として、図9に片側三車線の道路を上から見た図を示す。片側三車線の道路上方を左車線から右車線へと順に、車両検知装置50a,50b,50cが設置され、それぞれの車線を監視している。一般に、歩道と車道との境部の路端、路側帯等に路上駐停車することが多いので、各車両検知装置に信頼度の重み付けを行い、その情報を常に学習していけば、より正確な路上駐車の検知が行なえる。
【0043】
このような道路の場合、駐車車両は主として、中央分離帯よりも歩道側の路端49や路側帯(図示せず)に駐車するので、車両検知装置50aは、車両検知装置50b及び50cよりも、停車している車両が路上駐車かどうかを判断する役目が大きい。よって、車両検知装置50aの対物センサON(常に反応あり)で、速度センサ0(反応なし)の場合、図8に示すフローチャートでは、「路上駐車あり、または完全停車している渋滞」の2つが考えられたが、この車両検知装置50aのように、路上駐車の可能性がある車線の場合は、車両48は路上駐車であると判断するようにする。
【0044】
車両検知装置50b及び50cに関しては、渋滞しているかどうかを判断する役目が大きいため、図8のフローチャートの対物センサーON(常に反応あり)で、速度センサー0(反応なし)の場合、路上駐車である事は考えられにくく、「完全停車の渋滞」であると判断することができる。
【0045】
これが重み付けの意味するところである。このように、車両検知装置の設置場所(監視する車線の違い)により、近隣の車両検知装置からの情報が得られない場合であっても、ある程度正確な判断ができる。
【0046】
そして、設置位置についても同様であり、駐車車両は主として歩道側の路端49や路側帯(図示せず)に駐車するので、車両検知装置50aに関しては、左車線の破線部で示される中央部より左の路端49寄りに設置し、車両検知装置50b,50cに関しては、渋滞しているかどうかを判断する役目が大きいため、走行車線の真中辺りを監視できる位置に設置するのが好ましい。尚、車両検知装置50a及び50cに関しては、道路の上方に設置しなくても、例えば異なる車線を走行している車両が一つの車両検知装置で重複して検出されないように考慮すれば、道路横に設置することでも、同様の働きをすることが可能である。
【0047】
また、例えば、その場所での過去の渋滞情報を統計的に処理し、その統計処理したデータと上述の車両検知装置の監視する車線や車線上での設置位置の情報とを組み合わせて、路上駐車か渋滞かを判断することで、より信頼度の高い交通情報の取得が期待できる。
【0048】
本発明のさらに他の実施の形態の例を説明する。駐車禁止道路または道路の駐車禁止の場所のデータベースを、車両検知装置の情報蓄積装置5に蓄積しておく。そして、上述する車両検知方法により路上駐車であると判断したときに、情報蓄積装置5に蓄積された駐車禁止場所のデータと路上駐車された場所を比較し、駐車禁止場所であった場合には、車両検知装置から駐車車両に対し駐車禁止である旨のアナウンスを行ったり、ナビゲーション装置に送信してディスプレイなどに警告情報を表示して報知することが考えられる。あるいは、車両検知装置からの路上駐車情報とナビゲーション装置のGPSなどの位置情報とデータベース12内の駐車禁止場所データとを照らし合わせることにより、ナビゲーション装置のディスプレイに駐車禁止の警告情報を送信することも考えられる。
【0049】
また、道路交通情報や駐車禁止警告表示は、ナビゲーション装置のディスプレイにだけでなく、ナビゲーション機能のない表示機能のみのディスプレイに表示したり、音声により報知するようにしてもよい。また、駐車禁止場所のデータは、車両検知装置の情報蓄積装置5か基地局のデータベース12かナビゲーション装置の図示しない記録装置に保存するようにしてもよい。
【0050】
尚、本発明は、上述実施の形態の例に限るものではない。例えば、その他、図10に示すように、車両検知装置を道路上だけではなく、道路下に埋め込んで、各車線を走行する車両を検知することも可能である。このときの車両検知装置43は、磁界の変化を認知できる磁界センサなどが好ましい。一般に、自動車等の車両は通常金属でできているために、車両が上を通ると、磁界の変化が起こる。このときの磁界の変化量は、車両の速度と比例するのである。例えば、磁界の変化が大きいところでは、順調に走行しており、磁界の変化が小さいところでは、混雑、もしくは渋滞していると判断できる。また、磁界の変化が無いところでは、完全停止の渋滞、もしくは、路上駐車となる。
【0051】
上述の道路下に埋め込んだ車両検知装置においても、図1及び図6のような片側複数車線または図7の片側一車線の場合に、近隣の車両検知装置の対物センサ及び速度センサの状況から、路上駐車か、渋滞かを判断することができる。また、図9の例と同様に、道路下に設置されている車両検知装置の設置場所あるいは設置位置に応じて、検出された情報に重み付けを行うことで、近隣の車両検知装置の状況を加味しなくても、ある程度正確な判断を行うことも可能である。
【0052】
また、現在のVICSでは、光及び電波ビーコンは外付けの受信装置で受信し、FM多重放送は車載アンテナを介しナビゲーション装置に内臓の受信装置で受信するようにしているが、本例は、双方に適用可能である。また、例えば、将来ナビゲーション装置に一切の受信機能を内蔵することも考えられるが、その場合においても、本例の車両検知装置を適用することができ、ナビゲーション装置に道路交通情報を表示することができる。
【0053】
また、本発明は、上述した実施の形態の例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU等の制御装置)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合のプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなど種々のものを用いることができる。
【0054】
さらに、本発明は上述した実施の形態の例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、車両検知装置が、複数車線の道路のそれぞれの車線を監視するよう複数配置されるか、または所定間隔離れて同一車線を監視するよう複数設置されている場合、対象とする車両検知装置の近隣の車両検知装置の車両検出手段及び速度車両検出手段が検出した情報を調べて、対象とする車両検知装置とその近隣の車両検知装置とから得られる各情報の関連性を分析することにより、完全停車している渋滞なのか路上駐車なのかを検知するので、正確に渋滞なのか、路上駐車なのかを検知することができる効果がある。
【0056】
したがって、路上駐車などの駐停車車両に影響されることなく、正確な渋滞情報を検知することができるようになる。
【0057】
さらにまた、交通情報を受信する既存の情報受信装置、及びナビゲーションシステムをそのまま用いて、より正確な交通情報を利用者に提供できるので、コスト面でも利用者へ負担がかからず、情報受信装置やナビゲーション装置などの普及を促進できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の例の説明に供する片側三車線の道路を示す線図である。
【図2】ナビゲーション装置が装備された自動車の車内を示す線図である。
【図3】本発明の車両検知装置の一実施の形態の例を示す線図である。
【図4】基地局の例を示す線図である。
【図5】道路を走行する車両が比較的多い例を示す線図である。
【図6】道路を走行する車両が比較的少ない例を示す線図である。
【図7】片側一車線の道路の例を示す線図である。
【図8】本発明の一実施の形態の例の説明に供する車両検知フローチャートである。
【図9】車両検知装置の設置位置の説明に供する線図である。
【図10】本発明の他の実施の形態の例を示す線図である。
【符号の説明】
1,1a,1b、1c,41,42,43,50a,50b,50c…車両検知装置、2…対物センサ、3…速度センサ、4…撮像装置、5…情報蓄積装置、6…情報解析装置、7…情報伝達装置、8,14…空中線、9…データ受信装置、10…データ処理装置、11…画像処理装置、12…データベース、13…ネットワーク、15〜40,44〜48…車両(自動車)、49…路端
Claims (4)
- 車両検出手段及び速度検出手段を有する車両検知装置が、複数車線の道路のそれぞれの車線を監視するよう複数配置されるか、または所定間隔離れて同一車線を監視するよう複数設置されており、
各々の前記車両検知装置が、
前記車両検出手段により車両の有り無しを検出するステップと、
前記速度検出手段により車両の速度を検出するステップと、
前記車両検出手段が車両有りかつ前記速度検出手段が反応しなかった場合、同じ道路上の近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り無しの繰り返し及び前記速度検出手段が反応を示したときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両無し及び前記速度検出手段が反応しないときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り及び前記速度検出手段が反応しないときは、完全停車している渋滞であると判断するステップとを有する
車両検知方法。 - 車両の有り無しを検出する車両検出手段と、車両の速度を検出する速度検出手段と、前記車両検出手段及び前記速度検出手段からの情報により交通状況を解析する解析手段と、前記車両検出手段及び前記速度検出手段からの情報、並びに前記解析手段からの交通情報を蓄積する蓄積手段と、情報の送受信を行う送受信手段とを備える車両検知装置が、複数車線の道路のそれぞれの車線を監視するよう複数配置されるか、または所定間隔離れて同一車線を監視するよう複数設置され、前記車両検知装置から送出される情報を受信する受信手段と、該受信手段にて受信した情報を外部に送信する送信手段とを備える情報送信装置が設けられた車両検知システムにおいて、
各々の前記車両検知装置の前記解析手段が、
前記車両検出手段により車両の有り無しを検出し、
前記速度検出手段により車両の速度を検出し、
前記車両検出手段が車両有りかつ前記速度検出手段が反応しなかった場合、同じ道路上の近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り無しの繰り返し及び前記速度検出手段が反応を示したときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両無し及び前記速度検出手段が反応しないときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り及び前記速度検出手段が反応しないときは、完全停車している渋滞であると判断する
車両検知システム。 - 車両の有り無しを検出する車両検出手段と、車両の速度を検出する速度検出手段と、前記車両検出手段及び前記速度検出手段からの情報により交通状況を解析する解析手段と、前記車両検出手段及び前記速度検出手段からの情報、並びに前記解析手段からの交通情報を蓄積する蓄積手段と、情報の送受信を行う送受信手段を備える車両検知装置において、
前記車両検知装置が、複数車線の道路のそれぞれの車線を監視するよう複数配置されるか、または所定間隔離れて同一車線を監視するよう複数設置されている場合、
前記解析手段が、
前記車両検出手段により車両の有り無しを検出し、
前記速度検出手段により車両の速度を検出し、
前記車両検出手段が車両有りかつ前記速度検出手段が反応しなかった場合、同じ道路上の近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り無しの繰り返し及び前記速度検出手段が反応を示したときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両無し及び前記速度検出手段が反応しないときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り及び前記速度検出手段が反応しないときは、完全停車している渋滞であると判断する
車両検知装置。 - 車両検出手段及び速度検出手段を有する車両検知装置が、複数車線の道路のそれぞれの車線を監視するよう複数配置されるか、または所定間隔離れて同一車線を監視するよう複数設置されている場合に、各々の前記車両検知装置に備えられたコンピュータに実行させるための車両検知用プログラムにおいて、
前記車両検出手段により車両の有り無しを検出する手順と、
前記速度検出手段により車両の速度を検出する手順と、
前記車両検出手段が車両有りかつ前記速度検出手段が反応しなかった場合、同じ道路上の近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り無しの繰り返し及び前記速度検出手段が反応を示したときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両無し及び前記速度検出手段が反応しないときは、路上駐停車があると判断し、また、前記近隣の前記車両検知装置で前記車両検出手段が車両有り及び前記速度検出手段が反応しないときは、完全停車している渋滞であると判断する
車両検知用プログラム。
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