JP4320779B2 - 回線状態検出回路 - Google Patents

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Description

この発明は、2つの加入者回線電圧から回線状態を検出する回線状態検出回路、特に、加入者回線の極性、接続状態を検出する回線状態検出回路に関するものである。
一般電話の加入者回線は基本的には2線式(L1,L2)であり、この加入者回線に接続する通信機器(電話機、モデム等)はこれらL1ライン,L2ラインに接続する2つの端子を備えている。そして、通信機器では、加入者回線に発生している電圧の極性、すなわち、前記2つの端子に入力される電圧の大小関係を検出する必要がある。
このような通信機器として、特許文献1には、2つの端子に入力される大きな回線電圧を抵抗分圧することで低電圧化し、設定された基準電圧と比較することで、極性を判別する回線電圧判別回路が開示されている。
登録実用新案第3001703号公報
ところが、特許文献1に記載の回路電圧判別回路では、低電圧化された回線電圧を基準電圧と比較するため、元々電圧値の低い通話中の回線電圧の場合、2つの端子に入力される回線電圧間で基準電圧との差が小さく、比較結果が同じになるので極性を検出することができない。
また、無接続状態では回線電圧はオープン状態となることで、回路電圧判別回路にとっては低電圧状態になり、前記通話状態と無接続状態との判別もできない。
したがって、本発明の目的は、回線状態によることなく、加入者回線に接続する2つの端子間の電圧極性および接続状態を検出できる回線状態検出回路を提供することにある。
この発明の回線状態検出回路は、2つの加入者回線電圧の一方を分圧して出力する第1分圧回路と、加入者回線電圧の他方を分圧して、値の異なる2つの分圧電圧を出力する第2分圧回路と、第1分圧回路の分圧電圧出力と第2分圧回路の一方の分圧電圧出力とを比較する第1比較器と、第1分圧回路の分圧電圧出力と第2分圧回路の他方の分圧電圧出力とを第1比較器とは逆の論理で比較する第2比較器とを備え第1分圧回路の分圧電圧出力と第2分圧回路の分圧電圧出力とを比較する比較手段と、第1比較器と第2比較器との入力端子にそれぞれプルアップ電圧を印加するプルアップ電圧印加手段と、を備える。そして、2つの加入者回線電圧が印加されていない時に、第1分圧回路の分圧電圧出力が入力される入力端子に印加される電圧が、第2分圧回路の分圧電圧出力の一方が入力される入力端子に印加される電圧よりも低く、第2分圧回路の分圧電圧出力の他方が入力される入力端子に印加される電圧よりも高くなるように第1分圧回路、第2分圧回路およびプルアップ電圧印加手段が構成されている
この構成では、第1分圧回路から出力される加入者回線電圧の一方(例えば、L1ライン)の分圧電圧と、第2分圧回路から出力される加入者回線電圧の他方(例えば、L2ライン)の分圧電圧とを比較手段により直接比較する。例えば、比較手段の非反転入力端子に第1分圧回路からの分圧電圧出力を入力させ、反転入力端子に第2分圧回路からの分圧電圧出力を入力させる。比較手段はこれら入力された電圧の大小により検出データを出力する。具体的には、第1分圧回路からの電圧が高ければHi状態の検出データを出力し、第2分圧回路からの電圧が高ければLow状態の判定信号を出力する。すなわち、2つ分圧回路の分圧電圧出力の大小関係により異なる検出データが出力されて、加入者回線の極性が検出される。
これらの構成では、第1分圧回路から出力される分圧電圧と、第2分圧回路から出力される分圧電圧の一方とを比較手段の第1比較器で直接比較し、第1分圧回路から出力される分圧電圧と、第2分圧回路から出力される分圧電圧の他方とを比較手段の第2比較器で直接比較する。例えば、第1比較器の非反転入力端子に第1分圧回路の分圧電圧出力を入力させ、反転入力端子に第2分圧回路の分圧電圧出力の一方を入力させる。第1比較器はこれら入力された電圧の大小により第1の検出データを出力する。具体的には、第1分圧回路からの分圧電圧が高ければHi状態の第1の検出データを出力し、第2分圧回路からの分圧電圧が高ければLow状態の第1の検出データを出力する。また、第2比較器の非反転入力端子に第2分圧回路からの分圧電圧出力の他方を入力させ、反転入力端子に第1分圧回路からの分圧電圧出力を入力させる。第2比較器はこれら入力された電圧の大小により第2の検出データを出力する。具体的には、第2分圧回路からの分圧電圧が高ければHi状態の第1の検出データを出力し、第1分圧回路からの分圧電圧が高ければLow状態の第2の検出データを出力する。すなわち、2つ分圧回路の分圧電圧の大小関係により異なる検出データ(第1の検出データと第2の検出データ)の組み合わせが得られる。これにより、加入者回線の極性が検出される。
この構成では、加入者回線に接続する2つの端子が無接続状態ならば、比較手段の第1比較器、第2比較器にそれぞれ所定電圧値のプルアップ電圧が印加される。この際、各入力端子に供給される電圧(それぞれプルアップ電圧印加手段によりプルアップされた電圧)の電圧値が前述の関係であることから、第1比較器、第2比較器からは同じ状態の検出データが出力される。これにより、加入者回線の無接続状態が検出される。
この発明によれば、通話状態等の加入者回線電圧が低い状態でも、回線の極性を検出することができる。すなわち、加入者回線の接続状態によらず、回線の極性を検出する回線状態検出回路を構成することができる。さらに、無接続状態を検出する回線状態検出回路を構成することができる。
本発明の第1の実施形態に係る回線状態検出回路について図1を参照して説明する。
図1は本実施形態の回線状態検出回路の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の回線状態検出回路は、加入者回線の2線(L1ライン、L2ライン)にそれぞれ接続する入力端子1,2と、第1、第2分圧回路11,12と、比較器3とを備える。
第1分圧回路11は、直列接続された抵抗R1と抵抗R11とからなり、L1ラインに接続する入力端子1に抵抗R1側の端部を接続し、抵抗R11側の端部をグランドに接続し、抵抗R1,R11の接続点、すなわち分圧点を比較器3の非反転入力端子に接続している。
第2分圧回路12は、直列接続された抵抗R2と抵抗R21とからなり、L2ラインに接続する入力端子2に抵抗R2側の端部を接続し、抵抗R21側の端部をグランドに接続し、抵抗R2,R21の接続点、すなわち分圧点を比較器3の反転入力端子に接続している。
比較器3は、第1分圧回路11に接続する非反転入力端子と、第2分圧回路12に接続する反転入力端子と、これらの端子に入力される電圧に基づく検出データを出力する出力端子と、を備える。
このような回線状態検出回路は次に示すように動作する。
L1,L2ラインを介して2つの加入者回線電圧が入力されると、第1分圧回路11はL1ラインから入力される加入者回線電圧をグランドとの間で分圧する。すなわち、L1ラインに入力される加入者回線電圧のR11/(R1+R11)倍の第1分圧電圧を比較器3の非反転入力端子に出力する。また、第2分圧回路12はL2ラインから入力される加入者回線電圧をグランドとの間で分圧する。すなわち、L2ラインに入力される加入者回線電圧のR21/(R2+R21)倍の第2分圧電圧を比較器3の反転入力端子に出力する。ここで、第1分圧回路11の分圧比と第2分圧回路12の分圧比とは略同じに設定されている。
比較器3は、非反転入力端子に入力された第1分圧電圧と、反転入力端子に入力された第2分圧電圧とを比較して、第1分圧電圧が第2分圧電圧よりも大きければHi状態の検出データを出力する。一方、第1分圧電圧が第2分圧電圧よりも小さければLow状態の検出データを出力する。
このような構成とすることで、第1分圧電圧と第2分圧電圧、すなわち、2つの加入者回線電圧の大小関係により比較器3から異なる状態の検出データが出力される。具体的には、表1に示すように、検出データのHi状態/Low状態に応じて加入者回線の極性が決まっているので、検出データのHi/Lowに応じて極性が検出される。
Figure 0004320779
このような構成とすることで、通話時、非通話時を問わず、1つ(1bit)の検出データで加入者回線の極性を検出することができる。
次に、第2の実施形態に係る回線状態検出回路について図2を参照して説明する。
図2は本実施形態の回線状態検出回路の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の回線状態検出回路は、加入者回線の2線(L1ライン、L2ライン)にそれぞれ接続する入力端子1,2と、第1、第2分圧回路11,12と、比較器3,4とを備える。なお、第1の実施形態と同じ部分については、同じ記号を付しており、説明は省略する。
本実施形態に示す第1分圧回路11は、第1の実施形態に示した第1分圧回路11と同じ構成であるが、分圧点が比較器3の非反転入力端子に接続するとともに、比較器4の反転入力端子に接続している。
入力端子2に接続する第2分圧回路12は第1局部分圧回路121と第2局部分圧回路122とからなる。
第1局部分圧回路121は、直列接続された抵抗R2と抵抗R21とからなり、L2ラインに接続する入力端子2に抵抗R2側の端部を接続し、抵抗R21側の端部をグランドに接続し、抵抗R2,R21の接続点、すなわち分圧点を比較器3の反転入力端子に接続している。
第2局部分圧回路122は、直列接続された抵抗R3と抵抗R31とからなり、L2ラインに接続する入力端子2に抵抗R3側の端部を接続し、抵抗R31側の端部をグランドに接続し、抵抗R3,R31の接続点、すなわち分圧点を比較器4の非反転入力端子に接続している。
比較器3は、第1分圧回路11に接続する非反転入力端子と、第2分圧回路12の第1局部分圧回路121に接続する反転入力端子と、これらの端子に入力される電圧に基づく検出データ(第1検出データ)を出力する出力端子とを備える。比較器4は、第2分圧回路12の第2局部分圧回路122に接続する非反転入力端子と、第1分圧回路11に接続する反転入力端子と、これらの端子に入力される電圧に基づく検出データ(第2検出データ)を出力する出力端子とを備える。なお、これら比較器3と比較器4とがそれぞれ本発明の「第1比較器」と「第2比較器」とに相当する。
このような回線状態検出回路は次に示すように動作する。
L1,L2ラインを介して2つの加入者回線電圧が入力されると、第1分圧回路11はL1ラインから入力される加入者回線電圧とグランドとにより生じる電圧を分圧する。すなわち、L1ラインに入力される加入者回線電圧のR11/(R1+R11)倍の第1分圧電圧を比較器3の非反転入力端子に出力する。また、第2分圧回路12の第1局部分圧回路121はL2ラインから入力される加入者回線電圧とグランドとによる電圧を分圧する。すなわち、L2ラインに入力される加入者回線電圧のR21/(R2+R21)倍の第2分圧電圧(1個目の第2分圧電圧)を比較器3の反転入力端子に出力する。また、第2分圧回路12の第2局部分圧回路122は、L2ラインから入力される加入者回線電圧とグランドとにより生じる電圧を分圧する。すなわち、L2ラインに入力される加入者回線電圧のR31/(R3+R31)倍の第3分圧電圧(2個目の第2分圧電圧)を比較器4の非反転入力端子に出力する。
ここで、第1分圧回路11の分圧比と、第2分圧回路12の第1局部分圧回路121の分圧比と、第2分圧回路12の第2局部分圧回路122の分圧比とは略同じに設定されている。なお、第1局部分圧回路121と第2局部分圧回路122との分圧比を全く同じにする場合は、第2局部分圧回路122を省略して、第1局部分圧回路121の分圧電圧を比較器4の非反転入力端子に入力させてもよい。
比較器3は、非反転入力端子に入力された第1分圧電圧と、反転入力端子に入力された第2分圧電圧とを比較して、第1分圧電圧が第2分圧電圧よりも大きければHi状態の第1検出データを出力する。一方、第1分圧電圧が第2分圧電圧よりも小さければLow状態の第1検出データを出力する。比較器4は、非反転入力端子に入力された第3分圧電圧と、反転入力端子に入力された第1分圧電圧とを比較して、第3分圧電圧が第1分圧電圧よりも大きければHi状態の第2検出データを出力する。一方、第3分圧電圧が第1分圧電圧よりも小さければLow状態の第2検出データを出力する。すなわち、比較器4は比較器3とは逆の論理で2つの分圧電圧を比較する。
このような構成とすることで、比較器3から出力される第1検出データと比較器4から出力された第2検出データとの組み合わせに応じて加入者回線の極性が検出される。具体的には、表2に示すように、第1検出データ、第2検出データのHi状態/Low状態の組み合わせに対して加入者回線の極性が決まっているので、検出データの組み合わせに応じて極性が検出される。
Figure 0004320779
この表2に示すように、第1検出データがHi状態であり、第2検出データがLow状態である場合には、第1分圧電圧が第2分圧電圧および第3分圧電圧よりも大きくなる、すなわち、L1ラインの加入者回線電圧がL2ラインの加入者回線電圧よりも大きくなるので、極性はL1>L2と検出される。一方、第1検出データがLow状態であり、第2検出データがHi状態である場合には、第1分圧電圧が第2分圧電圧および第3分圧電圧よりも小さくなる、すなわち、L1ラインの加入者回線電圧がL2ラインの加入者回線電圧よりも小さくなるので、極性はL1<L2と検出される。
このような構成とすることで、2つ(2bit)の検出データによって、第1の実施形態と同様に加入者回線の極性を検出することができる。
次に、第3の実施形態に係る回線状態検出回路について図3を参照して説明する。
図3は本実施形態の回線状態検出回路の概略構成を示すブロック図である。
第1分圧回路14は、直列接続された抵抗R41と抵抗R42とからなり、L1ラインに接続する入力端子1に抵抗R41側の端部を接続し、抵抗R42側の端部をグランドに接続し、抵抗R41,R42の接続点、すなわち分圧点を比較器31(オペアンプ101)の非反転入力端子および比較器32(オペアンプ102)の反転入力端子に接続している。第1プルアップ回路41は、直列接続された抵抗R43と抵抗R42(第1分圧回路14が兼用)とからなり、Vcc入力端子6aに抵抗R43側の端部を接続し、抵抗R42側の端部をグランドに接続し、抵抗R43,R42の接続点、すなわち外部印加電圧Vccの抵抗R43,R42の分圧点を比較器31(オペアンプ101)の非反転入力端子および比較器32(オペアンプ102)の反転入力端子に接続している。すなわち、第1分圧回路14の分圧点と第1プルアップ回路41の分圧点とが接続している。
入力端子2に接続する第2分圧回路17は第1局部分圧回路15と第2局部分圧回路16とからなる。
第1局部分圧回路15は、直列接続された抵抗R51と抵抗R52とからなり、L2ラインに接続する入力端子2に抵抗R51側の端部を接続し、抵抗R52側の端部をグランドに接続し、抵抗R51,R52の接続点、すなわち分圧点を比較器31(オペアンプ101)の反転入力端子に接続している。
第2局部分圧回路16は、直列接続された抵抗R61と抵抗R62とからなり、L2ラインに接続する入力端子2に抵抗R61側の端部を接続し、抵抗R62側の端部をグランドに接続し、抵抗R61,R62の接続点、すなわち分圧点を比較器32(オペアンプ102)の非反転入力端子に接続している。
第2プルアップ回路51は、直列接続された抵抗R53と抵抗R52(第2分圧回路17の第1局部分圧回路15が兼用)とからなり、Vcc入力端子6bに抵抗R53側の端部を接続し、抵抗R52側の端部をグランドに接続し、抵抗R53,R52の接続点、すなわち外部印加電圧Vccの抵抗R53,R52の分圧点を比較器31(オペアンプ101)の反転入力端子に接続している。すなわち、第2分圧回路17の第1局部分圧回路15の分圧点と第2プルアップ回路51の分圧点とが接続している。
第3プルアップ回路61は、直列接続された抵抗R63と抵抗R62(第2分圧回路17の第2局部分圧回路16が兼用)とからなり、Vcc入力端子6cに抵抗R63側の端部を接続し、抵抗R62側の端部をグランドに接続し、抵抗R63,R62の接続点、すなわち外部印加電圧Vccの抵抗R63,R62の分圧点を比較器32(オペアンプ102)の非反転入力端子に接続している。すなわち、第2分圧回路17の第2局部分圧回路16の分圧点と第3プルアップ回路61の分圧点とが接続している。
比較器31は、オペアンプ101と抵抗R101とを備える。オペアンプ101の非反転入力端子は比較器31の非反転入力端子に相当し、第1プルアップ回路41の抵抗R42,R43の接続点を介して抵抗R41に接続している。オペアンプ101の反転入力端子は比較器31の反転入力端子に相当し、第2プルアップ回路51の抵抗R52,R53の接続点を介して抵抗R51に接続している。オペアンプ101の接地端子は接地しており、駆動電圧入力端子はVcc入力端子7に接続するとともに、抵抗R101を介して出力端子に接続している。
比較器32は、オペアンプ102と抵抗R102とを備える。オペアンプ102の非反転入力端子は比較器32の非反転入力端子に相当し、第3プルアップ回路61の抵抗R62,R63の接続点を介して抵抗R61に接続している。オペアンプ102の反転入力端子は比較器32の反転入力端子に相当し、抵抗R41に接続している。オペアンプ102の接地端子は接地しており、駆動電圧入力端子はVcc入力端子8に接続するとともに、抵抗R102を介して出力端子に接続している。
このような回線状態検出回路は次に示すように動作する。
入力端子1にL1ラインの加入者回線電圧が入力されると、抵抗R41と抵抗R42とからなる第1分圧回路14にL1ラインの加入者回線電圧が供給されて分圧される。この第1分圧電圧は第1プルアップ回路41を介してオペアンプ101の非反転入力端子およびオペアンプ102の反転入力端子に供給される。同時に、入力端子2にL2ラインの加入者回線電圧が入力されると、抵抗R51と抵抗R52とからなる第2分圧回路17の第1局部分圧回路15にL2ラインの加入者回線電圧が供給されて分圧される。この第2分圧電圧は第2プルアップ回路51を介してオペアンプ101の反転入力端子に供給される。また、入力端子2にL2ラインの加入者回線電圧が入力されると、抵抗R61とR62とからなる第2分圧回路17の第2局部分圧回路16にL2ラインの加入者回線電圧が供給されて分圧される。この第3分圧電圧は第3プルアップ回路61を介してオペアンプ102の非反転入力端子に供給される。ここで、抵抗R41,R42による分圧比(第1分圧回路の分圧比)と、抵抗R51,R52による分圧比(第1局部分圧回路の分圧比)と、抵抗R61,R62による分圧比(第2局部分圧回路の分圧比)は略同じに設定されている。
ここで、第1プルアップ回路41の抵抗R42,R43の接続点がオペアンプ101の非反転入力端子とオペアンプ102の反転入力端子とに接続しているので、無接続状態のようにL1ライン、L2ラインが開放であった場合に、これらの端子にはVcc電圧をグランドとの間において抵抗R42,R43で分圧した電圧がプルアップ電圧として入力される。また、抵抗R52,R53の接続点がオペアンプ101の反転入力端子に接続しているので、この端子にはVcc電圧をグランドとの間において抵抗R52,R53で分圧した電圧がプルアップ電圧として入力される。また、抵抗R62,R63の接続点がオペアンプ102の非反転入力端子に接続しているので、この端子にはVcc電圧をグランドとの間において抵抗R62,R63で分圧した電圧がプルアップ電圧として入力される。この際、抵抗R43,R42でのVccの分圧電圧は、抵抗R53,R52でのVccの分圧電圧よりも小さく、抵抗R63,R62での分圧電圧よりも大きく設定されている。
前述の各抵抗値の設定としては、例えば、抵抗R41を5.6MΩ、抵抗R42,R43を110kΩ、抵抗R51,R61を10MΩ、抵抗R52,R63を199.55kΩ、抵抗R53,R62を193.4kΩとすればよい。
このような構成とすることで、オペアンプ101の非反転入力端子およびオペアンプ102の反転入力端子に第1プルアップ回路41からのプルアップ電圧が供給され、オペアンプ101の反転入力端子に第2プルアップ回路51からのプルアップ電圧が供給され、オペアンプ102の非反転入力端子に第3プルアップ回路61からのプルアップ電圧が供給される。これにより、無接続時には、オペアンプ101,102ともに非反転入力端子に入力される電圧が反転入力端子に入力される電圧よりも低くなる。
オペアンプ101は抵抗R101とともにコンパレータとして機能し、非反転入力端子に入力される第1プルアップ回路41の出力電圧(第1分圧電圧をプルアップした電圧)と、反転入力端子に入力される第2プルアップ回路51の出力電圧(第2分圧電圧をプルアップした電圧)とを比較する。そして、第1プルアップ回路41の出力電圧が第2プルアップ回路51の出力電圧よりも大きければ、オペアンプ101はHi状態(3.3V)の第1検出データを出力する。一方、第1プルアップ回路41の出力電圧が第2プルアップ回路51の出力電圧よりも小さければ、オペアンプ101はLow状態(0V)の第1検出データを出力する。また、前述のような無接続状態の場合、非反転入力端子に入力される電圧が反転入力端子に入力される電圧よりも低くなるので、オペアンプ101はLow状態(0V)の第1検出データを出力する。
オペアンプ102は抵抗R102とともにコンパレータとして機能し、反転入力端子に入力される第1プルアップ回路41の出力電圧(第1分圧電圧をプルアップした電圧)と、非反転入力端子に入力される第3プルアップ回路61の出力電圧(第3分圧電圧をプルアップした電圧)とを比較する。そして、第3プルアップ回路61の出力電圧が第1プルアップ回路41の出力電圧よりも大きければ、オペアンプ102はHi状態(3.3V)の第2検出データを出力する。一方、第3プルアップ回路61の出力電圧が第1プルアップ回路41の出力電圧よりも小さければ、オペアンプ102はLow状態(0V)の第2検出データを出力する。また、前述のような無接続状態の場合、非反転入力端子に入力される電圧が反転入力端子に入力される電圧よりも低くなるので、オペアンプ102はLow状態(0V)の第2検出データを出力する。
このような構成では、オペアンプ101から出力される第1検出データとオペアンプ102から出力された第2検出データとの組み合わせに応じて加入者回線の極性が検出される。具体的には、表3に示すように、第1検出データ、第2検出データのHi状態/Low状態の組み合わせに対して加入者回線の極性および接続状態が決まっており、検出した組み合わせに応じて極性および接続状態が検出する。
Figure 0004320779
この表3に示すように、第1検出データがHi状態であり、第2検出データがLow状態である場合には、第1分圧電圧が第2分圧電圧および第3分圧電圧よりも大きくなる、すなわち、L1ラインの加入者回線電圧がL2ラインの加入者回線電圧よりも大きくなるので、極性はL1>L2と検出される。一方、第1検出データがLow状態であり、第2検出データがHi状態である場合には、第1分圧電圧が第2分圧電圧および第3分圧電圧よりも大きくなる、すなわち、L1ラインの加入者回線電圧がL2ラインの加入者回線電圧よりも小さくなるので、極性はL1<L2と検出される。
さらに、第1分圧電圧、第2分圧電圧、第3分圧電圧がVccによりプルアップされた電圧のみからなる場合、第1検出データと第2検出データとがともにLow状態になるので、無接続状態が検出される。
このような構成とすることで、2つ(2bit)の検出データによって、前述のように通話状態によらず極性を検出するとともに、無接続状態を検出する回線状態検出回路を実現することができる。
第1の実施形態に係る回線状態検出回路のブロック図 第2の実施形態に係る回線状態検出回路のブロック図 第3の実施形態に係る回線状態検出回路のブロック図
符号の説明
1,2−入力端子
3,4,31,32−比較器
11,12,14,15,16−分圧回路
121,122−局部分圧回路
41,51,61−プルアップ回路
6a〜6c,7,8−Vcc入力端子
101,102−オペアンプ

Claims (1)

  1. 2つの加入者回線電圧の一方を分圧して出力する第1分圧回路と、
    前記加入者回線電圧の他方を分圧して、値の異なる2つの分圧電圧を出力する第2分圧回路と、
    前記第1分圧回路の分圧電圧出力と前記第2分圧回路の一方の分圧電圧出力とを比較する第1比較器と、前記第1分圧回路の分圧電圧出力と前記第2分圧回路の他方の分圧電圧出力とを前記第1比較器とは逆の論理で比較する第2比較器とを備え、前記第1分圧回路の分圧電圧出力と前記第2分圧回路の分圧電圧出力とを比較する比較手段と、
    前記第1比較器と前記第2比較器との入力端子にそれぞれプルアップ電圧を印加するプルアップ電圧印加手段と、を備え、
    前記2つの加入者回線電圧が印加されていない時に、前記第1分圧回路の分圧電圧出力が入力される前記入力端子に印加される電圧が、前記第2分圧回路の分圧電圧出力の一方が入力される前記入力端子に印加される電圧よりも低く、前記第2分圧回路の分圧電圧出力の他方が入力される前記入力端子に印加される電圧よりも高くなるように前記第1分圧回路、前記第2分圧回路および前記プルアップ電圧印加手段が構成されていることを特徴とする回線状態検出回路。
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