JP4319328B2 - 太陽電池モジュール用瓦 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物の屋根材として用いられる瓦に太陽電池モジュールを搭載した太陽電池モジュール用瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の屋根材として用いられる瓦に太陽電池を搭載し、太陽エネルギーを電気に変換して利用する技術は、実開平1−148417号公報及び特開平10−72910号公報等で知られている。
【0003】
実開平1−148417号公報には、平板瓦の下部表面に太陽電池を設け、この太陽電池のケーブルを平板瓦の上縁両端裏面の空間部が形成される部分から導出する構成が記載されている。
【0004】
特開平10−72910号公報には、平板瓦の表面に太陽電池を設けるとともに、平板瓦の裏面に端子箱を設け、この端子箱から配線部材を導出した構成が記載されている。
【0005】
前述したように、従来の太陽電池搭載型瓦は、瓦本体の表面に太陽電池を搭載し、瓦本体の裏面から太陽電池のケーブルを導出したり、瓦本体の裏面に端子箱を設け、太陽電池のケーブルを端子箱の内部の端子に接続したのち、この端子箱からケーブルを導出している。そして、各太陽電池から導出されたケーブルを瓦本体の下部において接続することにより、多数枚の太陽電池を直列または並列に電気的に接続している。
【0006】
又、他の従来の太陽電池搭載型瓦として以下のものが提案されている。瓦本体の表面に太陽電池が搭載され、瓦本体にその裏側に突出する端子箱収納凹部が設けられている。端子箱収納凹部には太陽電池の裏面に取付けられた端子箱が収納され、端子箱に接続された出力取出し用のケーブルは、端子箱収納凹部の底壁に開けられたケーブル導出孔から導出されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
太陽電池搭載型瓦での防水は、太陽電池を瓦本体に接着剤によって接着したり、瓦本体に設けられた凹陥部の底面に太陽電池を接着剤を介して接着し、さらに太陽電池と凹陥部の内周面との間の隙間にコーキング材を充填することにより行われている。
【0008】
しかし、接着剤やコーキング材は劣化しやすい。殊に屋根のように太陽光に晒されて高温度となったり、風雨に晒される環境下では、劣化の進行が早い。そのため、接着剤やコーキング材に亀裂が生じて、雨水等が瓦本体と太陽電池との間に浸入するおそれがある。
【0009】
太陽電池の裏側に浸入した雨水は端子箱収納凹部に流れ込む場合がある。ところで、太陽電池搭載型瓦は、通常は屋根の傾斜した野地板上に敷設されるため、浸入した雨水が端子箱収納凹部の底部に貯留しても、貯留した雨水は屋根の傾斜によって凹陥部上面から排水される。その一方で、凹部底壁に開けられたケーブル導出孔からも排水される。そのため、特に、屋根の傾斜が緩勾配の場合には、端子箱収納凹部内に浸入した雨水に端子箱とケーブルとの接続部が晒され易く、それに伴い、前記接続部での腐食や短絡事故を招くおそれがある。
【0010】
又、ケーブルを端子箱収納凹部の底壁を貫通して導出する構成においては、端子箱収納凹部の間近に接近して野地板が設けられているため、野地板方向に導出されたケーブルは、その導出方向に対し略直角をなすように急激に曲げられて野地板に沿うように配線される。そのため、ケーブルがケーブル導出孔の縁に強く押付けられて、その絶縁被覆が傷つけられるおそれが高い。特に、瓦本体がセメントで作られる場合には、ケーブル導出孔の孔縁はバリが出ているので、絶縁被覆がより一層傷つけられ易い。
【0011】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、雨水の浸入による電気的短絡事故等を防止できるとともに、出力取出し用ケーブルが傷付けられることも少ない太陽電池モジュール用瓦を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、裏面に端子ボックスを備え、このボックスに取出しケーブルが接続されている太陽電池モジュールと、屋根に傾斜して敷設される瓦本体であって、前記太陽電池モジュールを収納する凹陥部、この凹陥部の底部に設けられ前記端子ボックスを収納する端子ボックス収納凹部、この収納凹部の前記屋根の棟側寄りの側壁に開口して設けられて前記出力取出しケーブルを前記棟側に導出するケーブル導出部を有する前記瓦本体と、を具備することを特徴とする。
【0013】
この発明及び以下の各発明において、瓦本体は、合成樹脂材料、セメント等の無機材料、金属材料、或はこれらの複合材により形成されるとともに、出力取出しケーブルには絶縁被覆電線が使用される。同様に、この発明及び以下の各発明において、太陽電池モジュールには、透明ガラス板や透明合成樹脂等の透明絶縁材料からなる基板の裏面に、透明電極層、光電変換をなす半導体層、裏面電極層を薄膜製造技術により順次積層形成し、更に裏面に絶縁及び防水や機械的保護のための封止材層を被着したものを使用する。前記半導体層には、アモルファス半導体層を好適に用いることができるが、これに限定されることはなく、単結晶、多結晶、微結晶の半導体層であってもよく、更にはSi系でも化合物系でもよい。又、タンデム型の太陽電池モジュールを用いることもできる。
【0018】
この発明において、出力取出しケーブルは、2芯ケーブルとして作られることがないように互いに独立した単芯ケーブルとしての正極側及び負極側の出力取出しケーブルであってもよく、或は単芯ケーブルとしての正極側及び負極側のケーブルを合わせて1本の2芯ケーブルをなしていてもよい。
【0019】
この請求項1の発明においては、端子ボックスに接続された出力取出しケーブルを、瓦本体の端子ボックス収納凹部の棟側寄りの側壁に開口して設けたケーブル導出部から棟側に導出したから、端子ボックスを収納する端子ボックス収納凹部に雨水等が浸入しても、その水位が端子ボックスとケーブルとの接続部までは届くことが少ない。そのため、前記接続部での腐食や電気的短絡を防止できる。又、以上のように棟側にケーブルを導出したから、導出されたケーブルをケーブル導出部を支点として野地板に沿うように急激に曲げることを要しない。
【0020】
請求項2の発明は、請求項1に記載の瓦本体の軒側縁部に、前記凹陥部と連通して前記軒側縁部を横切って、前記軒側縁部の上面に開放する溝又は前記軒側縁部を貫通する孔からなる排水部を設けたことを特徴とする。
【0021】
この発明において、排水部は、1以上あればよく、その大きさは問わないとともに、斜めに設けてもよい。
【0022】
この請求項2の発明においては、屋根に斜めに敷設される瓦本体の凹陥部に雨水が浸入しても、その雨水を、瓦本体の軒側縁部に形成した排水部に通して凹陥部外に排出できる。この排水により、端子ボックス収納凹部への雨水の入り込みが少なくなって、この収納凹部の水位を下げ易いから、端子ボックスとケーブルとの接続部での腐食や電気的短絡を防止する上で有効である。
又、請求項3の発明は、請求項1に記載の凹陥部の底面に、前記端子ボックス収納凹部を囲むように連続する排水溝と、この排水溝に連続して前記凹陥部の下辺に沿う他の排水溝とを夫々設けるとともに、前記他の排水溝に前記瓦本体の裏面に貫通する排水孔を設けたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1〜図5は第1実施形態を示し、図1は太陽電池モジュール用瓦の分解斜視図、図2は瓦本体の平面図、図3は図2中Z−Z線に沿う断面線で断面した太陽電池モジュール用瓦の断面図、図4は太陽電池モジュール用瓦で葺かれた屋根の一部を示す縦断側面図、図5(a)は複数の太陽電池モジュール用瓦間の電気的接続を示す配線図、図5(b)は複数の太陽電池モジュール用瓦間の電気的接続の比較例を示す配線図である。
【0025】
傾斜した屋根の屋根材として用いられる太陽電池モジュール用瓦Kは、図1に示すように瓦本体1及び太陽電池モジュール6を備えている。
【0026】
図1及び図2に示すように、瓦本体1は、例えばセメントによって略矩形平板状に形成されている。瓦本体1の両側部には左右に隣り合う図示しない同種の太陽電池モジュール用瓦が備える瓦本体1と雄雌関係で嵌合するオーバラップ部1a,1bが一体に設けられ、下縁部には前垂れ部1cが、上縁部表面には後立上り部1dが夫々一体に設けられている。図4に示すように前垂れ部1cは、屋根の軒側に隣り合って配置される図示しない他の同種の太陽電池モジュール用瓦Kが備える瓦本体1の棟側縁部の上面に重ねられる。後立上り部1dは、屋根の軒側に隣り合って配置される図示しない他の同種の太陽電池モジュール用瓦が備える瓦本体1の軒側縁部の下面に重ねられる。
【0027】
瓦本体1の表面には、この本体1の周部を枠状に残して略全面に亘たる矩形状の凹陥部2が設けられている。凹陥部2は後述する太陽電池モジュール6の肉厚より僅かに深く形成されており、この凹陥部2の幅(左右)方向略中央部には矩形状の端子ボックス収納凹部3が陥没して設けられている。
【0028】
この収納凹部3は瓦本体1の上下(棟軒)方向に延びて形成され、その棟側の側壁3bは、端子ボックス収納凹部3の棟軒方向の丁度半分よりも棟側に寄って位置されている。端子ボックス収納凹部3の裏面は瓦本体1の前垂れ部1cと略同一高さに形成されていて、瓦本体1を屋根に安定した状態に載置できるようになっている。
【0029】
前記凹陥部2の底面の周部には凹陥部2の上辺及び両側辺に沿ってコ字状に連続する第1の排水溝4aが設けられている。凹陥部2の底面の中央部には端子ボックス収納凹部3の上辺及び両側辺に沿ってコ字状に連続する第2の排水溝4bが設けられている。凹陥部2の下辺の角部には横方向全長に亘って第3の排水溝4cが設けられ、第1及び第2の排水溝4a,4bは第3の排水溝4cに連通している。つまり、第1及び第2の排水溝4a,4b内を流れる水は第3の排水溝4cに集流するようになっている。
【0030】
第3の排水溝4cの両端部及び第2の排水溝4bと第3の排水溝4cとの合流部の合計4箇所には、貫通孔としての排水孔5が穿設されている。これら排水孔5は瓦本体1の裏面に貫通している。
【0031】
前記端子ボックス収納凹部3における側壁で、瓦本体1の上端部側、つまり瓦本体1を屋根の傾斜した野地板17(図4参照)に敷設したときに棟側に位置する側壁3bには、この壁3bを貫通する孔からなるケーブル導出部3aが設けられている。
【0032】
前述のように構成された瓦本体1の凹陥部2は、太陽電池モジュール6の寸法に適合した大きさに形成され、この凹陥部2には太陽電池モジュール6が収納されている。太陽電池モジュール6は、例えば図2中2点鎖線で示す接着剤9によって瓦本体1の凹陥部2に接着固定されている。接着剤9は、太陽電池モジュール6を全面接着してもよく、図2に示すように複数の互いに独立した箇所で接着してもよい。特に後者のように接着する場合には、万が一、一部の接着剤9にクラックを生じてもそれが離れている他の接着箇所に波及することがないから、太陽電池モジュール6の凹陥部2への取付けの信頼性に優れる。
【0033】
太陽電池モジュール6には、例えば1枚の透明ガラス基板の裏面に透明電極層、アモルファス半導体層、裏面電極層等を順次積層形成し、更に裏面を封止材により覆って封止した矩形状の薄板パネル構造のものが使用されている。
【0034】
図3及び図4に示すように、太陽電池モジュール6の裏面には、このモジュール6の幅方向略中央部に位置して端子ボックス7が固定されている。この端子ボックス7の棟側の側面7aには2本の出力取出しケーブル8a,8bが接続されている。なお、8cは両ケーブル8a,8bと端子ボックス7との接続部を示している。一方の出力取出しケーブル8aは正極用であり、他方の出力取出しケーブル8bは負極用である。これら2本のケーブル8a,8bは、いずれも絶縁被覆電線からなる単芯ケーブルであり、配線上において相手に制約されることなく個別に取扱うことができるように互いに独立して設けられている。なお、両ケーブル8a,8bはその先端にコネクタを有している。
【0035】
図3に示すように端子ボックス7は瓦本体1の端子ボックス収納凹部3に収納される。この収納状態において、出力取出しケーブル8a,8bは、急激に曲げられることなく、端子ボックス収納凹部3の棟側側壁3bのケーブル導出部3aを通って、瓦本体1の裏面において棟側に導出されている。
【0036】
次に、前述のように構成された太陽電池モジュール用瓦Kを用いて建物の屋根を施工する、いわゆる瓦葺きについて説明すると、図4に示すように、屋根16には棟側16aから軒側16bに向かって下り勾配に傾斜する野地板17が設けられており、この野地板17に直接または瓦下地材を介して太陽電池モジュール用瓦Kを載置する。
【0037】
通常の瓦葺き作業と同様に太陽電池モジュール用瓦Kを軒側16bから順次棟側16aに向かって野地板17に載置するが、左右に隣り合う瓦本体1相互は、瓦本体1のオーバラップ部1a,1bを雄雌関係で嵌合し、瓦本体1の上端部側に設けられた取付け孔18(図1及び図2参照)に釘を通して野地板17に固定する。また、棟軒方向に隣合う太陽電池モジュール相互においては、軒側に配置された瓦本体1の後立上り部1dの上部に、棟側に隣接する瓦本体1の前垂れ部1cをオーバラップさせ、このオーバラップにおいて、棟側の瓦本体1の排水孔5を、軒側に隣接する瓦本体1の後立上り部1dより下方(軒側16b)に位置させる。そして、棟側の瓦本体1も同様に取付け孔18に瓦固定用釘等を通して野地板17に固定する。
【0038】
前述の瓦葺き作業を繰り返して野地板17上に敷設された多数枚の太陽電池モジュール用瓦Kによって屋根16の大部分を構成することができる。この瓦葺き作業と平行して、隣接する複数枚の太陽電池モジュール6相互を電気的に直列または並列に接続する作業がなされる。この接続作業は、端子ボックス収納凹部3のケーブル導出部3aから棟側に導出された出力取出しケーブル8a,8bを用いて行われる。
【0039】
図5(a)に示した配線の一例について説明する。同図中31は屋内側のインバータに接続されるプラス側幹線、32は同マイナス側幹線、33は一対の2線適用型のブッシングを示している。図5(a)の例では6枚の太陽電池モジュール6が1つの出力ユニットとなるように、これらモジュール6が直列に接続されている。
【0040】
そのために、隣接する太陽電池モジュール6同士の正極側出力取出し線8aと負極側出力取出し線8bとを、それらの先端のコネクタを雄雌結合させて、6枚の太陽電池モジュール6を直列接続している。こうして直列接続された出力ユニットの一端の太陽電池モジュール6の正極側出力取出しケーブル8aを、一方のブッシング33を介してプラス側幹線31に接続し、同様に前記出力ユニットの他端の太陽電池モジュール6の負極側出力取出しケーブル8bを、他方のブッシング33を介してマイナス側幹線32に接続している。
【0041】
図5(b)は、太陽電池モジュール6の出力取出しケーブル8a,8bが、本実施形態のように単芯構造ではなく、これら2本のケーブルを合わせて1本の2芯ケーブル8とした場合における6枚の太陽電池モジュール6の配線例を比較のために示している。この図5(b)中34は3線対応型のブッシングである。
【0042】
1本の2芯ケーブル8は、そのプラス・マイナスの出力取出しケーブル8a,8bを個々に単独で取り扱って配線作業をすることはできない。そのため、各太陽電池モジュール6に対応して個々に個別に用意された3線対応型のブッシング34を用いて、隣接した太陽電池モジュール6相互間の正極と負極との電気的接続が行われる。図5(b)中35に隣接したブッシング34同士を直列につないだ電線を示す。こうして各太陽電池モジュール6と対1で使用されるブッシング34及びこれらブッシング34間の電線35を介して直列接続された出力ユニットは、その一端の太陽電池モジュール6の正極側出力取出しケーブル8aを、前記一端の太陽電池モジュール6用のブッシング34を介してプラス側幹線31に接続し、同様に前記出力ユニットの他端の太陽電池モジュール6の負極側出力取出しケーブル8bを、前記他端の太陽電池モジュール6用のブッシング34を介してマイナス側幹線32に接続している。
【0043】
以上説明した図5(a)と同図(b)との比較により明らかなように、2本の単芯ケーブルをプラス・マイナスの出力取出しケーブル8a,8bとして用いて配線することは、幹線31、32が配線される部分に図5(b)に示す電線35を用いないで済むとともに、2芯ケーブルとするための絶縁シースも省略できる。しかも、前記出力ユニットに対して一対のブッシング33を用いるだけでよく、図5(b)に示すように太陽電池モジュール6の数と同数のブッシング34を要しない。そのため、前記瓦Kを用いて葺かれた屋根16において配線に要する部品点数が少なく、配線構造が簡単である。その上、本実施形態ではブッシング33に、図5(b)に示す構造が複雑な3線対応型のブッシング34を要することなく、構造が単純で低コストな2線対応型のものを使用できる。したがって、屋根16のコストを低減できる。
【0044】
ところで、以上のように瓦葺きされて屋根16を構成した本実施形態の瓦Kにおいて、瓦本体1の凹陥部2と太陽電池モジュール6との間から浸入した雨水が端子ボックス収納凹部3に流れ込んだ場合には、雨水が端子ボックス収納凹部3の内部に貯留する。
【0045】
しかし、前記瓦Kは棟軒方向に傾斜して屋根16に敷設されており、端子ボックス収納凹部3のケーブル導出部3aは、棟側の高所に位置している端子ボックス収納凹部3の側壁3bに設けられている。そのため、端子ボックス7と出力取出しケーブル8a,8bとの接続部8cが、端子ボックス収納凹部3に溜まった雨水に晒されて、腐食したり、電気的な短絡事故を起こすおそれが少ない。
【0046】
又、2本の出力取出しケーブル8a,8bを前記棟側のケーブル導出部3aに通して棟側に導出したから、図5(a)に示す配線を行う場合に、導出された出力取出しケーブル8a,8bをケーブル導出部3aを支点として野地板17に沿うように急激に曲げることを要しない。
【0047】
そのため、出力取出しケーブル8a,8bがケーブル導出部3aの縁に強く押付けられないようにできる。したがって、セメントで作られた瓦本体1のケーブル導出部3aの縁にバリが出ていることがあっても、出力取出しケーブル8a,8bの絶縁被覆が傷つけられることを少なくできる。又、同様の理由から、前記瓦Kの梱包においても、ケーブル導出部3aを支点として出力取出しケーブル8a,8bを急激に曲げることを要しないので、施工現場への輸送時に作用する振動に拘らず、ケーブル導出部3aの縁で出力取出しケーブル8a,8bが傷つけられるおそれを少なくできる。
【0048】
図6(a)(b)は第2実施形態を示し、この第2実施形態において第1実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本実施形態は、図6(a)に示すように、瓦本体1に設けられた端子ボックス収納凹部3の側壁にケーブル導出部3aを設ける手段を以下のように構成した点が第1実施形態とは異なる。
【0049】
端子ボックス収納凹部3における側壁で、瓦本体1の上端部側、つまり瓦本体1を屋根の野地板に敷設したときに棟側に寄って位置する側壁3bに、肉薄部19を設けたものである。この肉薄部19を得るには、瓦本体1の端子ボックス収納凹部3を成形する雄型20の一部に凸部20aを設け、この凸部20aと雌型21との間に狭い間隙部を形成すればよい。そして、セメント材料製の瓦本体1を成形した後に、肉薄部19をハンマー等によって叩打することにより、図6(b)に示すように、肉薄部19の跡からなるケーブル導出部3aを開口し、このケーブル導出部3aから2本の出力取出しケーブル8a,8bを、急激に曲げることなく、棟側に導出することができる。
【0050】
図7(a)(b)及び図8は本発明の参考例を示し、この参考例において第1実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。本参考例の瓦本体1は基本的には第1実施形態と同一であるが、太陽電池モジュール6を収納する凹陥部2における上縁部側、つまり瓦本体1を屋根に敷設した場合に棟側となる部位(棟側縁部)には、端子ボックス7が収納される端子ボックス収納凹部22が設けられている。
【0051】
さらに、図7(a)に示すように瓦本体1の後立上り部1dにはこれを横切って端子ボックス収納凹部22と連通する凹溝からなるケーブル導出部23が設けられている。図7(b)に示すように端子ボックス収納凹部22とケーブル導出部23は、その底面が同一高さに形成されている。なお、図8中10は取付け孔18に通される釘、11は後立上り部1dを覆って設けられる釘受け金具である。
【0052】
このように構成された瓦本体1によれば、図8に示すように瓦本体1の凹陥部2に太陽電池モジュール6を収納し、端子ボックス7を端子ボックス収納凹部22に収納することにより、端子ボックス7から導出する出力取出しケーブル8a,8bを、急激に曲げることなく、ケーブル導出部23に沿って瓦本体1の上端部方向に、つまり棟側に導出させることができる。
【0053】
従って、本参考例によれば、瓦本体1の凹陥部2と太陽電池モジュール6との間から浸入した雨水が、端子ボックス収納凹部22に流れ込んで貯留することがあっても、ケーブル導出部23が端子ボックス収納凹部22より高所となるため、端子ボックス7及び出力取出しケーブル8a,8bの接続部8cが、端子ボックス収納凹部22に溜まった雨水に晒されて、腐食したり、電気的に短絡事故を起こすことを防止できる。
【0054】
しかも、本参考例によれば、ケーブル導出部23が上方に開放されている。そのため、太陽電池モジュール6を凹陥部2に収納する場合に、2本の出力取出しケーブル8a,8bを、ケーブル導出部23内にその上方から納めることができ、孔に通す面倒がなく、作業性がよい。
【0055】
図9〜図11は第3実施形態を示し、この第3実施形態において第1実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。第3実施形態の瓦本体1は基本的には第1実施形態と同様であるが、凹陥部2から外部への排水手段を以下のように構成した点が異なっている。
【0056】
つまり、凹陥部2の底面は、端子ボックス収納凹部3を除いて凹凸がない平坦な面で形成されている。そして、瓦本体1の下縁部、つまり、瓦本体1を傾斜した野地板17上に敷設した状態で軒側に位置する軒側縁部をなす前垂れ部1cには、これを横切る1以上例えば2つの排水部25が設けられている。両排水部25は前垂れ部1cの表面に開放する溝によって形成されている。これら排水部25の底面は、瓦本体1の底面と面一に連続しているが、これに制約されずに、瓦本体1の底面に対して一段下がって設けてもよく、又、瓦本体1の底面から斜め下向きに傾斜して設けてもよい。又、両排水部25は、前垂れ部25の下端に達するように下向きに曲がって形成されていてもよい。
【0057】
この第3実施形態の太陽電池モジュール用瓦Kにおいても、端子ボックス収納凹部3のケーブル導出部3aが、棟側の高所に位置している端子ボックス収納凹部3の側壁3bに設けられているため、屋根に斜めに敷設された瓦本体1の凹陥部2と太陽電池モジュール6との間から浸入した雨水が、端子ボックス収納凹部22に流れ込んで貯留することがあっても、端子ボックス収納凹部3に溜まった雨水に、端子ボックス7と出力取出しケーブル8a,8bとの接続部8cが晒されることが少ない。
【0058】
しかも、瓦本体1の凹陥部2に浸入した雨水を、瓦本体1の前垂れ部1cに形成した排水部25に通して凹陥部2外に円滑に排出できる。この排水により、端子ボックス収納凹部3への雨水の入り込みを少なくして、この収納凹部3の水位を下げ易い。
【0059】
従って、端子ボックス7と出力取出しケーブル8a,8bとの接続部での腐食や電気的短絡を有効に防止できる。
【0060】
又、第3実施形態においても、2本の出力取出しケーブル8a,8bを棟側のケーブル導出部3aに通して棟側に導出したから、導出された出力取出しケーブル8a,8bをケーブル導出部3aを支点として野地板17に沿うように急激に曲げることを要しないので、これらケーブル8a,8bの絶縁被覆が傷つけられるおそれも少ない。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜3の発明によれば、瓦本体に設けられたケーブル導出部が、瓦本体を屋根に敷設したときに端子収納ボックスの棟側寄りの側壁に開口して設けられており、このケーブル導出部から太陽電池モジュールの端子ボックスに接続された出力取出しケーブルを棟側に導出している。そのため、端子ボックスを収納する端子ボックス収納凹部に雨水等が浸入しても、その水位が端子ボックス及び出力取出しケーブルの接続部まで達することがない、よって、同接続部での腐食や電気的短絡を防止できる。さらに、出力取出しケーブルを棟側に導出したことにより、このケーブルがケーブル導出部の縁により傷付けられることも防止できる。したがって、高品質な太陽電池モジュール用瓦を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態を示す太陽電池モジュール用瓦の分解斜視図。
【図2】 同第1実施形態の瓦本体の平面図。
【図3】 図2中Z−Z線に沿う断面線で断面した同第1実施形態の太陽電池モジュール用瓦の断面図。
【図4】 同第1実施形態の太陽電池モジュール用瓦で葺かれた屋根の一部を示す縦断側面図。
【図5】 (a)は同第1実施形態に係る複数の太陽電池モジュール用瓦間の電気的接続を示す配線図。
(b)は複数の太陽電池モジュール用瓦間の電気的接続の比較例を示す配線図である。
【図6】 (a)はこの発明の第2実施形態の太陽電池モジュール用瓦の製造状況を示す断面図。
(b)は同第2実施形態の太陽電池モジュール用瓦の一部を示す断面図。
【図7】 (a)はこの発明の参考例の太陽電池モジュール用瓦の瓦本体を示す斜視図。
(b)は図7(a)中A−A線に沿う断面図。
【図8】 同参考例の太陽電池モジュール用瓦で葺かれた屋根の一部を示す縦断側面図。
【図9】 この発明の第3実施形態を示す太陽電池モジュール用瓦の分解斜視図。
【図10】 同第3実施形態の瓦本体の平面図。
【図11】 同第3実施形態の太陽電池モジュール用瓦を図10中Y−Y線に沿う断面線で断面するとともに、この太陽電池モジュール用瓦で葺かれた屋根の一部を示す断面図。
【符号の説明】
1…瓦本体
1c…前垂れ部(軒側縁部)
1d…後立上り部(棟側縁部)
2…凹陥部
3…端子ボックス収納凹部
3a…ケーブル導出部
3b…端子ボックス収納凹部の棟側の側壁
4a,4b…排水溝
5…排水孔
6…太陽電池モジュール
7…端子ボックス
7c…端子ボックスの棟側の側面
8a,8b…出力取出しケーブル
8c…接続部
25…排水部
Claims (3)
- 裏面に端子ボックスを備え、このボックスに取出しケーブルが接続されている太陽電池モジュールと、
屋根に傾斜して敷設される瓦本体であって、前記太陽電池モジュールを収納する凹陥部、この凹陥部の底部に設けられ前記端子ボックスを収納する端子ボックス収納凹部、この収納凹部の前記屋根の棟側寄りの側壁に開口して設けられて前記出力取出しケーブルを前記棟側に導出するケーブル導出部を有する前記瓦本体と、
を具備することを特徴とする太陽電池モジュール用瓦。 - 前記瓦本体の軒側縁部に、前記凹陥部と連通して前記軒側縁部を横切って、前記軒側縁部の上面に開放する溝又は前記軒側縁部を貫通する孔からなる排水部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用瓦。
- 前記凹陥部の底面に、前記端子ボックス収納凹部を囲むように連続する排水溝と、この排水溝に連続して前記凹陥部の下辺に沿う他の排水溝とを夫々設けるとともに、前記他の排水溝に前記瓦本体の裏面に貫通する排水孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール用瓦。
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