JP4318608B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、横軸(水平軸又は傾斜軸)を中心に回転するドラムを有するドラム式洗濯機に関する。なお、一般にドラム式洗濯機は洗濯から乾燥までを連続的に行うことができるものであることが多いが、ここで言うドラム式洗濯機は乾燥が行えないものであってもよい。
ドラム式洗濯機は、円筒籠状のドラムを外槽内部に横軸を中心に回転自在に配置した構成を備えており、このドラム内に洗濯物を収容して水を貯留した外槽内で回転させることによって洗濯物の叩き洗いを行う。こうした一般的なドラム式洗濯機では、外槽の投入口とそれを閉鎖する扉体との間はパッキンなどシール部材によってシールされている。即ち、洗いやすすぎ、脱水においてドラムが回転しても外槽内から水が漏れ出さないように、外槽内はほぼ密閉された状態となっている。
このため、このように密閉に近い状態にある外槽内に給水される場合であって、特に給水圧が高くて勢いよく給水されるような場合には、外槽内の空気が急に逃げられないので、水が外槽内にうまく入り込まずに逆流してしまう虞がある。こうなると、例えば、洗剤容器を介して給水しているような場合には、洗剤容器を収容する収容部から水が機外へ漏れ出してしまう虞がある。
そこで、外槽の投入口を覆う扉体に、外槽内の空気を逃がすための逃がし孔を設け、勢いよく給水されたときに、流入してきた水によって押された外槽内の空気を外槽の外(大気中)に逃がすようにしたドラム式洗濯機がある。(例えば、特許文献1参照)
特開2003−311094号公報
上記の逃がし孔は、通常の運転状態において外槽内で水や泡が飛び散っても、これらが当たりにくいような位置に設けられており、水や泡が逃がし孔に入りにくい構造とされている。しかしながら、洗い行程時に、外槽内で比較的激しい泡立ちが生じた場合には、逃がし孔に泡が入り込み、泡によって孔が塞がれた状態になることがある。このような状態になると、次のすすぎ工程における給水時に、外槽内に流入してきた水に押された空気が逃がし孔から逃げられなくなるので、水が外槽内にうまく入り込まずに逆流してしまう虞が出てくる。
本発明は、ドラム式洗濯機に関し、このような課題を解消することを目的としている。
上記課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、外箱内に配設した外槽の内部に横軸型のドラムが回転自在に設けられ、外槽内に水を溜めた状態でドラムを回転させることによりドラム内に収容した洗濯物を洗濯するドラム式洗濯機であって、
前記外槽に設けた洗濯物の投入口を水封状態で閉鎖する扉体と、前記外槽に接続された給水管と、外部水源の水を前記給水管を通して外槽内に供給する給水手段と、この給水手段の動作を制御する給水制御手段と、前記外槽が前記扉体によって閉鎖状態にあるときに、外槽内の空気を槽外(大気中)に逃がすための逃がし孔部と、を備え、
前記給水制御手段は、すすぎ行程において、所定のすすぎ水位まで給水するときに、前記給水手段を間欠的に動作させることを特徴としている。
この構成では、すすぎ行程において、所定のすすぎ水位まで給水するときに、給水手段を間欠的に動作させるので、逃がし孔部が泡で塞がれていて外槽内の空気が十分に逃がせないような状態となっていても、給水の逆流が生じる前に給水を停止して、この停止中に逃がし孔部の泡で塞がれていない部分や給水管から空気を槽外(大気中)に逃がしながら外槽内に給水できる。よって、機外への水漏れを防止できる。
なお、給水手段としては、水道水源に接続される給水バルブや、風呂などの外部の貯水槽から水を吸い上げる給水ポンプなどが挙げられる。
請求項1の構成においては、請求項2に記載のように、前記給水制御手段は、オン時間よりもオフ時間が長くなるように前記給水手段を間欠的に動作させる構成とすることが好ましい。
このような構成とすれば、外槽内の空気を十分に逃がしながら給水を行うことができ、機外への水漏れをより確実に防止することができる。
また、請求項1の構成においては、請求項3に記載のように、前記給水制御手段は、複数のすすぎ行程における少なくとも最初のすすぎ行程において、前記給水手段を間欠的に動作させる構成とすることが好ましい。
逃がし孔部への泡の浸入は洗い行程において生じるため、最初のすすぎ行程の給水時に逃がし孔部が塞がれた状態になりやすい。よって、少なくとも最初のすすぎ行程で間欠給水を行うことにより、効果的に機外への水漏れを防止することができる。
なお、請求項4に記載のように、前記給水制御手段は、最初のすすぎ行程のみにおいて、前記給水手段を間欠的に動作させる構成としてもよい。
間欠的に給水する場合は、連続的に給水するよりも水を溜めるのに時間がかかる。一方、最初のすすぎ行程でドラムの回転によるすすぎ動作が行われると、そのときに僅かながらも逃がし孔部に水がかかり、その水で泡が消される場合がある。また、時間が長く経過すれば泡が自然に消えやすい。このため、2回目以降のすすぎ工程では、逃がし孔部が泡で塞がれた状態になりにくい。
よって、泡で塞がれた状態となる可能性が高い最初のすすぎ行程でだけ間欠給水を行うようにすることで、運転時間が長くなるのを極力抑えることができる。
さらに、請求項1の構成においては、請求項5に記載のように、前記外槽内の泡立ち具合を検知するための泡検知手段を備え、前記給水制御手段は、洗い行程中に前記泡検知手段によって所定量以上の泡立ちがあったことが検知されたとき、すすぎ行程において前記給水手段を間欠的に動作させる構成とすることが好ましい。
外槽内での泡立ちが多い場合に逃がし孔部が塞がれやすい。そこで、洗い行程において泡立ちが多いことを検知した場合に、すすぎ行程において間欠給水を行うようにすれば、効果的に水漏れを防止することができ、運転時間が長くなるのも抑えられる。
なお、逃がし孔部は、外槽自体や扉体、また、外槽に乾燥のための循環風路が接続されている場合には、この循環風路内に形成することができる。一方、請求項6に記載のように、逃がし孔部が扉体に形成されていると、泡立ちしたときに泡が逃がし孔部に入りやすいので、このような構成に、請求項1から5の構成を適用すれば、より大きな効果を得ることができる。
上記課題を解決するために成された請求項7に係る発明は、外箱内に配設した外槽の内部に横軸型のドラムが回転自在に設けられ、外槽内に水を溜めた状態でドラムを回転させることによりドラム内に収容した洗濯物を洗濯するドラム式洗濯機であって、
前記外槽に設けた洗濯物の投入口を水封状態で閉鎖する扉体と、前記外槽に接続された給水管と、外部水源の水を前記給水管を通して外槽内に供給する給水手段と、この給水手段の動作を制御する給水制御手段と、前記外槽が前記扉体によって閉鎖状態にあるときに、外槽内の空気を槽外に逃がすための逃がし孔部と、を備え、
前記給水制御手段は、すすぎ行程において、所定のすすぎ水位まで給水するときに、洗い行程において所定の洗い水位まで給水するときに比べ、給水能力を落とすように前記給水手段の動作を制御することを特徴としている。
この構成では、すすぎ行程での給水時には、洗い行程における給水時よりも給水能力(単位時間あたりの給水量)を落とすように給水手段を制御する。例えば、給水手段が給水バルブである場合、間欠的に開放(駆動)する。あるいは、連続的に開放するが、バルブの開放量を洗い行程に比べて少なくする(バルブの開放量が調整できる構成であることが前提)。また、例えば、給水手段が給水ポンプである場合には、間欠的に駆動する。あるいは、連続的に駆動するが、ポンプモータの回転数を洗い行程に比べて低下させて吐出能力を落とす(ポンプモータの回転数が調整できることが前提)。
このようにすれば、逃がし孔部が塞がれていても、外槽内の空気を、逃がし孔部の泡で塞がれていない部分や給水管から槽外(大気中)に逃がしながら、少しずつ外槽内に給水することができるので、給水の逆流による機外からの水漏れを防止することができる。
この発明に係るドラム式洗濯機によれば、洗い行程において、外槽内から空気を逃がすための逃がし孔部に泡が入り込み、泡によって逃がし孔部が塞がれても、次のすすぎ行程での給水時に給水の逆流による機外への水漏れを防止することができる。
以下、本発明の一実施例であるドラム式洗濯機について、図面を参照して説明する。
図1において、本ドラム式洗濯機の外形を成す外箱1は、左右両側面と後面とが一体に形成され、前面、下面、上面が開口した胴体部1aと、胴体部1aの上面に取り付けられた上面板1bと、胴体部1aの前面を着脱可能に覆う前面板1cと、胴体部1aが載せられる台座部1dとから構成される。胴体部1aの上面は、後部から前端にかけて前下がりの湾曲形状に形成されており、上面板1bも同様に前下がりの湾曲形状に形成されている。
上面板1bの前端部から後部にかけて左右方向の中央部には、縦に長い大きな洗濯物投入口2が形成されている。床面からこの洗濯物投入口2の前縁部までの高さは、使用者が洗濯物の出し入れをしやすいよう、日本女性の平均身長を考慮して約70cmに設定されている。
この洗濯物投入口2を開閉するための上蓋3は、洗濯物投入口2に沿ってスライド移動自在であって、閉鎖状態において、使用者が右側方に設けた蓋開ボタン5cを押すと、後方に自動的にスライドして洗濯物投入口2が開放する。開放した上蓋3を閉鎖する際には、使用者は上蓋3の前端部に設けられた取っ手3aに指をかけて手前に引く。上蓋3が完全に閉鎖されると、上蓋3はラッチ機構(図示せず)によりラッチされて閉鎖状態を保つ。
上蓋の左側後方には、横に開く蓋体で覆われた洗剤容器4が設けられている。また、上蓋3を挟んで右側には、前後方向に延伸して操作パネル5が設けられている。操作パネル5には、運転コースや予約時間等を設定するためなどの各種の操作キー5aと、これら設定に応じて点灯したり、洗濯行程の進捗状況を報知したり、或いは予約や運転の残り時間などを表示するための各種の表示器5bが適宜に分散して配置されている。なお、使用頻度が低い操作キー5aの一部は、後方に開く蓋体で覆われている。さらに、洗剤容器4の後方には、外部の給水栓等にホースを介して接続される水道水給水口6が設けられ、操作パネル5の後方には、風呂水ホースを介して風呂水を供給するための風呂水給水口7が設けられている。
次に、図2〜図4により内部構成について概略的に述べる。外箱1の内部にあっては、周面が略円筒形状で両端面がほぼ閉塞された外槽10が、外箱1の左右側面にそれぞれ端面が対向する状態で、左右両側上方から吊支する二本のばね11と、前後方向に外槽10の下部を支持する二本のダンパ12とにより適度に揺動自在に保持されている。この外槽10の内部には、洗濯物を内部に収容するための内槽として、多数の通水穴13aが穿孔された略円筒形状の周面とほぼ閉塞された両端面とを有する横軸型のドラム13が、左右方向に延伸する水平軸線Cを中心に回転自在に設けられている。このドラム13の内周面には、回転に伴って洗濯物を掻き上げるためのバッフル13bが、水平軸線Cの周りに略120°の角度間隔で設けられている。
ドラム13の左端面中央に固着された主軸14は、外槽10の左端面に固定されている第1軸受ケース16に保持された軸受17により支承されている。他方、ドラム13の右端面中央に固着された補助軸15は、外槽10の右端面に固定されている第2軸受ケース18に保持された軸受19により支承されている。この主軸14及び補助軸15により上記水平軸線Cが形成される。外槽10の左端面から側方へと突出した主軸14の先端には、アウタロータ型のモータ20のロータ20bが固定され、一方、モータ台を兼ねる第1軸受ケース16にはモータ20のステータ20aが固定されている。図示しない制御回路からステータ20aに駆動電流が供給されるとそれによってロータ20bが回転し、主軸14を介してロータ20bと同一の回転速度でドラム13が回転駆動される。
外槽10の周面の上部から斜め前方にかけて、外箱1の洗濯物投入口3と一致する位置に、洗濯物を出し入れするための外槽開口100が設けられ、外槽開口100は左右水平方向に延伸する軸を中心に回動自在に設けられた外槽扉101(本発明の扉体)により開閉自在となっている。また、ドラム13の周面(胴部)にも洗濯物を出し入れするためのドラム開口130が設けられ、ドラム開口130は、前後方向に観音開き構造を有する二枚の扉体131a,131bから成るドラム扉131により開閉自在となっている。但し、ドラム13は回転可能であるため、ドラム開口130が外槽開口100と径方向に一致した位置でドラム13が停止状態を維持するように、ステータ20aの下方にはドラムロック装置21が設けられており、ドラム13停止時にはドラムロック装置21から突出するピンとロータ20bに形成されている係合凹部とが噛み合い、ドラム13の停止位置が決まるように構成されている。
外槽10の右側底部には排水口22が設けられ、排水口22はトルクモータの動作により開閉する排水バルブ23を介し、図示しない排水ホースを通して外部の排水溝へと接続されている。また、外槽10の最底部には一段窪んだ凹陥部10aが形成されており、そこにはほぼ水平に延在する水加熱ヒータ24が配設されており、外槽10内に貯留された水を適度な温度に加熱することができるようになっている。
その凹陥部10aよりも前方側の外槽10底部には、外槽10内に貯留された水を電気分解するために複数枚の板状の電解用電極25aを電解室25b内部に備えた電解水生成部25が、外槽10に対して着脱可能に配設されている。電解水生成部25の電解室25bと外槽10とは、上下にそれぞれ略水平に延びる二本の連通管25c,25dで連結されている。電解用電極25aは耐腐食性を有するべくチタンの表面に白金をコーティングしたものであり、この電解用電極25aが水中に没する状態で電解用電極25a間に所定電圧を印加すると、次亜塩素酸などの含塩素物質と活性酸素種とを含む電解水が生成され、これによって洗い性能を高めることができるとともに除菌作用を発揮することができる。
図1に示したように、外箱1の上面後部には、一端が水道栓に接続される水道水給水ホースの他端が接続される水道水給水口6と、一端が例えば風呂の浴槽内に貯留された水に浸漬される風呂水ホースの他端が接続される風呂水給水口7とが設けられている。図4に示すように、水道水給水口6は給水バルブ30(本発明の給水手段)の水導入口に接続され、風呂水給水口7は風呂水ポンプ31(本発明の給水手段)の吸入口に接続されている。給水バルブ30の複数の水導出口には大別して洗剤給水路32と柔軟仕上剤給水路33とが接続され、それぞれ洗剤投入器35に内装される洗剤容器4の洗剤収容部4aと柔軟仕上げ剤収容部4bとに水を吐き出すように構成されている。また、洗剤給水路32は分岐され、風呂水ポンプ31に呼び水を供給する呼び水配管34となっている。風呂水ポンプ31の吐出口に接続された風呂水給水路36も洗剤容器4の洗剤収容部4aに水を吐き出すように構成されている。なお、図示していないが、給水バルブ30からは乾燥運転時の除湿用の冷却水を流す除湿水路も設けられている。
洗剤容器4に吐き出された水はいずれも、最終的には洗剤投入器35から給水管37を通り、外槽10の後部側の注水口から外槽10内に流れ込む。而して、水道水は給水バルブ30におけるバルブ開閉制御に応じて、風呂水は風呂水ポンプ31の動作に応じて、いずれも洗剤投入器35を介して給水管37から外槽10へと供給される。
外槽10の凹陥部10a後方側には、外槽10の左右方向の略中央付近に設けられた開口10bから右端面側に延伸する筒状の管路10cが外槽10と一体に形成されており、該管路10cは乾燥運転の際に外槽10内に加熱空気を循環的に供給するための乾燥循環風路の一部となっている。図示しないが、乾燥循環風路の他の主要部分は外槽10の右端面及び第2軸受ケース18の外側及び後方に配設され、乾燥循環風路内には、外槽10内から上記開口10bを介して取り出された湿った空気を除湿するための除湿器、除湿された空気を加熱するための乾燥用ヒータ、外槽→除湿器→ヒータ→外槽という循環的な空気流を発生させる送風ファンなどが設けられている。
図5に示すように、外槽扉101のハウジングは、下方開口状の上部部材101aと上方開口状の下部部材101bとの二部材からなり、それらはいずれもプラスチック成形品である。上部部材101aと下部部材101bの継ぎ目は、シール部材であるパッキン51によるシール位置より上方にある。即ち、外槽10の外にある。
外槽扉101は、内部が中空状に形成されており、内部には多数のリブ52が設けられている。即ち、下部部材101bの内底面から上部材の内天面に向けて多数のリブ52が立設されている。外槽扉101の内部前方には、その手前側の外槽10の縁部10aに係合することで外槽扉101を閉鎖状態に保つためのラッチ機構53が設けられている。また、このラッチ機構53によるラッチ状態を解除するために操作される操作レバー54が設けられている。
前記外槽扉101の下部部材101bにおいて、回転軸部101cが形成されている後ろ側面における右端の位置(正面視による)には、外槽扉101が閉じた状態で外槽10内に臨み、外槽10内の空気を外槽扉101の内部を介して外槽10の外に逃がすための逃がし孔部55が設けられている。この逃がし孔部55は、図6に示すように、下部部材101bの後ろ側面の最下部に設けた下孔55aとそれより少し上に設けた上孔55bとからなる。
図7は本ドラム式洗濯機の電気系ブロック構成図である。制御部56(本発明の給水制御手段)はCPU、ROM、RAM、タイマなどを含むマイクロコンピュータを中心に構成されており、ROMに格納されている制御プログラムに基づいて、後述するような洗濯に関する各行程の運転動作等の各種の制御を実行する。制御部56には、操作キー5a、表示器部5b、外槽10内に貯留された水の水位を検知する水位センサ57、外槽10から排気された空気の温度を検知する温度センサ58、上蓋3の開閉を検知するドアスイッチ59などが接続されている。また、制御部56には負荷駆動部60が接続されており、この負荷駆動部60を介してモータ20、ブロアモータ61、乾燥用のヒータ62、給水バルブ30、風呂水ポンプ31、排水バルブ23等の動作を制御する。
以上のような構成において、洗い行程やすすぎ行程において、制御部56からの指令によって給水バルブ30が開き、外槽10内に給水がされると、外槽10内の空気は給水圧に押されて、逃がし孔部55から外槽扉101の内部に流れ込む。そして、扉内部に入った空気は、上部部材101aと操作レバー54の間の隙間や上部部材101aと下部部材101bの継ぎ目の隙間から外槽10の外へ排出される。よって、外槽10内に勢いよく給水がなされても、給水が逆流するようなことがなく、洗剤投入器35から機外に水が漏れるのを防止できる。
洗いやすすぎ、脱水時には、外槽扉101における外槽10内に臨んでいる面には、ドラム13の回転により水や泡が当たる。しかし、逃がし孔部56は、水が当たりにくい後ろ側面に設けられており、さらにこの後ろ側面は、外槽扉101が閉じた状態で外槽10の縁部の立壁10bに近接している。このため、水や泡が逃がし孔部55から外槽扉101の内部に入りにくい。また、僅かに水や泡が入ったとしても、外槽扉101の内部には水が貯まるスペースがあることや、多数のリブ52が設けられていることにより、外部には漏れにくい。さらに、下部部材101bは下面が円弧状になっていて、後端部分では逃がし孔部55に向かって低くなるよう下面が傾斜しているので、最下部の下孔55aから水や泡を外槽10内に戻すことができる。
ところで、投入された洗剤が多いような場合には、洗い行程のドラム13の回転(洗い動作)によって、通常時に比べて、外槽10内の泡立ちが大きくなる場合がある。この場合には、逃がし孔部55に泡が入り、逃がし孔部55の下孔55a、上孔55bの全部、あるいは一部が泡によって塞がれることがある。こうなると、外槽10内の空気が十分に逃がせなくなる虞がある。
そこで、本ドラム式洗濯機では、洗い行程に続いて行われる複数(例えば、2回)のすすぎ行程のうち最初のすすぎ行程において、制御部56は、外槽10内の水位が所定のすすぎ水位に達するまで、給水バルブ30を間欠的に動作させる。本実施例では、例えば、給水バルブ30のオン時間を3秒、オフ時間を5秒としている。即ち、所定の洗い水位まで給水バルブ30を連続的にオンする洗い行程に比べ、給水能力(単位時間当たりの給水量)が低下するように給水バルブ30を制御している。
また、所定のすすぎ水位ですすぎを行っているときに、洗濯物が吸水して水位が低下すると、水位をすすぎ水位まで戻す補給水の動作を行うが、この補給水の給水時にも、同様に間欠給水を行う。
本ドラム式洗濯機では、このように間欠給水を行うことによって、給水バルブ30のオン動作によって外槽10内に流れ込んだ水で押された空気を、給水バルブ30のオフ時(給水停止時)に、逃がし孔部55の泡で塞がれていない部分から外槽10の外に逃がしたり、また、給水管37を通して洗剤投入器35から機外へ逃がしたりできる。したがって、この最初のすすぎ行程での給水の際に、泡によって逃がし孔部55が塞がれていても、給水が給水管37から洗剤容器4側に逆流してしまうのを防止でき、水が機外に漏れるのを防止できる。
特に、本ドラム式洗濯機では、オン時間よりもオフ時間が長くなるように給水バルブ30を制御しているので、外槽10内の空気を十分に逃がすことができ、より確実に機外への水漏れ防止することができる。
なお、2回目以降のすすぎ行程においては、間欠給水は行わず、所定のすすぎ水位まで連続的に給水バルブ30をオンして給水する。最初のすすぎ行程でドラム13の回転によるすすぎ動作が行われると、そのときに僅かながらも逃がし孔部55に水がかかり、その水で泡が消される場合がある。また、時間が長く経過すれば泡が自然に消えやすい。このため、2回目以降のすすぎ行程では、逃がし孔部55が泡で塞がれた状態になりにくい。よって、泡で塞がれた状態となる可能性が高い最初のすすぎ行程でだけ間欠給水を行うようし、2回目以降のすすぎ行程では連続的に給水することで、運転時間が長くなるのを極力抑えることができる。但し、運転時間よりも水漏れ防止効果を優先するのであれば、少なくとも2回目のすすぎ行程で間欠給水を行うようにしてもよい。
以上、本発明のドラム式洗濯機の一実施例について説明したが、本発明は、上記の実施例に限定されるものではない。
例えば、逃がし孔部55は、外槽扉101に設けているが、これに限らず、外槽10自体や外槽10に連通する乾燥循環風路に設けてもよい。この場合、外槽10自体や乾燥循環風路の上部に設けることが好ましい。
また、本実施例では、最初のすすぎ行程において、常に間欠給水を行うようにしているが、外槽10内の泡立ち具合を検知する泡検知手段、例えば一対の電極からなるセンサを外槽10内あるいは乾燥循環風路内の適当な高さ位置に設け、洗い行程において、このセンサによって所定量以上の泡立ちが検知されれば、最初のすすぎ行程において間欠給水を行うようにしてもよい。このようにすれば、効果的に水漏れを防止することができ、運転時間が長くなるのも抑えられる。
さらに、最初のすすぎ行程において、風呂水ポンプ31(給水ポンプ)を駆動して風呂水を給水する場合には、風呂水ポンプ31を間欠的に動作するようにしてもよい。このときも、オン時間よりもオフ時間が長くなるように風呂水ポンプ31を制御することが好ましい。
さらに、給水バルブ30がバルブの開放量を調整できる構成である場合には、最初のすすぎ行程においては、洗い行程よりもバルブの開放量を小さくして、給水流量が小さくなるようにしてもよい。風呂水ポンプ31がポンプモータの回転数を調整できる構成のものである場合にも、最初のすすぎ行程においては、洗い行程よりも回転数を低下させて吐出量が少なくなるようにしてもよい。
さらに、本実施例のドラム式洗濯機は、ドラムの周面に開口を有するとともに、外箱の上面に洗濯物投入口を有する、いわゆるトップローディングタイプのものであるが、ドラムの前面に開口を有するとともに、外箱の前面に洗濯物投入口を有する、いわゆるフロントローディングタイプのものでもよい。また、本実施例のドラム式洗濯機は、外槽開口と洗濯物投入口とを、それぞれ外槽扉と上蓋とで閉鎖する構成であるが、これに限らず、外槽開口と洗濯物投入口とをシール部材(パッキン)を介してつなぎ、上蓋のみで外槽開口と洗濯物投入口とを閉鎖する構成のドラム式洗濯機であってもよい。この場合、上蓋(フロントローディングタイプでは前扉)が本発明の扉体となる。
その他、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更や修正を行える。
本発明の一実施例によるドラム式洗濯機の外観斜視図。 本実施例のドラム式洗濯機の内部の要部の正面縦断面図。 本実施例のドラム式洗濯機の内部の要部の右側面縦断面図。 本実施例のドラム式洗濯機の給水部を中心に描いた構成図。 本実施例のドラム式洗濯機における外槽扉周辺の構成を示す要部の縦断面図。 本実施例のドラム式洗濯機における外槽扉を構成する下部部材の要部の縦断面図。 本実施例のドラム式洗濯機の要部の電気系構成図。
符号の説明
1 外箱
10 外槽
100 外槽開口(投入口)
101 外槽扉(扉体)
13 ドラム
30 給水バルブ(給水手段)
31 風呂水ポンプ(給水手段)
37 給水管
56 制御部(給水制御手段)
55 逃がし孔部

Claims (7)

  1. 外箱内に配設した外槽の内部に横軸型のドラムが回転自在に設けられ、外槽内に水を溜めた状態でドラムを回転させることによりドラム内に収容した洗濯物を洗濯するドラム式洗濯機であって、
    前記外槽に設けた洗濯物の投入口を水封状態で閉鎖する扉体と、前記外槽に接続された給水管と、外部水源の水を前記給水管を通して外槽内に供給する給水手段と、この給水手段の動作を制御する給水制御手段と、前記外槽が前記扉体によって閉鎖状態にあるときに、外槽内の空気を槽外に逃がすための逃がし孔部と、を備え、
    前記給水制御手段は、すすぎ行程において、所定のすすぎ水位まで給水するときに、前記給水手段を間欠的に動作させることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記給水制御手段は、オン時間よりもオフ時間が長くなるように前記給水手段を間欠的に動作させる請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記給水制御手段は、複数のすすぎ行程のうち少なくとも最初のすすぎ行程において、前記給水手段を間欠的に動作させる請求項1または2記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記給水制御手段は、最初のすすぎ行程のみにおいて、前記給水手段を間欠的に動作させる請求項3記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記外槽内の泡立ち具合を検知するための泡検知手段を備え、前記給水制御手段は、洗い行程中に前記泡検知手段によって所定量以上の泡立ちがあったことが検知されたとき、すすぎ行程において前記給水手段を間欠的に動作させる請求項1から4のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記逃がし孔部は、前記扉体に形成されている請求項1から5のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  7. 外箱内に配設した外槽の内部に横軸型のドラムが回転自在に設けられ、外槽内に水を溜めた状態でドラムを回転させることによりドラム内に収容した洗濯物を洗濯するドラム式洗濯機であって、
    前記外槽に設けた洗濯物の投入口を水封状態で閉鎖する扉体と、前記外槽に接続された給水管と、外部水源の水を前記給水管を通して外槽内に供給する給水手段と、この給水手段の動作を制御する給水制御手段と、前記外槽が前記扉体によって閉鎖状態にあるときに、外槽内の空気を槽外に逃がすための逃がし孔部と、を備え、
    前記給水制御手段は、すすぎ行程において、所定のすすぎ水位まで給水するときに、洗い行程において所定の洗い水位まで給水するときに比べ、給水能力を落とすように前記給水手段の動作を制御することを特徴とするドラム式洗濯機。
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