JP4317539B2 - 薬液塗布システム、薬液塗布方法および薬液付与ティシュペーパーの製造方法 - Google Patents

薬液塗布システム、薬液塗布方法および薬液付与ティシュペーパーの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ティシュペーパーに香料等の薬液を塗布するシステムおよび塗布方法ならびに薬液付与ティシュペーパーの製造方法に関する。
箱詰型ティシュペーパーの製造設備の従来例として、例えば次のようなものがある。すなわち先ず、抄紙装置において薄葉紙を抄造し、これを巻き取り一次原反ロール(一般にジャンボロールともいわれている)を製造し、次いで図4に示すように、この一次原反ロールJR,JRをプライマシン100にセットし、複数の一次原反ロールJR,JRから繰り出した一次連続シート101,102を重ね合わせて巻き取るとともに輪切り(幅方向に複数に分割)にし、複数枚のプライからなる二次原反ロール110を製造する。
プライマシンで製造した二次原反ロールは、プライマシンから取り出された後、インターフォルダにセットされる。図5は、折板タイプのインターフォルダ1を示している。図中には、インターフォルダ1の原反ロール支持部2にセットされた二次原反ロールRが示されている。この二次原反ロールRは、必要数が図示平面と直交する方向に横並びでセットされるものであり、本例の場合予め図示しないプライマシンによって製品ティシュペーパーの幅にスリットされ、製品ティシュペーパーの複数倍幅、例えば2倍幅で巻き取られた原反ロールRがセットされる。
二次原反ロールRから繰り出された二次連続シート(以下、単にシートという)3A,3Bは、ガイドローラG1,G1等の案内体を介して折畳機構部20へ送り込まれる。そして、折畳機構部20においては、図5及び図6にも示すように、折板P,P…が必要数並設され折板群21が形成されており、各折板P,P…に対して一対のシート3A,3Bをそれぞれ案内するガイドローラG2,G2や案内棒G3,G3などの案内体がそれぞれ適所に配設され、また折板P,P…の下側には折り畳まれ積み重ねられた積層物30を受けて搬送するコンベア22が配設されている。
この種の折板P,P…を用いた折り畳み機構は例えば米国特許4,052,048号特許明細書等によって公知のものであり、一般には折板タイプ又はマルチスタンド方式インターフォルダと呼ばれており、図7に示すように、各シート3A,3B…をZ字状に折り畳みながら、かつ隣接するシート3A,3B…の側端部相互を掛け合わせながら積み重ねるものである。
この折り畳み機構の折板との関係を図示したものが図8〜図11である。簡単に説明すると、図8〜図11に示すように、先ず各折板Pに対して一対のシート3A,3Bが案内され、この際これらシート3A,3Bは案内棒(フォーミングバー)G3の外面に沿って方向転換されるとともに側端部相互が重なるように位置をずらされながら案内される。ここに、この折板に案内された時点で側端部が下側に重なっているシートを第1のシート3Aとし、上側に重なっているシートを第2のシート3Bとすると、これらシート3A,3Bは、図7及び図9に示すように第1のシート3Aにおける第2のシートと重なっていない側端部e1が、折板の側板P1によって第2のシート3Bの上側に折り返されるとともに、図7および図10に示すように第2のシート3Bにおける第1のシート3Aと重なっていない側端部e2が、折板PのスリットP2から折板上に引き込まれるようにして下側に折り返され、この際、図7及び図11に示すように、上流の折板Pにおいて折り畳まれ積み重ねられたシート3Aの最上層の折り返し端部e3が、折板PのスリットP2から第2のシート3Bの折り返し部分間に案内される。かくして、各シート3A,3B…はZ字状に折り畳まれるとともに隣接するシート3A,3Bの側端部相互が掛け合わされ、製品使用時において、最上位のティシュペーパーを引き取ると次のティシュペーパーが引き出されるようになる。
このようにしてインターフォルダ1で製造した折り畳み積層物30は、後段設備において長手方向に所定の間隔をおいて裁断され、箱詰め、包装等の処理を経てティシュペーパー製品となる。
ところで、香料等の薬液が塗布されたティシュペーパーはよく知られるところである。かかるティシュペーパー製品を製造するにあたっては、ティシュペーパーに薬液を付与する工程が必要となるが、従来、かかるティシュペーパーへの薬液付与は、上述のインターフォルダにセットされる前の連続シートに対して薬液を散布等することにより行われている。すなわち、薄葉紙を抄造したのち一次原反ロールJRを巻き取る前の連続薄葉紙シート、あるいは二次原反ロールとする前の一次原反ロールJR,JRから繰り出した一次連続シート101,102に対して薬液が付与されている。薬液付与は、巻き取り前の連続シートに対して薬液を印刷して付与する方法、あるいは流れる一次連続シート等の上方あるいは下方から、この連続シートの幅方向に沿って薬液を散布することにより行われる。
特開2002−347146 特開2001−252214
しかしながら、かかる従来の薬液付与は、以下の欠点がある。(1)一次原反ロール(ジャンボロール)や二次原反ロールに巻き取る前の一次連続シートなどは、非常に幅広であるため、幅方向に渡って均一に薬液を散布することが難しく付与むらを生ずることがある。(2)上記幅広の連続シートに対して薬液を付与すると、薬液中の揮発成分が多量に工場内に飛散するため工場内環境が悪化する。(3)また、連続薄葉紙シートや一次連続シートなどは製品製造の初期段階であるため、この段階で薬液を付与すると、インターフォルダ等の次工程へ移送する過程で一部の薬液が揮発し、製品としたときに品質のばらつきが生ずるおそれがある。(4)さらに、揮発を考慮して過多に薬液を塗布しなければならず、不必要に薬液を使用する。(5)また、特に印刷によって薬液を付与する場合には、転写ロール等の大掛かりな印刷設備が必要となるほか、操業速度の低下の原因となる。
そこで、本発明の主たる課題は、薬液が付与されたティシュペーパーにおける薬液の付与むら等をなくして製品品質のばらつきをなくすとともに、不必要な薬液の使用量を低下させて製造コストを削減することにある。
そして、この課題を解決した本発明およびその作用効果は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
原反ロール支持部と折畳機構部とを備え、前記原反ロール支持部に取り付けられた原反ロールから繰り出される連続シートをその連続方向に沿って移送するとともに前記折畳機構部で折り畳むインターフォルダにおいて、前記連続シートに対して薬液を塗布するシステムであって、
前記原反ロール支持部から折畳機構部に至る連続シートの案内経路に設けられた、連続シートの移送過程で当該連続シートを巻き掛けて方向転換する、自身が回動しない案内棒の少なくとも1つの案内棒の外面に塗布口が形成されており
この塗布口に対して薬液の吐出装置が接続されている、
ことを特徴とする薬液塗布システム。
(作用効果)
連続シートを案内する少なくとも1つの案内体自体に塗布口を形成することにより、案内体との接触時に幅方向により均一に効果的に薬液を塗布することができる。
そして、インターフォルダにおいては、原反ロール支持部から折畳機構部に至る案内経路を流れる連続シートの幅が製品幅と同幅である。従って、一次連続シートなどと比較して非常に幅狭なシートに薬液を付与することになるため、幅方向に渡って均一に薬液を塗布しやすく、塗布むらがなくなる。また、インターフォルダで形成された折り畳み積層物は裁断後に直ぐに収納箱に収められることになる。従って、本構成では薬液塗布後のペーパーが直ぐに収納箱内に収められることになり、薬液中の揮発成分が多量に工場内に飛散して工場内環境が悪化することがない。また、薬液揮発に伴う品質のばらつきが生ずるおそれも少なくなる。さらに、製品初期で薬液を塗布する場合と比較して過多に薬液を使用する必要もなくなる。
また、印刷ではなく案内体の外面に設けた塗布口から連続シートに薬液を塗布するので、印刷設備などは必要ではないし、操業速度の低下もない。
なお、本発明における折畳機構部に至る案内経路とは、折畳機構部をも含む意味である。ただし、本発明において薬液を付与する連続シートには、折り畳み積層物は含まれない。
また、移送過程で当該連続シートを巻き掛けて方向転換する案内体は、常に幅方向に渡って均一に連続シートと接触することになるため、かかる案内体自体に塗布口を形成することにより、連続シートの幅方向に渡ってより均一に薬液を塗布することができる。
<請求項2記載の発明>
前記インターフォルダが;
予め製品ティシュペーパーの幅に合わせてスリットが入れられた、複数枚のプライが製品ティシュペーパーの複数倍幅で巻き取られた原反ロールを、前記原反ロール支持部にそれぞれ取り付け、これらの原反ロールから繰り出した複数の連続シートを前記折畳機構部に案内して折り畳みながら積み重ねるように構成した、インターフォルダである請求項1記載の薬液塗布システム。
(作用効果)
特に、本構成のインターフォルダに好適である。
<請求項3記載の発明>
前記塗布口が、前記案内棒を通過する連続シートに臨む部位に形成されている、請求項1又は2に記載の薬液塗布システム。
(作用効果)
本構成は、案内体を通過した直後に連続シートに薬液が付与されることになる。よって、少なくとも当該案内体は、薬液付与後の連続シートと擦れることがない。従って、当該案内体との摩擦による揮発や接触によって薬液が案内体に取られることによって、連続シートに付与した薬液が減少することがない。また、連続シートに付与された薬液が次の案内体等に接触するまでの間に薬液がシート内に浸透する時間が担保される。
<請求項4記載の発明>
塗布口が複数あり、案内棒の長手方向に沿って列状となって塗布口群列を形成し、この塗布口群列の長さが前記案内体における連続シートの通過幅よりも長くされており、かつこの塗布口の開口が0.5〜2mmΦとされている、請求項1〜3の何れか1項に記載の薬液塗布システム。
(作用効果)
案内体が棒状をなしている場合、その長手方向に沿って必要十分な長さの列状塗布口群を設けると共に、適度な塗布口の開口も設けることにより、連続紙の移送を乱さずに、効率良く薬液を塗布することができる。
<請求項5記載の発明>
前記塗布口群列の塗布口間の距離が1〜3mmとされている、請求項5記載の薬液塗布システム。
(作用効果)
適度な塗布口間の距離があることにより、幅方向に渡って均一に薬液を塗布しやすく、塗布むらがなくなる。
<請求項6記載の発明>
原反ロール支持部と折畳機構部とを備え、前記原反ロール支持部にセットされた原反ロールから繰り出される連続シートをその連続方向に沿って移送するとともに折畳機構部で折り畳むインターフォルダにおいて、前記連続シートに対して薬液を塗布する方法であって、
前記原反ロール支持部から折畳機構部に至る連続シートの案内経路に設けられた、連続シートの移送過程で当該連続シートを巻き掛けて方向転換する、自身が回動しない案内棒の少なくとも1つ案内棒の外面に設けられた塗布口から、前記連続シートに対して薬液を塗布することを特徴とする薬液塗布方法。
(作用効果)
インターフォルダにおける製品幅と同幅の幅狭の連続シートに薬液を塗布するので、幅方向に渡って均一に薬液を塗布しやすく、塗布むらがなくなる。また、薬液塗布後のペーパーが直ぐに収納箱内に収められるため、薬液中の揮発成分が多量に工場内に飛散して工場内環境が悪化することがない。また、薬液揮発に伴う品質のばらつきが生ずるおそれも少なくなる。さらに、製品初期で薬液を塗布する場合と比較して過多に薬液を使用する必要もなくなる。
<請求項7記載の発明>
原反ロール支持部と折畳機構部とを備え、前記原反ロール支持部にセットされた原反ロールから繰り出される連続シートをその連続方向に沿って移送するとともに折畳機構部で折り畳むインターフォルダにおける、前記原反ロール支持部から折畳機構部に至る連続シートの案内経路に設けられた、連続シートの移送過程で当該連続シートを巻き掛けて方向転換する、自身が回動しない案内棒の少なくとも1つの案内棒の外面に設けられた塗布口から、
前記連続シートに対して薬液を塗布することを特徴とする、ことを特徴とする薬液付与ティシュペーパーの製造方法。
(作用効果)
請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
以上、詳述のとおり本発明によれば、薬液が付与されたティシュペーパーにおける薬液の付与むら等がなくなり、製品品質のばらつきがなくなるとともに、不必要な薬液の使用量が低下し、製造コストを削減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、前述のインターフォルダにおける案内体のうち、特にフォーミングバーとも呼ばれる案内棒において薬液塗布を行う例に基づき詳説する。
図1は、前述した折畳機構部20を有するインターフォルダに対して、本発明の薬液塗布システムを適用した例を示しており、案内棒G3,G3…のそれぞれに塗布口10が形成され、この塗布口10に対して吐出装置11が接続されている。
より詳細には、図2及び図3に示すように、案内棒G3は中空丸棒状をなしており、その外周面に二次連続シート3が巻き掛けられることにより、シート3は方向転換されつつ案内される。そして、案内棒G3の外面には、長手方向に沿って複数の塗布口10が列をなして開口されている。塗布口群列10の形成位置は、シート3の通過経路等を考慮して適宜定めることができ、例えばシート3の入側aや、シート3の接触部分bに形成することもできるが、案内棒G3を通過したシート3を臨む部位、具体的にはシートの出側cに形成するのが好ましい。
また、このような塗布口形態では、この塗布口群列10,10の長さは案内棒G3におけるシート3の通過幅よりも長くする(箱詰めティシュペーパーのインターフォルダの場合、例えば400mmとする)のが好ましく、また一つの塗布口の開口は0.5〜2mmΦ程度とするのが好ましい。望ましくは1mmΦ程度とするのが良い。特に開口が広過ぎる場合、連続シートに過度に薬液が付与されて移送が乱されたり、薬液が直接付与される面と付与されない面で連続シートの湿潤状態が異なることになり、表裏差が生じて連続シートの破れを引き起こすことになる。反対に小さ過ぎると連続シートに対する薬液付与作用時間が短くなり、十分に薬液が付与できなくなる。さらに、塗布口間の距離は1〜3mm程度とするのが好ましい。望ましくは2mm程度とするのが良い。特に距離が大き過ぎる場合、連続シートに薬液が付与されない部分が生じ易くなり、塗布むらの原因に繋がる恐れがある。反対に小さ過ぎると、薬液が付与されない部分が生じにくくなるが、連続シートに多量の薬液が付与された部分と少量の薬液が付与された部分が生じ易くなり、塗布むらの原因に繋がるだけでなく、破れを引き起こすことになる。
塗布口10に対しては吐出装置11が接続される。吐出装置11は貯留タンクに溜められた薬液を塗布口へ圧送するポンプ手段で構成されている。ポンプ手段により、薬液を連続的に塗布口に圧送され、塗布口から薬液が連続シートに散布あるいは噴霧等されて付与される。ポンプ手段は、既知のものを用いることができる。
インターフォルダ1の操業時においては、シート3が連続的に案内棒G3を通過して方向転換され、折板Pに対して供給される。この際、本発明の薬液付与システムを作動させ、案内棒G3に形成した塗布口10を介して薬液塗布が行われる。塗布は操業中連続的に行うのが好ましいが、断続的、あるいは任意の時に行うこともできる。
本実施形態の位置に塗布口10を形成して、案内棒G3を通過したシートに対して薬液を付与するようにすると、薬液付与後のシートが案内棒G3と擦れによって薬液付与面が削られることがない。また、本構成では、図3に示すように、薬液噴射に伴ってシート3が案内棒から遠ざけられるように作用することになり、他の部位に設ける場合と比べて、案内棒G3における摩擦抵抗の増加を少なくできる。従って、摩擦抵抗の増加による操業速度の低下を防止できる利点もある。塗布口10,10から薬液を噴射して連続シート3に薬液を付与する場合には、特に、案内棒G3との連続シート3との摩擦が少なくなる。
(その他)
(イ)本発明の案内体は、特に好適には前述のとおりフォーミングバーと呼ばれる、移送過程で二次連続シートを巻き掛けて方向転換する案内体(案内棒)G3であるが、これに限定されるものではない。本発明における案内体は、原反ロールR支持部から折畳機構部20に至る連続シートの案内経路に設けられた案内体であり、その形状や大きさにより限定されるものではない。好適には、連続シート3に対してその幅方向にわたって接触して支持して案内するものである。フォーミングバーG3のような、通常それ自体が回動しないものである。
(ロ)また、連続シート3から製造される製品がティシュペーパーであることに限定されない。また、このことからも判るように、ティシュペーパーに用いる場合であっても、上記例のようなインターフォルダに限定されず、他のタイプのインターフォルダ、例えばロータリー方式インターフォルダに適用することもできる。
(ハ)塗布口10は一つの案内体G1〜G3あたり一つ設ける他、複数設けることもでき、この場合、塗布口10の位置をずらして、例えば、図3における案内体G3の入側aと出側cに塗布口群を形成したり、シート接触部分bと出側cに形成したりすることができる。
(ニ)本発明において付与する薬液としては、既知の香料、湿潤剤、柔軟剤、平滑剤、消臭剤などが挙げられる。
香料としては、例えば、メントール、ミント、ラベンダー、ローズマリーなどのハーブ系の香り成分、バラの香り成分、柑橘系の香り成分、ヒノキの香り成分など天然系の香料、あるいは合成系の香料などが挙げられる。
湿潤剤としては、グリセリン、ジグリセリン、ソルビット、ペンタエリスリットなどの多価アルコールが挙げられる。
柔軟剤としては、第4級アンモニウム塩、アミン塩、またはアミンが挙げられる。平滑剤としては、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコン、ポリエーテルシリコンオイルなどのポリシロキサンが挙げられる。
消臭剤としては、ヒバ、ヒノキ、杉などの木材抽出物、カミツレ、ササ、ヨモギ、茶、シソなどの植物抽出物などの各種精油などが挙げられる。
これらの薬液は、粘度等を調製した原液でも使用することができるが、水に希釈して使用することもできる。特に、水に希釈した場合、水分の含有比率が大きいと薬液が直接付与される面と付与されない面で連続シートの湿潤状態が異なることになり、表裏差が生じて連続シートの破れを引き起こすことになる。好ましくは、水分含有比率が13%以下の方が良い。
本発明は、箱詰めティシュペーパーのほか、インターフォルダを用いて積層物を作成したのち収納箱に収める種の製品、例えば、キッチンペーパー、ペーパータオル等にも利用可能である。
本発明に係る紙粉除去システムの概略図である。 案内体部分の拡大図である。 案内体の横断面図である。 プライマシンの概略図である。 インターフォルダの側面図である。 折畳機構部の正面図である。 折り畳み方を示す縦断面図である。 折板部分の要部拡大斜視図である。 折り畳み方を示す要部拡大斜視図である。 折り畳み方を示す要部拡大斜視図である。 折り畳み方を示す要部拡大斜視図である。
1…インターフォルダ、2…原反ロール支持部、R…二次原反ロール、3,3A,3B…二次連続シート、10…塗布口、11…吐出装置、12…薬液タンク、20…折畳機構部。

Claims (7)

  1. 原反ロール支持部と折畳機構部とを備え、前記原反ロール支持部に取り付けられた原反ロールから繰り出される連続シートをその連続方向に沿って移送するとともに前記折畳機構部で折り畳むインターフォルダにおいて、前記連続シートに対して薬液を塗布するシステムであって、
    前記原反ロール支持部から折畳機構部に至る連続シートの案内経路に設けられた、連続シートの移送過程で当該連続シートを巻き掛けて方向転換する、自身が回動しない案内棒の少なくとも1つの案内棒の外面に塗布口が形成されており
    この塗布口に対して薬液の吐出装置が接続されている、
    ことを特徴とする薬液塗布システム。
  2. 前記インターフォルダが;
    予め製品ティシュペーパーの幅に合わせてスリットが入れられた、複数枚のプライが製品ティシュペーパーの複数倍幅で巻き取られた原反ロールを、前記原反ロール支持部にそれぞれ取り付け、これらの原反ロールから繰り出した複数の連続シートを前記折畳機構部に案内して折り畳みながら積み重ねるように構成した、インターフォルダである請求項1記載の薬液塗布システム。
  3. 前記塗布口が、前記案内棒を通過する連続シートに臨む部位に形成されている、請求項1又は2に記載の薬液塗布システム。
  4. 塗布口が複数あり、案内棒の長手方向に沿って列状となって塗布口群列を形成し、この塗布口群列の長さが前記案内体における連続シートの通過幅よりも長くされており、かつこの塗布口の開口が0.5〜2mmΦとされている、請求項1〜3の何れか1項に記載の薬液塗布システム。
  5. 前記塗布口群列の塗布口間の距離が1〜3mmとされている、請求項記載の薬液塗布システム。
  6. 原反ロール支持部と折畳機構部とを備え、前記原反ロール支持部にセットされた原反ロールから繰り出される連続シートをその連続方向に沿って移送するとともに折畳機構部で折り畳むインターフォルダにおいて、前記連続シートに対して薬液を塗布する方法であって、
    前記原反ロール支持部から折畳機構部に至る連続シートの案内経路に設けられた、連続シートの移送過程で当該連続シートを巻き掛けて方向転換する、自身が回動しない案内棒の少なくとも1つ案内棒の外面に設けられた塗布口から、前記連続シートに対して薬液を塗布することを特徴とする薬液塗布方法。
  7. 原反ロール支持部と折畳機構部とを備え、前記原反ロール支持部にセットされた原反ロールから繰り出される連続シートをその連続方向に沿って移送するとともに折畳機構部で折り畳むインターフォルダにおける、前記原反ロール支持部から折畳機構部に至る連続シートの案内経路に設けられた、連続シートの移送過程で当該連続シートを巻き掛けて方向転換する、自身が回動しない案内棒の少なくとも1つの案内棒の外面に設けられた塗布口から、
    前記連続シートに対して薬液を塗布することを特徴とする、ことを特徴とする薬液付与ティシュペーパーの製造方法。
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