JP4316337B2 - 氷雪路用空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ブロックに複数のサイプを設けた氷雪路用空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、サイプ底部でのクラックの発生を防止すると共に、摩耗時における氷上性能及びウェット性能を改善するようにした氷雪路用空気入りタイヤに関する。
氷雪路用空気入りタイヤにおいて、氷上性能の改善策として、ブロックに設けるサイプのエッジ量を増やしたり、トレッドゴムを低硬度化することが一般的に行われている。特に、サイプのエッジ量を増加させると、サイプによる引っ掻き効果や水膜除去効果が増大することになる。そこで、サイプのエッジ量を増加させるために、サイプをジグザグ又は波型の形状に形成することが提案されている。ところが、ジグザグ又は波型の形状に形成されたサイプは、その頂部に応力が集中し易いため、サイプ底部でクラックが発生し易いという欠点がある。
その対策として、トレッド表面ではジグザグ又は波型の形状をなし、底部に向けて徐々に直線状に収束するようにしたサイプが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような収束タイプのサイプによれば、サイプ底部でのクラックの発生を防止することができる。しかしながら、収束タイプのサイプの場合、摩耗が進行すると、サイプのボリューム(エッジ量)が少なくなるため、ブロック剛性が増大して氷上性能が悪化し、ウェット性能も低下するという問題がある。
また、サイプ底部でのクラックの発生を防止するために、サイプ底部をフラスコ状に拡大することが提案されている(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。このようなフラスコタイプのサイプの場合、クラックの発生を防止する効果は期待できるものの、摩耗時における氷上性能及びウェット性能の低下を防止する効果が不十分である。
特開昭59−199306号公報 特開平5−131812号公報 特開平4−372406号公報
本発明の目的は、サイプ底部でのクラックの発生を防止すると共に、摩耗時における氷上性能及びウェット性能を改善することを可能にした氷雪路用空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の氷雪路用空気入りタイヤは、トレッド部に溝によって区画された複数のブロックを有し、これらブロックに複数のサイプを設けた氷雪路用空気入りタイヤにおいて、前記サイプをトレッド表面でジグザグ又は波型の形状に形成する一方で、該サイプの底部を前記トレッド表面でのサイプ振幅と実質的に同じ幅を有する細溝状に形成したことを特徴とするものである。
本発明では、サイプをトレッド表面でジグザグ又は波型の形状に形成する一方で、該サイプの底部をトレッド表面でのサイプ振幅と実質的に同じ幅を有する細溝状に形成しているので、トレッド表面側でのサイプのエッジ量を十分に確保しながら、サイプ底部におけるクラックの発生を防止することができる。そのため、摩耗初期から摩耗中期までは、サイプのエッジ効果により優れた氷上性能を発揮することができる。一方、摩耗中期においては、サイプのボリュームが大きくなるため、ブロック剛性の増大を抑制して氷上性能の悪化を回避することができる。そして、摩耗中期から摩耗末期(50%摩耗以降)においては、細溝状に拡張されたサイプによってウェット性能を向上することができる。従って、サイプ底部でのクラックの発生を防止しながら、摩耗時における氷上性能及びウェット性能を改善することができる。ここで、細溝状に形成されたサイプ底部の幅は、トレッド表面でのサイプ振幅を概ね同じであれば良いが、そのサイプ振幅に比べて過大であると離型時にブロックを傷付ける恐れがあり、逆に過小であるとウェット性能の改善効果が不十分になる。
本発明において、サイプの形状はトレッド表面から溝深さの半分の位置までの範囲においてトレッド表面での形状と同じにすることが好ましい。つまり、一般的な氷雪路用空気入りタイヤでは、冬タイヤとしての使用限度が溝深さの50%であるため、少なくとも使用限度まで冬タイヤとして最も好ましい性能を発揮するために、上記部位ではトレッド表面でのジグザグ又は波型の形状を維持することが望ましい。一方、溝深さの半分の位置からサイプ底部までの範囲では、サイプの形状をジグザグ又は波型の形状から細溝状へ徐々に変化させたり、サイプの形状をサイプ底部での形状と同じにすることが可能である。ここで、上記溝深さとはブロックを区画する溝(縦溝)の深さである。また、溝深さの半分の位置とは溝深さの50%の位置であるが、必ずしも厳密である必要はない。
また、本発明ではブロックの下層部と上層部とを互いに異なるゴム組成物から構成し、下層部のゴム組成物を上層部のゴム組成物よりも硬くすることが好ましい。つまり、本発明の氷雪路用空気入りタイヤは、冬タイヤとしての使用限度を超えた状態でのウェット性能が良好であるため、夏季においても問題なく使用することが可能である。ところが、一般的な氷雪路用空気入りタイヤでは、トレッド部に比較的軟らかいゴム組成物が使用されるため、冬季以外の季節ではブロック剛性の不足が懸念される。そこで、ブロックの下層部のゴム組成物を上層部のゴム組成物よりも硬くすることにより、冬季以外の季節でのタイヤ性能を高めることが可能になる。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の氷雪路用空気入りタイヤのトレッドパターンの一例を示すものである。図1に示すように、トレッド部1には、タイヤ周方向に延びる複数本の縦溝2と、タイヤ幅方向に延びる複数本の横溝3とが形成され、これら縦溝2及び横溝3とによって複数のブロック4が区画されている。そして、各ブロック4には複数本のサイプ5が形成されている。なお、ブロック4の形状やサイプ5の本数は特に限定されるものではない。
上記空気入りタイヤにおいて、サイプ5はトレッド表面でジグザグ形状に形成されているが、サイプ5の底部はトレッド表面でのサイプ振幅と実質的に同じ幅を有する細溝状に形成されている。
以下、サイプ形状について具体的に説明する。図2は本発明の第1実施形態におけるブロックの新品状態を示し、図3はそのブロックの50%摩耗状態を示すものである。これら図2〜図3ではサイプの立体構造の理解を容易にするためにブロックの一部を切り欠いて示している。
図2に示すように、サイプ51はトレッド表面Sではジグザグ形状に形成されているが、サイプ底部Bではトレッド表面Sでのサイプ振幅Wと実質的に同じ幅を有する細溝状に形成されている。つまり、サイプ51はトレッド表面Sからサイプ底部Bに向けて徐々に幅が狭くなる複数の平面51aと、サイプ底部Bからトレッド表面Sに向けて徐々に幅が狭くなる複数の平面51bとを有し、これら平面51a,51bの組み合わせにより、トレッド表面Sからサイプ底部Bに向けてサイプ形状が徐々に変化している。
上記ブロックを備えた氷雪路用空気入りタイヤでは、サイプ51をトレッド表面Sでジグザグ形状に形成する一方で、サイプ底部Bをトレッド表面Sでのサイプ振幅Wと実質的に同じ幅を有する細溝状に形成しているので、トレッド表面Sに近い部分でのサイプ51のエッジ量を十分に確保しながら、サイプ底部Bにおけるクラックの発生を防止することができる。一方、図3に示すように、摩耗が進行した場合、それに伴ってサイプ51のボリュームが大きくなるため、ブロック剛性の増大を抑制して氷上性能の悪化を回避し、更にはウェット性能の低下を回避することができる。
図4は上記空気入りタイヤのサイプ加工用ブレードを示すものである。図4に示すように、サイプ加工用ブレード61は、ジグザグ形状に屈曲した板部61aと、該板部61aの両面に接合された三角錐形状の複数の厚肉部61bとから構成されている。厚肉部61bは板部61aと略同じ高さである。つまり、サイプ加工用ブレード61は、トレッド表面Sに対応する部分では板部61aの形状に基づいてジグザグ形状をなしているが、サイプ底部Bに対応する部分では板部61a及び厚肉部61bの形状に基づいてトレッド表面Sでのサイプ振幅Wと実質的に同じ幅を有する細溝状をなしている。
図5は本発明の第2実施形態におけるブロックの新品状態を示し、図6はそのブロックの50%摩耗状態を示し、図7はそのブロックの75%摩耗状態を示すものである。これら図5〜図7ではサイプの立体構造の理解を容易にするためにブロックの一部を切り欠いて示している。
図5に示すように、サイプ52はトレッド表面Sではジグザグ形状に形成されているが、サイプ底部Bではトレッド表面Sでのサイプ振幅Wと実質的に同じ幅を有する細溝状に形成されている。特に、サイプ52の形状は、トレッド表面Sから溝深さの半分の位置までの範囲においてトレッド表面Sでの形状と同じであり、溝深さの半分の位置からサイプ底部Bまでの範囲において徐々に変化している。つまり、サイプ52はトレッド表面Sから溝深さの半分の位置まで幅が一定であって該溝深さの半分の位置からサイプ底部Bに向けて徐々に幅が狭くなる複数の平面52aと、サイプ底部Bから溝深さの半分の位置に向けて徐々に幅が狭くなる複数の平面52bとを有し、これら平面52a,52bの組み合わせにより、トレッド表面Sから溝深さの半分の位置まではサイプ52がジグザグ形状をなし、溝深さの半分の位置からサイプ底部Bに向けてサイプ52の形状が徐々に変化している。
上記ブロックを備えた氷雪路用空気入りタイヤでは、サイプ52をトレッド表面Sでジグザグ形状に形成する一方で、サイプ底部Bをトレッド表面Sでのサイプ振幅Wと実質的に同じ幅を有する細溝状に形成しているので、トレッド表面Sに近い部分でのサイプ52のエッジ量を十分に確保しながら、サイプ底部Bにおけるクラックの発生を防止することができる。一方、図6や図7に示すように、摩耗が進行した場合、それに伴ってサイプ52のボリュームが大きくなるため、ブロック剛性の増大を抑制して氷上性能の悪化を回避し、更にはウェット性能の低下を回避することができる。特に、上記実施形態では、摩耗初期から摩耗中期までの期間において、ジグザグ形状のサイプ52のエッジ効果により優れた氷上性能を発揮することができる。
図8は上記空気入りタイヤのサイプ加工用ブレードを示すものである。図8に示すように、サイプ加工用ブレード62は、ジグザグ形状に屈曲した板部62aと、該板部62aの両面に接合された三角錐形状の複数の厚肉部62bとから構成されている。厚肉部62bは板部62aよりも低いものである。つまり、サイプ加工用ブレード62は、トレッド表面Sに対応する部分では板部62aの形状に基づいてジグザグ形状をなしているが、サイプ底部Bに対応する部分では板部62a及び厚肉部62bの形状に基づいてトレッド表面Sでのサイプ振幅Wと実質的に同じ幅を有する細溝状をなしている。
図9は本発明の第3実施形態におけるブロックの新品状態を示し、図10はそのブロックの25%摩耗状態を示し、図11はそのブロックの50%摩耗状態を示すものである。これら図9〜図11ではサイプの立体構造の理解を容易にするためにブロックの一部を切り欠いて示している。
図9に示すように、サイプ53はトレッド表面Sではジグザグ形状に形成されているが、サイプ底部Bではトレッド表面Sでのサイプ振幅Wと実質的に同じ幅を有する細溝状に形成されている。特に、サイプ53の形状は、トレッド表面Sから溝深さの半分の位置までの範囲においてトレッド表面Sでの形状と同じであり、溝深さの半分の位置からサイプ底部Bまでの範囲においてサイプ底部Bでの形状と同じである。つまり、サイプ53はトレッド表面Sから溝深さの半分の位置まで幅が一定である複数の平面53aと、サイプ底部Bから溝深さの半分の位置まで幅が一定である複数の平面53bとを有し、これら平面53a,53bの組み合わせにより、トレッド表面Sから溝深さの半分の位置まではサイプ53がジグザグ形状をなし、溝深さの半分の位置からサイプ底部Bまではサイプ53が細溝状をなしている。
上記ブロックを備えた氷雪路用空気入りタイヤでは、サイプ53をトレッド表面Sでジグザグ形状に形成する一方で、サイプ底部Bをトレッド表面Sでのサイプ振幅Wと実質的に同じ幅を有する細溝状に形成しているので、トレッド表面Sに近い部分でのサイプ53のエッジ量を十分に確保しながら、サイプ底部Bにおけるクラックの発生を防止することができる。一方、図10や図11に示すように、摩耗が進行した場合、それに伴ってサイプ53のボリュームが大きくなるため、ブロック剛性の増大を抑制して氷上性能の悪化を回避し、更にはウェット性能の低下を回避することができる。特に、上記実施形態では、摩耗初期から摩耗中期までの期間において、ジグザグ形状のサイプ53のエッジ効果により優れた氷上性能を発揮することができる。
図12は上記空気入りタイヤのサイプ加工用ブレードを示すものである。図12に示すように、サイプ加工用ブレード63は、ジグザグ形状に屈曲した板部63aと、該板部63aの両面に接合された三角柱形状の複数の厚肉部63bとから構成されている。厚肉部63bは板部63aよりも低いものである。つまり、サイプ加工用ブレード63は、トレッド表面Sに対応する部分では板部63aの形状に基づいてジグザグ形状をなしているが、サイプ底部Bに対応する部分では板部63a及び厚肉部63bの形状に基づいてトレッド表面Sでのサイプ振幅Wと実質的に同じ幅を有する細溝状をなしている。
上記各実施形態において、トレッド部を構成するゴム組成物は特に限定されるものではないが、氷雪路用空気入りタイヤとして好適な材料を選択すると良い。特に、図13に示すように、ブロック4の下層部4aと上層部4bとを互いに異なるゴム組成物から構成し、下層部4aのゴム組成物を上層部4bのゴム組成物よりも硬くすることが好ましい。例えば、下層部4aのゴム組成物のJIS-A 硬度を55〜75の範囲から選択し、上層部4bのゴム組成物のJIS-A 硬度を40〜65の範囲から選択し、かつ両者の硬度差を5ポイント以上にすると良い。この場合、上記氷雪路用空気入りタイヤを冬季以外の季節において履きつぶす際に、安定したタイヤ性能を発揮することができる。
上述した実施形態ではブロックにジグザグ形状のサイプを設けた場合について説明したが、本発明ではブロックに波型形状のサイプを設けた場合においても上記と同様の作用効果を得ることができる。
タイヤサイズが195/65R15でブロックパターンを有する氷雪路用空気入りタイヤにおいて、ブロックに設けるサイプの形状だけを種々異ならせた従来例1〜3及び実施例1〜4のタイヤをそれぞれ製作した。
従来例1は、特開昭59−199306号公報に記載されるように、トレッド表面ではジグザグ形状をなし、サイプ底部に向けて徐々に直線状に収束するようにしたサイプを採用したものである。従来例2は、特開平4−372406号公報に記載されるように、サイプ底部をフラスコ状に拡大したサイプを採用したものである。従来例3はトレッド表面からサイプ底部までの範囲にわたってジグザグ形状に形成したサイプを採用したものである。
一方、実施例1,2は図2のサイプを採用したものである。特に、実施例2はブロックの下層部と上層部とを互いに異なるゴム組成物から構成し、下層部のゴム組成物を上層部のゴム組成物よりも硬くしたものである。また、実施例3は図5のサイプを採用したものであり、実施例4は図9のサイプを採用したものである。
これら試験タイヤについて、下記の試験方法により、氷上制動性能、ウェット制動性能及び荷重耐久性を評価し、その結果を表1に示した。
氷上制動性能:
試験タイヤをリムサイズ15×6.5JJ、空気圧200kPaの条件でABS(アンチロックブレーキシステム)を備えた排気量2000ccのFR車に装着し、凍結路面において速度40km/hの走行状態からABS制動を行い、その制動距離を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど氷上制動性能が優れていることを意味する。氷上制動性能は、タイヤの新品時と50%摩耗時の状態でそれぞれ評価した。
ウェット制動性能:
試験タイヤをリムサイズ15×6.5JJ、空気圧200kPaの条件でABS(アンチロックブレーキシステム)を備えた排気量2000ccのFR車に装着し、ウェット路面において速度100km/hの走行状態からABS制動を行い、その制動距離を測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどウェット制動性能が優れていることを意味する。ウェット制動性能は、タイヤの新品時と55%摩耗時と80%摩耗時の状態でそれぞれ評価した。
荷重耐久性:
試験タイヤについてJIS D4230に規定される荷重耐久試験を行った後、引き続き4時間毎に荷重を最大荷重の15%づつ増加させ、故障を生じるまで走行し、その走行距離を測定すると共に、故障発生部位を確認した。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど荷重耐久性が優れていることを意味する。
Figure 0004316337
この表1から判るように、実施例1〜4のタイヤは摩耗時の氷上制動性能及びウェット制動性能が従来例1に比べて優れていた。また、実施例1〜4のタイヤは従来例1と同等以上の耐久性を備えていた。
本発明の氷雪路用空気入りタイヤのトレッドパターンの一例を示す平面図である。 本発明の第1実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのブロック(新品時)を一部切り欠いて示す斜視図である。 本発明の第1実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのブロック(50%摩耗時)を一部切り欠いて示す斜視図である。 本発明の第1実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのサイプ加工用ブレードを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのブロック(新品時)を一部切り欠いて示す斜視図である。 本発明の第2実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのブロック(50%摩耗時)を一部切り欠いて示す斜視図である。 本発明の第2実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのブロック(75%摩耗時)を一部切り欠いて示す斜視図である。 本発明の第2実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのサイプ加工用ブレードを示す斜視図である。 本発明の第3実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのブロック(新品時)を一部切り欠いて示す斜視図である。 本発明の第3実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのブロック(25%摩耗時)を一部切り欠いて示す斜視図である。 本発明の第3実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのブロック(50%摩耗時)を一部切り欠いて示す斜視図である。 本発明の第3実施形態からなる氷雪路用空気入りタイヤのサイプ加工用ブレードを示す斜視図である。 本発明におけるブロックの積層構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 縦溝
3 横溝
4 ブロック
5,51,52,53 サイプ
B サイプ底部
S トレッド表面
W サイプ振幅

Claims (5)

  1. トレッド部に溝によって区画された複数のブロックを有し、これらブロックに複数のサイプを設けた氷雪路用空気入りタイヤにおいて、前記サイプをトレッド表面でジグザグ又は波型の形状に形成する一方で、該サイプの底部を前記トレッド表面でのサイプ振幅と実質的に同じ幅を有する細溝状に形成した氷雪路用空気入りタイヤ。
  2. 前記サイプの形状を、前記トレッド表面から溝深さの半分の位置までの範囲において前記トレッド表面での形状と同じにした請求項1に記載の氷雪路用空気入りタイヤ。
  3. 前記サイプの形状を、前記トレッド表面から溝深さの半分の位置までの範囲において前記トレッド表面での形状と同じにし、前記溝深さの半分の位置から前記サイプ底部までの範囲において徐々に変化させた請求項1に記載の氷雪路用空気入りタイヤ。
  4. 前記サイプの形状を、前記トレッド表面から溝深さの半分の位置までの範囲において前記トレッド表面での形状と同じにし、前記溝深さの半分の位置から前記サイプ底部までの範囲において前記サイプ底部での形状と同じにした請求項1に記載の氷雪路用空気入りタイヤ。
  5. 前記ブロックの下層部と上層部とを互いに異なるゴム組成物から構成し、前記下層部のゴム組成物を前記上層部のゴム組成物よりも硬くした請求項1〜4のいずれかに記載の氷雪路用空気入りタイヤ。
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