JP4316276B2

JP4316276B2 - Variable lever tumbler lock tumbler

Info

Publication number: JP4316276B2
Application number: JP2003098512A
Authority: JP
Inventors: 成治鈴木; 晶三宅
Original assignee: 美和ロック株式会社
Priority date: 2003-04-01
Filing date: 2003-04-01
Publication date: 2009-08-19
Anticipated expiration: 2023-04-01
Also published as: JP2004308110A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
この発明は、可変レバータンブラー錠のタンブラーの構造（以下単にタンブラーという）に係り、特に、本出願人が先に提案した新規な可変レバータンブラー錠の作動を確実にするタンブラーに関する。
【０００２】
【従来の技術】
【特許文献１】
特願２００１−３７９２６８
【特許文献２】
特願２００２−０１４２７４
【特許文献３】
特願２００２−１１３８６８
【特許文献４】
特願２００２−１１９７８１
【特許文献５】
特願２００２−１３１５６８
本出願人は、先に、上記特許文献１〜５を以て、新規な可変レバータンブラー錠を提案した。
【０００３】
これらの可変レバータンブラー錠は、レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略Ｃ字形で相互に重合するタンブラーＡとタンブラーＢとを組合わせたものとする一方、支軸をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端を支軸に遊嵌させたタンブラーＡには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーＢの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーＡの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーＡの自由端部内側縁部のタンブラーＢと対向する側に係合突起を、また、タンブラーＢの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーＡの係合突起と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーＡの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定し、他方、支軸を外方に付勢する一方、内筒の内端部に、内筒の半径方向に移動可能で、外部から操作可能なスイッチ部材を支軸の外側からこれに当接可能に設けたものである。
【０００４】
そして、この発明を理解するためには、上記可変レバータンブラー錠の構造、特にその支持機構を理解する必要があるが、その構造は上記各特許文献に記載されているので、ここでは簡単に説明する。
【０００５】
図１において符号１はレバータンブラーを示し、このレバータンブラー１を、略Ｃ字形で相互に重合するタンブラーＡ１ＡとタンブラーＢ１Ｂとを組合わせたものとする一方、図で上方に付勢された支軸２をその両端に突設した偏芯軸３（図２参照）の軸線回りを回動できるように支承する。
【０００６】
なお、図１においてタンブラーＢ１Ｂにハッチングを施したのはタンブラーＡ１Ａと紛れないようにしただけであって、実際にハッチングが施されているわけではない。図１においてはタンブラーＢ１Ｂが手前側に、タンブラーＡ１Ａはその裏側に配置されている。
【０００７】
また、図１に示すタンブラーＡ１ＡのＣ字形はその開口端が相互に接続されているが、これはタンブラーの剛性を高めるためであって、このようにＣ字形の開口端を接続したものもＣ字形の概念に含めるものとする。
【０００８】
一方、一端を縦長の逃げ孔４を介して支軸２に遊嵌させたタンブラーＡ１Ａには、合鍵５の鍵溝６との係合部７を形成すると共に、これを合鍵５と干渉する方向、図１では反時計方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーＢ１Ｂの自由端部外側端縁に解錠切欠８を形成すると共に、タンブラーＡ１Ａの合鍵側端縁との係合部７と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形する。
【０００９】
他方、タンブラーＡ１Ａの自由端部内側縁部のタンブラーＢ１Ｂと対向する側に係合突起９を、また、タンブラーＢ１Ｂの内側縁部には支軸２を中心とする円弧上にタンブラーＡの係合突起９と係合可能な係合凹部１１の複数を夫々形成すると共に、係合凹部１１の形成角度位置を、合鍵５の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝６にタンブラーＡの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定する。
【００１０】
図１は一の合鍵を鍵孔に差込んだ状態を示し、したがって解錠切欠８がロッキングバー１２と角度的に整合している。
【００１１】
この状態で、図２及び図３に示すように、シリンダの内端側から変換ピン１３を挿入して、スイッチ部材１４及び支軸２の内端に嵌装されたスペーサリング１５を介して支軸２に矢印方向、すなわち下向きの力を印加すると、支軸２は偏芯軸３の中心軸ｃの回りを反時計方向に回動する。
【００１２】
なお、図１はタンブラー１をシリンダの内端側から見ているので、図１においては、支軸２は上記中心軸ｃの回りを時計方向に回動する。
【００１３】
その結果、支軸２はタンブラーＡ１Ａの一端に形成された前記縦長の逃げ孔４を遊嵌するので、タンブラーＡを図１の位置に残した状態でタンブラーＢ１１Ｂのみを下降させる（図示せず）。
【００１４】
図１から明らかなように、解錠切欠８とロッキングバー１２とは角度的に整合しているから、上記タンブラーＢ１Ｂの下降は可能であり、タンブラーＡ１Ａの係合突起９は係合凹部１１から抜き外される。
【００１５】
なお、タンブラーＡ１Ａの自由端外側縁部は、解錠切欠８の角度位置如何に拘らずロッキングバー１２と干渉しないようにするため、支軸２の中心軸を見込む一定の角度にわたって、解錠切欠８より深い逃げ切欠１０が形成されている。
【００１６】
この状態では一の合鍵を抜くことができるので、一の合鍵を鍵孔から抜くと、タンブラーＡ１Ａはその付勢力により図１で反時計方向に回動するが（図示せず）、他の新たな合鍵を挿入することにより、タンブラーＡ１Ａは図１とは異なる新たな角度位置に迄回動する。
【００１７】
この状態で前記変換ピン１３（図３参照）を抜いて支軸２を元の位置に戻すと、タンブラーＢ１Ｂも連れ動いて図１に示す位置に戻り、このとき係合突起は新たな係合凹部と係合するに致り、タンブラーＡ１ＡとタンブラーＢ１Ｂとの係合の態様が前とは異なり、したがって鍵違いを変更することができるのである。
【００１８】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した構造の可変レバータンブラー錠は、支軸が可動であるため、錠前の変則的な操作によって鍵違いが変ってしまう、など未だ改良の余地がある。
【００１９】
すなわち、図４に示すように、施解錠操作が完全に終了しない内に合鍵５を抜こうとすると、換言すれば図４において合鍵５を紙面方向向こう側に移動させようとすると、この場合ロッキングバー１２が外筒の内周面１６に未だ乗り上がっているので、その内端が解錠切欠８の開口縁に引っ掛かっている。
【００２０】
図４は施錠或いは解錠操作をほぼ終了して内筒を反時計方向に回動させ、ロッキングバー１２が外筒のカム溝１７に落込む寸前を示しているが、この状態で合鍵を引抜こうとすると、換言すれば鍵溝６を紙面方向向こう側に移動させようとすると、その鍵溝６の斜面とタンブラーの係合部７との間に生じる楔作用により、タンブラー１は支軸２を中心として時計方向に駆動される。
【００２１】
ロッキングバー１２が外筒のカム溝１７に落込んでいれば、タンブラー１は自由になっているから、上記鍵の引抜きによりタンブラーは合鍵の鍵溝の通過毎に揺動して合鍵の通過を許容する。
【００２２】
しかしながら、図４に示すようにタンブラーＢ１Ｂがロッキングバー１２によって係止され、タンブラーＡ１Ａのみが反時計方向に押動される結果、今度は係合突起９と係合凹部１１との間に相対運動が生じる。
【００２３】
そして、係合凹部１１の略Ｖ字形の斜面と係合突起９との間に生じる楔作用により、タンブラーＢ１Ｂが支軸２から離間する方向に押動される。
【００２４】
その結果、上記係合突起９の係合凹部１１に対する押動力により、タンブラーＢ１Ｂが支軸２から離れる方向に移動し、換言すれば、係合突起９がそれまで係合していた係合凹部１１を乗り越えて隣の係合凹部１１に落込み、このようにして鍵違いが変ってしまう、という不都合が生じる。
【００２５】
この係合突起９の係合凹部１１に対する乗り越えは、鍵溝６の深さが係合凹部１１の深さより大きい場合に顕著である。
【００２６】
この発明は、合鍵を施解錠操作の完了以前に鍵孔から抜こうとした場合にも鍵違いが生じない可変タンブラー錠を提供し、持って上記した不都合を解消することを目的としている。
【００２７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略Ｃ字形で相互に重合するタンブラーＡとタンブラーＢとを組合わせたものとする一方、支軸をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端を支軸に遊嵌させたタンブラーＡには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーＢの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーＡの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーＡの自由端部内側縁部のタンブラーＢと対向する側に係合突起を、また、タンブラーＢの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーＡの係合突起と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーＡの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定したものにおいて、タンブラーＡの自由端部外側縁をタンブラーＢの自由端部外側縁と重合させ、この重合部分に、タンブラーＢの各係合凹部に対応するタンブラーＡの解錠切欠とほぼ同じ形状の逃げ切欠を係合凹部と同数、かつ解錠切欠の形成位置に角度的に整合させて形成したことを特徴とする。
【００２８】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図５を参照して説明する。
図５において符号１０は逃げ切欠を示し、この逃げ切欠１０は図１及び図４に示す従来の逃げ切欠と異なり、タンブラーＢ１Ｂの各係合凹部１１に対応するタンブラーＡ１Ａの解錠切欠８とほぼ同じ切欠を係合凹部１１と同数形成してある。
【００２９】
すなわち、従来のタンブラーＡ１Ａの自由外側端縁部に形成された逃げ切欠１０は、これと重合するタンブラーＢ１Ｂの解錠切欠８が何処に形成されていてもこれらに干渉しないように広い角度範囲をカバーするような大きな切欠であった。
【００３０】
しかし、この発明におけるタンブラーＡ１Ａの逃げ切欠１０は、タンブラーＢ１Ｂの各係合凹部１１に対応してタンブラーＢ１Ｂの自由外側縁部に形成される可能性がある全ての解錠切欠８、８（図示の実施例では３個）に夫々重合するように、３個の逃げ切欠１０、１０が形成されている。
【００３１】
なお、タンブラーＡ１Ａの自由外側端縁は、図５に示すように、タンブラーＢ１Ｂのそれよりも少しはみ出るように、換言すれば、図５において少し下側に出るように設定するのが望ましい。
【００３２】
上記のように構成されたこの発明の一実施例による可変レバータンブラー錠のタンブラーは、通常の使用状態では従来の可変レバータンブラー錠と同じように機能する。
【００３３】
それは、図５から明らかなように、合鍵５を鍵孔に挿入して所定の方向に回動させ、内筒に担持されたロッキングバー１２とカム溝１７との間に生じる楔作用によりロッキングバー１２が内筒中心軸方向に移動したとき、タンブラーＡ１Ａの逃げ切欠１０は解錠切欠８と重合しているから、タンブラーの移動を何等妨げないからである。
【００３４】
一方、内筒を完全に待機角度位置にまで戻さない内に合鍵を引抜こうとすると、前記したように係合突起９と係合凹部１１との間に生じる楔作用によりタンブラーＢ１Ｂが図５で下がり、係合突起９が係合凹部１１を乗り越えようとするが、この係合突起９の乗り越えは必ずタンブラーＡ１Ａの回動を必要とするが、図５から明らかなように、タンブラーＡ１Ａはロッキングバー１２に係止されて動くことができない。
【００３５】
したがって、合鍵の引抜きにようする力が急に大きくなって合鍵を抜くことができない、という態様で上記係合突起９の係合凹部１１に対する乗り越えが完全に防止できる。
【００３６】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、タンブラーＡ１Ａの自由端部外側縁をタンブラーＢ１Ｂの自由端部外側縁と重合させ、この重合部分に、タンブラーＢの各係合凹部に対応するタンブラーＡの解錠切欠とほぼ同じ形状の逃げ切欠を係合凹部と同数、かつ解錠切欠の形成位置に角度的に整合させて形成したから、内筒を完全に待機角度位置にまで戻さない内に合鍵を引抜こうとしても引抜くことができず、したがって、上記誤った操作により鍵違いが変化してしまうという不都合を完全に防止できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の可変タンブラー錠の一例を示す拡大横断面図。
【図２】スイッチ部材による支軸の駆動機構を示す拡大外観斜視図で、常態を示す。
【図３】図２と同様のスイッチ部材による支軸の駆動機構を示す拡大外観斜視図で、変換ピンによりスイッチ部材を駆動した状態を示す。
【図４】従来の可変レバータンブラー錠の不都合を説明するための図１と同様の拡大横断面図。
【図５】この発明の一実施例による可変レバータンブラー錠の図４と同様の拡大横断面図。
【符号の説明】
１レバータンブラー
１ＡタンブラーＡ
１ＢタンブラーＢ
２支軸
３偏芯軸
４逃げ孔
５合鍵
６鍵溝
７係合部
８解錠切欠
９係合突起
１０逃げ切欠
１１係合凹部
１２ロッキングバー
１３変換ピン
１４スイッチ部材
１５スペーサリング
１６内周面
１７カム溝[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a tumbler structure of a variable lever tumbler lock (hereinafter simply referred to as a tumbler), and more particularly to a tumbler that ensures the operation of the novel variable lever tumbler lock previously proposed by the present applicant.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application 2001-379268
[Patent Document 2]
Japanese Patent Application No. 2002-014274
[Patent Document 3]
Japanese Patent Application 2002-113868
[Patent Document 4]
Japanese Patent Application No. 2002-119781
[Patent Document 5]
Japanese Patent Application No. 2002-131568
The present applicant has previously proposed a novel variable lever tumbler lock with Patent Documents 1 to 5 described above.
[0003]
In these variable lever tumbler locks, each lever tumbler of the lever tumbler lock is a combination of a tumbler A and a tumbler B that are superposed on each other in a substantially C-shape, while a support shaft protrudes from both ends. The tumbler A, which is supported so as to be able to rotate around the axis of the core shaft and has one end loosely fitted to the support shaft, is formed with an engaging portion with a key groove of the key, and is attached in a direction that interferes with the key. In addition, an unlocking notch is formed at the outer edge of the free end of the tumbler B, one end of which is pivotably fitted to the support shaft, and the engagement portion with the engaging side edge of the tumbler A is overlapped The part to be molded is shaped so as not to interfere with the key, and on the other hand, the engagement protrusion is on the side opposite to the tumbler B on the inner edge of the free end of the tumbler A, and the support shaft is centered on the inner edge of the tumbler B Engagement protrusions of tumbler A on the arc A plurality of possible engaging recesses are formed, and the forming angular positions of the engaging recesses are respectively engaged with the engaging portions of the tumbler A in a plurality of types of key grooves formed on the side edge of the key. When this is done, it is set to align with the engaging projection, and on the other hand, the support shaft is urged outward, while the inner end of the inner cylinder can be moved in the radial direction of the inner cylinder and can be operated from the outside A simple switch member is provided so as to be able to abut on this from the outside of the support shaft.
[0004]
In order to understand the present invention, it is necessary to understand the structure of the variable lever tumbler lock, particularly the support mechanism thereof. The structure is described in each of the above-mentioned patent documents. To do.
[0005]
In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a lever tumbler. The lever tumbler 1 is a combination of a tumbler A1A and a tumbler B1B that are superposed on each other in a substantially C shape, and a support shaft biased upward in the figure. 2 is supported so that it can rotate around the axis of an eccentric shaft 3 (see FIG. 2) protruding from both ends thereof.
[0006]
In FIG. 1, the tumbler B1B is hatched only so as not to be confused with the tumbler A1A, and is not actually hatched. In FIG. 1, the tumbler B1B is disposed on the near side, and the tumbler A1A is disposed on the back side thereof.
[0007]
In addition, the C-shaped tumbler A1A shown in FIG. 1 has its open ends connected to each other, but this is to increase the rigidity of the tumbler. Included in the concept of glyph.
[0008]
On the other hand, the tumbler A1A whose one end is loosely fitted to the support shaft 2 through the vertically long escape hole 4 is formed with an engaging portion 7 with the key groove 6 of the key 5 and the direction in which the key 5 interferes therewith. In FIG. 1, an unlocking notch 8 is formed on the outer edge of the free end portion of the tumbler B1B that is urged counterclockwise and is rotatably fitted on one end of the support shaft, and the key of the tumbler A1A is locked. A portion overlapping with the engaging portion 7 with the side edge is molded so as not to interfere with the key.
[0009]
On the other hand, the engagement protrusion 9 is formed on the side of the tumbler A1A facing the tumbler B1B at the inner edge of the free end, and the tumbler A is engaged on the inner edge of the tumbler B1B on an arc centered on the support shaft 2. A plurality of engaging recesses 11 that can be engaged with the protrusions 9 are respectively formed, and the formation angular positions of the engaging recesses 11 are tumbled in a plurality of types of key grooves 6 formed at side edges of the key 5. When the engaging portions of A are respectively engaged, the setting is made so as to align with the engaging protrusions.
[0010]
FIG. 1 shows a state in which one key is inserted into the keyhole, so that the unlocking notch 8 is angularly aligned with the locking bar 12.
[0011]
In this state, as shown in FIGS. 2 and 3, the conversion pin 13 is inserted from the inner end side of the cylinder, and is supported via the switch member 14 and the spacer ring 15 fitted to the inner end of the support shaft 2. When a force in the direction of the arrow, that is, a downward force is applied to the shaft 2, the support shaft 2 rotates around the central axis c of the eccentric shaft 3 in the counterclockwise direction.
[0012]
In FIG. 1, since the tumbler 1 is viewed from the inner end side of the cylinder, in FIG. 1, the support shaft 2 rotates around the central axis c in the clockwise direction.
[0013]
As a result, the support shaft 2 loosely fits the vertically long escape hole 4 formed at one end of the tumbler A1A, so that only the tumbler B11B is lowered with the tumbler A left in the position of FIG. 1 (not shown). .
[0014]
As is clear from FIG. 1, the unlocking notch 8 and the locking bar 12 are angularly aligned, so that the tumbler B1B can be lowered, and the engaging projection 9 of the tumbler A1A is separated from the engaging recess 11. It is removed.
[0015]
Note that the outer edge of the free end of the tumbler A1A does not interfere with the locking bar 12 regardless of the angular position of the unlocking notch 8. A relief notch 10 deeper than 8 is formed.
[0016]
In this state, one key can be removed, so when one key is removed from the keyhole, the tumbler A1A is rotated counterclockwise in FIG. By inserting the correct key, the tumbler A1A is rotated to a new angular position different from that in FIG.
[0017]
In this state, when the conversion pin 13 (see FIG. 3) is pulled out and the support shaft 2 is returned to the original position, the tumbler B1B is also moved back to the position shown in FIG. In engaging with the recess, the manner of engagement between the tumbler A1A and the tumbler B1B is different from the previous one, and therefore the key difference can be changed.
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since the variable lever tumbler lock having the above-described structure has a movable support shaft, there is still room for improvement such as a key difference being changed by an irregular operation before the lock.
[0019]
That is, as shown in FIG. 4, if the user tries to remove the key 5 before the locking / unlocking operation is not completely completed, in other words, if the user tries to move the key 5 in FIG. Since the bar 12 is still on the inner peripheral surface 16 of the outer cylinder, the inner end of the bar 12 is caught by the opening edge of the unlocking notch 8.
[0020]
FIG. 4 shows that the locking or unlocking operation is almost completed and the inner cylinder is rotated counterclockwise, and the locking bar 12 is about to fall into the cam groove 17 of the outer cylinder. In other words, in other words, when the key groove 6 is moved to the other side in the paper surface direction, the tumbler 1 is supported by the spindle 2 by the wedge action generated between the inclined surface of the key groove 6 and the engaging portion 7 of the tumbler. It is driven in the clockwise direction around the center.
[0021]
If the locking bar 12 has fallen into the cam groove 17 of the outer cylinder, the tumbler 1 is free, so that the tumbler swings every time the key groove of the key is passed and allows the key to pass. To do.
[0022]
However, as shown in FIG. 4, the tumbler B1B is locked by the locking bar 12, and only the tumbler A1A is pushed counterclockwise. As a result, the relative movement between the engagement protrusion 9 and the engagement recess 11 is achieved. Occurs.
[0023]
The tumbler B <b> 1 </ b> B is pushed in a direction away from the support shaft 2 by a wedge action generated between the substantially V-shaped slope of the engagement recess 11 and the engagement protrusion 9.
[0024]
As a result, the tumbler B1B moves in a direction away from the support shaft 2 by the pressing force of the engagement protrusion 9 against the engagement recess 11, in other words, the engagement recess where the engagement protrusion 9 has been engaged so far. This causes the inconvenience of overcoming 11 and dropping into the adjacent engaging recess 11 and thus changing the key difference.
[0025]
The overcoming of the engagement protrusion 9 with respect to the engagement recess 11 is remarkable when the depth of the key groove 6 is larger than the depth of the engagement recess 11.
[0026]
An object of the present invention is to provide a variable tumbler lock in which a key difference does not occur even when an attempt is made to remove the key from the keyhole before the completion of the locking / unlocking operation, and to solve the above-described disadvantages.
[0027]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention is such that each lever tumbler of the lever tumbler lock is a combination of a tumbler A and a tumbler B, which are superposed on each other in a substantially C shape, and a supporting shaft at both ends thereof. The tumbler A, which is supported so as to be able to rotate around the axis of the projecting eccentric shaft and has one end loosely fitted to the support shaft, is formed with an engaging portion with the key groove of the key, and this is interfered with the key. And an unlocking notch is formed on the outer edge of the free end of the tumbler B, one end of which is pivotally fitted to the support shaft, and the engagement with the side edge of the tumbler A on the key-locking side. The part overlapping with the joint key is molded so as not to interfere with the joint key. On the other hand, the engagement protrusion is formed on the side of the inner edge of the tumbler A opposite to the tumbler B, and the inner edge of the tumbler B is formed on the inner edge. Engagement protrusion of tumbler A on an arc centered on the support shaft A plurality of engaging recesses that can be engaged are formed, and the angle at which the engaging recess is formed is set so that the engaging portion of the tumbler A is inserted into a plurality of types of key grooves formed on the side edge of the key. When engaged, the outer edge of the tumbler A is overlapped with the outer edge of the free end of the tumbler B. The outer edge of the tumbler B is overlapped with each other. It is characterized in that relief notches having substantially the same shape as the unlocking notches of the tumbler A corresponding to the mating recesses are formed in the same number as the engaging recesses and angularly aligned with the formation positions of the unlocking notches.
[0028]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG.
In FIG. 5, reference numeral 10 denotes a relief notch, which differs from the conventional relief notches shown in FIGS. 1 and 4 and is substantially the same as the unlock notch 8 of the tumbler A1A corresponding to each engaging recess 11 of the tumbler B1B. The same number of notches as the engaging recesses 11 are formed.
[0029]
That is, the relief notch 10 formed on the free outer edge of the conventional tumbler A1A has a wide angular range so that it does not interfere with the unlocking notch 8 of the tumbler B1B that overlaps therewith. It was a big notch that covered.
[0030]
However, the relief notch 10 of the tumbler A1A in the present invention corresponds to all the unlocking notches 8, 8 (illustrated) that may be formed on the free outer edge of the tumbler B1B corresponding to the respective engagement recesses 11 of the tumbler B1B. In this embodiment, three relief notches 10 and 10 are formed so as to be polymerized respectively.
[0031]
As shown in FIG. 5, the free outer edge of the tumbler A1A is preferably set to protrude slightly from that of the tumbler B1B, in other words, to protrude slightly downward in FIG.
[0032]
The variable lever tumbler lock tumbler according to one embodiment of the present invention configured as described above functions in the same manner as a conventional variable lever tumbler lock in a normal use state.
[0033]
As is apparent from FIG. 5, the key 5 is inserted into the key hole and rotated in a predetermined direction, and the locking bar is caused by the wedge action generated between the locking bar 12 carried on the inner cylinder and the cam groove 17. This is because, when 12 moves in the direction of the central axis of the inner cylinder, the relief notch 10 of the tumbler A1A is overlapped with the unlocking notch 8, so that the movement of the tumbler is not hindered at all.
[0034]
On the other hand, if the key is to be pulled out before the inner cylinder is completely returned to the standby angle position, the tumbler B1B is shown in FIG. 5 by the wedge action generated between the engaging projection 9 and the engaging recess 11 as described above. The engagement protrusion 9 attempts to get over the engagement recess 11 and the engagement protrusion 9 always requires rotation of the tumbler A1A. As is apparent from FIG. 5, the tumbler A1A is locked. It is locked to the bar 12 and cannot move.
[0035]
Therefore, it is possible to completely prevent the engagement protrusion 9 from getting over the engagement recess 11 in such a manner that the force for pulling the combination key suddenly increases and the combination key cannot be extracted.
[0036]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the present invention is such that the outer edge of the free end portion of the tumbler A1A is overlapped with the outer edge of the free end portion of the tumbler B1B, and the tumbler corresponding to each engaging recess of the tumbler B is formed on this overlapped portion. Since the relief notches having substantially the same shape as the unlocking notches of A are formed in the same number as the engagement recesses and angularly aligned with the formation positions of the unlocking notches, the inner cylinder is not completely returned to the standby angle position. Even if it is attempted to pull out the key, it is impossible to pull out the key. Therefore, it is possible to completely prevent the inconvenience that the key difference is changed due to the erroneous operation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged cross-sectional view showing an example of a conventional variable tumbler lock.
FIG. 2 is an enlarged external perspective view showing a driving mechanism of a support shaft by a switch member, and shows a normal state.
FIG. 3 is an enlarged external perspective view showing a driving mechanism of a support shaft by a switch member similar to FIG. 2, and shows a state in which the switch member is driven by a conversion pin.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view similar to FIG. 1 for explaining the disadvantages of a conventional variable lever tumbler lock.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view similar to FIG. 4 of a variable lever tumbler lock according to one embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Lever Tumbler 1A Tumbler A
1B Tumbler B
2 Support shaft 3 Eccentric shaft 4 Escape hole 5 Joint key 6 Key groove 7 Engagement portion 8 Unlocking notch 9 Engaging projection 10 Escape notch 11 Engaging recess 12 Locking bar 13 Conversion pin 14 Switch member 15 Spacer ring 16 Inner peripheral surface 17 Cam groove

Claims

レバータンブラー錠の各レバータンブラーを、略Ｃ字形で相互に重合するタンブラーＡとタンブラーＢとを組合わせたものとする一方、支軸をその両端に突設した偏芯軸の軸線回りを回動できるように支承し、一端を支軸に遊嵌させたタンブラーＡには合鍵の鍵溝との係合部を形成すると共に、これを合鍵と干渉する方向に付勢し、また、一端を支軸に回動自在に嵌合させたタンブラーＢの自由端部外側端縁に解錠切欠を形成すると共に、タンブラーＡの合鍵側端縁との係合部と重合する部分を合鍵と干渉しないように成形し、一方、タンブラーＡの自由端部内側縁部のタンブラーＢと対向する側に係合突起を、また、タンブラーＢの内側縁部には支軸を中心とする円弧上にタンブラーＡの係合突起と係合可能な係合凹部の複数を夫々形成すると共に、係合凹部の形成角度位置を、合鍵の側端縁に形成された複数種類の深さの鍵溝にタンブラーＡの係合部が夫々係合したとき、その係合突起と整合するように設定したものにおいて、タンブラーＡの自由端部外側縁をタンブラーＢの自由端部外側縁と重合させ、この重合部分に、タンブラーＢの各係合凹部に対応するタンブラーＡの解錠切欠とほぼ同じ形状の逃げ切欠を係合凹部と同数、かつ解錠切欠の形成位置に角度的に整合させて形成したことを特徴とする可変レバータンブラー錠のタンブラー。Each lever tumbler of the lever tumbler lock is a combination of tumbler A and tumbler B, which overlap each other in a substantially C shape, while rotating around the axis of the eccentric shaft protruding from both ends of the support shaft The tumbler A, which is supported so that one end is loosely fitted to the support shaft, is formed with an engaging portion with the keyway of the key, and is biased in a direction that interferes with the key, and one end is supported. An unlocking notch is formed on the outer edge of the free end portion of the tumbler B that is pivotally fitted to the shaft, and the portion that overlaps with the engaging portion of the tumbler A with the key-side end edge does not interfere with the key. On the other hand, an engagement protrusion is formed on the side opposite to the tumbler B on the inner edge of the free end portion of the tumbler A, and the inner edge of the tumbler B is formed on the arc around the support shaft. A plurality of engaging recesses that can engage with the engaging protrusions are formed. At the same time, when the engaging portion of the tumbler A is engaged with a plurality of types of key grooves with different depths formed on the side edge of the key, the forming angular position of the engaging recess is aligned with the engaging protrusion. In this case, the outer edge of the tumbler A is overlapped with the outer edge of the tumbler B, and the overlapping portion of the tumbler A corresponding to each engaging recess of the tumbler B is substantially A tumbler of a variable lever tumbler lock, wherein the same shape of relief notches are formed in the same number as the engagement recesses and angularly aligned with the position where the unlock notches are formed.