JP4315862B2 - 統合型自動管理システムおよびその端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力、ガス、水道などの異なる種類の検針対象をそれぞれ計量する計量器の検針データを端末装置からセンター装置へ伝送したり、異なる種類の監視制御対象を監視制御したりするのに好適な統合型自動管理システムおよびその端末装置に関するものである。
電力、ガス又は水道などの同種類の検針対象を計量する検針対象固有の複数の計量器を1つの端末装置で検針する自動検針システムは従来から知られている(例えば特許文献1)。また、電力、ガス、水道などの異なる種類の検針対象をそれぞれ計量する検針対象固有の複数の計量器を1つの端末装置で検針する統合型自動検針システムも従来から知られている(例えば特許文献2)。このように電力、ガス、水道などの異なる事業者に共通して利用できる統合型自動検針システムにおいては、異なる種類の検針対象を扱う事業者間で検針データ伝送に関するセキュリティが守られていることが重要な要求事項になる。従来の技術による統合型自動検針システムの一例のイメージを図14に示す。ここでは各事業者、例えば電力会社(営業所を含む)、ガス会社(営業所を含む)、水道局(営業所を含む)が別々に自動検針用のホストコンピュータ31〜33およびセンター側ネットワークコントロールユニット34〜36から成るセンター装置37〜39を設置し、それぞれがアナログ公衆回線(ノーリンギング回線)を通じて端末装置40に接続して、電力量、ガス、水道の各計量器41〜43からの検針データを収集する。端末装置40は電話機44と並列に接続されている。アナログ公衆回線には、発呼側交換機45〜47と、ノーリンギングトランク48を有する着信側交換機49が含まれる。
計量器41〜43の伝送仕様は、いたずら防止などの観点から、基本的に関係者以外は非公開であるが、ここでは端末装置40がアナログ変調された信号の変復調を行うだけで、電文はそのまま計量器41〜43に伝送されるため、端末装置40はあらかじめ計量器41〜43の電文仕様を認識している必要がない。つまり、計量器41〜43の電文仕様は、他の事業者はもちろん、端末装置40の製造者にも非公開のままでシステムが構築できることになる。
特開平5−260569号公報 特開平9−247282号公報
計量器41〜43と端末装置40との送受信インターフェイス回路は、電気的絶縁が最も簡単になる2線式がほとんどである。2線式で半2重通信を行うので、伝送制御のための制約が多くなる傾向があり、計量器41〜43との通信では電文だけではなく、手順、タイミングなどの伝送仕様が細かく定められている。例えば、計量器41〜43への指令電文が所定の速度で正しく送信されても、電文に先立つマーク信号(送信端子をハイレベルに保つ)が所定の長さでない場合には、応答は得られないような計量器もある。
図14のシステム構成では伝送路がアナログ公衆回線(ノーリンギング回線)であったが、このシステムでは通信をするときに計量器41〜43が設置されている需要家の電話回線を借用することになるので、需要家がISDN回線である場合などは、このシステム形態を適用できない。アナログ公衆回線をPHS公衆回線などに置き換えたとした場合、デジタル回線であるので、電文そのものは伝送されるが、それに付随するマーク信号の長さなどのタイミング(伝送仕様)を伝送することが困難になる。
また、図14のシステム構成では1つの端末装置40ごとにダイヤルしてアナログ公衆回線でアクセスすることになるが、図15のように、いくつかの伝送媒体を組み合わせて端末装置側を階層化したシステムとすることがある。このように階層化することはシステムの効率化にとって有効な手段である。このシステムでは公衆回線に接続される親端末装置50に子端末装置51a,51b……から検針データが集約され、一括して公衆回線からデータ収集ができる。図15の例は、ISDN公衆網52、PHS公衆網53、セルステーション54を含むPHS公衆回線なのでデジタル回線になるが、仮にアナログ回線であったとしても、図15のような多段伝送の構成の場合は、電文そのものは伝送されるけれども、伝送タイミングなどを伝送するのは困難である。なお、図15で41a〜41cは電力量の計量器、42a〜42cはガスの計量器、43a〜43cは水道の計量器、55〜57はターミナルアダプタである。
そこで、端末装置に計量器との伝送仕様をあらかじめインプットしたプログラムを搭載するとすると、地域によって同じ種類の計量器でも伝送仕様が異なる場合が多く、汎用性のないシステムになってしまうという問題があった。また、計量器を管轄する各事業者が計量器の伝送仕様を端末装置製造者に公開しなければならないので、セキュリティの問題もある。
一方、端末装置のハードウェアに着目すると、各計量器とのインターフェイス回路は、2線式、電気的絶縁が必要、などの共通点があるものの、方式そのものが異なっているものがあり、基本的には異なったインターフェイス回路が必要である。例えば、都市ガスメータとプロパンガスメータは伝送仕様だけではなく、計量器インターフェイス回路構成も異なる。つまり、端末装置のハード構成の面においても汎用化を図ることが困難であるという問題があった。
(発明の目的)
本発明の目的は、異なる種類の管理対象を扱う事業者間のデータ伝送に関するセキュリティを保ちながら、汎用性および効率を向上させることができる結合型自動管理システムおよびその端末装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、異なる種類の複数の管理対象が接続された1つの端末装置と同種類の前記管理対象毎に設置されたセンター装置との間でデータをそれぞれ伝送する統合型自動管理システムにおいて、前記端末装置に接続される管理対象の数に応じたインターフェイス回路を設け、該インターフェイス回路を制御する管理対象固有のスクリプトを前記センター装置から前記端末装置へ送信し、前記スクリプトに従って前記端末装置が前記インターフェイス回路を制御することによってデータを管理対象へ伝え、或いは管理対象から読み出すようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の本発明は、異なる種類の複数の管理対象が接続され、同種類の前記管理対象毎に設置されたセンター装置との間でデータをそれぞれ伝送する端末装置において、前記管理対象の数に応じたインターフェイス回路を有し、該インターフェイス回路を制御する管理対象固有のスクリプトを前記センター装置から受信し、前記スクリプトに従って前記インターフェイス回路を制御することによってデータを管理対象へ伝え、或いは管理対象から読み出すようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の端末装置において、前記インターフェイス回路を交換可能としたことを特徴とするものである。
本発明によれば、端末装置に接続される管理対象の数に応じたインターフェイス回路を設け、センター装置から前記端末装置へ送信された管理対象固有の伝送仕様を記述するスクリプトに従って前記端末装置が前記インターフェイス回路を制御し、データを管理対象へ伝え、或いは管理対象から読み出すようにすることにより、異なる種類の管理対象を扱う事業者間のデータ伝送に関するセキュリティを保ちながら、汎用性および効率を向上させることができる。そして、自動管理のコストを低減させることができる。
本発明を実施するための最良の形態は後述する実施例に記載の通りである。
本発明は例えば結合型自動検針システムへの適用が好ましいものである。本発明による結合型自動検針システムの概要は、事業者ごとに、すなわち異なる種類の検針対象ごとに設置されたセンター装置の各々が複数の計量器に接続されている1つの端末装置に対して、対象となる計量器への指令を送り、検針を行うものである。システム構成は図14のように公衆回線で直接、端末装置40にアクセスする方法でも良いし、図15のように、公衆回線に接続される親端末装置50を中継して指令が伝送される階層化されたシステムであってもよい。本発明の一実施例のシステム構成を、図15の階層化されたシステムとした場合について、以下に説明する。
まず、図1に本実施例における端末装置のブロック図を示す。端末装置1(親端末装置50、子端末装置51a,51b……に共通)は3つの計量器インターフェイス端子2a,2b,2c(各々2線式)を持ち、電力量メータ、ガスメータ、水道メータが接続される。内部の計量器インターフェイス回路3a,3b,3cは交換可能な構成になっていて、それぞれが電力量用、ガス用、水道用のものである。また、端末装置1は図1に点線で仕切られているように第1ブロック1a、第2ブロック1b、第3ブロック1cの3つの領域でそれぞれ電気的に絶縁されている。第1ブロック1aでは、AC電源入力端子4に入力されるAC電源電圧がトランス5,6の一次側に印加される。第2ブロック1bでは、電源回路7はトランス5の2次側出力により定電圧の電源電圧を生成し、第2ブロック1bの各部に供給する。マイクロコンピュータなどで構成される制御部8は、PHSモデム9との送受信、計量器インターフェイス回路3a〜3cの制御・監視、およびトランジスタ10によるリレー11への通電、遮断の制御を行う。PHSモデム9はPHSトランシーバモードにより親子の端末装置の間または端末装置とセンター装置との間で無線通信を行う。なお、有線通信である場合には、第2ブロック1bに通信線インターフェイス端子を設けて、通信モデムを通信線インターフェイス端子を介して通信線に接続すれば良い。第3ブロック1cでは、電源回路12はトランス6の2次側出力により定電圧の電源電圧を生成し、リレー11の接点を経て第3ブロック1cの各部に供給する。すなわち、電源回路12からの電源供給は制御部8によりオン/オフ制御される。
電源は電池でも良いが、その場合には(第1ブロック1aの領域はなくなる)、電池を2つ搭載して、第2ブロック1bと第3ブロック1cの2つの領域が電気的に絶縁されるようにする。
図2に計量器インターフェイス回路3a(3b,3cも同じ)の基本構成を示す。送信用フォトカプラ13と受信用フォトカプラ14では計量器接続部分15c(図2の左側)と内部回路接続部分15b(図2の右側)が電気的に絶縁されている。計量器接続部分15cは、I/F電源入力端子16、I/F電源GND端子17、2線式の計量器インターフェイス端子2a(2b,2c)の合計4つの外部端子を持つ。内部回路接続部分15bは、内部電源入力端子18、内部電源GND端子19、送信端子TXD,受信端子RXDの合計4つの外部端子を持つ。この8つの外部端子を持つ計量器インターフェイス回路3a(3b,3c)を交換可能な構造にすることで、2線式のさまざまな計量器の組合わせに対応でき、汎用的な自動検針システムが構築できる。
交換可能な計量器インターフェイス回路3a(3b,3c)の構造としては、例えば、図3に示したような、ミニ基板20に送信用フォトカプラ13および受信用フォトカプラ14を装着して、ミニ基板20に形成した2組の4Pコネクタ21をメイン基板の受けのコネクタに差込むことで、電気的な接続、および機械的な固定をすればよい。
計量器インターフェイス回路3a(3b,3c)の電気的条件としては、電圧で規定されるものと電流で規定されるものの2つに大別される。図4に電圧で規定される計量器インターフェイス回路の等価回路および計量器側接続回路の等価回路の例を示す。22は電圧で規定される計量器インターフェイス回路の等価回路であり、23は計量器側接続回路の等価回路である。例えば、端子間電圧Vが3V〜6Vのときはハイレベル、0.3V以下のときはローレベルであるというように規定され、また、抵抗R2,R3が100kΩ以上、抵抗R4が1kΩのように規定される。検針を行う場合は、端末装置1がスイッチSW1を閉じて、所定の時間、端子間電圧Vをハイレベルとして、計量器に受信準備を促す。それから端末装置1はスイッチSW1を開閉して端子間電圧Vを変化させ、検針指令電文を送信する。それからスイッチSW1を開放して所定の時間、端子間電圧Vをローレベルとして、計量器に送信準備を促す。それから端末装置1はスイッチSW1を閉じて、送信そのものを促す。計量器はスイッチSW2を開閉して端子間電圧Vを変化させ、検針応答電文を送信する。このような電圧で規定される計量器インターフェイス回路3a(3b,3c)の具体的な回路構成例は図5のようになる。図4の等価回路におけるスイッチSW1は図5のトランジスタTr2に相当する。
図6に電流で規定される計量器インターフェイス回路の等価回路および計量器側接続回路の等価回路の例を示す。24は電流で規定される計量器インターフェイス回路の等価回路であり、25は計量器側接続回路の等価回路である。26は計量器の受信用フォトカプラ、27は計量器の送信用フォトカプラである。例えば、閉ループ電流Iが、3mA〜6mAのときはハイレベル、0.3mA以下のときはローレベルであるというように規定される。検針を行う場合は、端末装置1が送信用フォトカプラ13をオンにして、閉ループに電流Iを所定の時間、流すこと(計量器側の送信用フォトカプラ27は通常オンになっている)により、計量器に受信準備を促す。その後、送信用フォトカプラ13をオン/オフすることにより検針指令電文を送信する。送信後は送信用フォトカプラ13をオンのままに保って、計量器の送信を促す。計量器は送信用フォトカプラ27をオン/オフすることにより検針応答電文を送信する。このような電流で規定される計量器インターフェイス回路3a(3b,3c)の具体的な回路構成例は図7のようになる。
本実施例においては、図15のシステム構成における親端末装置50とそれに登録される複数の子端末装置51a,51b,……からなる1グループのなかでは、各々の計量器インターフェイス端子2a〜2cには同じ種類の計量器を接続することとしている。ここでは、計量器インターフェイス端子2aに電力量メータ、計量器インターフェイス端子2bにガスメータ、計量器インターフェイス端子2cに水道メータが接続されているものとする。
計量器と検針用の端末装置との送受信インターフェイス回路は、2線式で半2重通信を行うので、伝送制御のための制約が多くなる傾向がある。そのため計量器との通信では電文だけではなく、手順、タイミングなどの伝送仕様が細かく定められている。例えば、計量器への指令電文が所定の速度で正しく送信されても、電文に先立つマーク信号(送信端子をハイレベルに保つ)が所定の長さでない場合は、応答が得られないような計量器もある。図15のような多段伝送のシステム構成の場合は、電文そのものは伝送されるが、伝送タイミングなどを伝送するのは困難である。そこで、本実施例においては、各事業者が、端末装置に対して、電文だけではなく、手順、タイミングなどを含む計量器インターフェイス回路3a〜3cを制御・監視するためのスクリプト(通信設定、電文、伝送手順、伝送タイミングなどの伝送仕様についての端末装置の決められた動作手順)を伝送して検針を行うこととしている。
例えば電力会社が検針を行う場合は、まず始めに計量器インターフェイス端子2aに接続された計量器のスクリプト登録を親端末装置50(図15)に行う。ホストコンピュータ31からPHS公衆回線で親端末装置50に接続し、計量器インターフェイス端子2aに対するパスワードを送信して、データリンクを確立する。それから親端末装置50は計量器インターフェイス端子2aに対するスクリプトを登録する。親端末装置50にスクリプトが登録された場合、親端末装置50は、設定された間隔(例えば1日に1回)で、その指令を配下の子端末装置51a,51b……に送信する。スクリプトを受け取った子端末装置51a,51b……は、そのスクリプト内容を解読・実行して、その実行結果を親端末装置50に返送する。電力会社のホストコンピュータ31は任意の時刻に親端末装置50に接続、データリンク確立をして、各々の親端末装置50および子端末装置51a,51b……の計量器インターフェイス端子2aに対するスクリプト実行結果(計量器の検針結果)を読み出すことができる。ガス会社が計量器インターフェイス端子2bの計量器の検針を行う方法も、水道局が計量器インターフェイス端子2cの計量器の検針を行う方法も同様である。
ホストコンピュータ31が親端末装置50にスクリプトを登録するときは、データリンク確立の後に図8のスクリプト登録電文の形式に示される「A.指令」を親端末装置50に送信する。STXとETXは通信制御コード、BCCは誤り検出のためのブロックチェックコードである。「データ長」は全体の電文の長さを表わすコード、「指令モード」は検針モード、時刻変更モードなどのモードを指定するコード、「スクリプト実行設定時間」は1時間毎、3時間毎、6時間毎、12時間毎、24時間毎のいずれかのスクリプト実行時間を設定するコード、「検針確定日」は01〜31のいずれかの日付を設定するコードである。通常のスクリプト実行結果は最新値に上書きするが、確定日の最初のスクリプト実行結果は、次の確定日における最初のスクリプト実行結果で上書きされるまで保持することとしている。「通信速度」は計量器との通信速度を設定するコードであり、1200bps,300bps,200bpsの3段階の設定ができる。「データビット長」は計量器との通信に使用するデータビット長を表わすコードであり、5ビット、7ビット、8ビットの設定ができる。「ストップビット長」は計量器との通信に使用するストップビット長を表わすであり、1ビット、1.5ビット、2ビットの3つが設定できる。「パリティ形式」は計量器との通信に使用するデータのパリティ形式を表わすコードであり、偶数パリティ、奇数パリティ、パリティなしが選択できる。「スクリプトコマンド数」はスクリプトコマンドの数を表わすコードであり、01〜99のいずれかが設定できる。「スクリプトコマンド」は個別の計量器インターフェイス回路3aへの制御コマンドである。「送信電文長」は送信電文のデータ長を表わすコード、「送信電文」は計量器に送信する電文そのものである。このようなスクリプト登録の指令を受信した親端末装置50は図8の「B.応答」を返送する。スクリプト登録電文の形式が正しく、スクリプトの登録を行った場合は「ステータス」に正常を表わすコードを入れ、そうでない場合は「ステータス」に指令エラーを表わすコードを入れて返送する。
スクリプトを登録した親端末装置50は、設定された時間間隔で、配下の子端末装置51a,51b……に対して図9のスクリプト実行電文の形式に示される「A.指令」を送信する。「端子符号」は子端末装置51a,51b……の計量器インターフェイス端子2a〜2cの3つの端子に対応したコードである(ホストコンピュータ31は親端末装置50とデータリンクを確立するときに「端子符号」とそれに対応したパスワードを送信している。従って、ホストコンピュータ31から親端末装置50に送るスクリプト登録指令には「端子符号」は入っていない)。
これを受信した子端末装置51a,51b……は、指令電文の形式が正しくない場合は、「ステータス」に指令エラーを表わすコードを入れて図9の「B.応答」を返送する。正しい場合は、スクリプトコマンドを逐次実行する。実行した結果が正常に終了したときは「ステータス」にスクリプト正常終了を表わすコードを入れ、そうでない場合は「ステータス」にスクリプトエラーを表わすコードを入れて、図9の「B.応答」を返送する。
ホストコンピュータ31が親端末装置50からスクリプト実行結果を読み出すときは、データリンク確立の後に図10のスクリプト実行結果読出電文の形式に示される「A.指令」を親端末装置50に送信する。このスクリプト実行結果読出の指令を受信した親端末装置50は図10の「B.応答」を返送する。スクリプト実行結果読出電文の形式が正しくない場合は「ステータス」に指令エラーを表わすコードを入れ、正しい場合は、「ステータス」に正常を表わすコードを入れ、収集したスクリプト実行結果のすべてを送信する。
端末装置1が計量器インターフェイス回路3a(3b,3c)に対して実行するスクリプトコマンドの種類を図11に示す。
スクリプトコマンド「メータI/F電源オン」は図1の第3ブロック1cに供給される電源を接続することである。スクリプトコマンド「メータI/F電源オフ」は図1の第3ブロック1cに供給される電源を切断することである。スクリプトコマンド「マ−ク送出」は図2の送信端子TXDをハイレベルにすることである。スクリプトコマンド「スペース送出」は図2の送信端子TXDをローレベルにすることである。スクリプトコマンド「待機」は状態を変えずに付加情報の待機時間が経過するのを待つことである。スクリプトコマンド「電文送信」は付加情報の送信電文長の桁数だけ、図9の「A.指令」中の「送信電文」を、各種の通信設定(「通信速度」「データビット長」など)に従って、図2の送信端子TXDをハイ/ローレベルにすることである。スクリプトコマンド「タイマセット」はスクリプト実行のタイムアウト時間を設定するものである。タイムアウト時間になるとスクリプトを終了してスクリプト実行エラーとする。スクリプトコマンド「マーク信号確認」は図2の受信端子RXDがハイレベルになるのを確認することである。付加情報の確認時間が経過しても受信端子RXDがハイレベルにならなかったらスクリプト実行エラーとする。スクリプトコマンド「スペース信号確認」は図2の受信端子RXDがローレベルになるのを確認することである。付加情報の確認時間が経過しても受信端子RXDがローレベルにならなかったらスクリプト実行エラーとする。スクリプトコマンド「電文受信」は、図2の受信端子RXDを監視して、そのハイ/ローレベルの結果を、各種の通信設定に従ってデータに変換し、これを付加情報の桁数のデータを受信するまで、受信しつづけることである(通常はタイマとともに用いられる)。
計量器インターフェイス回路3a(3b,3c)が電圧で規定され、その等価回路が図4の22であり、具体的な回路構成が図5である場合のスクリプトコマンド例を図12に示す。
図12のスクリプトコマンドが端末装置1によって上から逐次実行されることにより検針が行われる。(1)インターフェイス電源を入れる。(2)送信端子TXDをハイレベルにする。これによりトランジスタTr1がオンになり、送信用フォトカプラ13の発光ダイオード13aに電流が流れ、受光トランジスタ13bがオンして、結果的にトランジスタTr2がオンすることにより、計量器インターフェイス端子2a間にハイレベルの電圧が出力される。(3)ハイレベルの状態を260ms保つことにより、計量器に受信準備を促す。(4)各種の通信設定に従って、送信端子RXDをハイ/ローレベルにすることにより、端子間電圧Vを変化させて、10桁の送信電文を送信する。(5)送信端子TXDをローレベルにする。これによりトランジスタTr1がオフになり、送信用フォトカプラ13の発光ダイオード13aに電流が流れず、受光トランジスタ13bがオフして、結果的にトランジスタTr2がオフすることにより、端子間電圧Vがローレベルになる。(6)ローレベルの状態を105ms保つことにより、計量器に受信準備を促す。(7)送信端子TXDをハイレベルにする。端子間電圧Vがハイレベルになり、送信そのものを促す。(8)受信動作の前に受信タイムアウト時間4000msをセットする。(9)端子間電圧Vの電圧レベルによってTr3がオン/オフし、受信用フォトカプラ14の発光ダイオード14a、受光トランジスタ14bがオン/オフし、受信端子RXDのレベルが変化する。この端子間電圧Vの電圧レベルに連動する受信端子RXDを監視して、そのハイ/ローレベルの結果を、各種の通信設定に従ってデータに変換し、これを26桁のデータを受信するまで続ける。(10)インターフェイス電源を切る。
計量器インターフェイス回路3a(3b,3c)が電流で規定され、その等価回路が図6の24であり、具体的な回路構成が図7である場合のスクリプトコマンド例を図13に示す。
図13のスクリプトコマンドが端末装置1によって上から逐次実行されることにより検針が行われる。(1)インターフェイス電源を入れる。(2)送信端子TXDをハイレベルにする。これによりトランジスタTr1がオンになり、送用信フォトカプラ13の発光ダイオード13aに電流が流れ、受光トランジスタ13bがオンして、(計量器の送信用フォトカプラ27はオンになっているので)、閉ループ電流Iが流れる。(3)この状態を100ms保つ。(4)各種の通信設定に従って、送信端子TXDをハイ/ローレベルにすることにより、閉ループ電流Iを変化させて、16桁の送信電文を送信する。(5)送信端子TXDをハイレベルにする。閉ループ電流Iが流れる。(6)受信動作の前に受信タイムアウト時間4340msをセットする。(7)閉ループ電流Iに連動する受信端子RXDを監視して、そのハイ/ローレベルの結果を、各種の通信設定に従ってデータに変換し、これを37桁のデータを受信するまで続ける。(8)インターフェイス電源を切る。
以上のように計量器インターフェイス回路3a(3b,3c)の制御・監視のスクリプトを端末装置1に伝送することで検針できるので、デジタル化された伝送方法であっても、また複数の伝送媒体による階層化されたシステムであっても、計量器への伝送手順、タイミングなどの伝送仕様に関する情報も端末装置1に伝送できる。そのため、各事業者が計量器の伝送仕様を公開することなく、検針が行えるので、セキュリティの強化につながる。そして端末装置1は計量器の伝送仕様をインプットしたソフト処理を搭載する必要がなく、また、計量器インターフェイス回路3a〜3cを変えるだけで、電気的絶縁を要求される2線式の計量器のさまざまな組み合わせに対応できるので、汎用的な自動検針システムが構築できる。
なお、計量器インターフェイス回路は、1つで2以上の計量器を読めるものもあるので、必ずしも計量器の数に等しい数の計量器インターフェイス回路が必要ではない。
本発明の技術的思想は、「異なる事業者が1つの端末装置をスクリプトを変えることによって共通使用すること」であるので、本発明を、実施例にて説明した自動検針のみならず、監視制御にも適用することができる。例えば、図6の計量器インターフェイス回路は接点入力或いは接点出力としても使用できるので、スクリプトを拡張すれば、接点入力の状態変化を監視することができる。また、スクリプトに数個前のコマンドに戻るというコマンドを追加しておけば、ある数個のコマンドを繰り返すことになり、これにより接点出力を制御すれば、外部機器の間欠運転制御などが可能になる。
本発明の一実施例である端末装置を示す図である。 本発明の一実施例における計量器インターフェイス回路の基本構成を示す図である。 本発明の一実施例における計量器インターフェイス回路の構造の一例を示す図である。 本発明の一実施例における、電圧で規定される計量器インターフェイス回路および計量器側接続回路のそれぞれの等価回路を示す図である。 本発明の一実施例における、電圧で規定される計量器インターフェイス回路の具体的回路構成例を示す図である。 本発明の一実施例における、電流で規定される計量器インターフェイス回路および計量器側接続回路のそれぞれの等価回路を示す図である。 本発明の一実施例における、電流で規定される計量器インターフェイス回路の具体的回路構成例を示す図である。 本発明の一実施例におけるスクリプト登録電文の形式の一例を示す図である。 本発明の一実施例におけるスクリプト実行電文の形式の一例を示す図である。 本発明の一実施例におけるスクリプト実行結果読出電文の形式の一例を示す図である。 本発明の一実施例におけるスクリプトコマンドの種類の一例を示す図である。 本発明の一実施例における、電圧で規定される計量器インターフェイス回路に対するスクリプトコマンドの一例を示す図である。 本発明の一実施例における、電流で規定される計量器インターフェイス回路に対するスクリプトコマンドの一例を示す図である。 従来の、そして本発明が適用される統合型自動検針システムの構成を示す図である。 従来の、そして本発明が適用される、端末側が階層化された統合型自動検針システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 端末装置
2a〜2c 計量器インターフェイス端子
3a〜3c 計量器インターフェイス回路
4 AC電源入力端子
5,6 トランス
7,12 電源回路
8 制御部
9 PHSモデム
13 送信用フォトカプラ
14 受信用フォトカプラ
15b 内部回路接続部分
15c 計量器接続部分
16 I/F電源入力端子
17 I/F電源GND端子
18 内部電源入力端子
19 内部電源GND端子
31〜33 ホストコンピュータ
37〜39 センター装置
40 端末装置
41〜43 計量器
50 親端末装置
51a,51b 子端末装置

Claims (3)

  1. 異なる種類の複数の管理対象が接続された1つの端末装置と同種類の前記管理対象毎に設置されたセンター装置との間でデータをそれぞれ伝送する統合型自動管理システムにおいて、前記端末装置に接続される管理対象の数に応じたインターフェイス回路を設け、該インターフェイス回路を制御する管理対象固有のスクリプトを前記センター装置から前記端末装置へ送信し、前記スクリプトに従って前記端末装置が前記インターフェイス回路を制御することによってデータを管理対象へ伝え、或いは管理対象から読み出すようにしたことを特徴とする統合型自動管理システム。
  2. 異なる種類の複数の管理対象が接続され、同種類の前記管理対象毎に設置されたセンター装置との間でデータをそれぞれ伝送する端末装置において、前記管理対象の数に応じたインターフェイス回路を有し、該インターフェイス回路を制御する管理対象固有のスクリプトを前記センター装置から受信し、前記スクリプトに従って前記インターフェイス回路を制御することによってデータを管理対象へ伝え、或いは管理対象から読み出すようにしたことを特徴とする端末装置。
  3. 前記インターフェイス回路を交換可能としたことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
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