JP4315619B2 - レバー結合式コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/62955Pivoting lever comprising supplementary/additional locking means

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタに設けたレバーを回動させることにより、コネクタを相手コネクタに結合させるレバー結合式コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2000−91026号公報には、レバー結合式コネクタの技術が記載されている。同公報記載のレバー結合式コネクタは、レバーの厚さを厚くすることなくレバーの嵌合(結合)初期状態を保持することができ、しかもレバーの回動操作を容易に行うことができるように配慮したもので、次のような構成としている。
【0003】
コネクタのハウジングにレバーの中間部を回動自在に支持させ、この支持部を作用点としてレバーの一端側の操作部を押して、そのレバーを回動させることによりコネクタを相手コネクタに結合させる点を基本的構成としている。そして、レバーには、初期状態でコネクタ側に当接する、反発性のある仮止め片を設けている。相手コネクタ側には、その相手コネクタに対するコネクタの嵌合(挿入)に伴い、レバー側の仮止め片がコネクタに当接するのを解除する解除部を設けている。
【0004】
この構成によって、レバー全体の厚さを厚くすることなく、レバーの嵌合初期状態を保持可能にしている。さらに、コネクタの相手コネクタへの嵌合の途中において解除部が働き、レバーの回動規制が解除されるため、レバーが適正な回動動作を行うことができる。これにより、コネクタ同士の確実な結合を可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなレバー結合式コネクタでは、確かに上記したような利点が得られるものの、以下のような点で解決すべき課題もあった。
【0006】
コネクタを相手コネクタに結合する初期状態では、レバーが最大傾斜状態にあり、レバーの操作部が大きく突出することによる問題である。即ち、通常のレバー結合式コネクタにおいても、相手コネクタとの結合前にはレバーは起き上がった状態にある。従って、相手コネクタを含まないコネクタ単体のときにスペースを必要とする問題、輸送の際に嵩張る問題、レバーが突出している分だけ破損しやすい問題等があった。さらに、レバーを設けたコネクタのハウジングに端子を装填する際にレバーが邪魔になる問題もあった。
【0007】
よって、本発明の課題は、レバーの作動位置に配慮することで、コネクタ単体での小型化を図り、スペースの問題、輸送の問題、破損の問題、端子装填時の問題等を回避することができるレバー結合式コネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るレバー結合式コネクタは、ハウジングに対する支点を中心に回動自在なレバーが設けられたコネクタと、そのコネクタが挿入される相手コネクタと、レバーを回動させることでコネクタを相手コネクタに結合させる結合手段と、レバーの回動位置を制御するレバー制御手段とを備える。レバーは、そのハウジングに対して略平行に収まる収納位置と、レバーの操作部がハウジングから離れる方向へ回動した突出位置との間を回動可能に設けられると共に、ハウジングに対してレバーの長さ方向に一定の範囲でスライド可能に設けられる。レバー制御手段は、相手コネクタに対するコネクタの挿入時にレバーを収納位置から突出位置まで回動させるように構成される。
【0009】
本発明によれば、レバー制御手段によって、相手コネクタに対するコネクタの挿入時にレバーを収納位置から突出位置まで回動させるように構成してある。従って、コネクタを相手コネクタに挿入する前と挿入後の両方でレバーを収納位置に納めておくことが可能になる。さらに、レバーはハウジングに対してレバー自体の長さ方向に一定の範囲でスライド可能に設けられる。従って、収納時におけるレバーの長さ方向のスライド位置を調整して収納することができる。これにより、コネクタ単体での十分な小型化を図り、スペースの問題、輸送の問題、破損の問題、端子装填時の問題等を回避することができる。
【0010】
本発明では、ハウジングに対するレバーのロック手段を備え、そのロック手段は、レバーの収納位置と突出位置の少なくとも一方で機能するように構成されていることが望ましい。このように、ハウジングに対するレバーのロック手段を装備した場合、レバーを目的とする位置に確実に位置決めすることができる。これにより、レバーの誤操作を防ぎ、操作性を高めることができる。
【0011】
前記ロック手段としては、レバーの収納位置で機能する第1ロック手段と、レバーの突出位置で機能する第2ロック手段とを備えていることが望ましい。このようにすれば、レバーの収納位置と突出位置の両方に位置決めすることが可能になる。
【0012】
前記第1ロック手段は、レバーに設けられた弾性変形可能なフック片と、ハウジングに設けられ、フック片を係止させる係止突起とを含む構成とすることもできる。また、前記第2ロック手段は、レバーに設けられた凸部と、ハウジングに設けられ、レバーの突出位置で凸部が嵌り込む凹部とを含む構成とすることもできる。
【0013】
前記レバー制御手段は、相手コネクタのハウジングに設けられた突起と、レバーに設けられ、相手コネクタに対するコネクタの挿入途中で突起の進入を許容するガイド溝とを備え、突起はコネクタの挿入途中でフック片に接触して第1ロック手段の機能を解除するように設定されていることが望ましい。
【0014】
このように構成した場合、相手コネクタに対するコネクタの挿入初期から途中においては、突起によってレバーが押し上げられる。その後、突起がガイド溝内に進入するので、レバーはそれ以上に押し上げられなくなる。従って、突起はレバーを押し上げる機能に加えて第1ロック手段を解除する機能も発揮する。
【0015】
前記突起がガイド溝へ進入する際のレバーの突出位置は、レバーの最大傾斜状態に対応していることが望ましい。このようにすれば、レバーの作動や機能に制限を与えることのない構成とすることができる。
【0016】
前記レバーの操作部は、レバーがその収納位置にあるとき、ハウジングの上面から突出しない構成であることが望ましい。このようにすれば、レバーの収納時の高さを十分に抑えることができるので、レバーの占めるスペースがより小さくなり、コネクタの小型化に大きく寄与することができる。
【0017】
前記レバーは支点を中心にして回動する作用点を備え、そのレバーの作用点部分と相手コネクタのハウジングとの間に、結合手段が設けられていることが望ましい。このようにすれば、結合手段を簡易な構成で実現することができる。
【0018】
前記結合手段は、相手コネクタのハウジングに設けられたボスと、レバーの作用点部分に設けられ、レバーの回動に伴ってボスが進入する結合溝とを備えていることが望ましい。このようにすれば、レバーの持つ「てこ」の原理を利用して簡易で確実な結合手段を構成することができる。
【0019】
前記レバーはコネクタのハウジングの側面にピン結合されてその側面に沿って回動可能であり、前記突起及びボスは、相手コネクタのハウジングの内面に設けられていることが望ましい。このようにすれば、ハウジング及びレバーの厚さを比較的薄く設定してコンパクトに構成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図14を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るレバー結合式コネクタの斜視図であり、コネクタを相手コネクタへ結合する前の状態を示している。図2はコネクタを相手コネクタへ結合する挿入初期状態の一部断面正面図である。図3及び図4はロック手段を示す拡大図である。なお、理解の便宜上、図面においては端子や電線等を省略している。
【0021】
このレバー結合式コネクタは、図1に示すように、レバー10を設けたコネクタ20と、そのコネクタ20が挿入される相手コネクタ30とを備えている。コネクタ20は、図示しないメス端子を保持する樹脂製のハウジング21を備えている。ハウジング21は、ほぼ四角筒状で、内部に仕切りを兼ねた補強リブ24が設けられている。
【0022】
レバー10は、全体として門型に形成されていて、ハウジング21の両側面21a、21aにそれぞれ添うように配置された左右一対の板状部分11、11と、それら板状部分11、11の一端側を連結する連結部12とを備えている。そして、このレバー10は、板状部分11の長さ方向の中間部よりも他端寄りの位置で、ピン13によりハウジング21の側面21a部分にピン結合されている。
【0023】
これにより、レバー10は、その一端側の凹面状の操作部14を押すことで、ピン13を支点として全体が回動し、他端側の自由端部が作用点部分15として働くように構成されている。
【0024】
相手コネクタ30は、レバー10を設けたコネクタ20のハウジング21を受け入れることができる大きさの樹脂製のハウジング31を備えている。
【0025】
コネクタ20のレバー10と相手コネクタ30のハウジング31との間には、レバー10を回動させることでコネクタ20を相手コネクタ30に結合させる結合手段C1と、レバー10の回動位置を制御するレバー制御手段C2とが設けられている。
【0026】
そして、レバー10は、そのハウジング21に対して略平行に収まる収納位置(図2参照)と、レバー10の操作部14がハウジング21の上面から離れる方向へ大きく回動した突出位置(図1参照)との間を往復回動可能に設けられている。
【0027】
さらに、レバー制御手段C2は、相手コネクタ30に対するコネクタ20の挿入時にレバー10を収納位置から突出位置まで回動させるように構成されている。
【0028】
図示例によるレバー制御手段C2は、相手コネクタ30のハウジング31の内面31aに設けられた円柱状の突起32と、レバー10に設けられ、相手コネクタ30に対するコネクタ20の挿入途中で突起32の進入を許容するガイド溝16と、コネクタ20の挿入初期から挿入途中において突起32に接触する下面部分1a、下辺部分10aとを備えた構成である(図1〜図3参照)。
【0029】
従って、相手コネクタ30に対するコネクタ20の挿入初期から途中においては、突起32によってレバー10が押し上げられ、その後は突起32がガイド溝16内に進入して、それ以上にレバー10が押し上げられないように設計されている。
【0030】
より具体的には、次のように設計されている。
ハウジング21に対するレバー10のロック手段を備えている。ロック手段はレバー10の収納位置で機能する第1ロック手段L1(図3参照)と、レバー10の突出位置で機能する第2ロック手段L2(図4参照)とを備えている。
【0031】
第1ロック手段L1は、拡大した図3で示すように、レバー10に設けられた弾性変形可能なフック片1と、ハウジング21に設けられ、フック片1を係止させる係止突起2とで構成されている。フック片1には、係止突起2に対して密着する形態で係止するフック部1bが設けられている。係止突起2にはフック部1bがこれを乗り越えやすくするためのテーパ面2aが設けられている。
【0032】
第2ロック手段L2は、拡大した図4で示すように、レバー10に設けられた凸部5と、ハウジング21に設けられ、レバー10の突出位置で凸部5が嵌り込む凹部6とで構成されている。ここでは、凸部5を凹部6に緊密に嵌り込むように設定することで、レバー10をその突出位置に位置決めできるように構成している。
【0033】
レバー10が図2に示す収納位置にあるとき、レバー10の下部が突起32に接触する。その接触位置は、初めのうちフック片1の下面部分1aであり、レバー10の操作部14寄りとなる。その後は下面部分1aに続くレバー10の下辺部分10aへと移行する。即ち、コネクタ20の相手コネクタ30への挿入に伴う反力が突起32を介してレバー10に作用し、レバー10の操作部14側を上方へ回動させる構成である。
【0034】
レバー10に設けたガイド溝16は、レバー10が図1に示す最大傾斜状態にあるときに、ほぼ上下に延びる構成である。この状態でのガイド溝16の入口16aは下方に向いている。このとき、レバー10の下辺部分10aに対する突起32の接触が解除され、突起32がガイド溝16内に進入可能となる。
【0035】
ガイド溝16の中間部分は、ピン13を中心とする円弧状の孔16bに形成されている。これは、レバー10を回動させたときに突起32がガイド溝16内をその奥まで円滑に進入可能にするためである。ガイド溝16の奥には、レバー10の長さ方向に延びるスライド孔16cが形成されている。
【0036】
レバー10の操作部14は、レバー10がその収納位置にあるとき、ハウジング21の上面から突出しない構成としている。この結果、レバー10の収納時の高さを十分に抑えることができるので、レバー10の占めるスペースがより小さくなり、コネクタ20の小型化に大きく寄与することができる。なお、レバー10の連結部12の内面には、相手コネクタ30のハウジング31に設けた縦孔34と係合する小突起18が設けられている。
【0037】
結合手段C1は、相手コネクタ30のハウジング31の内面に設けられた円柱状のボス33と、レバー10の作用点部分15に設けられ、レバー10の回動に伴ってボス33が進入する結合溝17とを備えている。この構成により、レバー10の持つ「てこ」の原理を利用して簡易で確実な結合手段C1を構成することができる。
【0038】
より具体的には、次のように設計されている。
レバー10が図2に示す収納位置にあるときには、ボス33と結合溝17は対応していない。レバー10が押し上げられて回動し、図1及び図6に示す最大傾斜状態になったときに、結合溝17の入口17aが斜め下方に向いてボス33に対応する。結合溝17は入口17a部分に続いて鈍角に湾曲して横方向(レバー10の長さ方向)に延びる長孔部分17bを有する。
【0039】
レバー10の支点となるピン13が貫通するピン孔19は長孔に形成されている。長孔の長さ方向はレバー10の長さ方向に対応している。このように、長孔に形成されたピン孔19の存在、結合溝17の長孔部分17bの存在、スライド孔16cの存在により、レバー10は自身の長さ方向に一定の範囲でスライド可能に構成されている。
【0040】
さらに、レバー10とハウジング21との間には、レバー10の一方へのスライド位置と他方へのスライド位置とにそれぞれ位置決めする位置決め機構Lが設けられている。この位置決め機構Lは、図11及び図14に示されている。この例では、レバー10の板状部分11に設けられた長方形状の溝7と、ハウジング31の内面に設けられた四角柱状の突起8とにより構成されている。
【0041】
長方形状の溝7はレバー11の長さ方向に延びている。そして、この長方形状の溝7はその長さ方向の中央部付近に設けられた突出部7aによって第1溝7bと第2溝7cとに区画されている。これら第1溝7b及び第2溝7cに対して四角柱状の突起8が進入可能に構成されている。
【0042】
四角柱状の突起8が第1溝7bに進入した状態がレバー10の引き出し位置に相当し、第2溝7cに進入した状態がレバー10の押し込み位置(収納位置)に相当している。第1溝7bは長目であるため、その中では四角柱状の突起8は若干移動できる。しかし、第2溝7c内では移動不可能に設定している。従って、レバー10は収納位置でしっかりと位置決め可能なように構成されている。
【0043】
このような構成のレバー結合式コネクタの動作や作用等について、以下に説明する。
【0044】
図2のように、相手コネクタ30のハウジング31内にコネクタ20のハウジング21を挿入した初期状態では、レバー10は収納位置にあり、フック片1の下面部分1aに突起32が当接している。
【0045】
この図2に示す状態から、コネクタ20を相手コネクタ30に対して挿入すると、突起32がフック片1の下面部分1aを押し上げ、フック部1bと係止突起2との係止状態を解除する。このとき、フック片1はその弾性変形によって係止突起2との係止状態を解除する。
【0046】
コネクタ20をさらに挿入すると、突起32によってレバー10が押し上げられ、図5に示すようにレバー10の操作部14側がピン13を中心にして矢印A方向へ回動する。この際、レバー10は操作部14側が突出する方向へスライドしつつ、矢印A方向へ回動する。レバー10についてはこれを引き出すような力を加えつつ、コネクタ20を押し込む操作を行うこともできる。
【0047】
コネクタ20を相手コネクタ30へ挿入する途中において、図6に示す状態まで挿入すると、突起32が下辺部分10aから外れ、ガイド溝16の入口16aに達する。この状態で第2ロック手段L2が機能し、レバー10がその突出位置にロックされる。このとき、レバー10は最大傾斜状態となる。この図6に示す状態では、突起32がガイド溝16内に進入し、同時にボス33が結合溝17内に進入する。
【0048】
図7はこのときのピン13、突起32およびボス33の位置を示す拡大図である。図8はレバー10の最大傾斜状態において、凸部5が凹部6内に緊密に嵌り込むことで第2ロック手段L2が機能している状態を示している。これにより、レバー10の反転防止効果も得られる。
【0049】
コネクタ20の挿入操作はここで止め、次に、レバー10の操作を行う。レバー10の操作部14を図6において矢印B方向へ押し下げる操作を行う。そうすると、図9に示すように、レバー10はピン13を中心に回転する。これにより、突起32がガイド溝16の奥に進入し、ボス33が結合溝17の奥(長孔部分17bの手前)に進入する。
【0050】
図10はこのときのピン13、突起32およびボス33の位置を示す拡大図でる。図11は位置決め機構Lの作動状態を示す部分拡大図である。同図に示すように、四角柱状の突起8は第1溝7b内に位置している。
【0051】
これら図9、図10及び図11に示すように、レバー10がその収納位置となる水平状態に移行した段階で、コネクタ20と相手コネクタ30がしっかりと結合される。但し、この状態においてレバー10は完全な収納形態ではない。レバー10は水平状態にはあるものの、その操作部14側へスライドしていて、ハウジング21の側面からの突出量が大きくなっているからである。
【0052】
そこで、レバー10を図9において矢印C方向へ押し、図12に示すように作用点部分15側へスライドさせる。これにより、レバー10の突出量を小さくした状態で収納することができる。
【0053】
図13はこのときのピン13、突起32およびボス33の位置を示す拡大図でる。図14は位置決め機構Lの作動状態を示す部分拡大図である。同図に示すように、四角柱状の突起8は第2溝7c内に位置している。即ち、レバー10を矢印C方向に押すことで、四角柱状の突起8が突出部7aを乗り越えて第1溝7bから第2溝7cへと相対的に移動している。これにより、レバー10は図12に示す収納位置に位置決めされる。
【0054】
レバー10がこの図12に示す状態にあるとき、ピン13がピン孔19の奥に進入し、突起32がガイド溝16からスライド孔16c内に進入し、ボス33が結合溝17から長孔部分17b内にそれぞれ進入する。
【0055】
この結合状態を解除するには、レバー10を図9に示すように操作部14側へ引き出し、次に、レバー10を、その操作部14が持ち上がる方向に回動させた後に、コネクタ20を相手コネクタから引き抜く操作を行えばよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明のレバー結合式コネクタによれば、レバー制御手段によって相手コネクタに対するコネクタの挿入時にレバーを収納位置から突出位置まで回動させるように構成してある。従って、コネクタを相手コネクタに挿入する前と挿入後の両方でレバーを収納位置に納めておくことが可能になる。さらに、レバーはハウジングに対してレバー自体の長さ方向に一定の範囲でスライド可能に設けられる。従って、収納時におけるレバーの長さ方向のスライド位置を調整して収納することができる。これにより、コネクタ単体での十分な小型化を図り、スペースの問題、輸送の問題、破損の問題、端子装填時の問題等を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレバー結合式コネクタの結合前の全体斜視図
【図2】本発明に係るレバー結合式コネクタの挿入初期状態を示す一部断面斜視図
【図3】本発明に係るレバー結合式コネクタの第1ロック手段の部分拡大図
【図4】本発明に係るレバー結合式コネクタの第2ロック手段の部分拡大斜視図
【図5】本発明に係るレバー結合式コネクタの結合途中の状態を示す斜視図
【図6】本発明に係るレバー結合式コネクタの結合途中の状態を示す斜視図
【図7】本発明に係るレバー結合式コネクタの部分拡大斜視図
【図8】本発明に係るレバー結合式コネクタの部分拡大斜視図
【図9】本発明に係るレバー結合式コネクタの結合完了の状態を示す一部断面斜視図
【図10】本発明に係るレバー結合式コネクタの部分拡大斜視図
【図11】本発明に係るレバー結合式コネクタの位置決め機構を示す部分拡大斜視図
【図12】本発明に係るレバー結合式コネクタのレバー収納状態を示す一部断面斜視図
【図13】本発明に係るレバー結合式コネクタの部分拡大斜視図
【図14】本発明に係るレバー結合式コネクタの位置決め機構を示す部分拡大斜視図
【符号の説明】
1 フック片
1a 下面部分
1b フック部
2 係止突起
2a テーパ面
5 凸部
6 凹部
7 長方形状の溝
8 四角柱状の突起
10 レバー
10a 下辺部分
11 板状部分
12 連結部
13 ピン
14 操作部
15 作用点部分
16 ガイド溝
16a 入口
16b 円弧状の孔
16c スライド孔
17 結合溝
17a 入口
17b 長孔部分
18 小突起
19 ピン孔
20 コネクタ
21 ハウジング
21a 側面
24 補強リブ
30 相手コネクタ
31 ハウジング
32 突起
33 ボス
34 縦孔
C1 結合手段
C2 レバー制御手段
L 位置決め機構
L1 第1ロック手段
L2 第2ロック手段

Claims (12)

  1. ハウジングに対する支点を中心に回動自在なレバーが設けられたコネクタと、
    そのコネクタが挿入される相手コネクタと、前記レバーを回動させることで前記コネクタを前記相手コネクタに結合させる結合手段と、
    前記レバーの回動位置を制御するレバー制御手段とを備え、
    前記レバーは、そのハウジングに対して略平行に収まる収納位置と、前記レバーの操作部がハウジングから離れる方向へ回動した突出位置との間を回動可能に設けられると共に、ハウジングに対してレバーの長さ方向に一定の範囲でスライド可能に設けられ、該レバーが回動する際の支点となるピンが貫通する長孔のピン孔であって、該ピン孔の長さ方向が前記レバーの長さ方向と対応するピン孔を有し、
    前記レバー制御手段は、前記相手コネクタに対するコネクタの挿入時に前記レバーをその収納位置と前記突出位置との間を回動させるように構成され、前記相手コネクタのハウジングに設けられた突起と、前記レバーに設けられる相手コネクタに対するコネクタの挿入途中で前記突起の進入を許容するガイド溝と、前記ガイド溝の一端と隣接し、前記レバーの長さ方向に延びることで前記レバーが収納位置に収まる際に該レバーのスライドを許容するスライド孔と、前記レバーに設けられ、前記ガイド溝の他端と隣接しかつ前記ピン孔の長さ方向と対応する直線状の下辺部分であって、相手コネクタに対するコネクタの挿入前から挿入途中において前記突起に接触する下辺部分と、を有し、
    前記レバーは、相手コネクタに対するコネクタの挿入前と挿入後において、前記収納位置に収まる、レバー結合式コネクタ。
  2. 前記ハウジングに対するレバーのロック手段を備え、そのロック手段は、前記レバーの収納位置と突出位置の少なくとも一方で機能するように構成されている、請求項1記載のレバー結合式コネクタ。
  3. 前記ロック手段は、前記レバーの収納位置で機能する第1ロック手段と、前記レバーの突出位置で機能する第2ロック手段とを備えている、請求項2記載のレバー結合式コネク
    タ。
  4. 前記第1ロック手段は、前記レバーに設けられた弾性変形可能なフック片と、前記ハウジングに設けられ、前記フック片を係止させる係止突起とを含む、請求項3記載のレバー結合式コネクタ。
  5. 前記第2ロック手段は、前記レバーに設けられた凸部と、前記ハウジングに設けられ、前記レバーの突出位置で前記凸部が嵌り込む凹部とを含む、請求項3記載のレバー結合式コネクタ。
  6. 前記突起は前記コネクタの挿入途中で前記フック片に接触して前記第1ロック手段の機能を解除するように設定されている、請求項記載のレバー結合式コネクタ。
  7. 前記突起が前記ガイド溝へ進入する際の前記レバーの突出位置は、レバーの最大傾斜状態に対応している、請求項6記載のレバー結合式コネクタ。
  8. 前記レバーの操作部は、レバーがその収納位置にあるとき、ハウジングの上面から突出しない構成である、請求項1〜7の何れか1項に記載のレバー結合式コネクタ。
  9. 前記レバーは前記支点を中心にして回動する作用点を備え、そのレバーの作用点部分と前記相手コネクタのハウジングとの間に、前記結合手段が設けられている、請求項1記載のレバー結合式コネクタ。
  10. 前記結合手段は、前記相手コネクタのハウジングに設けられたボスと、前記レバーの作用点部分に設けられ、前記レバーの回動に伴って前記ボスが進入する結合溝とを備え
    相手コネクタに対するコネクタの挿入前における前記収納位置では、前記ボスと前記結合溝とが離れており、前記レバーが前記収納位置にある状態から前記コネクタが相手コネクタに対して挿入されていくと、前記ボスと前記係合溝との間隔が徐々に狭められて、挿入途中において前記結合溝が前記ボスの進入を許容し、前記レバーの操作部がハウジングに近づく方向へ回動されると前記ボスが結合溝の奥に進入し、前記レバーが前記収納位置に収まるとともに前記コネクタと前記相手コネクタが結合され、
    前記結合溝は、前記レバーの長さ方向に延びる長孔部分を有する、請求項1又は9記載のレバー結合式コネクタ。
  11. 前記レバーは前記コネクタのハウジングの側面にピン結合されてその側面に沿って回動可能であり、前記突起及びボスは、前記相手コネクタのハウジングの内面に設けられている、請求項1〜10の何れか1項に記載のレバー結合式コネクタ。
  12. 前記レバーが前記収納位置にある状態から前記コネクタが相手コネクタに対して挿入されていくと、前記レバーが該レバーの長さ方向にスライドしながら前記ピンを支点として回動し、挿入途中において前記突起と前記下辺部分との接触が解除されて、前記ガイド溝が前記突起の進入を許容し、前記レバーの操作部がハウジングに近づく方向へ回動すると前記突起がガイド溝の奥に進入し、前記レバーが前記収納位置に収まる、請求項1〜11の何れか1項に記載のレバー結合式コネクタ。
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