JP4314804B2 - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、異なる装置間、異なるアプリケーション間などで、データ交換する際に用いて好適な情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータが普及し、その機能も高性能化している。またパーソナルコンピュータも、デスクトップ型だけでなく、携帯可能なモバイルコンピュータなどと俗に称されるコンピュータやPDA(Personal Digital Assistance)も普及している。さらに、携帯電話も電話としての機能だけでなく、その通信機能を生かし、さまざまな機能が充実してきている。
【0003】
例えば、モバイルコンピュータや携帯電話など、従来、画像を撮像する機能を有して無く、また、画像を撮像するための装置でなかった装置が、画像を撮像する機能を有するようになってきている。このように、さまざまな種類の装置で画像を撮像できるようになると、それらの装置間で、画像データの交換を行いたいといった要望がユーザに起こり、そのようなことを実現するためのソフトウェアなども発売されている(非特許文献1参照。)。
【0004】
【非特許文献1】
ソニー株式会社、“PictureGearStudio、ver1.0”、[online]、[平成14年9月25日検索]、インターネット<http://vaio.sony.co.jp/Products/Software_02q3/PictureGearStudio/>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、さまざまな装置が普及してくると、それらの装置間で、データの授受を行いたいという要求や必要性があり、そのことを実現するためのソフトウェアなども発売されているが、実際にデータの授受を行う場合、装置毎の能力の違いや、装置を制御するためのプログラムの違いから、何らかの制限があるときがある。
【0006】
例えば、高機能のパーソナルコンピュータから低機能のパーソナルコンピュータにデータを提供する場合、低機能のパーソナルコンピュータ側では、処理できないデータまでも提供され、低機能側のパーソナルコンピュータでは、そのデータを生かした再生をできないといった問題があった。また逆に、低機能のパーソナルコンピュータ側からのデータを、そのまま高機能のパーソナルコンピュータで再生すると、再現される色数が少なかったり、粗い画像となってしまったりし、高機能側の性能を生かした再生が行えないといった問題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、異なる装置間、異なるアプリケーション間、異なるOS間において、ユーザが簡便にデータの交換を行えるようにし、かつ、交換されるデータに無駄が無いようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、コンテンツデータを記憶する記憶手段であり、第1のソフトウェアで扱うための第1のコンテンツデータを記憶する第1の領域、第1のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータから第2のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータに変換した後の第2のコンテンツデータを記憶する第2の領域を含む記憶手段と、第1のコンテンツデータを第2のコンテンツデータに変換するとともに、第1のコンテンツデータに含まれ、第1のコンテンツデータを識別する識別情報を、変換前後で同一のものとする変換を行う変換手段と、第1の領域に、他の装置が記憶している第3のコンテンツデータの書き込みが行われるとき、第3のコンテンツデータと同一の識別情報を有する第2のコンテンツデータが、第2の領域に記憶されており、かつ、第1のコンテンツデータが、第1の領域に記憶されていないとき、前記第3のコンテンツデータに、同一の識別情報を有する前記第2のコンテンツデータに含まれる所定のデータを追加し、その追加された後のデータを、前記第1のソフトウェアで扱える形式のデータに変換し、第1のコンテンツデータとして、第1の領域に書き込む書き込み手段とを備える。
【0009】
前記変換手段は、第2のソフトウェアで扱えないデータは、変換しないようにすることができる。
【0010】
前記識別情報は、コンテンツデータが属するカテゴリを示す情報と、コンテンツデータを他のコンテンツデータと区別するための情報のうち、少なくとも一方を含むようにすることができる。
【0012】
本発明の情報処理方法は、コンテンツデータを記憶する記憶手段、前記コンテンツデータを所定の形式に変換する変換手段とを備える情報処理装置の情報処理方法であって、前記記憶手段は、第1のソフトウェアで扱うための第1のコンテンツデータを記憶する第1の領域、第1のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータから第2のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータに変換した後の第2のコンテンツデータを記憶する第2の領域を含み、前記記憶手段への前記第1のコンテンツデータまたは前記第2のコンテンツデータの記憶を制御する記憶制御ステップと、前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記第1のコンテンツデータを第2のソフトウェアで扱える形式の前記第2のコンテンツデータに変換するとともに、前記第1のコンテンツデータに含まれ、前記第1のコンテンツデータを識別するための識別情報を、変換前後で同一のものとする変換を行う変換ステップと、第1の領域に、他の装置が記憶している第3のコンテンツデータの書き込みが行われるとき、第3のコンテンツデータと同一の識別情報を有する第2のコンテンツデータが、第2の領域に記憶されており、かつ、第1のコンテンツデータが、第1の領域に記憶されていないとき、前記第3のコンテンツデータに、同一の識別情報を有する前記第2のコンテンツデータに含まれる所定のデータを追加し、その追加された後のデータを、前記第1のソフトウェアで扱える形式のデータに変換し、第1のコンテンツデータとして、第1の領域に書き込む書き込みステップとを含む。
【0013】
本発明のプログラムは、コンテンツデータを記憶する記憶手段と、前記コンテンツデータを所定の形式に変換する変換手段とを備える情報処理装置に、前記記憶手段は、第1のソフトウェアで扱うための第1のコンテンツデータを記憶する第1の領域、第1のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータから第2のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータに変換した後の第2のコンテンツデータを記憶する第2の領域を含み、前記記憶手段への前記第1のコンテンツデータまたは前記第2のコンテンツデータの記憶を制御する記憶制御ステップと、前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記第1のコンテンツデータを第2のソフトウェアで扱える形式の前記第2のコンテンツデータに変換するとともに、前記第1のコンテンツデータに含まれ、前記第1のコンテンツデータを識別するための識別情報を、変換前後で同一のものとする変換を行う変換ステップと、第1の領域に、他の装置が記憶している第3のコンテンツデータの書き込みが行われるとき、第3のコンテンツデータと同一の識別情報を有する第2のコンテンツデータが、第2の領域に記憶されており、かつ、第1のコンテンツデータが、第1の領域に記憶されていないとき、前記第3のコンテンツデータに、同一の識別情報を有する前記第2のコンテンツデータに含まれる所定のデータを追加し、その追加された後のデータを、前記第1のソフトウェアで扱える形式のデータに変換し、第1のコンテンツデータとして、第1の領域に書き込む書き込みステップとを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラム。
【0014】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、異なるOS間、異なるアプリケーション間、異なる装置間などにおいてデータが授受される際、授受されるデータを識別するための情報は変換せずに、互換性が保たれるようにされる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明を適用した情報処理装置を含む情報処理システムの一実施の形態の構成を示す図である。情報処理システムは、PC(Personal Computer)1、クレードル2、および、PDA(Personal Digital Assistance)3から構成されている。PC1とPDA3は、クレードル2を介してデータの授受が行えるように構成されている。
【0016】
クレードル2は、USB(Universal Serial Bus)コネクタ(不図示)を有しており、そのUSBコネクタと、PC1のUSBポート31(図2)が接続されると、PDA3は、PC1と、クレードル2を介して相互に通信することができる状態とされる。換言すると、PDA3は、USBポートを有する装置との間において、クレードル2を介してデータの共有化を図ることができるように構成されている。
【0017】
図2は、PC1の内部構成例を示す図である。PC1のCPU(Central Processing Unit)21は、ROM(Read Only Memory)22に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)23には、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。入出力インタフェース25は、キーボードやマウスから構成される入力部26が接続され、入力部26に入力された信号をCPU21に出力する。また、入出力インタフェース25には、ディスプレイやスピーカなどから構成される出力部27も接続されている。
【0018】
さらに、入出力インタフェース25には、ハードディスクなどから構成される記憶部28、および、インターネットなどのネットワークを介して他の装置とデータの授受を行う通信部29も接続されている。ドライブ30は、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、半導体メモリ44などの記録媒体からデータを読み出したり、データを書き込んだりするときに用いられる。USBポート31は、クレードル2と接続され、PDA3とデータの授受を行う際に用いられる。
【0019】
図3は、PDA3の内部構成例を示すブロック図である。CPU61は、ROM62に記憶されているプログラム、または記憶部70からRAM63にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM63にはまた、CPU61が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0020】
CPU61、ROM62、RAM63、および、表示制御部64は、バス66を介して相互に接続されている。表示制御部64は、LCD(Liquid Crystal Display)65の表示を制御するために設けられている。
【0021】
バス66には、入出力インタフェース67も接続されている。入出力インタフェース67には、タッチパネル68、キーボードや各種のボタン(いずれも不図示)からなる入力部69、メモリスティック(商標)81が装着されるスロット71、PDA3が内蔵するバッテリ(図示せず)を充電させるとともに、PC1との通信の中継装置となるクレードル2等が接続されるコネクタ72が接続さ
れている。
【0022】
タッチパネル68により検出された座標は、入出力インタフェース67、バス66を介してCPU61に提供され、CPU61は、提供されたその座標に対応する所定の情報を取得する。
【0023】
入出力インタフェース67には、必要に応じて、フラッシュメモリ(ハードディスクなどでも良い)より構成される記憶部70が接続される。PC1に適宜装着される磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、或いは半導体メモリ44などから読み出されたプログラムやデータは、クレードル2を介する有線通信等の手段により、必要に応じてPDA3に対して供給され、記憶部70にインストールされる。または、スロット71に適宜装着されるメモリスティック81から読み出されたプログラムやデータも、必要に応じて記憶部70にインストールされる。
【0024】
PC1側の説明に戻り、PC1の記憶部28には、図4に示すようなプログラムが記憶されており、必要に応じ読み出され、RAM23に展開され、CPU21が処理を実行する際に用いられる。OS101は、例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)などである。OS101が起動された状態で、起動され、所定の処理を実行するソフトウェアとして、ここでは、画像を処理する画像処理ソフトウェア102と、異なるソフトウェア間におけるデータの変換を行うためのコンバートソフトウェア103が、記憶部28にインストールされており、ユーザの起動の指示により、RAM23に展開されるとして以下の説明を行う。
【0025】
OS51が起動され、画像処理ソフトウェア102が起動されることにより、PC1の出力部27としてのディスプレイ上に表示される画面の一例を図5に示す。ディスプレイ121上には、OS101が起動されることにより、デスクトップ130が表示される。そのデスクトップ130上に、画像処理ソフトウェア102が起動されることにより、その画像処理ソフトウェア102に基づくウィンドウ131が表示される。
【0026】
画像処理ソフトウェア102は、6つのアプリケーションから構成されている。なお、以下の説明においては、1つのソフトウェア内に、異なる処理を実行する複数のアプリケーションが存在し、各アプリケーション内に、異なる処理を実行する複数の機能が存在するとして説明する。
【0027】
図6に詳細を示すに、画像処理ソフトウェア102は、「写真を取り込む」アプリケーション141、「写真を管理する」アプリケーション142、「フォトアルバム」アプリケーション143、「バインダーを開く」アプリケーション144、「プリントスタジオ」アプリケーション145、および、「このソフトの使い方」アプリケーション146から構成されている。
【0028】
これらのアプリケーションに対応した項目が、図5に示したように、ウィンドウ131上に表示されている。図5に示した画面例では、各項目は円で示され、アプリケーション名(図6において、「」内に図示した名前)と、それぞれのアプリケーションで実行できることをイメージさせるような絵がそれぞれ記述されている。
【0029】
「写真を取り込む」アプリケーション141は、接続されたデジタルカメラなどから、そのデジタルカメラで撮像された画像データを画像処理ソフトウェア102で処理できるように取り込むときに起動される。「写真を管理する」アプリケーション142は、取り込まれて記憶されている画像データに基づく画像に対して、名前を付けたり、分類したりするといった処理を行うときに起動される。
【0030】
「フォトアルバム」アプリケーション143は、紙媒体のアルバムを擬似的に再現するアプリケーションであり、この「フォトアルバム」アプリケーション143を用いると、例えば、アルバムの頁をめくっているかのように、写真を見ることができ、また、そのようなアルバムを簡便に作成するための処理を行えるアプリケーションである。
【0031】
「バインダーを開く」アプリケーション144は、例えば、料理のレシピなど、その料理の写真、材料や作り方のテキストなどから構成される頁の作成や、閲覧を行うことができるアプリケーションである。
【0032】
「プリントスタジオ」アプリケーション145は、写真を所望な形態でプリント(印刷)する際に起動されるアプリケーションである。「このソフトの使い方」アプリケーション146は、画像処理ソフトウェア102で行える処理はどのようなものであるか、操作の仕方など、わからないことがある時に起動されるアプリケーションである。
【0033】
図5に示した画像例では、カーソル151が、「バインダを開く」アプリケーション144に対応する項目上に位置している。このようにカーソル151が位置しているアプリケーション(項目)は、他の項目と区別が付くように表示されるとともに、その選択されている項目を選択することにより(その選択されているアプリケーションにより)、実行できる処理などを記したメッセージが、例えばウィンドウ131内の右側部分に表示される。
【0034】
図5に示した状態から、「バインダを開く」アプリケーション144に対応する項目が選択され、起動が指示された場合、図5に示したウィンドウ131の表示は、図7に示したようなウィンドウ171に切り換えられる。「バインダを開く」アプリケーション103が起動されることによりディスプレイ121上に表示されるウィンドウ171の左側には、バインダの名称の一覧が表示され、その中からユーザが所望のバインダを選択できるようになっているバインダ選択部172が設けられている。
【0035】
なお、ここで、バインダとは、カテゴリーを示し、そのカテゴリー内に含まれるデータがバインダ内に含まれるとして、以下の説明をする。
【0036】
そのバインダ選択部172から選択されたバインダ(図7においては、“レシピ集”という名称のバインダ)の内容が、その右側に設けられたバインダ内容表示部173に表示される。バインダ内容表示部173の上側には、“ページ表示”というボタンと“一覧表示”というボタンが設けられているが、“ページ表示”というボタンが操作されているときは、所定の(選択されている)バインダの所定の1ページが表示され、“一覧表示”というボタンが操作されているときは、この場合、“レシピ集”という名称のバインダに含まれる全てのページが一覧形式で表示される。図7に示した画面は、“一覧表示”というボタンが操作されている状態であり、“レシピ集”というバインダ内に含まれるページが、一覧表示されている状態を示している。
【0037】
バインダ選択部172において選択されているバインダや、バインダ内容表示部173に表示されている内容(1ページ、または複数のページ)のうち、選択されているバインダやページは、他のバインダやページと区別が付くように表示される。また、これらのバインダやページは、カーソル151を所望のバインダやページ上に位置させることにより、選択できるように構成されている。
【0038】
これらの表示部の上側には、複数のボタンが設けられている。「ページを作る」ボタン174は、バインダ内に新たなページを作成したいときに操作される。“見る”ボタン175は、ページを見るときに操作される。“編集”ボタン176は、表示(選択)されたページに対して何らかの編集を加えたいときに操作される。“印刷”ボタン177は、表示されているページを印刷したいときに操作される。
【0039】
“メール”ボタン178は、表示されているページや選択されているバインダ内のデータを、電子メールとして(電子メールに添付して)、他のユーザ(コンピュータ)に送信したいときに操作される。“PDA”ボタン179は、表示されているページや選択されているバインダ内のデータを、PDAに出力する際に操作される。
【0040】
図7に示したように、“PDA”ボタン179上に、カーソル151が位置している場合(又は、カーソル151が位置し、かつ、マウスのクリックなど所定の操作がされた場合)、図8に示したようなプルダウンメニューが表示される。図8に示したプルダウンメニュー191には、“ページ出力”という項目と、“見出し出力”という項目が設けられている。
【0041】
“ページ出力”という項目は、バインダ内容表示部173に表示されているページ、または、バインダ内容表示部173に表示されている一覧から選択されているページをPDA(この場合、図1に示したPDA3とする)に出力するときに選択される。“見出し出力”という項目は、バインダ選択部172に表示されているバインダ(見出し)内から選択されているバインダに含まれる全てのページ(バインダ)をPDA3に出力するときに操作される。
【0042】
“ページ出力”という項目または“見出し出力”という項目のうち、どちらか一方にカーソル151が位置し、マウスのクリックなどの所定の操作が行われると、図9に示したようなウィンドウがディスプレイ121上に表示される。図9に示したウィンドウ201は、図8に示したウィンドウ171上に表示されるようにしても良いし、ウィンドウ171に切り替わって表示されるようにしても良い。
【0043】
ウィンドウ201は、PDA3を識別するための情報を入力するためのウィンドウである。PC1(図1)には、異なるユーザのPDA3(従って異なるPDA3)や、同一のユーザであっても異なるPDA3が接続される可能性がある。そのために、どのPDA3に対してデータを出力するのかを設定するための情報を設定しておく必要があり、その設定がウィンドウ201が参照されることにより行われる。
【0044】
図9に示したウィンドウ201では、PDA3のユーザ名を、PDA3を識別するための情報として用いた例を示している。入力したユーザ名で良ければ、“OK”ボタンが操作され、処理を中断させるときには“キャンセル”ボタンが操作される。
【0045】
“OK”ボタンが操作されると、選択されているバインダ(見出し)内の全てのページの出力、または、選択されている所定のページのデータが出力される。データの出力先について、図10を参照して説明する。記憶部28には、バインダデータフォルダ211、データプールフォルダ212、および、バックアップフォルダ213という3つのフォルダが設けられている。なお、ここではフォルダとして説明するが、フォルダというのは、記憶部28の所定の領域のことを示すとする。
【0046】
バインダフォルダ211は、「バインダーを開く」アプリケーション144で管理するバインダのデータが記憶される。バインダフォルダ211には、図11を参照するに、“バインダA”とそのバインダAに含まれる“ページA1”、“ページA2”、・・・、“バインダB”とそのバインダBに含まれる“ページB1”、“ページB2”、・・・、というように、複数のバインダと、それぞれのバインダ内に含まれるページが、それぞれ関連付けられて記憶されている。
【0047】
データプールフォルダ212は、バインダデータフォルダ211に記憶されているデータのうち、上述したような処理により、ユーザにより出力が指示されたバインダまたはページに関するデータが、バインダデータフォルダ211からコピーされて記憶される。
【0048】
例えば、図11を参照して説明するに、バインダ選択部171(図8)に“バインダA”というバインダが表示され、その“バインダA”というのが選択されている状態のときに、プルダウンメニュー191内の“見出し出力”という項目が選択された場合、バインダデータフォルダ211に記憶されている“バインダA”に関するデータが、データプールフォルダ212にコピー(出力)される。
【0049】
また、バインダ選択部171(図8)に“バインダB”というバインダが表示され、その“バインダB”というのが選択され、さらに、バインダ内容表示部173に表示されているページのうち“ページB”というのが選択されている状態のときに、プルダウンメニュー191内の“ページ出力”という項目が選択された場合、バインダデータフォルダ211に記憶されている“バインダB”内の“ページB”に関するデータが、データプールフォルダ212にコピー(出力)される。
【0050】
この際、バインダに関するデータが出力される際も、ページに関するデータが出力される際も、その出力されるデータは、バインダデータフォルダ211に記憶されているデータと同一のものである。その出力されるデータについて説明する前に、図10の説明に戻る。
【0051】
図10に示すように、PC1の記憶部28には、3つのフォルダが設けられている。ユーザによりPDA3に対して出力すると指示されたデータは、一旦、データプールフォルダ212に出力され、記憶される。このようにユーザによりデータの出力が指示された時点で、リアルタイムに、PDA3に対してデータが出力されるわけではない。
【0052】
データプールフォルダ212に記憶されているデータは、実際にPDA3に対してデータが出力された後に削除されるが、その出力されたデータと同一のデータは、バックアップフォルダ213に記憶される。
【0053】
バインダデータフォルダ211にデータが作成され、そのデータが、ユーザの指示によりデータプールフォルダ212に出力され、さらに、バックアップフォルダ213に出力されるまで(PDA3に対してデータが書き出されるまで)の処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。ステップS11において、ページまたはバインダの選択に関わる処理が実行される。
【0054】
ページまたはバインダの選択に関わる処理とは、図7乃至図9を参照して説明したように、ユーザがPDA3に対して出力を所望するページまたはバインダを選択し、出力を最終的に指示するまでに関わる処理である。ページのデータの出力が指示された場合も、バインダのデータの出力が指示された場合も、基本的に同様の処理なので、以下の説明においては、ページのデータの出力が指示されたとして説明する。
【0055】
ステップS11において、データを出力するページが指示されると、ステップS12において、その出力が指示されたページに対応するデータが、バインダデータフォルダ211から読み出され、データプールフォルダ212にコピー(出力)される。このようにして、データプールフォルダ212にデータが出力された後の時点において、実際に、PDA3に対してデータの出力が行われるわけだが、その出力の指示があったか否かが、ステップS13において判断される。
【0056】
ステップS13における判断は、PDA3側から、データプールフォルダ212に記憶されているデータの出力が要請されているか否かを判断することにより行われる。具体的には、まず、ユーザは、図1に示したように、PDA3とPC1をクレードル2を介して接続させる。PDA3には、PC1側に記憶されている画像処理ソフトウェア102に対応するソフトウェア(不図示、ここでは、以下適宜、PDA用画像処理ソフトウェアと記述する)が記憶されている。
【0057】
PDA3側で、PDA用画像処理ソフトウェアが起動され、所定の操作が行われると、PDA3のLCD65上には、図13に示したような画面が表示される。LCD65に表示される画面は、PC1からデータの取り込み(入力)を行うか、PC1へデータの書き出し(出力)を行うか、または、この処理を中止するかを決定するために参照される画面である。
【0058】
“取り込み”ボタン231は、PC1からデータの取り込みを行うときに操作される。“書き出し”ボタン232は、PC1へデータの書き出しを行うときに操作される。“キャンセル”ボタン233は、この処理を中止するときに操作される。
【0059】
このような画面が表示されている状態で、“取り込み”ボタン231が操作されると、その情報は、PC1に対して出力される。このような情報を入力したPC1は、ステップS13において、書き出しの指示があったと判断する。
【0060】
ステップS13において、書き出しの指示があったと判断された場合、ステップS14に進み、データプールフォルダ212に記憶されており、そのPDA3に対して出力が指示されていたデータの一覧に関する情報が、PDA3に対して出力される。このようなデータプールフォルダ212に記憶されているデータに関する情報を入力したPDA3側においては、その情報を処理することにより、LCD65上に、図14に示したような画面を表示させる。
【0061】
図14に示したように、LCD65には、データプールフォルダ212に記憶されているデータが、“バインダ1”、“バインダ2”、および、“バインダ3”の3つのバインダ(ページ)に関するデータであり、それぞれ、“20002/05/01”、“2002/05/02”、および、“002/05/03“に、PC1側において、PDA3に対して書き出しの指示が行われたことを示す情報が表示されている。
【0062】
このような画面がLCD65に表示されている状態で、“取り込み”ボタン241が操作されると、選択されているバインダに関するデータ(図14においては、“バインダ1”というバインダのデータ)の出力の要請が、PC1に対して出される。
【0063】
“最新情報”ボタン242が操作されると、データプールフォルダ212に記憶されているデータに関する情報が、再度PC1から取得され、図14に示したような画面が、その再度取得された情報に基づく画面に更新される。“キャンセル”ボタン233は、この処理を実行せずに終了させたいときに操作される。
【0064】
図14に示した画面がPDA3のLCD65上に表示されている状態で、“取り込み”ボタン241が操作されると、その情報は、PC1に対して出力される。この情報は、RAM23に展開されているコンバートソフトウェア103により受信される。コンバートソフトウェア103は、ステップS15において、データプールフォルダ211から、書き出しが指示されたデータの読み出しを行う。
【0065】
コンバートソフトウェア103は、データプールフォルダ211からデータを読み出すとともに、そのデータを、バックアップフォルダ213にコピーさせる。このような処理が実行されることにより、データプールフォルダ212からは、書き出しが指示されたデータが削除されるとともに、バックアップフォルダ213にバックアップが取られることになる。
【0066】
ステップS16において、コンバートソフトウェア103は、読み出したデータをPDA3で処理できるデータに変換する。この場合、PC1においては、画像処理ソフトウェア102(図4)で処理できるデータであり、そのようなデータが、PDA3のPDA用画像処理ソフトウェアで処理できるデータに変換される。
【0067】
この変換についての詳細は後述するとし、先に、図12のフローチャートの説明を続けるに、ステップS16において、変換されたデータは、ステップS17において、PC1側からPDA3側に出力される。このようにして出力されたデータは、PDA3の記憶部70またはメモリスティック81に記憶される。
【0068】
このようにしてPC1とPDA3の間で授受されるデータについて説明する。まず、図15に示したように、PC1のディスプレイ121上に、バインダの所定のページが表示されている状態で、そのページの出力が指示された場合、そして、その出力されたページが、PDA3のLCD65上で表示されたときの画面について説明する。
【0069】
まず、図15に示したディスプレイ121上に表示される画面について説明する。図15に示した画像は、バインダ内容表示部173内に表示される、バインダ内の1ページの画像例である。図15に示したページに記載されている事項を確認するに、まず、背景261が、ページ全体に存在する。そして、ページの上部には、そのページのタイトル262が記載されている。
【0070】
タイトル262の右側には、このページが作成された日(最終の更新日)である日付263が記載されている。タイトル262の下側には、画像264−1が記載され、その右側には、評価265や、材料266が記載されている。図15に示したページの画像例は、“レシピ集”というバインダ内の1ページを示している。そのため、そのページには、タイトル262である“桃パフェ”という料理に対する味の評価や、その料理を作るための材料などが記載されている。
【0071】
画像264−1の下側には、“桃パフェ”の作り方268が記載されており、その下側には、画像264−1とは異なる画像264−2が記載されている。ページの一番下側には、この料理に対するコメント269が記載されている。これらの画像やテキストの間に、お絵かき267−1乃至267−3が記載されている。以下、お絵かき267−1乃至267−3を個々に区別する必要がない場合、単に、お絵かき267と記載する。他の部分についても同様に記載する。
【0072】
図15に示したページの例は、一例であり、このように、画像やテキストが配置されることを限定するものではない。すなわち、画像やテキストは、ユーザにより、その内容は勿論のこと、配置なども好みに応じて編集することが可能とされている。また、画像の枚数なども、ユーザの好みに応じて編集することが可能とされている。さらに、お絵かき261は、ユーザが、ページを作成する際に、適宜、好みに応じて、書き加えたものであり、画像やテキストといったものがページの所望の場所に貼り付けられるようにされている。
【0073】
このような画面(ページ)が、上述したような処理を経て、PDA3に書き出され、PDA3側のPDA用画像処理ソフトウェアの処理により、LCD65上に表示される画面を図16に示す。PDA3は、PC1と比べて性能が低い場合がある。また、PDA3は、携帯可能な大きさに設計されているため、その表示部であるLCD65の大きさも、PC1のディスプレイ121と比べて小さいものとされている。
【0074】
そのため、PC1のディスプレイ121上に表示させたページ、この場合、図15に示したページを、PDA3のLCD65上に全く同じ構成で表示することは困難であり、また、表示したとしてもそのページは見づらいものとなってしまう。そこで、PDA3のLCD65上にページを表示する際は、PDA3で表示するのに適した画面が表示されるようにする。
【0075】
具体的には、図16に示したように、まず、タイトル262’(図15に示したディスプレイ121上に表示されるページと対応するもの(内容的には同等のもの)がLCD65上にも表示されるが、ディスプレイ121上に表示されるものと区別するため、LCD65上に表示されるものにはダッシュを付けて記述する)が表示される。その下側には、評価265’、画像264−1’、材料266’、および作り方268’が表示される。なお、コメント269’も表示可能であり、スクロールなどの処理が行われることにより、表示可能とされている。
【0076】
PDA3のLCD65上に表示されるページには、背景261や、お絵かき267といったものが表示されていない。これは、PDA3側の性能や、PDA用画像処理ソフトウェアの処理に依存し、PDA3では、画像が1枚、後はテキストのみという制限が加えられているからである。
【0077】
このように、PC1のディスプレイ121上で表示されるページと、PDA3のLCD65上で表示されるページは異なっている。このことを換言すれば、ページを表示させるために用いられるデータが異なる。
【0078】
ここで、PC1側で扱われるデータと、PDA3側で扱われるデータについて、図17と図18を参照して説明する。ここでは、図15および図16に示したような画像が表示される場合を例に挙げて説明する。図17に示したデータ構成は、図15に示したようなページを表示させるために用いられるデータである。バインダID281は、このページがどのバインダに含まれているのかを示すIDである。ページID282は、バインダ内には複数のページが含まれているわけだが、それらのページを一意に区別するためのIDである。
【0079】
なお、バインダID281とページID282は、それぞれ関連性を持たせても良いし、関連性を持たせなくても良い。関連性を持たせた場合、バインダID281とページID282の組み合わせにより、1つのページが一意に決定される。また、関連性を持たせた場合、例えば、異なるバインダID281であれば、ページID282は同一のIDを割り振ることも可能であるし、ページID282をバインダID282内で、連番として割り振るようにしても良い。
【0080】
関連性を持たせない場合、ページID282だけで一意にページを決定することが可能となるようなIDが割り振られる。
【0081】
図15に示したような画面を表示させるためには、それぞれの記載事項に関わるデータが必要である。すなわち、そのデータとしては、図17に示したようなデータであり、タイトル262、日付263、画像264―1、評価265、材料266、作り方268、コメント269が選択可能なデータとして設定され、背景261、画像264−2、および、お絵かき267−1乃至267−3が選択不可のデータとして設定されているようなデータである。この選択可能なデータとは、PDA3において、再生可能なデータであり、選択不可のデータとは、PDA3において、再生不可能(再生することにより、不都合が発生する可能性のある)データである。
【0082】
このように、予めPDA3に対してデータを出力することがあるということを前提とした場合、このようなデータの分類を予め設定しておくことができる。選択可能のデータとは、デフォルトでは、これらのデータがPC1とPDA3間で授受されるデータであると設定されているが、ユーザが、授受されるデータとして設定できる範囲のデータであることを示している。
【0083】
例えば、ユーザが、PDA3へのデータの書き出しを指示した場合、そのときに、ユーザに対して選択で着るデータの一覧を提供するようにし、ユーザがデータの選択を行える仕組みを設けるようにしても良い。ここでは、デフォルトして設定されているデータの授受が行われるとして説明する。
【0084】
図18に示したデータ構成は、図16に示したようなページを表示させるために用いられるデータである。図17と図18に示したデータを比較するに、図18に示したデータは、図17に示したデータのうち、選択不可データを除く部分のデータとされている。
【0085】
選択不可のデータは、上述したように、PDA3においては再生できないデータであると設定されている。従って、そのようなデータを、PDA3で記憶する必要はなく、そのために、PC1からPDA3に書き出されるデータは、図18に示したようなデータとされている。
【0086】
このように、本実施の形態においては、書き出しが行われる際、相手側の性能や制限にあわせたデータが出力される。このような、無駄なデータは書き出さないようにする処理は、ステップS16(図12)における変換(コンバート)の処理で行われる。
【0087】
ステップS16において行われる変換の処理について再度説明するに、データプールフォルダ212(図10)には、図17に示したデータ構成のデータが記憶されている。コンバートソフトウェア103は、データプールフォルダ212に記憶されている図17に示したデータ構成をもつデータを読み出し、図18に示したデータ構成のデータ、すなわち、選択不可データの部分を削除したデータを作成し、さらにPDA3で扱えるデータ形式に変換してPDA3に対して出力する。
【0088】
コンバートソフトウェア103は、データプールフォルダ212から図17に示したデータ構成のデータを読み出す一方で、そのデータを、バックアップフォルダ213に出力し、記憶させる。このようにして、変換の処理が行われる。
【0089】
ところで、上述した実施の形態においては、PC1側からみれば、PC1からPDA3に対してデータが出力される(書き出される)場合を例に挙げて説明したことになるが、PDA3側からみれば、PDA3がPC1からのデータを入力する(取り込む)場合を例に挙げて説明したことになる。
【0090】
上述した実施の形態で説明していない逆の例の場合、すなわち、PC1側からみれば、PDA3からPC1に対してデータが出力される(書き出される)場合であり、PDA3側からみれば、PC1がPDA3からのデータを入力する(取り込む)場合については、既に説明した実施の形態における処理において、処理を行う主体を入れ替えれば良く、基本的に同様の処理であるので、ここではその説明を省略する。
【0091】
上述したように、PC1とPDA3の間では、データの授受が必要な範囲内のデータだけで行われるわけだが、このようにすることで、授受されるデータ量を小さくすることができ、データ転送にかかる時間を短縮することができる。
【0092】
ところで、上述したようなPC1とPDA3の間でデータの授受が行われることにより、基本的には、同一のデータが異なる装置で管理されることになる。しかしながら、例えば、PC1側で管理され、例えば、図15に示すような画像を表示させるための画像データが、PDA3に書き出された後の時点で、PC1側またはPDA3側の一方で、データに変更が加えらるような状況が発生した場合、PC1側で管理されているデータとPDA3側で管理されているデータは、異なったデータとなってしまう。
【0093】
また、そのような変更が発生したような場合、ユーザ側としては、変更が加えられていない装置側のデータも、その変更が反映されることが好ましいと考える。そこで、PC1やPDA3は、PC1またはPDA3からデータを書き込んだとき、そのデータを既に管理されているデータと比較し、更新するか否かの処理を行う。図19を参照して、そのような処理について説明する。
【0094】
図19に示した処理は、PC1またはPDA3が、データを書き込んだとき(入力したとき)に行なわれる。ここでは、PC1が、PDA3からのデータを書き込んだときを例に挙げて説明する。
【0095】
コンバートソフトウェア103(図10)は、PDA3からのデータを書き込んだ場合、ステップS31において、書き込まれたデータに含まれるバインダID281’とページID282’を読み出し、そのバインダID281’とページID282’と同じバインダID281とページID282を含むデータが、バックアップフォルダ213内に存在するか否かを判断する。
【0096】
なお、バインダID281とページID282の組み合わせにより、一意に1つのページが決定されるように、IDを割り振ると設定されている場合、バインダID281とページID282の組み合わせにより、ステップS31の処理が行われるが、ページID282だけで、一意に1つのページが決定されるように、IDを割り振ると設定されている場合、ページID282だけで、ステップS31の処理が行われるようにしても良い。
【0097】
ステップS31において、読み出したバインダID281’とページID282’と同じバインダID281とページID282を含むデータが、バックアップフォルダ213内に存在すると判断された場合、ステップS32に進み、同じIDであると判断されたデータの日時に関するデータが読み出される。読み出された日時に関するデータより、異なる日時であるか否かが判断される。
【0098】
異なる日時である場合、PC1側で管理されていたデータか、または、PDA3側で管理されていたデータのうちの、どちらか一方に変更が生じていることを示している。そこで、ステップS33においては、ユーザに、日時が異なるが、管理されているデータを、書き込まれたデータに置き換えるか否かを問い、その問いに応じたデータの更新の処理が実行される。
【0099】
同一の日時である場合、PC1側で管理されていたデータと、PDA3側で管理されていたデータが同一である可能性が高いことを示しており、そのような場合には、特にユーザに問い合わせることなく、ステップS33において、データの更新が行われる。勿論、このような場合にも、ユーザに既に管理されているデータと置き換えるか否かを問うような処理を設けても良い。
【0100】
一方、ステップS31において、読み出したバインダID281’とページID282’と同じバインダID281とページID282を含むデータが、バックアップフォルダ211内に存在しないと判断された場合、ステップS34に進む。
【0101】
ステップS31において、PDA3からのデータから読み出したバインダID281’とページID282’と同じバインダID281とページID282を含むデータが、バックアップフォルダ213に存在しないと判断された場合、そのことは、PDA3側で新規に作成されたデータが入力されたことを示しているので、ステップS34において、新たに、そのデータが追加される。
【0102】
この際、追加される先は、同一のバインダID281を有するデータが記憶されているフォルダに記憶される。このようにされることにより、PC1側とPDA3側で、同一のフォルダ内で、新規作成されたページは、同一のフォルダ内で管理されることになる。
【0103】
また、同一のバインダID281を有するデータが記憶されているフォルダがない場合、入力されたデータは、そのデータを記憶させるフォルダ(バインダ)が作成され、そのバインダ内に追加記憶される。このようにされることにより、PC1側でも、PDA3側で新たに作成されたページ(バインダ)を管理することが可能となる。
【0104】
なお、ステップS31において、PDA3からのデータから読み出したバインダID281’とページID282’と同じバインダID281とページID282を含むデータが、バックアップフォルダ213に存在すると判断された場合においても、バインダデータフォルダ211には存在していないとき、すなわち、PC1側では、削除されてしまったデータが、PDA3からのデータとして入力された状況も含まれる。
【0105】
このような場合にはも、ステップS33に進み、そのデータを更新する処理が行われる。ステップS33において行われる更新の処理は、基本的には、上述した場合と同様に行われる。ただし、バックアップフォルダ213から、対応するデータが読み出され、そのデータに対して、PDA3からのデータを用いた更新の処理が行われる。
【0106】
バックアップフォルダ213に記憶されているデータは、図17に示したようなデータ構造を持つデータであり、選択不可データも含んでいる。PDA3からのデータは、図18に示したようなデータ構造を持つデータであるので、このようなデータに、選択不可データを追加し、その追加された後のデータをPC1側で処理できる形式のデータに変換するといった処理が、ステップS33の更新の処理として行われる。
【0107】
このように、一方の装置において、削除されてしまったようなデータであっても、その削除が行われた後の時点で、更新させること(復活させること)が可能とされているため、PC1側とPDA3側で、それぞれ管理されるデータの同一性を、より確実に保つことが可能となる。
【0108】
なお、同一のデータとあるが、上述したように、コンテンツデータをPDA3で扱えるデータ形式に変換してPDA3に対して出力することで、データ形式上、完全に同一のものであるとはいえない場合があるが、識別情報(バインダID281やページID282)の内容は、変換前後で、変更されることなく、対応付けられた同一のものとされている。すなわち、テーブルなどの対応表などを用い、対応関係を用いて処理するようにしたとしても、同一の識別情報を扱うことにかわりはなく、本発明を適用することはできる。
【0109】
このように、本実施の形態によれば、異なる装置間でのデータの交換を効率よく行うことが可能となり、また、一方の装置で行われたデータに対する変更を、他方の装置で管理されているデータに、簡便に、かつ、確実に反映させることが可能となる。このように、本実施の形態において授受されるデータは、双方の装置で、それぞれ可逆的に復元できるデータとされているため、双方の装置で、適切なデータの扱いを行うことができる。
【0110】
なお、上述した実施の形態においては、バインダと、そのバインダに含まれるページのデータに関する例を挙げて説明したが、このようなデータに本発明が限定されるわけではない。本発明は、静止画像データ、動画像データ、テキストデータ、音声データなどのコンテンツデータに対して適用することが可能である。
【0111】
また、上述した実施の形態においては、異なる装置間においてデータの授受を行う例を挙げて説明したが、異なるアプリケーション間におけるデータ授受、異なるOS間におけるデータの授受などに対しても、本発明を適用することは可能である。
【0112】
上述した一連の処理は、それぞれの機能を有するハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0113】
記録媒体は、例えば図2に示すように、パーソナルコンピュータ(PC1)とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク41(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク42(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク43(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、若しくは半導体メモリ44などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されているROM22や記憶部28が含まれるハードディスクなどで構成される。
【0114】
なお、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0115】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0116】
【発明の効果】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムによれば、異なる装置間、異なるアプリケーション間、異なるOS間で、データの授受を行うことが可能となる。
【0117】
また、本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムによれば、データの授受は、互いの装置で、可逆的に復元可能なデータとされており、簡便に、データの更新ができるようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置を含む情報処理システムの一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】PCの内部構成例を示す図である。
【図3】PDAの内部構成例を示す図である。
【図4】ソフトウェアの構成例を示す図である。
【図5】ディスプレイ上に表示される画面の一例を示す図である。
【図6】画像処理ソフトウェアの構成について説明するための図である。
【図7】ディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。
【図8】ディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。
【図9】ディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。
【図10】フォルダについて説明するための図である。
【図11】フォルダ間におけるデータの授受について説明するための図である。
【図12】書き出しの処理について説明するフローチャートである。
【図13】LCDに表示される画面の一例を示す図である。
【図14】LCDに表示される画面の一例を示す図である。
【図15】ディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。
【図16】LCDに表示される画面の一例を示す図である。
【図17】データ構造について説明するための図である。
【図18】データ構造について説明するための図である。
【図19】データの更新に関する処理について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 PC, 2 クレードル, 3 PDA, 102 画像処理ソフトウエア, 103 コンバートソフトウェア, 121 ディスプレイ, 171 ウィンドウ, 172 バインダ選択部, 173 バインダ内容表示部, 191 プルダウンメニュー

Claims (5)

  1. コンテンツデータを記憶する記憶手段であり、第1のソフトウェアで扱うための第1のコンテンツデータを記憶する第1の領域、第1のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータから第2のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータに変換した後の第2のコンテンツデータを記憶する第2の領域を含む記憶手段と、
    前記第1のコンテンツデータを前記第2のコンテンツデータに変換するとともに、前記第1のコンテンツデータに含まれ、前記第1のコンテンツデータを識別する識別情報を、変換前後で同一のものとする変換を行う変換手段と、
    前記第1の領域に、他の装置が記憶している第3のコンテンツデータの書き込みが行われるとき、前記第3のコンテンツデータと同一の識別情報を有する前記第2のコンテンツデータが、前記第2の領域に記憶されており、かつ、前記第1のコンテンツデータが、前記第1の領域に記憶されていないとき、前記第3のコンテンツデータに、同一の識別情報を有する前記第2のコンテンツデータに含まれる所定のデータを追加し、その追加された後のデータを、前記第1のソフトウェアで扱える形式のデータに変換し、前記第1のコンテンツデータとして、前記第1の領域に書き込む書き込み手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記変換手段は、前記第2のソフトウェアで扱えないデータは、変換しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記識別情報は、前記コンテンツデータが属するカテゴリを示す情報と、前記コンテンツデータを他のコンテンツデータと区別するための情報のうち、少なくとも一方を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. コンテンツデータを記憶する記憶手段、前記コンテンツデータを所定の形式に変換する変換手段とを備える情報処理装置の情報処理方法において、
    前記記憶手段は、第1のソフトウェアで扱うための第1のコンテンツデータを記憶する第1の領域、第1のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータから第2のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータに変換した後の第2のコンテンツデータを記憶する第2の領域を含み、前記記憶手段への前記第1のコンテンツデータまたは前記第2のコンテンツデータの記憶を制御する記憶制御ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記第1のコンテンツデータを第2のソフトウェアで扱える形式の前記第2のコンテンツデータに変換するとともに、前記第1のコンテンツデータに含まれ、前記第1のコンテンツデータを識別するための識別情報を、変換前後で同一のものとする変換を行う変換ステップと、
    前記第1の領域に、他の装置が記憶している第3のコンテンツデータの書き込みが行われるとき、前記第3のコンテンツデータと同一の識別情報を有する前記第2のコンテンツデータが、前記第2の領域に記憶されており、かつ、前記第1のコンテンツデータが、前記第1の領域に記憶されていないとき、前記第3のコンテンツデータに、同一の識別情報を有する前記第2のコンテンツデータに含まれる所定のデータを追加し、その追加された後のデータを、前記第1のソフトウェアで扱える形式のデータに変換し、前記第1の領域に書き込む書き込みステップと
    を含む情報処理方法。
  5. コンテンツデータを記憶する記憶手段と、前記コンテンツデータを所定の形式に変換する変換手段とを備える情報処理装置に、
    前記記憶手段は、第1のソフトウェアで扱うための第1のコンテンツデータを記憶する第1の領域、第1のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータから第2のソフトウェアで扱うためのコンテンツデータに変換した後の第2のコンテンツデータを記憶する第2の領域を含み、前記記憶手段への前記第1のコンテンツデータまたは前記第2のコンテンツデータの記憶を制御する記憶制御ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記第1のコンテンツデータを第2のソフトウェアで扱える形式の前記第2のコンテンツデータに変換するとともに、前記第1のコンテンツデータに含まれ、前記第1のコンテンツデータを識別するための識別情報を、変換前後で同一のものとする変換を行う変換ステップと、
    前記第1の領域に、他の装置が記憶している第3のコンテンツデータの書き込みが行われるとき、前記第3のコンテンツデータと同一の識別情報を有する前記第2のコンテンツデータが、前記第2の領域に記憶されており、かつ、前記第1のコンテンツデータが、前記第1の領域に記憶されていないとき、前記第3のコンテンツデータに、同一の識別情報を有する前記第2のコンテンツデータに含まれる所定のデータを追加し、その追加された後のデータを、前記第1のソフトウェアで扱える形式のデータに変換し、前記第1の領域に書き込む書き込みステップと
    を含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラム。
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