JP4314024B2 - ラッチ錠 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建造物の開閉窓などの被施錠物への解錠構造を改良したラッチ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
家屋などの建造物の比較的上部に位置する開閉窓は、換気および採光などのために設けられたものであり、常には施錠装置により窓枠に対してロック機構を働かせて開閉窓を被施錠物として施錠している。換気時には空気の入れ換えのため、火災などの緊急時には排煙のため、施錠装置(排煙錠)のワイヤーを手で引いてロック機構を変位させ、窓枠に対するロックを外して開閉窓を開放する。この施錠装置の一例として窓開閉装置の閉窓ロック装置が登場している(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−317789号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の閉窓ロック装置では、閉窓および開窓操作時に首振りフックを首振り動作によりフック受け軸に対して係脱する構成にしている。このため、フック受け軸に対する首振りフックの係脱動作が不安定で施解錠動作への信頼性に問題がある。また、開閉窓の開放時に手で引くワイヤーの性質上、ワイヤーの延出長さに限界があり、ワイヤーは開閉窓の近くに設けるのが一般的である。このため、火災などの緊急時に安全な場所から遠隔的にワイヤーを操作することができない不都合がある。さらに、ワイヤーの手動操作により一度に開放できるのは、4連窓が限界であるため、5連窓といったように開閉窓の設置数が多くなると、開閉窓を分けて別々に開放する必要がある。このため、ワイヤーの手動操作を繰り返し行わざるを得なくなり、火災などから逃れる際の緊急避難時間が長引く不都合がある。とりわけ、ワイヤーの手動操作が非力な幼児や障害者などによる場合、開閉窓の開放が行われなかったり、仮に行われても長時間がかかり緊急避難に間に合わない虞がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は施解錠操作に応じてラッチが被施錠物に対して正確に係脱するので、高い信頼度で確実な施解錠動作を行うことができるラッチ錠を提供することにある。
本発明の第2の目的は、被施錠物の解錠を手動操作でも電動操作でも行うことができ、電動操作の場合、所定の場所からの遠隔操作により被施錠物の設置数および解錠時の操作者の非力さとは関係なく被施錠物を一挙に自動解錠することができるラッチ錠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(請求項1について)
被施錠物に対して離接方向に移動可能に設けられ、付勢部材により常に前記被施錠物に近接する方向に付勢されて前記被施錠物を係合により施錠位置にロックするラッチと、このラッチに形成したラッチ鍔に摺接するカム部を回転軸に嵌着した駆動モータと、自動操作時には、前記駆動モータへの通電により前記カム部が所定の回動状態である原初位置から前記回転軸を介して前記ラッチ鍔に摺接しながら所定角度回動し、前記ラッチの係合を外して前記施錠位置から前記付勢部材の付勢力に抗して前記被施錠物から離れた解錠位置に変位させる解錠手段と、前記被施錠物の解錠後、前記カム部をさらに同方向に一定角度回動させてから、前記駆動モータを無通電により停止させて、前記カム部を前記原初位置に戻すことにより、前記ラッチの前記被施錠物への係合に備えるよう前記施錠位置に復帰させる施錠復帰手段とを備え、前記解錠手段は、前記被施錠物に対する前記ラッチの移動方向に垂直方向に指向して前記ラッチに設けたラッチ軸と、このラッチ軸を係合させる切欠カム部を有し、前記ラッチ軸の移動方向に対して垂直方向に移動することにより前記ラッチ軸を前記切欠カム部から脱出させて前記ラッチを前記施錠位置から前記解錠位置に変位させるスライダー部と、前記ラッチを前記施錠位置に保持すべく前記切欠カム部が常に前記ラッチ軸を係合する方向に前記スライダー部を付勢する位置付勢部材と、前記スライダー部に連結され、手動操作時に前記位置付勢部材の付勢力に抗して前記スライダー部を移動して前記ラッチを前記施錠位置から前記解錠位置に変位させる索条部材とを有することを特徴とする。
【0007】
(請求項2について)
前記被施錠物は建造物の開閉窓であり、前記建造物の換気や排煙時などに前記ラッチを前記施錠位置から前記解錠位置に変位させて前記開閉窓を開放することを特徴とする。
【0008】
(請求項3について)
前記建造物の換気や排煙時などに前記ラッチを前記施錠位置から前記解錠位置に変位させて前記開閉窓を開放した際、所定の場所で前記開閉窓の開表示用として作動する表示部を設けたことを特徴とする。
【0009】
(請求項4について)
前記ラッチが前記施錠位置に保持されている時、前記開閉窓は付勢部材の付勢力に抗して閉鎖されており、前記開閉窓の開放時に前記開閉窓は、前記付勢部材の付勢力により開放されることを特徴とする。
(請求項5について)
前記被施錠物は建造物の開口部に設置する遮蔽スクリーンであり、該遮蔽スクリーンを巻き上げ状態に保持し、手動操作または電動操作で解錠することを特徴とする。
【0010】
【発明の作用および効果】
(請求項1について)
被施錠物の施錠時、ラッチを被施錠物に係合して施錠位置にロックし、解錠時に解錠手段によりラッチの係合を外して被施錠物に対するロックを解除する。被施錠物に対する施解錠操作は、ラッチを被施錠物に対して係脱させることにより行われるので、被施錠物に対するラッチの係脱状態が確実になり高い信頼度で施解錠動作を行うことができる。
【0011】
ッチは、付勢部材により常に被施錠物に近接する方向に付勢されて被施錠物を施錠位置にロックする。駆動モータは、回転軸に嵌着したカム部をラッチ鍔に摺接させている。自動操作時、駆動モータに通電すると、回転軸を介してカム部がラッチ鍔に摺接しながら回動する。このため、ラッチが施錠位置から付勢部材の付勢力に抗して被施錠物から離れた解錠位置に自動的に変位して被施錠物の施錠を解く。
【0012】
これにより、被施錠物の設置数および解錠時の操作者の非力さとは関係なく被施錠物を一挙に自動解錠することができる。被施錠物を建造物の開閉窓に適用した場合、開閉窓が遅滞なく開放されるため、換気時に室内空気の入れ換えが円滑に行われ、火災などの緊急時に建造物から排煙が素早く行われて緊急非難に役立つ。それでいながら、開閉窓の解錠動作は、駆動モータの回転軸にカム部を嵌着してラッチ鍔に摺接させるといった比較的簡素な構造で済むため、省スペース化とともに低コスト化に寄与する。
【0013】
錠手段では、ラッチにラッチ軸を設けてスライダー部に切欠カム部を形成し、切欠カム部にラッチ軸を係合させている。位置付勢部材は、ラッチ軸がスライダー部の切欠カム部に常に係合する方向に付勢してラッチ軸を施錠位置に保持する。索条部材の手動操作により、スライダー部を位置付勢部材に抗して所定の方向に移動させると、ラッチ軸が切欠カム部から脱出してラッチを施錠位置から解錠位置に変位させる。索条部材の手動操作により、ラッチが解錠位置に変位して被施錠物の施錠を解くので、被施錠物の手動解錠が可能となり自動解錠と手動解錠とを選択的に行うことができる利点がある。
被施錠物を建造物の開閉窓に適用して手動解錠を選択した場合、開閉窓の近辺で開閉窓を視認しながら開放できる。このため、換気時に室内空気の入れ換えを確認でき、火災などの緊急時にいち早く建造物からの排煙を確かめることができる。これにより、停電や電気的な故障などで自動解錠による開閉窓の開放が間に合わない場合、手動解錠により開閉窓を開放することができる利点がある。
【0014】
(請求項2について)
被施錠物は建造物の開閉窓であるため、建造物の換気や排煙時などに、請求項1で被施錠物を建造物の開閉窓に適用した場合と同様な作用効果が得られる。
(請求項3について)
被施錠物が建造物の開閉窓の場合で、建造物の換気や排煙時などにラッチを施錠位置から解錠位置に変位させて開閉窓を開放すると、開閉窓の開表示用の表示部が作動する。開閉窓の開放を表示部で確認できるため、自動解錠と手動解錠とを選択的に行うことができる場合、自動解錠により開閉窓が開放されたのに手動解錠のため開閉窓に近づいたり、手動解錠により開閉窓の開放が行われたのに自動解錠のため駆動モータに通電するといった無駄な重複操作を避けることができる。
【0015】
(請求項4について)
被施錠物が建造物の開閉窓の場合、開閉窓は付勢部材の付勢力に抗して閉鎖されている。ラッチの解錠に伴い、開閉窓は付勢部材の付勢力に支援されつつ開放される。このため、建造物の換気や排煙時などに開閉窓が円滑かつ速やかに開放されて室内空気の入れ換えや排煙動作が迅速に行われる利点が得られる。
(請求項5について)
被施錠物が建造物の開口部に設置する遮蔽スクリーンに適用された場合、該遮蔽スクリーンを巻き上げ状態に保持し、手動操作または電動操作で解錠することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の各実施例を図を参照しながら説明する。
図1ないし図8は本発明の第1実施例を示す。枠体1は、図1の(イ)、(ロ)に示すように建造物の外壁面に設けた開口部(図示せず)に嵌め込まれている。枠体1内には、被施錠物として開閉窓2が外側倒し窓として下部ヒンジ3により外側に向かって上下方向に開閉回動可能に取り付けられている。開閉窓2は、建造物内の室内側で比較的上部に位置しており、主に採光、換気および火災などの緊急時の排煙に用いられる。開閉窓2の窓枠2aと枠体1の縦桟部との間に、開閉窓2の開方向の付勢部材としてステイダンパー4が掛け渡されている。窓枠2aの上框部には、ラッチ錠7の略L字状の施錠プレート5が取り付けられ、その先端部は室内側に延びて施錠穴6を形成している。
【0017】
ラッチ錠7は、枠体1の上部で室内側に取り付けられ、図2に示す矩形箱8内に駆動モータ10、断面略コ字状のラッチガイド9およびラッチ11を備えている。ラッチ11は、ラッチガイド9に沿って上下方向に移動可能に設けられ、図4に示すように上部左右側にラッチ鍔12、13を有し、下部に円弧状の舌片部14を形成している。ラッチガイド9の天井部9aとラッチ11の水平片部11aとの間に圧縮コイルスプリング15が付勢部材として設けられ、ラッチ11を下方に付勢して施錠位置に変位させる。この時、ラッチ11の舌片部14が施錠プレート5の施錠穴6にラッチ11を係合によりロックし、図1の(イ)のように開閉窓2を閉鎖状態に施錠する。この時、ラッチ11のラッチ鍔12は、後述する常開形のマイクロスイッチM1の可動接片A1を押圧している(図2および図7)。
【0018】
駆動モータ10は、例えばDC24V(0.3A/窓)で電源Pw(図7)により通電駆動されるようになっている。駆動モータ10の回転軸16は、図5の(イ)に示すようにラッチ11のラッチ鍔13に摺接する略半円板状のカム部17を嵌着して解錠手段を構成している。カム部17は、円弧部17aと直線部17bとからなる。カム部17の回動に伴い、直線部17bがラッチ鍔13と略面一となる施錠位置から円弧部17aがラッチ鍔13に摺動して、ラッチ11を図5の(ロ)に示すように押し上げる。このため、ラッチ11の舌片部14が施錠プレート5の施錠穴6に対する係合が外れて開閉窓2に対する施錠を解く解錠位置に変位する。
【0019】
ラッチ11には、ラッチ軸18がラッチ11の移動方向に略垂直方向に指向するように取り付けられている。ラッチ軸18に直交するように偏平な略横コ字状の支持部材20が設けられている。支持部材20の縦片部20A、20Bの間には、支軸20aが掛け渡されている。支軸20aには、ラッチ軸18とともに解錠手段をなす横長片状のスライダー部19がこれの耳部19a、19bを介して左右に移動可能に連結されている。スライダー部19の中央部には、図3の(イ)に示すようにラッチ軸18を係合させた谷状の切欠カム部21が形成されている。スライダー部19の左右方向の移動により、切欠カム部21が図3の(ロ)で示すようにラッチ軸18を押し出す。このため、ラッチ11が上方に移動して施錠位置から解錠位置に変位する。
【0020】
支持部材20の縦片部20Aと耳部19aとの間、および縦片部20Bと耳部19bとの間には、圧縮コイルスプリング22、23が位置付勢部材として設けられている。このため、スライダー部19は圧縮コイルスプリング22、23の間に挟まれた位置にあり、切欠カム部21がラッチ軸18を係合する施錠位置に保持される。スライダー部19は、連結片部24を介して手動操作用のワイヤー25を索条部材として連結している。このワイヤー25の左右端部は、図6に示すように室内壁部に設けた滑車26、27を介して室内側に垂下する引手部S1、S2に連結されている。
【0021】
矩形箱8の前面部には、透孔28が図2に示すように形成されており、この透孔28内に段付き状のピン柱29を軸方向に摺動可能に設けている。ピン柱29の矩形箱8内に存する部分に突条環29bを形成し、この突条環29bを透孔28の外側周縁部に当接させてピン柱29が抜け出ないようにしている。ピン柱29の先端部に形成された当接頭部29aと透孔28の内側周縁部との間に、圧縮コイルスプリング30をピン柱29の復帰用付勢部材として設けている。
開閉窓2が閉鎖された状態では、ピン柱29が当接頭部29aを介して窓枠2aに押され、圧縮コイルスプリング30の付勢力に抗して矩形箱8内に後退している。ピン柱29の後退に伴い、圧縮コイルスプリング30が圧縮による蓄勢力でピン柱29を前進方向に付勢している。この後退位置では、ピン柱29の後端部に形成したテーパ部29cが後述する常開形のマイクロスイッチM2、M3の可動接片A2、A3を押圧している(図7)。
【0022】
駆動モータ10が組み込まれた電気結線図を示す図7において、制御部31Aを成す主スイッチ31は、換気時の所定の場所として室内側で開閉窓2の付近に設けられ、換気時に開閉窓2の付近で主スイッチ31の操作ができるようになっている。火災などの緊急時、煙感知器(図示せず)により緊急事態を例えば防災施設あるいは警備施設などの集中管理室に通報して主スイッチ31を集中管理室から遠隔的に自動操作する。
【0023】
開閉窓2の付近、あるいは集中管理室からの指令で主スイッチ31の投入操作が行われると、図7の(イ)に示すように駆動モータ10が駆動回路DvのマイクロスイッチM2のバイパス路32を介して通電される。このため、駆動モータ10の回転軸16の回転により、カム部17が図8の(イ)で示す下限位置から反時計方向に略270°回動して(ロ)に示す上限位置に上昇する。これに伴い、ラッチ11が施錠位置から解錠位置に上昇変位し、舌片部14が施錠プレート5の施錠穴6から抜け出る。ラッチ11の上昇変位により、ラッチ鍔13がマイクロスイッチM1の可動接片A1から離れ、図7の(ロ)に示すように可動接片A1が固定接点a1から固定接点b1に切り替わって駆動モータ10に対する通電路33を形成する。
【0024】
この際、窓枠2aに対するピン柱29の当接状態が解放されるため、圧縮コイルスプリング30の蓄勢力によりピン柱29が透孔28から外方に押し出される。ピン柱29が外方に押し出されるのに伴い、テーパ部29cがマイクロスイッチM2、M3の可動接片A2、A3から離れる。このため、図7の(ハ)に示すように可動接片A2、A3が固定接点a2、a3から固定接点b2、b3に切り替わる。マイクロスイッチM2の切替えによりバイパス路32が無通電となり、マイクロスイッチM3の切替えにより開閉窓2の開表示用のランプ34が通電により表示部として点灯する。このランプ34は、室内側で開閉窓2の近辺、あるいは防災施設や警備施設の集中管理室に設けられ、ランプ34の点灯により開閉窓2の開放を報知する。
【0025】
カム部17が図8の(ロ)の上限位置から反時計方向に略90°に回動すると、カム部17は(イ)に示す元の下限位置に戻る。このため、ラッチ11は圧縮コイルスプリング15の付勢力により下方に変位し、ラッチ鍔12がマイクロスイッチM1の可動接片A1を押圧する。可動接片A1が図7の(ニ)に示すように固定接点b1から固定接点a1に切替わり駆動モータ10を無通電により停止させる。
【0026】
換気や排煙後に開閉窓2を元の閉鎖位置に戻すには、主スイッチ31をオフ状態に戻した後、先端にフック部を有する長尺な操作棒(図示せず)を用いて開閉窓2に引っ掛けて室内側に引く。これにより、開閉窓2が枠体1内の閉鎖位置に戻り、ラッチ11の舌片部14が施錠プレート5の施錠穴6内に係合して開閉窓2の施錠が行われる。
開閉窓2の閉鎖操作に伴い、窓枠2aが圧縮コイルスプリング30の付勢力に抗してピン柱29の当接頭部29aを矩形箱8内に押し込み、テーパ部29cがマイクロスイッチM2、M3の可動接片A2、A3を押圧する。このため、可動接片A2、A3が図7の(イ)に示すように固定接点b2、b3から固定接点a2、a3に切り替わり、バイパス路32が通電状態になるとともに開表示用のランプ34が無通電により消灯する。
【0027】
上記構成では、駆動モータ10に通電してラッチ11を施錠プレート5の施錠穴6を抜き出して開閉窓2の施錠を自動解錠により解いた。自動解錠を用いなくても、ワイヤー25を手で操作する手動解錠により開閉窓2の施錠を解くことができる。すなわち、開閉窓2が枠体1内で閉鎖位置に存する時、図6に示す引手部S1、S2のいずれかによりワイヤー25を引く。これにより、連結片部24を介してスライダー部19が圧縮コイルスプリング22、23の一方の付勢力に抗して左右のいずれかの方向に移動する。このため、ラッチ軸18が切欠カム部21に押されて図3の(イ)から(ロ)で示す位置に上昇する。ラッチ軸18の上昇により、ラッチ11が施錠位置から解錠位置に上昇変位し、ラッチ11の舌片部14が施錠プレート5の施錠穴6から抜け出て開閉窓2の施錠が外れる。このため、自動解錠の場合と同様にステイダンパー4の付勢力により開閉窓2が図1の(ロ)に示すように室外側に開放される。
【0028】
ラッチ11による開閉窓2の施錠が外れる際、自動解錠の場合と同様にピン柱29のテーパ部29cがマイクロスイッチM2、M3の可動接片A2、A3から離れる。図7の(ハ)に示すように可動接片A2、A3が固定接点a2、a3から固定接点b2、b3に切り替わる。マイクロスイッチM2の切替えによりバイパス路32が無通電となり、マイクロスイッチM3の切替えにより開閉窓2の開表示用のランプ34が点灯する。換気や排煙後に開閉窓2を元の閉鎖位置に戻すには、自動解錠の場合と同様に長尺な操作棒を用いて開閉窓2に引っ掛けて室内側に引けばよい。
【0029】
このように、開閉窓2の解錠時は、手動および電動両用により行うことができ、電動の場合は駆動モータ10への通電により、カム部17がラッチ鍔13に摺接しながら回動し、ラッチ11を施錠位置から圧縮コイルスプリング15の付勢力に抗して解錠位置に自動的に上昇させて開閉窓2の施錠を解く。これにより、開閉窓2の設置数(連窓数)および操作者の非力さとは関係なく開閉窓2を一挙に自動解錠することができる。開閉窓2が遅滞なく自動的に開放されるため、換気時に室内空気の入れ換えが円滑に行われ、火災などの緊急時に建造物から排煙が素早く行われて緊急非難に役立つ。それでいながら、開閉窓2の解錠動作は、駆動モータ10の回転軸16にカム部17を嵌着してラッチ鍔13に摺接させるといった比較的簡素な構造で済むため、省スペース化とともに低コスト化に寄与する。
【0030】
手動で解錠する場合はワイヤー25の手動操作により、スライダー部19を圧縮コイルスプリング22、23の付勢力に抗して引き、切欠カム部21によりラッチ軸18を押し出してラッチ11を施錠位置から解錠位置に変位させる。ワイヤー25の手引き操作でラッチ11が解錠位置に変位して開閉窓2に対する施錠を解くので、開閉窓2の手動解錠が可能となり自動解錠と手動解錠とを選択できる利点がある。
開閉窓2の開放操作に手動解錠を選択した場合、開閉窓2を視認しながら開放することができるため、換気時に室内空気の入れ換えを確認でき、火災などの緊急時にいち早く建造物からの排煙を確かめることができる。このため、自動解錠による開閉窓2の開放が間に合わない場合、手動解錠により開閉窓2を開放できる利点がある。
【0031】
開閉窓2の開放時、ラッチ11を施錠位置から解錠位置に変位させると、開閉窓2の開表示用のランプ34が点灯する。開閉窓2の開放をランプ34で視認できる。このため、自動解錠と手動解錠とを選択的に行うことができる場合、自動解錠により開閉窓2が開放されたのに手動解錠のため開閉窓2に近づいたり、手動解錠により開閉窓2の開放が行われたのに自動解錠のため主スイッチ31により駆動モータ10に通電するといった無駄な重複操作を避けることができる。
【0032】
図9および図10は本発明の第2実施例を示す。第2実施例では、第1実施例と同一部材には同一符号を付して異なる部分のみ説明する。
この第2実施例では、図9に示すように単一の開閉窓2に代わって4連数の開閉窓2を設けている(4連窓)。各開閉窓2には、ラッチ錠7が取り付けられ、各スライダー部19はワイヤー25により連結され、ワイヤー25の左右端部は、滑車26、27を介して垂下する引手部S1、S2を有する。各開閉窓2に設置されたラッチ錠7に対応して駆動回路Dvが設けられている。各駆動回路Dvの通電路33は、図10に示すように制御部31Aに対して並列接続されている。
【0033】
このため、自動解錠の場合、主スイッチ31の投入操作により駆動モータ10を駆動すると、各駆動回路Dvが図7の(イ)から(ニ)と同様に作動して各開閉窓2が同時に一斉開放する(一斉開放モード)。
手動施錠の場合、引手部S1、S2のいずれかを引くと、ワイヤー25および連結片部24を介してスライダー部19が左右のいずれかの方向に移動する。このため、図3の(ロ)と同様にラッチ軸18が切欠カム部21に押されて上昇する。このため、ラッチ11が施錠位置から解錠位置に上昇変位し、施錠穴6に対する舌片部14の係合が外れて開閉窓2の施錠を解く。
【0034】
図11は本発明の第3実施例を示す。第3実施例では、第2実施例と同一部材には同一符号を付して異なる部分のみ説明する。第3実施例が、第2実施例と異なるところは各駆動回路Dvを順次接続したことである。
隣接する駆動回路Dvにおいて、マイクロスイッチM2の固定接点b2は、接続路36を介してマイクロスイッチM1の可動接片A1に接続されている。自動解錠の場合、主スイッチ31の投入操作により駆動モータ10を駆動すると、最左端の駆動回路Dvが図7の(イ)から(ニ)と同様に作動し、第2実施例と同様に図9の最左端の開閉窓2を開放する。最左端の駆動回路Dvが図7の(ハ)と同様な段階で最左端の開閉窓2を開放した時、接続路36により二番目の駆動回路Dvの通電路33が通電状態となる。
【0035】
これにより、二番目の駆動回路Dvが図7の(イ)から(ニ)と同様に作動し、第2実施例と同様に図9の二番目の開閉窓2を開放する。二番目の駆動回路Dvが図7の(ハ)と同様な段階で二番目の開閉窓2を開放した時、接続路36により三番目の駆動回路Dvのバイパス路32が通電状態となる。このため、三番目の駆動回路Dvが図7の(イ)から(ニ)と同様に作動し、第2実施例と同様に図9の三番目の開閉窓2を開放する。
【0036】
このように、接続路36によりバイパス路32が順に通電状態となって駆動回路Dvの駆動モータ10を左端から右端に順に駆動するため、最左端の開閉窓2が開放した後、右側に隣接する二番目、三番目、四番目の開閉窓2が時間差(約1秒間)をもって次々に開放される(順次開放モード)。この順次開放モードでは、所定の時間差をもって各開閉窓2が一台づつ順に作動されるので、0.3A×開閉窓2の1台分の少ない電流容量で済む。このため、0.3A×開閉窓2の台数分の電流容量を必要とする一斉開放モードと異なり、電気配線部に大容量の電流が一度に流れることを回避できる。
【0037】
図12は本発明の第4実施例を示す。第4実施例では、第1実施例と同一部材には同一符号を付して異なる部分のみ説明する。第4実施例が、第1実施例と異なるところは開閉窓2を室内側に開放させる内倒し窓に適用したことである。
第4実施例における施錠プレート5は、施錠穴6が設けられていない無孔板である。開閉窓2の閉鎖時、施錠プレート5の先端部が舌片部14に当接して開閉窓2を閉鎖位置に保持している。開閉窓2の開放時にラッチ11の舌片部14が上昇変位するため、舌片部14に対する施錠プレート5の先端部5aの当接が解除される。このため、開閉窓2が図12の(イ)から(ロ)に示すように室内側に傾斜状態に倒れる。
【0038】
図13は本発明の第5実施例を示す。第5実施例では、第1実施例と同一部材には同一符号を付して異なる部分のみ説明する。第5実施例では、支軸20aを耳部19a、19bとともに一体化したスライダー部19を設けている。スライダー部19の支軸20aは、支持部材20の左右の縦片部20A、20Bに対し左右に移動できるように設けられている。このため、手動解錠時にワイヤー25の引下げ操作によりスライダー部19が支軸20aとともに一体に移動する。この移動により、第1実施例の図3と同様に切欠カム部21がラッチ軸18を押し出して解錠位置に上昇変位させる。
【0039】
図14ないし図17は本発明の第6実施例を示す。第6実施例では、第1実施例と同一部材には同一符号を付して異なる部分のみ説明する。第6実施例のピン柱40は、ラッチ11の図示左方に位置して上下方向に移動可能に設けられている。ピン柱40は上端部に押圧片部40a、40bを形成し、下端部に円弧状の摺動部40cを設けている。開窓時にピン柱40は、圧縮コイルスプリング41の付勢力により下方の施錠位置に移動して押圧片部40a、40bによりマイクロスイッチM2、M3の可動接片A2、A3を閉成する(図14および図15参照)。閉窓時にピン柱40の摺動部40cがラッチ11とともに逆L字形の施錠プレート42の水平片部42aに押し上げられ、押圧片部40a、40bがマイクロスイッチM2、M3の可動接片A2、A3を開成する(図16および図17参照)。第6実施例では、ピン柱40がラッチ11とともに共通の水平片部42aに押し上げられるので、マイクロスイッチM1、M2、M3の可動接片A1、A2、A3を作動させるタイミングを調整し易い便宜が得られる。
【0040】
図18および図20は本発明の第7実施例を示す。第7実施例では、第1実施例と同一部材には同一符号を付して異なる部分のみ説明する。第7実施例では、第1実施例のスライダー部19の切欠カム部21に代わって解錠手段としてのラック部43を設け、ラッチ軸18の前端部に円形カム45を偏芯状態に連結して後端部にピニオン46を連結している(図18おび図19参照)。ピニオン46はラック部43に噛合し、円形カム45は、ラッチガイド9の後端面に形成された連通口9bに近接して解錠手段を構成している。ラッチ11の後端部には、連通口9bから突き出る押上片11Aが形成されて円形カム45の外周部に摺接している。開窓時にワイヤー25によりスライダー部19を矢印Q方向に移動させると、図20の(ロ)に示すようにラッチ軸18のピニオン46を介して円形カム45が矢印R方向に回転し、図20の(イ)に示すように押上片11Aを押し上げてラッチ11を施錠位置から解錠位置に移動させる。
【0041】
上記第1〜7実施例では、自動解錠時用に駆動モータ10を設けたが、本発明の第8実施例として駆動モータ10を矩形箱8内から取り外し、ワイヤー25による手動操作のみによりラッチ11の解錠を行う構造にすることができる。
【0042】
(変形例)
なお、上記実施例では被施錠物として開閉窓2を適用したが、開閉窓2ばかりでなく下記の場合に適用することができる。
(a)はね上げ式のスイングドア(手動あるいは電動で解錠)、
(b)遮蔽用のスクリーンをロール状に巻き上げて保持するための防煙スクリーンおよび防火スクリーン(手動あるいは電動で解錠)、
(c)防煙垂壁に用いて閉鎖位置に保持する(手動あるいは電動で解錠)、
(d)防火戸に用いて開放状態に保持する(手動あるいは電動で閉鎖)、
(e)自閉式スライディングドアに使用して開放状態に保持する(手動あるいは電動で閉鎖)、
(f)開放付勢手段と併設して排煙装置とすることができるスライディングドアのクレセント(手動あるいは電動で解錠)、
(g)防火ダンパーに用いて開口部を開放状態に保持する(手動あるいは電動で閉鎖)。
【0043】
また、上記実施例ではワイヤー25を索条部材として用いたが、ワイヤー25に限らず帯、紐、ケーブル、補強繊維などスライダー部19を移動させることができるものであればよい。
ラッチ鍔13を変位させるカム部17は、略半円板状に限らず楕円状、三角状など所望のカムプロフィールに形成することができる。
開閉窓2の開放は、ワイヤー25の引手部S1、S2を引くことにより行ったが、インナーワイヤーとアウターワイヤーとを用いてインナーワイヤーをアウターワイヤーに沿って押圧すことにより行ってもよい。
【0044】
開閉窓2の開表示部用の表示部としてランプ34を用いたが、ランプ34に限らず発光ダイオード(LED)でもよく、ブザーを鳴動させたりメロディを奏でる音響部材を作動させてもよい。
4連窓の順次開放モードでは、約1秒の時間差をもって各開閉窓2を順次開放したが、この時間差は約1秒に限らず遅延回路などを用いて所望に設定することができる。
本発明の具体的な実施にあたっては、ランプ34の設置場所は、開閉窓2の近辺、防災施設や警備施設の集中管理室に限らず、モニター付の監視室などでもよく、開閉窓2は4連窓に限らないなど本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は閉鎖時の開閉窓の縦断面図、(ロ)は開放時の開閉窓の縦断面図である(第1実施例)。
【図2】ラッチ錠を示す上面図である。
【図3】(イ)は開閉窓の閉鎖時における図2のA−A線に沿う縦断面図、(ロ)は開閉窓の開放時における図2のA−A線に沿う縦断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う縦断面図である。
【図5】(イ)は開閉窓の閉鎖時における図4のC−C線に沿う横断面図、(ロ)は開閉窓の開放時における図4のC−C線に沿う横断面図である。
【図6】開閉窓を単一の窓として示す正面図である。
【図7】(イ)〜(ニ)は開閉窓の開放を段階的に示す電気結線図である。
【図8】(イ)はカム部の下限位置を示す側面図、(ロ)はカム部の上限位置を示す側面図である。
【図9】開閉窓を4連窓として示す正面図である(第2実施例)。
【図10】開閉窓の一斉開放モードを行う電気結線図である。
【図11】開閉窓の順次開放モードを行う電気結線図である(第3実施例)。
【図12】(イ)は閉鎖時の開閉窓の側面図、(ロ)は開放時の開閉窓の側面図である(第4実施例)。
【図13】ラッチ錠を示す上面図である(第5実施例)。
【図14】ラッチ錠を示す上面図である(第6実施例)。
【図15】図14のE−E線に沿う縦断面図である。
【図16】開閉窓を閉鎖状態にした時のラッチ錠を示す縦断面図である。
【図17】開閉窓の閉鎖時における図16のF−F線に沿う横断面図である。
【図18】ラッチ錠を示す上面図である(第7実施例)。
【図19】スライダー部、ラック部、円形カム、ラッチガイドおよびラッチの拡大分解斜視図である。
【図20】(イ)は解錠時のラッチ錠を示す横断面図、(ロ)は施錠時のラッチ錠を示す横断面図である。
【符号の説明】
2 開閉窓(被施錠物)
4 ステイダンパー(付勢部材)
7 ラッチ錠
9 ラッチガイド
9a 天井部
10 駆動モータ(解錠手段)
11 ラッチ
11a 水平片部
13 ラッチ鍔(解錠手段)
14 舌片部
15 圧縮コイルスプリング(付勢部材)
16 回転軸(解錠手段)
17 カム部(解錠手段)
18 ラッチ軸(解錠手段)
19 スライダー部(解錠手段)
21 切欠カム部
22、23 圧縮コイルスプリング(位置付勢部材)
25 ワイヤー(索条部材)
29、40 ピン柱
31 主スイッチ
31A 制御部
34 ランプ(表示部)
43 ラック部(解錠手段)
45 円形カム(解錠手段)
46 ピニオン(解錠手段)
Pw 電源
M1 マイクロスイッチ
a1、b1 固定接点
A1 可動接片

Claims (5)

  1. 被施錠物に対して離接方向に移動可能に設けられ、付勢部材により常に前記被施錠物に近接する方向に付勢されて前記被施錠物を係合により施錠位置にロックするラッチと、
    このラッチに形成したラッチ鍔に摺接するカム部を回転軸に嵌着した駆動モータと、
    自動操作時には、前記駆動モータへの通電により前記カム部が所定の回動状態である原初位置から前記回転軸を介して前記ラッチ鍔に摺接しながら所定角度回動し、前記ラッチの係合を外して前記施錠位置から前記付勢部材の付勢力に抗して前記被施錠物から離れた解錠位置に変位させる解錠手段と
    前記被施錠物の解錠後、前記カム部をさらに同方向に一定角度回動させてから、前記駆動モータを無通電により停止させて、前記カム部を前記原初位置に戻すことにより、前記ラッチの前記被施錠物への係合に備えるよう前記施錠位置に復帰させる施錠復帰手段とを備え、
    前記解錠手段は、
    前記被施錠物に対する前記ラッチの移動方向に垂直方向に指向して前記ラッチに設けたラッチ軸と、
    このラッチ軸を係合させる切欠カム部を有し、前記ラッチ軸の移動方向に対して垂直方向に移動することにより前記ラッチ軸を前記切欠カム部から脱出させて前記ラッチを前記施錠位置から前記解錠位置に変位させるスライダー部と、
    前記ラッチを前記施錠位置に保持すべく前記切欠カム部が常に前記ラッチ軸を係合する方向に前記スライダー部を付勢する位置付勢部材と、
    前記スライダー部に連結され、手動操作時に前記位置付勢部材の付勢力に抗して前記スライダー部を移動して前記ラッチを前記施錠位置から前記解錠位置に変位させる索条部材とを有することを特徴とするラッチ錠。
  2. 前記被施錠物は建造物の開閉窓であり、前記建造物の換気や排煙時などに前記ラッチを前記施錠位置から前記解錠位置に変位させて前記開閉窓を開放することを特徴とする請求項1に記載のラッチ錠。
  3. 前記建造物の換気や排煙時などに前記ラッチを前記施錠位置から前記解錠位置に変位させて前記開閉窓を開放した際、所定の場所で前記開閉窓の開表示用として作動する表示部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のラッチ錠。
  4. 前記ラッチが前記施錠位置に保持されている時、前記開閉窓は付勢部材の付勢力に抗して閉鎖されており、前記開閉窓の開放時に前記開閉窓は、前記付勢部材の付勢力により開放されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のラッチ錠。
  5. 前記被施錠物は建造物の開口部に設置する遮蔽スクリーンであり、該遮蔽スクリーンを巻き上げ状態に保持し、手動操作または電動操作で解錠することを特徴とする請求項1に記載のラッチ錠。
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