JP4313911B2 - 建築用鉄筋スペーサー - Google Patents

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    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
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    • E04C5/16Auxiliary parts for reinforcements, e.g. connectors, spacers, stirrups
    • E04C5/20Auxiliary parts for reinforcements, e.g. connectors, spacers, stirrups of material other than metal or with only additional metal parts, e.g. concrete or plastics spacers with metal binding wires
    • E04C5/203Circular and spherical spacers

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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大径又は小径の鉄筋の何れの径の鉄筋であっても簡単に且つ確実に支持することができる建築用鉄筋スペーサーに関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋構造物を構築する際、鉄筋と型枠との間隔を保持して、正確なかぶり厚さを形成するために建築用鉄筋スペーサーが用いられている。そして、従来から提供されている建築用鉄筋スペーサーは、正面円形状のスペーサー本体の中心部に下端が開口した半円形状の鉄筋支持部が形成されているとともに、上記スペーサー本体の下端部は切欠かれて開口しており、このスペーサー本体の開口下端の両側の夫々に上記鉄筋支持部に向かって一対の弾性変形可能な鉄筋支持アームが突設されてなり、上記鉄筋支持部と上記鉄筋支持アームとの対向面によって鉄筋を挟持、支持するように構成している。
【0003】
しかしながら、鉄筋は全てが同一径ではなく、小径のものと大径のものとが存在し、鉄筋構造物の大きさに応じて適宜使い分けている一方、上記建築用鉄筋スペーサーは、通常、大径の鉄筋に適合するように形成されており、小径の鉄筋を用いた場合には該小径の鉄筋の支持が不十分となるといった問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、小径の鉄筋又は大径の鉄筋のいずれの径の鉄筋も簡単に且つ確実に安定した状態に支持することができる建築用鉄筋スペーサーを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の建築用鉄筋スペーサーは、正面円形状のスペーサー本体の中心部に下端が開口した半円形状の鉄筋支持部を形成しているとともに、上記スペーサー本体の下半部に該スペーサー本体の下周縁から上記鉄筋支持部に連通し且つ該鉄筋支持部の開口幅よりも幅広い空間部を形成し、この空間部の開口下端の両側に、対向面間で形成される鉄筋導入通路が上記鉄筋支持部に向かって徐々に幅狭くなるように一対の鉄筋支持アームの下端部を内外方向に弾性変形可能に連設し、これらの鉄筋支持アームの上端と上記鉄筋支持部間で鉄筋挿通孔部を形成してなる建築用鉄筋スペーサーにおいて、上記一対の鉄筋支持アームの上端に上記鉄筋支持部と共に大径の鉄筋を挟着する大径鉄筋受け片を一体に形成していると共にこれらの大径鉄筋受け片に上記鉄筋支持部とで小径の鉄筋を挟着する小径鉄筋受け片を一体に形成 しており、上記小径鉄筋受け片は、上記大径鉄筋受け片の外端部を内方に向かって斜め上方に屈曲させることにより形成され且つ上記大径鉄筋受け片によって大径の鉄筋を受止させた際にその屈曲先端と大径の鉄筋との間に隙間が形成されるように構成していることを特徴とする。
【0006】
【作用】
本発明の建築用鉄筋スペーサーの使用要領について説明する。まず、支持すべき鉄筋が大径鉄筋の場合には、該大径鉄筋を上記建築用スペーサーの鉄筋導入通路の拡開した下端開口部から上方に向かって挿入すると、この大径鉄筋の両側周面部が徐々に幅狭くなっている一対の鉄筋支持アームの対向面に当接し、この状態から該大径鉄筋をさらに押し上げると、その押し上げ力によって一対の鉄筋支持アームが互いに離間する方向に弾性変形する。続いて大径鉄筋の上半部がこれらの鉄筋支持アームの上端間から上方に抜け出ると、鉄筋支持アームが大径鉄筋の下周部両側面に摺接しながら互いに接近する方向に弾性的に復元し、同時にこの復元力によって大径鉄筋が押し上げられてその上周面がスペーサー本体の中心部に設けている半円形状の鉄筋支持部の下面に当接、受止される。
【0007】
大径鉄筋の上周部が鉄筋支持部の下面に受止されると、それ以上の上動が阻止されて上記一対の鉄筋支持アームはその大径鉄筋受け片の内端部を大径鉄筋の下周面両側部に圧接させてそれ以上内方に弾性復元することはなく、この大径鉄筋受け片の外端部に一体に設けている小径鉄筋受け片を大径鉄筋の下周部両側面に対して小間隔を存した位置に保持する。このように、大径鉄筋は、上記建築用鉄筋スペーサーの鉄筋支持部の下面と鉄筋支持アームの大径鉄筋受け片とによって強固に且つ確実に挟持されて安定的に支持される。
【0008】
次に、小径鉄筋をスペーサ本体に支持させる場合には、先ず、上記大径鉄筋の場合と同様に、上記建築用スペーサーの鉄筋導入通路の下端開口部から上方に向かって挿入し、その両側面を上記一対の鉄筋支持アームの上端部対向面に当接させたのち、さらに押し上げると、小径鉄筋は一対の鉄筋支持アームを押し拡げな がら鉄筋支持部側に向かって進入し、該小径鉄筋の上半部が鉄筋支持アーム間の上端間から上方に抜け出た時にこれらの鉄筋支持アームがその弾性復元力によっ て、まず、大径鉄筋受け片の内端部で小径鉄筋を押し上げ、次いで、小径鉄筋受け片によって小径鉄筋を押し上げる。
【0009】
これらの大径鉄筋受け片と小径鉄筋受け片とによる小径鉄筋の押し上げは瞬時に行われ、小径鉄筋はその上周面を上記鉄筋支持部の下面に当接、受止される。この状態においては、一対の鉄筋支持アームが大径鉄筋の支持時の場合よりもさらに内方に弾性復元し、大径鉄筋受け片の上方側に一体に設けている小径鉄筋受け片の内端部が該小径鉄筋の下周面両側部を押圧した状態となってこの小径鉄筋受け片と上記建築用スペーサーの鉄筋支持部の下面とによって小径鉄筋が強固に且つ確実に挟持されて安定的に支持される。
【0010】
このように、上記建築用鉄筋スペーサーによれば、大径鉄筋又は小径鉄筋のいずれの鉄筋であっても強固に且つ確実に支持することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の建築用鉄筋スペーサーの一例を図面を参照しつつ説明する。建築用鉄筋スペーサー1のスペーサー本体2は、図1及び図2に示したように、一定の前後厚みを有する合成樹脂製の正面円形リング状枠体から形成されている。
【0012】
そして、上記スペーサー本体2の中心部には、正面半円形状で且つ前後方向に一定の厚みを有し、下端が下方に向かって開口してその半円形状下面で大小径鉄筋の上周面を受止する鉄筋支持部3が形成されており、該鉄筋支持部3の外周面と上記スペーサー本体2との内周面との間には放射状に複数本のリブ4が連設されている。
【0013】
又、上記スペーサー本体2の下周縁は、上記鉄筋支持部3の下端開口部の左右方向の開口幅よりも広い円弧幅でもって切欠かれ、この切欠かれた対向する両外端からスペーサー本体2の中心部に向かって上端が上記リブ体4と一体に連設した補強リブ5、5を互いに平行に設けてこれらの補強リブ5、5間で上記鉄筋支 持部3に連通し且つ該鉄筋支持部3の下端開口幅よりも幅広い空間部6を形成している。なお、これらの補強リブ5、5の上端間には上記鉄筋支持部3の上方部を囲む円弧状リブ51を一体に設けてこの円弧状リブ51で囲まれた上記空間部6の上端中央部内に上記鉄筋支持部3を配設した構造としている。
【0014】
更に、上記空間部6を形成している補強リブ5、5の下端には、互いに接離する方向に弾性変形可能な左右一対の鉄筋支持アーム7、7の下端部がそれぞれ一体に設けられてあり、これらの鉄筋支持アーム7、7は上記空間部6内においてその下端部から上端に向かって互いに接近する方向に傾斜させられてこれらの対向面間で上端にゆくに従って徐々に幅狭くなった正面ハ字状の鉄筋導入通路9を形成していると共にこれらの鉄筋支持アーム7、7の上端面と上記鉄筋支持部3の下面とで囲まれた空間部を鉄筋挿通孔部8に形成している。
【0015】
加えて、上記鉄筋支持アーム7、7の上端部の夫々には、前後方向に長い一定厚みを有する平面矩形状の板状の大径鉄筋受け片71、71を一体に形成している。これらの大径鉄筋受け片71、71はその対向内端部を鉄筋支持アーム7、7の上端にそれぞれ一体に形成されてあり、該内端部から外端部に向かって鉄筋支持アーム7、7の長さ方向に直交するように斜め上方に向かって傾斜させて該傾斜上面を上記鉄筋支持部3の下面に上記鉄筋導入通路9を存して対向させている。
【0016】
上記大径鉄筋受け片71、71の外端部は鉄筋支持部3の開口両端の下方に近接した位置にまで達していると共に、その外端部を上方に向かって屈曲させたのち互いに接近する方向に内方に折り返し屈曲させることによって先端が大径鉄筋受け片71、71の幅方向の中央部よりも外寄り部分の上方に位置した小幅の小径鉄筋受け片72、72を形成している。これらの小径鉄筋受け片72、72の対向する先端(内端)間は大径鉄筋受け片71、71の内端間の間隔よりも大きく離間していると共にその上面を小径鉄筋受け部721 、721 に形成してあり、さらに、対向する先端面722 、722 を互いに平行な垂直端面に形成している。
【0017】
次に、上記のように構成した建築用鉄筋スペーサー1の使用要領について説明する。始めに、大径鉄筋Aを上記建築用鉄筋スペーサー1に支持させる要領について説明する。先ず、大径鉄筋Aを上記建築用鉄筋スペーサー1の鉄筋導入通路9にその下端開口部から上方に向かって挿入すると、この大径鉄筋Aの上周部両側面が上方に向かって徐々に幅狭くなっている一対の鉄筋支持アーム7、7の対向面に当接する。この状態からさらに大径鉄筋Aを押し上げると、この押し上げ力によって一対の鉄筋支持アーム7、7が互いに離間する方向に弾性変形しながらその上端部間を拡開させていき、大径鉄筋Aの上半部がこの拡開した上端部間から鉄筋挿通孔部8内に抜け出ると、一対の鉄筋支持アーム7、7の上端に一体に形成している大径鉄筋受け片71、71の内端部が大径鉄筋Aの下周部両側面に摺接しながら鉄筋支持アーム7、7が互いに接近する方向に弾性的に復元してその復元力により大径鉄筋Aを押し上げて該大径鉄筋Aの上周面を瞬時に鉄筋支持部3の円弧状に湾曲した下面に図3に示すように当接、受止させる。
【0018】
このように、大径鉄筋Aの上周面が鉄筋支持部3の下面に受止されると、大径鉄筋Aはそれ以上の上動を阻止され、鉄筋支持アーム7、7の上端に形成している上記大径鉄筋受け片71、71は一定の間隔を存した状態で大径鉄筋Aの下周面に押接した状態を維持してこれらの大径鉄筋受け片71、71と上記鉄筋支持部3の下面により大径鉄筋Aを強固に且つ確実に挟持するものである。また、このように大径鉄筋Aを挟持した状態においては、大径鉄筋受け片71、71の外端部に連設している上記小径鉄筋受け片72、72は、その対向内端間の間隔が大径鉄筋Aの下周部両側面に圧接している大径鉄筋受片71、71の対向内端間の間隔よりも一定以上広く形成されているので、大径鉄筋Aに当接することはなく、大径鉄筋Aの周面から僅かな隙間を存して対向した状態を維持している。
【0019】
次に、小径鉄筋Bを上記建築用鉄筋スペーサー1に支持させる要領について説明する。上記大径鉄筋Aの場合と同様の要領で、上記小径鉄筋Bを上記建築用鉄筋スペーサー1の鉄筋導入通路9にその下端開口部から上方に向かって挿入すると、その両側面が上記一対の鉄筋支持アームの上端部対向面に当接する。この状態から小径鉄筋Bをさらに押し上げると、該小径鉄筋Bは一対の鉄筋支持アーム7、7を押し拡げながら鉄筋支持部3側に向かって進入する。
【0020】
そして、該小径鉄筋Bの上半部が鉄筋支持アーム7、7間の上端間から上方に抜け出ると、これらの、鉄筋支持アーム7、7がその弾性復元力によって互いに接近する方向に移動し、まず、小径鉄筋Bに圧接している大径鉄筋受け片71、71の内端が小径鉄筋Bの下周部両側面を互いに接近する方向に摺接して小径鉄筋Bを押し上げ、次いで、これらの大径鉄筋受け片71、71間の間隔が一定以上にまで狭まると、小径鉄筋受け片72、72の対向する内端が小径鉄筋Bの下周部両側面に圧接して互いに内端間の幅を狭めながら小径鉄筋Bを押し上げる。
【0021】
これらの大径鉄筋受け片71、71による小径鉄筋Bの押し上げと、小径鉄筋受け片72、72による小径鉄筋Bの押し上げは瞬時に行われ、小径鉄筋Bはその上周面を上記鉄筋支持部3の下面に当接、受止される。この状態においては、一対の鉄筋支持アーム7、7が大径鉄筋Aの支持時の場合によりもさらに内方に弾性復元してあり、大径鉄筋受け片71、71の上方側に一体に設けている小径鉄筋受け片72、72の内端部が該小径鉄筋Bの下周部両側面を押圧した状態を維持して、この小径鉄筋受け片72、72と鉄筋支持部3の下面とによって小径鉄筋Bが強固に且つ確実に挟持されて安定的に支持されるものである。
【0022】
最後に、図5及び図6に示したように、上記鉄筋支持部3の下端開口部における内側端にその前後方向の全長に亘って水平方向に一定の水平幅でもって一定厚みの水平薄片31を屈曲可能に突設しているとともに、上記鉄筋支持部3の内面上端部にその前後方向の全長に亘って上記半円形状の鉄筋支持部3の中心部に向かって一定幅でもって一定厚みの一対の上側薄片32、32を左右方向に小間隔を存して屈曲可能に形成することによって、上記鉄筋支持部3内における大小径鉄筋A、Bのなじみ性を向上させて大小径鉄筋A、Bのいずれの径の鉄筋も安定的に且つ確実に支持可能に構成してもよい。
【0023】
上記建築用鉄筋スペーサーの使用要領は図1に示した建築用鉄筋スペーサーと同様の要領であるのでその説明を省略し、上記建築用鉄筋スペーサーに大小径鉄筋A、Bを支持させた状態についてのみ説明する。
【0024】
即ち、上記建築用鉄筋スペーサーに大径鉄筋Aを支持させた場合には、図7に示したように、上記鉄筋支持部3の水平薄片31がその基端部から上記大径鉄筋Aによって上方に向かって屈折されて上記鉄筋支持部3の内面に沿った状態となっているとともに、上側薄片32、32もその基端部から互いに近接する方向に屈折されて上記鉄筋支持部3の内面に沿った状態となっており、上記大径鉄筋Aは、その上半周面が上記鉄筋支持部3の内面に受止されているとともに、その下半周面が上記大径鉄筋受け片71、71に受止されて安定的に且つ確実に挟持、支持される。
【0025】
又、上記建築用鉄筋スペーサーに大径鉄筋Bを支持させた場合には、図8に示したように、上記小径鉄筋Bは、その上半周面が上記上側薄片32、32の下端縁と上記水平薄片31の先端縁と上記鉄筋支持部3の他側内周面に受止されているとともに、その下半周面が上記小径鉄筋受け片72、72に受止されて安定的に且つ確実に挟持、支持される。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、正面円形状のスペーサー本体の中心部に下端が開口した半円形状の鉄筋支持部が形成されているとともに、上記スペーサー本体の下半部に該スペーサー本体の下周縁から上記鉄筋支持部に連通し且つ該鉄筋支持部の開口幅よりも幅広い空間部を形成し、この空間部の開口下端の両側に、対向面間で形成される鉄筋導入通路が上記鉄筋支持部に向かって徐々に幅狭くなるように一対の鉄筋支持アームの下端部を内外方向に弾性変形可能に連設し、これらの鉄筋支持アームの上端と上記鉄筋支持部間で鉄筋挿通孔部を形成してなる建築用鉄筋スペーサーにおいて、上記一対の鉄筋支持アームの上端に上記鉄筋支持部と共に大径の鉄筋を挟着する大径鉄筋受け片を一体に形成していると共にこれらの大径鉄筋受け片に上記鉄筋支持部とで小径の鉄筋を挟着する小径鉄筋受け片を一体に形成しているので、大径鉄筋又は小径鉄筋のいずれの径の鉄筋であっても強固に且つ確実に支持することができる。
【0027】
上記建築用鉄筋スペーサーにおいて、一対の鉄筋支持アームの上端にそれぞれ形成している大径鉄筋受け片の外端部を内方に向かって斜め上方に屈曲させることにより小径鉄筋受け片を形成していると共に大径鉄筋受け片によって大径鉄筋を受止させた際に該小径鉄筋受け片の屈曲先端と大径鉄筋との間に隙間が形成されるように構成しているので、大径鉄筋の支持時には、小径鉄筋受け片は大径鉄筋に全く接することはなく、従って、 一対の鉄筋支持アーム間を通じての鉄筋挿通孔部までの大径鉄筋の押し込み作業に影響を及ぼすことなく、大径鉄筋を円滑且つ確実に鉄筋支持部の下面と大径鉄筋受け片とによって支持させることができる。
【0028】
また、小径鉄筋の支持時には、まず、上記一対の鉄筋支持アームにおける大径鉄筋受け片の対向端部によって小径鉄筋を押し上げたのち、これらの大径鉄筋受け片から小径鉄筋受け片の対向端部に小径鉄筋を瞬時に乗り移らせて押し上げることができ、大径鉄筋の支持時よりも小径鉄筋をさらに上方に押し上げて該小径鉄筋を鉄筋支持部の下面と小径鉄筋受け片とによって確実に且つ強固に支持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の建築用鉄筋スペーサーを示した斜視図である。
【図2】 図1の建築用鉄筋スペーサーを示した正面図である。
【図3】 図1の建築用鉄筋スペーサーの鉄筋挿通孔部に大径鉄筋を支持させた状態を示した正面図である。
【図4】 図1の建築用鉄筋スペーサーの鉄筋挿通孔部に小径鉄筋を支持させた状態を示した正面図である。
【図5】 本発明の建築用鉄筋スペーサーの他の一例を示した斜視図である。
【図6】 図5の建築用鉄筋スペーサーを示した正面図である。
【図7】 図5の建築用鉄筋スペーサーの鉄筋挿通孔部に大径鉄筋を支持させた状態を示した正面図である。
【図8】 図5の建築用鉄筋スペーサーの鉄筋挿通孔部に小径鉄筋を支持させた状態を示した正面図である。
【符号の説明】
1 建築用鉄筋スペーサー
2 スペーサー本体
3 鉄筋支持部
4 リブ
5 補強壁
6 空間部
7 鉄筋支持アーム
71 大径鉄筋受け片
72 小径鉄筋受け片
721 小径鉄筋受け部
8 鉄筋挿通孔部
9 鉄筋導入通路
A 大径鉄筋
B 小径鉄筋

Claims (1)

  1. 正面円形状のスペーサー本体の中心部に下端が開口した半円形状の鉄筋支持部を形成しているとともに、上記スペーサー本体の下半部に該スペーサー本体の下周縁から上記鉄筋支持部に連通し且つ該鉄筋支持部の開口幅よりも幅広い空間部を形成し、この空間部の開口下端の両側に、対向面間で形成される鉄筋導入通路が上記鉄筋支持部に向かって徐々に幅狭くなるように一対の鉄筋支持アームの下端部を内外方向に弾性変形可能に連設し、これらの鉄筋支持アームの上端と上記鉄筋支持部間で鉄筋挿通孔部を形成してなる建築用鉄筋スペーサーにおいて、上記一対の鉄筋支持アームの上端に上記鉄筋支持部と共に大径の鉄筋を挟着する大径鉄筋受け片を一体に形成していると共にこれらの大径鉄筋受け片に上記鉄筋支持部とで小径の鉄筋を挟着する小径鉄筋受け片を一体に形成しており、上記小径鉄筋受け片は、上記大径鉄筋受け片の外端部を内方に向かって斜め上方に屈曲させることにより形成され且つ上記大径鉄筋受け片によって大径の鉄筋を受止させた際にその屈曲先端と大径の鉄筋との間に隙間が形成されるように構成していることを特徴とする建築用鉄筋スペーサー。
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