JP4312420B2 - 半導体装置およびその作製方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は薄膜トランジスタ(以下、TFTという)で構成された回路を有する半導体装置およびその作製方法に関する。特に、液晶表示パネルに代表される電気光学装置およびその様な電気光学装置を部品として搭載した電子機器に関する。なお、本明細書中において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能しうる装置全般を指し、電気光学装置、半導体回路および電子機器は全て半導体装置である。
【0002】
【従来の技術】
近年、絶縁表面を有する基板上に形成された薄膜(厚さ数〜数百nm程度)を用いてTFTを構成し、このTFTで形成した大面積集積回路を有する半導体装置の開発が進んでいる。その代表例として、アクティブマトリクス型の液晶表示装置が知られている。特に、結晶質珪素膜を活性領域として用いるTFTは電界効果移動度が高いことから、いろいろな機能回路を形成することも可能である。
【0003】
例えば、アクティブマトリクス型の液晶表示装置には、機能ブロックごとに画像表示を行う画素回路や、CMOS回路を基本としたシフトレジスタ回路、レベルシフタ回路、バッファ回路、サンプリング回路などの画素回路を制御するための駆動回路が一枚の基板上に形成される。
【0004】
前記TFTは、少なくとも半導体膜と、酸化珪素膜や酸化窒化珪素膜等からなる絶縁膜と、各種金属材料等からなる配線と、画素電極とを有している。前記配線には、ソース配線やゲート配線(ゲート電極を含む)などがあり、ソース配線と、ソース領域に接続するソース電極は他の配線を介して接続する場合が多い。
【0005】
また、アクティブマトリクス型の液晶表示装置のなかでも、小型の液晶パネルを用いる液晶プロジェクタの普及が急速に進んでおり、使用される場がますます広がっている。それに伴い、便利性が求められ、小型化、高輝度化、高精細化ならびに低価格化などを進めるための開発が続けられている。
【0006】
液晶プロジェクタや電子装置の表示部に用いられるアクティブマトリクス型液晶表示装置の画素部は数百万個の画素により構成されている。各画素にはTFTが形成されており、各画素のTFTには画素電極が設けられている。液晶を挟んだ対向基板側には対向電極が設けられ、液晶を誘電体とした一種のコンデンサを形成している。そして、各画素に印加する電位をTFTのスイッチング機能により制御して、このコンデンサへの電荷を制御することで液晶を駆動して透過光量を制御して画像を表示する仕組みになっている。
【0007】
このコンデンサはリーク電流により次第にその容量が減少するため、透過光量が変化して画像表示のコントラストを低下させる原因となっていた。そこで、従来では容量配線を設けて、液晶を誘電体とするコンデンサとは別のコンデンサ(保持容量)を並列に設けてあった。この保持容量は、液晶を誘電体とするコンデンサが損失する容量を補う働きをしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画素部に容量配線を用いた保持容量を形成して十分な容量を確保しようとすると、開口率を犠牲にしなければならない。特に、液晶プロジェクタに用いられるような小型の高精細な液晶表示装置において、小型化と同時に高精細化が求められる限り、画素サイズの縮小化が続くことは十分予想される。例えば、対角0.7インチ型の液晶表示装置で、XGA(1024×768画素)という高精細な表示を実現するためには、画素のひとつひとつのサイズが、14μm×14μmと言う極めて小さな面積となっている。また、コンタクトホールの面積を1μm角とする場合でも、コンタクトの一辺は、カバレッジの問題等を考慮すると、少なくともコンタクトホールの一辺を1μmずつ延長して、3μm角の面積を確保しなければならない。1画素の一辺が14μmの場合、3μm角のコンタクトを1つ形成すると、開口率は少なくとも4.6%低下することになる。コンタクト数は、画素サイズが小型化し続ける中で非常に重要な問題となっている。
【0009】
現在、高輝度化のためには開口率を上げ、また高精細化のためには画素数を増やして対応してきているが、画素サイズが小型化し続けるなかで、開口率の向上および画素数の向上を同時に満たし、かつ十分な容量を確保する画素構造の設計をすることは、極めて難しい問題である。このような画素構造を実現しようとすれば、当然工程数が増え、工程も複雑になるため、歩留まりが悪くなり、半導体装置の製造コストがあがってしまうという問題がある。
【0010】
また、透過型液晶表示装置の基板のTFTが形成されていない面(以下、基板裏面という)側からの光や、上面から入射した光が基板中を乱反射した光によって、光リーク電流が増えてしまいオフ電流(TFTがオフ状態にある時に流れるドレイン電流値)が高くなってしまう場合がある。リーク電流が高くなれば、補償するための保持容量を大きくしなければならず、画素部における開口率の低下が問題になる。
【0011】
本発明はこのような課題を解決するための技術であり、TFTと保持容量の構成に関し、従来より工程数を削減し、開口率が高く、高精細な表示を行うことができ、さらに、信頼性の高いアクティブマトリクス型液晶表示装置を実現することを課題としている。また、十数μm角という非常に小さな画素サイズで設計された液晶表示装置および該液晶表示装置を表示部に用いた電子装置においても明るい高精細な画像表示を実現することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を同一工程で形成し、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を覆って第1の絶縁膜を形成し、前記第1の絶縁膜上に上部遮光膜を形成し、該上部遮光膜上に第2の絶縁膜を形成し、前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜を部分的にエッチングして前記ドレイン配線に達するコンタクトホールを形成して、前記第2の絶縁膜上に前記ドレイン配線に接続する画素電極を形成することを特徴としている。また、前記ドレイン配線、前記第1の絶縁膜および前記上部遮光膜、並びに前記上部遮光膜、前記第2の絶縁膜および前記画素電極により保持容量を形成していることを特徴としている。
【0013】
また、TFTは、チャネル形成領域、ソース領域およびドレイン領域を含む半導体膜、ゲート絶縁膜およびゲート電極を有し、ゲート電極は半導体膜より下層(基板側)に形成された下部遮光膜をかねるゲート配線に接続されている。
【0014】
このように、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を同一の工程で形成しているため、工程数を削減することを可能としている。具体的には、TFTの作製に要するフォトマスクの枚数を削減している。フォトマスクはフォトリソグラフィの技術において、エッチング工程の際に、マスクとするレジストパターンを基板上に形成するために用いる。従って、フォトマスクを1枚使用することは、その前後の工程において、被膜の成膜およびエッチングなどの工程の他に、レジスト剥離、洗浄や乾燥工程などが付加され、フォトリソグラフィの工程においても、レジスト塗布、プレベーク、露光、現像、ポストベークなどの煩雑な工程が行われることを意味する。
【0015】
また、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を同一の工程で形成することにより、従来より積層の数を削減することが可能となる。そのため、半導体膜と遮光膜との物理的な距離が縮まり、光漏れや光の回折などによるリーク電流の発生を防ぐことが可能となる。
【0016】
また、ソース配線とソース領域を直接接続することで、コンタクトの数を削減し、開口率を向上させることを可能としている。画素のサイズが小型化し続ける中で開口率を向上させるために、コンタクトの数を少しでも削減することは非常に有用である。
【0017】
また、ドレイン配線、第1の絶縁膜および上部遮光膜、並びに上部遮光膜、第2の絶縁膜および画素電極により保持容量を形成することで、十分な保持容量の確保することを可能としている。また、前記第1の絶縁膜および前記第2の絶縁膜を誘電率の高い膜としたり、できるだけ薄く形成することで、保持容量をさらに十分なものとすることができる。
【0018】
本明細書で開示する本発明の作製方法は、絶縁表面上に第1の遮光膜を形成し、該第1の遮光膜上に下地絶縁膜を形成し、該下地絶縁膜を介して前記第1の遮光膜上に半導体膜を形成し、該半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、ソース領域およびドレイン領域を形成し、前記半導体膜上に第1の絶縁膜を形成し、該第1の絶縁膜を部分的にエッチングして前記第1の遮光膜、前記ソース領域およびドレイン領域の一部を露呈させ、前記第1の絶縁膜上に導電膜を形成し、該導電膜をエッチングして、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を形成し、前記第1の絶縁膜、前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線に接して第2の絶縁膜を形成し、該第2の絶縁膜上に前記第1の遮光膜と重なる第2の遮光膜を形成し、該第2の遮光膜を覆って第3の絶縁膜を形成し、該第3の絶縁膜を部分的にエッチングして前記ドレイン配線の一部を露呈させて画素電極を形成することを特徴としている。
【0019】
上記作製方法において、導電膜を形成する材料としては、耐熱性導電性材料を用い、代表的にはTa、W、Ti、Mo、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成してもよい。また、リン等の不純物元素を導入した結晶質珪素膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、AgPdCu合金を用いてもよい。また、導電膜は単層ではなく、2層以上の積層構造としても良いし、耐熱性の低い導電性材料を耐熱性の高い導電性材料で挟む構造としてもよい。
【0020】
また、上記作製方法において、前記不純物元素は、n型を付与する不純物元素およびp型を付与する不純物元素から選ばれた一種または複数種の元素とする。
【0021】
また、上記作製方法により作製される半導体装置は、半導体膜上に第1の絶縁膜を介して形成されているゲート電極と、前記半導体膜に接続するソース配線およびドレイン配線は、同一導電材料により形成されており、前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線上に第2の絶縁膜を介して形成された遮光膜と、該遮光膜上に形成された第3の絶縁膜と、該第3の絶縁膜上に形成され、かつ、前記ドレイン配線と電気的に接続する画素電極とにより保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置である。
【0022】
また、上記作製方法により作製される他の半導体装置は、半導体膜上に第1の絶縁膜を介して形成されているゲート電極と、前記半導体膜に接続するソース配線およびドレイン配線は、同一導電材料により形成されており、前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線上に第2の絶縁膜を介して形成された遮光膜と、該遮光膜上に形成された第3の絶縁膜と、該第3の絶縁膜上に形成され、かつ、前記ドレイン配線と電気的に接続する画素電極とにより第1の保持容量が形成され、前記ドレイン配線と、前記第2の絶縁膜と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置である。
【0023】
上記各半導体装置において、導電膜を形成する材料としては、耐熱性導電性材料を用い、代表的にはTa、W、Ti、Mo、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成されている。また、リン等の不純物元素を導入した結晶質珪素膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、AgPdCu合金を用いてもよい。また、導電膜は単層ではなく、2層以上の積層構造としても良いし、耐熱性の低い導電性材料を耐熱性の高い導電性材料で挟む構造としてもよい。
【0024】
このように、本発明は、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を同一の工程で形成することにより、従来より工程数を削減することが可能となり、歩留まりが向上し、半導体装置の製造コストが低減される。また、積層の数を削減することが可能となるため、半導体膜と上部遮光膜との物理的な距離が縮まり、光漏れや光の回折などによるリーク電流の発生を防ぐことが可能となる。さらに、ソース配線とソース領域を直接接続することで、コンタクトの数を削減し、開口率を向上させることを可能としている。また、ドレイン配線、層間絶縁膜および上部遮光膜、並びに上部遮光膜、第1の絶縁膜および画素電極により保持容量を形成することで、十分な保持容量を確保することを可能としている。
【0025】
また、本発明の他の構成は、絶縁表面上に画素部と駆動回路とを有する半導体装置であって、
前記画素部のTFTにおいて、第1の半導体膜上に第1の絶縁膜を介して形成されている第1のゲート電極と、前記半導体膜に接続する第1のソース配線および第1のドレイン配線は、同一導電材料により形成されており、
前記第1のゲート電極は、前記半導体膜の下方に形成されている導電材料からなる下部遮光膜に接続しており、
前記第1のゲート電極、前記第1のソース配線および前記第1のドレイン配線上に第2の絶縁膜を介して形成された上部遮光膜と、該上部遮光膜上に形成された第3の絶縁膜と、該第3の絶縁膜上に形成され、かつ、前記ドレイン配線と電気的に接続する画素電極とにより保持容量が形成され、
前記駆動回路のTFTにおいて、第2の半導体膜上に第1の絶縁膜を介して形成されている第2のゲート電極と、前記半導体膜に接続する第2のソース配線および第2のドレイン配線は、同一導電材料により形成されており、前記下部遮光膜と同一材料からなる配線が前記第2のゲート電極と接続していることを特徴とする半導体装置である。
【0026】
また、上記構成において、前記絶縁表面上に形成するTFTは全てnチャネル型TFTまたはpチャネル型TFTとしてもよい。また、上記構成において、前記下部遮光膜は、画素TFTの第1の半導体膜の下方とし、駆動回路に設けられる前記下部遮光膜と同一材料からなる配線は、第2のソース配線や第2のドレイン配線と交差しないようにする引き回し配線(第2のゲート電極と接続するゲート配線)であることを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】
図5の断面図を用いて、本発明の画素構造について説明する。
【0028】
基板501上にゲート配線としても機能する下部遮光膜502、503が形成されている。ゲート配線503上には下地絶縁膜504、半導体層511、ゲート絶縁膜525の順に形成されている。前記ゲート絶縁膜525上のゲート電極538はゲート配線503と接続されている。ソース配線537およびドレイン配線540は半導体層511の不純物領域にそれぞれ接続されている。ゲート電極538、ソース配線537およびドレイン配線540上には第1層間絶縁膜541、第2層間絶縁膜542が積層されており、前記第2層間絶縁膜542上にTFT(特にチャネル形成領域)の上部遮光膜543が形成されている。前記上部遮光膜543上には第3の層間絶縁膜544が形成されている。前記第3層間絶縁膜544上には、画素電極546が形成される。
【0029】
ゲート電極538、ソース配線537およびドレイン配線540は同一工程において形成されている点に特徴がある。これにより、工程数を削減することを実現している。また、ソース配線とソース領域とを直接接続することでコンタクトホールの数を減らし、液晶表示装置を作製したときの開口率を向上させることを可能としている。
【0030】
本発明で開示する画素構造は、下部遮光膜(ゲート配線)502、503および上部遮光膜543を有し、また、積層構造を少なくすることで上部遮光膜543と半導体層との物理的な距離を縮め、半導体層にあたる可能性があった基板裏面側の光や、上面から入射した光が基板中を乱反射した光を遮ることを可能とする。
【0031】
また、本発明で開示する画素構造における保持容量は、上部遮光膜543と画素電極546を電極とし、第3の層間絶縁膜544を誘電体とする容量547と、ドレイン配線540と上部遮光膜543を電極とし、第の層間絶縁膜54を誘電体とする容量548とがあり、工程数を増やすことなく、十分な容量を確保することができる。
【0032】
以上の構成でなる本発明について、以下に示す実施例によりさらに詳細な説明を行うこととする。
【0033】
【実施例】
[実施例1]
本実施例ではアクティブマトリクス基板の作製方法について図1〜図8を用いて説明する。本明細書ではCMOS回路、及び駆動回路と、画素TFT、保持容量とを有する画素部を同一基板上に形成された基板を、便宜上アクティブマトリクス基板と呼ぶ。
【0034】
まず、本実施例ではコーニング社の7059ガラスや1737ガラスなどに代表されるバリウムホウケイ酸ガラス、またはアルミノホウケイ酸ガラスなどのガラスからなる基板501を用いる。なお、基板501としては、石英基板や単結晶シリコン基板、金属基板またはステンレス基板の表面に絶縁膜を形成したものを用いても良い。また、本実施例の処理温度に耐えうる耐熱性が有するプラスチック基板を用いてもよい。本実施例では石英ガラス基板を用いる。
【0035】
次いで、石英基板501上に下部遮光膜を形成する。まず、酸化珪素膜、窒化珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁膜から成る膜厚10〜150nm(好ましくは50〜100nm)の下地膜を形成する。そして、本実施例の処理温度に耐え得るTa、W、Cr、Mo等の導電性材料およびその積層構造により300nm程度の膜厚で下部遮光膜を形成する。前記下部遮光膜は画素部または駆動回路のゲート配線、または引き回し配線としての機能も有する。本実施例では膜厚75nmの結晶質珪素膜502を形成し、続いて膜厚150nmのWSix(x=2.0〜2.8)を成膜した後、不要な部分をエッチングして下部遮光膜503を形成する。なお、本実施例では、下部遮光膜として積層構造を用いるが、前記下部遮光膜として単層構造を用いても良い。また、図では画素部のみに下部遮光膜を示しているが、駆動回路においても下部遮光膜と同じ材料で配線を形成し、ゲート配線、または引き回し配線の一部として形成する。
【0036】
そして基板501および下部遮光膜503上に酸化珪素膜、窒化珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁膜から成る膜厚10〜650nm(好ましくは50〜600nm)の下地膜504を形成する。本実施例では下地膜504として単層構造を用いるが、前記絶縁膜を2層以上積層させた構造を用いても良い。本実施例では、下地膜504としては、プラズマCVD法を用い、SiH4、NH3、及びN2Oを反応ガスとして成膜される膜厚580nmの酸化窒化珪素膜504(組成比Si=32%、O=27%、N=24%、H=17%)を350℃にて形成する。
【0037】
次いで、下地膜504上に半導体膜505を形成する。(図1(A))半導体膜505は、非晶質構造を有する半導体膜を公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、またはプラズマCVD法等)により、25〜80nm(好ましくは30〜60nm)の厚さで形成する。半導体膜の材料に限定はないが、好ましくは珪素または珪素ゲルマニウム(SiGe)合金などで形成すると良い。
【0038】
そして、ニッケルなどの触媒を用いた熱結晶化法を行って、半導体膜を結晶化する。(図1(B))また、ニッケルなどの触媒を用いた熱結晶化法の他に、公知の結晶化処理(レーザ結晶化法、熱結晶化法等)を組み合わせて行ってもよい。本実施例では、酢酸ニッケル溶液(重量換算濃度10ppm、体積5ml)をスピンコートにより膜上全面に塗布して金属含有層506を形成し、温度600度の窒素雰囲気中に12時間曝す。
【0039】
また、レーザ結晶化法も適用する場合には、パルス発振型または連続発振型のエキシマレーザやYAGレーザ、YVO4レーザ等を用いることができる。これらのレーザを用いる場合には、レーザ発振器から放射されたレーザ光を光学系で線状に集光し半導体膜に照射する方法を用いると良い。結晶化の条件は実施者が適宣選択するものであるが、エキシマレーザを用いる場合はパルス発振周波数300Hzとし、レーザーエネルギー密度を100〜800mJ/cm2(代表的には200〜700mJ/cm2)とする。また、YAGレーザを用いる場合にはその第2高調波を用いパルス発振周波数1〜300Hzとし、レーザーエネルギー密度を300〜1000mJ/cm2(代表的には350〜800mJ/cm2)とすると良い。そして幅100〜1000μm、例えば400μmで線状に集光したレーザ光を基板全面に渡って照射し、この時の線状ビームの重ね合わせ率(オーバーラップ率)を50〜98%として行ってもよい。
【0040】
続いて、活性領域となる半導体層から、結晶化を助長するために用いた金属元素を除去または低減するために、ゲッタリングを行う。ゲッタリングについては特開平10−270363号公報に開示している方法を適用すればよい。或いは、半導体膜上にエッチングストッパーとなる極薄い酸化層を形成した後、該酸化層上にゲッタリングサイトとしてリンまたは希ガスを含むアモルファスシリコン膜を積層した後、熱処理を行ってゲッタリングを行い、活性領域となる半導体層から金属元素を除去または低減させた後、ゲッタリングサイトを除去すればよい。本実施例では、上記公報に記載の技術を用い、マスクとして、膜厚50nmの酸化珪素膜を形成し、パターニングを行って、所望の形状の酸化珪素膜507a〜507cを得る。そして、半導体膜に選択的に15族に属する元素(代表的にはP(リン))を導入して不純物領域508a〜508eを形成する。なお、不純物元素の導入の方法は、プラズマドーピング法、イオン注入法、イオンシャワードーピング法から選ばれた一種または複数種の方法により導入すればよい。そして、第2の熱処理を行うことで、活性領域となる半導体層から不純物領域508a〜508eへ金属元素を移動させ、前記半導体層から前記金属元素を除去または半導体特性に影響しない程度にまで低減することができる。(図1(C))このようにして作製した活性領域を有するTFTはオフ電流値が下がり、結晶性が良いことから高い電界効果移動度が得られ、良好な特性を達成することができる。
【0041】
そして、酸化珪素膜507a〜507cをマスクとして結晶質半導体膜にエッチングを行った後、酸化珪素膜507a〜507cを除去して半導体層509〜511を形成する。(図2(A))
【0042】
ここで、絶縁膜を形成して半導体膜の結晶性を向上させるために熱処理を行って、半導体層の上部を熱酸化させるのが望ましい。例えば、減圧CVD装置で20nmの酸化珪素膜を成膜した後、ファーネスアニール炉で熱処理を行う。この処理により、半導体層の上部は酸化される。そして、酸化珪素膜および半導体層の酸化した部分をエッチングすると、結晶性の向上した半導体層が得られる。
【0043】
また、半導体層509〜511を形成した後、TFTのしきい値を制御するために微量な不純物元素(ボロンまたはリン)を導入してもよい。
【0044】
そして、レジストからなるマスク512a〜512cを形成し、第2の不純物元素の導入(第2のドーピング処理)を行って、半導体層にn型を付与する不純物元素を導入する。(図2(B))不純物元素を導入するときの条件は1×1013〜5×1014/cm2とし、加速電圧を5〜80keVとして行う。本実施例ではドーズ量を1.5×1013/cm2とし、加速電圧を10keVとして行う。n型を付与する不純物元素として15族に属する元素、典型的にはリン(P)または砒素(As)を用いるが、ここではリン(P)を用いる。このとき、マスク512a、512cが形成されているため、選択的に低濃度不純物領域513、514が形成される。低濃度不純物領域513、514には1×1018〜1×1020/cm3の濃度範囲でn型を付与する不純物元素を添加する。ここで、pチャネル型TFTを形成する半導体層にはレジストによるマスク512bが形成されており、n型を付与する不純物元素は導入されない。
【0045】
次いで、レジストからなるマスクを除去し、新たにマスク515a〜515cを形成して、図2(C)に示すように、第3の不純物元素の導入(第3のドーピング処理)を行う。不純物元素を導入するときの条件はドーズ量を1×1013〜1×1015/cm2とし、加速電圧を5〜80keVとして行う。このとき、pチャネル型TFTを形成する半導体層にn型を付与する不純物元素を導入しないためにマスク515bを形成し、また、nチャネル型TFTを形成するための半導体層に選択的に高濃度不純物領域を形成するためにマスク515a、515cを形成する。本実施例ではドーズ量を2×1015/cm2とし、加速電圧を30keVとして行う。こうして、高濃度不純物領域516、518と低濃度不純物領域517、519が形成される。なお、第2のドーピング処理と第3のドーピング処理の順序は特に限定されず、高濃度不純物領域を形成した後、低濃度不純物領域を形成してもよい。
【0046】
次いで、レジストからなるマスクを除去した後、新たにレジストからなるマスク520a〜520cを形成して、図3(A)に示すように、第4の不純物元素の導入(第4のドーピング処理)を行う。この第4の不純物元素の導入により、pチャネル型TFTの活性層となる半導体層に前記一導電型とは逆の導電型を付与する不純物元素が添加される。このとき、マスク520bが形成されているため、選択的に低濃度不純物領域521が形成される。本実施例では、低濃度不純物領域521はジボラン(B26)を用いたイオンシャワードーピング法で形成する。イオンシャワードーピング法の条件はドーズ量を1×1013〜1×1014/cm2とし、加速電圧を5〜80keVとして行う。この第4の不純物元素の導入の際には、nチャネル型TFTを形成する半導体層はレジストからなるマスク520a、520cで覆われているため、p型を付与する不純物元素は導入されない。
【0047】
次いで、レジストからなるマスクを除去し、新たにマスク522a〜522cを形成して、図3(B)に示すように、第5の不純物元素の導入(第5のドーピング処理)を行う。不純物元素を導入するときの条件はドーズ量を1×1013〜1×1015/cm2とし、加速電圧を5〜80keVとして行う。このとき、nチャネル型TFTを形成する半導体層にp型を付与する不純物元素を導入しないためにマスク522a、522cを形成し、また、pチャネル型TFTを形成するための半導体層に選択的に高濃度不純物領域を形成するためにマスク522bを形成する。本実施例ではドーズ量を1×1015/cm2とし、加速電圧を20keVとして行う。こうして、高濃度不純物領域523と低濃度不純物領域524が形成される。なお、第4のドーピング処理と第5のドーピング処理の順序は特に限定されず、高濃度不純物領域を形成した後、低濃度不純物領域を形成してもよい。
【0048】
また、本実施例では、pチャネル型TFTを形成するための半導体層に2度のp型を付与する不純物元素のドーピングを行い、低濃度不純物領域と高濃度不純物領域を形成した例を示したが、特に限定されず、高濃度不純物領域のみとしてもよい。また、第2乃至5のドーピング処理の順序は特に限定されない。
【0049】
以上までの工程で、それぞれの半導体層に高濃度不純物領域および低濃度不純物領域が形成される。
【0050】
次いで、半導体層509〜511を覆う絶縁膜525を形成する。絶縁膜525はプラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを20〜150nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。本実施例では、プラズマCVD法により35nmの厚さで酸化窒化珪素膜(組成比Si=32%、O=59%、N=7%、H=2%)で形成した。もちろん、ゲート絶縁膜は酸化窒化珪素膜に限定されるものでなく、他の珪素を含む絶縁膜を用いても良い。
【0051】
また、酸化珪素膜を用いる場合には、プラズマCVD法でTEOS(Tetraethyl Ortho Silicate)とO2とを混合し、反応圧力40Pa、基板温度300〜400℃とし、高周波(13.56MHz)電力密度0.5〜0.8W/cm2で放電させて形成することができる。このようにして作製される酸化珪素膜は、その後400〜500℃の熱アニールによりゲート絶縁膜として良好な特性を得ることができる。
【0052】
なお、絶縁膜525を形成してから、第2乃至第5の不純物元素の導入を行って、高濃度不純物領域および低濃度不純物領域を形成してもよい。
【0053】
そして、半導体層と接続するコンタクト526〜529および下部遮光膜503と接続するコンタクト530を形成した後、膜厚100〜500nmの耐熱性を有する導電膜531を形成する。本実施例では、Wのターゲットを用いたスパッタ法で膜厚400nmのW膜を形成する。その他に6フッ化タングステン(WF6)を用いる熱CVD法で形成することもできる。
【0054】
なお、本実施例では、導電膜531をWとしているが、特に限定されず、Ta、W、Ti、Mo、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成してもよい。また、リン等の不純物元素を導入した結晶質珪素膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、AgPdCu合金を用いてもよい。また、本実施例では単層構造としたが、導電膜を2層以上積層して形成してもよい。また、Al等の耐熱性の低い導電膜を耐熱性の高い導電膜で挟んだ3層構造としてもよい。
【0055】
次に、フォトリソグラフィ法を用いてレジストからなるマスク(図示せず)を形成し、電極及び配線を形成するためのエッチング処理を行う。本実施例ではエッチング条件として、ICP(Inductively Coupled Plasma:誘導結合型プラズマ)エッチング法を用い、エッチング用ガスにCF4とCl2とO2とを用い、それぞれのガス流量比を25:25:10(sccm)とし、1Paの圧力でコイル型の電極に500WのRF(13.56MHz)電力を投入してプラズマを生成してエッチングを行った。基板側(試料ステージ)にも150WのRF(13.56MHz)電力を投入し、実質的に負の自己バイアス電圧を印加する。こうしてゲート電極533、535、538、ソース配線532、537、ドレイン配線536、540、nチャネル型TFTとpチャネル型TFTを接続する配線534を形成する。
【0056】
図6にここまで作製された状態の上面図を示す。なお、図1(A)〜図4(A)に対応する部分には同じ符号を用いている。図4(A)中の鎖線A−A’は図6中の鎖線A―A’で切断した断面図に対応している。
【0057】
次いで、電極および配線532〜540を覆って、第1の層間絶縁膜541を形成する。この第1の層間絶縁膜541としては、プラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを100〜200nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。本実施例では、プラズマCVD法により膜厚150nmの酸化窒化珪素膜を形成する。もちろん、第1の層間絶縁膜538は酸化窒化珪素膜に限定されるものでなく、他の珪素を含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良い。
【0058】
次いで、熱処理を行って、半導体層の結晶性の回復、それぞれの半導体層に添加された不純物元素の活性化を行う。この熱処理はファーネスアニール炉を用いる熱アニール法で行う。熱アニール法としては、酸素濃度が1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲気中で400〜700℃、代表的には500〜550℃で行えばよく、本実施例では550℃、4時間の熱処理で活性化処理を行った。なお、熱アニール法の他に、YAGレーザ等を用いたレーザアニール法、またはラピッドサーマルアニール法(RTA法)を適用することができる。
【0059】
また、第1の層間絶縁膜を形成する前に熱処理を行っても良い。ただし、用いた配線材料が熱に弱い場合には、本実施例のように配線等を保護するため第1の層間絶縁膜を形成した後で熱処理を行うことが好ましい。
【0060】
さらに、熱処理(300〜550℃で1〜12時間の熱処理)を行って、水素化処理を行う。この工程は第1の層間絶縁膜541に含まれる水素により半導体層のダングリングボンドを終端する工程である。もちろん、第1の層間絶縁膜の存在に関係なく半導体層を水素化することもできる。水素化の他の手段として、プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)や、3〜100%の水素を含む雰囲気中で300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行っても良い。
【0061】
次いで、第1の層間絶縁膜541上に無機絶縁膜材料または有機絶縁物材料から成る第2の層間絶縁膜542を形成する。保持容量の一方の電極と他方の電極との距離が場所により異なるよりも均一である方が、容量が大きくなる場合が多い。つまり、ドレイン配線と、後工程で形成される上部遮光膜とが平行に形成される方が望ましい。そのため、前記第2の層間絶縁膜542は表面が平坦化する膜を用いるのが望ましい。また、表面の平坦性を向上させる公知の技術、例えばCMP(ケミカルメカニカルポリッシング)と呼ばれる研磨工程を用いてもよい。さらに、保持容量の一方の電極と他方の電極との距離が近い方が、容量を大きくすることができる。そのため、平坦性を有する絶縁膜を形成した後、さらにエッチバックや研磨工程等を行って、前記第2の絶縁膜の表面と、前記ドレイン配線との距離とをできるだけ近付けることが望ましい。このとき、ドレイン配線上に形成されている第1の層間絶縁膜541を露呈させるのが望ましい。また、容量は誘電体の誘電率にも比例して大きくなる。そのため、第1の層間絶縁膜が第2の層間絶縁膜より高い誘電率を有する膜により形成されていれば、ドレイン配線、層間絶縁膜および上部遮光膜により形成される保持容量をさらに大きくすることが可能である。本実施例では、第2の層間絶縁膜542として膜厚1μmのアクリル樹脂膜を形成し、エッチングを行って、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線上に形成されている前記第1の層間絶縁膜541の一部を露呈させ、前記第1の層間絶縁膜および前記第2の層間絶縁膜とにより表面が平坦化している。(図4(B))
【0062】
なお、本実施例では、第1の層間絶縁膜および第2の層間絶縁膜を形成しているが、もちろん、単層構造としてもよい。この場合においても、表面が平坦化する膜を用いるのが望ましい。
【0063】
そして、第2の層間絶縁膜541上にAl、Ti、W、Cr、または黒色樹脂等の高い遮光性を持つ膜を所望の形状にパターニングして上部遮光膜543を形成する。この遮光膜543は画素の開口部以外を遮光するように網目状に配置する。
【0064】
図7にここまで作製された状態の上面図を示す。なお、図1〜図4(B)に対応する部分には同じ符号を用いている。図4(B)中の鎖線A−A’は図7中の鎖線A―A’で切断した断面図に対応している。
【0065】
さらに、この上部遮光膜543を覆うように第3の層間絶縁膜544を無機絶縁材料や有機絶縁材料により形成する。上部遮光膜と、第3の層間絶縁膜と、後工程で形成される画素電極とにより構成される保持容量を十分なものとするため、前記第3の層間絶縁膜544は表面が平坦化する膜を用いるのが望ましい。また、絶縁膜を形成した後エッチバックや研磨工程を行って表面を平坦化させて第3の層間絶縁膜544を形成してもよい。さらに、容量を大きくするため、誘電率の高い膜を用いたり、できるだけ薄く形成するのが望ましい。
【0066】
そして、ドレイン配線540に通じるコンタクトホール545を形成し、ITO等の透明導電膜を100nm厚形成し、所望の形状にパターニングすることで画素電極546を形成する。
【0067】
なお、保持容量は、上部遮光膜543と画素電極546を電極とし、第3の層間絶縁膜544を誘電体とする容量547と、ドレイン配線540と画素電極546を電極とし、第の層間絶縁膜54を誘電体とする容量548とがあり、工程数を増やすことなく、十分な容量を確保することができる。
【0068】
図8にここまで作製された状態の上面図を示す。なお、図1〜図4に対応する部分には同じ符号を用いている。図5中の鎖線A−A’は図8中の鎖線A―A’で切断した断面図に対応している。
【0069】
また、図9で示すように、ドレイン配線に通じるコンタクトホール745をドレイン領域とドレイン配線を接続するコンタクトホール上に作製すれば、さらに開口率を向上させることが可能となる。なお、図9(A)中の鎖線B−B’は図9(B)中の鎖線B−B’で切断した断面図に対応している。このとき、保持容量は上部遮光膜543と画素電極746を電極とし、第3の層間絶縁膜744を誘電体とする容量747となる。
【0070】
以上の様にして、nチャネル型TFT551とpチャネル型TFT552を有する駆動回路555と、画素TFT553、保持容量546、547とを有する画素部556が同一基板上に形成されたアクティブマトリクス基板が完成する。
【0071】
このようにして形成されたアクティブマトリクス基板はゲート電極、ソース配線およびドレイン配線が同一工程で形成されているため、従来よりも工程数を削減することを可能としている。そのため、歩留まりが向上し、コストの低減も実現できる。また、上部遮光膜と半導体膜との物理的な距離が短縮されるため、光漏れや光の回折などによるリーク電流の発生を防ぐことが可能となる。さらに、ソース配線が直接半導体膜と接続することでコンタクトホールの数を最小限に留め、液晶表示装置を作製したときの開口率を向上させることが可能となる。
【0072】
[実施例2]
本実施例では、画素部における保持容量を実施例1とは異なる方法で作製する方法について説明する。なお、実施例1の図4(B)で示す第2の層間絶縁膜の形成までは同一であるので、説明は省略する。
【0073】
前記第2の層間絶縁膜上に上部遮光膜を形成する。本実施例では上部遮光膜としてチタンを主成分とする膜643aとアルミニウムを主成分とする膜643bとを積層して用いる。そして、上部遮光膜の表面に陽極酸化法またはプラズマ酸化法を行うと、アルミニウムを主成分とする膜643bとがチタンを主成分とする膜643aの一部が陽極酸化され、酸化絶縁膜644bとして酸化アルミニウム膜(アルミナ膜)が形成される。この酸化絶縁膜644bを保持容量の誘電体として用いる。なお、タンタル(Ta)またはチタン(Ti)を陽極酸化して得られる酸化絶縁膜も誘電率が高いため、保持容量の誘電体として好適に用いることができる。また、酸化絶縁膜は20〜100nm(好ましくは30〜50nm)の厚さであるのが望ましい。(図10(A))
【0074】
この陽極酸化処理に際して、まず十分にアルカリイオン濃度の小さい酒石酸エチレングリコール溶液を作製する。これは15%の酒石酸アンモニウム水溶液とエチレングリコールとを2:8で混合した溶液であり、これにアンモニア水を加え、pHが7±0.5となるように調節する。そして、この溶液中に陰極となる白金電極を設け、遮光膜122が形成されている基板を溶液に浸し、遮光膜122を陽極として、一定(数mA〜数十mA)の直流電流を流す。本実施例では1枚の基板に200mAの電流を流す。
【0075】
溶液中の陰極と陽極との間の電圧は陽極酸化物の成長に従い時間と共に変化するが、定電流のまま一定の昇圧レートで電圧を上昇させて、到達電圧45Vに達したところで陽極酸化処理を終了させる。このようにして上部遮光膜の表面には厚さ約50nmの酸化絶縁膜645を形成することができる。なお、ここで示した陽極酸化法に係わる数値は一例にすぎず、作製する素子の大きさ等によって当然最適値は変化しうるものである。
【0076】
また、ここでは陽極酸化法を用いて遮光膜表面のみに絶縁膜を設ける構成としたが、絶縁膜をプラズマCVD法、熱CVD法またはスパッタ法などの気相法によって形成する膜や、DLC(Diamond Like Carbon)膜、酸化タンタル膜、有機絶縁膜から選ばれた一種または複数種の膜とを組み合わせた積層膜を用いても良い。
【0077】
次いで、第3層間絶縁膜646を形成する。第3層間絶縁膜646は、向き絶縁材料や有機絶縁膜を用いて形成する。本実施例ではポリイミドを膜厚1.5μmで形成する。続いて、保持容量となる領域の層間絶縁膜はエッチングして除去し、酸化絶縁膜644bを露出させる。
【0078】
続いて、実施例1に従って画素電極648を作製すれば、図10(C)で示すアクティブマトリクス型基板が完成する。
【0079】
なお、保持容量は、上部遮光膜643と画素電極546を電極とし、酸化絶縁膜645を誘電体とする容量649と、ドレイン配線540と上部遮光膜643を電極とし、第1及び第2の層間絶縁膜541、542を誘電体とする容量650とがあり、工程数を増やすことなく、十分な容量を確保することができる。
【0080】
このようにして形成されるアクティブマトリクス基板はゲート電極、ソース配線およびドレイン配線が同一工程で形成されているため、従来よりも工程数を削減することを可能としている。そのため、歩留まりが向上し、コストの低減も実現できる。また、上部遮光膜と半導体膜との物理的な距離が短縮されるため、光漏れや光の回折などによるリーク電流の発生を防ぐことが可能となる。さらに、ソース配線が直接半導体膜と接続することでコンタクトホールの数を最小限に留め、液晶表示装置を作製したときの開口率を向上させることが可能となる。
【0081】
[実施例3]
本実施例では、本発明を用いて形成されたGOLD構造のTFTを有するアクティブマトリクス基板の作製方法について、説明する。なお、実施例1の図3(C)で示す導電膜の形成までは同一であるので、説明は省略する。
【0082】
ここで、フォトリソグラフィ法を用いてレジストからなるマスク(図示せず)を形成し、電極及び配線を形成するためのエッチング処理を行う。このとき、低濃度不純物領域の一部がゲート電極と重なるようにして、エッチング処理を行う。こうしてゲート電極633、635、638、ソース配線632、637、ドレイン配線636、640、nチャネル型TFTとpチャネル型TFTを接続する配線634を形成する。(図11(A))
【0083】
そして、実施例1に従って画素電極546まで形成すれば、アクティブマトリクス型基板が完成する。(図11(B))
【0084】
このようにして形成されたアクティブマトリクス基板はゲート電極、ソース配線およびドレイン配線が同一工程で形成されているため、従来よりも工程数を削減することを可能としている。そのため、歩留まりが向上し、コストの低減も実現できる。また、上部遮光膜と半導体膜との物理的な距離が短縮されるため、光漏れや光の回折などによるリーク電流の発生を防ぐことが可能となる。さらに、ソース配線が直接半導体膜と接続することでコンタクトホールの数を最小限に留め、液晶表示装置を作製したときの開口率を向上させることが可能となる。また、TFTをGOLD構造としたことで、オフ電流を低減することが可能となり、TFTの信頼性を向上させることが出来る。
【0085】
また、本実施例では、画素部のTFTと駆動回路のTFTの両方をGOLD構造とした例を示したが、特に限定されず、駆動回路のTFT(nチャネル型TFTまたはpチャネル型TFT)のみをGOLD構造としてもよいし、駆動回路の一部のnチャネル型TFTのみをGOLD構造としてもよい。
【0086】
[実施例4]
本実施例では、実施例1で作製したアクティブマトリクス基板から、透過型液晶表示装置を作製する工程を以下に説明する。説明には図12を用いる。
【0087】
まず、実施例1に従い、図5の状態のアクティブマトリクス基板を得た後、前記アクティブマトリクス基板上、少なくとも画素電極547上に配向膜567を形成しラビング処理を行う。なお、本実施例では配向膜567を形成する前に、アクリル樹脂膜等の有機樹脂膜をパターニングすることによって基板間隔を保持するための柱状のスペーサ(図示せず)を所望の位置に形成する。また、柱状のスペーサに代えて、球状のスペーサを基板全面に散布してもよい。
【0088】
次いで、対向基板569を用意する。次いで、対向基板569上に着色層570、平坦化膜573を形成する。
【0089】
次いで、平坦化膜573上に透明導電膜からなる対向電極576を少なくとも画素部に形成し、対向基板の全面に配向膜574を形成し、ラビング処理を施す。
【0090】
そして、画素部と駆動回路が形成されたアクティブマトリクス基板と対向基板とをシール材568で貼り合わせる。シール材568にはフィラーが混入されていて、このフィラーと柱状スペーサによって均一な間隔を持って2枚の基板が貼り合わせられる。その後、両基板の間に液晶材料575を注入し、封止剤(図示せず)によって完全に封止する。液晶材料575には公知の液晶材料を用いれば良い。このようにして図12に示す反射型液晶表示装置が完成する。そして、必要があれば、アクティブマトリクス基板または対向基板を所望の形状に分断する。さらに、対向基板のみに偏光板(図示しない)を貼りつけた。そして、公知の技術を用いてFPCを貼りつけた。
【0091】
以上のようにして作製される液晶表示装置は、上部遮光膜と半導体膜との物理的な距離が短縮されるため、光漏れや光の回折などによるリーク電流の発生を防ぐことが可能となる。さらに、ソース配線が直接半導体膜と接続することでコンタクトホールの数を最小限に留めてあるので、開口率が向上することを可能とする。また、ドレイン配線、層間絶縁膜および遮光膜、並びに遮光膜、第の絶縁膜および画素電極により保持容量を形成することで、十分な保持容量の確保することを可能とする。このように、液晶表示装置の信頼性を向上させ、高精細な表示を実現することが可能となる。そして、このような液晶表示装置は各種電子機器の表示部として用いることができる。
【0092】
なお、本実施例は実施例1乃至3のいずれか一と自由に組み合わせることが可能である。
【0093】
[実施例5]
本発明を適用して形成されたCMOS回路や画素部は様々な電気光学装置(アクティブマトリクス型液晶表示装置、アクティブマトリクス型EC表示装置)に用いることが出来る。即ち、それら電気光学装置を表示部に組み込んだ電子機器全てに本発明を実施出来る。
【0094】
その様な電子機器としては、プロジェクタなどが挙げられる。例として、図13に示す。
【0095】
図13(A)はフロント型プロジェクタであり、投射装置3601、スクリーン3602等を含む。本発明は投射装置3601の一部を構成する液晶表示装置3808やその他の駆動回路に適用することができる。
【0096】
図13(B)はリア型プロジェクターであり、本体3701、投射装置3702、ミラー3703、スクリーン3704等を含む。本発明は投射装置2702の一部を構成する液晶表示装置3808やその他の駆動回路に適用することができる。
【0097】
なお、図13(C)は、図13(A)及び図13(B)中における投射装置3601、3702の構造の一例を示した図である。投射装置3601、3702は、光源光学系3801、ミラー3802、3804〜3806、ダイクロイックミラー3803、プリズム3807、液晶表示装置3808、位相差板3809、投射光学系3810で構成される。投射光学系2810は、投射レンズを含む光学系で構成される。本実施例は三板式の例を示したが、特に限定されず、例えば単板式であってもよい。また、図13(C)中において矢印で示した光路に実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を有するフィルムや、位相差を調節するためのフィルム、IRフィルム等の光学系を設けてもよい。
【0098】
また、図13(D)は、図13(C)中における光源光学系3801の構造の一例を示した図である。本実施例では、光源光学系3801は、リフレクター3811、光源3812、レンズアレイ3813、3814、偏光変換素子3815、集光レンズ3816で構成される。なお、図13(D)に示した光源光学系は一例であって特に限定されない。例えば、光源光学系に実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を有するフィルムや、位相差を調節するフィルム、IRフィルム等の光学系を設けてもよい。
【0099】
[実施例6]
本実施例では希ガスを含む非晶質半導体膜を用いてゲッタリングする例を図14に示す。
【0100】
まず、実施例1に従って、図1(B)と同じ工程で半導体膜を結晶化する。(図14(A))なお、図14(A)は、図1(B)と同一であるのでここでは詳細な説明は省略する。
【0101】
次いで、オゾン水で表面を120秒処理して合計1〜5nmの酸化膜からなるバリア層を形成する。本実施例ではオゾン水を用いてバリア層1401を形成したが、酸素雰囲気下の紫外線の照射で結晶構造を有する半導体膜の表面を酸化する方法や酸素プラズマ処理により結晶構造を有する半導体膜の表面を酸化する方法やプラズマCVD法やスパッタ法や蒸着法などで1〜10nm程度の酸化膜を堆積してバリア層を形成してもよい。
【0102】
本明細書中、バリア層とは、ゲッタリング工程において金属元素が通過可能な膜質または膜厚を有し、且つ、ゲッタリングサイトとなる層の除去工程においてエッチングストッパーとなる層を指している。
【0103】
次いで、上記バリア層1401上にプラズマCVD法またはスパッタ法でゲッタリングサイトとなるアルゴン元素を含む非晶質シリコン膜1402を50nm〜400nm、ここでは膜厚150nmで形成する。(図14(B))本実施例では、スパッタ法でシリコンターゲットを用い、アルゴン雰囲気下、圧力0.3Paで成膜する。本実施例では安価なガスであるアルゴンを用いたが、特に限定されず、希ガス元素を含む非晶質シリコン膜をゲッタリングサイトとしてもよい。
【0104】
その後、650℃に加熱された炉に入れて3分の熱処理を行いゲッタリングして、結晶構造を有する半導体膜505中のニッケル濃度を低減する。炉に代えてランプアニール装置を用いてもよい。
【0105】
次いで、バリア層1401をエッチングストッパーとして、ゲッタリングサイトであるアルゴン元素を含む非晶質シリコン膜1402を選択的に除去した後、バリア層を希フッ酸で選択的に除去する。なお、ゲッタリングの際、ニッケルは酸素濃度の高い領域に移動しやすい傾向があるため、酸化膜からなるバリア層をゲッタリング後に除去することが望ましい。
【0106】
次いで、得られた結晶構造を有するシリコン膜(ポリシリコン膜とも呼ばれる)の表面にオゾン水で薄い酸化膜を形成した後、レジストからなるマスクを形成し、所望の形状にエッチング処理して島状に分離された半導体層509、510、511を形成する。半導体層を形成した後、レジストからなるマスクを除去する。
【0107】
ここまでの状態が図2(A)とほぼ同一となる。以降の工程は、実施例1に従えばよい。
【0108】
本実施例に示したゲッタリング方法は、結晶構造を有するシリコン膜とゲッタリングサイトとなる領域との距離が1〜10nm程度と短いため、実施例1に示したゲッタリング方法よりも効率よく半導体膜中の金属元素を除去または低減することができる。
【0109】
また、本実施例は、実施例1乃至5のいずれか一と自由に組み合わせることができる。
【0110】
[実施例7]
本実施例ではnチャネル型TFTのみで駆動回路を形成する例を図15に示す。また、実施例1とはドーピング順序を変えて自己整合的に低濃度不純物領域を形成する例を示す。なお、図15において、実施例1と同じ部分には同一の符号を用いる。
【0111】
まず、実施例1に従って、図2(A)と同じ状態を得る。図2(A)と同じ状態を得るためには、下部遮光膜を形成する第1マスク、酸化膜を形成する第2マスクを用いる。
【0112】
次いで、実施例1での第2のドーピング処理を行わず、本実施例の第2のドーピング処理として、実施例1の第3のドーピング処理と同じマスクを行い、高濃度不純物領域を形成する。ここで第2のドーピング処理として第3マスクを用いる。
【0113】
次いで、半導体層を覆う絶縁膜を形成する。この絶縁膜はプラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを20〜150nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。
【0114】
そして、第4マスクを用い、絶縁膜を選択的にエッチングして半導体層または下部遮光膜に達する開口(コンタクトホール)を形成した後、膜厚100〜500nmの耐熱性を有する導電膜を形成する。本実施例では、Wのターゲットを用いたスパッタ法で膜厚400nmのW膜を形成する。その他に6フッ化タングステン(WF6)を用いる熱CVD法で形成することもできる。
【0115】
次いで、第5マスクを用い、電極及び配線を形成するためのエッチング処理を行う。こうして電極1500と接続するゲート電極533、下部遮光膜503と接続するゲート電極538、ソース配線532、537、ドレイン配線1534、540を形成する。また、本実施例において、駆動回路にはnチャネルTFTのみで構成し、駆動回路におけるゲート電極と接続する配線1500を図示している。駆動回路において、この配線1500を用いてゲート配線とソース配線とドレイン配線とが互いに交差しないようにする。
【0116】
次いで、第3のドーピング処理を行う。この第3のドーピング処理は、マスクを用いず、自己整合的に低濃度不純物領域を形成する。(図15(A))ここでのドーピング条件は、実施例1での第2のドーピング処理と同じ条件とすればよい。自己整合的に低濃度不純物領域を形成することは、マスクの合わせ精度によらないため、さらなる微細化にも対応することができる。
【0117】
次いで、実施例1と同様に、電極および配線を覆って、第1の層間絶縁膜541を形成する。
【0118】
以降の工程は、実施例1に従って、図15(B)に示すnチャネル型TFT1551を有する駆動回路1555、画素TFT1553が形成されたアクティブマトリクス基板を形成すればよい。図5(B)と同じ状態を得るためには、黒色樹脂等の高い遮光性を持つ膜からなる上部遮光膜を形成する第6マスク、ドレイン配線に達するコンタクトホールを形成する第7マスク、透明導電膜からなる画素電極546を形成する第8マスクを用いる。
【0119】
本実施例は、nチャネル型TFTのみとし、低濃度不純物領域を自己整合的に形成することによってトータルのマスクを8枚とすることができる。
【0120】
また、本実施例は、実施例1乃至6のいずれか一と自由に組み合わせることができる。
【0121】
【発明の効果】
本発明の構成を採用することにより、以下に示すような基本的有意性を得ることが出来る。
【0122】
(a)従来より工程数を削減することを可能とする。
【0123】
(b)工程数を削減することにより、階層の数が従来より削減されて上部遮光膜と半導体膜との物理的な距離が縮まり、前記半導体膜に対する遮光性が向上する。
【0124】
(c)ソース配線とソース領域とを直接接続するため、コンタクトホールの数を削減することが可能となり、開口率が向上する。
【0125】
(d)上部遮光膜、該上部遮光膜上に形成された絶縁膜および該絶縁膜上に形成された画素電極により保持容量を形成することで十分な容量が確保できる。さらに、ドレイン配線、該ドレイン配線上に形成された絶縁膜および上部遮光膜により保持容量を形成することもできる。さらに、絶縁膜を薄く形成したり、誘電率の高い膜により形成すれば、容量をさらに十分なものとすることができる。
【0126】
(e)ゲート電極とソース配線とドレイン配線とを同一材料、且つ、同一マスクで形成することによって、これらの電極および配線のアライメントマージンが少なくてすむため、微細化に適している。
【0127】
上記(a)〜(e)の利点を満たした上で、アクティブマトリクス型の液晶表示装置に代表される半導体装置において、半導体装置の動作特性および信頼性を向上させ、歩留まりの向上を実現することができる。さらに、半導体装置の製造コストを低減することを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を示す断面図。
【図2】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を示す断面図。
【図3】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を示す断面図。
【図4】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を示す断面図。
【図5】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を示す断面図。
【図6】 画素TFTの構成を示す上面図。
【図7】 画素TFTの構成を示す上面図。
【図8】 画素TFTの構成を示す上面図。
【図9】 画素TFTの作製工程を示す断面図および上面図。
【図10】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を示す断面図。
【図11】 画素TFT、駆動回路のTFTの作製工程を示す断面図。
【図12】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の作製工程を示す断面図。
【図13】 半導体装置の例を示す図。
【図14】 実施例6を示す図。
【図15】 実施例7を示す図。

Claims (22)

  1. 絶縁表面上に半導体膜を形成する工程と、
    前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、ソース領域およびドレイン領域を形成する工程と、
    前記半導体膜上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜を部分的にエッチングして前記ソース領域およびドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
    前記露呈されたソース領域およびドレイン領域に接しかつ前記第1の絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、
    前記導電膜をエッチングして、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線を覆って第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記半導体膜を覆いかつ前記第2の絶縁膜を介して前記ドレイン配線と重なる遮光膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜および前記遮光膜を覆って第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜および前記第3の絶縁膜を部分的にエッチングして、前記ドレイン配線の一部を露呈させる工程と、
    前記露呈されたドレイン配線に接しかつ前記第3の絶縁膜上に画素電極を形成する工程とを有し、
    前記遮光膜と、前記第3の絶縁膜と、前記画素電極とにより第1の保持容量が形成され、前記ドレイン配線と、前記第2の絶縁膜と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  2. 絶縁表面上に半導体膜を形成する工程と、
    前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、ソース領域およびドレイン領域を形成する工程と、
    前記半導体膜上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜を部分的にエッチングして前記ソース領域およびドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
    前記露呈されたソース領域およびドレイン領域に接しかつ前記第1の絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、
    前記導電膜をエッチングして、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線を覆って第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜を覆って、第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜を部分的にエッチングして、前記ドレイン配線上に形成されている前記第2の絶縁膜の一部を露呈させる工程と、
    前記半導体膜を覆いかつ前記第2の絶縁膜および前記第3の絶縁膜上に遮光膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜、前記第3の絶縁膜および前記遮光膜を覆って第4の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜、前記第3の絶縁膜および前記第4の絶縁膜を部分的にエッチングして、前記ドレイン配線の一部を露呈させる工程と、
    前記露呈されたドレインは配線に接しかつ前記第4の絶縁膜上に画素電極を形成する工程とを有し、
    前記遮光膜と、前記第4の絶縁膜と、前記画素電極とにより第1の保持容量が形成され、前記ドレイン配線と、前記第2の絶縁膜と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  3. 絶縁表面上に半導体膜を形成する工程と、
    前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、ソース領域およびドレイン領域を形成する工程と、
    前記半導体膜上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜を部分的にエッチングして前記ソース領域およびドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
    記露呈されたソース領域およびドレイン領域に接しかつ前記第1の絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、
    前記導電膜をエッチングして、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線を覆って第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜を覆って、第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜を部分的にエッチングして、前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線上に形成されている前記第2の絶縁膜の一部を露呈させ、前記第2の絶縁膜および前記第3の絶縁膜による表面を平坦化させる工程と、
    前記半導体膜を覆いかつ前記第2の絶縁膜を介して前記ドレイン配線と重なる遮光膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜、前記第3の絶縁膜および前記遮光膜を覆って第4の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜、前記第3の絶縁膜および前記第4の絶縁膜を部分的にエッチングして、前記ドレイン配線の一部を露呈させる工程と、
    前記露呈されたドレイン配線に接しかつ前記第4の絶縁膜上に画素電極を形成する工程とを有し、
    前記遮光膜と、前記第4の絶縁膜と、前記画素電極とにより第1の保持容量が形成され、前記ドレイン配線と、前記第2の絶縁膜と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  4. 絶縁表面上に半導体膜を形成する工程と、
    前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、ソース領域およびドレイン領域を形成する工程と、
    前記半導体膜上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜を部分的にエッチングして前記ソース領域およびドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
    前記露呈されたソース領域およびドレイン領域に接しかつ前記第1の絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、
    前記導電膜をエッチングして、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線を覆って第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記半導体膜を覆いかつ前記第2の絶縁膜を介して前記ドレイン配線と重なる遮光膜を形成する工程と、
    前記遮光膜の一部を酸化し酸化絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜および前記遮光膜を覆って第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜および前記第3の絶縁膜を部分的にエッチングして、前記ドレイン配線の一部と、前記酸化絶縁膜の一部とを露呈させる工程と、
    前記露呈されたドレイン配線と前記露呈された酸化絶縁膜に接しかつ前記第3の絶縁膜上に画素電極を形成する工程とを有し、
    前記遮光膜と、前記酸化絶縁膜と、前記画素電極とにより第1の保持容量が形成され、
    前記ドレイン配線と、前記第2の絶縁膜と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  5. 絶縁表面上に半導体膜を形成する工程と、
    前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、ソース領域およびドレイン領域を形成する工程と、
    前記半導体膜上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜を部分的にエッチングして前記ソース領域およびドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
    前記露呈されたソース領域およびドレイン領域に接しかつ前記第1の絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、
    前記導電膜をエッチングして、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線を覆って第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜を覆って、第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜を部分的にエッチングして、前記ドレイン配線上に形成されている前記第2の絶縁膜の一部を露呈させる工程と、
    前記半導体膜を覆い前記第2の絶縁膜および前記第3の絶縁膜上に遮光膜を形成する工程と、
    前記遮光膜の一部を酸化し酸化絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜、前記第3の絶縁膜および前記遮光膜を覆って第4の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜、前記第3の絶縁膜および前記第4の絶縁膜を部分的にエッチングして、前記ドレイン配線の一部と、前記酸化絶縁膜の一部とを露呈させる工程と、
    前記露呈されたドレイン配線と前記露呈された酸化絶縁膜に接しかつ前記第4の絶縁膜上に画素電極を形成する工程とを有し、
    前記遮光膜と、前記酸化絶縁膜と、前記画素電極とにより第1の保持容量が形成され、
    前記ドレイン配線と、前記第2の絶縁膜の露呈された部分と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  6. 絶縁表面上に半導体膜を形成する工程と、
    前記半導体膜に選択的に不純物元素を導入して、ソース領域およびドレイン領域を形成する工程と、
    前記半導体膜上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜を部分的にエッチングして前記ソース領域およびドレイン領域の一部を露呈させる工程と、
    前記露呈されたソース領域およびドレイン領域に接しかつ前記第1の絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、
    前記導電膜をエッチングして、ゲート電極、ソース配線およびドレイン配線を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜、前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線を覆って第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜を覆って、第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜を部分的にエッチングして、前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線上に形成されている前記第2の絶縁膜の一部を露呈させ、前記第2の絶縁膜および前記第3の絶縁膜による表面を平坦化させる工程と、
    前記半導体膜を覆いかつ前記第2の絶縁膜を介して前記ドレイン配線と重なる遮光膜を形成する工程と、
    前記遮光膜の一部を酸化し酸化絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜、前記第3の絶縁膜および前記遮光膜を覆って第4の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜、前記第3の絶縁膜および前記第4の絶縁膜を部分的にエッチングして、前記ドレイン配線の一部と、前記酸化絶縁膜の一部とを露呈させる工程と、
    前記露呈されたドレイン配線と前記露呈された酸化絶縁膜に接しかつ前記第4の絶縁膜上に画素電極を形成する工程とを有し、
    前記遮光膜と、前記酸化絶縁膜と、前記画素電極とにより第1の保持容量が形成され、
    前記ドレイン配線と、前記第2の絶縁膜の平坦化された部分と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項において、
    前記導電膜は、Ta、W、Ti、Mo、Cu、Cr、Nd、Alから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料により形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  8. 請求項1乃至6のいずれか一項において、
    前記導電膜は、不純物元素を導入した半導体膜により形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項において、
    前記導電膜は積層構造とすることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  10. 請求項1乃至6および請求項8のいずれか一項において、
    前記不純物元素は、n型を付与する不純物元素およびp型を付与する不純物元素から選ばれた一種または複数種の元素であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  11. ソース領域およびドレイン領域を含む半導体膜上に第1の絶縁膜を介して形成されゲート電極と、前記第1の絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記ソース領域および前記ドレイン領域にそれぞれ電気的に接続されたソース配線およびドレイン配線は、同一導電材料により形成されており、
    前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線上に第2の絶縁膜を介して形成された遮光膜と、該遮光膜上に形成された第3の絶縁膜と、該第3の絶縁膜上に形成され、かつ、前記ドレイン配線と電気的に接続する画素電極とにより第1の保持容量が形成され、
    前記ドレイン配線と、前記第2の絶縁膜と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  12. ソース領域およびドレイン領域を含む半導体膜上に第1の絶縁膜を介して形成されゲート電極と、前記第1の絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記ソース領域および前記ドレイン領域にそれぞれ電気的に接続されたソース配線およびドレイン配線は、同一導電材料により形成されており、
    前記ゲート電極は、前記半導体膜の下方に形成されているゲート配線に接続しており、
    前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線上に第2の絶縁膜を介して形成された遮光膜と、該遮光膜上に形成された第3の絶縁膜と、該第3の絶縁膜上に形成され、かつ、前記ドレイン配線と電気的に接続する画素電極とにより第1の保持容量が形成され、
    前記ドレイン配線と、前記第2の絶縁膜と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  13. ソース領域およびドレイン領域を含む半導体膜上に第1の絶縁膜を介して形成されているゲート電極と、前記第1の絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記ソース領域および前記ドレイン領域にそれぞれ電気的に接続されたソース配線およびドレイン配線は、同一導電材料により形成されており、
    前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線上に第2の絶縁膜および第3の絶縁膜に接する遮光膜と、該遮光膜上に形成された第4の絶縁膜と、該第4の絶縁膜上に形成され、かつ、前記ドレイン配線と電気的に接続する画素電極とにより第1の保持容量が形成され、
    前記ドレイン配線と、前記第2の絶縁膜の前記遮光膜に接する部分と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  14. ソース領域およびドレイン領域を含む半導体膜上に第1の絶縁膜を介して形成されているゲート電極と、前記第1の絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して前記ソース領域および前記ドレイン領域にそれぞれ電気的に接続するソース配線およびドレイン配線は、同一導電材料により形成されており、
    前記ゲート電極は、前記半導体膜の下方に形成されているゲート配線に接続しており、
    前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線上に第2の絶縁膜および第3の絶縁膜に接する遮光膜と、該遮光膜上に形成された第4の絶縁膜と、該第4の絶縁膜上に形成され、かつ、前記ドレイン配線と電気的に接続する画素電極とにより第1の保持容量が形成され、
    前記ドレイン配線と、前記第2の絶縁膜の前記遮光膜に接する部分と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項11乃至14のいずれか一項において、
    前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線は、Ta、W、Ti、Mo、Cu、Cr、Nd、Alから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料により形成されていることを特徴とする半導体装置。
  16. 請求項11乃至14のいずれか一項において、
    前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線は、不純物元素を導入した半導体膜により形成されることを特徴とする半導体装置。
  17. 請求項16において、
    前記不純物元素は、n型を付与する不純物元素およびp型を付与する不純物元素から選ばれた一種または複数種の元素であることを特徴とする半導体装置。
  18. 請求項11乃至16のいずれか一項において、
    前記ゲート電極、前記ソース配線および前記ドレイン配線は、積層構造であることを特徴とする半導体装置。
  19. 請求項11または12において、
    前記第3の絶縁膜は、前記遮光膜の酸化物であることを特徴とする半導体装置。
  20. 請求項13または14において、
    前記第4の絶縁膜は、前記遮光膜の酸化物であることを特徴とする半導体装置。
  21. 絶縁表面上に画素部と駆動回路とを有する半導体装置であって、
    前記画素部のTFTにおいて、第1のソース領域および第1のドレイン領域を含む第1の半導体膜上に第1の絶縁膜を介して形成されている第1のゲート電極と、前記第1の絶縁膜に形成された第1のコンタクトホールを介して前記第1のソース領域および第2のドレイン領域にそれぞれ電気的に接続された第1のソース配線および第1のドレイン配線は、同一導電材料により形成されており、
    前記第1のゲート電極、前記第1のソース配線および前記第1のドレイン配線上に第2の絶縁膜を介して形成された遮光膜と、該遮光膜上に形成された第3の絶縁膜と、該第3の絶縁膜上に形成され、かつ、前記ドレイン配線と電気的に接続する画素電極とにより第1の保持容量が形成され、
    前記第1のドレイン配線と、前記第2の絶縁膜と、前記遮光膜とにより第2の保持容量が形成され、
    前記駆動回路のTFTにおいて、第2のソース領域および第2のドレイン領域を含む第2の半導体膜上に前記第1の絶縁膜を介して形成されている第2のゲート電極と、前記第1の絶縁膜に形成された第2のコンタクトホールを介して前記第2のソース領域および前記第2のドレイン領域にそれぞれ電気的に接続された第2のソース配線および第2のドレイン配線は、同一導電材料により形成されていることを特徴とする半導体装置。
  22. 請求項11乃至21のいずれか一項において、
    前記半導体装置は、液晶表示装置であることを特徴とする半導体装置。
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